犬の腸閉塞とは?
皆さん、腸閉塞(ちょうへいそく)とはご存じでしょうか。
腸閉塞とは、腸が完全にふさがれている状態、もしくは、腸の異物が深刻な通過障害を起こしている状態をいいます。
閉塞の状態によっては腸が破れてしまうことなどにより、命にかかわることもあります。
これらの異物は、基本的には消化できないものであり、胃は 通過できたものの異物の大きさが小腸より大きいと物理的に腸管を閉塞してしまいます。
腸管の中がふさがる「機械的閉塞」と、腸管が正常な動きをできなくなる「機能的閉塞(麻痺性腸重積)」があります。
これらは治療が必要ですが、とくに「機械的閉塞」は救急管理が必要になるケースが多いです。
犬の腸閉塞の原因
腸閉塞と聞いて、どのようなケースを思い浮かべますか?
腸が閉塞されてしまう原因は多くあります。中でも特に多いケースとしては、異物誤飲です。
他にも重積(じゅうせき)、腫瘍(しゅよう)、嵌頓(かんとん)ヘルニアなど多くの原因で腸の流れが妨げられる、腸が詰まる状態になってしまいます。
詳しくみていきましょう。
原因①:重積
まず、腸重積です。
腸重積とは、腸の一部が隣接する腸の中に入り込んだ状態のことをいいます。
腸のどの部位でも起こり得ますが、回腸(小腸)から結腸(大腸)に移行する部分で重積することが最も多く、回腸よりも大きい結腸に回腸が入り込みます。
症状は、嘔吐、下痢、元気消失、食欲不振、腹痛などが見られます。
だんだんとぐったりとしていき、ショック状態となり最終的には亡くなってしまう場合もあります。
何回も吐き始めて、ごはんを全然食べない。
元気が無く動かない、お腹を丸めて痛そうにしている、などの症状が見られたときは、すぐに専門家に聞くようにしましょう。
原因②:異物
腸閉塞の原因として最も多い原因が、異物を飲み込んでしまうことです。
通常、食べ物以外を好んで食べようとしないですが、まれに異嗜といって、普段食べないものを好んで飲み込むことがあります。
異嗜ではなくても、革製品が好きな犬は多く、大きなものでなくても、梅干しの種などで腸閉塞が起こることもあります。
そのほかにも、おもちゃで遊んでいるうちに一部が取れて飲み込んでしまいそれを飲み込んでしまう場合もあります。
原因③:嵌頓(かんとん)ヘルニア
嵌頓(かんとん)ヘルニアとは、そ径ヘルニアなど、腹壁に出現した穴から腸が飛び出し、穴で腸が絞められ、血が巡らなくなってしまう嵌頓(かんとん)状態のことを指します。
また、そのような状態は腸間膜でも起こり、腸間膜の裂け目に腸が入り、絞められることで同様の状況になります。
この状態では腸が急速に壊死し、時間がたつとショック状態に陥ります。
原因④:腫瘍
腸にできた腫瘍が腸をふさぐことで腸閉塞になることもあります。
私たちにも聞きなじみがある腫瘍ですが、犬も同様に腫瘍が原因となって、腸閉塞になることがあります。
脂肪腫は、皮下組織に発生する脂肪組織の良性腫瘍です。
通常はやわらかいしこりとして発見されます。
背中や太ももなど、脂肪の多い場所にできることが多いようです。
他にも、悪性リンパ腫や肥満細胞腫など、悪性腫瘍は発見することが遅れてしまうと命にもかかわる危険な病気です。
犬の腸閉塞の症状
腸閉塞の症状としては、以下の症状があります。
・食欲不振
・嘔吐
・腹痛
・口臭がきつい
・排便がない
・便秘・下痢
・元気消失
・下腹部にガスが溜まっている
など
腸の閉塞の状態によって、症状は異なります。一般的に頻回の嘔吐や食欲不振、腹痛などを起こします。
腸閉塞により腸の血管の血液循環が阻害されている場合には重症となりやすく、激しい腹痛やショック状態に陥ることもあります。
完全な閉塞を起こしていたり、腸粘膜が損傷している場合、腸内細菌の毒素が体内に入り込みショック状態に陥ることもあります。
犬の腸閉塞の予防法
犬の腸閉塞は最悪の場合、大切な愛犬が死に至ってしまうとても危険な状態です。
そのためにも、腸閉塞にならないように予防をするのが最も効果的です。
これから紹介する予防法を参考にして、大切な愛犬との時間を奪われないようにしましょう。
クレート・サークルに入れる
まず紹介するのは、クレート・サークルに入れることです。
馴染みが無い方のために簡単に説明すると、サークルとは、柵で囲われたハウスのこと。
クレートとは、屋根もついた箱型のハウスのことです。
常に自由にさせてあげたいという理由でお部屋にハウスを設置していない方もいらっしゃるかと思います。
しかし、クレートやハウスは、愛犬にとって「自分だけの安心できる場所」です。
飼い主さんが見えなくなると、はしゃぎ、イタズラや誤飲をする犬が多いものです。
特に、飼い主さんの外出時や入浴時などは異物誤飲の発生率が高くなります。
飼い主さんの目が届かなくなる間は、愛犬をサークルやクレートに入れておくのも予防法のひとつになります。
危険物は箱や高所に置く
少し目を離した隙に愛犬が何かを口にしていることが有るという方も多いのではないでしょうか。
私物を壊されてしまうだけではなく、誤飲してしまうことがあります。
ソファなどの家具を噛む・壊す、床を掘ろうとする、ドアや壁を引っ掻くなど。とくに出かける直前に飼い主さんが触ったものへの破壊行動が多いとされています。
飼い主さんや来客者のバッグ、携帯電話などの充電器、観葉植物などの小型のもの、愛犬が飲み込むと危険なものは、愛犬の手や口が届かない高所に置くようにしましょう。
大型犬で、それらにアプローチできてしまうケースなどは、頑丈な箱や戸棚などの壊れにくいものにしまっておくのも良いでしょう。
一人遊びをさせない
どうしても時間が取れない、構ってあげられないという方も多いかと思います。
しかし、犬用のおもちゃであっても、誤飲をしてしまう恐れはあります。
そのため、飲み込める大きさのボール、噛み過ぎると壊れる知育玩具などは、飼い主の目の届く所で遊ばせる必要があります。
そうすることで、誤飲してしまうことを未然に防ぐことが出来ます。
目の届かない所でそういったことが起こらないように注意して、おもちゃや私物を置くようにしましょう。
フタ付きのゴミ箱を使う
また、おもちゃではなくても、ゴミを漁って異物を誤飲する犬は少なくありません。
二タがないごみ箱の場合、ゴミを漁りその中から小さなものを誤飲してしまうことがあります。
もし愛犬にゴミ漁りをする可能性があれば、愛犬が生活するスペースにはゴミ箱はフタ付きのものを設置するようにしましょう。
その行動をしつけるのも大切ですが、万が一ゴミ箱を漁ってもいいようにフタ付きのゴミ箱を設置しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これから犬を飼う方、また今すでに飼っている方にも気を付けることがあったのではないでしょうか。
愛犬の安全を守るためにも、ものを置く場所を注意したり、おもちゃを安全なものにするなど飼い主さんも十分に注意をしてあげることが愛犬の安心にもつながります。
猫パルボウイルス感染症とは?
猫パルボウイルス感染症とは「猫汎白血球減少症」や「猫ウイルス性腸炎」とも呼ばれる感染すると命にかかわる病気です。
パルボウイルスは糞便とともに体外に排出されても数カ月から数年ほど生存するウイルスであり、感染力もとても強いです。
このパルボウイルス感染症の感染リスクが最も高いのは生後2~6ヶ月前後の子猫なので、ペットショッなどでは大きな問題として捉えられています。
成猫の場合は、感染しても症状が軽度であるか、発症に至らない「不顕性感染」と呼ばれる状態となることがほとんどです。
猫パルボウイルス感染症の症状
それでは感染してしまった場合、どのような症状がでるのでしょうか。
初期は高熱を出して元気が消失し、食欲不振も現れます。その症状の後を追うように、下痢や嘔吐などの消化器症状が出現します。
急激に症状が悪化してしまうケースが多いです。
感染初期はわかりやすい症状は特に現れず、急激に悪化することも多いです。
活動性がなくなり、うずくまるようなかたちで動かなくなってしまいます。
さらに発熱がみられるようになり、40度前後の熱が出ます。
また、消化器の症状としては、嘔吐や下痢が見られることがあります。
消化器が浮腫を発生させることがあるので、腹痛や腹部が膨らんだりすることがあります。
これらにより体内の水分バランスが急激に乱れ、強い脱水症状を起こします。
悪化していくと血便も出るようになってしまいます。
また、このパルボウイルスに感染してしまうと、総白血球数が減ります。
分裂が盛んな部位である細胞は、ウイルス増殖に適した場所になってしまいます。
白血球の減少に伴って、猫のいわゆる猫カゼといった二次感染を誘発し、悪化することがあります。
猫パルボウイルス感染症の原因
猫パルボウイルス感染症は、その名の通り猫がパルボウイルスに感染すると発症します。
感染経路は、既にパルボウイルスに感染している猫と触れ合う、またはその感染した猫の排泄物を舐めたりすると感染が起こり、発症します。
感染個体から分泌される、糞便、尿や唾液などから感染してしまいます。
ケージ、フード、被毛などにいたるまでが感染経路となりうるため、適切な消毒薬を適切な方法で使用することにより、
感染拡大のリスクを減らすことが出来ますが、消毒だけで感染のリスクを排除することは非常に困難です。
さらにパルボウイルスは細胞分裂が盛んな部位を好み、ウイルスに感染した細胞は機能を失ってしまいます。
また、ウイルスの潜伏期間は数日から、1、2週間程度です。
猫パルボウイルス感染症の予防方法
パルボウイルスは、感染力も強く熱や乾燥にも比較的強いため、環境によっては爆発的に感染が広がる可能性もあります。
どこで感染するかわからない病気ですので、感染しないように自身の免疫力をしっかりつけておくことが非常に重要です。
感染を予防するためにはワクチン接種を継続してしっかり受けることが一番大切なことであり、愛猫を守る最も有効な手段です。
生まれてから生後1ヵ月くらいまで、子猫は母猫からの「移行抗体」で守られています。
成猫でも、パルボウイルスを撃退する抗体をワクチン接種で十分量体の中に作れる状態にしていないと、ウイルス感染を引き起こします。
また、多頭飼育の場合は、すべての猫にワクチン接種を行うことが効果的です。
猫パルボウイルスのワクチンは、どのような環境下で飼育されていても接種したほうが良い「コアワクチン」の1つです。
ワクチンの特徴としては、免疫獲得が早く、免疫保持期間も長いこと、抗体誘導力が強いことなどがあります。
また、子猫の場合、通常は出産後数日間の母乳中にはパルボウイルスに対する母親からの抗体が含まれているので、その抗体がある間は感染に対して抵抗力を持ちます。
しかし、その抗体が8~12週間ほどでなくなってくると、免疫力の低い子猫は特にウイルスに感染しやすい状態になります。
ただ、移行抗体の量が多い早い時期にワクチンを接種しても免疫が十分に作られないことがあります。
また、効果的なワクチン接種を行うための、適切な注射の間隔や回数(ワクチンプログラム)があります。
適切な予防を行うために、獣医師の指示に従いワクチンを接種しましょう。
嘔吐や下痢をしている野良猫などには近づかないようにすること、そして何より、きちんと予防接種をすることです。
猫パルボウイルス感染症は除菌すれば消える?
