思い当たる場合は要注意!口臭の原因4つ
犬の口臭の原因は一つだけではありません。
人間と同じように、口の中の乾燥が原因であったり、歯周病、内臓の疾患、食事によるものであったり様々です。
その原因によって、対処する方法が変わってきます。
口腔内の乾燥は、口の中の水分が不足していることが原因です。
唾液が粘っこくなり口臭が強くなります。
ですので、鼻づまりになると口で呼吸をするので、口の中が乾燥し、唾液が凝縮され、生臭い臭いを発生します。
歯周病は、歯肉、歯と歯の間にある靭帯、歯を支える骨の炎症によるものです。
これらの炎症によって、歯垢が発生し、歯石が増えていきます。
こういった歯垢や歯石から発生する臭いや炎症により生じる膿からの臭いが口臭として出てきます。
胃腸や肝臓、腎臓といった内臓の不調によって起こる口臭もあります。
酸っぱい臭いがする場合、胃酸の分泌過多による胃炎が原因が考えられます。
①口腔内の乾燥
人間にも言えることですが、通常、犬の口の中は唾液で潤っています。
しかし、口腔内の水分が不足してしまうと、粘りのある濃縮された唾液となり、口臭の原因となります。
犬の水の飲む量が少なかったり、鼻づまりで口を開けていると、口の中が乾燥し、唾液が濃縮され生臭い臭いが発生します。
また、夏の暑い季節に、体内の熱を下げるのに口を開けて呼吸すると、口腔内が乾きやすくなります。
また開口呼吸は通常より多く体から水分が出ていくため、より多くの水分補給が必要になります。
このように暑い季節などに口臭が気になる時は、水分が足りているか、犬のいる環境の温度が適切であるかどうかチェックする必要があります。
②歯周病、口腔内疾患
・歯周病
歯周病が犬の口臭の原因として一番多いです。
歯肉だけでなく、歯の周囲にある靭帯や歯を支える骨にまで炎症が起こることがあります。
犬は人間と比べて、歯垢が歯石に変わるスピードがとても早いため歯周病になりやすいです。
そのため3歳以上の犬の8割が歯周病にかかっていると言われています。
歯周病は、歯垢や歯石から発生する臭いや、炎症した膿による腐敗臭によって口臭を発生させています。
・口腔内疾患
これは良性腫瘍と悪性腫瘍があります。
悪性腫瘍では、口腔粘膜や歯肉だけでなく、骨組織が激しく破壊されるため、歯周病と同じように腐敗臭を発生します。
この場合、症状が口臭のみならず、口周りの痛みや違和感による食欲低下や、食べこぼしなどの症状も出てきます。
③内臓疾患
内臓疾患による口臭の原因は、主に3つ考えられます。
1つは、酸っぱい臭いがある場合です。
胃腸の不調が疑われます。
胃に炎症が起きると胃酸の分泌が活発になるからです。
そして胃酸が込み上げてくると酸っぱい臭いが発生します。
2つ目は、アンモニアのような臭いがある場合です。
肝臓などの排泄機能がうまく働いていないことにより、本来排泄されるべきものが体内に残ってしまうことが考えられます。
3つ目は、便の臭いがある場合です。
便秘も考えられますが、腸の疾患が疑われます。腸が正常に機能していないため、臭いのみならず便のような嘔吐物を吐くこともあります。
内臓疾患は深刻な病気となり得ますので、できるだけ早めに動物病院へ受診させましょう。
・酸っぱい臭いがある場合
胃腸の不調が考えられます。
特に胃に炎症が起きている場合、胃酸の分泌が過剰になるため、嘔吐したり、胃酸が込み上げられたりします。
このようなことが原因で、胃酸特有の酸っぱい臭いが口臭として感じられることがあります。
・アンモニアのような臭いがある場合
内臓の一部である肝臓や腎臓がうまく働いていないことが考えられます。
通常、肝臓や腎臓は不要物を体の外に排泄する役割があるのですが、排泄されるべき物質が体内に留まってしまい、独特の臭いやアンモニアのような臭いがすることがあります。
・便の臭いがある場合
口腔内疾患や便秘によるものという可能性もありますが、腸閉塞など腸の疾患が考えられます。
こうした疾患は、腫瘍、異物などが原因で起こります。
腸が正常に機能していないため、臭いだけでなく、便のような嘔吐物を吐くこともあります。
このような場合、口臭だけでなく、便秘や下痢といった強い腹痛が起き、元気がなくなったり、ぐったりしているなどの深刻な症状が伴うことがあります。
④ペットフードの劣化
ペットフードは開封すると同時に酸化が進みます。
ウェットタイプだけでなくドライタイプのペットフードも酸化しますので、劣化していきます。
劣化したペットフードを犬が食べると、いつもと違った口臭になることがあります。
腐ってしまっていたり、酸化したフードは、下痢や便秘、嘔吐などの原因にもなります。
ペットフードは、食べきりサイズを選ぶか、保管の際は、空気に触れないようにしっかり封をするなど注意しましょう。
愛犬の毎日のケア。家庭でできる口臭予防・対策法を紹介
歯周病が犬の口臭の原因となりうることが一番多いです。
歯周病を防ぐには、歯石になる前に、歯垢を取り除いてしまうことです。
歯周病は、歯周病菌が増殖したことによる感染症の一つです。
ですので、口臭を予防するには、口腔内環境をきれいに保つことが大切だと考えられます。
①歯周病由来の口臭ケア
歯周病の原因の一つは歯石です。
すでに付着してしまった歯石は自宅で除去することはできません。
歯石除去のための専門器具を使用しないと除去できません。
犬の場合、全身麻酔が必要になり大掛かりになります。
自宅でできる口臭ケアは、やはり「歯磨き」です。
食べかすが口の中に残ると歯石ができやすくなります。
歯ブラシでブラッシングするのが一番効果的です。
小さい子犬の頃から歯ブラシの習慣づけをすることが歯周病ケアには重要です。
歯ブラシを嫌がる犬や、奥歯など歯磨きしづらい部分があるなど、飼い主さんは大変ですが、歯磨きガムやロープやおもちゃなど様々な歯磨きグッズがありますので色々試すのもよいかもしれません。
・病院での歯石除去
すでに沈着してしまっている歯石は、自宅では除去することはできません。
動物病院で、徹底的な歯のお掃除が必要です。
なぜなら、歯石は歯の表面だけでなく歯と歯茎の間の歯周ポケットにも汚れが入り込み、歯石になっていることが多いので、歯石除去用の専門器具を使わないと取り除くことができないからです。
しかし、歯石除去をするには、犬の場合、全身麻酔が必要となります。
麻酔はリスクが伴いますので、麻酔なしで歯石除去を行うとなると、歯周ポケットまで除去作業することが難しいため完全に歯石を取り除くことができません。
・自宅での歯磨きを習慣化
自宅でできることは、やはり「歯磨き」です。
食べかすを口の中に残すと歯垢が溜まり、歯石ができやすくなります。
歯ブラシでブラッシングをすることが一番効果的です。
しっかり磨ける歯ブラシの使い方については動物病院などで指導してもらえることがありますので確認してみましょう。
・歯ブラシ以外の家庭でのケア
自宅でできる歯周病ケアとして、やはり小さい子犬の頃から習慣づけることが重要です。
奥歯など磨くのが難しい部分もあります。
そのような場合はできる範囲でブラッシングをして歯垢を取り除くだけでもよいです。
そのほかには、歯磨きガムを与えたり、ロープやおもちゃなどを噛ませて、噛む刺激や摩擦の刺激で歯垢を落とすこともできます。
②ドッグフードやサプリメントでのケア
ドッグフードには、ウェットタイプとドライタイプと2種類あります。
ドライタイプは、歯垢になりにくい大きさ、形状、素材になっていたり、歯磨き効果のある材料を使用していたりします。
ウェットタイプよりも歯周病予防になることが多いです。
また、歯周病は、歯周病菌が増えることによる感染症ですので、口腔内の歯周病菌を減らせば口臭が減ります。
そのためには善玉菌を増やすことが重要です。
ブラッシングなど日常のデンタルケアに加え、善玉菌を増やすサプリメントを服用するとよいでしょう。
口腔内環境が清潔に保たれ、口臭予防ができます。
③内臓疾患が疑われる場合のケア
内臓疾患が原因である口臭の場合、その疾患に対しての治療が必要です。口臭に加え、嘔吐、腹痛、下痢などの症状がある場合は、内臓疾患が疑われます。
早めにかかりつけの動物病院へ行き、獣医師の診察を受けるようにしましょう。
特に症状がなく、健康面で問題のない犬であっても、脱水などで口が渇いているといつもと違う口臭を感じられることがあります。
夏場など暑い時期は熱中症になりやすいので、常に水分補給を心がけるようにしましょう。
④食事の工夫
口臭予防の1つとして、胃腸に優しい食事がよいでしょう。
消化性の高いフードでしたら胃酸の分泌も安定し、口臭のみならず体調も良くなります。
しかし、素材や成分が体質に合っているかどうか確認が必要です。
また、食べカスが口内に残りにくい生食などは口臭が少なくなると言われています。
しかしこれも体質に合う合わないがありますので少量を与えてみて観察してみましょう。
水分補給も、口臭予防になります。
口の中に残った食べカスなどを洗い流してくれるからです。
脱水症状の予防もなりますので、常に水分補給を心がけましょう。
・消化性の高いフード
フードは犬によって、体質に合う・合わないがあります。
様々なフードがあり、消化性の高いフードとしては、「胃腸ケア用」という消化・吸収を配慮して作られたものもあります。
しかし、それぞれ体質が違いますので、素材や成分(タンパク質や脂質の量など)が体質に合っているということが重要です。
フードを与えてみて、良い便が出ているか、毛ツヤや眼の輝きなどもチェックしてみましょう。
・生食
ドライフードや加熱食と比べ、生食を与えられている犬は、口臭が少ないといわれています。
例えば生肉は、食べカスが口内に残りにくく(体質が合っていれば)消化率も高いためだと考えられます。
しかし、今までドライフードやウェットフードなどの加熱食を与えていたのに、急に食事すべてを生食に変えてしまうというのはおすすめできません。
少量を与えてみて体質に合っているか観察しましょう。
・水分補給
口臭予防には水分が欠かせません。
ドライフードは、口の中が汚れないから良いと思いがちですが、頬の中にフードのカスが残ることがあります。
食後にたっぷり水を飲むタイプでしたら洗いながらされるでしょうが、飲まないタイプでしたら水分摂取の工夫をしたほうが良いでしょう。
犬の口臭対策グッズのおすすめ人気ランキング10選
自宅でできるデンタルケアは、歯ブラシ、歯磨き粉、おやつ、歯石取りなどのグッズを使ったものがあります。
どのグッズを使うかは飼い主さん次第です。
しかし、しっかりついてしまった歯石は、動物病院でのみ(全身麻酔をして)歯石除去する以外、方法はありません。
犬の口臭対策グッズは、探せばどれだけでも出てきます。
多すぎてどれを選んだら良いのか迷ってしまうでしょう。
ですので、今回は人気のおすすめ口臭対策グッズを10選ご紹介します。
・特殊シートの溝が歯についた汚れをかき取ります!「スーパーキャット らくらく歯みがきシート プレミアム」
リンク
シートタイプの犬用歯ブラシです
汚れを拭き取ってお口スッキリ清潔に!爽やかな緑茶フレーバーです。
ペットに安心なノンアルコール・ノンパラベン!特殊シートの溝が歯についた汚れをかき取ります。
消臭・抗菌作用のある天然由来成分グレープフルーツ種子抽出エキス配合です。
お口のニオイも爽やかにする緑茶フレーバーを配合しております。
ノンアルコール・ノンパラベンの低刺激処方で安心して使口臭対策として、自宅ですぐにできるのは歯磨きです。
慣れないうちは、歯磨きは飼い主さんにとっては少しハードルが高いものですが、シートタイプであれば、犬も怖がらないのでスタートしやすいでしょう。
最初は短い時間から始め、少しずつ時間をかけて丁寧に歯磨きができるようにしていくと良いでしょう。
歯ブラシで歯を磨くための最初のステップとしてまずはこの歯磨きシートタイプがおすすめです。
・歯磨きを嫌がる愛犬でも、簡単ブラッシング。360度型!「ビバテック シグワン」
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簡単で磨きやすい360度設計
歯磨きを嫌がる愛犬でも、簡単ブラッシング!
360度型なので、角度を気にせず簡単キレイ!
特許製法である、毛と毛の間にワッシャーを入れる360度型は、衛生的なだけでなく、適度な隙間が多くの汚れをかき出します。
なぜならどこからでも磨くことができるからです。
従来歯ブラシのように毛の裏側のプラスチック部分が、歯や歯茎にカチカチ当たることがなく安心です。
そして、超極細毛を全周に採用しており、柔らかい超極細毛曲線ブラシが、愛犬の歯茎も優しくマッサージし、嫌がらず歯磨きができます。
ガーゼやシートで磨くよりも効果的です。
従来歯ブラシの30倍である約2~3万本のブラシで歯と歯の間や、届きにくい奥歯の汚れもしっかり除去します。
・指にはめて使う指サック型歯ブラシです。「ライオン ペットキッス 指サック歯ブラシ」
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指にはめて使う指サック型歯ブラシ
まるで指で磨いているような感触です。
硬い柄が苦手な犬にはピッタリ、指にはめて使う指サック型歯ブラシです。
指にフィットする柔らかいボディなので嫌がりません。
指先にヘッドがあるので奥歯まで届きやすいです。極小ヘッドなので小さな犬にも使用できます。
また、歯磨きが嫌いな犬など、犬からすると「飼い主の指が磨いている」に近い感覚のため、普通の歯ブラシより磨かせてくれます。
体質などによりますが、犬は歯石が溜まりやすいです。
歯石が溜まりすぎると、全身麻酔による歯石除去が必要になります。
経済的にも犬にも負担は大きいでしょう。犬にとって歯磨きはとても重要です。
通常の歯ブラシでの歯磨きが難しい場合は、この指サック型の歯ブラシからトライしてみると良いかもしれません。
・頑固にこびりついた歯石の除去に最適!「EDOG JAPAN ペット用 歯石除去歯磨き粉 Magic Zeo PRO マジックゼオ プロ 40cc オリジナル歯ブラシ カップ スケール 4点セット」
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愛犬のデンタルケアに。歯石を浮かせてポロリとはがします!
