猫は寝てる体勢で気持ちが分かる
猫は一日の大半を寝て過ごし、環境や体調によって寝方も様々です。
性格や多頭飼いかどうかでも変わってきますが、よくSNSや動物番組で紹介されている寝方はほとんどの猫がよくする体勢として「うちもやってる」「可愛い」と多くの人が微笑ましく感じているでしょう。
また、寝姿によってどんな気分でいるのかわかると、空調の設定やペットベッドの用意など環境も整えやすいですよね。
猫の寝る体勢と気持ちをそれぞれご紹介していきます。
香箱座りで眠っている
背中を丸めてしゃがんでいるようなスタイルですが、前足は器用に体の下へ入れているスタイルです。
お香やお茶の道具を入れる箱に姿が似ていることから、この名前が付いたと言われています。
眠るときだけではなく休むときにもこのスタイルになりやすく、前足を体の下に入れているのですぐに動き出すことが難しい体勢です。
なので、信頼と安心を感じるリラックスした環境でない限りこの形になることはありません。
ヘソ天(お腹を見せている)
お腹を見せて眠る姿は、動物が一番守らなくてはいけない急所であるお腹を堂々と見せつけていることから、何も危険を感じずにリラックスしている気分であることが伺えます。
知らない場所や人に対してこの姿を見せることは少なく、安心した様子に飼い主様も嬉しく感じるはずです。
ですが、いきなりお腹に触れたりするとビックリして噛まれたり引っ掻かれたりする場合もあります。
嫌な思い出として記憶されてしまうと、もうヘソ天姿が見られなくなるかもしれません。
信頼関係や猫の性格などもありますが、気持ちよく眠っているときは、かまわずにそっとしておきましょう。
ごめん寝(前足に顔をうずめる)
猫が土下座して謝っているかのような姿に見えることから、「ごめん寝」や「すまん寝」などユーモアたっぷりなネーミングで呼ばれています。
居眠りしていたら、頭が前に倒れてしまっただけ、眩しくて眠れないので顔を隠しているのでは、と様々な見解があるようです。
薄暗くて狭いところが大好きな猫の習性から安心できる体勢を取っているとも考えられます。
寒い季節は空気も冷たく乾燥しているので、冷たい空気を直接取り込まないようにカバーしている合理的な理由もあるようです。
ダラッと伸びて寝てる
夏場によく見られる寝姿で、毛皮をまとっている猫は体に籠もった熱を上手に放出するために体をダラっと伸ばして寝ます。
適度にリラックスしている状態でもあります。
また人と同じく熱いから動きたくない気持ちもあるのではないでしょうか。
特に長毛種やシニアの場合は熱中症に罹りやすくなりますので、室温や湿度を見直して調整してあげてください。
猫は寝てる場所でも気持ちが分かる
上下運動を得意とする猫は、キャットタワーや家具の上など高い場所も容易に上がります。
どこで寝ているかでその時の猫の気持ちも読み取ることができます。
飼い主の近くで寝てる
性格や信頼関係にもよりますが、猫の中には飼い主様の仕事や作業をまるで邪魔するかのような行動をする猫が多くいます。
パソコンのキーボードの上に座り込んだり勉強や読書の邪魔をしてきたりして、飼い主様の膝の上が特等席となり常に近くで寝る猫は困りながらも愛おしい存在ですよね。
そんな猫はやはり飼い主様の側が一番安心する場所と考えています。
そんな猫は、夜お布団の中にも入りたがるのではないでしょうか。
良好な関係を築けている証拠でもあります。
狭い場所で寝てる
狭い場所は、習性も関係し落ち着く空間として好んで入る猫はやはり安心する場所として考えています。
ちょっと目を離したすきに引き出しやダンボール・カゴに潜り込んでいる様子は猫がいるお家には当たり前の光景かもしれません。
入れそうなところはどこでも入ってしまうので、姿が見えなくなって慌てて探す飼い主様も多いようです。
高い場所で寝てる
高い場所は、温かい空気が溜まりやすく冷蔵庫の上などは丁度よい熱の感触も感じられるので、冬場の定位置としても絶好の場所となります。
また、多頭飼いをしている場合や家族がかまいすぎたりすると、ひとりになるために高い場所へ上がって寝ることもあります。
人の動きがひと目で分かりやすいので、安心も感じているのではないでしょうか。
猫が寝てる時にしてはいけないこと
せっかくリラックスして寝ている猫をびっくりさせてしまうと、安心して寝ることができなくなってしまいます。
「可愛い姿を見ているとつい」ということもあるかもしれませんが、信頼関係を壊すと再構築は時間がかかります。
ここからは、寝ているときに避けたほうが良いことをご紹介していきますので日常的に注意をしていきましょう。
大きな音を発生させる
大きな音は、たとえ起きている場合でも驚いてしまいます。
耳の良い猫は、あまり大きな音が得意ではありません。
生活する上で多少の音は許容範囲でもありますが、テレビや音楽のボリュームも含めて猫が寝ているときは配慮してあげましょう。
また、近所で工事をしていたりお子様が騒ぐ声など長く続く音もストレスになることもあります。
窓を閉めたり猫が近くで寝ているときは静かに過ごすよう決まりを作ったりして、安心して過ごせる環境を用意してあげてください。
遊ぼうと誘う
いきなり起こしても、その気にならなければ遊ぶ気持ちになることは少ないかもしれません。
なので、わざわざ遊びに誘う理由も感じず猫を起こすだけになりますのでやめましょう。
おもちゃを動かす音やわずかな気配でも猫は目を覚まして睡眠を妨げます。
遊びたい欲求を満たしてあげるためには、猫から遊びのお誘いがあったり起きているときにかまってあげたりすることのほうが大切です。
強引に撫でる
気持ちよく寝ている猫のお腹をいきなり触ると嫌がられる可能性もあります。
頭や背中を優しく撫でる程度なら受け入れてくれる猫もいますが、性格にもよりますので無理な接触は控えたほうが良さそうです。
人も寝ていたのにいきなり触られたら嫌な気持ちになりますよね。
健康で元気に過ごしてもらうためにもそっとしておきましょう。
写真をたくさん撮る
愛猫の可愛い顔や寝姿を写真に残したい飼い主様はたくさんいらっしゃいます。
しかし、気配やシャッター音などで眠りの妨げになる場合もあります。
できるだけ音を立てずにサッと終わらせるようにしてあげます。
まとめ
可愛い愛猫の寝姿や寝顔は、飼い主様が安全な空間を用意してあげている証拠でもあります。
ついかまいたくなってしまう気持ちもわかりますが、人以上に睡眠時間が必要な猫の習性を把握し、ゆっくりと休ませてあげましょう。
信頼関係を結んでより楽しい愛猫との生活を楽しんでください。
子猫の夜泣きの原因は?
よちよち具合が可愛い子猫は、おっとしている子からやんちゃな子までさまざまな性格の子がいます。
とても可愛いのですが、反面夜泣きが多くて困っているという方もいるのではないでしょうか。
その原因が何なのかわからない!と悩んでいる方もいるでしょう。
そこでここでは子猫の夜泣きの原因についてご紹介します。
トイレを掃除してほしいという要求
猫は綺麗好きな動物として知られています。
なので、トイレをしたいけど汚れているから掃除をして欲しいという要求で泣くことがあります。
特に多頭飼いの場合、他の猫が夜間に用を足し、飼い主さんが掃除できないため、泣いている可能性が高いでしょう。
そんな時は、自動式トイレにすれば問題は解決するのですが、自動式な結構高価なのでなかなか購入するのに勇気が必要。
そこで、一番良い方法はトイレの数を増やすのが良い手段ではないでしょうか。
基本的に猫のトイレは1匹の猫に対し1個が理想的。
それでも足りない場合は置けるまで増やすことをおすすめします。
空腹を我慢できない
子猫は成長期なのですぐにお腹が空いてしまうことがあり、空腹のため夜泣きをしている可能性があります。
夜飼い主さんが寝てしまって食事を用意できない場合は、ドライフードを置いておくのもいいですし、日中のご飯を増やすといいでしょう。
中には空腹で泣いても飼い主さんが起きてくれないため、布団に粗相をしてしまう子もいます。
置きエサをしたり、エサの量を増やすと改善されたという声を結構聞くので一度試してみてくださいね。
寂しいから
今まで過ごした環境から新しい場所に変わった時に母親が恋しくで寂しさで夜泣きをする子がいます。
また、夕暮れや夜明けなど、薄暗い時に活動する薄明薄暮性の動物なので、狩猟本能からまだ夜明け前の暗い時に、ゴソゴソと動き出すという理由も考えられるでしょう。
寂しいからと朝早くや夜遅くに泣き思わず相手をしてしまいがちですが、一度相手をすると今後は要求で泣き始める可能性があるのでできるだけ無視することをおすすめします。
泣いても誰も相手をしてくれないと子猫が理解すれば段々泣かないようになります。
ホルモンバランスが変化した
不妊手術などにより、ホルモンバランスが変化したことで、夜泣きをする事例があるようです。
今まで夜泣きしなかった子が術後に夜泣きし始めることがあるならホルモンバランスが変化したことが原因である可能性が高いでしょう。
しかし、この場合の夜泣きは長続きせず早ければ3日、遅くても1カ月ほどで治ってくると思います。
多少うるさくても叱らないようにしてあげてくださいね。
ストレスから
子猫のうちはケガをしないように、夜はケージに入れて寝かせる家庭も多いでしょう。
しかし、疲れ知らずの子猫なので、出して欲しいという理由から夜泣きをする子がいます。
また、狭い場所に閉じ込められることに対しストレスを感じている可能性も。
そんな場合、少し大きめのケージに変えてある程度動き回れる大きさにしてあげると良いかもしれません。
病気にかかっている
子猫は言葉を発することができず、自分の体に異常が起こったら泣いて知らせます。
夜泣き以外に何か症状が出ていないかを確認し、普段を違う様子があれば、早めに受診するようにしてください。
