愛犬が体をこすりつけるのは何かのサイン?
愛犬が体を床や地面にこすりつけている場面はよく見かけます。
この行動にはどんな意味があるのでしょうか?
飼い主に甘えて体をくっつけているとか、本能で匂いを付けているとかいろいろな説を聞きますが、実際のところはどうなのか気になります。
犬の飼い主へのさまざまな愛情表現と体をこすりつける心理を紹介します。
こすりつける体の部分による病気の可能性も探ってみました。
言葉を話せない犬の出すサインだとしたら、しっかり気持ちを受け止めてあげたいですね。
愛犬が飼い主への”10の愛情表現”
愛犬が飼い主へ示す愛情表現を10個まとめてみましょう。
POINT
1笑顔:
目を細めて笑っているのは嬉しくて幸せだから。
一緒に喜んで笑顔になると愛犬ももっとうれしいはず。
2仰向けでお腹を見せたり、背中をくっつける:
犬にとってお腹を見せるのは信頼の証です。
お腹をなでてもらうのが大好きな犬もいます。
また襲われるかもしれない敵には背中を向けられないので、信頼する相手には背中を向けて寝ます。
3しっぽをゆっくりふりふり:
家に帰ると愛犬がしっぽを振ってお出迎え。
好きな相手には右側に大きく振ると言われています。
でも興奮していてもブンブン降るので要注意。
4前足を乗せる:
「遊んでほしい」とか「かまってね」という要求のサイン。
5体をスリスリくっつけてくる:
好きな人への甘えやおねだりの表現です。
頭や鼻をつけてくる子や若い子では体あたりする子もいます。
6ペロペロ飼い主の口元をなめる:
子犬の時に母犬にご飯をもらったときの名残と言われています。大好きな飼い主に甘えているのですが、犬の口の中には細菌がいて感染の注意があります。
7飼い主の服などに囲まれる:
よく靴下や服を咥えて来る犬は飼い主の匂いに安心しているのです。
8おもちゃを持ってくる:
遊んでほしいという要求のサインなので応えてあげましょう。
9飼い主に寄り添う:
側にひっついていると安心な場合と元気がない飼い主を心配している場合もあります。
10じっと飼い主を見つめる:
初めて会う犬の目をじっと見るのは喧嘩を売ることになると言われます。
普通は目をそらして攻撃しないよとサインを送ります。
でも大好きな飼い主は別!
じっと飼い主の目を見つめてくるのが深い愛情表現です。
愛犬が喜ぶ言葉をかけてあげましょう。
どの表現も可愛らしく飼い主への好意・愛情にあふれていますね。
愛犬が体をこすりつける理由
犬から飼い主への愛情表現の中にも頭や鼻など体をこすりつけるという表現がありました。
「あなたが好きなので甘えたい。」と思ってくれているのは、実に可愛くてニンマリしてしまいますね。
ただそれだけではなくて、犬にとって自分の匂いはとても大切なものなので他の匂いとの関連から、体を何かにこすりつける場合もあります。
いろいろな場合の愛犬の気持ちを探っていきましょう。
①リラックスしている
犬が体をこすりつける理由の1つ目はリラックスしている気持ちからです。
緊張や興奮状態だと体を硬くして、しっぽまで力が入ります。
でものんびりリラックスできる空間では、犬も人間と同じように力が抜けます。
ご飯や散歩がすんで満足した時間を過ごしたら、大好きな飼い主の匂いに包まれてリラックスしているのです。
緊張が解けて体をくねくねさせたり、頭をベットの布団にうずめたりしている犬もいるでしょう。
自分のベットには自分の匂いがついているし、安心感に浸って幸せを感じているはずです。
②好きな匂いをつけたい
犬にとって好きな匂いを体につけることはとても幸せです。
飼い主の匂いに包まれていたいので、体をくっつけてきたり、頭をグリグリしてきたり、顔をうずめたりします。
また人間には嫌な匂いだけど、犬には最高の匂いというものもあります。
例えば腐った魚の匂い、ミミズの匂い、動物のウンチの匂いなど。
鼻をつまみたくなる匂いなのに犬は大好きな匂いなのです。
もう一つ、言われているのはそういう強い匂いを体につけることで自分の匂いを隠しているのではないかということです。
野生本能から「ここに犬がいる」ということを隠しておくために、わざと強い匂いで自分の匂い消しているという説もあります。
③自分の匂いを取り戻したい
野生で生きていた頃の「自分の臭いを隠す」とは反対に「自分の匂いを取り戻す」という理由があります。
現代では犬は人間の生活の中で生きていますから、当たり前とも言えますね。
シャンプーや泳いだ後に、床や地面にゴロゴロ体をこすりつける様子をよく見かけます。あれこそがその行動!
水で自分の匂いが流れてしまうと、犬はとても不安になります。
自分の匂いは犬にとって大切な自己アピール!
またシャンプーなどの人工的な匂いが苦手だということも一因です。
犬の嗅覚は人間には考えられないような素晴らしいもので、自分の匂いこそが最も大切で安心していられるものなのです。
④こすりつける部位ごとに理由がある
犬が体をこすりつける理由はほとんどの場合、本能と感情表現です。
でも、体の一部だけを何度もこすりつけている場合は注意が必要です。病気の可能性が潜んでいます。
言葉を話せない犬は「痛い、かゆい」という言葉の代わりに体のその部分をこすりつけているのかもしれません。
こするつける部位ごとに詳しく見ていきましょう。
POINT
目
異物が入っていたり、結膜炎・角膜炎・チェリーアイの可能性があります。
前足で目を掻くようにしたりするしぐさも要注意です。
傷や細菌感染、アレルギーなど原因は様々で充血しているかどうかも観察しましょう。
耳
外耳炎・耳ダニの可能性があります。
耳垢が多かったり、頭を振ったりする動作も増えるはずです。
特にたれ耳の犬種は耳が汚れやすいのでしっかりチェックしましょう。
鼻
鼻炎・蓄膿症・腫瘍の可能性。鼻水が多かったり、くしゃみを何度もする時も気をつけましょう。
口
歯周病があっかしたときや歯に異物がはさまっていることが考えられます。
背中
ノミ・ダニの寄生、皮膚感染症・アレルギーなどでかゆい時、足が届かないのでお腹を出して仰向けになって体をこすりつけます。
お尻
お尻を床や地面につけてずりずりするしぐさはよく見かけます。
多くの場合、肛門腺がたまっているのでしょう。
自然と排泄で出る子もいますが、気になる場合は獣医さんで絞ってもらうと楽になります。
それ以外には寄生虫がいる場合や腫瘍の可能性があります。
頭
壁に頭を押し付けるような行動は「ヘッドプレス」という症状で、何か神経系トラブルの危険性があります。
先天的要因または怪我などで、前脳の一部が損傷しているかもしれません。
老犬の場合は、肝硬変がヘッドプレスにつながることもあります。
このような体の一部分を何度もこすりつけている場合は、早めに動物病院を受診することをおすすめします。
また犬は頭を飼い主にこすりつけてくることがよくあります。
飼い主に甘えている場合が多く愛情表現の一つですから問題のないことがほとんどです。
ただ寝ている飼い主の頭や顔に自分の頭や体をこすりつけてくるときは、少し注意が必要です。
この場合の犬は「自分が飼い主よりも上だよ。」と言っているのかもしれません。
甘やかしすぎて、何でも犬の要求に応えていると、犬が飼い主を自分より下に見ることがあります。
普段の生活を見直すタイミングかも知れません。
最後に
犬が体をこすりつけるしぐさはよく見かける行動です。
その意味や理由をいろいろと探ってみましたが、いかがでしたか?
飼い主への愛情表現であったり、満足した時のリラックス行動はとても愛らしく微笑ましいですね。
本能からくる匂いへの執着も犬という動物の持つ姿なので、その意味を理解してあげたいと思います。
そして、注意するのは体の一部だけを何度もこすりつける場合です。
病気のサインかもしれないので、飼い主自身が犬をよく観察し、早く気づいて獣医の診察を受けられるように知識を持っておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。 犬用耳掃除グッズの選び方
飼い主さんが家庭でできる愛犬の耳掃除は、愛犬のコンディションをチェックし、病気の予防や早期発見につながる大事なケアの一つです。犬種によって耳の形が違い、中には耳のトラブルを起こしやすい犬種もいます。愛犬に合ったお手入れの方法を選択することも重要です。
今回は、愛犬の耳掃除に便利なグッズやお手入れのコツを紹介します。
・手軽なケアならシートタイプで簡単に
愛犬の口、耳、目などに使える便利なウェットシートは、耳掃除に重宝します。
汚れが気になった時、お散歩から帰ってきて足を拭くついでの時など、ササっと取り出して使えるので便利です。気が付いた時に手軽に耳のお手入れできるので、汚れを溜めず、耳のトラブルを防ぐことが出来ます。耳掃除を嫌がる子にも、体や顔を拭くのと同じ感覚でできるので、ストレスが少なくて済みます。消臭成分や被毛ケア成分が配合された商品もあります。
愛犬の耳のチェックポイントは?
耳掃除の際に、愛犬の耳をよく観察してみましょう。健康な耳の内側はピンク色で、余分な耳垢や嫌な臭いもありません。犬の耳垢は黄色っぽい色をしていて粘り気が少なく、自然に外へと出ていく仕組みになっています。通常耳垢が溜まることはなく、雑菌の繁殖も抑えられています。
しかし、細菌感染、寄生虫症、アレルギー、異物の侵入などによって炎症が起こると耳垢の量が増え、色も変わり、痒みや痛み等の症状が出る場合もあります。
愛犬の耳をチェックするときは、耳垢の色、質感、臭いや耳介の腫れなどがないか注意して観察しましょう。
・要チェック!こんな耳垢は耳トラブルのサイン
黒く乾燥した耳垢は、耳ダニ(0.3~0.4㎜程度の小さなダニ、ミミヒゼンダニ)感染症で多く見られます。耳垢の量も多く、強い痒みを伴うことが一般的です。湿った黄色い悪臭と伴う耳垢は、細菌感染のケースでよく見られ、耳道が化膿した状態と言えます。茶色のワックス状の耳垢は、マラセチアと言われる酵母の感染で多く見られます。黄色のワックス状~油状の耳垢は、脂漏症で見られます。
また耳を触られるのを嫌がったり、頻繁に頭を振ったり耳を掻いたりする行動も、耳のトラブルのサインです。
このような症状が見られた場合は、かかりつけの獣医師に相談しましょう。
定期的なお手入れ用のグッズは、犬種に合わせて選ぶ
定期的にしっかり行う耳掃除のグッズは、犬種に合わせて選ぶのがおすすめです。犬種によって、耳道や耳介の形が違い、耳の中の環境は異なります。また皮脂の多い、少ないといった体質によってもお手入れのコツがあります。ここからは犬種によるおすすめのグッズを紹介していきます。
・耳の垂れた犬種はパウダータイプがおすすめ
ビーグル、ダックスフント、レトリーバー系、スパニエル系など、耳の垂れた犬種は多くいます。このような犬種には、パウダータイプのイヤークリーナーがおすすめです。
耳の垂れた犬種では、耳道内の湿度が高く、雑菌が繁殖しやすく、耳のトラブルが起こりやすいです。そのため定期的な耳掃除は欠かせません。
パウダータイプのイヤークリーナーは、耳の汚れを絡めとり掃除がしやすくなります。乾燥した状態を保つ事が出来るので、耳の不快感も軽減されます。
・オイリーな犬種は低刺激タイプの洗浄液がいい
アメリカン・コッカー・スパニエル、イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル、ウエスト・ハイランド・ホワイトテリア、バセットハウンド、シーズーなどは、皮脂が多く、他の犬種よりマラセチア症などの耳のトラブルになりやすいです。
このような犬種には、アルコールフリーなど刺激の少ない洗浄液で、丁寧な耳掃除をすることがポイントです。皮脂の多い犬種は、皮膚が敏感で炎症を起こしやすい肌質でもあるので、アルコールなど刺激の少ないイヤークリーナーで優しくケアしてあげましょう。
性格や体質に合った、負担の少ないものを選ぶのも大切
耳は犬にとっても敏感でデリケートな部分です。犬の性格によっては飼い主さんであっても触られるのを嫌がる子もいます。耳掃除が苦手な子や、皮膚や粘膜が敏感な体質な子など、イヤークリーナーを選ぶポイントを紹介します。
・耳掃除が嫌いな子なら無臭タイプに挑戦
愛犬は飼い主さんの行動をよく観察しています。特に、愛犬にとって嫌いな行動を飼い主さんがとるといち早く察知し、逃げて行ってしまうことも…。耳掃除が嫌いな子は、一度覚えてしまうと、イヤークリーナーの臭いにも敏感に反応してしまいます。そんな時は無臭タイプのクリーナーを使って、逃げられる前に素早く捕まえて済ませてしまいましょう。
愛犬にとって嫌な事は、短時間で手早く終わらせてあげるのがコツです。
・皮膚が弱い子ならアルコールフリーをチョイス
皮膚が弱く炎症を起こしやすい体質の子には、アルコールフリーの商品がおすすめです。
耳の内側は、体の皮膚の中でも特に傷つきやすくデリケートな部分です。イヤークリーナーは、商品によっては有効成分の基材として、または消毒用として、アルコールが含まれているものも多いです。アルコールが含まれていると小さな傷でも浸みて刺激になる事もあります。皮膚の弱い子には特に注意してケア用品を選んであげたいですね。
・いたずらな子なら舐めてもOKな商品を
子犬やいたずら好きな性格の子は、何でも口にしてしまう可能性があります。耳のお手入れの際に、クリーナーのボトルを持って逃げたり、じっとしてくれないので液状のクリーナーが飛び散って舐める、なんてことも起こり得ますね。
舐めてもOKと表示されている商品を選べば、万が一の時にも安心です。
特に子犬の時期は、いたずらが大好きですので、ケア用品の成分もちゃんとチェックしておきましょう。
愛犬の耳掃除方法を紹介
家庭で行う愛犬の耳掃除は、耳のトラブルを未然に防ぎ、健康に保つために大切です。ところが、やり方には注意が必要な事もあります。耳毛の処理、耳の拭き方や耳垢の掃除について、注意点とポイントを紹介していきます。
①耳毛カット
耳の毛を処理しておくと、耳道の通気性が良くなり、雑菌の繁殖を抑え清潔に保てます。また、耳毛に耳垢が絡まり、掃除の邪魔になったり汚れの原因になったりします。
耳毛の処理には、毛を抜くのではなく、トリマーさんにカットしてもらうのが良いです。
毛を抜くのは愛犬に苦痛を与えるだけでなく、炎症を引き起こす原因になる事も。耳毛の処理はプロに頼みましょう。
②耳介を優しく拭く
耳の病気やトラブルが無ければ、家庭での耳掃除は耳介(外耳手前の目に見えているヒダの部分まで)を優しく拭くだけで充分でしょう。
柔らかい布やコットンに、イヤークリーナーを染み込ませて拭きます。擦らないようにするのがポイントです。液体のイヤークリーナーを耳に注いで耳道を洗浄するのは、こびりついた汚れを取るのが難しく、かえって耳のトラブルを悪化させる場合もあります。気になるほどの汚れがある場合は、かかりつけの獣医師に相談し、ケアの方法も教わると良いでしょう。
③綿棒を使った耳垢掃除はしない
愛犬の耳掃除に綿棒を使うと、耳垢を耳道の奥まで押し込んでしまう恐れがあります。耳にトラブルがある場合、悪化させることもあります。そもそも健康な耳は耳垢が少ないので、耳垢が気になる場合は獣医師の診察を受け、治療をする必要があります。耳のケアについても獣医師の指示に従い行うようにしましょう。