頑固な歯石を剥がしやすくします。
超電解水マジックミストとゼオライト特殊配合。
頑固にこびりついた歯石の除去に最適です。
超電解水マジックミストと極限まで小さくしたゼオライトによるダブル消臭・ダブル除菌で強力に歯の汚れを除去し、歯茎の雑菌消臭・除菌を行います。
犬の口臭が気になったら、まずはのチェックをしてみましょう。
黄色く色が付いていたり、茶色などに変色していたら歯石だと考えられます。
この歯石を剥がしてキレイにすることで口臭を少なくすることができます。
ただし、犬が暴れると大変危険ですので、慣れた飼い主さんにおすすめできるデンタルグッズです。
刃の大きさや形などは、犬に合わせて選びましょう。
・歯科専門の獣医師が、歯石除去の経験をもとに開発した「究極の犬のデンタルケア」「Dr.YUJIROパーフェクトセット※約3ヶ月分」
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究極の犬のデンタルケア
3000頭の犬の歯石除去を行い、東京代々木の歯科専門の獣医師が、歯石除去の経験をもとに開発した
「究極の犬のデンタルケア」です。
愛犬の体重や口内状況に応じて、夜お休み前に1~2プッシュを人間の手の甲に取り、愛犬の口の中へ含ませてください。
夜にフィトンチッド(植物エキス)ジェルが愛犬の口内に含ませ、唾液と混ざることで口の中の歯周病菌などを殺菌し、
翌朝には、人間の歯科治療でも劇的な効果をあげているハタ乳酸菌で、口内の善玉菌を増やして歯周病菌を退治します。
朝晩の2ステップケアで愛犬の口臭、歯石、歯周病を強力にケアします。
ジェルや乳酸菌を口に含ませるだけなので歯磨きが苦手な犬にも使用できます。
※スプーンを取り出しやすいよう、朝用パウダーの容器をリニューアルしました。
内容量の変更量はございません。
・犬用歯磨きおもちゃ「キンペックス オーマ・ロー ひっぱりロープ」
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歯と歯茎にやさしい歯磨きおもちゃ
犬用歯磨きおもちゃです。
歯と歯茎にやさしいトルコの手作りおもちゃ。
このオーマ・ローで遊ぶと編み込まれた糸と糸の間に犬の歯が入り、自然と歯を磨いている状態になります。
トルコでひとつひとつ手編みで作られた、カラフルで可愛いおもちゃですので、犬にとって飼い主さんにとっても目で楽しむことができます。
食後にオーマ・ローで遊ばせることで、糸と糸の間に歯が入り込み、デンタル効果が期待できます。
極細のポリエステル糸で覆われた、歯が弱った犬にもおすすめのおもちゃです。
生まれたばかりのパピーからシニアまで愛用できる歯と歯茎にやさしい歯磨きおもちゃです。
編み込まれた糸と糸の間に歯が入り、自然と歯を磨いている状態になります。
歯間まで繊維が入り、歯磨き効果が増します。
・ラクトフェリンとラクトパーオキシダーゼの2つの要素で、歯石の形成と口臭を防ぎます。「犬猫用 デンタルサプリメント お口ラクラク歯石クリーンPro (100g)」
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ラクトフェリンの力でお口のニオイを元から断つ!
乳由来のラクトフェリンとラクトパーオキシダーゼが たっぷり含まれています。
ラクトフェリンは、人などの哺乳類の乳汁や唾液などに含まれるたんぱく質で、口内良性菌を補給します。
また、「柿タンニン」のタンニンはワインの約20倍、緑茶の約73倍のポリフェノールが含まれており、これは還元成分のひとつで健康維持をサポートします。
ミルクの味で美味しいので犬の唾液量もアップします。
与え方は簡単!いつものフードに掛けるだけです。
毎日歯磨きができていなかったり、口の中がネバネバしている、歯茎が腫れているなどのお悩みのある犬におすすめです。
ラクトフェリンとラクトパーオキシダーゼの2つの要素で、歯石の形成と口臭を防ぎます。
・チーズ味でワンちゃん嬉しい!与えかたも簡単で飼い主さんも嬉しい口臭予防サプリ「犬用 デンタルケアサプリメント お口ピカピカ デンタルクリーン (180g)」
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チーズ味でワンちゃん嬉しい!与えかたも簡単で飼い主さんも嬉しい口臭予防サプリ
たんぱく質を分解する酵素が入っているパパイヤや犬が大好きな嗜好性が高いチーズ、腸の健康維持や消化を配慮し、乳酸菌が豊富に含まれています。
そのほかに、昆布も配合しました。
昆布のネバネバの成分はアルギン酸、フコイダンなどの海藻特有の水溶性植物繊維で腸内の良性菌のエサとなります。
与え方は簡単!いつもの食事にふりかけるだけです。
また、口内にサプリメントを留めるたね食後に与えることもおすすめですが、万一、食いつきが悪い時は歯ブラシやガーゼにつけてブラッシングしながら食べさせるとよいでしょう。
歯磨きが嫌いであったり、歯石を除去したばかりの子や、飼い主さんが忙しくて時間がないときはぜひ使ってみてください。
・犬の健康を維持し、免疫力、抵抗力を保つ「ラブリービー(LovelyB) ペット用ブリアン 0.5g×30包」
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世界初!ブリス菌でお口と歯の健康を守る
この商品に含まれているブリス菌とは、虫歯になりづらい人のお口の中で発見された史上初のお口の
善玉菌です。
この細菌は人間だけでなく犬や猫のお口と健康を守るために有効なことがわかってきました。
そしてお口の乳酸菌なので口内摂取したあと、お口の中に長く留まり、お口の健康を守ってくれます。
人間もそうですが、犬も年を取ってくると免疫力が落ちてきます。
ラブリービーには食物繊維が豊富に含まれているので大変消化が良くなります。
ご飯の栄養素をしっかり消化できるようになることで、犬の健康を維持し、免疫力、抵抗力を保つのです。
大切な我が子には、いつまでも長く健康でいてほしい・・そう願わない方はいないはずです。
犬に長く健康でいてもらうためには、免疫力について考えることも、とても大事なことです。
ぜひブリス菌、乳酸菌を摂って健康を維持し、口腔&腸内細菌を整えてください。
大切なご家族のお口と健康を守りましょう!
・口内だけでなく腸内の悩みにも解決してくれます「愛犬臭活デンタルヘルスケア 15g ペット サプリメント 口 臭い おやつ 食事にかける 粉末タイプ」
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お口の悩み、腸内の悩みにもお応えします!
乳酸菌、ラクトフェリン、ビタミン配合!
悪玉菌による様々なお口のトラブルや口臭の原因に働き、犬の口内をケアします。ラクトフェリン、乳酸菌が腸内の善玉菌を活性化し、抗酸化作用、整腸作用をサポート!
便や尿の臭いの原因物質とされる硫化水素、インドールの発生を抑制し、便や尿の臭いも軽減します。
普段の食事に適量かけるだけで簡単にケアができる免疫力維持サプリメントです。
人間用のGMP準拠工場でヒト用と同様の品質で製造しています。
その上、国産でさらに安心です。いつもの飲料や食事にかけるだけなので歯磨きが苦手なワンちゃんでも問題ありません。
大好物のビーフ味なので喜んで食べてくれます。
犬の口内には鉄分とウィルスが多く、これらは結合して活発に活動しています。
それはお口周りの問題の元と言われています。
ラクトフェリンと乳酸菌は口内だけでなく腸内の悩みにも解決してくれます。
ワンちゃんのイイ息で思う存分スキンシップしましょう!
愛犬を冬に外飼いすると危険?!
まさか、可愛い愛犬を外飼いしていませんよね?!
確かに昔は犬は外で飼って番犬、などと言う風習があったかもしれませんが、現代では考えられない愚行です。
欧米では昔から犬は家族と同じ、家の中で飼うのが当たり前なのです。
また、犬は寒さに強いと思われていますが、強いのではなく、寒さを耐えることができるだけなのです。
童謡の一節に「犬は喜び庭かけまわり、猫はこたつでまるくなる」という歌詞があるためか、日本人はとかく犬が寒さに強い、寒い方が好きだと思いがちですね。
ある獣医さんがブログに書いていましたが、毎年必ずと言っていいほど、凍死寸前の犬が病院に運び込まれるそうです。
凍死寸前だけでなく、中には悲しいことに凍死してしまった犬も運び込まれるのです。病院に到着したときには手遅れなのです。
昼間、日差しがあって暖かいと感じていたのに、夜になったらぐっと気温が下がって冷え込んでくるという日があると思いますが、
だいたい、そのような夜の次の日に、朝目が覚めたら愛犬が凍死していた、とか凍死しかけてぐったりしている、などと言って連れてこられるのです。
ぐったりしている犬というのは、低体温症になってしまったのですね。
しかし、それぞれ事情がありますので、室内で飼うのは難しいという方に向けて、今回は寒さに強い犬種についてや、愛犬の寒さ対策などについて、考えていきたいと思います。
寒さに強い犬種
犬の中でも寒さに弱い犬種、寒さに強い犬種というのがあります。もしも外でしか犬を飼うことができないなら、寒さに強い犬種を選んで飼うことをお勧めします。
寒さに強い犬種とは、犬の原産地を考えるとわかります。
寒い地域原産の犬種は寒さに強い犬種と思ってよいでしょう。
その名を聞けば誰でも想像できる、シベリアンハスキーは寒さに強い犬種を語るうえで外せない犬種でしょう。
極寒のシベリア原産、雪の中犬ぞりを引くハスキー犬の写真や動画を見たことがある人も多いのではないでしょうか?ほかにもハスキー犬のいとこにあたるといわれるマラミュート。
同じように原産地の名前の入ったノルウェーエルクハウンドや、グリーンランドドッグも寒さに強い犬種です。ポピュラーな犬種で寒さに強いというのは、ゴールデンレトリバーやコーギー、柴犬や秋田犬もそうですね。
外飼いの犬にできる5つの寒さ対策
寒さに強いからと言って冬の夜間に何もしないというのは問題です。
寝ているときは犬であっても体温は下がってきますし、
昨今、昔とは違って暑さ寒さが極端な日も多いので、いくら寒さに強い犬種とはいっても真冬の風が吹いたり雪が降ったりする中、
夏場と変わりなく風通しが良い場所に犬小屋を置いている状態になっていたら、それは犬があまりにもかわいそうです。
ここでは誰でも簡単に外飼いの犬にできる寒さ対策をご紹介いたします。
①散歩
外飼いの犬でも、お散歩は連れて行ってすよね。
寒い冬場は特に、散歩をすることで運動量が増え、筋肉量が増し、代謝があがるので体温の維持のためにも不可欠でしょう。
散歩をするなら比較的暖かい時間帯、日当たりの良いコースを選ぶようにしましょう。
早朝や夜遅くの時間帯は、気温もかなり低くなるので避けておきましょう。
また、お散歩は風も吹くし雨が降ったりする場合もあります。
その時は、防寒着を着せてあげましょう。
お洋服を嫌がるワンちゃんにはお腹の部分だけの腹巻もありますので、上手に選んで寒さ対策をしてあげると犬の負担が軽くなります。
それでも個体差がありますので、犬が散歩を嫌がる様子を見せたら無理にいつもと同じ散歩の量をこなすことはしなくてもいいです。
②小屋の外側を覆う
犬小屋はどんな素材、形でしょうか?
開放感があるようにと壁が金網になっている犬小屋もありますが、それは吹き曝しと同じですのですぐに風よけのビニールなどで覆ってあげましょう。
他にも木製のものや、プラスティック製やスチール製のものもあります。
そのような素材は風よけは必要ありませんが、断熱材を使ってあげましょう。
壁や屋根の部分はもちろん、床部分に断熱材を敷いてあげるととてもいいですね。
体に直接触れる部分なので床の対策は必須ですね。
それから、犬小屋の入り口にはなかなかドアが付いているものがありません。
入り口からの風よけのために暖簾を付けてあげましょう。
暖簾なら犬も自分で出入りできますし、集めの布やビニール加工した布を下げると防寒力も増してきます。
③小屋を移動する
犬小屋はどこに置いていますか?今一度小屋の置き場所を考えてみましょう。
雨や雪が降った時に犬小屋の屋根に直接あたるような場所に置いてないですか?