猫パルボウイルスは非常に安定したウイルスで、環境中で3年間は生存し、室温以下では1年以上感染性を保持、30℃以上の外気温でも、数ヶ月以上生存すると言われています。
また、一般的な消毒薬にも強い抵抗性を示し、グルタルアルデヒド系消毒薬、塩素系消毒薬が有効とされています。
感染した猫に接触した場合、石鹸で手を洗ったくらいではウイルスは消えませんので、注意が必要です。
猫パルボウイルスは、石鹸やアルコールでは死滅しません。
嘔吐物や下痢便が付着したものは、処分したほうが安全です。
床や壁などは、ご家庭にある塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)などでしっかり消毒してください。
使用場所にあわせて、10倍~50倍程度に希釈します。
希釈液につけておけないような物に対しては、塩素系漂白剤をスプレーにして、散布するのも良いでしょう。
猫パルボウイルス感染症の治療
猫パルボウイルスは、急激かつ重症化しやすい感染症のため、猫汎白血球減少症と診断された場合は、一般的に入院して点滴を行いながら集中的な治療を行います。
抗ウイルス剤はありませんので、下痢や嘔吐などに対する対症療法しか方法がありません。
また感染中は、白血球が減少してしまうので、輸血が必要なこともあります。
下痢や嘔吐がおさまったらその後は猫が持っている免疫力でウイルスが失活し、回復することもあります。
しかし、回復できずに数日で亡くなってしまうことも珍しくありません。
特に体力のない子猫は、致死率がとても高いです。
治療にあたっては、身体の状態の観察はもちろんのこと、白血球数を確認していくので、定期的に血液検査も行います。
金額としては、1週間ほど迅速かつ確実な治療を要しますので、入院を含めた治療費は1日1~数万円になることもあります。
食欲がなかったり水を飲んでもすぐ吐いてしまうような状態のときは入院して点滴管理をしながらお薬は注射で投与する必要があります。
また、低タンパク血症や低血糖状態の場合には点滴にブドウ糖やアミノ酸を加えるような末梢静脈栄養管理が必要になるケースがあります。
白血球減少を起こしている場合や、ひどい下痢による腸粘膜障害により体の免疫が落ちているよう場合では抗生剤も使用します。
パルボウイルスは猫から人間にうつる?
犬にもパルボウイルス感染症はありますが、ウイルスの型が違うので猫以外で感染することはありません。
しかし、人間が猫同士の感染を媒介してしまうことはあります。
例えば感染猫のいる場所を通った際に身に付けているものにウイルスが付着して別の場所にウイルスを運んでしまったり、感染猫に触った手で他の猫をなでて感染させてしまう、という可能性も十分にあります。
可能であれば、感染個体を別の部屋に隔離、使用するもの着用するものも隔離部屋専用のものを用意します。
感染個体に使用したタオルなどはすべて破棄し、再使用しないようにしましょう。
猫カフェへ行く時は注意
飼い主が猫カフェに行く場合、愛猫がパルボウイルスに対するワクチン(混合ワクチン)接種をしているかの確認が必要です。
接種してない場合、猫が感染してしまう可能性があるため、接種をしてあげましょう。
しかし、あくまでもワクチン接種は「予防」なので、極力不特定多数の猫がいる場所には行かない方がいいです。
また、このパルボウイルスは一般的な消毒薬にも強い抵抗力を示し、グルタルアルデヒド系消毒薬(ホルマリンなど)、塩素系消毒薬が有効でアルコールは無効とされていますので、十分に注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
猫のパルボウイルスは感染してしまったら、大切な愛猫との楽しい日々が過ごせなくなってしまう可能性があります。
まずは、その感染を避けるためにもワクチン接種を早めに行うことが大切です。
飼い主も十分に注意を払う必要があるため気を付けて、愛猫との時間を大切にしましょう。
猫の運動不足のサインとは?
近年は猫を病気や他の猫とのトラブルから守るため、室内で飼う家庭も多くなっています。
しかし、猫は元々アクティブな生き物なので、室内で運動や遊びをしても運動不足になってしまう可能性が高いです。
そこで今回か猫が運動不足の際に出すサインについてご紹介していきましょう。
グルーミングが増えた
猫=グルーミングというイメージですが、常にグルーミングをしているという訳ではありません。
猫にとってグルーミングは安心したい時や、リラックスした状態の時に見られる行動で、適度であれば問題ないのですが、毛が抜けてしまうほど執拗に舐めたり、噛んだりする場合は運動不足のサインかもしれません。
エスカレートすると、体だけではなく手足やしっぽを噛み続けることもあるため、普段からよく様子を見ておきましょう。
肥満体型
テレビなどで肥満の猫が映し出されることがあり、一見可愛く見えますが、近年このような肥満体型の猫が増加しています。
今までより明らかにぽっちゃりしていたり、動くのが億劫そうな場合は、肥満度をチェックしてみましょう。
猫の肥満度をチェックするには、見た目と触った感覚で肥満度を評価するボディ・コンディション・スコアを使用します。
猫の背中や脇に触れた際、肋骨が分かりにくいとか触れないようであれば太り気味なので要注意です。
無気力感
人間も室内でまったりと過ごしていると何もしたくない無気力感に襲われますよね。
猫も同じで無気力になると、高いところに上ったり、ジャンプしたりといった行動が減少します。
虫や鳥、おもちゃなど、今まで関心があったものに興味を示さなくなることも。
また、肥満気味の猫は通常よりも動きにくく、疲れやすくなるため、激しい運動を避けようとする傾向があります。
これは単なる運動不足ではなく、心因性の体調不良である可能性もあるので、気になる場合は受診するようにしましょう。
突然走り回る
猫が突然走り回る行動を真空行動と言います。
真空行動とは、猫が急に家中を走り回ったり、何もないところに飛びついたりすることです。
この行動は、猫が溜まったエネルギーを発散したいと思っている時や、退屈な時に行うことが多い行動なので、ストレスが溜まっているサインと言えるでしょう。
いたずらが増えた
これは犬にも見られることなのですが、猫もストレスが溜まるといたずらが増えるようになります。
障子を破ったり、柱や家具で爪とぎをするのは猫の習性と思いがちなのですが、ストレスを感じている場合もあります。
多頭飼いの場合、他の猫にちょっかいを出して喧嘩をすることもありますが、そこで叱るとかえって問題行動を助長させてしまうので、愛猫のいたずらが増えたと感じたら、運動不足を疑ってみると良いでしょう。
猫の運動量の目安は?
猫が運動不足になるとさまざまな問題が起こることがわかりました。
猫の運動量の目安は1日10分~15分程度と言われています。
飼い主さんが猫が好きなおもちゃで遊びに誘って相手をしてあげると、運動ができかつストレスも解消できますし、飼い主さんとのコミュニケーションも取れるでしょう。
猫は短い距離をダッシュして遊ぶので、意外にすぐ息が上がります。
そのため、遊びに満足すると床に寝そべったりして自分から遊びをやめるので、それが遊び終了の合図となります。
猫の運動で必要なのは上下運動なので、猫を飼うことになったらキャットタワーなどを用意してあげるといいですね!
また、キャットタワーなど高い場所は猫にとって安心できる場所でもあります。
棚の高さを変えて階段のように組み合わせるなど、工夫して猫にとって安心できる場所を作ってあげましょう。
猫の運動不足解消方法は?
猫は1日12時間~16時間を寝て過ごすのですが、室内飼いで寝てばかりいると運動不足になってしまいます。
そうならないために、ここでは猫の運動不足解消方法についてご紹介します。
家具の配置を変えてみる
猫を飼うことになったらキャットタワーを飼ってあげるのが一番最適なのですが、室内にキャットタワーを置くスペースがない家庭もあるでしょう。
その場合、家具を工夫して猫が上下運動をするための素ケースを確保してあげてください。
例えば、階段になるに高さの違う棚を並べたり、猫がお気に入りの窓際付近に棚を並べたりするだけでも十分運動不足解消になります。
キャットタワーを設置する
キャットタワーは、完全室内飼いの猫と暮らすための必須アイテムとも言えます。
猫には上下運動が必要なので、なるべく高さ、広さのあるものを選んであげてください。
キャットタワーを設置するだけで、飼い主さんが一緒に遊んであげなくても一人で運動してくれるので、楽チンですよ!