犬用耳掃除グッズのおすすめランキング10選
ウェットティッシュ お口・耳・目用 ペット用 270枚入(90枚入×3個パック)
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コスパも抜群!いつでも簡単に耳のお手入れが出来るウェットティッシュ
気になった時、いつでも簡単に取り出せてササっと拭けるウェットティッシュは、愛犬の日ごろのケアで重宝します!お散歩やご飯の後など、耳のケア以外にも活躍の場面が多く、持っておきたいグッズです。緑茶の天然消臭成分が配合されているので、汚れと一緒に気になる臭いのケアにもピッタリです。被毛ケアに嬉しいヒアルロン酸も配合されています。体に使って毛艶が良くなったと感じる飼い主さんの声も!もちろん舐めても問題のない成分で、肌に優しい弱酸性。ノンアルコールなので、敏感肌の愛犬も使用できます。90枚入り3個パックでこの値段は、飼い主さんにも優しいですね。
オーガニック コットンシート 80枚
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肌の弱い子、小型犬に便利 薄くて丈夫、こだわりのオーガニックコットンシート
口の中やデリケートな耳の内側の皮膚に優しい無農薬栽培の100%オーガニックコットンシートです。水に強く、薄くて丈夫なので、耳のお手入れ以外にも、歯磨きシートや目ヤニとり、涙やけなど、愛犬のお顔周りのケアに活躍します。イヤークリーナーやマウスクリーナーを染み込ませて使うと便利です。
小さく切って飼い主さんの指先に巻き付ければ、小型犬の口や耳の細かなお手入れもできて便利です。この価格、品質で80枚入は嬉しいです。
猫と犬用耳クリーニングシート – ココナッツオイルとアロエエキスを含んだシート100枚
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耳ダニ治療、耳の感染症のケアに 天然素材で安心の耳そうじ用シート
耳ダニ症や感染症などの耳のトラブルの際のケアにはこちらの商品がおすすめです。円形のしっかりとしたコットンシートにココナッツオイル、アロエエキス、ヤシ油などの天然由来成分のイヤークリーナーが染み込ませてあり、取り出して拭くだけで簡単にお手入れが出来ます。耳の中の汚れや耳垢を取り除き、清潔に保つことで、細菌の増殖を抑制します。優しい肌触りのシートはデリケートな耳の中を痛める心配がありません。耳掃除のあとはスッキリした香りが漂います。環境にも配慮した原材料とパッケージは愛犬にも地球にも優しいです。たっぷり100枚入りです。
ギムボーン イヤーパウダー M
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ジメジメ汚れの耳のケアにはこれ1本 パウダータイプのクリーナー
耳の垂れた愛犬の、ジメジメした耳の汚れにはこちらの商品がおすすめです。きめ細かい超微粒子のパウダーが、耳の中を乾燥状態に保ちます。耳の汚れをクリーナーで取り除いた後、この商品を軽く吹きかけて全体にまぶします。ジメジメ汚れの不快なにおいも抑えられ、赤みや痒みがあった耳も良くなったという飼い主さんの声が多いです。小型犬のお耳には、一度コットンなどに少し出してから使うと良いです。垂れ耳の子の飼い主さん必携の商品です。
飲むお手入れ! 耳掃除ラクヤー
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耳掃除がどうしてもできない愛犬に 飲む耳手入れ剤
まさかの飲む耳手入れ剤です!耳のお手入れを楽にするサプリメントです。耳掃除がどうしても嫌いで触らせてくれない愛犬のために試す価値はあります。魚由来のコラーゲンや、オリーブ葉抽出物、プロポリスエキスなど天然成分を主成分としたサプリメントです。効果には個体差がありますが、しばらく飲んでみると耳の症状が和らいだという飼い主さんの声も。今すぐ何とかしたい、という場合には向きませんが、普段の耳掃除を楽にするので、愛犬の耳のお手入れを面倒に感じる飼い主さんにもおすすめです。これ1本で小型犬なら3ヶ月分というコスパもありがたいですね。
フォン・マックス
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舐めてもOK 耳に直接入れる洗浄液
耳に直接入れるタイプの洗浄液を使いたい飼い主さんには、愛犬が飛び散った液を舐めてしまっても大丈夫なこちらの商品をおすすめします。人間が飲用可能な発酵アルコールを使用しているので、いたずら好きな愛犬や、若い子にもおすすめです。耳に数滴入れた後、耳の付け根を優しくマッサージしてあげます。洗浄液が泡状になり、耳の中の汚れが浮き出るので、使用後に愛犬がブルブルっと頭を振ったらコットンで拭き取ると、耳の奥まで洗浄できます。耳掃除が嫌いで手早く済ませたい場合にも重宝する商品です。
除菌 洗浄剤 除菌スプレー 《 ペット 用 》 消臭 抗菌 《 ニオイ 汚れ 対策 》 無添加 無香料 300ml 【 多用途抗菌剤 天然素材 100% 】
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天然素材でできた超多用途消臭・抗菌スプレー
顔まわりのお手入れから、食器、おもちゃ、トイレまで、これ1本で愛犬のケアを幅広くカバーする多用途消臭・抗菌スプレーです。純粋とホタテの貝殻パウダーで生成されたホタパ水は、天然素材100%、無添加・無香料だから安心して愛犬に使えます。耳のケアにはコットンなどにシュッとひと吹きして使います。耳ダレの悪臭予防、マラセチアなどの外耳炎の予防に役立ちます。高い消臭力を発揮するので、トイレやお散歩から帰ってきた後の足ふきにも便利との飼い主さんの声も。詰め替え用もありますよ。
イヤークリーナー 耳の洗浄液 無香料 無着色 アルコールフリー 100mL
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肌の弱い子、耳掃除が嫌いな子に 無香料、無着色、アルコールフリーのイヤークリーナー
肌の弱い子のために、アルコールフリーのイヤークリーナーを検討している飼い主さんにおススメです。また、無香料、無着色なので、耳掃除が嫌いだった子が、嫌がらなくなったという飼い主さんの声も。これから耳のケアを始める若い子にもピッタリです。クリーナーの有効成分は、天然の消臭・殺菌成分である柿タンニンです。アルコールを使っていないので、飼い主さんの手荒れも起こしません。コットンに染み込ませて優しく耳を拭いてあげましょう。
ベッツケア イヤークリーナー
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プロも使っている イヤークリーナーの定番
フランスのペットケア用品メーカー、ビルバック社のイヤークリーナーです。動物病院やトリマーでも使われているイヤークリーナーの定番商品です。日ごろのお手入れでも家庭でしっかり耳のケアが出来ると飼い主さんにも好評です。コットンに染み込ませる、耳に直接入れるなど愛犬に合った方法で使用できます。ケアの後はシトラスの香りがほんのり漂い爽やか。しっかりお手入れしたい飼い主さんにおすすめです。
ノルバサンオチック
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プロ愛用 高い洗浄力のイヤークリーナー
こちらの商品も、プロが愛用するイヤークリーナーの定番商品。獣医推奨品の高い洗浄力を発揮する洗浄液です。ラベンダーの爽やかな香りと消臭・鎮静効果があり、耳を清潔で健康に保つことが出来ます。コットンに染み込ませるか、耳に注いで使うことが出来ます。感染症やアレルギーなど、耳のトラブルに悩んでいる愛犬に選んであげたい商品です。
犬が1日に必要な水分量はどれくらい?
こんにちは!今回は、犬と水分についてお話ししていきます。
ところで皆さんの愛犬は、お水を毎日しっかり飲んでいますか?食事には気を使っているけど、お水は何となく置いているのを犬が飲んでいるだけかな・・・という人も多いのではないでしょうか。
犬の飲水量を割り出す簡単な計算がありますので、ぜひ愛犬に当てはめてみてください。
【1日に必要な水分量】体重(kg) ×0.75×132(ml)
犬の健康に欠かせない水分を、改めて見直してみましょう。
犬が水を飲まない理由
パピーや成犬・シニア犬、運動量や食事内容などでも必要な水分量は変わってきますが、犬が水を飲まない理由をしっかり把握する事が大切です。
もともとあまり水を飲まない犬もいますが、水を飲めない理由が必ずあります。
どんな理由で犬が水を飲まないのか、次に上げていきますので、愛犬に当てはまる理由があるか確認しましょう。
①加齢によるもの
犬はシニアと呼ばれる7才ごろから、加齢により飲水量が減る事があります。
10才を超えるころになると、個体差はありますが喉の渇きに気付きにくくなる事や、立ち上がりが辛くなり、水を飲む機会が少なくなりますので注意が必要です。
②気温・気候変化
冬は気温が低く、体温が上がりにくいので飲水量も減る傾向にあります。
その一方で夏場は気温とともに体温が上昇するので、通常犬は水を飲んで体の内部を冷やそうとするのですが、夏バテや体調不良によって水を飲まなくなる事も。
そうなると熱中症など深刻な状態になりかねません。
また季節の変わり目や、暑かったり寒かったりと気候の変化によっても体が上手く順応できず飲水量が減ることが多いです。
③食事で摂取できている
ドライフードは約7%、ウェットフードには約70%の水分が含まれていますので、ウエットフードを食べている犬はその分、水を飲む必要がなくなります。
また飼い主さんが手作りしている場合も、水分が多く含まれるので必然的に飲水量は少なくなるんですよ。
④水の容器が合わない
犬はいつも通りのものを好みます。
外出先などで、いつもと違う素材や大きさの食器だと水を飲まない事があります。
自宅で、外出時に持ち出しやすい容器を使って安心して飲めるようにしておくと、どこに行っても水を飲んでくれますよ。
水の大切さ
犬の体は約70%が水分で満たされています。
犬が水を飲まないと内臓や脳の機能低下、骨をもろくするなど健康に影響が出てきます。
また体の老廃物は尿となって排出されるので、水をたくさん飲まないと尿の量や回数が減って老廃物が体に溜まってしまいます。
栄養素や酸素などを体のすみずみまで届け、老廃物の排出や体温調節など命を支える役割を持つのが水なんですね。
これって脱水症状かも?愛犬のこんな症状には注意!
体の大半を占める水分は、犬の体を健康に保つために次のような役割を持っています。
POINT
1.暑い日は水を飲むことで血液循環し、おしっことして外に排出して体温調節をすること。
2.体を健康に保つために、ホルモンやタンパク質、酸素、電解質を全身に送る。
3.体の毒素である老廃物を体外に排出すること。
熱中症や腎機能の低下など命に関わる病気に直結しやすいので、これらの機能に問題が出てきたら、脱水症状を疑ってみましょう。
・脱水症状のサイン
脱水症状を疑う注意したい愛犬の初期症状として、何かを探しているような行動や口の周りを舐め回すことがあります。
ぐったりしていて水が飲めない状態の場合は、脱水をすでに起こしている状態かどうか自宅ですぐに次の方法を実践してみましょう。
まず犬の背中の皮膚を痛がらない程度につまんでみて、すぐに元に戻らない時は水分量が足りていません。
また唇やまぶたをめくって歯茎や結膜を見て、白っぽく乾いた感じになっていると脱水状態の可能性が高いと言えます。
水の種類
水というと、水道水やミネラルウォーターを思い浮かべますよね。
水は含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分の量により硬度で分類されています。
軟水・硬水、他に河川などの水があります。
①軟水
日本の水は、硬度が低い軟水で口当たりが柔らかく国産のミネラルウォーターも軟水となります。
水道水は軟水ですが、塩素での消毒が気になるところです。
今の所、高い塩素が犬に対してどの程度影響があるかはわかっていませんが、安心して犬に与えられるようにするには有害物質を取り除ける浄水器や整水器の使用をお勧めします。
また特定の水源から採水された地下水を根源としたミネラルウォーターは、安心して犬に与えることが出来ます。
②香水
ヨーロッパなどの水は、ミネラルウォーターを含めて硬水と呼ばれるミネラル成分が高い水が多いです。
ミネラル成分が多いということは、犬に飲ませ続けると結石など消化器系の病気の原因の可能性もあり、症状が出ている犬やなりやすい犬には与えるのは避けましょう。
日本で売られているヨーロッパ原産のミネラルウォーターも硬水でので、注意が必要です。
③川や池の水
川や池には、綺麗に見えてもどんな細菌がいるかわかりません。
人間が飲んでも大丈夫と言われている水であれば問題ありませんが、それでも積極的な飲水は避けたほうが無難です。
犬とお出かけする時は、安心して飲ませられる水を必ず持参しましょう。
また川遊びなどしている時に犬が川の水を飲む事があるので、すぐに止めさせるようにして下さい。
十分に水分を摂る工夫
毎日の生活の中で、犬が水分を摂りやすい環境を作ってあげたいですね。
ではどうやったら積極的に飲んでくれるのでしょうか。
犬が楽しみながら水分を摂れるように工夫した方法と、食事に関する方法をご紹介していきます。
①フードを工夫
水分量の少ないドライフードから水分が多く含まれているウェットフードへ切り替えをしたり、ドライフードのままでも鳥肉の茹で汁などを適量かけてあげると食いつきも良く、楽しみながら水分補給も出来ます。
他には犬用のヤギキルクなどをオヤツとして与えるのも良いですね。
犬に見せながら、水の中に大好きなオヤツやドライフードを入れてあげると、オヤツ欲しさに水も飲んでくれる事があるので、ゲーム感覚で水分補給が出来ますよ。
②水飲み場を増やす
食事をする場所だけでなく、犬がリラックスしてくつろげる場所など数カ所に新鮮な水を入れた容器を置いてあげて下さい。
特にシニア犬は、動くのが辛くて水を飲むのを我慢する事を防ぐために、飲みたくなったらすぐに飲める環境作りが大切です。
家の中で活動範囲が広い犬や、お留守番をさせる場合など数カ所に置いてあるとひとつの容器がカラになっても安心ですね。
容器は犬が飲みやすいよう体格を考慮して、適切な高さに置いてあげましょう。
③食塩を添加する方法
食事量の3~5%の食塩を添加する方法があります。
人間でも塩分の多い食事をするとのどが渇いて水を飲みますよね。
添加する事で水分を多く摂らせる事が可能となりますが、犬の体への影響や持病など考えなくてはいけない事も多く、個人判断で行わずに、かかりつけの動物病院に相談しましょう。
逆に愛犬が水をたくさん飲み過ぎてしまう?