子猫は免疫や体の機能がまだ未発達のため、体調を崩しやすいです。
気になることがあればかかりつけ医に相談することをおすすめします。
発情期がやってきた
発情期の夜泣きは女の子によく見られます。
発情期を迎えると大きな声で頻繁になき、男の子に自分の居場所をアピールします。
猫は季節繁殖動物なので、気温、日照時間によって発情時期、体重などで発情時期が決まるとのこと。
毎月決まった時期に夜泣きをすると結構騒音に聞こえるので、発情が原因で夜泣きを繰り返す場合は、避妊手術をするのが一番です。
子猫の夜泣きの対処法
子猫が泣くのはある程度予想済みと思っている方も多いですが、いざ毎日夜泣きされると精神的に参ってしまいます。
そこで今回は子猫の夜泣き対処法についてご紹介していきます。
規則正しい生活を送る
猫は元々夜行性の動物なので、子猫は本能的に夜になると元気が出てきます。
猫にとっては自然なことなのですが、人間とは正反対の生活リズムになってしまうので、人間と一緒に暮らす場合は人間のリズムに合わせ規則正しい生活を送ることが重要です。
飼い主自身の生活リズムが安定していると、子猫もだんだん合わせるのが簡単になるので、できるだけ毎日同じリズムで生活するよう心掛けてください。
日中や夕方にたっぷり遊ぶことができると、夜は自然と眠たくなり夜泣きすることなく寝てくれるようになるでしょう。
食事量や時間を調整する
食事の量は猫の大きさや年齢によって違いますが、活発な性格の子はすぐにお腹が空いてしまう子も。
そんな場合は、夜泣きをする可能性が高いので、猫の性格に合わせて食事の量や時間を調整するようにしてください。
夕方にたっぷり食べると朝までお腹がすくこともないと思うのですが、それでも改善しない場合は、夜寝る寸前にご飯をあげることも一つの方法です。
避妊・去勢手術をする
発情期の猫はどうすることもできないくらい夜泣きをするようになります。
本能的な行動なので誰も止めることができないため、繁殖を考えていない場合は、去勢手術や避妊手術をおすすめします。
生後5か月くらいの手術が勧められているので、子猫を迎えた時から考えておくとすぐに手術を受けることができるでしょう。
術後、傷口の違和感で多少夜泣きをすることもありますが、完治するころには夜泣きすることが少なくなってくると思います。
寝る前に寝床を確認する
寝床が落ち着かなくて夜泣きをする場合は、寝る前に寝床のチェックをしてあげてください。
いつもの毛布やシーツが所定の場所であるかどうかを確認しましょう。
また、猫は綺麗好きなので、汚れている場合は、掃除をして清潔にしてあげてください。
寝床に毛布を入れる
母親や兄弟猫と別れて寂しい思いをしている場合は、夜泣きがなくなるまで時間を要します。
寂しくて泣いている際は、和らげるためにも寝床に毛布を入れてあげるといいでしょう。
出来れば母猫の匂いが付いているものがベストですが、ない場合は飼い主の匂いがついた毛布でも構いません。
毛布がそばにあるだけで安心して眠れるという子猫もいるので、一度試してみる価値はあるかもしれませんね。
寝る前にトイレをチェックする
トイレが汚いと掃除をして欲しいという要求から夜泣きをする子がいるので、寝る前にトイレチェックをするようにしてください。
汚れていたら掃除をしてから寝るようにし、子猫が夜中でもトイレを使えるようにしてあげましょう。
先ほどもご紹介しましたが、掃除が無理であれば複数のトイレを用意することをおすすめします。
子猫の夜泣きの対策グッズ
先ほどご紹介した夜泣き対処法を試しても改善しない場合は、夜泣き対策グッズを試してみるのもいいかもしれません。
ここでは、夜泣き対策グッズをご紹介します。
レスキューレメディ 10ml
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植物療法の一つであるこの商品は、インパチエンス、クレマチス、チェリープラム、ロックローズ、スターオブベツレヘムの5つを調合して作られました。
乱れた心のバランスを整え、ふだん通りの落ち着きを得ることができると言われているので、猫の夜泣き対策にも使用されています。
フェリウェイ スプレー 60ml
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猫のフェイシャルフェロモンF3が含まれており、ストレスによる猫の問題行動を軽減、また情緒を安定させてくれる効果があります。
フェリウェイは猫の頬から分泌されるフェイシャルフェロモンを参考に製造されているため、猫の体に害はなく、安心して使用することができるでしょう。
もちろん、効果は個体差があるので必ず夜泣きが治るとは言い切れないですが、一度試して見るのもいいかもしれません。
まとめ
今回は子猫の夜泣きについてご紹介しました。
可愛い子猫ですが、毎日夜泣きがあると飼い主さんの心も疲れてしまいますし、近所迷惑にもなってしまいます。
もし子猫の夜泣きで困っている方はなぜ夜泣きをするのかという理由を把握し、今回ご紹介した対処法や対策グッズを参考にしてみてくださいね!
生まれたての子猫を拾った時の育て方
猫の繁殖期は春と秋の年2回あり、いづれも日照時間が長くなり出産と子育てに適していることが関係するといわれています。
母猫は、初産や身の危険を感じたり子猫が小さく弱っていたりすると育児放棄する場合も多く、保護される子猫が増える季節でもあります。
では、もし母猫がいない子猫を見つけ保護した場合に何をすればよいのでしょうか。
「もし」のときに備えてしなくてはいけないことをご紹介していきます。
すぐに体温の確保を行う
生まれて間もない子猫は体温調節する機能が未熟なので、本来なら母猫にピッタリ寄り添い温めてもらいます。
保護したときに母猫から離れて間もない状況であっても気温や天候によっては命に関わります。
体温を安定させるために、使い捨てカイロやペットボトルにお湯を入れてタオルにくるみ、子猫がやけどをしないように注意して側に置いて温めてあげましょう。
保護した直後はダンボールなどを簡易的なハウスとして利用すると、空間が温まりやすくなります。
母猫の体温はおよそ38度前後ですのでこの温度に近い環境に近づけられるよう温かい環境を用意します。
雨に濡れていた場合は体も冷え切って危険な状態になります。
より早く温める方法として40度くらいのお湯を洗面器や洗面台に溜めて体を温めながら優しくマッサージをしてください。
生まれたての子猫を無事に育てることはとても難しく、特に体温が上がって一定に保つことが出来ないと助けられる確立もぐっと下がります。
子猫にほ乳・ミルクを与える
子猫の体温が上がって安定してきたら、脱水状態になっている体を回復させるためにほ乳による栄養補給を行います。
生まれてから2週齢頃までは2時間から4時間おきに、3週齢頃までは4時間から5時間おきくらいの頻度で与えてください。
しっかり飲めていない場合は、間隔を短くして飲ませます。
子猫用の哺乳瓶やミルクは、ペットショップなどで購入できます。
色々なサイズの哺乳瓶がありますが、体の小さい子猫の場合は小さいサイズのものが飲ませやすく吸い付きも良いので選ぶときの参考にしてください。
また、ミルクは必ず子猫専用のものを与えましょう。
手に入りやすい牛乳は、乳糖が多く含まれており子猫はこの成分を分解する機能がありません。
下痢や嘔吐の他に必要な栄養を吸収できなくなります。
子猫専用のミルクは様々な種類が販売されていますがそれぞれ分量や与え方が記載されていますので、容量を守って子猫の様子をみながら与えましょう。
ミルクの温度は母猫の体温より少し温かい40度前後にすると、よく飲んでくれる可能性があります。
準備ができたら、子猫の頭を後ろから指で支えて顔を上向きにします。
無理に飲ませようとせずに哺乳瓶を逆さにして乳首の部分にミルクを溜めて子猫の口元へ持っていき、くわえさせます。
子猫用の哺乳瓶は乳首の穴を開けてから使用しますので、哺乳瓶を逆さにしてミルクが滲み出るくらいの大きさを目安にすると誤嚥の心配も少なく安心です。
お腹がいっぱいになるとミルクが口から溢れたり飲むのを嫌がる様子がわかります。
子猫の体勢を戻して背中を軽くトントンとさすってゲップを促しましょう。
子猫を清潔にする
保護した直後の子猫の体は汚れていることも多く、ノミやダニが付いていることも珍しくありません。
明らかに弱っているような状態でなければ、素早くシャンプーを行って体を清潔にしてあげましょう。
寄生虫がいると子猫の体力を奪い元気に育つことが難しくなります。
体内に寄生する回虫や原虫は見た目だけではわからないので、できるだけ早く動物病院を受診してください。
子猫に排便・排尿させる
母猫は自力で排泄ができない子猫のお尻や陰部を舐めて刺激し、排泄を促します。
人が子猫を育てる場合は、ティッシュやガーゼを軽く湿らせて子猫の陰部やお尻をポンポンと刺激して排泄させましょう。
オシッコは出やすいのですがウンチはなかなか出ないこともあります。
十分な栄養分が含まれている子猫用ミルクを飲ませている場合、ウンチの量も少ない傾向がありますので焦らずに量と回数を注視します。
平均して1日に1回から2回、また2日に1回といった回数が多いですが、ミルクを欲しがっている場合は回数が少なくても心配ありません。
またミルクだけ与えている子猫のウンチは柔らかく、コロコロとしたウンチが出ないことがあります。
食欲がなくてウンチも出ない場合や脱水症状を起こす危険がある水っぽいウンチの場合は、早めに動物病院を受診をしましょう。
子猫の環境管理を行う
大人の猫と違い、子猫は自分で自由に快適な場所へ動くことができません。
健康に育つように次に挙げるような環境を整えることが重要となります。
○温かくて適度な湿度が保てる場所
○日光や室内灯が直接当たらない薄暗い場所
