ちくわは猫に食べさせても大丈夫?
ちくわは猫に食べさせても大丈夫かと気になる方も多いと思います。
この記事ではちくわを猫にあげても大丈夫かについてお話いたします。
そもそもちくわは主原料が魚です。
なので健康的な猫であれば基本的に与えられても問題はありません。
しかし、ちくわは人間の食用に製造していて、含まれる塩分量が猫用ではない可能性がございます。
販売品によっては猫にとって塩分が強すぎる物もあるそうです。
また猫は泌尿器系の病気(腎臓病や尿路結石)が多いため塩分の取りすぎは体に悪影響を与えます。
特に塩分濃度が高い食品(塩漬けた魚など)は嘔吐してしまいます。
【絶対に安全な食べ物】とは一概に決めることはできません。
猫の為にも最低限の知識は備える事も必要ですね。
ちくわを好んで食べる猫はいる?
【おさかなくわえた野良猫】という言葉があるように猫の餌と言えば魚のイメージガツオいですよね。
キャットフードの中でもヒラメや鯛などが代表的です。
その影響か魚肉加工品(ちくわ)を与える家庭も少なくないはずです。
ちくわは魚肉から製造される食べ物なので、好んで食べる猫も多いです。
どこの家庭でもちくわとかまぼこは冷蔵庫にあるおてごろ価格商品です。
だだしちくはなどの魚肉加工品を猫に日常的に与えるのはデメリットがあります。
なのにメリットはそこまでありません。
こちらでは猫にちくわの猫にとってのリスクなどをまとめます
ちくわを猫に与える時の注意点
猫はちくわを食べても大丈夫なのか心配になりますよね。
少量であれば猫がちくわを食べても平気なのか心配になる気持ちもわかります。
カニカマや魚肉ソーセージと同様ちくわも塩分が高く、アレルギー症状を起こすリスクもあります。
この記事では猫にちくわ与える注意点を紹介します。
注意点①:塩分の摂りすぎ
人間の場合、塩分過多は高血圧の原因にもなりやすいのでなるべく塩分を取りすぎないように気を付けている方もおおいと思います。
人間も塩分を摂りすぎると健康に害が出るように、猫も塩分を摂取しすぎると体に悪いです。
毎回あげたりと、おやつ化することは止めましょう。
ちくわに含まれる食塩分は1本あたり約0.7gとなっており、猫の品種や体格など個体差はありますが猫が1日に摂取しても良い適切な塩分量は約2〜3g程度となっています。
ちくわに加えて他のおやつや食べ物を与えてしまうと適切な塩分量を超えてしまう恐れがあり、猫の体に影響を与えてしまうので気をつけましょう。
適切な塩分量を超えてしまうと腎臓へと負担がかかります。
猫の死因としても腎不全は多く挙げられているので塩分の取り過ぎを気をつけるに越したことはありません。
注意点②:人間向けに含まれた成分
二つ目に注意すべきことはちくわには人間向けに含まれた成分が猫にとって害になる可能性があることです。
例えばあるちくわの中には「加工でん粉」、「調味料(アミノ酸等)」、「貝Ca」などの加工物が入っています。
ちくわのメーカーや商品によっては添加物や合成成分などが多く含まれているものがあり、猫の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
もし猫にちくわをあげる際には無添加や保存料、殺菌料が入っていない無添加のちくわをあげるようにしましょう。
注意点③:アレルギー
3点目に注意すべきことはアレルギーです。
魚アレルギーを持つ猫にとって、ちくわは魚と同様食べてはいけません。
また、ちくわの商品によっては乳製品や卵など他のアレルギー成分が入っているものもあります。
猫にちくわを与える際は成分表を確認し、猫が持つアレルギー成分が入っていないものを選ぶようにしましょう。
猫が食物アレルギーを発症すると様々な症状があらわれます。
症状としては主に「下痢・軟便・血便」「嘔吐」「お腹の張り」「痒みを伴う発疹・かぶれ」「脱毛」「発熱」などが挙げられます。
ちくわを猫に与えすぎると出る悪影響
それでは、猫にちくわを与えすぎることでどのような悪影響が出てきてしますのでしょうか。
ここでは猫に出てくる悪影響についてご紹介したいと思います。