水を飲んでくれるのは嬉しいけれど、ちょっとたくさん飲み過ぎ?逆に不安を感じてしまいますよね。
犬が水をたくさん飲むのはどうしてなんでしょうか。
次に、水をたくさん飲む場合をみていきましょう。
①食事内容の変化
ウェットフードからドライフードへ急に切り替えた場合、水をたくさん飲む事があります。
今までウェットフードで水分が摂れていた分、水を飲んで足りない水分を補給している状態です。
切り替える場合は、時間をかけて徐々に変更したり新鮮なお水を用意して飲みたい時に飲めるようにしてあげましょう。
またナトリウム含有量の高いドライフードを食べさせると飲水の量が増えますので、原材料の表示を確認してみて下さい。
②運動・スポーツ後
運動やスポーツで体温が上がり、「ハァハァ」と熱を蒸発させて体温調節をするバウンディングをすると、水分がどんどん蒸発していきます。
そんな状態の犬は多くの水を必要となりたくさん飲みます。
体に必要な水分をしっかりと補給しようとしているので、欲しがるだけ飲ませてあげましょう。
こまめな休憩と水分補給を心がけ、興奮させすぎないようにします。この時に水が飲めないと急激な脱水状態になりやすくなります。
③病気の可能性
犬が水をたくさん飲む事は、なんらかの病気の可能性もあります。
体重1kgにつき100mlを超える飲水は多すぎと言えますが、運動量や年齢にも関係してきますので急にたくさん飲むようになったなど、飼い主さんがおかしいと感じる場合はかかりつけの動物病院で診察してもらいましょう。
考えられる代表的な病気の一例として、糖尿病や子宮蓄膿症、腎不全、クッシング症候群などが上げられ、急を要する場合もありますので注意して下さい。
最後に
愛犬には、いつまでも元気でいてほしいもの。
食事と同じく水分摂取は、体を健康に保つために必要な事がわかりました。
1日に必要な水分をちゃんと摂るために、愛犬に合った方法を見つけて下さい。
そして自己判断はせずいつもと違う様子が見られたら、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
愛犬の健康は飼い主さんしか守れません。
犬の鼻づまりとはどんな病気?
犬も人間と同じように何らかの理由で、鼻水やくしゃみ出るようになり鼻づまりを起こす事があります。
サラサラした鼻水は外に流れ出てくれますが、ネバネバした鼻水や膿のような鼻水は鼻の中からスムーズに出ない事があります。
そのため鼻の穴の周りにこびりついて、鼻づまりを起こして苦しそうに息をするようになります。
犬の鼻づまりの症状によって気を付けなくてはいけない事や、愛犬を少しでも楽にしてあげる方法を調べて見ました。
犬の鼻の病気、症状やサインとは?
犬は言葉を話す事ができないため、体に異常が起こると飼い主にわかってもらおうとサインを出している事があります。
鼻水が出るようになり、普段通りの生活をしていても呼吸をする際に苦しそうな表情を見せたら注意が必要です。
①鼻水がよく出る
鼻炎にかかるとウイルスや細菌が原因で、鼻腔内の粘膜に炎症が起きてしまい鼻水やくしゃみが出るようになります。
副鼻腔炎も最初はサラサラした鼻水やくしゃみが出るようになります。
敏感な犬は花粉やハウスダスト、ダニなどに対してアレルギー反応を起こして、水っぽい鼻水が多く出るようになります。
年をとってしまうと身体の機能が低下して分泌腺が上手く働かなくなり、鼻腔内が乾燥してしまうために鼻水が出るようになります。
②鼻血が出る
副鼻腔炎は最初はサラサラした鼻水ですが、悪化してしまうと血液の混じった膿状の鼻水が出るようになります。
鼻に腫瘍があると血の混じった鼻水が出るようになります。
真菌性鼻炎、リンパ球形質細胞性鼻炎がひどくなると膿のような鼻水から鼻水に血が混じる事があります。
怪我が原因の場合はあまり問題はありませんが、犬が鼻血を出す事はあまりないため鼻血が出た場合は病気の可能性が高く早めに受診をすると安心です。
③鼻が乾燥する
犬も人間と同じように年をとるごとに機能が低下してしまい、鼻を湿らせておく分泌腺が上手く働かなくなり鼻腔内が乾燥するようになってしまいます。
鼻が乾燥してしまうと炎症を起こしやすくなり、炎症が原因で鼻の穴が狭くなり鼻づまりになってしまいます。
寒い時期は部屋を暖かくして愛犬と過ごすのもいいのですが、温度調節を上手くしないと鼻が乾燥してしまう原因になりますので注意が必要です。
④いびきをかくように鼻をグーグー鳴らす
鼻腔狭窄症にかかると鼻の穴が狭くなり、息をする際にグーグーと音がするようになります。
症状が悪化するとネバネバした鼻水に変わる急性鼻炎、真菌性鼻炎、慢性特発性鼻炎は鼻づまりを起こしやすくなります。
ネバネバした鼻水が鼻の穴にこびりついて、鼻の穴を狭くしてしまうためいびきをかくようになる事があります。
鼻の低い犬種がかかりやすい短頭種気道症候群になってしまうと、気道に問題があるためいびきをかくような音がする事があります。
犬の鼻づまりの原因で考えられることは?
サラサラした鼻水ではあまり心配はいりませんが、ネバネバした鼻水や膿のような鼻水が出た時には注意が必要になります。
犬が鼻づまりを起こす原因は幾つかあり、薬で治せるものから手術をしなくてはいけなくなる場合もあります。”
①鼻炎、副鼻腔炎などの鼻の病気
鼻炎は鼻腔内の粘膜に炎症が起きてしまい、鼻水やくしゃみがでるようになります。
炎症を起こす原因にはウイルスや細菌の感染によるもので、症状が軽いうちは粘り気の少ない鼻水でひどくなると外に出すのが難しくなり呼吸が苦しくなってしまいます。
副鼻腔炎は最初サラサラした鼻水やくしゃみで、悪化してしまうと血液の混じった膿状の鼻汁が出るようになります。
鼻水が上手く外に出なくなってしまうと、鼻づまりを起こしてしまいます。
②アレルギー
花粉やハウスダスト、ダニなどに対してアレルギー反応を起こした場合は、水っぽい鼻水がダラダラ出るようになり炎症がひどくなると鼻づまりを起こしてしまいます。
散歩の後に鼻水が出る様ならば花粉に反応している事もありますので、散歩の仕方に変化を与えて様子を見るようにします。
特に原因がわからず鼻水を出す時にはハウスダストやダニに反応している事もありますので、いつもきれいな環境で過ごせるようにしてあげて様子を見るようにします。
③歯周病の悪化
犬も年齢を重ねていくうちに歯周病にかかってしまいます。悪化してしまうと歯の根元に膿がたまってしまい、鼻腔内に流れてしまう事があります。上顎から鼻の中へと炎症を起こしてしまい鼻づまりの原因になってしまいます。
年をとるごとに体もだんだん弱っていきますが、歯もいつまでも同じ状態ではなくなります。
歯周病がなるべく悪化しないように日頃の様子を良く観察し、歯に優しい食事を心がける事も大切です。
④鼻の腫瘍
血の混じった鼻水が出るようになり、ドロットした鼻水が鼻腔内に溜まるようになります。腫瘍があるために鼻腔内が狭くなってしまい、鼻づまりを起こしてしまいます。
腫瘍は高齢の犬や鼻の長い犬種に多く、シェットランド・シープドック、コリーが発生しやすいと言われていますが他の犬もかかる可能性はあります。
腫瘍ができると顔が腫れる事もありますので、愛犬を良く観察するようにします。
⑤生理現象
好奇心が旺盛な犬は色んなものに興味を示し知らないうちに鼻に異物が入ってしまう時があり、中々取れずに鼻腔が狭くなったり炎症を起こしてしまい鼻づまりの原因になってしまう事があります。
散歩の時や家での様子を思い返してながら原因を突き止めるようにします。
無理に取ろうとすると嫌がってトラウマになる事もありますので、かかりつけの病院で診察を受けて適切な処置をしてもらえば安心です。
⑥老化による機能低下
年をとるごとに分泌腺が上手く働かなくなってしまい、鼻を湿らせる事ができなくなり鼻腔内が乾燥してしまいます。乾燥してしまう事によって鼻水が出るようになり、鼻づまりを起こしてしまいます。
鼻が乾燥してしまうと炎症しやすくなり、炎症によって鼻の穴が狭くなり鼻づまりを起こす事もあります。
老化によって様々な機能が低下してしまい、体だけではなく鼻などにも影響を与えてしまいます。
愛犬が年をとったと実感してきたら様々なケアが必要になり、日々の変化に気を配ってあげる事も大切です。
犬の鼻の病気一覧
愛犬に異常があると慌ててしまいがちですが、きちんと状況を把握し冷静に行動すれば危険な状態にならずに済みます。
適切な判断ができ手遅れにならないように、犬の鼻の病気の症状、原因、治療法を詳しくまとめました。
①鼻腔狭窄症
鼻腔狭窄症にかかってしまうと鼻の穴と鼻腔との空間が狭くなってしまい、鼻をグーグー鳴らしたり鼻水を良く飛ばすようになります。
呼吸が荒く酸素不足になりやすい事もあり、熱中症にかかりやすくなってしまいます。
原因は鼻に先天性の奇形があり、パグやフレンチブルドックのような鼻が低く皮膚にたるみがある犬がかかりやすくなります。
症状が軽いうちは寝ている時の様子や散歩に注意し、重くなった時には外科手術が必要になります。
②急性鼻炎
急性鼻炎は粘膜に炎症が起きてしまいサラサラの鼻水が出るようになり、鼻を気にするしぐさが見られます。
ネバネバした鼻水に変わると鼻腔が狭くなってしまい、呼吸が荒くなります。
ウイルスや真菌、ダニがによって起こる場合や、先天性、腫瘍やアレルギーが原因の時もあります。
ウイルスが原因の場合は抗生物質を投与するようにします。
重い時にはブライザーと呼ばれている吸入器を使って、薬剤を噴霧して炎症を抑えるようにします。
③鼻腔内腫瘍
鼻腔内腫瘍は鼻の周囲に腫瘍ができ、鼻の穴を塞いでしまうために鼻づまりを起こしてしまいます。
鼻炎と似た鼻水、くしゃみをするようになり、鼻血が出たり顔が腫れてしまう事もあります。
原因はわからなく鼻の長い犬種や年をとった犬がかかりやすい病気で、鼻血を出した時には鼻腔内腫瘍が考えられます。
治療は症状に合わせて切除、放射線治療、抗がん剤などで行い進行を抑えるようにします。
④短頭種気道症候群
呼吸をする時にいびきのような音がするようになり、いびきをかく事もあります。
運動を嫌がる傾向があり、激しく呼吸をしたり咳をする事があります。
鼻腔狭窄、長すぎる軟口蓋、声門の狭窄といった他の症状が複合した場合にかかりやすくなり、鼻先の短い短頭犬種に発症しやすい病気です。
短頭種気道症候群を治療するには外科手術しかなく、早い時期に鼻腔狭窄と軟口蓋通長症の手術を行えば重篤な病気の予防にもなります。
⑤真菌性鼻炎
鼻水、くしゃみが出るようになり、ひどくなると膿のような鼻水と鼻水に血が混じってしまう事があります。
免疫力が低下している時にアルペルギルス、アオカビ、ライノスポリジウムなどを吸ってしまい感染してしまう事があります。
鼻の長い犬種はアルペルギルス症の発症率が高い事もありますので、愛犬の様子を良く観察するようにします。
細菌が特定できない場合は、ブドウ球菌、レンサ球菌などの薬剤を使って治療を行います。
⑥慢性特発性鼻炎
鼻水、くしゃみの症状があり、白色から黄緑色の鼻水がでるようになり強い咳をする事もあります。鼻水が4週間以上続いている時には、慢性特発性鼻炎の疑いがあります。
原因は特定する事が難しく、ネプライザー療法などの対症療法を行います。
かかりはじめは抗生物質を使う事で効果が見られますが、治療をやめてしまうと再発してしまいます。
1〜2週間にわたって広域抗生物質を経日投与をすると効果があります。
⑦鼻腔内異物
鼻の中に異物があるとくしゃみや鼻水が出るようになります。犬なりに鼻から異物を追い出そうとして、くしゃみを続けてするようになります。
散歩の後や嘔吐をした後に鼻水が増える場合は、異物を吸い込んだり嘔吐物が鼻の中に入ってしまっている事があります。
飼い主が無理に取ろうとすると鼻の中に傷をつけてしまい益々悪化させてしまいますので、かかりつけの病院で早めに見てもらう事が大事です。
⑧リンパ形質細胞性鼻炎
くしゃみや逆くしゃみをするようになり、鼻を鳴らしたり鼻水が出るようになります。
数ヶ月にわたって症状がありひどくなると色のある鼻水に変わり、鼻水に血が混じる事もあります。
原因は刺激性物質、アレルゲを吸ってしまった時やウイルスに感染した時に起こります。
若齢から中年齢ミニチュア・ダックスフント、ウィペットに発症しやすいため、飼い主は注意が必要になります。
治療はグルココルチコイドか抗菌薬を、一定の箇所や全身に投与を行います。
鼻づまりしやすい犬種もいるの?
鼻の短いパグ、シーズ、フレンチブルドックは、鼻の穴が狭く空気の通る所が曲がっていたり狭い事があります。
鼻の奥から鼻水を外に出すのが難しく、鼻づまりを起こしやすくなってしまいます。
鼻の短い犬は生まれながらに呼吸器に問題があるため、悪化してしまうと呼吸困難や意識を失ってしまう事もあり飼う際には注意が必要です。
老化による鼻づまりや犬種に限らず起る事もありますので、飼い主は日々愛犬の様子をきちんと見てあげるようにします。
犬の鼻水、治癒法と自宅での予防法は?
鼻の粘膜に炎症がある場合は、原因となっているウイルスや細菌に対して薬剤を投与します。
鼻の奥に入ってしまいとる事が難しい異物や腫瘍などは、手術が必要になります。
鼻水の原因になっている花粉やハウスダストは、空気清浄機を使う事で空気中にあるものを取り除く事ができ予防になります。
免疫力を高めるために、普段の食事で不足している物をサプリメントで補う方法もあります。
ウイルス性鼻炎の予防には、ワクチン接種をすれば効果があらわれる事もあります。
・犬の鼻づまりを解消する方法はあるの?
長引くような時などには無理に吸い取ろうとはしないで、かかりつけの病院で早めに診察を受けて適切な治療を行ってもらうようにします。
POINT
栄養バランスの良い食事を与えていれば免疫力が低下してしまう心配がなく、病気にかかりにくい体を作ってくれます。
毎日の散歩での適度な運動や、鼻に影響が出ないように部屋など清潔な環境を整えてあげるようにします。
病気の原因となるものを取り除いてあげ、症状が悪化しないうちに早めの診察をする事が大切です。
・加湿器で湿度を保つ
寒い季節に暖房で温かくしてあげるのはいいのですが、部屋が乾燥してしまうと鼻づまりの原因になってしまいます。
POINT
加湿器を上手に使いながら温度を一定に保つようにし、愛犬が過ごしやすい環境にしてあげるようにします。
老齢犬は70%の湿度が適度で、愛犬に合った湿度調整も大切です。
ネバネバした鼻水が多くなってしまうと鼻づまりを起こしてしまいますので、愛犬と楽しく過ごしながら変わった様子がないかを良く観察するような習慣を心がけるようにします。
愛犬の腎不全末期を食事で少しでも緩める努力を!
初めまして。こんにちは。今回は、ワンちゃんの腎不全について皆さんに知っていただけたらと思います。
人間と同じく、ワンちゃんも実は腎不全という病気にかかることがあります。
後ほど詳しく説明しますが、腎臓という臓器が様々な要因によって機能が低下してしまう病気のことを腎不全といいます。
今回は、腎不全とはどういう病気なのか?ということと、飼い主さんの悩みの種になるであろう腎不全の時の食事についてレシピも交えて、わかりやすくお伝えしていきます。
犬の腎不全とは?