保温性の高いダンボール箱を使用し、タオルや暖かな敷物を敷いて床からの冷えを防ぎます。
カイロの使用やペットボトルに人肌のお湯を入れてタオルで巻いた簡易湯たんぽなど、ご家庭にあるもので十分保温効果が得られます。
ペット用のヒーターや湯たんぽを使用する場合は体の小さい子猫が熱くなりすぎないように注意してください。
母猫が温めている環境を作るために子猫の周囲が38度前後に保たれるように工夫しましょう。
室内の環境として、人が快適に過ごせる温湿度が望ましい状態です。
春先や肌寒くなる秋口の乾燥が気になったら加湿器の使用も検討してください。
子猫の目は生後数日で開きはじめ、しばらくは強い光に弱い状態です。
習性としても薄暗い環境はとても落ち着きますのでダンボールにタオルを掛けたり薄暗い場所へ設置したりして刺激を与えないようにしましょう。
生まれたての子猫を拾った時の注意点
保護した子猫の場合、高い確率でノミやダニ・猫風邪など感染症を発症している場合があります。
母猫からの感染や兄弟猫がいる場合は一緒に過ごすことでお互いを感染させたりと、経路も様々です。
猛烈なかゆみや体力低下によって免疫力の低い子猫にとって命取りになります。
感染症の有無を確認する
感染症にかかっている子猫の症状として、くしゃみや鼻水に目やにが酷く目が開かない様子が見受けられます。
また下痢や嘔吐といった脱水状態を起こしていると、早急な処置が必要となります。
猫風邪が代表的な感染症として知られており、鼻が詰まって息をすることもやっとの状態は子猫の体力を著しく奪います。
また、一緒にいた兄弟猫や先住猫にも感染する恐れがありますので子猫の状態をよく観察して気になる症状がないか確認しましょう。
ダニ・ノミがいたら駆除する
ノミやダニは、子猫の被毛の色によってわかりにくい場合があります。
また、耳ダニを母猫からもらっていると痒みや炎症を起こして脱毛していることがありますので、耳の中や皮膚の状態も確認してください。
体温維持と栄養補給によって体調が安定したら速やかに動物病院で駆虫薬や駆除薬を処方してもらいましょう。
ノミやダニは、人にも悪影響を与えます。
先住猫とは会わせない
もしご自宅に猫がいて子猫を保護した場合、ワクチンや駆除薬で守られていても先住猫が感染する危険があります。
感染症には空気から感染するものや、お互いを毛づくろいしたり食器やトイレから感染するものまで存在していますので動物病院で予防と治療を行ってから会わせるようにしましょう。
まとめ
子猫を保護し元気に育てることはとても大変なことです。
数日から数週間はミルクのために眠ることも難しくなりますが、その分元気に育ってくれると苦労も報われるのではないでしょうか。
離乳までの期間は、毎日体重測定を行って順調に体重が増えていることも確認しましょう。
また、少しでも様子がおかしい・気になる症状がある・不安などがあったら迷わず動物病院で受診や相談をしてください。
犬の服作りの型紙を無料利用できるサイト
犬の服はさまざまなデザインや種類が販売されていますが、最近は愛犬を自分好みにしたいと思っている方が多く、ハンドメイドに挑戦する飼い主さんが増えてきました。
そこで悩むのが準備ですよね。
ここでは、犬の服作りの型紙を無料利用できるサイトをご紹介します。
milla milla
milla millaでは、愛犬の服作りの講座などを開講している犬服デザイナーが型紙を無料でダウンロードすることが可能です。
無料型紙にはタンクトップをはじめ、フード&ポケット、バンダナ、クールバンダナ、セーラーカラー、蝶ネクタイなどがあります。
また、季節に応じた犬服の型紙を手に入れることもでき、夏には浴衣、秋にはハロウィン服などがあり、愛犬を仮装させて参加できるハロウィンパーティーなども開催されているとのことです。
なお、浴衣やパンプキンコスチュームについては有料となっているのですが、ダウンロード版の型紙であれば750円で購入することができるので、比較的リーズナブルではないでしょうか。
さらに、作り方自体がわからない方用にレシピも用意されているので、初心者の方にもおすすめです。
「milla milla」の公式サイトはこちら
そーいんぐ.com
そーいんぐ.comでは、小物やアクセサリー、子供服など幅広いグッズの型紙レシピを提供しており、ワンちゃんグッズのレシピもこのサイトで手に入れることができます。
レインコートやバスローブ、ベスト、お散歩バッグなども作り方も知ることができるので、愛犬のアクセサリーなどレシピを探している方におすすめです。
「そーいんぐ.com」の公式サイトはこちら
Love Like Dachs!!
Love Like Dachs!!は、ダックスフンド用のアウトドアベストの型紙が無料で手に入れることができるだけではなく、
ダックスフンド関連のさまざまな情報を提供しているダックスフンド専用のサイトです。
ダックスフンドは胴長短足のため、なかなか市販では購入が難しいですよね。
そこでこのサイトを利用してもらうだけで、愛犬を可愛くすることができるので、
これからダックスフンドを飼いたいと思っている方や、ダックスフンドの服がなくて困っている方は是非活用してみてください。
「Love Like Dachs!!」の公式サイトはこちらから
MOKA&SORA
MOKA&SORAは、ダウントードしてプリントアウトするだけで簡単に型紙が無料で手に入るサイトです。
また、フードの付け方やスカートの付け方、サイズの治し方なども紹介してくれています。
さらに愛犬用のノースリーブニットを作ってみたい人にもおすすめ!
愛犬の服を作ったけれど、少しだけサイズを直したいという方やノースリーブニットが欲しいという方はぜひチェックしてみてくださいね。
「MOKA&SORA」の公式サイトはこちら
クロバー
クロバーは、編み物や手芸、ソーイングなどが好きな人のためのサイトで、犬の服だけではなく手芸全般が対象です。
ペット雑貨に関しては、フードベストやデニムのベスト、リバーシブルコートなどがあり、浴衣の型紙レシピも手に入れることが可能です。
SサイズとMサイズの2種類があるので、愛犬のサイズに合ったものを選んであげてくださいね!
「クロバー」の公式サイトはこちら
犬の服作りにおすすめの型紙本
続いて犬の服作りにおすすめの型紙本を紹介します。
ダウンロードするにもプリントアウトができない、面倒臭いという方には本で直接見る方がおすすめなので、ぜひチェックしてくださいね!
着せるとカワイイ 平らなワンコ服 30着
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タイトルにもある平らなワンコ服とは、マジックテープで止めるだけのエプロンタイプの服になります。
コートやドレスなどのかわいいデザインの服が30種類も掲載されていますので、さまざまな服を愛犬に着せることができるのは嬉しいですね!
また平らな服は型紙サイズの調整もしやすく、簡単に作ることができるので、たくさん作ってあげてください。
小型犬から大型犬までぴったりサイズで作れる うちの犬の服+小物
リンク
オシャレなデザインが豊富にあるこの書籍は、タンクトップなど簡単に作れる服からアロハシャツやパンツ付きTシャツなど少し難易度が高い服も作ることが可能です。
小型犬から大型犬までの14サイズの型紙が付いており、小物を含め26種類の型紙と作り方が掲載されています。
どのデザインの服を、どんな生地で作ってあげようか考えるだけでもワクワクしますね!
可愛い犬の手作り服&グッズ―どんな犬種でもOK! 全16サイズの実物大型紙つき
リンク
渋谷の人気店ドッグポーズデザインによる犬の服と小物を手作りする本で、チワワのような超小型犬からレトリバーなどの大型犬まで使える全16サイズの実物大型紙付きです。
ポップでキュートなデザインは、写真を見ているだけでワクワクするものばかり。
型紙の他に、詳しい作り方も付いているので、初心者でも簡単に作ることができます。
色んなサイズのワンちゃんを多頭飼いしている方におすすめです!
さらに、猫グッズも紹介してくれているので、猫を飼っている方もぜひチェックしてみてくださいね!
犬の服作りの注意点やポイント
初心者の方にとっては手探りの状態で、どんなことに気をつければいいのか、またポイントなどはあるのかなど疑問だらけですよね。
ここでは、犬の服作りの注意点やポイントについてご紹介していきます。
犬の服作りの注意点
犬の服作りの注意点は以下の3つ。
・愛犬の体にフィットして働きやすくて快適な服であること
・最初は簡単なものから作るようにすること
・必ず愛犬のサイズをきちんと測ること
です。
また、愛犬のサイズよりも少し大きめに作ることも大切です。
愛犬のサイズピッタリに布を裁ってしまうと、着脱しにくく、着心地の悪い服になってしまうので、少し大きめに布を裁つことで、他直しの段階で修正することができます。
犬の服作りのポイント
そして、犬の服作りのポイントは工程をしっかり踏んで作っていくことです。
工程を簡単に以下にまとめました。
①首回り、胴回り、着丈のサイズをはかる
②型紙と生地を準備する
③型紙と生地をあわせて裁断する
④生地の端処理
⑤脇を縫い合わせていく
⑥リブを縫い付ける
この工程を守ることで失敗なく犬の服を作ることができるでしょう。
まとめ
今回は、犬の服作りのサイトや書籍、作る際のポイントや注意点をご紹介しました。
犬の服は販売されているものも沢山あるので、わざわざ作らなくてもと思う方もいると思いますが、愛犬にとって世界に1つの服を作ってあげたいと思っている飼い主さんも増えてきています。
今回はたくさんのサイトと書籍をご紹介していますので、服作りにチャレンジしてみようと考えている方は是非チェックしていただき、愛犬を自分仕様にアレンジしてあげてください!