軒下や、ガレージの中など、雨や雪を凌ぐ屋根があるところに異動しましょう。
そして、日向ぼっこができるように、陽当たりが良いところを選んであげましょう。
また、風の通り道になるような場所は避けましょう。
風速1メートルで体感温度が1度下がると言われています。
風が入らないようにしていても、犬小屋の室温はどんどん下がってくるので風が入りにくいところを選びましょう。
そして地面に直接置くのではなく、離して設置してあげましょう。
犬は寝そべって休むので、床の寒さ対策をしてあげるとゆっくり休めますね。
以上の点に気を付けて犬小屋の場所を移動してみましょう。
④室内へ入れる
寒さ対策をしても、シニア犬は外飼いは向いていません。
若い犬のような筋肉量ではないので自分の体温維持も大変なので寒さは禁物です。
若ければいいのかというとそうでもなく、子犬はやっぱり免疫がないので最初から外で飼うのは辞めましょう。
子犬はせめて半年以上経って外飼いを考えましょう。
また病中病後や、手術後の犬は免疫力も落ちているので外で飼うのは難しいです。
食欲が落ちている、なんとなく元気がない。犬のサインも見逃さず、体力的に難しそうなら外で飼うのは辞めましょう。
このような犬たちでも、室内で飼うのがどうしても難しいという場合は玄関につないでおくというのはどうでしょう。
玄関の中に犬小屋を異動してあげれば寒さ対策は万全です。
⑤防寒グッズを活用する
今は防寒グッズもいろいろ出ているのでそれを活用するのもよいでしょう。
犬に着せる洋服系のものや、部分を温める、腹巻やネックウォーマー的なものが代表的です。
今は帽子や靴下もあります。
素材もウールが含まれたものや、毛布素材、発熱素材など幅広くあります。
あとは犬小屋の中に敷く毛布も洋服と同じような発熱素材の毛布や、電源を使う電気毛布もあります。
あとは電気ヒーターを使うということも考えられます。
ヒーターを使う場合は犬がそばに近づきすぎての低温やけどや、ヒーターを何らかの事故で倒してしまったりとリスクがあるので、使う場合は飼い主さんの目の届く範囲で使うようにしましょう。
外飼いしている犬におすすめなアイテム9選
一口に防寒グッズと言っても犬に直接つけるものから、小屋を温めるもの、熱源を必要とするものから必要としないものなど、ほんとにいろいろあります。
今回はその防寒グッズの中でもおすすめなものをいくつかご紹介していきます。
①湯たんぽ
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充電式、水の入れ替え不要、繰り返し使用OKの 安全、過熱防止機能付き
本体に水が入っていて、それを繰り返し暖めて使うため水の入れ替え不要です。
しかも充電式で、充電が終わったらコードを外して使うため、犬がコードを噛んだり、コードに引っかかったりすることがありません。
便利な急速充電仕様で15分~20分ほどで満タン充電。すぐに使えます。
電気代も一回およそ2.5円、一ヶ月でも75円と経済的。1回の充電で毛布の中に入れておけば8時間、ワンちゃんのお腹の下のところに入れておくと4時間ほど暖かいです。
また過熱防止機能がついていて、やけど、火災、乾燥の心配がありません。これならワンちゃんも飼い主さんも安心ですね。
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懐かしいデザイン これぞ湯たんぽ
この昔懐かしいデザイン。お湯を入れて使うことも、お湯が冷めたらIHで温め直ししても使える優れもの。
そこがフラットなので安定して注湯しやすいので使いやすい。
どこか懐かしさを感じつウエーブのデザインは、表面積を大きくすることで暖房面積を広くして、丈夫さを保つため。
日本では元禄時代から使われている湯たんぽ、このデザインは外せません。
こちらのメーカーの物は、中に支柱が入っており冷めてもへこみにくいのです。
へこむ時の音でワンちゃんが驚くこともないのでいいですね。
中国では間接的に伝わるお湯の温度が母親の体温のように優しく、心地よいことから湯婆(タンポ)の名がついたと。
それが日本に伝わって湯湯婆(ゆたんぽ)になったといわれています。
愛犬にも母犬の優しさを感じてもらいたいですね。
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エコ湯たんぽ お湯入れ注湯式 素材柔らかふわふわカバー付
こちらはエコ湯たんぽ、お湯を入れて使うタイプです。湯たんぽのボトルはPVC材料を採用し、折り曲げられるほど柔らか。ボトルにお湯お入れるだけで、簡単にくり返し使えます。電気も使わず、省エネでエコ。お湯が入ってないときは、とても軽いので持ち運びも便利ですね。電気を一切使わないので電磁波が気なる人もこちらは安心して使えます。付属のカバーは人造うさぎ毛と言って、思わずほおずりしたくなるほどなめらかでふわふわ。ちくちくせずに気持ち良い使用感で。カバーは取り外しも手洗いもOKなので汚れても簡単にお手入れができます。こちらも電気コードなどがないので、ワンちゃんがコード噛んだり、コードに引っかかったりしないので、夜も安心して使えますね。
②毛布
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ペット用毛布 洗える毛布
表生地は高密度細繊維のマイクロミンクフリース。
裏生地は発熱性と保温性を兼ね備えるシェルパ素材とさらさらとふわふわのどちらも兼ね備えてた肌触り。
二重構造なのでとってもふわふわ。
洗濯耐久性もあるので自宅でお洗濯もできます。
ペット用のブランケットしてはありがたい機能ですね。
秋冬はもちろん、夏場のエアコンの風からも守ってもらえるので一年中使えます。
そして保証がついています。1年間は返品・返金対応なのでありがたいですね。
柔らかく肌触りもよくて、洗濯でいつも清潔を保てるブランケット、ペットには最高のプレゼントになりますね。
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犬猫ペット用ブランケット 軽くて柔らかフランネル
犬猫ペット用ブランケット。
ソフトフランネルなので、身体拭きに使うこともできます。
お星さまの柄で気分も上がります。
フランネルはしっとりさらっとしていて、手触り抜群、程よい毛の長さでなめらかで心地よいのでペットも大好き間違いないです。
両面サンゴフリース素材で作られるので、内側の暖かい空気を逃さない高い保温性を持っていて、繊維の密度が高く秋から冬の時期にオススメです。
洗濯にも強く、型崩れしないので気になったらすぐに洗濯機へ。
洗濯後も速乾性に優れているので、便利です。
毛も抜けにくく、色落ちも少ないのでどんどん洗って清潔な空間を保持してあげましょう。
折って使えば厚みもしっかりでるので、マットとして使うことも可能です。
いろいろな使い方ができるので一年中活躍すること間違いないです。
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犬をダメにする袋!ほかほかマルチウォーマー
別名犬をダメにする袋と言われている、大ヒット商品、ペット用マルチウォーマーです。
ふかふかほわほわで気持ちよすぎてこれにくるまれたら二度と離れられないほど。
マイクロファーバー素材で防寒性も抜群です。
とってもあったかなので家の中はもちろん、スリングバックや、ペット用カート、に使って冬のおでかけに使いたいです。
もちろん、ペット用キャリーやドライブベッドにもぴったりはまるので多様な使い方ができます。
お手入れ方法は、ふわふわ感を保つためにはできればドライクリーニングをおススメしますが、洗濯機も可能です。
洗濯機を使用する場合は、30°以下のお湯でドライコースで洗ってください。
ふんわり感が長持ちします。
③洋服
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可愛い 冬用犬服 ウサギ耳付き ふわふわ手触り サイズいろいろ
可愛いデザイン、しっかりした生地なのに、ふわふわ手触りでワンちゃんも大喜び。
これで冬のお出かけやお散歩も楽しくなりますね。
お洋服を着ても頭部分が意外と寒々しいワンちゃんが多いのですが、こちらのお洋服はウサギの耳のフードが付いているので頭も暖かです。
秋や冬のお散歩に、これ一枚あれば大丈夫。
前ボタンタイプなので着脱しやすく、やわらかい素材なので、普段はお洋服を着ないワンちゃんでもストレスなく着てくれること間違いなし。
サイズもS/M/L/XL/XXLといろいろ展開しているので自由に選べます。
小型犬から中型犬まで対応可能です。
ワンちゃんのお散歩に、外出に一枚あると助かるアイテムです。
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リバーシブルで着られる犬用ダウン風ベスト
リバーシブルで楽しめる、オシャレなダウン風キルティングベストです。
もちろんリード用の穴もあります。
お腹の部分でマジックテープ式で留めるタイプなので、着脱も楽々。
サイズも大型犬、中型犬、小型犬用とそろっているのでワンちゃんにぴったりのサイズがきっと見つかるはず。
生地は厚くて丈夫ですし、何よりもデザインがおしゃれ。
生地が厚いけれどお袖はないので、動きやすさも兼ね備えています。
ナイロン生地の方を表にすれば、雨の日のお散歩にも使えますよ。
室内であっても冬の日のお留守番の時などにも着せてあげるとワンちゃんも安心ですね。
人用のデザインっぽいので、探せばペアルックもできそうなのが嬉しいです。
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犬服 レオパード柄コート
流行りのアニマル柄。
手触りはミンクのようなふわふわ感。
お腹のところにボタンが二つ付いているので、着脱は簡単です。
素材もやわらかいし、これなら普段洋服を着ないワンちゃんも無理なく着てくれそうです。
背中の部分はお尻の方まで生地が長いのですっぽり包み込んで、こちらも暖かさ抜群です。
フードもついているので見た目のかわいらしさと、頭部分の防寒と欲張りなデザインです。
背中の部分にはベルト風のデザインもあって、とってもオシャレ。こんなコートを着せてお散歩したいですね。
ポエステル素材なのでお家でお洗濯も簡単にでき、清潔に保てます。
やわらかいお洋服を着たワンちゃんを抱っこする飼い主さんもぬくぬくです。
最後に
どうでしたか?本当は犬は外で飼うのではなく室内で飼う方が望ましいのですが、家の事情で室内で飼えないときにはいろいろと対策があることがわかったと思います。
可愛い愛犬にいつまでも元気で楽しく過ごしてほしいという気持ちはどの飼い主さんも同じだと思います。
どうしても室内飼いが難しいときは、犬小屋の場所を変えてみたり、防寒対策でできることをやってみたり、愛犬の様子を見ながらいろいろと試してみてください。
正解は、ここにはありません。
ワンちゃんの様子をよく見て一番良い方法を見つけてあげてくださいね。
まずは脱臭方法を知ろう
脱臭効果があっても臭いが限られていている物も多くあり、複数の脱臭方法を組み合わせているのが一般的になっています。
臭いを取り除く方法にはいくつの種類があり、どんな効果を発揮してくれるのかを調べてみました。
ニオイの元をオゾンで除去する「オゾン酸化法」
オゾン酸化法は強力な酸化剤のオゾンを利用して、臭いの元になっている物質を除去してくれます。
オゾンには優れた脱臭と殺菌の作用があり、脱臭や殺菌をする際に他の毒性を発生させる事がなく安心して使用できます。
空気中の酸素を原料にしていますので、補充する必要がなく飼い主にとっても手間が省けて大変便利です。
脱臭効果が抜群で殺菌作用もありますので、飼い主も愛犬も快適に過ごす事ができます。
ニオイの元になる物質を化学分解する「解媒分解法」
触媒分解法は、臭いの元になる物質を接触させて化学分解します。
大きなスペースが必要なく脱臭機をコンパクトにする事が可能で、他の脱臭方法とも組み合わせやすい点があります。
メーカー独自の技術で開発されていますので、触媒の原料を特定するのは難しいようです。
触媒によって多くの臭いに対応が可能で、10年くらい使い続ける事ができます。
触媒交換費はかかりますが、度々交換の必要がなくお財布に優しい脱臭方法です。
消臭剤を散布してニオイを消す「消臭剤法」
消臭剤法は消臭剤使って行い、散布方法には噴霧法、発散法があります。
使用する頻度によって消臭剤を交換しなくてはならず、手間とランニングコストがかかってしまうデメリットがあります。
人やペットに問題のないレベルの低濃度オゾンを消臭剤として散布する方法ならば、手間を省く事ができ楽に使えます。
短期間では苦にはならなくても日常的に脱臭が必要な場合には、手間とランニングコストがかからない方法が負担を少なくしてくれます。
臭気成分を包み込んでイオン分解「酸素クラスター法」
酸素クラスター法は、放電をする事で空気中の酸素をイオン化してくれます。
酸素クラスターを発生させて、臭気成分を包み込みながらイオンを分解します。
空気洗浄機で使われている事の多い脱臭方法で、高濃度の臭気には効果が薄い場合もあります。
プラスイオンとマイナスイオンの集合体で、生体に悪影響を及ぼす心配がなく安心です。
原料も空気中の酸素を使いますので補充の必要がなく手間が省け、飼い主に余裕を持たせてくれます。
ペット用脱臭機の選び方
脱臭専用機の他に空気洗浄機にも消臭、脱臭機能が付いている物があります。
ペット用の脱臭機には様々な種類があり、用途に合わせて選ぶ事ができます。
商品によってメリットやデメリットがあり価格にも幅がありますが、メーカによって工夫されている点も多くあります。
愛犬に合った脱臭機を購入する時のポイントや、後で後悔しないようにするにはどんな事に注意をすればいいの調べて見ました。
消臭機能付き空気清浄機と脱臭専用機ならどっち?
消臭機能付き空気洗浄機は、花粉やハウスダスト、たばこ臭などを除去してくれますが、ペットの臭いの元になるアンモニア臭などの除去するには無理な点があります。
脱臭専用機はアンモニア臭などを消す時に効果を発揮してくれますので、目的にあった物を選ぶようにします。
①部屋の広さを考えて選ぶ
脱臭機は適応範囲が決まっていますので、愛犬が過ごしている部屋の広さで選ぶようにします。
リビングなどの広い部屋なら、消臭範囲の広い大型の脱臭機を置いても邪魔にならずに済みます。
洗面所やトイレなどの狭い所に置きたい時には、小型のものがおすすめです。
手に乗るくらいの小さい脱臭機は約1畳くらいまでしか効果はありませんが、どこへでも持ち運べるメリットがあり大型サイズの物と併用もできます。
家庭用脱臭機は20畳ぐらいの広さまで対応出来るものが販売されています。
②ランニングコストで選ぶ
ランニングコストには、光熱費、保守点検サービス、消耗品費など定期的に必要となるコストがあります。
機種によって一定期間で触媒や、消臭剤を交換しなくてはいけないものがあります。
ランニングコストが電気代で済むものが良く、本体が安くても専用の補充品が必要なものは割高になってしまいます。
脱臭機によって魅力のある機能が付いている物も多くありますが、長期間にわたって使用が必要な場合にはランニングコストを重視する事をおすすめします。
③運転音で選ぶ
犬は聴覚が発達していますので、人間よりも音に敏感な所があります。
運動音があまり大きいと、ストレスになってしまう犬もいますので注意が必要です。
音を抑える工夫のある静音設計のものか、強弱モードが設定できるものが適しています。
脱臭機を犬から離して使えば問題はありませんので、適応範囲の広い物を選びます。
臭いを取り除く事ができても愛犬が快適に過ごせなければ意味がありませんので、十分に検討してから購入する事をおすすめします。
ペット用脱臭機のおすすめランキング10選
ニオイヤー
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シンプルでコンパクトな脱臭機!
三次元光解媒セラミックフィルター方式で、フィルター交換の必要がなくランニングコストが電気代のみになります。
350ml1缶とほぼ同じくらいの大きさで、重さが170gと軽く8畳分の脱臭力があります。
コンセントに差し込むだけで簡単に使用ができますので、難しい操作がなく安心です。
電気代もあまりかからずメンテナンスの必要もありませんので、手軽に使う事ができます。
コンパクトサイズの脱臭機ですので、場所をあまりとらず来客の時にも気を遣わずに済みます。
利用されている方からは、「赤ちゃんのオムツの臭いにも効果がある」という声もあります。
愛犬と家族が快適に過ごせる様、購入を考えてみてはいかがでしょうか?
オゾネオ
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愛犬に優しい静音設計!
独自技術の「エアーサクセステクノロジー」が搭載されていて、ファンレスでも風が出る静音設計になっています。
モーターやファンなどを使用していなくてもオゾンを飛ばす事ができますので、寝室など音が気になる場所でも使用が可能です。
低濃度のオゾンの力で悪臭を取り除いてくれ、面倒な手入れがなくタイマー機能が付いていますのでとても便利です。
音に敏感な犬におすすめで、ペット臭の脱臭にも十分な効果を発揮してくれランニングコストは電気代のみになります。
適応範囲は通常モードなら1〜2畳程度で、モード時ならば3〜6畳程度になります。
利用された方からは「小型でもパワーがある」という声があり、コンパクトでおしゃれなデザインも人気を集めています。
プラズマイオン脱臭機
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多くの機能が魅力の脱臭機!
3つの脱臭方法を組み合わせたトリプル脱臭や、ツイン除菌、自動運転モードなど多くの嬉しい機能が搭載されていて富士通の最上位の機種になります。
空気中に漂うペットの毛や細かい花粉なども取り除いてくれ、他の機種にはないビタミンC誘導体を放出する「うるおいカット」機能が付いています。
直接風が当たる範囲は限定されていますが除臭力のアップが期待でき、臭いに合わせて運転が切り替わってくれますので節電になり家計に優しいメリットがあります。
ランニングコストは電気代のみで適応範囲は20畳までになりますので、大型でパワーのある物や多機能な物を購入したいと思っている方にはとてもおすすめです。
シャーププラズマクラスター除菌脱臭機
ここにもしもURL
ペット臭などを素早く消臭!
置いた場所から360度空間脱臭ができ、有毒ガスも低減してくれる円筒形状フィルター脱臭機です。
高濃度イオンがペット臭や排泄物などの生活臭を、素早く消臭する事を可能にしたプラズマクラスターNEXTが搭載されています。
高い脱臭性が持続してくれフィルターの交換の必要がなく手入れも簡単にでき、適応範囲が15畳でランニングコストは電気代のみになります。
素早く消臭が出来れば臭いで悩まされる事も少なくなくなり、来客時の不安も減らしてくれ気分的に楽になれます。
使用されている方からは「音がうるさい」という指摘もありますので、音に敏感な愛犬の場合は店頭で確かめてから購入する事をおすすめします。
プラズマイオン
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ペット臭などを素早く消臭!
置いた場所から360度空間脱臭ができ、有毒ガスも低減してくれる円筒形状フィルター脱臭機です。
高濃度イオンがペット臭や排泄物などの生活臭を、素早く消臭する事を可能にしたプラズマクラスターNEXTが搭載されています。
高い脱臭性が持続してくれフィルターの交換の必要がなく手入れも簡単にでき、適応範囲が15畳でランニングコストは電気代のみになります。
素早く消臭が出来れば臭いで悩まされる事も少なくなくなり、来客時の不安も減らしてくれ気分的に楽になれます。
使用されている方からは「音がうるさい」という指摘もありますので、音に敏感な愛犬の場合は店頭で確かめてから購入する事をおすすめします。
プラズマイオン加湿脱臭機PLAZION
リンク
高性能なタワー型脱臭機!
触媒が接触した悪臭のもとを化学分解し、残った臭いにUVデオドラントユニットから発生したオゾンが分解してくれます。
最後に低濃度オゾンを放出して染みついた臭いも脱臭し、3段階のトリプル脱臭で臭いを徹底して除去してくれます。
UVデオドランドユニットが紫外線を照射し脱臭の途中で除菌も行ってくれますので、ペットが病気になるのを防いでもくれます。
ランニングコストは電気代のみで、適応範囲は20畳までになります。
細やかなオプションは付いていませんが、高性能ですので価格を抑えたい人にはおすすめな商品です。
嫌な臭いを取り除いてくれ愛犬の健康維持にもつながりますので、購入を考えてみてはいかがでしょうか?
オー・フレッシュ
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コンセントに差し込む手軽な脱臭機!