腎不全は症状があまりなく、飼い主が気づかないうちに進行している事が多い病気です。
腎臓病のリスクが大きくなる老犬では死因のひとつとされていますので、日々の健康管理が重要になります。
喉が渇くため水をたくさん飲むようになり、いつもとは違った薄い尿を大量に出すようになります。
腎臓の機能の低下で尿と一緒に排出される老廃物が体に残ってしまい、食べた物を吐いて食欲がなくなります。
ぐったりして寝てばかりいる状態や目に見えて痩せていくのがわかるような時には要注意です。
いつもと違った様子や異常が見られた時には、先伸ばしにせずにかかりつけの病院で診察を受けるようにします。
早期発見できればある程度の進行は抑えられ、愛犬が苦しまずにすみます。
腎不全になってしまった愛犬への適した食事
たんぱく質、リンの量を少なくし、ナトリウム、クロールの量も制限する必要があります。
カリウムの量を適切に調整し、酸化を防ぐビタミンC、Eを摂るようにします。
DHA、EPAといったオメガ3脂肪酸を増量し、水分補給が上手くできるように水の飲める環境にしてあげます。
・おすすめ高カロリー食材
味付けのしていないご飯は消化が良く、カロリーも高くリンが少ないので安心して食べさせられます。
肉はカロリーが高いのであまり食べさせない方がいいのですが、味付けのしていない赤身の肉なら問題がなく大丈夫です。
サーモンは皮膚や毛の健康に役立つγ-リノレン酸が含まれていますが、脂肪分が高いので与え過ぎには注意が必要です。
かぼちゃにはベタカロチン、ビタミン、食物繊維が豊富に含まれています。
バナナにはカリウム、マグネシウムが豊富に含まれていて、筋肉の収縮や腸の運動を助けてくれ栄養価の高い果物です。
おすすめの高カロリー食材には犬に必要な栄養素が含まれていますが、偏った与え方をしてしまうと病気が悪化してしまう事もありますので注意が必要です。
・おすすめ低タンパク質食材
さつまいもはたんぱく質が少なく、ビタミンCとEが含まれていますのでたんぱく質を制限してビタミンを強化する際に適しています。
シャケやマグロはビタミンが豊富で良質な血液を作ってくれるDHAの栄養素を含んでいますので、オメガ脂肪酸を増量する際に与えます。
チーズはたんぱく質が少なく、腎不全の食事にあった適量なビタミンとミネラルが含まれていますので、安心して与える事ができます。
腎不全になってしまうと今までの食事では回復に向かう事は難しくなりますので、低たんぱく質の食材を上手く利用し愛犬に喜んで食べてもらえるようにする事が大切です。
慣れるまでは時間がかかってしまう時もありますが、焦らず様子を見ながら続けるようにします。
食欲が落ちてきてしまったときは?
病気が進行してしまい口の痛みや吐き気などで食欲が落ちてしまったら、症状がやわらぐように投薬で治療を行います。
食べ物を受け付けなくなってしまっても、少しでも食べれるような工夫と充分な水分補給が大切です。
①食べさせ方を工夫する
ウエットタイプのフードはレンジで少し温めてあげ、ドライフードはドライヤーで温めてあげると風味が出て食べやすくなります。
いつも与えている食事にトッピングをしてあげると、興味を示して食べてくれる事があります。
病気が悪化してしまう場合もありますので、主治医の先生と相談をしてから与えるようにします。
食べる力が弱っているような時には、流動食を利用すると食べてくれる事があります。
食欲が中々わかないような時には、食欲増進剤を利用すれば食べようとしてくれます。
病気に支障のない食べれるものを与えるようにします。
どうしても食事をうけつないような時には、強制給餌や経管栄養を与える方法があります。
②水分を沢山摂らせる
犬にも水の摂りやすい場所や飲みやすい容器があり、水分をたくさん摂ってもらうようにするには好みを知る必要があります。
見られているとわかると動かない事もありますので、さりげなく行動を把握してあげるようにします。
散歩ができるぐらいに回復してきた時には水を持って行くようにして、休憩をとりながらこまめに与えてあげるようにします。
今まで与えていたフードをドライからウエットに変えても効果があり、嫌がって食べないような時には少しずつ新しいフードを加えて慣れさせていきます。
時間がかかるようでも、焦らず根気良く続けていく事が大切です。
自分で飲めないような場合にはシリンジやスポイトを使って与える事ができますが、主治医の先生と相談をしてから行った方が安心です。
③病院に的確に今の状態を伝える
愛犬の様子がいつもと違って苦しんでいるような時には動揺してしまいますが、症状をきちんと伝えないと適切な治療が受けられず回復が難しくなってしまいます。
動物病院に連れて行く時には今まで起こった事をきちんと頭で整理し、焦らず落ち着いて的確に伝えるようにします。
脱水症状やけいれん、意識障害がみられる時にはいつから様子がおかしかったのか、何か変わった事をしなかったかなどを考えてみます。
吐いて食欲がなくなっているような時には、水の飲む量が増えておしっこの回数や、量、色にいつもと違った感じがなかったかを思い出してみます。
病気には何らかの前触れがありますが、元気がなくなってはじめて気づく事もあります。
腎不全末期の食事におすすめレシピ3選
【鶏肉と野菜のスクランブルエッグヨーグルト和え】
<材料>
◍鶏肉 70g
◍卵のMサイズ 半分
◍大根、ニンジン、椎茸、冬瓜を合わせて30g
◍プレーンヨーグルトかカッテージチーズを少し
はじめに鶏肉を茹でておき、次に卵でスクランブルエッグを作ります。野菜は食べやすい大きさに切って、根菜類は茹でた方が消化が良くなります。最後に全ての材料を混ぜれば完成です。
【トマトと野菜のスープ】
<材料>
◍トマト水煮缶 100ml
◍ブロッコリー 20g
◍鶏ささみ 30g
◍白米 20g
◍さつまいも 30g
はじめにさつまいもとブロッコリーを食べやすい大きさに切って茹で、次に鶏ささみを茹でてさいておきます。トマトの水煮と白米を鍋でコトコト煮込んで材料を入れます。ある程度冷めたら完成です。
【牛乳を使ったレシピ】
<材料>
◍牛乳 100ml
◍卵 1個(溶かしたもの)
◍ご飯 80g
◍ココナッツミルク 大さじ2杯
はじめに牛乳、卵、ココナッツミルクをかき混ぜ、炊いたご飯の上にかけて完成です。
同じ境遇の飼い主さん情報
愛犬が病気になると余裕がなくなってしまいますが、ある程度症状が落ち着いてくると同じ病気を患っている犬の様子が気になりはじめます。
どんな治療や食事で回復が見られ、前向きになれた例をいくつか調べて見ました。
1.飼い主さんA
クレアはある日突然ご飯を食べなくなり、動物病院で診察を受けます。症状がかなり進んでいた為、入院して集中的に静脈点滴治療が必要になり4日目に退院できるようになります。
退院後は自宅で点滴と投薬治療を行い、総合栄養食にはたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの4つの栄養素が含まれていて、理想的な栄養バランスで調整されていますが、病気を悪化させてしまう為腎臓病管理用フードを食べさせます。
食事療法、薬物治療、貧血改善、糖代謝管理を続けた結果徐々に回復が見られ、一緒に旅行できるまでになり一生懸命生きようとしているクレアに励まされながら治療を続けて良かったと思っています。
回復に向かうまでには何度か壁にぶつかるとは思いますが、愛犬を救うには諦めない事が大切だと教えられたように思います。
2.飼い主さんB
いつもは食欲旺盛な14歳になるトイプードルの愛犬が、急に食べなくなって元気がなくなってしまいます。かかりつけの病院に連れて行きますが専門治療を行っている病院を紹介され、2週間入院をして検査をします。
検査のデーターを元にかかりつけの病院で薬を処方してもらい、回復を見ながら幾つかの薬を試していきます。
何度か繰り返していくうちに効果のある薬が見つかり、余命1ヶ月程度と言われていましたが今も元気に過ごしています。
効果が見られず諦めかけた時もありましたが、かかりつけの先生の励ましもあり愛犬との楽しい生活を取り戻せた事に感謝しています。
3.飼い主さんC
11歳のゴーデンレトリバーの愛犬が、嘔吐が止まらなくなり震えはじめたため動物病院へ連れて行きます。
処方された薬を飲み続けていましたが、あまり回復がみられず薬を必要最低限に抑えて必要な栄養素を食材から摂れるようにします。
善玉菌を増やしてくれる発酵食品や食物繊維を摂れるようにし、ストレスがたまらないような工夫をにしてあげます。
最初はロイヤルカナン食事療法食腎臓サポートウエットタイプを食べさせ、次にロイヤルカナン食事療法食腎臓サポートドライタイプを与えたら改善が見られました。
愛犬が喜ぶからと自分の食べる物をあげていた結果病気になってしまい、きちんとした食事の大切さを実感しています。
4.飼い主さんD
ルークは15歳半の高齢の犬で、腎不全の他に前立腺にも大きな怪しげな腫瘍があります。
ホームメイドの食事療法だけでは栄養のバランスが取れず、サプリメントを加えて与えます。
食事に含むリンの量に気を付けながら、良質のたんぱく質を適量に与えるようにします。
リンを除去する事のできる経口吸収材があり、無味無臭の純粋なカルシウムベースとアルミニウムベースの物があります。
ルークにはアルミニウムパウダーをご飯に混ぜて与えます。
元気にしていたルークのつらそうな表情は見ていて悲しくなりますが、徐々に回復が見られると表情がやわらいでホットさせてくれます。
夜寝ている間のおもらしも改善され、すやすや寝ている姿に安心させられます。
5.飼い主さんE
パピヨンのたみは16歳の高齢犬で、症状に合った投薬や治療を行っていて週2回受ける点滴に効果が見られます。
病院で提供された処方食と、市販の腎臓用療法食を試してみます。
最初は中々食べてくれなかったので処方食を流動食に加工し、シリンジで飲ませた結果回復が見られるようになります。
腎臓病の人の食品成分表を元に、低たんぱく、低リンを心がけながらご飯を手作りし与えてみます。
手作りのご飯は愛情がこもっていますが、病気が長引くと負担になってしまう事もあります。
そんな時には処方食や腎臓用療法食で作られた物を利用すれば、少しは楽になれます。
たみは治療開始から2年9ヶ月たった今も頑張っていて、生きる事の大切さを教えてくれているようです。
最後に
病気になってしまった愛犬の世話は大変ですが、つらそうな姿を見るのはかわいそうでできるだけ楽にしてあげたいと思うはずです。
早く見つけてあげられれば苦しませずに済みますが、病気が進行してしまった時には諦めずに愛犬に寄り添ってあげるようにします。
腎不全とわかった時には、食事を見直しながら回復を見守ってあげるようにします。
縁があって我が家に来た愛犬とできるだけ長く過ごせるように、日々の変化に気をつける事が病気の早期発見につながります。 愛犬の腎不全…何をあげたらいいの?
愛犬が高齢になってくると気をつけたい病気のひとつが慢性腎不全です。一度慢性腎不全になってしまうと、ダメージを受けた腎機能は回復させることが出来ません。治療では残された腎機能を長く温存させることが目標となります。
治療の中で最も大切なのが、腎不全の初期のステージから始める食事療法です。
ですが、食事療法は、療法食だけだと単調になりがちです。そこで今回は、腎臓に負担をかけないおやつで、楽しみながら愛犬の健康寿命を延ばす工夫を紹介します。
あげない方が良いおやつ
1.タンパク質が多いもの
慢性腎不全の食事療法として必要な事の一つ目が、タンパク質制限です。本来、犬は肉食動物なので、タンパク質が豊富に含まれているお肉が主食です。
しかし、タンパク質を摂り過ぎると、血液中に代謝産物である尿素が増え、腎臓での血液のろ過に負担をかけることになります。
そのため、腎不全の犬に必要なカロリーは、タンパク質の分量を減らし、炭水化物と脂質で補う必要があります。おやつを与える場合も、ジャーキーやささみなどの肉類で、タンパク質が多く含まれるものは避けましょう。
2.リンが多いもの
リンは体の中のいろいろな部位に存在していますが、その代謝や量の調節には、腎臓が重要な働きをしています。
また、体の中のリンは、カルシウムと一緒に調節されており、腎臓でリンを排泄すると同時に、カルシウムの再吸収が促進されます。リンを多く含む食事を摂取し続けると、余分なリンを排泄し、カルシウムを再吸収しようとして腎臓に負荷がかかるため、食事から摂取するリンの制限が必要です。リンは肉類のほかに、魚介類、甲殻類、ナッツ類に多く含まれますので、与えるのは控えましょう。
3.ナトリウムが多いもの
食事に含まれるナトリウムは、食塩の形で摂取され、腎臓で排泄されます。腎不全に陥っている場合、過剰に摂取したナトリウムの排泄が間に合わず、血中に多くナトリウムが残ってしまいます。すると、血液中の水分量が増えるとともに高血圧を招き、腎臓での血液のろ過に負担が増してしまいます。そのため腎不全になると、ナトリウム制限が必要です。
特に注意したいのは、人間の食べ物です。人間の食べ物は犬にとっては塩分が強すぎるので、与えるのは控えましょう。
あげた方が良いおやつ
1.野菜が多いもの
“野菜にはビタミン類が多く含まれ、水分も多いので、慢性腎不全の犬に与えることが出来るおやつの一つです。
しかし、繊維質が多く含まれるものは便秘になる場合もあるため注意が必要です。
また、腎不全が進行してくると、カリウムの排泄が減少し、血液中のカリウムが上昇してしまうため、制限が必要になります。野菜に含まれるカリウムはゆでて煮こぼすことができるので、ゆで野菜を与えましょう。ゆでたブロッコリー、サツマイモ、キャベツなどがおすすめです。
2.ペット用ボーロ
ペット用ボーロは、デンプン質(炭水化物)でできているので、慢性腎不全の犬のエネルギー補給として活用できるおやつです。ただし、ミルク入りボーロはタンパク質を多く含むため避けましょう。
また、人用のボーロは塩分が多いので犬には与えないようにしましょう。
3.腎臓に優しいもの
慢性腎不全用に市販されているペットフードやおやつ(トリーツ)は、低タンパク質、低リン、低ナトリウムになるように調整され、きちんと栄養成分が分かっているので安心です。多少費用がかかってしまいますが、慢性腎不全において食事療法は非常に大切です。愛犬のために検討してみてはいかがでしょうか。
腎臓に優しいおすすめペットフード
慢性腎不全のケアに欠かすことのできない食事療養ですが、慢性腎不全に陥った犬は、食欲にムラがあったり、療法食を食べ飽きることも多いようです。様々な商品を上手く活用し、愛犬にも楽しく腎臓ケアを行っていきたいですよね。主食となるドックフード、手作りしたい飼い主さんに便利な手作り食の食材、腎臓にやさしいおやつ、腎臓をケアするサプリメントを紹介します。
・売れ筋ドックフード5選
リナールアクティブ
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厳しい基準をクリアしたイタリアのメーカーの腎臓病用療法食
フォルツァディエチ「FORZA10」は、さまざまな厳しい基準をクリアしたペットフードです。人間の食品同様のチェックを受け、オーガニック認定もされている信頼できるフードメーカーです。また、漢方や植物療法にも注目しています。アクティブシリーズは、消化の良い加水分解タンパクを使用した療法食シリーズです。弱った腎臓のケアに高品質のフードを使いたい、フードの原材料が気になる、犬本来の持つ健康力を食事でサポートしたい、という意識の高い飼い主さんに、是非ためしていただきたい商品です。動物病院で薦められた療法食から切り替える場合に選ばれやすいフードです。ドライフードの他に、ウェットフードもあります。使用する際は、かかりつけの獣医師と相談してから使うようにしましょう。
プリスクリプション・ダイエット ドッグフード k/d 腎臓ケア チキン入り
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多くの動物病院と飼い主に支持される、ヒルズの腎臓病用療法食
多くの動物病院で療法食として処方されるフードの一つが、ヒルズのプリスクリプション・ダイエットシリーズです。220名もの獣医師や栄養学者が開発に携わっている療法食です。低タンパク、低リン、低ナトリウムの他に、弱った腎臓のケアにプラスしたいオメガ3脂肪酸も添加されています。ヒルズでは、安全性が確認されていない合成保存料や酸化防止剤を使用していないので、安全とは言い難い添加物を避けたい飼い主さんにもおすすめです。使用の際は、かかりつけの獣医師と相談の上、使用しましょう。
腎臓サポート ドライ 犬用
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香りづけで食欲を刺激、大定番の腎臓病用療法食
ロイヤルカナンの療法食は、多くの動物病院と飼い主に支持されている人気の療法食です。リンを制限しながら、タンパク質や必須脂肪酸の含有量を調整することによって腎臓に負担をかけることなく必要な栄養素をしっかり補給することが出来ます。まず最初に使用した、いつもラインナップに加えている、という飼い主さんも多いようです。食欲不振が続く腎臓病の犬にも食べやすいよに考慮されており、香りづけによって食欲を刺激します。このフードなら安定して食べてくれる子も多いです。値段も比較的安いので、長く使うことを考えると嬉しい商品です。
インテグラプロテクト 犬用 腎臓ケア 鶏
リンク
良質の素材で嗜好性も高い、高品質のウェットフード
ドイツのメーカー、アニモンダ社のインテグラプロテクトシリーズは、必要最低限の原料を使った本当にシンプルな療法食です。原料も、人間の食品と同じレベルの物だけを使用しています。タンパク質とリンの含有量が抑えられており、長く食べ続けられるような良質の素材をつかって嗜好性も高めになっています。慢性腎不全で食欲が落ちてきた、品質のよいウェットフードを探している、という飼い主さんに是非試してもらいたい商品です。価格は高めにはなっていますが、よく食べてくれる!という子も多く、腎臓ケアにプラスしたいウェットフードです。