犬に好かれる人の特徴
犬が大好きで飼ってみたいと思われる人はたいてい犬に懐かれた経験があると思います。
でも中には「どうしたら仲良くなれるのか?」と考えている人もいるでしょう。
犬は人間のそばで生活することが好きな動物なので感情を読み取ることも得意です。
犬は実際のところ、どんな人が好きなのでしょうか?いくつか共通するポイントをあげてみましたのでご覧ください。
好かれる人①:落ち着きがある
まずは「落ち着きがある人」です。
明確な理由は分からないものの、感情が安定している、穏やかでゆったりした雰囲気の人は犬に好かれます。
あまりにもテンションが高くて騒いでいる人や予測できない動きをする人に対しては、緊張したり警戒したりするところがあります。
犬同士でも落ち着きがない犬は避けられたり、一喝されるような場面があったりするので、落ち着きのなさは嫌いなのでしょう。
ゆったりとした動作で落ち着きがある人は犬に好かれ、そばにいたいと思わせるようです。
好かれる人②:優しく話しかけてくれる
犬に人間が話す言葉は通じませんが、優しく話しかけてくれるその雰囲気や感情はきちんと伝わります。
犬とコミュニケ―ションを取る際は、触れるだけでなく、優しく話しかけてあげると好感度が高くなります。
ポイント①の「落ち着きがある」と同様に感情が安定しているからこそ、犬にも優しく話しかけられるからです。
言葉そのものではなく、優しい声の調子やしぐさで犬は人の感情を読み取ります。
とても耳が良い動物ですので大きな声は必要なく、穏やかに笑顔で接することで警戒心が薄れるでしょう。
好かれる人③:構いすぎない
人懐っこい犬は自分から寄ってくることも多いですが、犬によっては知らない人への警戒心が強いタイプもいます。
しっぽを振っているからといって喜んでいるとは限らず、我慢していることもあります。
構い過ぎではなく、適度な距離感をキープしながら接してくれる人が好かれます。
初めて会う犬には、いきなり触ることは避け、飼い主に確認した上で手の匂いを嗅がせるなどして少しずつ触るようにしましょう。
また、とても友好的な犬であってもテンション高く接するのはNGですので、ゆったりとした気持ちで接してください。
好かれる人④:待つことができる
4つ目のポイントは「待つことができる人」です。
「待つ」とは?と考えてしまいますが、これは犬の方から近づいてくるのを待つという意味です。
犬は触られることが好きですが、信頼関係を築いていない人に触られるのを嫌がる犬もいるので、ちょうど良い距離感を保てる人が好かれます。
犬同士の挨拶はまずお互いの匂いをかぎ合うことで、いきなり相手に触ることはありません。
犬はマナーやルールを大切にしていますので、いきなり近づいて触りだす人間はあまり好きではないのです。
ゆっくりと時間をかけて犬の方から近づいてくれるまで待てる人になりましょう。
犬に嫌われる人の特徴
犬に好かれる人の特徴を紹介しましたが、反対に犬に嫌われる人にも残念ながら共通する特徴があります。
犬が好きで、仲良くしたいのに吠えられてしまうという人は次に紹介する特徴を確認してみてください。
知らず知らずのうちに同じ行動を取っているかもしれません。
嫌われる人①:目をジッと見つめてくる人
人間は相手の目を見て話すということが普通ですが、犬に限らず動物の世界では「正面から目を見る」という行為は威嚇です。
犬は見知らぬ相手がジッと見つめてくると、威嚇や警戒として捉えてしまうので注意しなければいけません。
犬同士の場合、そこからケンカになることもあります。
特に初対面やあまり慣れていない犬に対しては目をジッと見つめる行為はやめましょう。
正面ではなく、横に立ち、犬の胸や体を見るようにしましょう。
嫌われる人②:強い香水やタバコの匂いがする人
犬は香水やタバコの匂いなど、強すぎる匂いが苦手なので、不快に思ってしまう場合もあります。
人の100万倍もの嗅覚を持っているため、ほんの少しの臭いでも感じることができます。
警察犬や救助犬などが匂いで人を発見しているのも嗅覚が優れているからです。
なので強い香水や制汗剤をつけている時やタバコを吸った後には犬には近づかないほうが良いでしょう。
不快感を与えると好きになってもらえません。
嫌われる人③:テンション高めで近づく人
犬に好かれる人の特徴として、落ち着いてゆったりした雰囲気を説明しました。
まさにその逆で、興奮状態にある人は犬に嫌われる傾向があります。
犬が大好きだからと、テンションMAXで犬に近寄ると、悪気はないのに犬が逃げてしまいます。
急に「可愛い!」と大声で走っていったりすると、犬はびっくりすると同時に怖いという気持ちを持ってしまいます。
さらにいきなり体に触ろうとすると緊張して威嚇したりすることもあるので、絶対にやめましょう。
嫌われる人④:顔を覆うファッションの人
犬は人間の表情を見て、その感情を読み取ることができます。
マスクやサングラスなど、表情が分からないファッションをしていると、犬の警戒心を強めてしまいます。
犬は大好きな飼い主さんとは目を合わせて安心したり確認したりできるので、やはり目元が見えないのは不安に思えて近づきたくないと感じるようです。
犬と接する時には、顔を隠してしまうようなファッションは避けたほうが賢明です。
犬に懐かれる方法
犬が好きな人は愛犬はもちろんですが、散歩や外出で出会った犬とも仲良くなり、触りたいと思うことでしょう。
様々な理由で家で飼えない人はよけいにそう感じますよね。
そこで、犬に好かれ懐かれるコツ・方法を紹介します。心がけてみてください。
そっと手の匂いを嗅がせる
繰り返し紹介していますが、いきなり触ることはNGです。
犬が近づくのを待てる人が好かれるポイントですので、まずは自分の手の匂いを確認してもらいます。
相手の匂いを嗅ぐ行為は犬にとって挨拶と同様で、相手の情報を得る大切な行動でもあります。
手をグーの状態にして、犬の鼻先に近づけると良いでしょう。
この挨拶がすんだら、犬は相手を認識し興味を持ってくれるので、犬とのコミュニケーションが取れるようになります。
大きな声や激しい動作は避ける
犬は聴力や動体視力が人間よりも遥かに優れているので、突然激しい動きを見せられたり、大きな声を上げられると、恐怖を感じるのです。
子供が苦手という犬が多いのは、実は子供が突然走り出したり、高い声を上げることが多いからです。
犬に好かれるには感情が安定して落ち着いている事が大事なので、穏やかなゆったりとした気持ちで、優しい声やゆっくりとした動作を心がけてください。
撫でる際は体の側面を優しく撫でる
犬を触る際、頭を撫でるという行為が多いと思いますが、これも初めて会う犬にとっては怖いと感じる行為です。
大きな人間が覆いかぶさるように思え、ストレスで緊張するのです。
犬に好かれたい場合は、犬が警戒しにくい体の側面をそっと優しく撫でてあげましょう。
ですから犬の正面から近づくのもやめて、横に並ぶようにして慣れてもらうのがおすすめです。
犬同士でも体を横に並べて相手も匂いを確認しています。
犬には犬のルール・マナーがあるのでそれを理解しておきましょう。
最初に飼い主とコミュニケーションを取る
初めて出会った犬に触りたい時はまず飼い主の許可を取るのが礼儀です。
中には知らない人への警戒心が高く、お断りされる場合もあります。
触ることを受け入れてもらえた時もすぐに触らず、飼い主と話している姿を犬に見せれば、「警戒しなくても良いかも」と判断されることがあります。
犬は飼い主の友達なのだとわかってくれるからです。
友好的な犬の場合、触れ合うことをとても喜んでくれるでしょう。
まとめ
犬に好かれる方法は犬の気持ちを考えて安心させてあげられることでしょう。
犬と人間は違う動物なので、犬のマナーや行動を理解し寄り添ってあげることで、犬もわたしたちを認め、コミュニケーションを取ってくれるのだと思います。
この記事でまとめたポイントを是非実践して犬に好かれる人になってください。
犬の老衰症状とは?犬の亡くなる前の行動