脱臭機にコードはなく、本体をコンセント直接差し込んで使う事ができる手軽な脱臭機です。
適応範囲は約8畳までになりますが、コンセントがある部屋ならばどこでも使えます。
超小型にはなりますが性能に問題はなく、薬剤、フィルター交換が不要で面倒な手間がかからずとても便利です。
小型のものが欲しい方にはおすすめですが、機能を考えると物足りない面もあるようです。
もう少し余裕があるならば高性能の物を購入した方が、後になって後悔がする事がなく買い替えの心配もしなくて済みます。
ランニングコストが電気代のみになりますので、置き場所に困る方や手軽な物が欲しい方は検討してみてはいかがでしょうか?
プラズマイオン加湿脱臭機PLAZION
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コンパクトサイズでトップクラスの脱臭機!
最新機種のコンパクトサイズ脱臭機で、脱臭機能や電気代、コスパなど全てにおいてトップクラスな購入しても後悔しないおすすめな商品です。
トリプル脱臭ですが、高速フィルターがHDS系よりも進化しています。
アンモニアに強い触媒を20%増量していますので、臭いが消えるまでの時間が短くて済みます。
ランニングコストは電気代のみで、eco運転モードが搭載されていますので電気代も節約できます。
脱臭機を運転させていたのにペットがボタンを押してしまい効果がなくなってしまう事もありますが、チャイルドロックが付いていますので安心です。
加湿機能も付いていて、適応範囲は20畳までになります。
エアリオン・スリムデオドライザー
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乾電池式の小型脱臭機!
手頃な値段で高性能ですので、小型脱臭機では人気のある商品です。
乾電池式ですので持ち運びができ、素早く臭いを消してくれます。
グラフト集合法を採用していて、消臭成分で悪臭のもとを吸着しさらに化学反応で無害化してくれます。
悪臭のみに反応しますので、アロマオイルなどの良い香りを消す事がなく安心です。
ランニングコストでは単三乾電池が4本と専用ジェルが必要ですが、本体が高くありませんのであまり負担がかからずに済みます。
手間を省きたい方には少々面倒な点がありますが、慣れてしまえば使いこなせるようになります。
適応範囲は6畳ぐらいまでになりますが、小型の物で手頃な価格の物を探している方にはとてもおすすめです。
プラズマイオン
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コンパクトで高い消臭性能あり!
富士通ゼネラルで販売されている4種類の脱臭機の中で、一番小さく適応範囲が10畳までになります。
性能を向上させた触媒と高速メガフィルターが搭載されていて、コンパクトですが高い消臭機能があります。
タワー型よりも脱臭にかかる時間は2分ほど遅くなってしまいますが、気になるほどではなく値段も安くなり家計にあまり負担をかけずに済みます。
適応範囲は他の脱臭機と比べて狭くなってしまいますが、一般住宅ならば十分に効果を発揮してくれます。
ランニングコストは電気代のみになりますので、場所をあまりとらず置く場所の心配がいらない消臭性能の高いコンパクトな脱臭機を購入してみてはいかがでしょうか?
犬のおしっこの臭いがきついのは病気のサイン?
犬のおしっこは健康のバロメーターです。
しかし愛犬がおしっこをしても注意して観察する事ってあまりないですよね。
家の中で排泄するのであればまだチェックできる事があるかもしれませんが、外で排泄する場合は尚更ないでしょう。
おしっこには血液中の水分や老廃物、不要物を体外に排出するという役割があり、腎臓で作られ、尿管を通って膀胱に蓄積され、尿道を通手排泄されます。
腎臓や尿管と言った尿路の情報はもちろん、全身の情報が沢山詰まっているため、おしっこを調べれば愛犬の体の状態がわかります。
定期的に健康診断などで尿検査を受ける事は重要で、普段愛犬と触れ合っている飼い主だからこそ、毎日チェックしていればわかる事があります。
おしっこが臭くなる理由
先ほどもご紹介しましたが、犬のおしっこは人間と同様、健康のバロメータです。
いつもと違うにおいがする・甘いにおいがすると思ったら要注意。
病気のサインかもしれません。
そこで、今回は犬のおしっこのにおいが臭くなる理由をご紹介していきます。
水分不足が原因かも…
愛犬の朝一番のおしっこの匂いがきついと感じた事はありませんか?
朝一番のおしっこのにおいがきついのは寝る前から朝まで水分を摂らない事により尿が濃くなってアンモニア臭がきつくなってしまうからです。
しかし、日中は無臭で薄い色であれば問題ありません。
POINT
色が濃くにおいがきついおしっこが日中も続くようであれば水分不足を考えましょう。
水分不足で尿がでる回数が少なくなると排泄回数が減り膀胱炎になるリスクも増えてしまいますので、こまめに水分摂取量をチェックし、切らさないように注意しましょう。
食事が変わった
普段食べていたフードを変えた場合でも、おしっこのにおいが変わる場合はあります。
フードを変える場合は、トライアルセットなど量が少ないものを使って何種類か試す事をおススメします。
年齢・犬種などによっても合うフード・合わないフードがありますので、根気よく探してみて下さい。
病気のサイン?簡単なことからチェック
愛犬のおしっこは飼い主さんであれば毎日見ているでしょうが、何となくしているおしっこの状態をチェックした事がありますか?
おしっこは愛犬の健康状態がわかる重要なもので、その中には病気のサインを出している可能性もあります。
そこで、飼い主さんでも簡単にできる愛犬のおしっこチェック方法をご紹介していきましょう。
おしっこの臭い
健康な犬のおしっこの臭いは、多少のアンモニア臭がする程度です。
しかし、体内に何らかしたの異常がある場合は、その臭いが変化します。
例えば、糖尿病であれば独特な甘い臭いが、また、きついアンモニア臭がする時は。先ほどご紹介しましたが水分不足の可能性があります。
ドライフードをメインであげている場合は、時々フードにお湯をかけたものを与えたりして水分を補う事をおススメします。
水分不足は、膀胱炎を招くほか、全身の不調に関わるので、日頃から注意してあげて下さいね。
おしっこの回数
犬は人間と違ってあまり汗をかかないので、飲んだ水の量とおしっこの回数はだいたい同じです。
もしも、愛犬のおしっこの回数が増えたと感じた場合は、水を飲む量をチェックしてみて下さい。
水を飲む量が増えておしっこの回数も増えた時は、糖尿病やクッシング症候群、尿崩症といったホルモン異常の可能性が出てきます。
メスの場合であると、子宮蓄膿症が原因でおしっこの量が増える事もあるでしょう。
水を飲む量が増えていないのに、おしっこの回数が増えている場合は、腎機能の低下や慢性の腎不全が疑われます。
おしっこの色
おしっこの色が、茶褐色や赤っぽい色をしていたら、それは血尿で尿路結石や前立腺炎が疑われます。
また、ネギ中毒による赤血球の破壊でも血尿が出る事があるのですが、犬にとってネギ類は絶対に禁物ですので、間違って食べてしまわないように気をつけましょう。
次におしっこの濃さですが、山吹色のような濃い黄色のおしっこが出た場合は、水分不足や肝臓の異常、加えて目に黄疸が出ている時は、病状がかなり進んでいるサインですので早急に動物病院を受診するようにして下さい。
また、色の薄いおしっこは、水分の摂りすぎや腎不全、ホルモンの病気が疑われますので、水分が十分に摂れているから安心とは思わないようにましょう。
考えられる病気
犬にとっておしっこはとても大事なバロメーターだという事は先ほどまでの項目でわかって頂けたと思います。
犬は比較的腎臓の病気になりやすく、腎臓は症状が出た時には既に進行が進んでいるという場合もありますので、日頃から愛犬のおしっこのチェックを飼い主さんがしっかりチェックしてあげる事で早期発見に繋がります。
そこで、ここでは犬のおしっこの異常で考えられる病気をご紹介していきます。
前立腺炎
前立腺は副生殖器とも言われ、膀胱の真下に位置します。
前立腺の生成する前立腺液が精子と混ざり精液を作ります。
POINT
前立腺炎とは、男性ホルモンによって腫れる前立腺肥大などが原因で起こる病気で、それが原因で、尿が膀胱内に戻されると細菌が前立腺や膀胱に入りやすくなってしまいます。
そして、前立腺の中に血液が溜まる袋があると感染が起こり前立腺炎になってしまうのです。
急性の前立腺炎は発熱・痛みがあり元気がなくなるなどの症状や血尿もありますが、慢性になるとほとんど症状がありません。
慢性状態が続くと前立腺腫瘍となってしまい、腹膜炎や敗血症など命に関わる危険な状態に陥ってしまう事もありますので、日頃からの愛犬の状態をしっかり観察してあげる事が大切になりますが、不安な場合は、定期的に検診を受け早期発見に努めましょう。
膀胱炎
膀胱炎は、膀胱の粘膜に炎症が起きる病気で、炎症の原因として主なものは、細菌感染や膀胱結石によるものがほとんどです。
他には、外傷や膀胱腫瘍などが原因の場合もあります。
症状としては、痛みがあるので排尿時に鳴く、残尿感から頻繁にトイレに行く、排尿姿勢を取ってから尿が出るまでに時間がかかる、血尿が出るなどです。
膀胱炎は様子を見ていて治るという病気ではありませんので、普段と比べて排尿回数が多いかなというくらいでも早めの受診をおすすめします。
尿道炎
尿道炎は、細菌感染や結石などにより、尿の通り道である尿道に炎症が起きる病気です。
血尿・膿混じりの尿が出て、進行すると痛みを伴う頻尿や排尿困難・元気がなくなる・食欲低下なども見られるようになり、尿道の違和感のために、メスは外陰部、オスはペニスをよく舐めるようになります。
痛みを伴いますので、早めの治療が必要になり、治療としては、細菌感染の場合は、感染している細菌を特定し、抗生物質を投与しますが、結石の場合は、結石を溶かす薬や手術が必要になってしまいます。
体力が低下していると、細菌に感染しやすくなりますので、栄養バランスの良い総合栄養食で健康状態をよくしておく事が大切です。
糖尿病
人間でのとても有名な糖尿病。
そんな糖尿病は犬でも発症します。
糖尿病は、血糖値を下げるように調節するインスリンの分泌不足や作用不足により高血糖状態が維持し、多飲多尿・脱水・体重減少・白内障・後肢の虚弱・末期には糖尿病性ケトアシドーシスによる食欲不振・元気消失・衰弱や脂肪を引き起こす大変怖い病気で、典型的な症状としては多飲多尿が一番わかりやすいと言えるでしょう。
多飲多尿により、おしっこの回数も増えおしっこの色が薄くなります。
症状が多飲多尿だけの症状で発見できればまだ治療もスムーズに進むのですが、そのまま放っておくとご飯はたくさん食べる割にどんどん体重が落ちていき、元気もなくなりぐったりするようになってしまいますので、元気がなくなってしまうと入院治療が必要になります。
多飲多尿が気になったら早急に病院を受診するようにしましょう。
腎性尿糖
腎性糖尿は、血液中のブドウ糖の濃度が正常以下であるにもかかわらず、尿中にブドウ糖が排出される病気です。
これは、尿細管細胞に異常があり、ブドウ糖を再吸収する力が低下しているためと言われており、原因は遺伝性のものが多く、特に目立った症状は見られません。
血糖値が正常なのに尿検査で尿中にブドウ糖が検出された場合に、腎性糖尿と診断されますが、治療は必要ないでしょう。
しかし、気になる場合は先生に相談してみて下さい。
ファンコニー症候群
ファンコニー症候群は、元々人間で定義されている稀な疾患で、腎臓の尿細管と言われる組織の機能不全によって生じる病気です。
犬のファンコニー症候群はそのほとんどが特定犬種で遺伝性によって生じるものであり、日本国内では飼育頭数の少ないバセンジーなどで発生しやすい遺伝性疾患として知られています。
症状としては、多飲多尿・体重の減少となっており、糖尿病の症状ととてもよく似ていますので、日常生活の中で少しでも異常を感じたらすぐに受診する事をおススメします。
まずは病院に行くのが一番!
犬のおしっこの臭いについてご紹介してきましたが、犬のおしっこは健康のバロメーターでおしっこの異常を感じた場合、尿検査をすればすぐにどんな病気がわかります。
おしっこは毎日必ずするものですが、しっかり飼い主さんが観察してあげないと異常があった場合でも早期で発見が難しいですよね。
ですので、少しでもいつもと違いなと違和感を感じた場合は、すぐに病院へ受診し、検査を受けるようにして下さい。
まとめ
今回は、犬のおしっこの臭いについて詳しくご紹介してきました。
おしっこの色や臭い・回数でどのような病気が考えられるのかも解説しましたが、とても怖い病気が多く発見が遅れると命の危険性があるものもあります。
犬は言葉を発する事ができませんので、気をつけてあげるべきなのは飼い主さんなのです。
毎日のおしっこをしっかりチェックしているだけで、少しの違和感でも気づく事ができるでしょう。
犬の胃腸・消化器疾患とは?
胃腸疾患とは、犬の胃または腸に異常がある病気で痛みやそのほかの問題を引き起こします。
食物の消化・吸収を妨げる、または食物の消化管の通過に影響を与える疾患はいずれも消化器疾患と言われます。
具体的に消化器疾患の特徴を表すと、下痢・嘔吐・食欲不振・元気消失・腹部膨満・腹痛・体重減少・多飲多喝等があります。
こうやって見てみると、人が胃腸疾患を起こした時と同じような症状が表れていることが分かります。
犬の胃腸・消化器疾患の種類と原因
犬の胃腸・消化器疾患の種類やそれぞれの原因は様々なものがあります。
飼い主が愛犬の不調を見つけ、動物病院へ連れて行ってもすぐ治療にとりかかるわけではなく、
獣医師は不調の元となっている原因が何かを判断するため、検査等行う必要があるのです。
疾患が起こる場所として、口腔、咽頭、食道、胃、小腸、大腸と分けることができます。
それぞれの場所で起こる疾患の種類は違いますし、原因も異なってきます。
下記、それぞれの場所で起こる疾患の種類と原因を挙げてみましょう。
①胃腸・大腸・小腸
まずは、【胃腸・大腸・小腸】に関する疾患です。
それぞれ代表的な疾患を1つずつ挙げてみます。
胃腸に関する疾患は【急性胃腸炎】です。
人の病気でもよく聞かれる疾患ですね。
【急性胃腸炎】は主に胃・腸に生じる消化管の炎症または感染で、通常は短期的な症状になります。
原因としては、異物を飲み込んだり、食物アレルギー、ストレスなどが考えられます。
大腸に関する疾患は【大腸炎】です。
【大腸炎】は腸管内膜の急性または慢性炎症のことです。
多くの場合、腸瘍またはポリープ、寄生虫、食物アレルギーを含むアレルギー等によって生じます。
5歳未満の犬によく見られ、大腸の炎症が起きた結果、痛みのある便通が起き、下痢の場合は粘液や血液が混ざることがあります。
小腸に関する疾患は【小腸吸収不良】です。
【小腸吸収不良】とは小腸の炎症により栄養吸収が阻害され、
持続性の下痢、体重減少、食欲低下等を引き起こします。
②便秘・下痢
一番分かりやすい症状として便秘や下痢があります。
便秘や下痢になるのにも様々な原因があります。
まず便秘ですが、
運動不足、脱水、骨や異物など消化のしにくいものを食べたり、食物繊維の少ない食事などを摂っていた場合に便秘になる可能性があります。
次に下痢ですが、
感染症、内部寄生虫、ストレス、食べるものが変わる、人が食べ残したものやカロリーの高いスナック等を食べる、体内器官の機能不全などが原因となります。
現在飼われている愛犬の多くは人が食べているものと同様のものを食べたり、犬用おやつを与える代わりに人が食べているお菓子をあげている家庭が多いように思います。
人が食べたものを食べると下痢になることがあると記載がありますが、便秘の原因の中にも消化のしにくいものを食べることにより便秘の原因となると書かれています。
人が食べるものには犬にとって消化のしにくいものもあります。
愛犬を苦しめない為にも人が食べるものはあげないようにしなくてはいけないですね。
③膵臓系疾患
次に膵臓系に関する疾患です。
まずは【膵炎】です。【膵炎】とは字のごとく膵臓に炎症が起きる疾患です。
膵炎は多くの場合、原因が不明となっています。
可能性として考えられるのは脂肪が多く、カロリーの高い人間の食べ物を与えられたこと、感染症や疾患または外傷等が考えられます。
もう一つの膵臓の疾患として【膵外分泌機能不全】という疾患があります。
膵臓はたんぱく質やでんぷん、脂肪などを分解する様々な消化酵素が分泌され、消化吸収を助ける役割をしています。
【膵外分泌機能不全】とはその消化酵素の分泌がほとんどされなくなってしまう疾患です。
膵臓の消化酵素を分泌する細胞が破壊されることにより、【水害分泌機能不全】起こるとされています。
体重減少、食欲の増加、大量の軟便を特徴としているため、とても分かりやすい症状となっています。
愛犬が消化器疾患にかかるかも?その際の見分け方
愛犬が消化器疾患にかかった時の一般的な徴候としては軟便か下痢があります。
消化器トラブルが起きた場合どのようなものがあるのか見てみましょう。
よく見られる徴候としては、嘔吐・吐き戻し・鼓張・衰弱・下痢/便秘等があります。
慢性的な胃腸疾患は多くの犬にとって大きな負担となり、体を衰弱させてしまう要因となります。
そのため、下痢や嘔吐が見られた場合、重度の脱水症状になっている可能性が考えられます。
そのため上記の徴候に気づいたときはかかりつけの獣医師に相談をしてください。
愛犬が嘔吐してしまった時は?