スペシフィック 犬用 低Na-リン-プロテイン 【CKW】
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ドライフードにトッピングして食欲増進 デンマーク生まれの腎臓ケアフード
腎臓のケアに最適な、タンパク質、リン、ナトリウムの成分調整がされているウェットフードです。シュウ酸カルシウムやシスチン尿石の成分の元となるタンパク質も制限されているため、腎臓病以外の健康のケアをすることもできます。被毛の健康維持にも必要なオメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸を豊富に含む魚油を使用しています。いつものドライフードに飽きてきた、最近食欲が落ちてきて気分を変えたい、という場合にドライフードにトッピングして使うこともおすすめです。小さめの食べきりサイズのパッケージなので、小型犬にも使いやすいのが良いです。
・手作り食5選
犬猫用生肉 腎ケアプラス鶏ネック骨ごとミンチ
リンク
低リン、腎臓に配慮された生食で愛犬の食欲を刺激
国産鶏のせせりを骨ごとミンチした霊長食材です。低リンでカルシウムとのミネラルバランスが調整されているので、慢性腎不全の際にも安心して使えます。また、腎臓が気になる愛犬に嬉しい、腎臓をケアするサプリメント(国産なた豆、クルクミン)が添加されています。食いつきの良い鶏せせりは栄養価が高く、食欲不振の際にエネルギーを補給したい時にもおすすめです。使用している原材料は全て人間の食用レベルのもので、成長ホルモンや抗生物質を使用してい平飼いの鶏肉です。安心してあげられます。生食は愛犬の食欲を刺激し、生で食べる事で乳酸菌や酵素が摂取できます。食餌から水分補給できるもの嬉しいです。小分けブロックに入っているので使いやすく、フードにトッピングして与える事も出来ます。
腎臓 ケア プラス 国産 ベジタブル キューブ
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解凍して混ぜるだけ 野菜の簡単手作り食
ニンジン、かぼちゃ、サツマイモ、ブロッコリーの4種類の野菜の冷凍食品です。野菜はビタミン類や食物繊維が多く、腎不全の際に是非使用したい食材です。腎臓ケアをサポートするコエンザイムQ10、利尿作用のあるタンポポ抽出物、抗酸化力のあるビタミンEを豊富に含んだ小麦胚芽油が添加されています。ラム、鶏、鹿、馬肉などの良質なタンパク質食材と合わせたり、いつものフードにトッピングして使うことが出来ます。面倒な野菜の下処理をする手間が省けるので、忙しいけど手作り食をしたい飼い主さんにもおすすめです。ブロック状になっているので、ストックから必要な分を切り分けて解凍するだけで使える手軽さも便利です。
馬肉スープ
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水分補給と栄養補給に 馬肉スープ
国産馬のもも肉を煮込んだ馬肉スープが手軽に家庭でも使えて嬉しい手作り食の食材です。低温長時間で煮込んだ馬肉から、肉の栄養が十分に引き出されています。食欲不振、病中病後で水分補給と栄養補給を一緒にしたい愛犬にぴったりです。肉以外の調味料や添加物を使っていないので、腎臓が弱っている時にも安心して与えられます。1パック300グラムの包装を解凍して使います。湯せんで温めてあげると、愛犬の食欲を刺激し、お腹を温めてくれるので体にやさしいです。スープで野菜などを炊いてもOK。手作り食の「出汁」としても使えるのでレシピの幅が増えます。腎不全の他にも結石や膀胱炎など、泌尿器系のトラブルがある愛犬におすすめです。
ドッグフード フリーズドライ リンゴ
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生りんごの風味がいつでも楽しめる フリーズドライりんご
犬のおやつとしても人気のフリーズドライりんごです。青森県産のりんごから、甘みと酸味の違う代表的な7品種をフリーズドライ加工しミックスされています。シーズンオフでも、生りんごの風味がいつでも楽しめます。食が細い、食べムラがある愛犬に試してもらいたいのがりんごです。りんごの持つ飽きの来ない優しい甘みと、食物繊維でお腹の調子も整えることができ、楽しく栄養補給が出来ます。スイーツ系手作り食をしたい飼い主さんにもおすすめです。いつものフードにトッピングすると単調になりがちなフードも気分を変えて楽しめます。
アマザケ<甘酒> 犬用
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飲む点滴、甘酒 水分補給とカロリー補給に
秋田産のもち米と良質な米麹、奥羽山脈の清冽な水だけで仕込まれた手造りの甘酒です。ノンアルコール、砂糖不使用、もちろん無添加ですので、愛犬に安心して与えられます。甘酒は、人でも「飲む点滴」と称されるほど、栄養満点の飲みものです。ビタミンB、必須アミノ酸を豊富に含み、消化のしやすい発酵食品なので、弱った胃腸にも優しく、水分と一緒に素早くカロリーを補給できます。病中・病後、食欲不振の高齢犬に特におすすめです。また、腎不全の愛犬の夏場の体調管理にも役立ちます。家庭でも手作りの甘酒を簡単に与えられ、いざという時にストックがあると重宝する一品です。
・おやつ5選
すっきりボーロ 腎臓の健康に配慮
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おしっこや膀胱、腎臓などの健康維持を考えて、獣医師が開発した国産ボーロ
愛犬のおしっこや膀胱、腎臓などの健康維持に配慮して、低ナトリウム、低リンに調整されています。リンの排泄を促し、カルシム不足を補います。L-アルギニン、L-オルニチン配合、話題のクランベリーエキス配合の獣医師開発の国産機能性ボーロです。主原料に小麦粉は使用せず、ジャガイモで作られています。栄養を楽しく補給できます。歯につきにくい特殊製法で、食べやすさにも配慮されています。食欲がない時は粉にして与える事もできて便利です。また、小包装されているのでいつも新鮮。小型犬にも食べやすい大きさ、形のボーロは、犬のおやつの定番です。ボーロを愛用している飼い主さんと愛犬にぷったりの腎臓病時のおやつですね。ただし、療法食ではないので、与えすぎには注意しましょう。
プリスクリプション・ダイエット 療法食 トリーツ食事療法
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さまざまな疾患に対応した、療法食のおやつ
ヒルズの療法食プリスクリプション・ダイエットシリーズを主食にしている犬のために開発されたハードビスケットタイプの療法食おやつです。カロリーと食物繊維の量を調整し、食事管理を幅広くサポートします。腎臓病時(k/ⅾ)以外にも、c/ⅾ、j/ⅾ、l/ⅾ、r/d、w/ⅾを与えている場合に使用できるように調整されています。主原料はトウモロコシや小麦です。しっかり食事管理を続けたい飼い主さんと愛犬に選ばれやすいおやつです。愛犬の満足が得られやすいように噛み応え抜群の仕上がりになっています。食べにくい場合は、お湯でふやかして与えると良いです。
犬用おやつ 無添加 オリジナルクッキー腎ケアプラス
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飼い主も一緒に食べられる、無添加手作りのクッキーおやつ
砂糖や防腐剤、着色料を一切使用していない素材だけの安心・安全な国産クッキーおやつです。愛犬はもちろん飼い主さんも一緒に美味しく食べることが出来ます。手で割ることが出来るので、普段のおやつやご褒美、フードのトッピングにもできます。主原料は薄力粉とジャガイモです。腎臓に優しいなた豆と腎臓を守るクルクミン(ポリフェノール)を配合されているのも嬉しいです。原料の小麦粉や野菜を作るところからクッキー製造施設で育て、ひとつひとつを丁寧に焼き上げています。やや価格が高いですが、素朴な味が腎臓病の犬にもウケが良いと評判のおやつです。ずっと元気で長生きしてほしい、大切な愛犬のために選んであげたい一品です。
フリーズドライ野菜 かぼちゃ・サツマイモ 犬用おやつ かぼちゃ・さつまいも グリーン 犬用
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蒸かした甘みたっぷりのかぼちゃとサツマイモ サクサクのフリーズドライおやつ
腎不全の時でも腎臓に負担のないタンパク質が少ない野菜そのままのおやつです。カットした国産のかぼちゃとサツマイモを蒸かして、甘みを引き出し、フリーズドライ加工でサクサク食感に仕上げた犬用おやつです。かぼちゃとサツマイモは、お腹の調子を整えてくれる食物繊維と、ビタミン類が豊富な食材です。他の野菜に比べクセが少なく、野菜を食べ慣れない愛犬にも食べやすいのでおすすめです。添加物、保存料、着色料不使用なので、腎臓が弱った愛犬にも安心して与えることができます。野菜を与えたい飼い主さんも手軽に使えて便利です。そのままで、フードのトッピングに、手作り食の食材に、活用方法は様々です。
フリーズドライ グリーントライプ
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食欲不振に悩んでいる愛犬に 子羊の反芻胃の生食フリーズドライ
「グリーントライプ」と呼ばれる、牧草だけを食べた反芻動物の胃袋を、フリーズドライで仕上げたフードです。生のグリーントライプには、消化中の草の食物繊維に含まれるプレバイオティクス(善玉菌のエサ)と、熱に弱い酵素や乳酸菌等のプロバイオティクス(善玉菌を増やすもと)が生きたまま入っています。良質な動物性たんぱく質やオメガ3脂肪酸なども摂取できます。肉食動物である犬本来の食事を忠実に再現することによって、犬の食欲を刺激し、少しでも栄養補給をしたい愛犬にピッタリのサプリ的なおやつです。いつものフードにトッピングしても良いです。水でふやかして与えると、スープごと水分補給にもなります。腎不全用に成分を調整しているわけではありませんが、とにかく食べて元気を取り戻してほしい、少しでも栄養補給をさせたい、という時に重宝します。
・サプリメント5選
腎パワー元気
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いつものフードに振りかけるだけ 腎臓の健康維持をサポート
腎パワー元気は、国産白なた豆、ホワイトクルクミン、オメガ3脂肪酸、コエンザイムQ10、ハトムギ、フェリカス菌(乳酸菌)が含まれ、腎臓の健康維持をサポートするサプリメントです。主成分のなた豆は、漢方薬や生薬の原材料としても用いられてきた食材です。特殊成分の「コンカナバリンA」は、天然の免疫力を高める成分として注目されています。なた豆には体の中の毒素を排泄するも知られています。その他にも、愛犬の腎臓をサポートするのに嬉しい成分が多く含まれています。パウダーをいつものフードに振りかけて与えるだけで良いので、手軽に使えます。腎機能が気になりだした愛犬、毎日の食事で腎臓のケアを一緒に行いたい飼い主さんにおすすめのサプリメントです。
ペットチニック 犬猫用
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元気を取り戻して欲しい 貧血が気になる愛犬におすすめのビタミン・ミネラル剤
大手製薬メーカー、ファイザーから発売されているこのビタミン・ミネラル剤は、慢性腎不全の合併症である貧血が気になる愛犬におすすめのサプリメントです。貧血の治療、予防に必要な鉄に加え、銅、病中病後に不足しがちなビタミンB群をバランスよく補給したい時にピッタリです。スポイトで液剤をフードやトリーツに混ぜて与えたり、そのまま口に入れて与えることが出来ます。貧血が進むと、食欲不振、倦怠感が現れやすくなるため、腎臓にさらに負担をかける可能性があります。腎不全以外の場合でも、元気を取り戻してほしい、病気の時などに使えます。使用の際は、獣医師と相談の上使用しましょう。
共立製薬 ネフガード 顆粒
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炭の力で、体内の毒素を吸着 腎臓の負担を減らすサプリメント
ネフガードの主成分であるヘルスカーボンは植物を原料として作れた、自然派の活性炭です。多孔質構造で、吸着力が強く、分子量100~90,000くらいまでの物質を吸着します。活性炭を経口摂取すると、体の中の毒素を吸着してくれるので、弱った腎臓への負担を軽減することが出来ます。尿素窒素(BUN)やクレアチニンの値を下げる効果が期待でき、動物病院でも処方させる健康補助食品です。顆粒タイプの他に粒剤もあり、愛犬の食べやすい方を選べます。血液検査の結果が悪かった、最近嘔吐が続くなど、気になる症状がある愛犬におすすめです。飲み合わせの悪い薬やサプリメントがあるので、使用の際はかかりつけの獣医師に相談しましょう。
レンジアレン
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食餌中のリン、消化管内のリンを吸着し低減するサプリメント
主成分の鉄の作用により、食餌中のリンを低減し、消化管内のリンを吸着するサプリメントです。腎臓が弱るとリンとカルシウムの調節が困難になり、体の中のミネラルバランスが崩れやすくなります。食事療法では、ミネラルバランスを整え腎臓への負担を軽減するために、リンの制限が重要です。レンジアレンは、食餌中のリンを減らすことが出来るので、療法食を食べてくれない愛犬や、もっとリンを減らしたい飼い主さんにおすすめです。血液検査の尿素窒素(BUN)、クレアチニンの値が改善する効果も期待できます。飲み合わせの悪い薬やサプリメントがあるため、使用の際はかかりつけの獣医師に相談しましょう。
アルジェオメガ
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関節と腎臓の健康維持を同時に 微細藻類由来のDHA、DPA サプリメント
高齢になると気になる愛犬の関節と腎臓。その両方を同時にケアできるサプリメントがこちらです。注目の微細藻類由来のオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸(DPA)が配合されています。微細藻類から抽出されたオメガ3脂肪酸は、従来の魚油からの抽出されたものよりも生物濃縮の影響が最も小さく、有害な汚染物質をより避けることが出来ます。オメガ6脂肪酸は、EPAよりも関節さらさら成分により高い効果を発揮すると言われているDPAが配合されています。シンプルで少ない原材料なので、他のサプリメントや薬品との飲み合わせも安心です。コーギーやダックスなど腰に負担のかかりやすい品種の愛犬にもぴったりのサプリメントです。
最後に
愛犬の寿命まで腎不全とお付き合いしていくためには、上手な食事管理が欠かせません。腎機能が低下してくると、食欲不振になりやすく、十分な栄養が摂れないとさらに腎臓に負担をかけることになります。療法食だと単調になりがちですが、飽きさせないようにフードを何種類か準備したり、トッピングやおやつで楽しく栄養補給をするなどして、愛犬の食べる喜びを引き出す色々な工夫ができます。手作り食にチャレンジしやすい食材もたくさんありますので、是非試してみてください。 さまざまな使い方ができる犬用サークル
屋内飼育が増えた今でも、犬を迎える際に「お家を準備してください」と言われることが多くあります。
家の中なので同じように過ごしたいと思う人も多いようですが、実はサークルやケージ、クレートなど、人と過ごす日々の生活空間とと区切ることのできる空間があることにより、しつけや外出時等、日常生活の中でとても役立つことが多くあります。
またサークルとしてだけでなく、キッチンへの侵入を防いだり、暖房器具を囲うなどしてやけどを防いだりと、サークルは様々な使いかたもできます。
犬の習性を知ることで納得できるケージ(サークル)の必要性
犬の習性は、祖先とされるオオカミの習性の名残を引き継いでいる部分が多くあります。その習性を知ることで、屋内飼育であってもケージやサークルが必要であることがわかります。その習性を一つずつ見ていきましょう。
①身を守るための安全領域を持つ習性
オオカミは、野山の外敵から身を守り、食べ残した獲物を隠すために心身ともにゆっくりと休むことのできる巣穴を作って過ごしていました。その習性の名残から、犬もまた、現代の日常生活における様々な場面で、自分の身を守り安心することのできる安全領域を持つことで、心地よく生きることができます。
②テリトリーを持ち、守る習性
自分のテリトリーを持ち、安全に保ち守ろうとするのもまた犬の習性の一つです。そのテリトリーが部屋という大きなスペースになると、守るところが多くなり、常に気を張って警戒し続けることになってしまいます。
③群の中で生きる習性
犬は群れで生きる性質を持ちます。飼い主をリーダーとして生活するにあたり、まずテリトリーを与えることで群れを意識し、守られているという安心感を得て、リーダーである飼い主との信頼関係が深まっていきます。
信頼関係を深めていくためにも適切なテリトリーをあたえてあげることは大事です。
④寝床を汚さない習性
犬は寝床となるスペースを汚さない習性を持っているため、寝床の近くに常に排泄する場所があるとストレスを感じます。
そのため囲われたクレートの中だけで長時間過ごすことはストレスになります。サークルやケージで囲ったテリトリー内の離れた場所にトイレを作ることで、ストレスを軽減できます。
ケージとサークルの違い、メリットとデメリットとは?