犬は人よりもずっと早く年を取ります。
元気だった愛犬が老犬となり、衰えていくのは悲しいことです。
でも命あるものは皆いつかその日がやってきます。
ここでは犬の老衰症状として現れる体の変化を説明し、その時に飼い主としてどんな事ができるのか、考えてみましょう。
老犬が穏やかな最期を迎えられるように知っておきたいことです。
呼吸が乱れ始める
寿命は個体によって違うものなので、何歳になったら老衰ということは言えませんが、体力が衰えた犬には共通したことが起こります。
その一つは生命を維持するための呼吸の変化です。
元気で落ち着いている時にはゆっくりとした鼻呼吸をしていますが、口を開けて呼吸をするようになってきます。
走った後などではなく、横になっていても口を開けて早い呼吸しかできなくなることです。
そのような浅く速い開口呼吸を努力性呼吸といい、非常に息苦しい、呼吸が難しい状態になります。
食欲がどんどん無くなる
食べるという行為はとてもわかりやすく生命力に繋がっている行為です。
若い犬でも体調が悪い時の目安の一つは食欲があるかどうかということです。
老犬になると、食べるスピードが落ちたり食べるものが変化したり、食欲のムラも出てくるでしょう。
それでも、食欲が落ちた場合にはとにかく食べるものなら何でも食べさせて良いと動物病院でも言われます。
食欲が著しく低下または全く食べなくなった犬は、体調の悪化が急激に進み、生命維持が難しい状態になります。
体温が低下する
愛犬の体温はあまり測ったことがないかもしれません。
犬種によっても差がありますが、犬の平熱は37,5度~39度くらいです。
年齢とともに新陳代謝が悪くなり、平熱は下がってきます。
体温が下がると、元気がなくなり、体や肉球が冷たく冷える、血圧の低下などの症状が見られるようになります。
室温を上げたり、毛布で包んだりして温めても体温が段々と低下していく場合は、衰弱しそのまま死に至る可能性も考えられます。
下痢や嘔吐がひどくなる
体調の悪化や感染症、老衰などで消化管の状態が悪化した場合、下痢や嘔吐が見られます。
ほとんどの場合、食欲も低下していて体力があまり残っていない状態なので下痢や嘔吐が重なることで、さらに体が衰えることになります。
また、肛門の筋肉が緩んでいて下痢がもれてしまうこともあります。
その時は体をきれいに拭いてあげてください。
犬はきれい好きな動物ですから、最後まできれいで清潔な環境を与えてあげましょう。
欠尿・乏尿が見られる
尿の排出ができなくなる、または排尿がなくなる状態に陥る場合もあります。
尿は腎臓で作られる老廃物ですが、老化に伴い心臓や腎臓の機能が低下していたり、血圧が下がっていたりすることで尿が正常に作られなくなります。
尿が出ない、急に尿の量が減るということは老廃物が取り除かれずに体に毒がたまることと同じです。
老犬でなくても1日尿が出ない時には危険な状態となり、2日出ない場合は死を迎えることになります。
それほど排尿は動物にとって必要不可欠なことです。
発作が起きる
老衰ということは加齢により体内の衰弱が激しく、臓器の働きが悪くなっている状態です。
慢性的な病気を抱えている場合もあります。
不整脈や敗血症、腎不全による尿毒症などの疾患は発作を起こすことがあります。
発作が起きると、虚脱や痙攣、失禁や失神などの症状が現れます。
突然痙攣を起こすと、飼い主は驚いて抱き上げたくなりますが、痙攣の途中で体に触ると更に悪化させてしまいます。
落ち着いて怪我をしないように気をつけてあげましょう。
体力が低下している状態なので、これらの発作はかなり厳しく、耐えられないことも多いです。
犬の老衰で飼い主さんができること
犬との別れが近づいていると感じた時、飼い主は何をしてあげればよいのでしょうか。
実際には何もできないかもしれませんが、今までたくさんの喜びをくれた愛犬の最期が穏やかであってほしいと願うのは誰しも同じでしょう。
辛い気持ちでいっぱいですが飼い主だからこそできることをあげてみました。
犬に声をかける
息苦しい様子などを見るのはとても辛いことですが、愛犬にはたくさん声をかけてあげてください。
一緒に楽しく過ごした思い出など、「ありがとう」という気持ちをたくさん伝えてあげれば、絶対に犬にも伝わるはずです。
優しく体をなでたり、そばに添い寝をしたりしながら、最後の時間を過ごしましょう。
犬は人間の感情を読み取る動物と言われているので、悲しい思いだけでなく前向きな感謝の思いを伝えて送り出してあげましょう。
犬の体を整える
死後硬直する前に、できる限り早く体の姿勢・向きを整えてあげましょう。
口や目が開いている場合はゆっくりと優しく閉じてあげます。
体はきれいに拭いて、ペットシーツやタオルを敷いてあげます。
口や鼻、お尻から体液や血液が流れ出て汚れることがあります。
オムツをしておくのも良い方法ですし、特によく拭いて清めてあげ、ガーゼやコットンを口の中に入れてあげるのも良いでしょう。
保冷剤をタオルに包み、水滴で体が濡れないように気をつけて冷やします。
その時香りのよいハーブがあれば、一緒に置いてあげると爽やかな香りで包まれます。
犬を棺に入れる
犬の体がすっぽりと入る大きさの箱を用意して、犬が好きだったおもちゃや、花などを一緒に入れて飾ってあげましょう。
箱の中に体の下に敷いていたペットシーツやタオルごと寝かせ、保冷剤やドライアイスも忘れずに入れて冷やすことも必要です。
犬のお腹、首の後ろ、お尻を中心に冷やします。
遺体が傷まないように部屋を冷たくしておきます。
体の上にもタオルをかけてあげましょう。
棺になる箱はダンボールでかまいませんが、もし家にない場合ホームセンターやネットで売っています。
葬儀会社に連絡を行う
亡くなった後の供養、遺骨をどうするかということを決めましょう。
ペット霊園に安置する、または家のリビングなどに安置するなどよく考えて自分にとって一番と思える判断が大切です。
葬儀会社に電話で予約を取りますが、どこの会社にすればよいかわからない時には動物病院やワン友などから紹介してもらうのがおすすめです。
火葬のプランにもいろいろありますので、葬儀会社に伝える前にどのような形で供養を行いたいのか、薄っすらでも良いので、考えておくと良いかもしれません。
犬の老衰を看取る場所は?
年を重ねて老犬になったら、いつかは・・・と覚悟するのが最期の時です。
老衰の症状が少しずつ見られるようになれば、看取り方を考えて家族とも話し合っておきましょう。
看取る場所は家と病院の2つがあります。
飼い主が納得いく看取り方を選ぶことが大切です。
看取る場所①:病院
動物病院に入院して医者に適切な対応をしてもらい、延命処置をお願いするという考え方があります。
少しでも長く生きていてほしいと思うのは当たり前です。
家ではできない処置で愛犬を苦しい状態から楽にしてあげたいという思いもあるでしょう。
そして最期を迎える時が来たら、そのまま病院で看取ることも可能です。
しかし、病院だと突然容態が悪化して、最期が看取れない可能性も多々あるので注意です。
間に合わないという覚悟も持っておきましょう。
普段から獣医との信頼関係を築いておくことも大切です。
看取る場所②:自宅
最期を絶対看取りたい、我が家で安心させたいと思う場合は、家で看取ってあげるようにしましょう。
老犬の場合、病院へ行くのもストレスがかかるのでそれを避けることができます。
また老衰状態まで長生きしたのであれば、大往生という気持ちで自然に見送ってあげたいという思いもあるでしょう。
自宅で犬を看取る時には親しんだ家なので、安心して最期を迎えることができ、飼い主や家族も心置きなくお別れを言うことができるでしょう。
まとめ
愛犬を亡くすことでペットロスになり、心の傷を負う人も多いです。
「あの時、ああしていればよかった。」という後悔が傷を引き起こす要因になると言われています。
生き物には必ず訪れる死をしっかり受け止め、看取ることが犬への最後の愛情になるはずです。
犬も車酔いをする?