消化器疾患の徴候の中に【嘔吐】があります。
【嘔吐】の原因としては様々なものがあります。
勢いよく食べた、空腹時間が長い、食事内容・量を変えた、消化できないもの・刺激物を与えてしまった・ストレスなどが考えられます。
上記の症状が出た場合、どのように対処していけばいいのでしょうか。下記主な二点を記載します。
POINT
①勢いよく食べた:
嘔吐した場合でもまだ食べ続けるようであれば問題なし。次にご飯を与えるときから少量ずつ与えるようにしたり、勢いよく食べれないような工夫をしましょう。
②空腹時間が長い:
胃が空っぽの状態が続くと胃液がたくさん分泌されることから胃液を吐くことがあります。
ごはん前に黄色っぽいものを吐いている時は空腹時間が長いことが考えられるため、少量ずつ与え、吐かないかどうか様子を見ながら与えてみましょう。
対処法は上記記しましたが、吐いたものに血が混じっていたり、吐いた後具合が悪そうにしている場合は様子を見続けるのではなくすぐ獣医師に見せるようにしましょう。
できれば嘔吐したものを持っていくと尚良いかもしれません。
もし慢性的に下痢をしている場合は?
消化器疾患の徴候で分かりやすいものに【下痢】があります。
【下痢】にも一過性のものと慢性的なものがあります。
一過性のものであれば様子を見るのも一つの方法ですが、慢性的に下痢をしている場合、ひどくなると脱水症状を起こすこともあるため早めの対処が必要になります。
【下痢】と言っても原因によって対処も異なります。動物病院へ連れて行くときは、ウンチを持っていくか、持っていくのが難しいようであれば写真を撮って獣医師に見せましょう。
下痢を治すにはまずは腸を休ませ、その後に下痢によって失われた水分を取り戻すために水分や栄養素を多く含む消化のいいフードを与え回復をはかります。
慢性の下痢に対しては食事療法を行うことが殆どですが、フードによって、またはメーカーによっても様々な特徴があり、
それを把握したうえで食事療法に生かすことが大切となってきます。
そのため、決して自己判断で対処するのではなく、必ず獣医師の判断を仰ぐようにしましょう。
消化系の健康について獣医師に訪ねるべきこと
消化器疾患には様々なものがあることを上記記載してきましたが、上記のような疾患にかからない為に、愛犬を苦しませない為に飼い主の人たちは獣医師にどのようなこと聞いておけばいいでしょうか。
下記5点記載してみます。
POINT
①消化系の健康のため、避けたほうが良い食べ物はあるか、です。
愛犬にとって自分たちの食べているもの(チョコレートなどのお菓子)がどの程度影響するのか聞いてみてください。
②消化系の健康のためにどのようなフードがお勧めですか、です。
飼い主が愛犬の栄養摂取に関してどのようなことに気を付ければ良いか、また、愛犬にとって適したフードの量や頻度、
フード以外に与えるおやつにはどのようなものが適しているかを聞いてみましょう。
③現在表れている症状はどのくらいで治るか、です。
獣医師に期間を聞いておくことで、その期間を超えても治らない場合は改めて動物病院へ連れていく目安にしましょう。
④消化系の健康について記載されている指示や資料をもらえますか、です。
何かが起こった時に獣医師に相談することは大前提ですが、飼い主自身も何かが起こった時冷静に対処できるよう日々勉強しておきましょう。
⑤質問があった時の獣医師や病院への問い合わせ方法を教えてください、です。
再診の予約が必要になるか、また診察予約の確認のお知らせやメールが事前に送られてくるのかを確認しておきましょう。
消化器疾患の療法食におすすめのドックフード3選
i/d コンフォート 小粒 3kg
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ストレス性の消化器疾患に特化したフード
人と同じように犬もストレスを感じ、健康に悪影響を及ぼすことがあります。
今回紹介するフードはストレス性の消化器症状に適した栄養組成のフードになります。
そういったフードを与えることにより問題のケアをサポートしていきます。
特に小・中型犬(14kg以下)に対して特化しているフードになります。
*フードの中にショウガ配合
*消化器疾患の犬に対して負担を軽減させるための優れた消化性と低脂肪を実現
⇒そのため健康的な消化管を維持するのにとても役立ちます。
また、優れた消化性により健康的な便の状態を保つのに役立ちます。
また、与え方に関してはまず獣医師の許可を得て頂き、今までの食事を減らしながら上記フードを少しずつ増やし、7日間ほどかけて切り替えてください。
また、お水は常に新鮮なものが飲めるよう準備してください。
犬用 療法食 クリニカルダイエット 脂質マネジメント 1.2kg
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低脂質・繊維増量法食
下記症状が認められる犬に対して有効な療法食となっています。
①繊維増量の食餌が推奨される疾患:肥満、繊維反応性消化器疾患(フードに繊維を過剰に足してあげないと腸の中で便を固めることができない疾患のこと)
②糖尿病
③低脂質の食餌が推奨される疾患:高脂血症、二次性の脂質代謝異常を呈する疾患(甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症など)、リンパ管拡張症(たんぱく質喪失性腸症)
【製品の特長】
*アレルゲンとなりにくいとされる魚(サーモン、ホワイトフィッシュ)とポテトを主原料に使用しており、食物アレルギーに配慮
*米、麦、トウモロコシ、穀物不使用
*グルコサミン、コンドロイチン、L-カルニチン配合
アミノペプチド フォーミュラ
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食物アレルギーによる皮膚疾患・消化器疾患の犬のための療法食
食物アレルギーによる皮膚疾患及び消化器疾患の犬に与えることを目的として特別に調整された
食餌療法食となっています。
この食事の窒素源はアミノ酸及びオリゴペプチドで構成されており、炭水化物減としてコーンスターチを
使用しています。
【特長】
*オリゴペプチド:食物アレルギーの原因とならないアミノ酸及びオリゴペプチドを使用
*食物アレルゲン排除:食物アレルゲンを排除するための原材料使用と製造工程となっている
*皮膚の健康維持:健康な皮膚を維持するための栄養素(パントテン酸、イノシトール、ナイアシン、
コリン、ヒスチジン)を配合
*抗活性酸素物質カクテル:皮膚の健康を辞するために抗活性酸素物質カクテル(ビタミンC・E、ルテイン、
タウリン)を配合
愛犬の肉球が怪我していないかチェックしてみよう!
飼い主によって愛犬への愛情は様々ですが、怪我をしたり病気にならないように日々注意をしていても気づけずにいたり避けられない事もあります。
肉球は犬にとって大切な体の一部で、散歩や運動をする際に重要な役割していますが思わぬ事で怪我をしてしまう時があります。
愛犬の肉球の異常に気づいた時に手遅れにならないようにする応急処置や、適切な判断が出来るように症状でチェックする方法を調べて見ました。
①肉球の色
子犬の頃の肉球はピンク色をしている事が多く、最初から黒い肉球の場合もあり色素が関係していて病気を疑う心配はありません。
ピンク色の肉球は何とも言えない可愛らしさがあり、黒い場合でも個性的なものが感じられます。
犬によって多少色の違いはありますが、普段とあまり変わらない状態ならば気にしなくても大丈夫です。
肉球がいつもと違って赤く感じられる時には、舐めすぎてしまって炎症を起こしている事があります。
犬は肉球に気になる事があったりストレスを感じてしまうと舐めすぎてしまいますので、日頃から注意してみてあげるようにします。
愛犬にアレルギーやニキビダニなどの症状がない場合には、指間炎の可能性があります。
皮膚病にかかっている事もありますので、気になるような時には動物病院で診察を受けるようにします。
成長するにつれて肉球がピンク色から黒い色に変わる事もありますので、色が変わったからと言って焦らず様子を見るようにします。
犬の肉球は足を様々な物から守ってくれる役目をしていて、毎日行う散歩や運動をする事で皮膚が鍛えられ黒くなるとも言われています。
子犬の頃は可愛らしいピンクの色をしていても、年齢を重ねていくうちに少しずつ色も硬さも変化していきます。
愛犬はリラックスしていると色んな姿を見せて癒してくれますが、肉球の色の変化に気づいたら注意をして見てあげる事が大切です。
②肉球のデキモノチェック
愛犬の肉球を触ってしこりや腫れがあると、悪い病気ではないかと不安になってしまいます。
しこりや腫れの症状が現れる病気には、良性腫瘍と悪性腫瘍があります。
良性腫瘍はしこりや腫れがゆっくり大きくなっていき、転移の心配がなく命にかかわる病気ではありません。
愛犬の様子を見ながら問題がなければ経過を見るようにしますが、手術で取り除く場合もあります。
悪性腫瘍はしこりが大きくなるスピードが速く、見た目ではわからず気づけずにいると他の臓器へ転移してしまう事があります。
発見が遅れてしまうと愛犬の命が危険になってしまいますので、毎日なるべく時間をとってスキンシップをして肉球を見るようにします。
イボは年を重ねるごとにできやすくなり、イボが怪我をして出血してしまう事もありますので散歩は気をつけて行うようにします。
イボができてしまうと気になって触ってしまいがちですが、悪化してしまう場合もありますのでなるべく触らないようにします。
散歩の後などに足の裏を洗う際や拭く時には、イボを擦らないように注意が必要です。
犬の肉球には常在菌によって、できものが出来てしまう事があります。
体調を崩してしまっている時などには免疫力が低下してしまい、ブドウ球菌が繁殖して膿皮症などにかかってしまう事があります。
外部寄生虫にかかった場合は投薬などの治療が必要になりますので、ひどい状態にならないうちに動物病院で診てもらうようにします。
人間でもできものが出来てしまうと気になってしまうように、犬も例外ではなく飼い主にサインを送っている事があります。
肉球にできものがあるのを見つけた時には、愛犬の行動に注意しながら様子を見るようにします。
散歩や運動の際にいつもとは違う様子があり元気がないような時には、命にかかわる病気にかかっている事もありますので一度動物病院で診察を受ければ安心です。
③肉きゅうから血が出ている
犬は毎日の散歩がかかせなく楽しみにしている事もありますが、道路には危険なものが落ちている時があり肉球を怪我してしまう場合があります。
少し切れた程度なら自然に治る事もありますが、出血が多く傷が深い時には手当てが必要になります。
綺麗なタオルかガーゼで吐血をしても出血が止まらないような時には、必ず動物病院で診てもらうようにします。
ひどくないと思っていても傷口から雑菌が入ってしまう事もありますので、足を触らせてくれないような時にも動物病院へ行くようにします。
④肉きゅうが乾燥している
室内で飼っている犬を散歩させた後は念入りに足を洗ってしまいがちですが、皮膚の表面にある必要な脂を流してしまう事もあり肉球の乾燥する原因になってしまいます。
アスファルトの上ばかりを散歩させてしまうと肉球を痛めてしまう事がありますので、時間がある時には空き地など土の上で遊ばせてあげるようにします。
年齢を重ねるごとに水分量が減ってしまい、乾燥している事もあります。
肉球の洗いすぎをやめても乾燥がなくならず粉をふいたりひび割れをしている時には、傷口から雑菌が入り炎症を起こしている場合がありますので注意が必要です。
⑤肉きゅうが冷たい
犬にはシングルコートとダブルコートの2種類の毛の生え方があり、プードル、シーズなどはシングルコートで特に寒さに弱い所があります。
体が冷えてしまうと呼吸器疾患、感染症を引き起こしてしまう場合があり、愛犬の体調や体質に合わせて温度の管理が必要です。
室内で飼っている場合は過保護になりがちですが、犬種によって飼い方は異なりますので快適に過ごせるようにしてあげます。
愛犬の肉球が怪我した際の対処方法
愛犬が怪我をしてしまうと慌てて動揺してしまいますが、飼い主がある程度知識を持っていれば適切な処置ができひどい状態を避ける事ができます。
怪我にもあまり心配のいらないものもありますが、ひどいやけどや出血が多いと対応に困ってしまいます。
処置をする際に気をつけなくてはいけない点や、動物病院で診察が必要な症状などを調べて見ました。
①やけどをした場合
猛暑の夏のアスファルトはとても熱くなっていて、人間でさえも熱中症を起こしてしまうように犬も散歩をすれば肉球をやけどしてしまう時があります。
愛犬がやけどをした事に気づいた時には、すぐ氷水などで冷やしてあげます。
やけどをしている患部はなるべく触らない方が良く、自己判断で薬や保冷剤などを使ってしまうと悪化してしまう場合があります。
ひどい状態になってしまうと治りも遅くなってしまいますので、必ず動物病院で診てもらい適切な処置をしてもらうようにします。
②出血している場合
傷口が汚れている場合には水で綺麗に洗い流してから、傷口に被毛がかからないようにガーゼなどで押さえ血を止めてあげます。
自宅に愛犬用の止血剤があれば、これを使ってしばらく様子を見るようにします。
血が止まったからと言って安心はできませんので、こまめにチェックをしてあげるようにします。
感染が心配な場合には動物病院で診察を受けて、化膿止めの内服薬を服用すれば治りも早くなります。
③怪我した場合
散歩の時に怪我をする事が多くありますので、痛がっている様子がなくても足を洗ってあげる時にチェックしてあげるようにします。
度々怪我をするようであれば散歩コースを変えたり、愛犬の障害になるものを取り除いてあげるようにします。
応急処置をしても不安な時には、動物病院で診てもらうと安心です。
飼い主の愛犬に対する日頃の気配りがあれば、怪我を防ぐ事ができ心配が少なくなくなります。
愛犬の肉球のケア方法
毎日きちんと手入れをしていても、気づかぬうちに肉球に異常が出てしまう事があります。
ペット用品が多く販売されていて、犬用の肉球ケアの商品も様々な種類があります。
愛犬の肉球をケアする際に注意する事や、どんな商品に効果があるのかを調べて見ました。
①タオルで拭いて清潔に保つ
散歩が終わると足を洗ってあげますが、その際に肉球と肉球の間まできちんとタオルで拭いて乾かすようにします。
ウエットティッシュで拭く場合でも、きちんと乾かしてあげるようにします。
肉球の間が湿っている状態になっていると、雑菌が繁殖しやすくなりますので注意が必要です。
蒸しタオルで足裏を丁寧に拭いてあげると硬くなっている肉球をほぐしてくれる効果もありますので、時間に余裕があるにやってあげるのもいいかもしれません。
②肉球クリーム
犬は肉球をなめる事がありますので、口の中に入っても問題のない天然成分、無香料、無着色、ノンアルコールの肉球クリームが適しています。
年をとって肉球が乾燥してひび割れているような時には、クリームを塗って優しくマッサージをしてあげると効果があります。
塗りすぎてしまうと滑って足や腰に負担がかかってしまったり、雑菌が繁殖しやすくもなりますので適量を塗ってあげるようにします。
③犬の靴や靴下を使ってみる
足場の悪い場所を歩かなくてはいけない時や夏場のアスファルトの上を歩く際に、犬用の靴を履かせれば愛犬の肉球を怪我ややけどから守る事ができます。
ネットなどでも販売されていて少し過保護に思えても動物病院へ行く事を考えれば、飼い主にも愛犬にも負担が少なくて済みます。
肉球にクリームを塗った後に靴下を履かせると、浸透を促してくれます。
長い時間履かせたままにしてしまうと、蒸れて効果が半減してしまう事もありますので注意が必要です。
愛犬の肉球おすすめケア商品3選
国産オーガニック認定肉球クリーム 「滑り止めにもなるタイプ」
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肌に優しく滑り止め効果もあり!