がん
まず一つ目に「がん」があげられます。
ちくわに含まれる添加物や保存料などにより免疫障害や発がん性、ホルモン異常や内臓異常などの病気を引き起こすリスクが増えます。
これはちくわに限ったことではないのですが、添加物を含む食べ物を長期的に摂っていると発がん性を持つようになるものもあります。
がんは猫の死因のトップであることが多く、添加物の食べ物で命を落とすことがないように注意したいものです。
慢性腎不全や尿石症
二つ目に「慢性腎不全や尿石症」があげられます。
猫は塩分を体外に出すことが苦手なので、人間の食べ物を食べさせ過ぎると、腎臓に負荷がかかり、膀胱にまで害が及びます。
腎臓がダメージを受けて十分に機能しなくなる状態を「腎不全」といい、これが長期間続くと慢性腎臓病(慢性腎不全)となります。
慢性腎不全は猫の死因ランキングで二番目に高い病気です。
また、尿石症とは腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結晶や結石ができる病気で、膀胱や尿道を傷つけたり、尿道に詰まったりします。
重度の尿路結石症(尿石症)を発症すると、結石が尿道に詰まる尿道閉塞や、排尿困難から腎機能の低下を引き起こし、尿毒症などを誘発する場合があるので大変危険な病気です。
一般的な尿石症の症状はトイレに行く回数が増える、トイレとまったく関係ない場所で排尿をするなどがあげられます。
慢性腎不全や尿石症は食事を含めた予防対策でコントロールすることができる病気なので飼い主は注意しましょう。
高血圧や肥満
最後に「高血圧や肥満」です。
塩分=悪い物とは一概に言えないのですが、大量に摂取することで、高血圧や肥満を引き起こすことが少なくありません。
高血圧により損傷を受ける組織として最も症状が出やすいのが眼です。
眼球内出血、網膜剥離、緑内障などが起こり失明する例もよくみられます。
他には腎臓、心臓、脳にも損傷を与えます。
高血圧になると肥満は様々な病気の原因になり、普段は症状が現れなくても、気づかないうちに健康に影響を与えている可能性があります。
糖尿病や骨格系疾患、心臓血管系疾患、がんなどのリスクを高めることになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は猫にちくわを食べさせても良いのか?というテーマで解説をしてきました。
猫にちくわを与えてしまうことで様々な病気を引き起こしたり、猫にとって悪影響を及ぼしてしまう可能性があるので与える際には細心の注意を払って与えるようにしましょう。
猫の黄疸の原因と症状は?
飼い猫の目の色がいつもより違う、前より黄色いと感じた方、今すぐこの記事を読んで大切な愛猫を守ってあげてください。
猫の眼球が黄色いと感じた方、もしかするとそれは猫の黄疸(おうだん)かもしれません。
猫の黄疸は、白眼が黄色い、尿がやたらと黄色い、口の中が黄色い、などの症状が出ます。
猫の黄疸とは、何らかの病気が原因でビリルビンという成分が血中に増えてしまった時、そのビリルビンが、猫の皮膚や粘膜、血管や尿などを黄色く染めてしまうことです。
さまざまな病気によって生じますが、例外なく緊急性が高く、危険な状態であると言えます。早く気付いて対処することが重要です。
猫の黄疸の診断方法
猫の黄疸の診断は、血液検査や超音波検査などで行われます。
まず、猫が貧血があるかどうかを血液検査で確認します。
重度の貧血があれば溶血性黄疸の可能性が高いです。
黄疸があるかどうかは、血液検査でビリルビンの数値を測定することによって確定できます。
さらに原因を調べるためには他の項目も測定する必要があります。
そして、鑑別に最も有用なのが超音波検査です。
胆管の拡張があれば閉塞性黄疸の可能性が高く、拡張がなければ肝性黄疸があります。
猫の黄疸の治療法
では、猫の黄疸が分かった場合、どの様に治療をしていくのでしょうか。
大きく分けると、胆管閉塞がある場合は手術、胆管閉塞がない場合(溶血、肝臓病)は内科治療になります。