車酔いの辛さは、経験した人にしかわからないかもしれません。
犬も車に酔いやすい犬とそうでない犬がいます。
犬も人間と同じで平衡感覚を司る三半規管が、乗り物の揺れによってバランスを崩し、車酔いに陥ります。
車酔いの症状を知って早めに予防や対処をすれば、犬も楽になり、車に乗ることが苦手でなくなります。
こちらの記事では車酔いになったときの症状を軽度から重度まで詳しく説明し、対策や予防法を紹介します。
愛犬と一緒にドライブし、旅行やお出かけが快適にできるようになるといいですね。
犬が車酔いした時の症状
車の揺れが刺激となったり、臭いが原因で車酔いを起こします。
また車に乗り慣れていない犬には普段と違う環境である車内は落ち着きません。
ストレスを感じることで車に酔ってしまうこともあります。
その時、次のような症状が見られることが多いので注意して見てあげましょう。
車酔いの初期症状
初期症状としては緊張やストレスから吠えたり鳴いたりし、落ち着きがなくなります。
じっと座っていられなくなり、動き回るかもしれません。これは緊張感から自分を開放したくて行う行動です。
またストレスを感じている時には頻繁にあくびをする様子もよく見られます。
眠いわけではなくて、生あくびです。
初めての場所や知らない犬に会った時にも生あくびをすることがあります。
自分でストレスを解消しようとしている状態です。
これらが見られたら、車に緊張し、ストレスを感じていると読み取ってあげてください。
車酔いの軽度の症状
軽度の車酔いになってくると、「ハアハア」と呼吸が苦しそうになってしまい、よだれも大量に出るようになります。
暑い時や走った後も呼吸が激しくなりますが、ハァハァという呼吸はストレスのサインでもあります。
気持ちが悪い時にもそのような呼吸になることを覚えておきましょう。
よだれがたくさん出る時は嘔吐のサインでもあります。
人間も酔うと吐き気がしますよね。
それと同じです。
更に鼻水が出たり、体が震えだす子もいます。
見ているのが少し辛い状況です。
車酔いの重度の症状
重度の車酔いになると嘔吐や下痢などに至るので、そうなる前に車酔い対策をしっかり行ってあげましょう。
かなりぐったりした様子になり、車に乗せておくのも心配です。
こうなってしまう前にはよだれが出たり、呼吸が早くなったりと軽度の症状が出るはずなので、それらを見逃さないようにして対策を講じてください。
一度重度の車酔いになると、その辛さがトラウマになり、「車が怖い」という気持ちを植え付けてしまいます。
そうなると改善するのが難しいため早い段階で気が付くことが大切です。
犬の車酔いの対処法
子犬の時から少しずつ時間をかけて車に慣れさせることが一番良い方法です。
しかし、車が苦手になっているようならできるだけ初期や軽度の症状が出ている間に犬の苦痛を取り除いてあげましょう。
車酔いを起こした時の対処法として次の4つを紹介しますので、是非実践してみてください。
対処法①:ツボを刺激する
人が車酔いをしたときにも簡単にできるツボ押しがありますが、犬にもツボ刺激が効果的です。
耳珠(じじゅ)や築賓(ちくひん)と呼ばれる車酔いを無くすツボを刺激することで症状を軽減することができます。
耳珠とは耳の穴のすぐ前にある軟骨の突起の部分です。
指と指でつまんで刺激します。
築賓とは膝とくるぶしを結んだ線の中間地点の内側のツボです。
ここを親指と人差指で揉むとよいでしょう。
どちらも優しく刺激するようにしてください。
対処法②:車から降りてみる
車の揺れや臭いなどが原因なので、できることなら停車し、揺れることのない場所で、犬の体調や気分が回復するのを待ちます。
長時間乗らなければいけない場合には、運転手の気分転換も兼ねて、ある程度走ったら少しゆっくりした時間をとるように前もって計画しておくのもいいことです。
高速道路のサービスエリアにあるドッグランなどをうまく利用しましょう。
体調が回復したら軽く散歩したり、水分をあげたりして様子を確認します。
対処法③:車内温度を低くする
夏であれば車内はもちろんエアコンで涼しくしていますが、後部座席の犬がいる場所は意外と温度が高いことがあります。
また冬には暖房で温度が高すぎる場合があります。
犬にとって快適な気温は人間よりもやや低めです。
とりあえず高温だと犬がさらに酔ってしまうため、車内のエアコンの温度を少し下げて様子を見ましょう。
また風を車内に入れて、空気の流れを作ることも大切です。
状況に応じて、窓を開けてみましょう。
車独特の臭いが軽減されるという効果もあります。
対処法④:外気を吸わせてみる
吐き気が見られる際は、外気を吸わせることで、愛犬の気分や体調が良くなる可能性があります。
できれば車を止めて外へ出るほうが良いのですが、すぐに止まることができない時は窓を少し開けて鼻先を出せると良いでしょう。
あまり大きく開けてしまうと、犬が顔を出したり飛び出すなどの危険があります。
特に小型犬の場合、落下しないようにしっかり体を支えておきましょう。
時々窓を開けることで換気にもなります。
犬の車酔いの予防策
車酔いを気にせず楽しくお出かけするためには、普段から車に慣れさせることが大切です。
愛犬が車酔いをしやすいとわかったら、前もって予防策をとっておくと安心です。
必ず酔わないとは断言できませんが、少しでも症状が軽く楽になればいいですね。
次の予防策を参考にしてください。
移動する際はクレートに入れる
車の揺れを感じて車酔いする場合は、揺れることが少ないクレートに入れてあげる予防策があります。
小型犬を抱っこして乗せる人がいますが、人と一緒に犬も体が揺れやすく、車酔いすることがあります。
車内でフリーにしていると、急ブレーキがかかった時に危ないこととバランスを取ろうとして酔いやすいと言われています。
クレートに入ることが安心できるようなら一番安全です。
クレートは揺れが少ない分、風が入りにくいので、窓を開けたり気温に注意したりすることも大切です。
さらにクレートは扉の位置が進行方向と同じ向きにするとより酔いにくいので参考にしてください。
乗車する直前は食事をあげない
人間と同じように、空腹でも吐くことがありますが、胃の中を空っぽにしていた方が吐いてしまう可能性が低くなります。
過度の空腹や満腹状態を避けることが車酔い対策の一つです。
車に乗る直前に食べさせないで、2~3時間前までに済ませるようにします。
長時間乗る場合は、乗る前にはいつもより少ない量を食べさせ、目的地に着いてからしっかり食べさせるとよいでしょう。
また対策としてペパーミントのアロマオイルを少量嗅がせるようにすると良いと言われています。
車内に置いておくのも効果的です。
酔い止めを使用する
車酔いが重症化しそうな場合は、犬用の酔い止め薬を用いる方法もあります。
酔い止めには眠くなりやすいものなど移動中のストレスを軽減させる効果があります。
薬によっては副作用もあるので、動物病院で相談し服用する場合の注意をきちんと守りましょう。
酔い止め薬が心配な人は無理に飲ませる必要はありません。
車の運転は安全運転を心がけ、揺れを最小限に抑えるように努力しましょう。
こまめに休憩する
車に酔った際の対策でもあげましたが、休憩を取って車の外へ出たり、空気を吸うことが気分転換になります。
できれば症状が出る前に対策を取りましょう。
車に慣れるためにエンジンを掛けずに乗せておやつをあげたり、近い場所へのドライブなどから始めるのも良いことです。
車に乗る機会が増えると揺れに対しても三半規管が慣れるようになります。
長距離移動の際は、サービスエリアなどで休憩時間を取るようにしましょう。
まとめ
犬も車酔いをすることを頭に入れておいて、事前の予防策をできるだけしてあげたいものです。
もし車酔いの症状が見られたら犬の体調を配慮して、少しでも楽になる快適な環境を整えていきましょう。
車に乗ることが楽しいと愛犬が思えるように、飼い主さんがいろいろ工夫をしてみてください。
犬の座り方の種類
犬がいつもと違う座り方をしているなと思ったら、注意して観察することが大切です。
実は病気や怪我により座り方が変わることがあるからです。
危険な座り方として次の3つを紹介しますので、その危険度や隠れた病気や怪我に気づいてあげましょう。
座り方①:親父座り(あぐらをかく)
親父座りとは、後ろ足を前に投げ出すように伸ばして座る、あぐらをかいたような座り方です。
体勢を崩してだらんとしているように見え、リラックスしているのかなと思えるときもあります。
フレンチブルドッグがよくっする座り方で、「フレブル座り」と呼ばれたりもしています。
ユニークで可愛らしい座り方でもありますが、しっかりと座ることが多かった犬が、体勢を崩しながら座る回数が増えた場合は、関節周りに怪我や病気をしている可能性が高いです。
激しい運動のあとで親父座りをするようになった場合は、靭帯を傷つけた可能性があります。
座り方②:お姉さん座り(横座り)
2つ目はお姉さん座り(横すわり)です。後ろ足で体を支え行儀よく座るのが基本の姿勢ですが、姿勢を崩して片方の足を横に流したくつろぐような座り方です。
子犬は関節が柔らかく座り方がふにゃふにゃしたように見えます。
「おすわり」の練習をしてきちんとした足の位置を教えるようにしていくと直っていきます。
時々こんなふうに座り、くつろぐ足を変えて向きが変わるのであれば、その犬の癖かもしれません。
でも、向きを変えない場合は何らかの異常か病気の可能性もあります。
またお姉さん座り以外にも腰を振って歩くなど歩き方が気になる時はすぐに病院で診てもらってください。
座り方③:座っても即座に立ち上がる
「おすわり」と声をかけてもさっと座らずゆっくりと腰を下ろしたり、座ってもすぐに立ち上がってしまう際は、お尻周りや肛門に何か病気があるのかもしれません。
肛門周りに炎症を起こす病気を発症している可能性があります。
また脱臼した際には犬は座るのを嫌がってすぐに立ち上がろうとすることがあります。
今までと違い、そのような行動が見られた時には、病院で相談してみましょう。
犬の座り方がおかしい時の対処法
犬の座り方がいつもと違い、先述のようなおかしな座り方をしている場合、関節や骨に問題があったり病気が隠されていることがあります。
ただし、飼い主が適切に対処することで改善する可能性もあります。
まずはその点を見直してみましょう。
激しい運動はさせない
骨や関節に異常がある場合は、ドッグランで自由に遊ばせたり、走らせるなどの激しい運動は控えましょう。
脱臼や靭帯断裂などの病気は普段の生活で関節に負担をかけていることが原因となる場合があります。
犬は楽しいと痛みや疲れを忘れて遊んでしまうところがあるので、飼い主の制御が必要です。
初期の段階、または関節等に異常はなくても、ある程度運動をしたら休憩を取り無理をさせないこと、運動をセーブすることも大切です。
特に6ヶ月までの子犬は関節や骨の形成途上なので、ボール投げなど激しい運動を控えたほうが良いでしょう。
肥満の場合は適正体重まで減量させる
肥満状態だと関節炎を起こしやすく、重い身体が関節に大きな負荷をかけます。
関節炎になるととても痛いので動くのを嫌がるようになります。
運動量が減って体重が増えるという悪循環になる場合が多いです。
なので、少しでも痩せている内に運動させたいものです。
ただし、突然運動量を増やすと、それもまた関節に負担となりますので、まずは食事やおやつの量が適切かどうかという点から見直しましょう。
水泳や水中ウォーキングは関節への負担が少なくおすすめの運動です。
足が滑らない床材を使う
室内犬の場合、フローリングの床で飼われている人は多いと思います。
犬がはしゃいだ時やソファから飛び降りた時などに足を滑らせていませんか?