docdogでは、日本で初めて国際オーガニック認証エコサートペットケアを取得しています。
品質が良く愛犬や環境にも優しい肉球クリームで、アミノ酸由来の乳化剤が配合され水分、脂分がコントロールされていて滑り防止の効果もあります。
復活の樹の成分も配合されていて、保湿力、保水力にも優れています。ペット用の物は人には刺激が強いイメージがありますが、98%天然由来の原料を使っていますので肌の弱い方が愛犬に塗ってあげても問題がなく大丈夫です。
肉球の乾燥が気になっていたり、ひび割れなどの症状がある場合にも使用でき触り心地の良い肉球の戻してくれます。
愛犬の肉球のケアに安心して使えますので、購入を考えてみてはいかがでしょうか?
犬用靴 Summit Trex XXS-L メドグリーン2個入り
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普段の散歩や初めて靴を履く時におすすめ!
犬の足に負担がかからないように軽量素材で出来ていますので、愛犬の軽やかな動きをサポートしてくれ散歩や運動をする際にも適しています。
高い撥水性と耐久力があり底がやわらかなゴムで作られていて、天気に左右されず履く事ができます。
散歩をする際に暑い夏の道路でのやけどを防いでくれ、寒い時期もしもやけにならずに済みます。
怪我の予防や炎症が起きた時に肉球を守ってくれ、足が汚れず散歩の後の手間を省いてくれます。
災害時やアウトドアでの使用も可能で、ネットに入れて洗濯機で洗う事ができます。
犬に靴を履かせる事に抵抗のある方もいると思いますが、愛犬が嫌がらなければ様々怪我から肉球を守ってあげられますので一度検討してみてはいかがでしょうか?
犬用靴下 Skitter XS ウーリーネイビ 2個入り
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滑りにくく、脱げにくい新型ソックス!
ジグザグ形状の滑り止めが付いていますので、家の中で過ごす際にフローリング、階段、畳の上で滑らず怪我などから守ってくれます。
飼い主にとっても愛犬が快適に過ごしてくれれば安心で、床などの傷をあまり気にしなくて済みます。
寒い時期には肉球を温かくしてくれ、乾燥の予防にもなります。手洗いでの洗濯が可能で陰干しで乾かす必要がありますが、数回履かせる事ができ清潔が保てます。
ミニチュアダックスフンド、柴犬などに適していて、購入する際は愛犬の足のサイズをきちんと計ってあげるようにします。
犬によって左右のサイズが違う事もありますので、注意が必要です。
愛犬に合った色の靴下を履かせて、可愛いらしい姿を見て癒されてみてはいかがでしょうか?
最後に
愛犬と過ごす日々はかけがえのないものがあり、飼い主の気配りひとつで怪我や病気から守ってあげる事ができます。
肉球に異常が見られた時は自己判断をせずに、早めに動物病院で診てもらい適切な処置をしてあげます。
言葉の話せない愛犬からのサインを見逃さないようにするには、スキンシップやこまめなケアが大切です。
愛犬が体をこすりつけるのは何かのサイン?
愛犬が体を床や地面にこすりつけている場面はよく見かけます。
この行動にはどんな意味があるのでしょうか?
飼い主に甘えて体をくっつけているとか、本能で匂いを付けているとかいろいろな説を聞きますが、実際のところはどうなのか気になります。
犬の飼い主へのさまざまな愛情表現と体をこすりつける心理を紹介します。
こすりつける体の部分による病気の可能性も探ってみました。
言葉を話せない犬の出すサインだとしたら、しっかり気持ちを受け止めてあげたいですね。
愛犬が飼い主への”10の愛情表現”
愛犬が飼い主へ示す愛情表現を10個まとめてみましょう。
POINT
1笑顔:
目を細めて笑っているのは嬉しくて幸せだから。
一緒に喜んで笑顔になると愛犬ももっとうれしいはず。
2仰向けでお腹を見せたり、背中をくっつける:
犬にとってお腹を見せるのは信頼の証です。
お腹をなでてもらうのが大好きな犬もいます。
また襲われるかもしれない敵には背中を向けられないので、信頼する相手には背中を向けて寝ます。
3しっぽをゆっくりふりふり:
家に帰ると愛犬がしっぽを振ってお出迎え。
好きな相手には右側に大きく振ると言われています。
でも興奮していてもブンブン降るので要注意。
4前足を乗せる:
「遊んでほしい」とか「かまってね」という要求のサイン。
5体をスリスリくっつけてくる:
好きな人への甘えやおねだりの表現です。
頭や鼻をつけてくる子や若い子では体あたりする子もいます。
6ペロペロ飼い主の口元をなめる:
子犬の時に母犬にご飯をもらったときの名残と言われています。大好きな飼い主に甘えているのですが、犬の口の中には細菌がいて感染の注意があります。
7飼い主の服などに囲まれる:
よく靴下や服を咥えて来る犬は飼い主の匂いに安心しているのです。
8おもちゃを持ってくる:
遊んでほしいという要求のサインなので応えてあげましょう。
9飼い主に寄り添う:
側にひっついていると安心な場合と元気がない飼い主を心配している場合もあります。
10じっと飼い主を見つめる:
初めて会う犬の目をじっと見るのは喧嘩を売ることになると言われます。
普通は目をそらして攻撃しないよとサインを送ります。
でも大好きな飼い主は別!
じっと飼い主の目を見つめてくるのが深い愛情表現です。
愛犬が喜ぶ言葉をかけてあげましょう。
どの表現も可愛らしく飼い主への好意・愛情にあふれていますね。
愛犬が体をこすりつける理由
犬から飼い主への愛情表現の中にも頭や鼻など体をこすりつけるという表現がありました。
「あなたが好きなので甘えたい。」と思ってくれているのは、実に可愛くてニンマリしてしまいますね。
ただそれだけではなくて、犬にとって自分の匂いはとても大切なものなので他の匂いとの関連から、体を何かにこすりつける場合もあります。
いろいろな場合の愛犬の気持ちを探っていきましょう。
①リラックスしている
犬が体をこすりつける理由の1つ目はリラックスしている気持ちからです。
緊張や興奮状態だと体を硬くして、しっぽまで力が入ります。
でものんびりリラックスできる空間では、犬も人間と同じように力が抜けます。
ご飯や散歩がすんで満足した時間を過ごしたら、大好きな飼い主の匂いに包まれてリラックスしているのです。
緊張が解けて体をくねくねさせたり、頭をベットの布団にうずめたりしている犬もいるでしょう。
自分のベットには自分の匂いがついているし、安心感に浸って幸せを感じているはずです。
②好きな匂いをつけたい
犬にとって好きな匂いを体につけることはとても幸せです。
飼い主の匂いに包まれていたいので、体をくっつけてきたり、頭をグリグリしてきたり、顔をうずめたりします。
また人間には嫌な匂いだけど、犬には最高の匂いというものもあります。
例えば腐った魚の匂い、ミミズの匂い、動物のウンチの匂いなど。
鼻をつまみたくなる匂いなのに犬は大好きな匂いなのです。
もう一つ、言われているのはそういう強い匂いを体につけることで自分の匂いを隠しているのではないかということです。
野生本能から「ここに犬がいる」ということを隠しておくために、わざと強い匂いで自分の匂い消しているという説もあります。
③自分の匂いを取り戻したい
野生で生きていた頃の「自分の臭いを隠す」とは反対に「自分の匂いを取り戻す」という理由があります。
現代では犬は人間の生活の中で生きていますから、当たり前とも言えますね。
シャンプーや泳いだ後に、床や地面にゴロゴロ体をこすりつける様子をよく見かけます。あれこそがその行動!
水で自分の匂いが流れてしまうと、犬はとても不安になります。
自分の匂いは犬にとって大切な自己アピール!
またシャンプーなどの人工的な匂いが苦手だということも一因です。
犬の嗅覚は人間には考えられないような素晴らしいもので、自分の匂いこそが最も大切で安心していられるものなのです。
④こすりつける部位ごとに理由がある
犬が体をこすりつける理由はほとんどの場合、本能と感情表現です。
でも、体の一部だけを何度もこすりつけている場合は注意が必要です。病気の可能性が潜んでいます。
言葉を話せない犬は「痛い、かゆい」という言葉の代わりに体のその部分をこすりつけているのかもしれません。
こするつける部位ごとに詳しく見ていきましょう。
POINT
目
異物が入っていたり、結膜炎・角膜炎・チェリーアイの可能性があります。
前足で目を掻くようにしたりするしぐさも要注意です。
傷や細菌感染、アレルギーなど原因は様々で充血しているかどうかも観察しましょう。
耳
外耳炎・耳ダニの可能性があります。
耳垢が多かったり、頭を振ったりする動作も増えるはずです。
特にたれ耳の犬種は耳が汚れやすいのでしっかりチェックしましょう。
鼻
鼻炎・蓄膿症・腫瘍の可能性。鼻水が多かったり、くしゃみを何度もする時も気をつけましょう。
口
歯周病があっかしたときや歯に異物がはさまっていることが考えられます。
背中
ノミ・ダニの寄生、皮膚感染症・アレルギーなどでかゆい時、足が届かないのでお腹を出して仰向けになって体をこすりつけます。
お尻
お尻を床や地面につけてずりずりするしぐさはよく見かけます。
多くの場合、肛門腺がたまっているのでしょう。
自然と排泄で出る子もいますが、気になる場合は獣医さんで絞ってもらうと楽になります。
それ以外には寄生虫がいる場合や腫瘍の可能性があります。
頭
壁に頭を押し付けるような行動は「ヘッドプレス」という症状で、何か神経系トラブルの危険性があります。
先天的要因または怪我などで、前脳の一部が損傷しているかもしれません。
老犬の場合は、肝硬変がヘッドプレスにつながることもあります。
このような体の一部分を何度もこすりつけている場合は、早めに動物病院を受診することをおすすめします。
また犬は頭を飼い主にこすりつけてくることがよくあります。
飼い主に甘えている場合が多く愛情表現の一つですから問題のないことがほとんどです。
ただ寝ている飼い主の頭や顔に自分の頭や体をこすりつけてくるときは、少し注意が必要です。
この場合の犬は「自分が飼い主よりも上だよ。」と言っているのかもしれません。
甘やかしすぎて、何でも犬の要求に応えていると、犬が飼い主を自分より下に見ることがあります。
普段の生活を見直すタイミングかも知れません。
最後に
犬が体をこすりつけるしぐさはよく見かける行動です。
その意味や理由をいろいろと探ってみましたが、いかがでしたか?
飼い主への愛情表現であったり、満足した時のリラックス行動はとても愛らしく微笑ましいですね。
本能からくる匂いへの執着も犬という動物の持つ姿なので、その意味を理解してあげたいと思います。
そして、注意するのは体の一部だけを何度もこすりつける場合です。
病気のサインかもしれないので、飼い主自身が犬をよく観察し、早く気づいて獣医の診察を受けられるように知識を持っておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
犬が1日に必要な水分量はどれくらい?
こんにちは!今回は、犬と水分についてお話ししていきます。
ところで皆さんの愛犬は、お水を毎日しっかり飲んでいますか?食事には気を使っているけど、お水は何となく置いているのを犬が飲んでいるだけかな・・・という人も多いのではないでしょうか。
犬の飲水量を割り出す簡単な計算がありますので、ぜひ愛犬に当てはめてみてください。
【1日に必要な水分量】体重(kg) ×0.75×132(ml)
犬の健康に欠かせない水分を、改めて見直してみましょう。
犬が水を飲まない理由
パピーや成犬・シニア犬、運動量や食事内容などでも必要な水分量は変わってきますが、犬が水を飲まない理由をしっかり把握する事が大切です。
もともとあまり水を飲まない犬もいますが、水を飲めない理由が必ずあります。
どんな理由で犬が水を飲まないのか、次に上げていきますので、愛犬に当てはまる理由があるか確認しましょう。
①加齢によるもの
犬はシニアと呼ばれる7才ごろから、加齢により飲水量が減る事があります。
10才を超えるころになると、個体差はありますが喉の渇きに気付きにくくなる事や、立ち上がりが辛くなり、水を飲む機会が少なくなりますので注意が必要です。
②気温・気候変化
冬は気温が低く、体温が上がりにくいので飲水量も減る傾向にあります。
その一方で夏場は気温とともに体温が上昇するので、通常犬は水を飲んで体の内部を冷やそうとするのですが、夏バテや体調不良によって水を飲まなくなる事も。
そうなると熱中症など深刻な状態になりかねません。
また季節の変わり目や、暑かったり寒かったりと気候の変化によっても体が上手く順応できず飲水量が減ることが多いです。
③食事で摂取できている
ドライフードは約7%、ウェットフードには約70%の水分が含まれていますので、ウエットフードを食べている犬はその分、水を飲む必要がなくなります。
また飼い主さんが手作りしている場合も、水分が多く含まれるので必然的に飲水量は少なくなるんですよ。
④水の容器が合わない
犬はいつも通りのものを好みます。
外出先などで、いつもと違う素材や大きさの食器だと水を飲まない事があります。
自宅で、外出時に持ち出しやすい容器を使って安心して飲めるようにしておくと、どこに行っても水を飲んでくれますよ。
水の大切さ
犬の体は約70%が水分で満たされています。
犬が水を飲まないと内臓や脳の機能低下、骨をもろくするなど健康に影響が出てきます。
また体の老廃物は尿となって排出されるので、水をたくさん飲まないと尿の量や回数が減って老廃物が体に溜まってしまいます。
栄養素や酸素などを体のすみずみまで届け、老廃物の排出や体温調節など命を支える役割を持つのが水なんですね。
これって脱水症状かも?愛犬のこんな症状には注意!