ひとり遊びができるおもちゃを用意する
猫は気分屋なので、飼い主さんが遊んであげる時間がある時に限って無視して寝てしまったり、忙しい時に限って遊んで欲しいとアピールしてきます。
そのため、猫が遊びたいと思った時に、一人で遊べるおもちゃを用意してあげるといいでしょう。
例えば、電動のおもちゃや、レール式のおもちゃ、追いかけて遊べるボールなど一人遊びができるおもちゃが販売されているのでお気に入りのおもちゃを見つけてあげてくださいね!
遊び相手と出会わせる
多頭飼いの猫は、猫同士で遊んでくれるので比較的運動量が多いと言われています。
なので、多頭飼いをしようという考えをする方もいますが、遊び相手は絶対に猫同士でなければダメというわけではありません。
家族の中で猫が「この人は遊ぶ人」と認識すればその人に対して遊びモードを発揮させてきます。
このように人間が猫の兄弟代わりになることで、運動不足を予防することができますよね!
まっすぐに走れるスペースを作る
猫が遊ぶ際には、一直線にダッシュできるスペースを確保してあげましょう。
長さはそこまで長くなくても構いません。
廊下などを開放し、猫用レーザーポインターなどを使って遊んであげると、普段は見られないような素早い動きを見せてくれるかもしれませんよ。
まとめ
今回は猫の運動についてご紹介してきました。
猫はよく寝る生き物ですが、反面運動量が必要な生き物でもあります。
近年、室内飼いの猫が増え犬のように常に寝ている子も増えているようなのですが、
本来は一定の運動量が必要なので、飼い主さんがさまざまな工夫をして1日の目安時間だけでも運動できるようにしてあげましょう。
運動不足で肥満になる子も増えているようですが、肥満は体に悪影響を与えてしまうため、健康的に長生きしてもらうためには運動は必須ということですね!
猫が喜ぶ遊び方とは?
猫は気まぐれな動物ですが、一人遊びや飼い主さんと遊ぶのが大好き!
一生懸命遊ぶ姿を見ると思わず笑みがこぼれますよね!
猫の遊びと言ってもさまざまな遊び方が存在します。
ここでは、猫が喜ぶ遊び方についてご紹介していきたいと思います。
おもちゃ遊び
まずは、おもちゃを使った遊び方です。
猫のおもちゃにはさまざまな種類のものが販売されており、どれも猫の好奇心を掻き立てるものばかりです。
そこで特に猫が好きと言われているおもちゃについてご紹介していきます!
羽根つきのおもちゃ
猫は小鳥も獲物として捕らえるので、羽根にとても興味を持つ子もいます。
羽根がついた猫じゃらしで、飛び立つ小鳥のように上に持ち上げるように動かす遊び方で、猫の狩猟本能を刺激しちゃいましょう!
猫にジャンプをさせる遊び方は、着地するところに障害物を置いたり、布を滑るものを置いたりしないように気をつけてくださいね。
数回に一回は、羽根のおもちゃを捕まえさせてあげて、狩りの満足感や達成感を味わわせてあげましょう。
ねずみのおもちゃ
猫=ねずみというように、猫と言えばねずみを連想させる方が多いのではないでしょうか。
猫にとってねずみ型のおもちゃは、獲物を捕まえた、と感じられるために最適!
中でも釣りざおのついたタイプは、飼い主さんでも動きを制御できないこともあり、より猫の狩猟本能を掻き立てられるおもちゃです。
遊び方としては、クッションやキャットタワーなどの障害物を利用し、かくれんぼように遊ぶとより猫が捕まえようと夢中になるでしょう。
また、ねずみのおもちゃがカサカサ音がするものだと、より猫が追いかけるようになります。
ですが、小さ過ぎたり、すぐ取れてしまいそうなものは誤飲の原因になる可能性もあるため注意してあげてくださいね。
ボール
ボールと言えば犬の方が好きなのではないかと思い浮かべる方も多いかもしれませんが、猫もボールが大好きです。
ボールを転がして追いかけたり、咥えられるものだと捕まえて運んできたりといった遊び方ができます。
また、ボールのおもちゃは猫の一人遊びに最適!
飼い主さんのところにおもちゃを持ってくるようになるのはちょっとした訓練が必要になりますが、そうなれば飼い主さんも楽に遊んであげられますよね!
最近では、猫以外に犬も一緒に飼っている家庭も多いかと思いますので、猫と犬がボールで一緒に遊んでくれるようになるかもしれません!
紙袋
猫は紙袋の中に入って遊ぶのも大好きです。
カサカサと音がして、隠れて獲物を捕らえるという本能も刺激されるでしょう。
猫じゃらしを併用して、紙袋の中からおもちゃを捕まえさせたり、紙袋の中におもちゃを入れたりといった遊び方もできます。
また、紙袋を使ってかくれんぼ遊びもできますよ!
レーザーポインター
レーザーポインターにとても興味を示す子もいるでしょう。
素早く動かすことができるため、猫も瞬発力を駆使して追いかけようとします。
しかし、注意点としては目に当てないように気をつけなければいけないので、懐中電灯タイプのおもちゃの方が安全だと言えます。
また、レーザーポインターでの遊び方だと、捕まえるという感覚を味わえないため、猫が満足できず逆にストレスがたまってしまう可能性も。
適度に他のおもちゃと組み合わせたりしながら、猫が満足できるよう工夫してあげましょう。
鬼ごっこ
人間の子供が大好きな鬼ごっこも、子猫の頃から一緒にしてあげると、獲物を追いかけるという行為を遊びの中で覚えると言われています。
猫が前足でちょっかいをかけてきて、すぐに走り去るようであれば、鬼ごっこに誘ってるサインと言えるでしょう。
猫を追いかけて、ちょっとタッチしたら、今度は飼い主さんが逃げるそぶりをすると猫の方から追いかけてくるようになります。
なお、あまり大きな音を立てて追いかけると驚いてしまうので、バタバタしないように気をつけてあげてくださいね。
かくれんぼ
猫は本能的に隠れて獲物を持ち、近づいてきたところで素早く飛び出して捕まえます。
猫同士でも、物陰に隠れていて突然飛び出して驚かしたり、見つけにくるまでじっと隠れて待っていたりといった遊び方をします。
飼い主さんには顔やお尻が見えているのに隠れてような気になっている子もいるのでその姿がかわいくてたまりません!
猫が隠れていたら、探すふりをしてあげると、猫は喜んで隠れ続けたり、通り過ぎた背後から飛びついてきたりします。
このように、人間の子供と同じようなことをしてあげると猫も喜ぶことがわかっています。
人形遊び
猫と遊ぶ時、飼い主さんはついつい自分の手をおもちゃにしてしまいますが、そうすると手に対して噛み癖がついてしまうためおすすめしません。
そこで、利用してほしいのが人形です。
猫と同じか少し小さいくらいの柔らかいぬいぐるみで相手をするという遊び方がおすすめ!
猫は獲物に噛みついて、後ろ足で蹴るという動作をします。
子供同士の遊びでもこのキック行為がよく見られるでしょう。
だるまさんが転んだ
飼い主さんが物陰に隠れておいて、猫が見えるように顔を出した後、またすぐに隠れます。
飼い主さんが隠れている間に、猫は忍び足で近づいてきますが、また顔をパッと出すと、なぜか猫が立ち止まります。
多くの猫が、いったん飼い主さんが隠れるとその間に動いて、顔を出した時に止まるという行動をするのですが、これがだるまさんが転んだのようにかわいい!
そのかわいい姿を何度も見たくて飼い主さんもついつい何度もやってしまいますよね!
猫と遊ぶ時の注意点やコツ
最近は交通事故や他の猫とのトラブルを避けるため、猫を室内で飼う方は増えています。
ですが、そうなると注意しなければいけないのはストレスや運動不足ですよね。
そこで、室内で猫を飼う場合は、飼い主さんが遊んであげることが大切です。
しかし、猫と室内で遊ぶにしても注意点やコツがあるので、ここではそのことについて詳しくご紹介します。
遊ぶタイミングは飼い主が決める
まずは、遊ぶタイミングは猫が決めるのではなく飼い主さんが決めるようにしてください。
飼い主さんに泣いて遊びを催促してくる子もいますが、催促に応じてしまうと泣いたら遊んでくれると思い込んでしまい、飼い主さんが自分の要求に応えてくれるまで泣き続けてしまいます。
そうならないように、遊び時間は開始・終了とともに飼い主さんがコントロールするようにしましょう。
ヒモなどの誤飲に要注意
猫はヒモやリボンで遊ぶのが大好きなので、目の前でひらひらさせたりヒモの先におもちゃを付けて引っ張ったりすれば、夢中で遊んでくれるでしょう。
ですが、遊びの最中に猫がヒモを飲み込んでしまう可能性があるので注意しなければいけません。
ヒモを飲み込んでしまうと腸の中でひっかかりやすく、開腹手術するしか方法がありません。
そのため、遊んだ後は、必ず猫の届かない場所に収納し、猫が勝手に遊べないようにしましょう。
また、ヒモやリボンを留守番中のおもちゃとして使うことも避け、遊ぶ際は、飼い主さんが目の届く範囲で行うようにしてください。
食前に遊ぶ
空腹時のほうが、猫本来の狩猟本能が強まっているので、よりアクティブに遊ぶことができるでしょう。
逆に避けたいのは食後の直後です。
食事をした後に、動きすぎたり興奮すると胃の中のものを戻してしまう危険性があるので注意してくださいね。
おもちゃはいくつかの種類を用意する
猫は気まぐれな性格であり、飽きっぽい生き物でもあります。
そのため、おもちゃも1種類だとすぐに飽きてしまうので、常に数種類は用意して飽きさせないようにしてあげてください。
一度飽きてしまっても時間をおいて再び与えると、喜んで遊ぶ場合もあります。
また、猫が好きなマタタビの成分が添加されているおもちゃや、フードやおやつを中に入れて少しずつ食べられるような工夫がしてあるおもちゃなどは、飽きずに長く遊んでくれる可能性があるので、留守中に最適でしょう。
安全確保は必須
住み慣れた室内で遊ぶのは安全だと思っている方も多いと思いますが、猫と遊ぶ際は十分な安全確保が必要です。
特に家具の配置には要注意。
猫が遊びの途中にぶつかってケガをする可能性があるので、可能であれば遊びの時間には家具を移動させるのがベター。
ある程度広い空間を確保してあげることが大切です。
特に角があるような家具は危険なので、あらかじめ移動させるか、他の部屋で遊ぶなどの工夫が必要でしょう。
また、走り回っている時に勢い余って曲がり切れないケースもあるので、急な方向転換が必要な遊びは避けてください。
床が滑りやすい場合などは、マットを敷くなどの工夫も必須です。
まとめ
今回は、猫の遊び方や注意点、コツについてご紹介してきました。
猫は人間の子供と同じような遊びが大好きです。
それに身軽なので、遊ぶ際はとてもアクティブに走り回ることもあります。
さまざまなおもちゃを駆使して遊んであげることは猫にとって嬉しいことなのですが、ケガ防止などのためにも今回ご紹介した注意点やコツを参考にしてみてくださいね!