サークル(Circle)とケージ(Cage)の大きな違いは屋根があるかないかです。屋根がなく周りだけ囲まれたスペースで区切るものをサークル、屋根があり覆われた一定のスペースを持つものがケージと呼びます。なお日本ではよくゲージと呼ばれますがこれはケージの間違いです。また持ち運び用の体に応じたかごはクレートと呼ばれます。一つ一つメリットとデメリットを見ていきましょう。
・サークル
周りを囲んでいるだけの屋根のないスペースを作るものをサークル(Circle)とよびます。屋根がないのでトイレの交換をはじめ、ご飯をあげたり水を変えたりとお世話が比較的楽です。また掃除も簡単にできます。商品にもよりますが屋根がない分、側面部分のパーツを増やすことでスペースを広げたり狭めたりと変化させることができます。
一方で屋根がないため、囲い部分の強度はケージより弱くなります。また、上からなにかものが落ちてきた時に、避けることができません。
また屋根がないため、状況によっては軽々と柵を飛び越えて脱走して部屋の中が大変なことになるだけでなく、柵を乗り越えようとすることで、怪我のリスクも高くなります。
・ケージ
屋根が付き、四方を囲まれたスペースを作る檻をケージ(Cage)と呼びます。成犬の体より少し大きめのサイズで、寝床と排泄ができるスペースがあるくらいの大きさのものが一般的です。
サークルのデメリットの一つである脱走は、屋根がついているため破壊でもしない限り起こりません。
また小型犬用のケージであれば持ち運びも比較的可能なため、そのまま旅行に持っていったり、災害時に避難する際に同じ環境のまま避難することができ、ストレスの軽減にも繋がります。
ただし屋根がある分、日々のお手入れや掃除などは比較的手間がかかりやすくなります。
犬用サークルの選び方
一言でサークルと言っても、サイズも素材もさまざまなバリエーション豊かなサークルが販売されています。家族のわんちゃんに適したサークルはどれか、サークルを選んでいく際のポイントがいくつかあるのでみてみましょう。
①脱走できない十分な高さがあるサイズを選ぶ
屋根のないサークルは脱走されてしまってはしつけはもちろん、怪我をしてしまいかねません。家族の犬のサイズとその子の脚力・体力を考え、乗り越えられない高さのものを選びましょう。特に子犬を迎えるために準備する場合は、成犬になったときの大きさと脚力・体力を見越して少し高さのあるものを選ぶといいでしょう。
広さは用途によりますが、普段の居住スペースとしてならば体の向きを変えられる程度の比較的狭めのもので、少し遊ばせるスペースなどもとりたい場合は広めのものを選ぶといいでしょう。
②トレー付きサークルでお掃除簡単
サークルは基本的に側面の柵だけでできているものが多いため、柵を部屋に直接置くことになります。そのためトイレが少しはみ出てしまったり、ご飯をこぼしたりするなどで、床面が汚れたり傷んだりすることもあります。
あまり床を汚したくない人にはトレー付きのサークルもおすすめです。サークルの柵の部分を取り外してトレーだけを丸洗いすることができ、普段のお掃除が楽になるのはもちろん、床の汚れも気にしなくて良くなります。
③将来を見越して拡張性もチェック
成犬になる前の犬を迎えたり、多頭飼いを考えられている方はサークルを拡張できるかどうかも大きなポイントになってきます。部屋の大きさに応じてサークルの形を変えることができれば、引っ越しなどで環境が変わることがあってもパーツの増減で形を容易に変えやすくなります。
また自由に形を変えられることで、普段の居住スペースでは小さめのサークルで、外出時は少し広げて遊ぶスペースを作ってあげてとTPOに応じてスペースを有効利用することもできます。
ケージやサークルを設置するおすすめの場所
犬は群れで生活する動物です。その習性からも家族の一員として家族がよくいる場所であり、家の中で快適に過ごせる場所においてあげましょう。とはいえ、人の往来が激しすぎるドア付近や廊下付近は落ち着きません。ゆっくりできる場所を見つけてあげてください。
温度環境も大事です。犬種にもよりますが犬は特に暑さに強くありません。夏は風通しが良く涼しいところ、冬は寒すぎず暖かく過ごせるところを選びましょう。
また犬は聴覚が人間よりもはるかにすぐれているので、テレビの前や騒がしい道路の真横など、音のうるさく気になるような場所は避けてあげましょう。
ケージやサークルの使用方法で絶対してはいけないこと
犬の習性でもみてきましたが、ケージやサークルは犬にとって安心でき落ち着ける空間です。その空間をしつけ等での罰の場所にしてしまっては、安心して過ごすことができなくなるどころか、怖がったり怯えたりするようになります。そうなると信頼関係の構築はおろか、災害時などでケージやサークルに入る必要があるときにも入らなくなったり、無理やり入れることで過度のストレスを与えてしまうようになりかねません。
安心できる空間を与え、信頼関係を築くためにも罰のためにケージやサークルを使うのは絶対にしないようにしましょう。
犬用サークルのおすすめ人気ランキング10選
リッチェル ペット用 お掃除簡単サークル 90cm x 60cm ブラウン
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トレーを引き出してさっとお手入れできるサークル
多くのサークルが本体を移動させてトレーを取り外し掃除をする構造の中、こちらは床面部分が引き出し状のトレーになっているので、さっと引き出して簡単にお掃除ができます。プラスチック製なので水洗いもOK。トレーと周囲の柵の縁には高さがあるので、外へのおしっこや毛などの飛び散りを防ぎ、床を汚しづらい構造になっています。ワンタッチでドアのロックができて横にスライドさせて開けられるので、片手でも簡単に開けられ、ドアのためのスペースを余分に取ることはありません。カラーは三色あり、大きさも中型犬(約20キロ)まで対応しているので、長く使っていくことができる設計です。
マルカン ドッグフレンドルーム 犬用
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シンプルでも耐久性はバッチリ!コスパ最高のサークル
床面と柵だけの女性でも簡単に組み立てられるシンプルなサークルです。入り口のドアが大きいのでトイレの交換が楽々!お手入れも手間がかからないように床面は汚れがフェンス部分に行きづらい構造になっているなど、シンプルながらもきめ細かな工夫がなされています。ドアは取り外しができて別売りで屋根もあるので、子犬の頃はしつけも兼ねてサークルとして、大きくなってからは屋根を付けてケージにしたり、普段は室内でこの中でトイレを置くようにしたりと、飼い主さんの生活スタイルや犬の性格や成長に合わせて用途をどんどん変えていくことができます。シンプルだからこそ汎用性があり、お財布にも優しいコスパの良さも特徴的です。
Amazonベーシック ペット 犬用 エクササイズフェンス プレイサークル 折りたたみ可能 金属製 ゲート付き
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室内でも屋外でも設置できる持ち運び可能なシンプルサークル
鉄製の丈夫なパネルが8枚連結された屋内でも屋外でも使えるサークルです。届いてすぐ広げて形を作り、接続部分を1箇所止めれば出来上がり。工具を必要としないサークルなので女性でも年配の方でも誰でも簡単に組み立てられ、使わないときは平らに折りたたんでコンパクトにしまうことができます。出入り用の上まで開く大きなドアになっているので、犬はもちろん、人の出入りも簡単にできます。また屋外にて使用するときは地面にアンカーで固定すれば耐久性もより安心です。持ち運びや手軽さを考えるとコスパ抜群の一品です。Amazonベーシックの商品なので、1年限定の保証がついているのもいいですね。
ペットフェンス 24枚セット透明パネル 自由 組み立て 簡単 犬 猫 ペットサークル カスタマイズ 軽量 持ち運び便利
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デザイン性が高く場所に応じて空間を自由に変えられる抜群の機能性
軽量で組み合わせ自由自在なパネルが24枚ついているので、お部屋の形やインテリア、家具のレイアウトに合わせて自由に組み替えることができます。滑り止めマットや固定用のバンドも付いているので、耐久性もバッチリ。また独特なデザインの透明のパネルなので、どんな角度でもペットを見ることができ、わんちゃんも飼い主さんを感じることができます。素材にもこだわりペットにも安心な無毒無臭環境に優しい素材で、防水・防錆仕様になっているのでお掃除も簡単です。更に使わないときはボックス状に組み替えればおしゃれなインテリアアイテムにもなります。高さが35cmなので超小型犬~小型犬に特におすすめのおしゃれサークルです。
折りたたみ八角形ペットサークル Lサイズ 【ブラウン】 直径114cm×高さ62cm メッシュ屋根付き 屋内 屋外 アウトドア
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アウトドアに最適!軽くて広々なサークルを選ぶならこれ
女性や年配の方でも持ち運べて簡単に組み立てられる折りたたみ式のサークルです。側面はメッシュ素材でできているので通気性に優れており、専用のキャリーバッグに入れれば夏場のキャンプなどアウトドアに気軽に持っていけます。また普段お家の中で過ごすワンちゃんでも、急なお客様の際に急いで囲うこともできます。側面にドリンクフォルダやサイドポケット、アウトドアで飛んでいかないようにペグを打ち込んで固定できる部分もあります。屋根は取り外すことができるので様々な使い方ができますね。大型犬が入れるサイズまであるので、大型犬用のサークルを探している人にもおすすめです。
ペティオ (Petio) トイレのしつけが出来る ドッグルームサークル ブラウン レギュラー
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犬の習性を利用したトイレトレーニングができるサークル
トイレと居住スペースが区切られた構造で、中に仕切りドアもあるので、はじめてわんちゃんを迎えた後、最初のトイレトレーニングにピッタリ!トイレ側はトレーで区切られているので居住スペースにおしっこが入り込むこともなく清潔に過ごせます。またトイレ側にもドアがあり大きく開くのでお手入れもとてもしやすくなっています。居住スペースのドアは左右のスライド式なので、開けるときもスムーズに場所を取ることなく開閉可能です。レギュラーサイズで~小型犬、ワイドサイズで中型犬向きで、柵の高さは約70cmありますが、専用の別売りの屋根もあるのでのちのちケージ使用も可能です。
アイリスオーヤマ ウッディサークル ホワイト ペット用 幅120cm×高55.5cm
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インテリアにも合わせやすい機能的なサークル
インテリアに合わせやすい白色で木目調のサークルです。四隅にピンを刺すだけで組み立てることのできる簡単さに、少し持ち上げるだけでさっと拭くことのでき、丸洗いもできるトレー付きなのでサークル内のお手入れも簡単です。トレーは滑りにくい加工でわんちゃんの足にも優しく、フレームも汚れに強い加工がされています。入り口のドアはつまむだけで片手で開けれますが、わんちゃんの方から開けることは難しいので脱走防止にも配慮されています。また別売りで取り付けが簡単な専用屋根も販売されているので、留守番のときは屋根をつけてケージのように使うこともでき、1つで多様な使い方が可能です。
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自由度が高くて組立簡単、変形自在なサークル。サポートも充実!
1枚1枚パネル状になっていて、パネルを組み合わせて作っていくタイプのサークルです。組み終われば簡単には倒れない強度の重さになるので頑丈で、ドアも太めのワイヤーで作られているため耐久性に優れています。パーツに解体でき短時間でも組めるので、アウトドアや旅行などにも持っていきやすくなっています。網の間から飼い主さんを見ることも、外の様子をうかがうこともできるのでわんちゃんも安心ですね。パネルのサイズは3種類あり、色も2色あるので、わんちゃんの大きさや部屋の雰囲気で選べます。また各パネルはバラ売りもされているので、メーカーにほしい枚数だけ追加注文もできます。サポートが充実しているのは飼い主さんに優しいですね。
アドメイト 2ドアパピーサークル 屋根面なし 仔犬・超小型犬用
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飼い主さんのお部屋のレイアウトを邪魔しない2ドアのパピー&小型犬用サークル
初めてわんちゃんを迎え入れる時、テリトリーを作ってもらいつつ飼い主さんとの生活に慣れていくために、サークルで囲われた空間はとても大切です。飼い主さんのお部屋のレイアウトの邪魔をしづらい2ドア設計になっているので、お部屋の状態居合わせてどちらからでも出入り口を作ってあげることができます。更にドアは安心設計の二重ロックになっているのでいたずら防止・脱走防止にも最適。柵の高さは約50cm程度なので、日々の掃除やしつけ、食事やトイレの交換も煩わしくなく、飼い主もわんちゃんもお互いが快適に良好な関係を築いていくためにおすすめのサークルです。
スチール製 パネル式ドッグサークル・グレー (全高1.20m×全幅2.40m×全奥行1.25m)屋根なし 【屋外用】
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やんちゃなわんちゃんでも大丈夫な屋外用のパネル式ドッグサークル
頑丈で強固な作りのシンプルなパネル式の組み立てタイプのサークルです。パネル状態になっているので、設置する場所の状況に合わせて、出入りのドアの位置をどこにでもレイアウトでき、またパネルの継ぎ足しも自由自在です。枠材ががっしりしているので、大型犬や元気でやんちゃなわんちゃんでも安心できますね。また固定金具を利用することで地面にしっかりと固定できるので、屋外のコンクリート等にでもしっかりと固定ができます。別売りの屋根付きのサークルを選べば屋外での雨もしのぐことができます。屋外での固定のシンプルで頑丈かつ丈夫なサークルを選びたい人におすすめです。
犬の心臓疾患とは?