足が滑ってしまうと関節に大きな負担がかかるため、コルク板やカーペットを敷いて滑りを防止しましょう。
滑りにくい素材のものは種類豊富に販売されています。
家の中ではむやみに走らせない、高いところから飛び降りないなど生活面での注意も必要です。
また足裏の毛が伸びすぎていると滑る原因になりますので、チェックをしてあげましょう。
犬の座り方がおかしい時に考えられる怪我や病気
きちんとお座りできていた犬が横座りなどおかしな座り方になったり、子犬の時からずっと正しい姿勢で座れないような場合は怪我や病気のサインかもしれません。
歩き方にも変化が見られた時はすぐに病院で診察を受けましょう。
次に考えられる病気や怪我を説明します。
膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝のお皿が脱臼して外れる病気で特に小型犬への発症率が高いです。
膝の前にあるお皿のような形の骨(膝蓋骨)が正常な位置から内側または外側にずれてしまう病気です。
症状が進むと日常生活でもちょっとしたことで脱臼してしまい、膝を曲げられず足を引くずるような歩き方をします。
さらに進むと骨の変形が現れます。
サプリメントやレーザー治療をすることもありますが、重い症状になると手術が必要となります。
前十字靭帯断裂
膝の前十字靭帯断裂は、肥満の犬(大型犬など)の膝関節に負荷が与えられた際に生じる怪我・病気です。
前十字靭帯を損傷すると、足が非常に痛くひきずったり、足を上げてケンケンで歩いたりします。
発症予防には肥満予防とジャンプなど足に負担がかかる動作をあまりさせないようにすることです。
人間でもアスリートが発症することが多く、激しい運動による負荷が原因で起きています。
飼い主がコントロールするように努めましょう。
関節リウマチ
関節に痛みや腫れ、こわばりなどが起きます。
また、食欲の低下や発熱も多く見られます。
原因がよくわかっていませんが、免疫機能の異常によって起こる関節炎です。
若い犬でもかかり、チワワ・ミニチュアダックス・シェルティなどの小型犬には起こりやすい傾向があります。
薬と食事療法でコントロールする治療が一般的ですが、具体的な予防策はないので適切な健康診断を受けることをおすすめします。
股関節形成不全(股関節形成異常)
レトリバーやシェパードなど、大型犬が遺伝的な要因でよく発症する病気です。
骨盤の左右にあるくぼみに大腿骨の端の部分がきれいにはまっているのが正常ですが、関節周りの骨が変形しうまくかみ合わず痛みを生じます。
足の痛みで、散歩を嫌がったり腰を振って歩くモンロー・ウォークをすることもあります。
歩き方が気になる場合は、骨の形成が完成する1歳から2歳の間にレントゲン検査を受けてみましょう。
肥満は大きな環境要因となり関節の形成に大きな影響を与えるので注意が必要です。
骨折の可能性もあり
犬は骨折しても痛がらない場合があるので、気づかれないケースもあります。
大きな事故はもちろん、抱いていて飛び降りた時、ドアで足やしっぽを挟んだ時、床で滑った時、骨粗鬆症でもろくなっている時にも骨折しやすいです。
特に小型犬や足の細い犬は少しの力でも骨折する場合があります。
人間が骨折した場合は治るまで安静にすることができますが、犬の場合自分の意志で安静にできません。
骨折の程度や犬の年齢などによっても異なりますが、治療期間や方法など気長に完治まで付き合うことが必要です。
まとめ
犬には座り方の癖があり、リラックスしている時にお姉さん座りをしていることも時々見られます。
しかし中には危険な座り方があり、怪我・病気のサインかもしれません。
関節や骨の異常は犬にとっても痛みがあり辛いものですので、環境を整えていくこととサインを見逃さずに病院での診察を受けるようにしましょう。
犬の気管虚脱とは?
気管虚脱は空気が通る気管がつぶれてしまい、呼吸しずらくなりそのまま放置していると呼吸困難を起こす病気です。
乾いた咳やガーガー、ブーブーという苦しそうな鼻を鳴らす呼吸をしますので、様子に驚いた飼い主様が慌てて動物病院へやってくる場合が多いです。
気管のつぶれた箇所に吸い込んだ細菌が原因と鳴って炎症を起こすとより重症化するともいわれており、
この細菌は、歯周病と関係していますので気管虚脱の半数近くの犬は歯周病の発症も疑われます。
他にも飼い主様を見上げることが多い小型犬は、喉に負担が掛かりやすく発症してしまうこともあります。
犬の気管虚脱の症状
気管虚脱の症状について詳しくご説明していきます。
気管への強い圧迫や負荷によって呼吸がしずらい状態になるので、犬にとってとても苦しく辛い症状となりますので、
普段から様子をよく観察し少しでも違うことがあれば動物病院へ相談しましょう。
初期症状が分かりにくい
初期症状として、近くにいる飼い主様が気づくことがない無症状であるところがこの病気の怖さでもあります。
出ていたとしても、ちょっとした乾いた咳が数回程みられるくらいで、「動物病院へ行こう」と感じるほどの状態ではない場合がほとんどです。
進行するにつれ、乾いた咳が多くなりガーガー・ブーブーといった呼吸音が多くなり苦しそうに息をするようになりますが、この状態が特徴的な症状として知られています。
重症化すると命の危機に
慢性的に少しずつ進行していく病気ですが、いきなり症状が悪化し頻繁に咳をすることもあります。
呼吸困難や、通常は酸素量が足りているとピンク色をしている舌が、青紫色に変色するチアノーゼと呼ばれる状態が見受けられます。
すぐに掛かりつけの動物病院で処置をしないと命の危険もあるでしょう。
酸欠状態による失神が起きた場合「寝ていると思った」と気付きにくいことも考えられますので、
犬の様子はいつも定期的に確認し万が一の場合でもすぐに対応できるように注意してあげてください。
犬の気管虚脱の治療・手術費用
では、気管虚脱になってしまった場合にどのような治療を行っていくのでしょうか。
軽症であれば通院で咳を抑える鎮咳薬や、関節炎の治療に使用されるカルトロフェンが気管虚脱の症状を緩和させることがわかっています。
一度つぶれてしまった気管は内科治療では元に戻すことは難しく、完治を目指す場合や重症の治療には、外科手術による治療になります。
通院の費用
注射や内服薬の治療の場合、1日あたり平均で10,000円から15,000円前後掛かることが多いようです。
他にも診断のためのレントゲンや気管支鏡という内視鏡検査を入れると10,000円程掛かるでしょう。
これは外科手術が必要な時や犬の状態によっても検査内容が大きく変わってきます。
また、診察代など動物病院によっても違いがありますので詳しくは掛かりつけの動物病院で確認しましょう。
入院の費用
軽度の場合は必要がないことがほとんどですが、重度で手術を行う時は経過や回復度にも関わりますが数日から1週間程度の入院費用が別途掛かります。
1日あたりおよそ3,000円から4,000円程と考えられます。
手術の費用
気管虚脱はどこの動物病院でも対応できる手術ではありません。
そのため非常に高額となりやすく50万円前後掛かることも珍しくはありません。
また、手術によるメリットはもちろんリスクもありますので、犬の年齢や他に疾病があるかどうかを含めてしっかりと納得するまで確認してください。
手術が上手くいけば気管虚脱による呼吸の苦しさや咳といった症状を抑え、安心して生活できるようになるでしょう。
犬の気管虚脱の予防法は?
気管虚脱が起こる明確な原因はわかっていないため、予防法も確立されていないのが現状です。
ですが、辛い思いをさせたり重症化させないように早く見つけてあげるための飼い主様の日頃の管理が重要となります。
咳は病気を疑う症状としてわかりやすいので、「たまに咳をするようになった」と感じたら早めに受診しましょう。
また、年に一回の健康診断を受けることによって、気管虚脱を含めて様々な病気の早期発見に繋がります。
シニア期に入った犬は年に二回の健康診断が推奨されています。
犬の気管虚脱の対処方法
気管虚脱の悪化を防ぐために、毎日の接し方や健康管理による対処方法を徹底していきましょう。
また、犬種の特徴や体格によって病気が発症する可能性があります。
愛犬の体を理解して毎日生活することによって病気にさせない体と悪化させない環境を整えます。
首輪からハーネスに変える
リードを引っ張って歩くクセのある犬は、首輪を使用していると気管を強く圧迫するため発症や悪化の原因ともなり得ます。
気管虚脱の診断を受けた場合はもちろん日頃の散歩の様子を把握し、安全性が高いハーネスへ変えてあげましょう。
また、引っ張りグセを直すためにアイコンタクトや指示によって飼い主様に注目させるように、しつけの見直しも大切になります。
苦手な犬や自転車などに興奮して吠えてしまう犬の場合も、ハーネスの使用としつけによって気管や首に掛かる負担軽減に繋がります。
空調管理を徹底的に行う
夏の暑さが年々厳しくなっている日本の高温多湿の環境は、比較的暑さに弱いとされる犬の呼吸も荒く回数も多くなります。
気管に負担となりやすい状態が長く続くと気管虚脱の症状が出やすいといわれていますので、適切な空調管理で快適な環境を整えてあげるように気をつけましょう。
また、チリやホコリが気管に付着し悪化させる原因ともなります。
こまめな換気や犬がいる場所や部屋の清掃を徹底しましょう。ご家族に喫煙者がいる場合は、禁煙するように改善が必要となります。
興奮状態になることを防ぐ
興奮によって呼吸が強く荒くなり、気管に負担となります。
気管虚脱の診断がされている場合は症状の悪化によって呼吸困難やチアノーゼが現れて命の危険となる場合もあります。
愛犬は散歩中に他の犬に吠えて興奮したり、大好きな飼い主様が帰宅して嬉しさのあまり興奮したりしませんか。
出来る限り他の犬に近づけない工夫や、帰宅時は犬が落ち着いてから声を掛けるといった方法で興奮する状態を抑えましょう。
人の緊張や焦りは、犬に伝わってしまいますので、飼い主様が慌てずに落ち着いた行動を取るようにします。