短頭種の特徴
短頭種がいることを知っているでしょうか。
犬はさまざまな種類に分けることができ、サイズの違いの小型や大型、被毛の長さも違う短毛種や長毛種などが有名ですが、短頭種と中頭種、長頭種もあります。
ここでは短頭種について詳しく紹介するので参考にしてください。
短い鼻と狭い口腔の面積
短頭種の特徴は鼻が短く口の中の面積が狭いことです。
鼻が短いことでつぶれたような顔になっていることも多く、ブサ可愛いと感じることも多いです。
一見口の中が狭くても問題ないように思えますが、犬は体温を呼吸で調整する特性があり、口が小さければ熱を気化することが十分にできません。
そのため、体温が上昇したり、気温が高くても体温を呼吸で下げることができず、熱中症になりやすい犬種とも言えます。
そのため、短頭種の犬を飼うのであれば徹底した熱中症対策を行う必要があります。
短頭種と違う種類の犬を飼っている場合に同じような散歩を行ってしまうと短頭種の犬だけが熱中症になることも珍しくありません。
夏に散歩するのであれば日陰を極力歩くようにしたり、気温が低い朝方や夕方に散歩することもおすすめです。
熱中症になってしまうとよだれの量が多くなったり、ふらつくなどの症状があらわれるのでよく注意して犬の体調を確認するようにしましょう。
そのほかにも短頭種は期間内腔が狭くなってしまうことが多く、普段から呼吸がしにくそうな症状があらわれるので、一度病院で診察してもらうことをおすすめします。
短頭種は他の犬種では起きにくい症状があらわれやすいので、飼うのであれば飼い主も短頭種についてよく知っておくことが求められます。
皮膚のシワの間に汚れがたまる
短頭種は顔の至る所にシワができている場合が多く、ブサ可愛いと感じられる理由でもあります。
シワは目の周りや口の周りなどにできている場合が多く、短頭種の特徴でもあります。
しかし、シワは顔を動かすたびにこすれてしまったり、汚れが溜まりやすいというデメリットがあります。
こすれや汚れの蓄積により皮膚疾患になることもあるので、頻繁に皮膚のケアを行うことが大切です。
定期的にお風呂に入れてあげることはもちろんですが、柔らかい布地を濡らしてシワの奥まで拭いてあげるようにしましょう。
目がクリクリとしている
短頭種は目がクリクリしている特徴があり、飛び出ています。
見た目は可愛らしいですが、目にとってはあまり好ましい状況ではありません。
常に飛び出ていることと鼻よりも前に出ていることで目の怪我や病気になりやすいです。
特に、喧嘩をした際には目を直接傷つけられることもあるので、気性が荒い犬と飼う時にはケージなどで分けて飼うことも考えましょう。
子犬の時には互いにじゃれ合うことも多いですが、一方の犬が危害を加えるつもりがなくても怪我をすることもあり、常に目を光らせて様子を見るようにしましょう。
歯並びが良くない子が多い
短頭種は歯並びが悪い場合が多いです。
人で歯並びが悪いと見栄えが悪く思われることが多いですが、犬の場合は歯並びが悪くても見栄えが悪いとあまり感じません。
しかし、さまざまなデメリットがあることがあります。歯並びが悪いと嚙み合わせがうまくいかなかったり、歯垢が溜まりやすいです。
そのため、子犬のころから歯磨きをする習慣をつけておきましょう。
短頭種は鼻が短いため、上顎の骨が下顎の骨よりも小さいことが歯並びが悪くなってしまう原因です。
短頭種がなりやすい病気
短頭種はさまざまな病気になりやすい特徴があります。
なりやすい病気を事前に知っておけば防ぐことや早期発見にもつながります。
次に、短頭種がかかりやすい病気を紹介します。
病気の種類によっては命にかかわってくる場合もあるので、飼い主は知っておくようにしましょう。
気管虚脱
気管虚脱は短頭種だけではなく、小型犬にもみられる病気です。
遺伝性の病気であり、厄介な病気でもあるので早期発見・早期治療が求められます。
気管虚脱とは、気管の一部がくっついている病気であり、最悪呼吸ができなくなってしまう危険性が高い病気です。
気管虚脱になってしまうと乾いた咳を頻繁にするようになる特徴はありますが、違う原因でも咳をするので、咳を頻繁にしているからといって気管虚脱ではない可能性もあります。
気管虚脱はレントゲン検査をすればわかる場合が多いです。
治療方法は気管支拡張剤が使用されることもありますが、手術することもあります。
鼻腔狭窄
短頭種は鼻が短くぺちゃんこなので構造的に鼻の穴が狭くなっていることが多いです。
鼻の穴が狭くなっていることを医学的に鼻腔狭窄と呼びます。
鼻の穴が小さいことはそれだけ鼻から吸い込む酸素の量が少なくなってしまうので、鼻呼吸だけでは十分に酸素を取り込むことができず、口で呼吸するようになります。
以前までは短頭種に麻酔をすると亡くなる可能性が高いと言われていました。
その理由は麻酔をかけているときは鼻で呼吸することはできますが、麻酔から覚めた時に鼻で呼吸することができず、呼吸困難になるケースもあります。
しかし、現在では鼻にチューブを入れることが多いので、安心して麻酔をかけることが可能になっています。
短頭種の代表的な犬種
短頭種と言われてもどのような犬種がいるのかピンとこない人も多いのではないでしょうか。
次に、代表的な短頭種の犬種をいくつか紹介します。
そのため、短頭種に興味がある人や短頭種の犬を飼おうと検討している人は参考にしてください。
実は短頭種の人気犬種
短頭種の犬種は珍しいと思う人もいますが、意外な犬も短頭種に分類されることがあります。
チワワやマルチーズ、ポメラニアンは実は短頭種に分類されています。
チワワは小型犬のブームを起こした犬種でもあり、目が大きくて可愛らしいことが特徴的です。
マルチーズは世界最古の愛玩犬として有名であり、最も歴史のある短頭種でもあります。
ポメラニアンは活発で元気な性格の場合が多いので、飼いやすい特徴があります。
鼻ペチャが可愛い犬種
短頭種の特徴の一つでもある鼻ペチャの犬種はフレンチブルドックやパグ、ボストンテリア、シーズー、ペキニーズなどが人気です。
なかでもフレンチブルドックの知名度と人気が高く、鼻ペチャの犬種で思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
パグは顔がしわくちゃでブサ可愛い犬種です。
ボストンテリアは犬種の名前通り、アメリカのボストン原産の犬種となっています。
シーズーはラサ・アプソとペキニーズを交配させて誕生した犬種で、ペキニーズは昔から宮廷で可愛がられていた経歴があります。
長い歴史を持つ短頭種
犬にはさまざまな犬種がおり、なかには長い歴史を持つ犬種もいます。
昔から愛玩犬として飼われていた経歴がありますが、数が少なくどの犬種も希少犬となっている場合がほとんどです。
歴史が長い短頭種はチベタスパニアルや狆、ブリュッセルグリフォンなどが有名です。チベタンスパニアルは分けられている短頭種の基礎犬として有名です。
狆は日本原産の古代犬であり、徳川綱吉の愛犬としても有名です。
ブリュッセルグリフォンは害獣駆除に優れた能力を有している犬種ですが、ベルギー王妃の愛犬としても有名となっています。
小型犬以外の短頭種
短頭種と言えば小型犬を想像する人も多いと思いますが、実は中型犬や大型犬の短頭種も存在しています。
ブルドックやチャウチャウ、ボクサーなどが小型犬以外の短頭種として有名です。
ブルドックはフレンチブルドックを大きくしたような犬種であり、鼻ペチャ犬の基礎となっている犬種です。
また、牛と闘うために作られた犬種でもあります。
チャウチャウの特徴は何といっても青い舌を持っていることです。
誰もが気になる舌が青いことは現在でも判明していません。
ボクサーは狩りをすることに優れている犬種であり、ブルドックなどの先祖に当たると考えられています。
まとめ
短頭種は鼻が短く、ブサ可愛い表情である場合が多く、現在でも人気のある犬種と言えます。
見た目に特徴がありますが、ブサ可愛い顔のせいで他の犬種ではあまり見られない症状が出ることもあるので、
飼うのであれば飼い主も短頭種に対する知識を身に付けておくようにしましょう。
猫が大好き「けりぐるみ」とは?
けりぐるみとは見た目は猫の手の形や魚の形、猫型などさまざまなデザインの可愛いものがりますが、基本的に細長い形をしています。
中身はぬいぐるみと同じで、ふわふわした物やシャカシャカした素材、キャットニップやまたたびの香り付きの綿など、
けりぐるみによって違うので愛猫が好きそうな素材のものを選んであげるといいでしょう。
今回はけりぐるみを使うことによってどんな効果があるのかをご紹介します。
運動不足に効果的なぬいぐるみ
長毛種やデブ猫ちゃんはあまり活発ではないので運動不足になりどうしても肥満気味になってしまう子が多いです。
そんな子にも最適なけりぐるみ。
与えると勝手に遊んでくれ、かつ運動不足解消!
ぜひ試してみてくださいね!