体の大半を占める水分は、犬の体を健康に保つために次のような役割を持っています。
POINT
1.暑い日は水を飲むことで血液循環し、おしっことして外に排出して体温調節をすること。
2.体を健康に保つために、ホルモンやタンパク質、酸素、電解質を全身に送る。
3.体の毒素である老廃物を体外に排出すること。
熱中症や腎機能の低下など命に関わる病気に直結しやすいので、これらの機能に問題が出てきたら、脱水症状を疑ってみましょう。
・脱水症状のサイン
脱水症状を疑う注意したい愛犬の初期症状として、何かを探しているような行動や口の周りを舐め回すことがあります。
ぐったりしていて水が飲めない状態の場合は、脱水をすでに起こしている状態かどうか自宅ですぐに次の方法を実践してみましょう。
まず犬の背中の皮膚を痛がらない程度につまんでみて、すぐに元に戻らない時は水分量が足りていません。
また唇やまぶたをめくって歯茎や結膜を見て、白っぽく乾いた感じになっていると脱水状態の可能性が高いと言えます。
水の種類
水というと、水道水やミネラルウォーターを思い浮かべますよね。
水は含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分の量により硬度で分類されています。
軟水・硬水、他に河川などの水があります。
①軟水
日本の水は、硬度が低い軟水で口当たりが柔らかく国産のミネラルウォーターも軟水となります。
水道水は軟水ですが、塩素での消毒が気になるところです。
今の所、高い塩素が犬に対してどの程度影響があるかはわかっていませんが、安心して犬に与えられるようにするには有害物質を取り除ける浄水器や整水器の使用をお勧めします。
また特定の水源から採水された地下水を根源としたミネラルウォーターは、安心して犬に与えることが出来ます。
②香水
ヨーロッパなどの水は、ミネラルウォーターを含めて硬水と呼ばれるミネラル成分が高い水が多いです。
ミネラル成分が多いということは、犬に飲ませ続けると結石など消化器系の病気の原因の可能性もあり、症状が出ている犬やなりやすい犬には与えるのは避けましょう。
日本で売られているヨーロッパ原産のミネラルウォーターも硬水でので、注意が必要です。
③川や池の水
川や池には、綺麗に見えてもどんな細菌がいるかわかりません。
人間が飲んでも大丈夫と言われている水であれば問題ありませんが、それでも積極的な飲水は避けたほうが無難です。
犬とお出かけする時は、安心して飲ませられる水を必ず持参しましょう。
また川遊びなどしている時に犬が川の水を飲む事があるので、すぐに止めさせるようにして下さい。
十分に水分を摂る工夫
毎日の生活の中で、犬が水分を摂りやすい環境を作ってあげたいですね。
ではどうやったら積極的に飲んでくれるのでしょうか。
犬が楽しみながら水分を摂れるように工夫した方法と、食事に関する方法をご紹介していきます。
①フードを工夫
水分量の少ないドライフードから水分が多く含まれているウェットフードへ切り替えをしたり、ドライフードのままでも鳥肉の茹で汁などを適量かけてあげると食いつきも良く、楽しみながら水分補給も出来ます。
他には犬用のヤギキルクなどをオヤツとして与えるのも良いですね。
犬に見せながら、水の中に大好きなオヤツやドライフードを入れてあげると、オヤツ欲しさに水も飲んでくれる事があるので、ゲーム感覚で水分補給が出来ますよ。
②水飲み場を増やす
食事をする場所だけでなく、犬がリラックスしてくつろげる場所など数カ所に新鮮な水を入れた容器を置いてあげて下さい。
特にシニア犬は、動くのが辛くて水を飲むのを我慢する事を防ぐために、飲みたくなったらすぐに飲める環境作りが大切です。
家の中で活動範囲が広い犬や、お留守番をさせる場合など数カ所に置いてあるとひとつの容器がカラになっても安心ですね。
容器は犬が飲みやすいよう体格を考慮して、適切な高さに置いてあげましょう。
③食塩を添加する方法
食事量の3~5%の食塩を添加する方法があります。
人間でも塩分の多い食事をするとのどが渇いて水を飲みますよね。
添加する事で水分を多く摂らせる事が可能となりますが、犬の体への影響や持病など考えなくてはいけない事も多く、個人判断で行わずに、かかりつけの動物病院に相談しましょう。
逆に愛犬が水をたくさん飲み過ぎてしまう?
水を飲んでくれるのは嬉しいけれど、ちょっとたくさん飲み過ぎ?逆に不安を感じてしまいますよね。
犬が水をたくさん飲むのはどうしてなんでしょうか。
次に、水をたくさん飲む場合をみていきましょう。
①食事内容の変化
ウェットフードからドライフードへ急に切り替えた場合、水をたくさん飲む事があります。
今までウェットフードで水分が摂れていた分、水を飲んで足りない水分を補給している状態です。
切り替える場合は、時間をかけて徐々に変更したり新鮮なお水を用意して飲みたい時に飲めるようにしてあげましょう。
またナトリウム含有量の高いドライフードを食べさせると飲水の量が増えますので、原材料の表示を確認してみて下さい。
②運動・スポーツ後
運動やスポーツで体温が上がり、「ハァハァ」と熱を蒸発させて体温調節をするバウンディングをすると、水分がどんどん蒸発していきます。
そんな状態の犬は多くの水を必要となりたくさん飲みます。
体に必要な水分をしっかりと補給しようとしているので、欲しがるだけ飲ませてあげましょう。
こまめな休憩と水分補給を心がけ、興奮させすぎないようにします。この時に水が飲めないと急激な脱水状態になりやすくなります。
③病気の可能性
犬が水をたくさん飲む事は、なんらかの病気の可能性もあります。
体重1kgにつき100mlを超える飲水は多すぎと言えますが、運動量や年齢にも関係してきますので急にたくさん飲むようになったなど、飼い主さんがおかしいと感じる場合はかかりつけの動物病院で診察してもらいましょう。
考えられる代表的な病気の一例として、糖尿病や子宮蓄膿症、腎不全、クッシング症候群などが上げられ、急を要する場合もありますので注意して下さい。
最後に
愛犬には、いつまでも元気でいてほしいもの。
食事と同じく水分摂取は、体を健康に保つために必要な事がわかりました。
1日に必要な水分をちゃんと摂るために、愛犬に合った方法を見つけて下さい。
そして自己判断はせずいつもと違う様子が見られたら、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
愛犬の健康は飼い主さんしか守れません。
犬の鼻づまりとはどんな病気?
犬も人間と同じように何らかの理由で、鼻水やくしゃみ出るようになり鼻づまりを起こす事があります。
サラサラした鼻水は外に流れ出てくれますが、ネバネバした鼻水や膿のような鼻水は鼻の中からスムーズに出ない事があります。
そのため鼻の穴の周りにこびりついて、鼻づまりを起こして苦しそうに息をするようになります。
犬の鼻づまりの症状によって気を付けなくてはいけない事や、愛犬を少しでも楽にしてあげる方法を調べて見ました。
犬の鼻の病気、症状やサインとは?
犬は言葉を話す事ができないため、体に異常が起こると飼い主にわかってもらおうとサインを出している事があります。
鼻水が出るようになり、普段通りの生活をしていても呼吸をする際に苦しそうな表情を見せたら注意が必要です。
①鼻水がよく出る
鼻炎にかかるとウイルスや細菌が原因で、鼻腔内の粘膜に炎症が起きてしまい鼻水やくしゃみが出るようになります。
副鼻腔炎も最初はサラサラした鼻水やくしゃみが出るようになります。
敏感な犬は花粉やハウスダスト、ダニなどに対してアレルギー反応を起こして、水っぽい鼻水が多く出るようになります。
年をとってしまうと身体の機能が低下して分泌腺が上手く働かなくなり、鼻腔内が乾燥してしまうために鼻水が出るようになります。
②鼻血が出る
副鼻腔炎は最初はサラサラした鼻水ですが、悪化してしまうと血液の混じった膿状の鼻水が出るようになります。
鼻に腫瘍があると血の混じった鼻水が出るようになります。
真菌性鼻炎、リンパ球形質細胞性鼻炎がひどくなると膿のような鼻水から鼻水に血が混じる事があります。
怪我が原因の場合はあまり問題はありませんが、犬が鼻血を出す事はあまりないため鼻血が出た場合は病気の可能性が高く早めに受診をすると安心です。
③鼻が乾燥する
犬も人間と同じように年をとるごとに機能が低下してしまい、鼻を湿らせておく分泌腺が上手く働かなくなり鼻腔内が乾燥するようになってしまいます。
鼻が乾燥してしまうと炎症を起こしやすくなり、炎症が原因で鼻の穴が狭くなり鼻づまりになってしまいます。
寒い時期は部屋を暖かくして愛犬と過ごすのもいいのですが、温度調節を上手くしないと鼻が乾燥してしまう原因になりますので注意が必要です。
④いびきをかくように鼻をグーグー鳴らす
鼻腔狭窄症にかかると鼻の穴が狭くなり、息をする際にグーグーと音がするようになります。
症状が悪化するとネバネバした鼻水に変わる急性鼻炎、真菌性鼻炎、慢性特発性鼻炎は鼻づまりを起こしやすくなります。
ネバネバした鼻水が鼻の穴にこびりついて、鼻の穴を狭くしてしまうためいびきをかくようになる事があります。
鼻の低い犬種がかかりやすい短頭種気道症候群になってしまうと、気道に問題があるためいびきをかくような音がする事があります。
犬の鼻づまりの原因で考えられることは?
サラサラした鼻水ではあまり心配はいりませんが、ネバネバした鼻水や膿のような鼻水が出た時には注意が必要になります。
犬が鼻づまりを起こす原因は幾つかあり、薬で治せるものから手術をしなくてはいけなくなる場合もあります。”
①鼻炎、副鼻腔炎などの鼻の病気
鼻炎は鼻腔内の粘膜に炎症が起きてしまい、鼻水やくしゃみがでるようになります。
炎症を起こす原因にはウイルスや細菌の感染によるもので、症状が軽いうちは粘り気の少ない鼻水でひどくなると外に出すのが難しくなり呼吸が苦しくなってしまいます。
副鼻腔炎は最初サラサラした鼻水やくしゃみで、悪化してしまうと血液の混じった膿状の鼻汁が出るようになります。
鼻水が上手く外に出なくなってしまうと、鼻づまりを起こしてしまいます。
②アレルギー
花粉やハウスダスト、ダニなどに対してアレルギー反応を起こした場合は、水っぽい鼻水がダラダラ出るようになり炎症がひどくなると鼻づまりを起こしてしまいます。
散歩の後に鼻水が出る様ならば花粉に反応している事もありますので、散歩の仕方に変化を与えて様子を見るようにします。
特に原因がわからず鼻水を出す時にはハウスダストやダニに反応している事もありますので、いつもきれいな環境で過ごせるようにしてあげて様子を見るようにします。
③歯周病の悪化
犬も年齢を重ねていくうちに歯周病にかかってしまいます。悪化してしまうと歯の根元に膿がたまってしまい、鼻腔内に流れてしまう事があります。上顎から鼻の中へと炎症を起こしてしまい鼻づまりの原因になってしまいます。
年をとるごとに体もだんだん弱っていきますが、歯もいつまでも同じ状態ではなくなります。
歯周病がなるべく悪化しないように日頃の様子を良く観察し、歯に優しい食事を心がける事も大切です。
④鼻の腫瘍
血の混じった鼻水が出るようになり、ドロットした鼻水が鼻腔内に溜まるようになります。腫瘍があるために鼻腔内が狭くなってしまい、鼻づまりを起こしてしまいます。
腫瘍は高齢の犬や鼻の長い犬種に多く、シェットランド・シープドック、コリーが発生しやすいと言われていますが他の犬もかかる可能性はあります。
腫瘍ができると顔が腫れる事もありますので、愛犬を良く観察するようにします。
⑤生理現象
好奇心が旺盛な犬は色んなものに興味を示し知らないうちに鼻に異物が入ってしまう時があり、中々取れずに鼻腔が狭くなったり炎症を起こしてしまい鼻づまりの原因になってしまう事があります。
散歩の時や家での様子を思い返してながら原因を突き止めるようにします。
無理に取ろうとすると嫌がってトラウマになる事もありますので、かかりつけの病院で診察を受けて適切な処置をしてもらえば安心です。
⑥老化による機能低下
年をとるごとに分泌腺が上手く働かなくなってしまい、鼻を湿らせる事ができなくなり鼻腔内が乾燥してしまいます。乾燥してしまう事によって鼻水が出るようになり、鼻づまりを起こしてしまいます。
鼻が乾燥してしまうと炎症しやすくなり、炎症によって鼻の穴が狭くなり鼻づまりを起こす事もあります。
老化によって様々な機能が低下してしまい、体だけではなく鼻などにも影響を与えてしまいます。
愛犬が年をとったと実感してきたら様々なケアが必要になり、日々の変化に気を配ってあげる事も大切です。
犬の鼻の病気一覧
愛犬に異常があると慌ててしまいがちですが、きちんと状況を把握し冷静に行動すれば危険な状態にならずに済みます。
適切な判断ができ手遅れにならないように、犬の鼻の病気の症状、原因、治療法を詳しくまとめました。
①鼻腔狭窄症
鼻腔狭窄症にかかってしまうと鼻の穴と鼻腔との空間が狭くなってしまい、鼻をグーグー鳴らしたり鼻水を良く飛ばすようになります。
呼吸が荒く酸素不足になりやすい事もあり、熱中症にかかりやすくなってしまいます。
原因は鼻に先天性の奇形があり、パグやフレンチブルドックのような鼻が低く皮膚にたるみがある犬がかかりやすくなります。
症状が軽いうちは寝ている時の様子や散歩に注意し、重くなった時には外科手術が必要になります。
②急性鼻炎
急性鼻炎は粘膜に炎症が起きてしまいサラサラの鼻水が出るようになり、鼻を気にするしぐさが見られます。
ネバネバした鼻水に変わると鼻腔が狭くなってしまい、呼吸が荒くなります。
ウイルスや真菌、ダニがによって起こる場合や、先天性、腫瘍やアレルギーが原因の時もあります。
ウイルスが原因の場合は抗生物質を投与するようにします。
重い時にはブライザーと呼ばれている吸入器を使って、薬剤を噴霧して炎症を抑えるようにします。
③鼻腔内腫瘍
鼻腔内腫瘍は鼻の周囲に腫瘍ができ、鼻の穴を塞いでしまうために鼻づまりを起こしてしまいます。
鼻炎と似た鼻水、くしゃみをするようになり、鼻血が出たり顔が腫れてしまう事もあります。
原因はわからなく鼻の長い犬種や年をとった犬がかかりやすい病気で、鼻血を出した時には鼻腔内腫瘍が考えられます。
治療は症状に合わせて切除、放射線治療、抗がん剤などで行い進行を抑えるようにします。
④短頭種気道症候群
呼吸をする時にいびきのような音がするようになり、いびきをかく事もあります。
運動を嫌がる傾向があり、激しく呼吸をしたり咳をする事があります。
鼻腔狭窄、長すぎる軟口蓋、声門の狭窄といった他の症状が複合した場合にかかりやすくなり、鼻先の短い短頭犬種に発症しやすい病気です。
短頭種気道症候群を治療するには外科手術しかなく、早い時期に鼻腔狭窄と軟口蓋通長症の手術を行えば重篤な病気の予防にもなります。
⑤真菌性鼻炎
鼻水、くしゃみが出るようになり、ひどくなると膿のような鼻水と鼻水に血が混じってしまう事があります。
免疫力が低下している時にアルペルギルス、アオカビ、ライノスポリジウムなどを吸ってしまい感染してしまう事があります。
鼻の長い犬種はアルペルギルス症の発症率が高い事もありますので、愛犬の様子を良く観察するようにします。
細菌が特定できない場合は、ブドウ球菌、レンサ球菌などの薬剤を使って治療を行います。
⑥慢性特発性鼻炎
鼻水、くしゃみの症状があり、白色から黄緑色の鼻水がでるようになり強い咳をする事もあります。鼻水が4週間以上続いている時には、慢性特発性鼻炎の疑いがあります。
原因は特定する事が難しく、ネプライザー療法などの対症療法を行います。
かかりはじめは抗生物質を使う事で効果が見られますが、治療をやめてしまうと再発してしまいます。
1〜2週間にわたって広域抗生物質を経日投与をすると効果があります。
⑦鼻腔内異物
鼻の中に異物があるとくしゃみや鼻水が出るようになります。犬なりに鼻から異物を追い出そうとして、くしゃみを続けてするようになります。
散歩の後や嘔吐をした後に鼻水が増える場合は、異物を吸い込んだり嘔吐物が鼻の中に入ってしまっている事があります。
飼い主が無理に取ろうとすると鼻の中に傷をつけてしまい益々悪化させてしまいますので、かかりつけの病院で早めに見てもらう事が大事です。
⑧リンパ形質細胞性鼻炎
くしゃみや逆くしゃみをするようになり、鼻を鳴らしたり鼻水が出るようになります。
数ヶ月にわたって症状がありひどくなると色のある鼻水に変わり、鼻水に血が混じる事もあります。
原因は刺激性物質、アレルゲを吸ってしまった時やウイルスに感染した時に起こります。
若齢から中年齢ミニチュア・ダックスフント、ウィペットに発症しやすいため、飼い主は注意が必要になります。
治療はグルココルチコイドか抗菌薬を、一定の箇所や全身に投与を行います。
鼻づまりしやすい犬種もいるの?