適度な運動を行う
犬の心身を健康に保つ散歩は、気管虚脱の場合でも必ず行ってください。
気管の負担となる呼吸が激しくなる運動や長時間に及ぶ無理な運動を避けて、犬のペースで安全に歩けるように見守ってあげましょう。
呼吸の様子や咳の有無など症状によって散歩時間もその都度変更しながら、適度な運動をさせてあげてください。
小型犬は大型犬より呼吸数が多いといわれています。
「これくらいなら大丈夫だろう」と思わずに安静時の呼吸数を把握しておくのも有効です。
肥満の防止に励む
肥満はどんな病気に対しても良い影響にはなりません。
食事の量や回数の見直し、意外と忘れやすいオヤツの分量も配慮して犬種や性別に合わせて適正な体重と体格をキープしましょう。
体が重く大きくなりすぎると、脂肪が内臓や気管を覆ってしまい余計な圧力が加わって様々な病気を誘発する恐れがあります。
まとめ
小型犬に起こりやすい気管虚脱は、毎日の何気ない行動や生活の中にリスクも多く存在しています。
しつけや食生活をきちんと管理しながら、毎年の健康診断を欠かさずに行っていきましょう。
初期の段階で発見できるように、少しでも普段と違う様子や咳が現れたら思い過ごしでもかまわないので受診を心掛けてください。
日頃から犬の様子を確認する習慣を付けると良いかもしれません。
犬が喜ぶスキンシップ7つのポイント
犬はさまざまな方法でスキンシップをすれば喜んでくれます。
スキンシップをしっかり行うことで互いの関係を築くことができ、コミュニケーションをとることもできます。
次に、犬が喜ぶスキンシップの方法を紹介するので参考にしてください。
喜ぶポイント①:抱っこ
抱っこをしてあげると飼い主に触れ続けることができるので犬は安心します。
小型犬であれば持ち上げるようにして抱っこすることができますが、大型犬の場合は容易に抱っこすることができないので膝の上に乗せるだけでも問題ありません。
抱っこすることで喜ぶ場合もありますが、抱っこに慣れていない犬では嫌がってしまうこともあります。
しかし、抱っこされることに慣れれば嫌がることも少なくなり、大人しく抱っこされます。
抱っこされることに慣れさせるためには子犬のころから抱っこするようにしましょう。
喜ぶポイント②:撫でる
撫でてあげることで犬もリラックスして、その表情を見て飼い主自身も癒しを得ることができます。
撫でられることが好きな犬であれば自分から飼い主に近づいてきて撫でてもらおうとします。
撫でることは犬とのスキンシップで一般的ではありますが、撫でる部分には注意しなければなりません。
犬は耳の付け根やあご、お腹を撫でられると喜びますが、反対に頭や尻尾を撫でてしまうと嫌がる場合もあります。
個体差はあるので撫でて嫌がるのであればその部分は撫でないように心がけましょう。
喜ぶポイント③:マッサージ
人も疲れればマッサージを受けれると幸せな気分になりますが、犬も同じです。
散歩で疲れた場合や長時間同じ姿勢でいた後にマッサージをすると喜んでくれる可能性が高いです。
しかし、興奮している時には嫌がる可能性もあるのでマッサージをするタイミングを見計らいましょう。
マッサージをする際には力加減が難しく、あまり力を入れすぎてしまうと痛がるので犬の表情を見ながら行うようにしましょう。
筋肉が多い足付近をマッサージすると気持ちよく感じてくれる場合が多いです。
喜ぶポイント④:ブラッシング
ブラッシングをすると皮膚全体に気持ちよさを感じ、血流促進の効果も得られます。
また、被毛の辛味や散歩時の汚れを落とす効果も期待できるのでブラッシングでスキンシップとることは同時にさまざまなメリットも得られます。
ブラッシングする際には専用のブラシを使用する必要があり、種類もあり、用途に合ったブラシを使用することをおすすめします。
また、ブラッシングする際に単にブラシをかけるだけではなく、皮膚に異常がないかも確認するようにしましょう。
ブラッシングした際に皮膚の異常に早く気づくことができる場合も多いです。
喜ぶポイント⑤:散歩コースを工夫する
犬は散歩が好きな場合が多く、ストレス発散や運動不足解消の効果があります。
また、犬によっては散歩をしている時ではないと排便をしない場合もあるので犬を飼うのであれば散歩をすることは必須と言えます。
しかし、単純に散歩を行うだけではなく、気分や犬の状況にあった散歩コースを決める工夫するようにしましょう。
いつもと違う散歩コースであれば喜んでくれる場合も多いです。
おすすめの散歩コースの選び方は車の通りが少ないコースであり、事前に確認しましょう。
喜ぶポイント⑥:おもちゃで遊ぶ
犬と一緒におもちゃを活用して遊んであげることでも喜んでくれます。
定番のおもちゃはボールであり、飼い主が投げたボールを取ってくる繰り返しです。
先に飼い主が飽きたり、疲れてしまうこともありますが、犬は延々とボールを投げてくれることを待っています。
おもちゃにもさまざまな種類で販売されているので一人遊びができるおもちゃもあり、いつも飼い主がおもちゃで遊んであげることができない場合におすすめです。
個体によって好きなおもちゃも違うのでどのようなおもちゃであれば遊んでくれるのかも確認しましょう。
喜ぶポイント⑦:褒める
人も褒められて嫌な気持になることがないように犬も褒められると喜んでくれます。
褒める際には笑顔で褒めるようにすることがポイントで怒っている時と褒めているときに表情を変えるようにしましょう。
そうすることで犬も褒められているのか怒られているのかを認識しやすくなります。
そのほかにも褒める言葉を統一させることも重要です。
犬は言葉を認識する能力が低いので毎回違う言葉で褒めてしまうと褒められているのか理解できていない場合も多いので「よし」や「えらい」など単純な言葉で統一させましょう。
犬が喜んでいる時の6つの仕草
犬はさまざまな方法でスキンシップをとれば喜んでくれます。
しかし、犬が喜んでいるのか今一つ把握できない人も多いのではないでしょうか。
次に、犬が喜んでいるときに行う仕草を6つ紹介します。
喜んでいることを知れば正しいスキンシップが取れている実感を得ることもできます。
仕草①:高い位置でしっぽを左右に大きく振る
犬が喜んでいるときに仕草で尻尾を振っていることは有名ですが、尻尾を高くして左右に激しく降っていればほぼ確実に喜んでいる証拠です。
なので単に尻尾を振っているから喜んでいると考えるのではなく、尻尾の振り方にも注目するようにしましょう。
最もわかりやすい喜びの仕草でもあります。
犬種によって尻尾の長さも異なるので短い尻尾であると高く上げているのか判断できない場合もあります。
一方尻尾の高さが低く、左右に振っている場合は警戒している仕草であり、飼い始めたときに行いやすいです。
仕草②:ピョンピョン飛び跳ねるような動き
ピョンピョン飛び跳ねるような動きをしているときも喜んだり、嬉しい気持ちである可能性が高いです。
おやつや餌をあげる際や散歩に行こうとする仕草をすればピョンピョン飛び跳ねることも多くなります。
飼い主も犬が喜んでいるとわかりやすい仕草です。
犬は猫ほど飛ぶ力がないのでそこまで高く飛ぶことがありませんが、嬉しそうな表情をしていることも多いです。
大型犬になるとピョンピョン飛び跳ねることは少なく、前足を浮かせて飼い主にしがみつくような仕草をしてきます。
仕草③:飼い主の顔をペロペロ舐める
犬は喜ぶと飼い主の顔をぺろぺろ舐めるようになります。
特に口周りを舐めることが多く、嬉しさの表現でもあります。
散歩に行く前やごはんを食べた後に行うことも多く、「満足」という意思の表れでもあります。
飼い主が顔を近づけた瞬間に舐められることも多く、飼い主自身も愛されていることを実感することが可能です。
しかし、顔を舐めてくる行動はよいことではありますが、さまざまな雑菌が口に入ってしまうこともあるのであまり推奨されるような行動ではありません。
仕草④:甲高い声で短く「キャンキャン」と鳴く
犬によっては甲高い声でキャンキャンと鳴く行動をします。
普段の鳴き声とは違う声色であるため、いつもと違う感情であることも認識しやすいです。
特に、嬉しさのピークが来た際に行いやすい行動でもあり、ほかの喜びをあらわす仕草も同時に行うことも珍しくありません。
特徴は長く鳴くのではなく、短く鳴く特徴があります。
また、要求吠えと勘違いしてしまうケースも多く、なにかを要求してきている場合は何回も鳴き続ける特徴があるため間違えないようにしましょう。
仕草⑤:優しい笑顔を見せる
犬はさまざまいる動物の中でも表情が豊かな部類に入ります。
そのため、嬉しい時や喜んでいる時には笑顔になっていることも多いです。
犬が笑顔な時には口角があがり、目を細める表情になります。
人間が笑顔な時と同じような表情でもあるため、飼い主も愛犬が笑っていることや喜んでいることを判断できやすいです。
犬が喜んでいるときの笑顔が人と似ている理由は長い間、人と暮らすようになったことで飼い主の笑顔がインプットされ、
喜んでいる時にはこのような表情をするようになったのではないかと考えられています。
仕草⑥:床の上に背中をこすりつける
床の上に背中をこすりつけるような行動も喜びのあらわれである可能性があります。
散歩終わりや食後に行うことも多く、満足している時に行います。
背中を床にこすりつけることはお腹を見せている状態でもあるのでお腹を撫でてあげればより喜んでくれます。
しかし、背中を床に付けて動かない場合は全く違う気持ちのあらわれで、服従しているポーズとなってしまいます。
飼い主と愛犬の上下関係ができている証拠でもありますが、喜びを感じているわけではなくなるので勘違いしないようにしましょう。
まとめ
犬はさまざまな行動をすれば喜んでくれ、仕草で喜びをあらわしてきてくれます。
そのため、飼い主も愛犬が喜んでいることを認識しやすく、より良い関係を築くこともできます。
多くのスキンシップを愛犬と行い、喜んでいてくれているのかを仕草などを観察して判断しましょう。