けりぐるみはストレス発散の効果がある
猫がけりけりして来る理由には「遊んで欲しい」という理由が多いとのこと。
多頭飼いであれば猫同士で遊んでくれるのですが、一匹で飼っている場合はどうしても遊んで欲しいと寄ってきます。
しかし、飼い主が忙しいとなかなか遊んであげられませんよね。
そんな時にもけりぐるみが効果的です!
猫はたちまち夢中になり、ストレス発散になりますよ。
猫のけりぐるみの選び方
最初にご紹介しましたが、けりぐるみにはたくさんの種類があります。
愛猫に合ったものを選んであげて欲しいのですが、選び方がわかりませんよね。
そんな方に、けりぐるみの選び方についてご紹介します。
部品と材質をチェックして選ぶ
けりぐるみは蹴って遊ぶだけではなく、噛むことも多いおもちゃです。
誤飲を防ぐため、破れやすい生地でできていないか、取れやすく細かい部品がついていないかと必ずチェックしましょう。
また、またたび入りのものは特に夢中になる可能性が高いので、耐久性をしっかり確認することが重要です。
猫の体格に適したものを選ぶ
一般的にけりぐるみの大きさは、大きくても40㎝未満で、それ以外でも20㎝~30センチ程度です。
子猫と成猫では体格が異なりますし、猫の種類によってもシンガプーラのように小さめの猫からメイクイーンのような大きめの猫までさまざま。
けりぐるみは見た目の可愛さで選ぶのではなく、愛猫がつかみやすい大きさ・形状かどうかという部分をしっかり確認して購入してください。
猫のけりぐるみのおすすめ10選
けりぐるみにはさまざまな種類や大きさがあることがわかりましたが、どんなけりぐるみが販売されているのか気になりますよね!
ここでは、おすすめのけりぐるみを厳選して10選ご紹介します。
Mersuii 動く魚おもちゃ
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タッチセンサー内臓で猫がタッチすると魚のおもちゃが自動的にパタパタと動き出します。
付属のUSBケーブルが付いているので、電池の取り替えもなく簡単に充電ができ便利です。
ジッパーを開けると充電器が取り出せるので、おもちゃを水洗いすることができます。
猫の食いつきが悪ければ、ジッパーを開けて自動でキャットニップを追加することも可能。
また、耐久性のあるTC布で作られているので、破れて誤飲してしまう心配も少なく、安心して遊ばせることができます。
猫の友社 猫用ぬいぐるみ 2個セット
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リアルなパンのプリントがおしゃれなけりぐるみで、クロワッサン型とフランスパン型の2個セット。
どんなインテリアにも合うデザインで、飼い猫用もプレゼントにもおすすめですね!
また、写真映えするので猫が遊んでいるとこを写真や画像に残すのもいいのではないでしょうか。
蹴って遊ぶにはちょうど良いサイズ感で、けりぐるみの中には少量のまたたびが入っています。
今までおもちゃに興味を持たなかった猫にも試して見る価値はあるのではないでしょうか。
ペティオ (Petio) らくらくデンタルトイ サメ
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歯の汚れが絡まりやすいメッシュ仕様のけりぐるみで、毎日遊びながら歯も綺麗にできるので、歯磨きが苦手な猫にもおすすめ!
またたびやシャカシャカフィルムが入っているので、猫の興味を引くことができるのではないでしょうか。
サメの他にもインコやマウスと3種類の可愛いキャラクターデザインが揃っているので、猫の好みの色や形で選ぶことができます。
普段気に入っているおもちゃと似たデザインを選ぶと気に入ってくれる可能性があがるのでおすすめです。
Amakunft 猫用ぬいぐるみ 魚
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リアルなさんまのようなプリントのけりぐるみです。
中にはキャットニップとまたたびが入っているので、猫の興味を引くこと間違いなしです。
中に入っている綿は柔らかくフワフワで、けりぐるみだけではなく猫用の抱き枕としても使うことができます。
また、洗濯ネットに入れて丸洗いができるので、猫のよだれで汚れてしまってもすぐに洗うことができます。
清潔に使い続けることができるので安心して猫に遊ばせることができますね!
pidan イルカけりぐるみ
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グリーン・ピンク・ブルー・ホワイトの4種のカラーバリエーションがあり、愛猫の好みの色を選ぶことができます。
緩やかにカーブしたイルカの形は、蹴ったり抱き着いて寝るのにぴったり。
キャットニップ(西洋のまたたび)が入っているため、猫を活発にさせ、ストレス解消の効果に期待できます。
pidan 猫おもちゃ
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個性的なキャラクターデザインが目を惹くけりぐるみです。
手触りの良いポリエステル生地を使用しており、なめらかな感触で触り心地抜群です。
さらに、中にはキャットニップが入っているので、猫に幸福感を与えたり、ストレスを緩和させる効果が期待できます。
また、手洗いすることが可能で、定期的にクリーニングをすることで、清潔さを保つことができます。
ペティオ (Petio) 猫用おもちゃ チンアナゴ
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シャカシャカフィルムとまたたび入りのけりぐるみです。
40㎝ほどの細長い形状をしているため、猫が蹴りやすい造りになっています。
音がするおもちゃが好きな猫には、特に興味を持ってもらいやすいでしょう。
また、値段が安いため初めてけりぐるみを購入する方におすすめの商品です。
Mersuii 猫おもちゃちゃ 4点セット
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サケやサンマなどリアルな魚型のけりぐるみ4点セットです。
中にはまたたびが入っており、ジッパーで開けられるようになっているので、またたびやキャットニップの香りが薄くなれば、自分で追加することもできます。
丈夫なTC布で作られているので、破れにくく、爪磨きとして使うことができます。
中の綿を取り出すと、水洗い可能なので、清潔に使い続けることができて安心です。
ペティオ (Petio) けりぐるみ エビ
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エビのデザインが可愛いけりぐるみで、ペンギンのデザインもあります。
猫キック専用のけりぐるみで、細長く蹴りやすい形状になっており、エビの手がついているので、
より前足で掴みやすく、猫がエビとハグをしているように見えて可愛いです。
中にはまたたびも入っているので、猫のストレス解消にも効果的!
丈夫なコットンを使用しているので、激しく遊んでも破れにくいのも嬉しいポイントですね!
値段も安いので自宅の猫用としても、プレゼントとしてもピッタリ!
Kingsie 猫おもちゃ 5個セット
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縦の長さが10㎝と小さめのサイズなので、子猫のような身体の小さな猫におすすめ!
成猫なら蹴り飛ばして遊ぶこともできるので、運動不足の解消にも期待できます。
猫用のおもちゃ頻繁に使って、すぐダメになってしまうことも多いので、5個セットはとても嬉しいですね!
5色のけりぐるみが入っているので、愛猫の好みの色を探すこともできます。
また、素材には無害な素材を使っているので、安心して遊ばせることができます。
まとめ
今回は、猫が大好きなけりぐるみについてご紹介しました。
けりぐるみと言ってもさまざまな大きさや素材があることがわかりましたね!
おすすめのけりぐるみもご紹介していますので、ぜひ参考にして頂き、愛猫に合ったものを選んであげてください!
犬の鼠径ヘルニアとは?
鼠径ヘルニアという病気をご存知でしょうか。
ヘルニアには症状別に数種類に分けられており、鼠径ヘルニアは、よく犬にみられる病気として知られています。
犬のお腹の定位置にあるはずの膀胱や腸管といった臓器や脂肪が、後ろ足の付け根辺りの鼠径部に飛び出てきます。
飛び出てくることによって鼠径部は異常な膨らみが認められ、見た目で「おかしい」ことが判断できるでしょう。
飛び出ている内容物が脂肪のみのときは経過観察で様子を見ることもありますが、
膀胱や腸管が飛び出ていると排尿障害や他の様々な機能障害を起こし危険ですので外科手術による治療が推奨されています。
犬の鼠径ヘルニアの症状
臓器や脂肪が飛び出ている隙間が小さい場合、膨らみの他に目立った症状はありません。
隙間が大きくなると、腸管の場合は下痢や嘔吐・便秘・元気がなくなったり食欲低下などの腸閉塞の症状が現れます。
まれに腸管が飛び出ている出口付近で締め付けられ、熱をもったりヘルニア部分が赤くなってしまったりして痛がることもあります。
妊娠している犬や子宮蓄膿症と診断されている犬の子宮が飛び出る場合もあるでしょう。
犬の鼠径ヘルニアの原因
鼠径ヘルニアが先天性の場合の原因は、現在の獣医学ではハッキリとしたことはわかっていません。
ですが遺伝が大きく関係しているものと考えられています。
後天性の原因として、交通事故や怪我など腹部に強い力が加わると発症の危険度が増えるでしょう。
吠えグセがある犬や出産に排便など継続してお腹に強い力が加わると悪化することもあります。
他にも生まれつき鼠径部分に何らかの異常が認められていると、将来的に鼠径ヘルニアを発症する可能性が高まります。
犬の鼠径ヘルニアの予防策
では、愛犬が鼠径ヘルニアにならないために予防として何か対策はあるのでしょうか。
どんなことに気をつければ良いのかを詳しくご説明していきます。
犬に触れる健康チェックの習慣を作る
鼠径ヘルニアは予防することが難しく、日頃の様子や体の変化をよく観察することが大切となります。
特に後ろ足の付け根部分をよく触って膨らみや痛みを感じていないか観察しましょう。
日頃からスキンシップを兼ねて、体のチェックを習慣化しておくと愛犬の負担になりません。
また、あらゆる病気の早期発見と早期治療に繋がります。
もし疑わしい膨らみを感じた場合は、すぐに掛かりつけの動物病院で診察と検査を受けましょう。
定期的に健康診断を行う
愛犬の体をしっかりチェックしていたつもりでも、飛び出ている部分が小さいと「骨かな」と見過ごすことも多いかもしれません。
また、愛犬が横になってリラックスした状態の場合は膨らみがわかりにくいことも考えられます。
飼い主様が定期的にチェックを行いながら、動物病院での健康診断も欠かさず受けましょう。
犬の年齢によって検査項目は変わりますが、年に一度は必ず全身の検査を受けることをおすすめします。
犬の鼠径ヘルニアの手術の費用は?