鼻の短いパグ、シーズ、フレンチブルドックは、鼻の穴が狭く空気の通る所が曲がっていたり狭い事があります。
鼻の奥から鼻水を外に出すのが難しく、鼻づまりを起こしやすくなってしまいます。
鼻の短い犬は生まれながらに呼吸器に問題があるため、悪化してしまうと呼吸困難や意識を失ってしまう事もあり飼う際には注意が必要です。
老化による鼻づまりや犬種に限らず起る事もありますので、飼い主は日々愛犬の様子をきちんと見てあげるようにします。
犬の鼻水、治癒法と自宅での予防法は?
鼻の粘膜に炎症がある場合は、原因となっているウイルスや細菌に対して薬剤を投与します。
鼻の奥に入ってしまいとる事が難しい異物や腫瘍などは、手術が必要になります。
鼻水の原因になっている花粉やハウスダストは、空気清浄機を使う事で空気中にあるものを取り除く事ができ予防になります。
免疫力を高めるために、普段の食事で不足している物をサプリメントで補う方法もあります。
ウイルス性鼻炎の予防には、ワクチン接種をすれば効果があらわれる事もあります。
・犬の鼻づまりを解消する方法はあるの?
長引くような時などには無理に吸い取ろうとはしないで、かかりつけの病院で早めに診察を受けて適切な治療を行ってもらうようにします。
POINT
栄養バランスの良い食事を与えていれば免疫力が低下してしまう心配がなく、病気にかかりにくい体を作ってくれます。
毎日の散歩での適度な運動や、鼻に影響が出ないように部屋など清潔な環境を整えてあげるようにします。
病気の原因となるものを取り除いてあげ、症状が悪化しないうちに早めの診察をする事が大切です。
・加湿器で湿度を保つ
寒い季節に暖房で温かくしてあげるのはいいのですが、部屋が乾燥してしまうと鼻づまりの原因になってしまいます。
POINT
加湿器を上手に使いながら温度を一定に保つようにし、愛犬が過ごしやすい環境にしてあげるようにします。
老齢犬は70%の湿度が適度で、愛犬に合った湿度調整も大切です。
ネバネバした鼻水が多くなってしまうと鼻づまりを起こしてしまいますので、愛犬と楽しく過ごしながら変わった様子がないかを良く観察するような習慣を心がけるようにします。
愛犬の腎不全末期を食事で少しでも緩める努力を!
初めまして。こんにちは。今回は、ワンちゃんの腎不全について皆さんに知っていただけたらと思います。
人間と同じく、ワンちゃんも実は腎不全という病気にかかることがあります。
後ほど詳しく説明しますが、腎臓という臓器が様々な要因によって機能が低下してしまう病気のことを腎不全といいます。
今回は、腎不全とはどういう病気なのか?ということと、飼い主さんの悩みの種になるであろう腎不全の時の食事についてレシピも交えて、わかりやすくお伝えしていきます。
犬の腎不全とは?
腎不全は症状があまりなく、飼い主が気づかないうちに進行している事が多い病気です。
腎臓病のリスクが大きくなる老犬では死因のひとつとされていますので、日々の健康管理が重要になります。
喉が渇くため水をたくさん飲むようになり、いつもとは違った薄い尿を大量に出すようになります。
腎臓の機能の低下で尿と一緒に排出される老廃物が体に残ってしまい、食べた物を吐いて食欲がなくなります。
ぐったりして寝てばかりいる状態や目に見えて痩せていくのがわかるような時には要注意です。
いつもと違った様子や異常が見られた時には、先伸ばしにせずにかかりつけの病院で診察を受けるようにします。
早期発見できればある程度の進行は抑えられ、愛犬が苦しまずにすみます。
腎不全になってしまった愛犬への適した食事
たんぱく質、リンの量を少なくし、ナトリウム、クロールの量も制限する必要があります。
カリウムの量を適切に調整し、酸化を防ぐビタミンC、Eを摂るようにします。
DHA、EPAといったオメガ3脂肪酸を増量し、水分補給が上手くできるように水の飲める環境にしてあげます。
・おすすめ高カロリー食材
味付けのしていないご飯は消化が良く、カロリーも高くリンが少ないので安心して食べさせられます。
肉はカロリーが高いのであまり食べさせない方がいいのですが、味付けのしていない赤身の肉なら問題がなく大丈夫です。
サーモンは皮膚や毛の健康に役立つγ-リノレン酸が含まれていますが、脂肪分が高いので与え過ぎには注意が必要です。
かぼちゃにはベタカロチン、ビタミン、食物繊維が豊富に含まれています。
バナナにはカリウム、マグネシウムが豊富に含まれていて、筋肉の収縮や腸の運動を助けてくれ栄養価の高い果物です。
おすすめの高カロリー食材には犬に必要な栄養素が含まれていますが、偏った与え方をしてしまうと病気が悪化してしまう事もありますので注意が必要です。
・おすすめ低タンパク質食材
さつまいもはたんぱく質が少なく、ビタミンCとEが含まれていますのでたんぱく質を制限してビタミンを強化する際に適しています。
シャケやマグロはビタミンが豊富で良質な血液を作ってくれるDHAの栄養素を含んでいますので、オメガ脂肪酸を増量する際に与えます。
チーズはたんぱく質が少なく、腎不全の食事にあった適量なビタミンとミネラルが含まれていますので、安心して与える事ができます。
腎不全になってしまうと今までの食事では回復に向かう事は難しくなりますので、低たんぱく質の食材を上手く利用し愛犬に喜んで食べてもらえるようにする事が大切です。
慣れるまでは時間がかかってしまう時もありますが、焦らず様子を見ながら続けるようにします。
食欲が落ちてきてしまったときは?
病気が進行してしまい口の痛みや吐き気などで食欲が落ちてしまったら、症状がやわらぐように投薬で治療を行います。
食べ物を受け付けなくなってしまっても、少しでも食べれるような工夫と充分な水分補給が大切です。
①食べさせ方を工夫する
ウエットタイプのフードはレンジで少し温めてあげ、ドライフードはドライヤーで温めてあげると風味が出て食べやすくなります。
いつも与えている食事にトッピングをしてあげると、興味を示して食べてくれる事があります。
病気が悪化してしまう場合もありますので、主治医の先生と相談をしてから与えるようにします。
食べる力が弱っているような時には、流動食を利用すると食べてくれる事があります。
食欲が中々わかないような時には、食欲増進剤を利用すれば食べようとしてくれます。
病気に支障のない食べれるものを与えるようにします。
どうしても食事をうけつないような時には、強制給餌や経管栄養を与える方法があります。
②水分を沢山摂らせる
犬にも水の摂りやすい場所や飲みやすい容器があり、水分をたくさん摂ってもらうようにするには好みを知る必要があります。
見られているとわかると動かない事もありますので、さりげなく行動を把握してあげるようにします。
散歩ができるぐらいに回復してきた時には水を持って行くようにして、休憩をとりながらこまめに与えてあげるようにします。
今まで与えていたフードをドライからウエットに変えても効果があり、嫌がって食べないような時には少しずつ新しいフードを加えて慣れさせていきます。
時間がかかるようでも、焦らず根気良く続けていく事が大切です。
自分で飲めないような場合にはシリンジやスポイトを使って与える事ができますが、主治医の先生と相談をしてから行った方が安心です。
③病院に的確に今の状態を伝える
愛犬の様子がいつもと違って苦しんでいるような時には動揺してしまいますが、症状をきちんと伝えないと適切な治療が受けられず回復が難しくなってしまいます。
動物病院に連れて行く時には今まで起こった事をきちんと頭で整理し、焦らず落ち着いて的確に伝えるようにします。
脱水症状やけいれん、意識障害がみられる時にはいつから様子がおかしかったのか、何か変わった事をしなかったかなどを考えてみます。
吐いて食欲がなくなっているような時には、水の飲む量が増えておしっこの回数や、量、色にいつもと違った感じがなかったかを思い出してみます。
病気には何らかの前触れがありますが、元気がなくなってはじめて気づく事もあります。
腎不全末期の食事におすすめレシピ3選
【鶏肉と野菜のスクランブルエッグヨーグルト和え】
<材料>
◍鶏肉 70g
◍卵のMサイズ 半分
◍大根、ニンジン、椎茸、冬瓜を合わせて30g
◍プレーンヨーグルトかカッテージチーズを少し
はじめに鶏肉を茹でておき、次に卵でスクランブルエッグを作ります。野菜は食べやすい大きさに切って、根菜類は茹でた方が消化が良くなります。最後に全ての材料を混ぜれば完成です。
【トマトと野菜のスープ】
<材料>
◍トマト水煮缶 100ml
◍ブロッコリー 20g
◍鶏ささみ 30g
◍白米 20g
◍さつまいも 30g
はじめにさつまいもとブロッコリーを食べやすい大きさに切って茹で、次に鶏ささみを茹でてさいておきます。トマトの水煮と白米を鍋でコトコト煮込んで材料を入れます。ある程度冷めたら完成です。
【牛乳を使ったレシピ】
<材料>
◍牛乳 100ml
◍卵 1個(溶かしたもの)
◍ご飯 80g
◍ココナッツミルク 大さじ2杯
はじめに牛乳、卵、ココナッツミルクをかき混ぜ、炊いたご飯の上にかけて完成です。
同じ境遇の飼い主さん情報
愛犬が病気になると余裕がなくなってしまいますが、ある程度症状が落ち着いてくると同じ病気を患っている犬の様子が気になりはじめます。
どんな治療や食事で回復が見られ、前向きになれた例をいくつか調べて見ました。
1.飼い主さんA
クレアはある日突然ご飯を食べなくなり、動物病院で診察を受けます。症状がかなり進んでいた為、入院して集中的に静脈点滴治療が必要になり4日目に退院できるようになります。
退院後は自宅で点滴と投薬治療を行い、総合栄養食にはたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの4つの栄養素が含まれていて、理想的な栄養バランスで調整されていますが、病気を悪化させてしまう為腎臓病管理用フードを食べさせます。
食事療法、薬物治療、貧血改善、糖代謝管理を続けた結果徐々に回復が見られ、一緒に旅行できるまでになり一生懸命生きようとしているクレアに励まされながら治療を続けて良かったと思っています。
回復に向かうまでには何度か壁にぶつかるとは思いますが、愛犬を救うには諦めない事が大切だと教えられたように思います。
2.飼い主さんB
いつもは食欲旺盛な14歳になるトイプードルの愛犬が、急に食べなくなって元気がなくなってしまいます。かかりつけの病院に連れて行きますが専門治療を行っている病院を紹介され、2週間入院をして検査をします。
検査のデーターを元にかかりつけの病院で薬を処方してもらい、回復を見ながら幾つかの薬を試していきます。
何度か繰り返していくうちに効果のある薬が見つかり、余命1ヶ月程度と言われていましたが今も元気に過ごしています。
効果が見られず諦めかけた時もありましたが、かかりつけの先生の励ましもあり愛犬との楽しい生活を取り戻せた事に感謝しています。
3.飼い主さんC
11歳のゴーデンレトリバーの愛犬が、嘔吐が止まらなくなり震えはじめたため動物病院へ連れて行きます。
処方された薬を飲み続けていましたが、あまり回復がみられず薬を必要最低限に抑えて必要な栄養素を食材から摂れるようにします。
善玉菌を増やしてくれる発酵食品や食物繊維を摂れるようにし、ストレスがたまらないような工夫をにしてあげます。
最初はロイヤルカナン食事療法食腎臓サポートウエットタイプを食べさせ、次にロイヤルカナン食事療法食腎臓サポートドライタイプを与えたら改善が見られました。
愛犬が喜ぶからと自分の食べる物をあげていた結果病気になってしまい、きちんとした食事の大切さを実感しています。
4.飼い主さんD
ルークは15歳半の高齢の犬で、腎不全の他に前立腺にも大きな怪しげな腫瘍があります。
ホームメイドの食事療法だけでは栄養のバランスが取れず、サプリメントを加えて与えます。
食事に含むリンの量に気を付けながら、良質のたんぱく質を適量に与えるようにします。
リンを除去する事のできる経口吸収材があり、無味無臭の純粋なカルシウムベースとアルミニウムベースの物があります。
ルークにはアルミニウムパウダーをご飯に混ぜて与えます。
元気にしていたルークのつらそうな表情は見ていて悲しくなりますが、徐々に回復が見られると表情がやわらいでホットさせてくれます。
夜寝ている間のおもらしも改善され、すやすや寝ている姿に安心させられます。
5.飼い主さんE
パピヨンのたみは16歳の高齢犬で、症状に合った投薬や治療を行っていて週2回受ける点滴に効果が見られます。
病院で提供された処方食と、市販の腎臓用療法食を試してみます。
最初は中々食べてくれなかったので処方食を流動食に加工し、シリンジで飲ませた結果回復が見られるようになります。
腎臓病の人の食品成分表を元に、低たんぱく、低リンを心がけながらご飯を手作りし与えてみます。
手作りのご飯は愛情がこもっていますが、病気が長引くと負担になってしまう事もあります。
そんな時には処方食や腎臓用療法食で作られた物を利用すれば、少しは楽になれます。
たみは治療開始から2年9ヶ月たった今も頑張っていて、生きる事の大切さを教えてくれているようです。
最後に
病気になってしまった愛犬の世話は大変ですが、つらそうな姿を見るのはかわいそうでできるだけ楽にしてあげたいと思うはずです。
早く見つけてあげられれば苦しませずに済みますが、病気が進行してしまった時には諦めずに愛犬に寄り添ってあげるようにします。
腎不全とわかった時には、食事を見直しながら回復を見守ってあげるようにします。
縁があって我が家に来た愛犬とできるだけ長く過ごせるように、日々の変化に気をつける事が病気の早期発見につながります。