愛犬が心臓疾患だという診断を受けると、この子はもう助からないのでは、先が長くないのではないかと思ってしまいますよね。
確かに、ペットとして飼われている犬の死因の第二位は、「心臓疾患」というデータ(ペット保険会社調べ)もあるように、死因としては多い心臓疾患ですが、
10歳以上の犬の30%が何らかの心臓疾患に罹っていると言われています。
また、種類や発見時期によっては進行を遅らせたり、症状を軽減したりすることが可能です。
犬の心臓疾患の種類と症状
前述の通り、ひとくちに犬の心臓疾患と言っても種類がいくつかあり、当然、種類によって症状や対策も異なります。ここでは、主な心臓疾患の種類とその症状、代表的な治療法について解説していきます。
はじめに前提として、心臓を構成する4つの部屋と、血液はどのような流れで体を巡っているかを説明します。血液は,肺(ここで新鮮な酸素を取り込む)→左心房→左心室→全身(ここで酸素と栄養を渡す)→右心房→右心室→肺→左心房……の順でグルグルと循環しています。
①肺動脈狭窄症
生まれつき肺動脈の一部分が狭くなっている症状を「肺動脈狭窄症」と言います。肺動脈は心臓の右心室から肺へ流れる血液が通る血管を差しますが、この肺動脈が狭いと、通常の太さの肺動脈と比べて血液が流れにくくなっているため、肺動脈の負担が大きくなります。
また、そのような状況下で右心室が頑張って血液を肺に届けようとすると、右心室の筋肥大が起きてしまいます。狭窄の程度にもよっては症状が出ない場合もありますが、たいていは心不全や不整脈を引き起こし、それにより「すぐに疲れてしまう」「あまり動きたがらない」「食欲不振」などの症状が見られます。
程度が軽度であれば投薬治療(筋肥大を防ぐものや、不整脈を整えるものなど)をして経過観察をするケースが多いですが、重度だと外科手術が必要になります。
②動脈管開存症
こちらも生まれつきの症状で、動脈管が閉じることなく残ってしまっている状態のことを動脈管開存症と言います。動脈管とは、子犬が母犬のお腹の中にいる間に、肺動脈から大動脈への通り道として使われていた血管で、子犬が産まれ肺呼吸を始めると不要になるので自然に閉じます。
しかし、この動脈管が閉じずにいるものを動脈管開存症と言います。動脈管が開いたままだと、本来心臓から体全体に流れるはずの大動脈からの血液の一部が肺動脈に流れ込んでしまい、それにより肺や心臓に負担をかけてしまいます。
症状は動脈管の開き具合によって異なり、軽度の場合はある程度の年齢になるまで気づかれず通常通りに過ごすことができますが、重度だと幼いうちから「咳・呼吸困難」、「食欲低下」、「動きたがらない」などが見られ、体の成長が妨げられる場合もあります。
症状が確認できている状態で放置すると心不全になってしまう可能性があるため、早い段階で動脈管を縛って閉じる手術を受ける必要があります。
③心筋症
心臓の筋肉である心筋に発生した異常により、心臓の機能に問題が起きた状態を指します。心筋が厚くなる肥大型心筋症と、薄くなる拡張型心筋症に分かれ、前者はあまり犬に発症せず、猫に多くみられます。
後者は大型犬に多くみられ、左心房と左心室の壁が薄くなってしまうことで心臓のポンプ機能が弱まり、全身に十分な量の血液を送り出すことが難しくなってしまいます。
症状としては進行が進むにつれ「食欲不振」「すぐに疲れる」「咳」や、重症化すると「呼吸困難」「失神」を引き起こすこともあります。
治療法は、投薬により症状を緩和させることにとどまり、外科手術は一般的ではありません。
④心室中隔欠損症
生まれつき、左心室と右心室の間の壁に穴があいている状態を指します。穴があいていることにより、血液が本来の流れとは逆に流れ込んでしまい、右心室に負担がかかります。
穴が小さければ成長とともに自然に閉じることもありますが、症状が悪化すると肺にも負担がかかるようになります。聴診器で心臓の音を聴くと心雑音が確認できます。穴が小さい場合は目立った症状が現れないこともありますが、症状が重い場合は「咳」「動きたがらない」「食欲不振」「呼吸困難」「発育不良」などがみられます。
治療法として、穴が小さい場合は定期的に経過観察して塞がるかどうかを確認し、塞がらず穴が大きくなるような場合は手術で穴を塞ぎます。投薬では穴を塞ぐことはできません。
⑤不整脈
安静時の心拍数が定まらない状態を指します。一般的に、小型犬は1分あたり60〜80回、大型犬は40〜50回が正常な心拍数と言われています。
ただし、興奮した時に脈のリズムが不安定になる状態は洞性不整脈と呼ばれ、心配しなくても大丈夫ですが、判断がつかない場合は医療機関へ受診してください。
明らかな不整脈が確認できる場合、重篤な疾患を抱えているケースも多いため、不整脈の疑いを持ったら詳細な検査を受けることを勧めます。
不整脈は根本的な病気の副次的な症状として現れることが多いため、根本の病気を突き止め、治療することが重要ですが、不整脈によって「咳」「呼吸困難」「尿量の変化」等の症状も現れるため、自律神経に作用する交感神経遮断薬などを使って不整脈を抑えます。”
⑥フィラリア症
蚊による媒介で、フィラリアという寄生虫が心臓に棲み着いてしまう病気です。フィラリアは肺動脈や右心室に寄生するため、血液の循環が妨げられます。
それにより、「咳」「運動をしなくなる」「吐血」のほか、「むくみ」「腹水」「肝臓肥大」など、見落としてしまうような症状もみられます。
寄生された数が多いと、フィラリアが血管を塞いでしまうため、症状が急激に悪化することもあります。寄生数が多いと手術で成虫を除去しますが、現在は予防薬を長期的に投与し続けることがメジャーとなっています。毎年、蚊が活動を始める少し前から、蚊がいなくなって1ヶ月後ぐらいまで予防薬を飲んだり、寄生虫を防ぐ首輪を着けたりすることが一般的です。
心臓疾患の中で最も多い僧帽弁閉鎖不全症
僧帽弁閉鎖不全症は、特に高齢の犬や、マルチーズ、シーズー、キャバリア、ポメラニアン、チワワなどの小型犬で発生がとても多い心臓疾患と言われています。僧帽弁とは、左心房と左心室の間にある弁(扉)で、通常、弁があることにより、血液の逆流を防ぐ役割を果たしています。
①心臓の中の扉が閉じなくなる病気
僧帽弁閉鎖不全症は、前述の僧帽弁が、弁として正常な役割を果たせなくなってしまっている状態のことを指します。つまり、左心房と左心室の間で血液の逆流が生じてしまっているということです。
その結果、正常時よりも全身に送られる血液の量が少なくなってしまいます。
症状が軽度な初期のうちは、それでも全身に血液を送り出そうと心臓が頑張って働きます。この状態では、心雑音は確認できますが具体的な症状は現れません。
②進行すると肺水腫を引き起こす
この状態が続くと、心臓内に血液が溜まってきてしまうことにより心臓のポンプ機能が落ち、次第に心臓が肥大していきます。特に左心房の肥大が顕著で、左心房の肥大により気管を圧迫し、気管虚脱を誘発します。
気管虚脱は、気管が押されて変形してしまうことを指し、咳の症状が出ます。
さらに心臓の肥大が進行すると、今度は心臓のみならず肺にまで血液が溜まってしまいます。この状態を肺水腫と呼び、水中で溺れているのと同じような状態になり、呼吸困難などの症状が出て、死に至る場合もあります。
心臓疾患を少しでも悪化させないためには?
心臓疾患を抱えた犬は、食事や運動など、日常生活に制限が必要な場合もあります。この時に大切なことがなるべくストレスを軽減させてあげることです。
血圧や心臓の機能を支配しているのが自律神経ですが、この自律神経の働きに最も悪影響を及ぼすものがストレスです。そのため、「少しでも長く幸せに暮らせる時間を増やしてあげよう」「制限があっても出来るだけ快適な生活ができるように」という気持ちで接してあげることが大切です。具体的には「食事」「投薬」「運動」「生活環境」「病院との関わり方」の側面から説明します。
①食事
・肥満に注意
肥満は心臓に負担をかけるため注意が必要です。理想はは適度な食事と運動によって適性体重を維持することですが、運動制限がある場合は摂取するカロリーに制限を加えるなどの対応も必要です。
ただし、必要以上に体重を落とすことは基礎体力の低下や免疫力の低下を引き起こすので、まめに体重や筋肉量の測定をすることが大切です。
・塩分に注意
塩分が高い食事も心臓に負担をかけることで知られています。心臓疾患を抱えているペット用の療法食(低ナトリウム食)も市販されているので、かかりつけの先生と相談の上で導入する手もあるでしょう。人間の食べ物の中には塩辛くなくても塩分を多く含んでいるものもありますので、容易に手の届くところに人間の食べ物を置かないことも大切です。
また、心臓病の進行度合いによっては必要以上の塩分制限は望ましくない場合もありますので、進行度合いに合わせた食事選びが大切です。
②投薬について
心臓疾患により処方される薬は心臓疾患そのものを治すものではなく、病気の進行を遅らせ、症状を抑えるとても大切な役割を果たしています。そのため、投薬を中断すると心臓に負担がかかり症状が悪化してしまう可能性があるので、処方された薬は指示通りに飲ませるようにしましょう。
また、薬を飲ませても吐き出してしまったり、薬を飲もうとしない場合はかかりつけの先生に相談しましょう。投薬は、毎日、一生続くものですから、犬と飼い主さま双方にとって出来るだけ負担がかからない投薬方法を探しましょう。
③運動について
心臓に負担がかかるような激しい運動は控えましょう。また、激しく興奮したり吠えたりする状況も同様に控えましょう。
ですが、運動不足も前述の通り基礎体力や免疫力の低下、肥満につながりますので、心臓疾患を抱えている犬に対しても適度な運動をさせてあげることが大切です。
特に、お散歩が好きな犬はお散歩に行けないことがストレスに繋がることもあります。
④生活環境について
暑さ、寒さも心臓に負担をかけます。一般的に寒さや乾燥よりも、暑さやムシムシした環境の方が心臓への負担が大きいと言われています。個体差もありますが、犬がストレスを感じない気温は15〜23℃くらい、湿度は50〜60%くらいと言われています。空調等を利用して、気温や湿度の調節をしっかりとしてあげましょう。
また、犬が自分で快適な温度の場所に移動することができる環境を作ってあげることも大切です。冬場は寝床に湯たんぽを置いてあげたり、夏場は冷感マットを敷いてあげたりすると良いでしょう。
室内外の温度差が大きいと急激に血圧が変動して心臓に負担をかけますので、冬場の外出時には、玄関などでいったん寒さに体を慣らしてあげてから外に出ることも大切です。
⑤健康状態の観察と病院の関わり方
心臓疾患の多くは、投薬治療等をしていても徐々に進行していきます。そのため、定期的に心臓の状態や病気の進行具合をチェックして、現在行なっている治療が適切なものであるかを確認する必要があります。
どのくらいの頻度でチェックすることが良いのかについては、疾患の種類によって異なりますのでかかりつけの先生とご相談ください。加えて、日常的に飼い主さまが犬の様子をよく観察しておくことも病気の進行の早期発見に非常に重要です。
また、病気の進行度合いにより、病院の診療時間外に容体が急変してしまうことも考えられます。そういった場合の応急処置の方法や、緊急で診てもらえる病院を探しておくことも大切です。
犬の腎臓疾患におすすめ療法食3選
リナール アクティブ 腎臓ケア(小粒)
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腎臓と健康維持に配慮した食事療法食
慢性腎臓病、腎不全に対応し、タンパク質(14%)とリン(0.28%)の含有量を減少させた療法食です。ナトリウム量(0.09%)を押え、慢性腎臓病に伴う高血圧にも配慮しています。心臓病の場合は、タンパク質を補うため本品に肉や魚をトッピングすることをお勧めします。本品は四角型とハート形の2種類のタブレットで構成されており、うちハート形のタブレットはAFS(アクティブフレッシュシステム)タブレットというもので、それぞれのフードの目的にあったハーブ栄養素などの成分を凝縮して閉じ込めています。リナールアクティブには、腎臓機能の健康に配慮して、マウス耳ヤナギタンポポ、ハギ、アメリカンクランベリー、セイヨウタンポポ、ベアベリーを配合しています。本品は慢性腎臓病や腎不全の犬の健康に配慮したペットフードであり、腎不全を予防する食事ではありません。使用方法は獣医師の指示に従ってください。
インテグラプロテクト 腎臓ケア ドライフード
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見出し記入腎臓ケアのための食事療法食、グレインフリー
腎臓病に配慮して、タンパク質(14%)とリン(0.36%)の含有量を軽減した食事療法色です。また、腎臓病により不足しがちなビタミンD3(1500IU/kg)も配合しています。グレイン(穀物)フリーのため、腎臓ケアが必要で穀物にアレルギーのあるパートナーにも対応しています。鶏、豚、牛のウェットフードも取り揃えているので、ドライフードにトッピングして、パートナーが飽きないように工夫することもできます。
腎臓ケア用食事療法食 セラピューティックフォーミュラ「キドニア」
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腎臓の健康維持に配慮した食事療法食
腎臓の負担に配慮し、タンパク質(15%以上)とリン(0.30%)の含有量を抑えてあります。腎臓性の高血圧にも配慮し、ナトリウム量(0.11%)も抑えてあります。機能性食材である豚腎臓・EPA豊富な魚油・トルラ酵母・タウリン・メチオニン・パパイヤ乾燥末を配合し、腎臓機能をサポートします。加えて、低コレステロールの植物油と消化吸収性に優れたα化米を配合し、十分なエネルギーも摂取できるようにしています。
愛犬に睡眠薬ってどうなの?