飛び出ている部分が小さいときは経過観察となる場合が多いのですが、膨らみが大きく腸閉塞などを起こしていると命に関わりますので外科手術を行います。
鼠径ヘルニアの手術費用は、地域や病院によって差がありますが平均して約3万5千円から10万円程度となっています。
内訳として、入院費・採血やレントゲンなどの術前検査・外科手術費用の3つとなります。
状態によって入院日数や必要な検査は変わってくるので費用もそれに伴い前後するでしょう。
高額となりますので、ペット保険が使えるかどうか飼い主様としても気になるところですが、ほとんどのペット保険は先天異常で保険を使うことはできません。
鼠径ヘルニアも先天性の場合の治療は適用外となります。
後天的の発症については保険適用される場合もありますので、ご加入のペット保険会社に確認しましょう。
犬の鼠径ヘルニアの治療方法と手術
命の危険がある重度の鼠径ヘルニアの治療として、飛び出した脂肪や臓器を元に戻すために全身麻酔による外科手術が必要となります。
入院日数は平均4日から一週間程度になりますが完治が見込める病気でもありますので、獣医師からよく説明をしてもらい愛犬の様子や状態を把握し最善の方法を選択しましょう。
年齢に関係なく発症する病気でもあり、パピー期で発症した場合は経過観察の過程で成長と共に治癒する場合もあります。
ですが、自己判断せずに獣医師の診察を必ず受けてください。
犬の鼠径ヘルニアになりやすい犬種
どの犬種でも鼠径ヘルニアになる可能性はもちろんありますが、なかでも罹りやすい犬種がいます。
この病気は先天的な場合が多く遺伝が関係しているのではと推測されています。
●チワワ
●ミニチュアダックスフンド
●ポメラニアン
●ウエストハイランドホワイトテリア
●ミニチュアピンシャー
小型犬が罹りやすい犬種として挙げられます。
生まれつき鼠径部に異常が出やすいなど様々な見解がありますが、詳しくは解明されていません。
ですが、小型犬はもちろん大きさ問わずに飼い主様が「発症するかもしれない」と意識を持ち、毎日の体調チェックを欠かさずに行って万が一発症しても重症化させないようにことが大切です。
まとめ
犬の鼠径ヘルニアは、様子見の初期段階で発見できれば愛犬に苦しい思いをさせることなく根治が望める病気ということがわかりました。
小型犬には被毛が長い犬種が多く、鼠径部まで触って異常がないかチェックするのは面倒と思うかもしれません。
ですが、自分で何もできない愛犬の病気を見つけ治療してあげられるのは側にいる飼い主様だけです。
健康で元気に生活できるように、定期的な健康診断とセットで管理してあげましょう。
成犬は何歳から?犬種のサイズ別に紹介
犬の成長は人よりも早く、まだまだ子犬と思っていたら年齢的には成犬になっていたことに驚く飼い主様もいらっしゃるでしょう。
大きく分けると子犬(パピー)期・成犬期・シニア期と3つに分類される犬のライフステージは、それぞれ犬種によっても分けられる年齢が変わってきます。
正しく理解すると愛犬の成長に必要な栄養や運動にも対応できますので、しっかり把握しておきましょう。
超小型犬は生後10ヶ月頃
超小型犬と呼ばれる犬種は、トイプードルやパピヨンにポメラニアンといった人気犬種が該当します。
成犬時の体重は約4kg以下といわれており、10ヶ月前後で成犬期を迎えます。
一般的に8才前後にはシニア期に入りますが、犬種の中でも寿命が長い傾向がありその分認知症やその他病気にも罹りやすくなるので栄養や運動を適切に管理してあげてください。
また、常に飼い主様と一緒に過ごすことが多いのでお年寄りにも飼いやすい反面、食欲のムラやちょっとワガママに育ちやすいので最低限のしつけは体が小さくても必要です。
小型犬は生後10ヶ月頃
成犬時の体重が10kg以下の犬種は小型犬になります。
主な犬種として柴犬やバグにシーズーなどが挙げられます。
小型犬も10ヶ月前後で成犬期を迎え、それからは急激に成長することはまずありません。
小型犬の1才は、人に置き換えると17才くらいと考えられますので好奇心や運動にフードまでバランスよく色々な経験をさせて適切な栄養を摂れるようにしてあげましょう。
先に挙げたパグやシーズーはは、それぞれ短頭種や目が大きいなど特徴を持っていますので犬種にあったケアを行ってください。
中型犬は生後12ヶ月頃
11kg以上25kg以下は中型犬の範囲となります。
かなり体が大きい犬種ばかりとなり小型犬と比べて成犬期も遅く、12ヶ月前後から成犬期を迎えます。
中型犬としてコッカースパニエルやウィペットにシェットランドシープドッグなどが挙げられます。
甲斐犬や紀州犬といった日本犬もこの部類に入ります。
体力があり体も大きいので怪我やトラブルに発展しないように飼い主様との信頼関係を結び、指示に従えるようしつけましょう。
ストレスが溜まると家庭内で問題行動を起こすことも考えられます。
ドッグランや体を動かせる遊びを多く取り入れて年齢に合った運動を心掛けましょう。
大型犬は生後1年半頃
大型犬に当てはまる体重は成犬時に26kg以上となります。
生まれて約1年半から2年で成犬期に入りその頃は人に例えると16才くらいになります。
他の犬と比べて体が大きくなるまでに時間が掛かりますので、成犬期は遅くなりそれ以後は大きな成長は認められません。
健康な体を造って維持するために、パピー期の間は成長を支える栄養たっぷりなフードを適切に与えましょう。
この時期に満足な栄養が摂取できないと健康面や精神的にも問題が起きてしまいます。
超大型犬は生後18~24ヶ月頃
成犬時の体重が45kg以上は超大型犬となります。
成長段階が2回に分けられ急激な成長期と緩やかな成長期を経て、約1年半から2年で成犬期へと移行します。
生まれた時は数百グラムの小さい体を大きくするために、骨や関節の成長に大切なフードにはこだわりましょう。
また、寒い地域が原産の犬種も多く日本の蒸し暑い季節は特に注意しましょう。
人の仕事を手伝っていた歴史をふまえて、毎日の生活にも仕事的な役割を持たせてあげるとイキイキとしてくれるはずです。
超大型犬として馴染み深い犬種は、ゴールデンレトリーバーやシベリアンハスキーにドーベルマンなどがいます。
成犬になったら変わることとは?
成犬になると、今まで心配が多かった犬の体に大きさ以外にも変化が現れていきます。
どこに連れていくのも楽しい時期となり、多くの経験をさせることで飼い主様とより強い関係を築くことができます。
体力・免疫力が向上する
弱々しかった小さい体に免疫力や筋肉が蓄えられて、体つきがしっかりとしていきます。
病気になりにくく、パピー期には命取りにもなりかねない感染症などの病気に罹っても治りやすくなります。
なので成犬期には、無理のない範囲で本能を満たす遊びや運動を多く取り入れてより社会性を身に付けていきましょう。
学習は、パピー期だけではありません。
犬はいくつになっても学習し、経験したことを覚えて成長していきます。
フードが成犬用に変わる
パピー期は、体を作ることを一番にフードの成分も考えられています。
成犬期を迎えたのにいつまでもパピー用のフードを与えていると、高いカロリーによって太りやすくなり肥満になる恐れがあります。
ですが、いきなり成犬用を与えると嘔吐や下痢などをおこすこともあります。
パピー用フードに少しずつ成犬用フードを混ぜながら、時間を掛けて切り替えていきましょう。
乳歯から永久歯になる
犬も人と同じく乳歯が生え、永久歯に生え変わります。
生後4ヶ月から5ヶ月頃には永久歯に生え変わりはじめて小型犬が成犬期に入る頃にはすべての永久歯が揃います。
食べ物の影響や歯石などで黄ばみや汚れといった歯石が付き、シニア期に入ると歯を失う犬もいます。
また、犬の虫歯はとても珍しく、虫歯になる犬はほとんどいません。
ですが歯磨きや犬用の歯磨きガムなどでケアをしないと、歯に付いた汚れが食べ物と一緒に飲み込まれて、体に影響を与えることもあります。
成犬になってからだと口に異物を入れることに激しく抵抗する場合もありますので、パピー期から慣らしていきましょう。
まとめ
犬は人より早いスピードで成長しシニアを迎えます。
一日一日を全力で精一杯の笑顔で成長する愛犬に、時間の許す限り寄り添って楽しく生活していけるように心掛けましょう。
垂れ耳が可愛い小型犬
犬の耳には立ち耳と垂れ耳がありますが、垂れ耳の犬は愛らしい印象があります。
耳の形で顔の印象が変わるので垂れ耳が好きという人も多いです。
垂れ耳が可愛い小型犬をその特徴や性格を上げて紹介します。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
イギリス王室のチャールズ2世が溺愛した小型犬として有名です。
キャバリアは中世の騎士という意味ですが、性格は穏やか且つ優雅で、表情がとても豊かです。
遊ぶことが好きですが、喧嘩は好まず、小さな子どもに対しても寛容に接します。
毛並みが絹のように美しく滑らかで、優しい性格は「癒やしのスパニエル」と呼ばれるほどです。
活動量はあまり激しくないため、初めて犬を飼う人にも飼いやすく、家庭犬としても理想的と言われています。
ミニチュア・ダックスフンド
とても人気のある小型犬で、犬の中でも胴長で知られるダックスフンドの最もポピュラーなタイプです。
一人暮らしでも飼いやすいと言われており、賢い性格でもあるため、しつけがしやすい犬種です。
耳がとても長く、顎の下辺りまで届く子もいます。
ただ、猟犬として活躍してきた気質があるので、反応が高く興奮して吠えやすいところがあります。
足が早く身軽な体型で頭も良いため、ドッグスポーツなどをさせると能力を発揮します。
マルチーズ
真っ白で長い毛並みが上品な印象で、世界で一番古い愛玩犬と言われています。
快活な性質を持ちますが、意外と粘り強い性格であるため、しつけする際も熱心に取り組みます。
寂しがり屋な所も可愛らしく魅力的です。
マルチーズは「マルタの犬」という意味で、地中海のマルタ島原産なので寒さには弱い犬種です。
抜け毛は少ないですが毛玉になりやすいのでトリミングをする必要があります。
室内の温度には気をつけてあげましょう。
パグ
鼻ぺちゃでシワの寄った顔に大きな瞳が愛されるパグは陽気で明るく、素直な性格をしている犬種です。
一方、マイペースで頑固な一面もあります。
警戒心が低いため、無駄吠えをすることが少ないです。
筋肉質でがっしりとした体型で、垂れ耳には2種類あり、前に垂れたボタン耳と短く巻いているローズ耳があります。
パグのような短頭種は夏の体温調節が苦手なので、特に熱中症対策をしっかり行いましょう。
また顔のシワの部分に汚れが溜まらないように、こまめにお手入れをして清潔を保つことも大切です。
トイプードル
ぬいぐるみのような可愛さを持つトイプードルは小型犬の中でも特に人気が高い犬種です。
プードルの特徴として抜け毛がなく、賢くしつけやすい点が飼いやすいと言われています。
明るく非常に活発で運動能力も高いので子供たちの遊び相手としても申し分がありません。
欠点を見つけづらい性格で、家族に対してはとても愛情深いです。
他の犬や他人にも上手く接することが可能です。
ふわふわの巻毛はよく伸びるので、定期的にトリミングをしてカットの仕方で印象を変化できるのも魅力です。
垂れ耳が可愛い中型犬
垂れ耳で有名な犬といえばスヌーピーが浮かびます。
アニメとしてもその愛らしさが魅力的ですね。
垂れ耳には猟犬としての役割がある犬が多く、猟に適した体を作る目的の一つと言われています。
垂れ耳の中型犬をスヌーピーのモデル犬も含めて紹介します。
ビーグル
ビーグルはスヌーピーのモデルと言われています。
光沢のある短毛で垂れ耳の形がよくわかります。
賢いので初心者でも飼育しやすい犬種で、性格は人懐っこくて優しく、攻撃的ではありません。
ビーグルの祖先はうさぎ狩りが得意だと言われ、大変歴史の古い猟犬のルーツを持っています。
獲物を見つけると吠えて仲間に知らせる本能があるのでよく通る声で吠えます。
嗅覚が優れているので現在は麻薬探知犬としても活躍しています。
アメリカン・コッカー・スパニエル
ディズニーの「わんわん物語」に登場するモコモコした毛並みの犬で、世界中で人気が高いです。
エレガントですが、猟犬がルーツなので運動量が多い犬種です。
快活な性格で、人間と遊ぶことを好み、「陽気なコッカー」と言われています。
遊びや散歩などで多くの時間を過ごせる人に向いています。カラーは黒やレッド、チョコレート色、クリーム色など種類が多く、
とても長い毛をしているので、ブラッシングやトリミングでいつもきれいに整えておく必要があります。
バセット・ハウンド
長い垂れ耳と短い足、たるみのある顔は愛嬌があり、イギリスで人気が高い犬種です。
見た目通り、性格はとても穏やかで、凶暴さを有していません。
のんびりとしたマイペースな性格で飼い主にも従順でしつけやすいです。
耳の長さは犬の中で最長でギネスにも載っています。
散歩の際に長い耳を地面に引きずってしまうのでスヌードでカバーしてあげましょう。
また肥満になりやすいので体重管理と適切な運動が必要です。
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
スパニエルとつく犬種は垂れ耳ですが、その中でも中型からやや大型に入る犬種です。
猟が普及する前から鳥猟犬として人の役に立ってきた歴史のある犬です。
「スプリンガー」とあるように足が長くスタミナがあリ自由に走り回ることが大好きです。
友好的で穏やかな性格をしていますが、運動量が多いので、それについていける自信がある運動好きな人に向いているでしょう。
賢く能力が高いので、子犬のときからしっかりとトレーニングをして一緒にアウトドアで楽しむ時間を持つと良いパートナーになるでしょう。
垂れ耳が可愛い大型犬
垂れ耳が可愛い大型犬を紹介します。
体が大きいため怖いという印象を持たれがちな大型犬ですが、垂れ耳はソフトで愛らしい印象を与えてくれます。
いずれの大型犬も優しく従順な性格で、飼い主や家族を癒やしてくれる存在です。
ゴールデン・レトリーバー
大型犬の中でも人気が高く名前がよく知られているゴールデン・レトリーバーは、介助犬やセラピー犬としても活躍する犬種です。
とても穏やかで賢い性格から、人間に対しても、犬に対しても、非常にフレンドリーに接することができる犬です。
滑らかで大きな垂れ耳、長くフサフサのしっぽを持つ優雅な外見が魅力的です。
太りやすい体質なので食事の管理が必要で、がんを発症しやすい犬種とも言われています。
暑さには弱く、毛玉になりやすい長毛なので室内で飼うことをおすすめします。
ブラッド・ハウンド
がっしりとした体格といかつい見た目に反して、非常に穏やかな性格をしており、他の動物や人間に対しても優しく、友好的です。
多頭飼いにも向いた犬種です。
体重が40~50kgくらいになり、たるみのある皮膚を揺らしてゆっくりとした動作を取ります。
耳がとても長く、首元まで垂れている子もいます。
すべての犬の中で最も嗅覚が優れた犬種と言われ、警察犬として活躍しています。
グレート・デーン
超大型犬として体高が70~80cmになる犬種です。
日本では飼育数はあまり多くはありません。
強面な顔と体格の良さから威圧感を感じがちですが、非常に優しい性格をしています。
基本的には穏やかな犬種ですが、一度攻撃的になると手に負えません。
そのため、しつけをすることは必須です。
しっかりとしつけをすると、主人に対して服従心が強く飼育しやすいです。
平均寿命が7歳と短めで、病気には注意が必要です。
ラブラドール・レトリーバー
ラブラドール・レトリーバーはその有能さを発揮する盲導犬や介助犬のような人間のために働く犬として有名です。
体が大きいですが威圧感はなく、優しそうな顔立ちと垂れ耳が人を安心させます。
温和で賢い性格も魅力的です。
集中力が高く、人と一緒に何かをすることが大好きなので、子供や他のペットとも仲よく暮らせます。
運動能力が高く散歩だけではストレスを感じるので、ドッグランで走ったり、アジリティや水遊びなど体を動かすことをさせてあげましょう。
垂れ耳の犬の耳掃除のやり方
愛らしい垂れ耳ですが、実は耳の病気にかかりやすいという特徴を持っています。
従って、日頃から耳の健康チェックが必要です。
動物病院で耳掃除をしてもらうという人もいますが、垂れ耳の犬の場合は飼い主自身が耳掃除をできるようにしておくと安心です。
自宅で耳掃除する場合
湿気があると耳の中に細菌が溜まりやすいので、耳掃除は垂れ耳の犬種にとって不可欠なケアです。
そのため、飼い主の日頃からの観察や手入れが欠かせません。
しかし、あまりにも度々耳掃除をしていると、逆効果になることもあるので2週間に1度くらいの頻度で行ってください。
愛犬が耳を何度も振ったり、かゆそうに気にしていたりする時は汚れている場合が多いので必ずチェックしましょう。
また、耳の内側にたくさん毛が生えている子は毛を抜く必要があります。
指で引っ張る程度で十分ですので優しく抜いてあげてください。
耳掃除の手順
実際に耳掃除を行う手順を説明します。
動物病院や通販などで買えるイヤークリーナーとコットンやガーゼを用意します。
①耳の中にイヤークリーナーを垂らします。
(量は製品の指示を守ってください。)イヤークリーナーをよくなじませるように耳元をマッサージします。
②犬が耳を振ったら、耳の中をコットンやガーゼで優しく拭きます。
耳の奥まで拭いたり、綿棒で奥を掃除することは避けましょう。
綿棒は綿が残ったり耳を傷つける可能性があります。
耳を振ることで耳垢が出てきますので、奥まで丁寧に拭く必要はありません。
蒸れやすいので耳はよく乾かしてあげてください。
垂れ耳の犬は耳の病気に注意
垂れ耳の犬は通気性が悪いため、立ち耳の犬より耳の病気にかかりやすいのです。
主にかかりやすい外耳炎・耳ダニ感染症の症状を紹介します。
どちらも悪化させると厄介な病気ですので、よく覚えておいて予防とケアをしてあげましょう。
外耳炎
垂れ耳の犬にとって一番かかりやすい厄介な病気であり、慢性化させないようケアをする必要があります。
外耳炎は慢性化・再発しやす異病気で、悪化して内耳炎や中耳炎を引き起こす可能性があるため、治療は根気よく最後まで続けましょう。
外耳炎は細菌や真菌感染による場合、耳ダニによる場合、シャンプー後のケア不足の場合など原因は様々ですが、ベトベトした臭い耳垢がたまり、とても痒がります。
病院では耳の洗浄と原因を取り除くため抗生物質などが投与されます。
予防は普段から耳掃除を定期的に行うことです。シャンプーや水遊びの後は水分を丁寧に拭き取りましょう。
耳ダニ感染症
ミミヒゼンダニ感染症や耳疥癬(みみかいせんしょう)などとも呼ばれ、犬の耳に耳ダニが寄生して、発症する病気です。
感染すると黒いワックスのような耳垢がたまり、激しいかゆみが起こります。
掻きむしって傷ができたり、炎症を起こしたりすることもありますので、早めに病院での治療を行いましょう。
耳の洗浄とダニを殺す薬剤の投与を行います。
耳ダニ感染症はすでに感染している犬や猫との接触で起こるので、一緒に暮らすペットがいれば感染を防ぐことや同時に診察・治療をすることも重要です。
まとめ
犬は耳の形で印象が変わり、垂れ耳の犬は立ち耳より柔らかい印象を持たれているようです。
垂れ耳の犬を飼いたいと希望する人も多いでしょう。
でも、多くは耳の病気にかかりやすくケアが大切になります。
大切な愛犬の世話を自分の手で行えるようにしてくださいね。