愛犬に睡眠薬を使うことは年齢にもよりますが、多少の危険が伴います。まずかかりつけの動物病院の先生に聞いてみることがいちばん良い方法だと思います。
睡眠薬を使うことによって副作用が出る可能性があるのでかかりつけの先生にちゃんとくすりの効果や副作用を聞いた上で使うかどうか判断しましょう。
またインターネットを使って調べてみると飛行機に乗るときに愛犬に睡眠薬を飲ませて眠らせてストレスを軽減させているケースがありました。ペットの専門家は長時間眠ったままにしておくと体に悪いので乗せないことが一番だど言っていました。乗せる時は引越しなどの絶対飛行機じゃないとだめな時以外車などで移動しましょう。睡眠薬を使うときは必ず動物のプロフェッショナルに相談しましょう。
犬に睡眠薬を与える安全性について
犬用の睡眠薬をインターネットショップや薬局で探してみるとが数多くの種類あるので安全性は高いと思います。ですが念のために獣医さんにどのくらいの量飲ませればいいのか聞いた方がいいです。一番いいのは獣医さんに処方してもらうことですが、それは難しい人もいると思うので市販されているものを買うのもいいと思います。
市販されているものを買う時は必ず獣医さんに相談しましょう。
犬用の睡眠薬が薬局やインターネットショップに数多くの種類あるのでその中から自分の愛犬にあったものを獣医さんといっしょに探していきましょう。
必ず獣医に相談
飼い主は専門的などうぶつのことが分からないのでかならず動物のプロフェッショナルに相談しましょう。
すこしインターネットでしらべてみるとたくさんの飼い主からの質問がありました。その中に実名で返信をしているプロフェッショナルの方がいました。〇〇病院で働いていることも書いていたのでとても信頼できる情報だと思います。なんどもいうようですがインターネットが発達しているでいつでも簡単に動物のプロフェッショナルと連絡を取ることができます。
LINEで獣医師さんに相談出来るどうぶつホットラインというものもあるので最大限使っていきましょう。
一人で考え込まずプロフェッショナルや家族、友人などに相談して一番いい方法を探してみるのもいいと思います
睡眠薬が心配な場合はサプリメントを試す
睡眠薬には飲むと副作用が出て多少の危険が伴うと言いましたがサプリメントの場合も飲むと副作用が出て危険な状態になる可能性があります。
サプリメントは薬品ではないので、成分検査をする義務がないそうです。
またサプリメントを多く取らせすぎると、何かしらの副作用が出る可能性があります十分気をつけましょう。しかし睡眠薬などよりかは安全性はたかいとおもうので睡眠薬を使うことをすこし躊躇してしまう人はサプリメントをお試しで使ってみるのもいい方法かもしれません。
犬が妊娠中のときは睡眠薬もサプリメントも使うこともあまりおすすめはしません、ですが使うときは念のために獣医さんに妊娠中に飲ませていいのかなどを相談しましょう。
愛犬の夜泣きにおすすめなサプリメント5選
メイベッドDC
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シニアワンちゃんの健康をサポートする栄養補助食品
メイベッドDCは、ω3・ω6不飽和脂肪酸を主成分としたシニアケア用健康補助食品で、フードに掛けて給与しやすいアルミ分包の顆粒というのが特徴です。値段は、インターネットショップで7000円から8000円というかんじで高いですが、サプリメントの中では有名なものの一つなので買って損はないですし一回買う価値はあると私は思っています。
愛犬用おだやか
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安眠へと導くザイラリアもプラス「大切な家族の一員だから」
愛犬用おだやかは、年齢とともに減少するギャバとリラックス成分をまとめて摂取できます。値段は、インターネットショップで600円から700円くらいと比較的安価で買うことができます。安いのでお試し感覚で一回買ってみるのもいいと思います。
メイベッド小粒
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不飽和脂肪酸、ビタミン、ミネラル、アミノ酸を含む犬用の皮膚健康補助食品
メイベッド小粒は、不飽和脂肪酸、ビタミン、ミネラル、アミノ酸を含む犬用の皮膚健康補助食品で、小型犬~大型犬にあわせて2タイプから選べる嗜好性の高いチュアブルタブレットというのが特徴です。値段は2500円から4000円という感じでメイベッドDCより安価なのでメイベッドDCが高くて買えないという人はメイベッド小粒を買ってみるのをお勧めします。
プロテクタブ
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ニュージーランド伝統の健康食品
天然の緑イ貝から有効成分を「生」から抽出しました。グルコサミンやオメガー3脂肪酸は勿論、コラーゲンや抗酸化酵素なども豊富に含まれております。
ハッピーポーズ
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どんな犬猫にも対応できるやさしい成分を獣医師が厳選
犬猫用サプリメントのハッピーポーズは、脳の機能をサポートするホスファチジルセリン(PS)に加えフェルラ酸、さらにEPAとDHAが豊富なクリルオイルを含有するサプリメントです。ペットの様々な不調に応用が可能です。EPAやDHAは人では糖対策のサプリメントでもあり、更にホスファチジルセリンは痩せホルモンや奇跡の長寿ホルモン、超善玉ホルモンと呼ばれるアディポネクチンで知られています。そして今回新配合のフェルラ酸は米ぬかなどの植物の細胞壁にある成分で、近年脳機能やストレス、糖対策やエイジングケアなどで注目されています。
最後に
今回は、愛犬に睡眠薬を使うことはどうなのかや睡眠薬を愛犬に使う危険性、そして睡眠薬を使わずサプリメントを使ってみる方法を紹介しました。睡眠薬やサプリメントを使うときは危険が伴うので一人で抱え込まず出来る限りプロフェッショナルに相談してみることを強くおすすめします。 愛犬が異物を誤飲してしまった?!その時の症状は?
私達人間と一緒に暮らす犬たちにとって、危険なことがいっぱいあります。その中で一番多い事故が、異物を間違って飲み込んでしまう「誤飲」。
年間で25万件以上の誤飲事故が起きています。
「オモチャで遊んでいたら飲み込んでしまった。」「散歩中に落ちていたものを食べてしまった。」「テーブルの上に置いていたものを食べてしまった。」など、誤飲といっても様々な場合があります。
ではなぜ愛犬はそのようなことをしてしまったのか考えてみてください。犬の本能的な行動を理解し、なぜ異物を口に入れてしまったのか原因を探り、対策をすればほとんどの誤飲事故は防げます。
それでも愛犬が異物を飲み込んでしまった場合、どうしたらよいのでしょうか?そこで今回は愛犬が異物を飲み込んでしまった時の症状や対処法を紹介します。
一般的な誤飲・誤食・中毒の対処法
ではもし飼い犬が誤飲・誤食をしてしまった、中毒をおこしてしまった場合はどうすればよいのでしょうか。
誤飲・誤食したものが毒性のあるものであった場合、吸収されるのを防がなくてならないのですぐに吐かせてください。
POINT
吐かせかたは、お水に溶け残りがでるくらいの食塩を混ぜた、飽和食塩水を犬の体重1kgあたり2~4mlくらいを強制的に飲ませます。これで大体5割くらいの犬が嘔吐します。中毒をおこした場合は誤飲・誤食したときと同じように飽和食塩水を飲ませた後に、牛乳を飲ませるのもよいです。牛乳には乳糖があり、多くの犬は牛乳に含まれる乳糖で下痢をおこします。下痢をおこすことで通常よりも早く排泄されるのです。
これらの対処法はあくまでも応急処置ですので、誤飲・誤食をしてしまった場合は速やかに病院に連絡をして医師からの指示を仰いでください。
危険度が高い異物リストの症状と対処法
人間にとって何ともなくても犬にとっては中毒をおこしてしまうこともあります。犬は目の前にあるものが危険なものかどうかわからず、口に入れてしまいますし、飼い主がいつも見ているわけでもありません。
ここでは危険度が高い異物を飲み込んでしまった時の症状と対処法を解説いたします。
①糸やヒモ
糸やヒモなどある程度の長さのものを飲み込んでしまうと腸閉塞をおこします。その他、嘔吐・食欲不振・腹痛などの症状があらわれます。
糸やヒモを飲み込んでから時間が経ってくると腸に壊死がおこったり、腸に穴があいたりして腹膜炎をおこし最悪、死に至ります。対処法は、飲み込んだ物の太さと長さを確認して、すぐに病院を受診してください。
口や肛門から飲み込んだ物が出ている場合がありますが、引っ張ったりしないでください。消化管粘膜を傷つける場合があり、非常に危険です。
病院でX線・超音波・造影検査をし、腸閉塞であることが確認出来ると、処置としてすぐに開腹手術が行われます。穴があいた状態や壊死が見られた場合には切除が行われます。
②竹串、画びょう、ピン、くぎ、針など
犬の体の大きさや飲み込んだ異物の大きさによっては無症状のまま、便と一緒に排泄されることもありますが、口腔内や消化管粘膜を傷つけたり、穴が開くこともあります。その他、食欲不振・腹痛・嘔吐・発熱などの症状がみられます。
飲み込んだものがどんなものだったのか確認をし、症状が出ている場合は可能であれば飲み込んだものとおなじものまたは、現物が写っている写真を持参し、すぐに病院を受診しましょう。
飲み込んだ物が尖った物の場合、胃や食道の粘膜を傷つけたり、穴があいてしまうこがあるので、決して吐かせないでください。
病院ではX線・超音波・造影検査をし、腸閉塞をおこす心配がない場合や便中に排泄が期待できる場合は高繊維食を摂らせて経過観察をします。
③タバコ
タバコに含まれるニコチンが原因となり、中毒症状がタバコを飲み込んで数分後におこります。
主な症状は興奮して活動的になり、よだれを流し、嘔吐・下痢がみられます。タバコを多量に摂取をしてしまうと震えやけいれんをおこして、立っていることもできなくなってしまい、そのまま昏睡状態に陥り、最悪な場合、死亡してしまいます。
飼い犬が間違ってタバコを飲み込んでしまった場合、ニコチン中毒の症状がでるのが早いので、すぐに病院を受診してください。病院ではタバコを誤飲した直後だった場合は吐かせる処置をします。すでに中毒症状が始まってしまっている場合は中毒症状を抑える処置を行います。
④漂白剤
漂白剤に含まれる次亜塩素酸ナトリウムは腐食性で、口腔内や消化管粘膜を傷つけたり、炎症をおこしたりします。
症状はよだれを流したり、嘔吐、吐血などがあります。原液が目に入った場合は、角膜や虹彩を傷つけ、最悪な場合、失明します。皮膚についた場合は、水疱や発疹があらわれます。
対処法は吐かせたほうがよいように思われますが、吐かせることで逆に食道の粘膜を傷つけてしまうので、吐かせないでください。吐かない程度の水分を摂らせてください。
目に入った場合は15分以上、流水で洗い流してどちらの場合もすぐに病院を受診してください。皮膚についた場合は、ヌルヌルがなくなるまでよく荒い流し、症状がある場合は病院を受診してください。
成分によっては危険なもの
犬に食べさせてはいけないものがたくさんあり、特に成分によっては危険なものもあります。犬が危険なものを食べたことによって、命を落としてしまうこともあります。
ここでは成分によっては食べると危険なものを解説いたします。
①乾燥、脱酸素剤
乾燥剤にはシリカゲル・塩化カルシウム・生石灰があり、シリカゲルは毒性は低いです。
注意してほしいのは塩化カルシウムと生石灰、毒性が強く口にすると粘膜の炎症や潰瘍を引き起こします。また目に入ると結膜や角膜に傷害を引き起こします。
脱酸素剤は鉄粉の場合がほとんどですので、大量に食べたりしなければ中毒をおこすことはありません。対処法は乾燥剤、脱酸素剤の種類を確認して(成分がわからない場合はメーカーに問い合わせてください)病院の先生の指示を仰いでください。塩化カルシウム・生石灰の場合は吐かない程度に水を飲ませて、すぐに病院を受診してください。目に入った場合は、水で15分程度洗い流してから病院を受診してください。
②保冷剤
大量でなければ問題はないのですが、保冷剤によっては成分にエチレングリコールが含まれているものがあります。エチレングリコールが含まれた保冷剤を食べてしまった場合、中毒をおこす危険があります。
摂取量によっては神経症状、腎障害、低カルシウム血症などをおこし、死んでしまいます。
暑い夏の熱中症対策に利用する飼い主がいますが、犬はかじってしまうことがあるので、使用するときは注意が必要です。食べてしまった時は、食べた保冷剤にエチレングリコールが含まれている可能性がある場合はすぐに病院を受診してください。病院では摂取直後や症状がみられない場合、吐かす処置を行い、吸着させることを目的に活性炭や下剤を処方し、対処療法を行います。
③人の医薬品
飲み込んだ薬の種類によっては大量でない限り、問題ないものもありますが、薬によっては中毒症状をおこすこともあります。
症状は薬の種類によって異なりますが、シートをそのまま飲み込んでしまった場合、咽頭部や食道、胃粘膜を傷つけ、食欲不振や嘔吐などがみられることもあります。
どのような薬(薬の名前、薬の型、含有量などわかる範囲で)をどれだけ飲んでしまったのかを確認し、病院に連絡して指示を仰いでください。病院では誤飲したばかりでしたら吐かせる処置をしたり、解毒剤や活性炭の投与、点滴をしたりの処置を行います。
量によっては危険度の高いもの
キッチンやリビングなどには生活していくために色んなものが置いてあります。これらのものを犬は間違ってなめてしまうこともあります。少量ならなめても大丈夫ですが、量が多くなると危険になることも…。ここでは量によっては危険なものを解説いたします。
①食用油
少量なめたくらいでは問題がないのですが、なめた量によっては消化器症状(嘔吐、下痢)をおこします。場合によっては重症になり、膵炎をおこすことがあります。同様に揚げ物や脂っこいものを食べた時にも同じような症状がおこります。
対処法は食用油をなめたことによる症状が見られる場合、たくさん飲んでしまった場合はなるべく早く病院を受診してください。
食用油は吐かすと気管に入り肺炎をおこすので、絶対に吐かせないでください。
病院では対処療法が行われ、膵炎が疑われる場合は膵炎の治療が行われます。
②お酒
犬にお酒は絶対にダメです。犬は人間と違ってアルコールを分解することが出来ないからです。
そのため犬がアルコールを摂取すると長い時間体内で循環し続けてしまうのです。ビールやカクテルで110ml、日本酒やワインでは37ml、焼酎やウイスキーで14mlの量で死んでしまい、小型犬だとペロリと舐めただけで症状があらわれてもおかしくありません。
もしお酒を誤飲してしまったら、病院に電話して現在の状況を伝え、すぐに病院を受診してください。
間違えてもお酒で酔っ払っている犬に水を与えないでください。誤嚥して呼吸困難に陥ってしまうことがあるからです。病院では吸着させるために、速やかに活性炭を投与して対処療法が行われます。
③使い捨てカイロ
使い捨てカイロの成分は鉄粉、水、食塩、活性炭、バーミキュライトなどで、毒性は低く重篤な中毒症状をおこすことはまずありません。誤飲した量が少しだった場合はまず様子を見ましょう。
カイロの成分を大量に誤飲すると食欲不振、下痢、嘔吐などの症状がでることがあります。これらの症状がでた場合は病院を受診してください。使用済みのカイロなら問題ありませんが、未使用のカイロだとカイロの中の成分が発熱し、口の中がただれることもあります。病院では症状を抑えるための対処療法が行われます。嘔吐、下痢が原因で脱水症状に陥った時は、点滴をすることもあります。
④テッシュ
飼っている犬がティッシュを大量に出して遊び、困ったというのがあることでしょう。大量のティッシュが部屋に散らかるのも困りますが、その時にティッシュを大量に飲み込んでしまったときです。ティッシュはトイレットペーパと違い、水には溶けませんので、大量に飲み込んでしまうとお腹の中で水分を吸収し、腸閉塞になってしまうことがあります。
ティッシュを大量に誤飲してしまった時、下痢、嘔吐、食欲不振などの症状があらわれた時は病院を受診してください。
病院では対処療法が中心に治療が行われ、腸閉塞が疑われる時は、外科的処置が行われます。
病院へ行く前に確認しましょう!
誤飲・誤食したと思っても実際には誤飲・誤食してないこともあります。病院に行く前に本当に誤飲・誤食したのか、口に入れたと思った物がそこらへんに落ちていないか、今一度確認をしてみましょう。
誤飲・誤食したものを病院の先生に正確に伝えるのは難しいこともありますので、袋や容器と同じ物、または実物があれば持参しましょう。その後の様子を伝えるためにも様子をこまめにメモして持参してみるのもよいかもしれませんね。