犬と一緒に行ける神社
愛犬家であれば、犬と一緒にどこへでも出かけたいと思う人が多いでしょう。
初詣など神社にも一緒に行ってお参りしたいと願う人のために、犬と一緒に行ける神社を紹介します。
最近犬連れOKという神社が増えていますが、基本的には入れません。
その理由と犬を連れて行くときに守るべきマナーを説明します。
参拝に出かける際には参考にしてください。
須賀神社
東京都新宿区須賀町にある須賀神社は、お守りの種類が非常に豊富で「ペット守」もあります。
可愛い肉球のお守りで、首輪やハーネスにつけてあげたくなります。
他にも「ランドセル守」や「恋まもり」など種類豊富にあるので、一緒に行ってお参りし、お守りを授けてもらいたいですね。
また須賀神社は映画撮影にも使われていて、映画の聖地としても有名です。
アクセス:JR四ツ谷駅から徒歩10分
電話:03-3551-7023
「須賀神社」の公式サイトはこちらから
市谷亀岡八幡宮
東京都新宿区にある神社で、ペットと一緒の初詣が大変人気です。
20組の完全予約制で、毎年様々な種類のペットが集まります。
こちらのペット守は飼い主と愛犬の名前を刻んでくれる世界で一つのお守りやバンダナとして身につけられるお守りなど種類がいくつかあります。
お守りは9時~16時半までですので時間を間違えないで参拝してください。
またペット七五三も行われ、健康長寿を祈願してもらえます。
アクセス:JR市ヶ谷駅から徒歩5分
電話:03-3260-1868
「市谷亀岡八幡宮」の公式サイトはこちらから
武蔵御嶽神社
パワースポットが複数あることで有名な御岳山の山頂にある神社です。
山頂まで犬と歩ける神社として知られています。
境内にニホンオオカミが祀られ、江戸時代から「お犬様」として大切にされてきました。
お犬様にちなみ、犬の健康を願う人々が多くなり、愛犬祈願を行っています。
予約はいりません。
わんこのお守り・ペット守もあります。
初詣は愛犬祈祷は休止ですので日程を確かめて行きましょう。
アクセス:御岳ケーブルカー(犬もOK)で山頂、徒歩25分
電話:0428-78-8500
「武蔵御嶽神社」の公式サイトはこちらから
愛宕神社
愛宕神社の正面に86段から形成される石段は「出世の石段」とも呼ばれています。
ビジネス関係の人達から深い信仰があります。
愛宕山の山頂にあり、季節折々の美しさで都会のオアシスとなっている場所です。
自然の中、愛犬との参拝でもほっとできる時間が持てるでしょう。
防火防災・商売繁盛・コンピューター・縁結びにご利益があります。
アクセス:東京メトロ神谷町駅から徒歩5分
電話:03-3431-0327
「愛宕神社」の公式サイトはこちらから
花園神社
1200年以上の由緒正しき歴史がある花園神社(シャクナゲ)は、茨城県北茨城市にある美しい神社です。
自然豊かな場所にあり、清流の水の音を聞きながら神社に着くと大きな仁王像が待っています。
社殿には猿の像が建てられ、敬われる存在として祀られています。
春にはシャクナゲの花が咲き誇り、秋の紅葉も素晴らしいと評判ですのでぜひ愛犬と参拝してみてください。
アクセス:常磐自動車道北茨城ICから車で25分
電話:0293-43-9212
「花園神社」の公式サイトはこちらから
座間神社
座間神社は神奈川県にある風光明媚な場所として知られ、ペットの祈願も行われており、犬連れで参拝に来る飼い主が大勢います。
中の「伊奴寝子社」はペットの健康を願い、お守りするための神社として平成24年に建てられた全国で唯一の神社です。
ペット用のお守りやご神札があり、様々な祈願を行っています。
また樹齢300年のパワースポット「シイの木」や境内から眺める夕日の美しさは有名です。
アクセス:東名海老名ICから車で15分
電話:046-251-0245
「座間神社」の公式サイトはこちらから
犬の宮・猫の宮
犬の宮・猫の宮は村人をピンチから救った犬と猫を祭る山形県内の神社です。
ペットの供養や健康祈願に訪れる人も多いです。
「高安犬物語」の舞台になった場所としても有名で、参道に文学碑が立っています。
社殿の中には犬猫の写真がびっしりと貼られ、毎年7月第4土曜日にはペット供養祭が行われています。
お守りなどはありませんが、千年以上も前から大切に犬猫を祀ってきた歴史を感じさせる場所です。
アクセス:JR高畠駅から車で10分
電話:0238-52-0229
「犬の宮・猫の宮」の詳細はこちらから
宮城縣護国神社
こちらの神社は明治時代から太平洋戦争まで、戦争で命を落とした郷土出身者の霊を祀る場所です。
犬と一緒に神社で祈願したり、日本と戦争の歴史を学びたい人におすすめの神社です。
仙台市ということで伊達政宗公の陣羽織勝守や、運気上昇のお守りなどがあり多くの人が祈願に訪れています。
ペット用のお守りはありませんが、由緒ある神社での厳かな時間を味わえます。
アクセス:JR仙台駅から車で10分
電話:022-223-7255
「宮城縣護国神社」の公式サイトはこちらから
犬と神社を参拝する時のマナー
犬と一緒に参拝できる神社であってもマナーを守ることは当然です。
犬が苦手な人への配慮や誰もが気持ちよく参拝できるように守るべきマナーを確認しておきましょう。
また最近ではペット同伴の人のため、初詣の日が設けられている神社もあります。
専用であればゆったりとした気持ちで参拝できますが、そうであっても次のマナーを守るようにしましょう。
首輪・胴輪やリードを必ず装着させる
愛犬の身を守るため、そして周囲の人に迷惑をかけないように、首輪や胴輪(ハーネス)、リードなどを絶対に装着してください。
そもそも神社に限らず、散歩や外出先ではリードを付けておかなければいけません。
リードはしっかりとコントロールできるようにし、伸縮タイプのリードは避けましょう。
小型犬の場合、抱っこやカートに入れることもあるかと思いますが、万が一のことを考えて首輪やハーネス、リードを装着しておいてください。
神社の入り口に繋いで待たせない
犬が入れない神社で入り口に犬を繋ぐ人を見かけます。
しかし犬が誘拐されたり、危害が及ぶ可能性もあるので、周囲の迷惑も考えて、神社の入り口で待たせることは止めましょう。
犬が苦手な人にとっては怖いものですし、逆に犬にとっても飼い主がいない状況で待たされるのは不安なものです。
その不安が思いがけないトラブルにつながったりする可能性があります。
繋いでいたはずのリードが外れ、迷子になってしまったというケースもあるので繋いで待たせるのはやめましょう。
境内では排泄させない
境内で粗相をしないように、出かける前に排泄を全て済ませておきます。
万が一排泄した場合でもすぐに対処できるように準備しましょう。
うんち袋はもちろん、オシッコを流すための水やペットシーツがあると良いでしょう。
水を流すだけでは取り切れないのでペットシーツで吸い取るようにします。
事前に済ませたとしても犬は匂いを嗅いで排泄をしたくなるものですから、マナーベルトやおむつ等を利用するのも一つの方法です。
犬が神社に参拝できない理由
犬連れOKの神社を紹介しましたが、まだまだ少数派であり、多くの神社では犬と一緒に入ることは禁止されています。
禁止の看板がなくても犬を境内に入れてはいけないという理由がいくつかあります。
次にそれらの理由を説明します。
飼い主の参拝方法がマナー違反
犬連れの参拝を黙認していた神社が、飼い主(参拝客)のマナーが悪いことから、苦渋の決断をし、犬連れで参拝することを禁止にしたケースもあります。
神社だけでなく、観光地や公園などでも犬連れが禁止になることがあり、その理由の多くが飼い主のマナーが悪いからというものです。
特に神様を祀る神社では、参拝客のマナーは重視されますから、犬連れを許可するにはハードルが高いと考えられていると思われます。
飼い主はこの点を自覚して、しっかりと自分の行動や愛犬のしつけを見直さなければいけません。
犬は狐と相性が悪いという考え方
神社にはお稲荷さんとして狐を祀っているところが多いです。
昔からお稲荷さんである狐は、犬との相性が悪いと考えられていたため、お稲荷さんを怒らせぬように神社の人達は努めていました。
そのため、犬を境内に入れないようにしていたのです。
さらに昔は野良犬も多く、お供えを食べられたりすることもあったでしょうから、追い払うようにしていたと思われます。
動物=穢れという考え方
日本古来の考え方では「動物は穢れ」と言われ、神社やお寺に犬を連れ込むことは禁止でした。
日本で多くの人が進行してきた仏教では動物は穢れた存在でした。
平安時代、野良犬は特に嫌がられて屋敷からも追い払われたり、狩られることもありました。
また仏教では肉食もタブーでした。
日本人は昔から動物や肉食など多くのものを「穢れ」と考え、それらに触れないように生活していたのです。
そういう伝統的な風習や考えを守って犬連れ禁止としている神社が多いです。
神聖な動物達の迷惑になる?
神社の由来を見てみると、動物が助けてくれたというようなエピソードが残っていることがあります。
多くが神様の使いとされ、神様として祀られている動物たちです。
狐や鹿、蛇、トラなど様々な動物が神の使いとされています。
実際の犬でなく狛犬が2対建てられているのも邪気を払うという意味があるからです。
つまり神聖な動物たちが形を変えて、神社にいるというわけです。
神社に犬を連れて行くと、神聖な動物達に迷惑をかけるのでは?という考え方が未だに根付いています。
まとめ
ペットと一緒に参拝できる神社は増えてきていますが、多くは犬連れ禁止であり、日本古来の風習や考え方が影響しています。
神聖な場所ですので、犬連れOKな神社であってもマナーをきちんと守り、他の参拝客に迷惑をかけないように気をつけてお参りしましょう。