猫の黄疸は、原因は何であれ命が危険な状態です。
気付いたらいち早く治療ができる病院に連れて行ってあげましょう。
また、以下には代表的な病気の診断と治療について説明します。
肝リピドーシス(脂肪肝)
肥満気味の猫が、何らかの原因(病気やストレスなど)によって食欲が低下した状態が続くと、体内の脂肪が急速に分解されて肝臓に蓄積します。
これが肝リピドーシス(脂肪肝)です。
最悪の場合、死亡してしまうこともあるため、気付いたら、早めに診てもらいましょう。
肝リピドーシスを治療する場合は、栄養補給をしながら、脂肪の分解を止める必要があります。
方法としては、食道にチューブを入れ、首の横から流動食を投与できるようにします。
チューブを入れるために全身麻酔が必要ですが、口から食が入らない場合は、早めの決断が必要となります。
治療開始後、体内で急激な代謝の変動が生じて状態が悪化してしまう場合があります。
血液検査を頻繁に行い、点滴を調整しながら対処していきます。
状態が安定したら退院し、家でも流動食の投与は続けなければなりません。
猫が自力で食べられるようになるまでの期間としては、数週間~1カ月以上かかる場合もあります。
肥満気味の猫がかかりやすいため、普段から猫を太らせないようにお気を付けましょう。
溶血性貧血
溶血性免疫の異常により、赤血球が壊され、貧血になる病気です。
貧血は急性に起こり、進行することで死に至る可能性もあり、緊急性の高い疾患となっています。
犬では少なくない病気ですが、猫では稀な病気で、発生頻度は0.1%以下ともいわれています。
そのため、猫の「免疫介在性溶血性貧血」はわかっていないことも多いです。
治療方法としては、抗菌剤(+ステロイド)治療や、免疫疾患の可能性がある場合はステロイド治療を行い、タマネギ中毒の疑いがある場合は対症療法を行います。
胆管閉塞
胆管閉塞は、画像検査(超音波、X線)によって診断します。
胆石や胆泥の有無、胆嚢や胆管の拡張の有無などを確認します。
猫は胆嚢奇形が多く、判断が難しい時もあります。
手術が必須となり、リスクも非常に高いです。
そして、手術以外では治療できないのが厄介はところです。
胆石の摘出、胆嚢と十二指腸の吻合、などを行います。
状態が悪いほどリスクは高くなりますので、早めの決断が重要となります。
胆管炎
診断には、猫の年齢、異物摂取の有無、急性か慢性か、食欲の有無などの状況、そして血液検査、超音波検査、細胞診などの検査結果から、胆管炎の仮診断を行います。
胆管炎の原因を大きく分けると、急性の「細菌感染」と慢性の「細菌感染以外」の2通りがあります。
胆管炎の場合は抗菌剤治療が必要で、胆管炎の場合はステロイド治療が要ります。
これらを鑑別するには組織生検が必要ですが、大がかりなものとなるため、最初から行う場合は少ないです。
一般的には、仮診断を基にまず抗菌剤治療を行い、効果が見られない場合は、組織生検やステロイド治療を検討するという流れが多いです。
急性の胆管炎は突然発症するため、予防が難しい病気です。
発症した場合は、集中的に治療することによって完治も可能です。
猫の黄疸から病気を見つける方法は?
定期的な健康診断を受けることが好ましいです。
そうすれば、病気の早期発見に繋がります。
また、普段から尿の色に注意を払う、状態が悪い時は尿や皮膚の色を観察してみるなどを行い早めに黄疸に気付けるようにしてください。
日頃からの意識改革が必要です。
黄疸は危険な状態であることを認識し、気付いたら早めに病院を受診するようにしましょう。
猫の黄疸が出る病気をお伝えしてきましたが、肝臓や胆嚢の病気は、初期段階では症状が分かりずらいことがあります。
いつも通り健康だと思っていたら、健康診断を受けて初めて病気だったというケースもあります。
早期の発見、治療を行うためには、定期的な健康診断が効果的です。
まとめ
今回、説明した内容は知らないと気付けない内容が多いかと思います。
飼い猫が危険な状態にならないためにも、正しい知識をつけて早期発見、治療をしてあげることが猫の寿命を延ばしてあげることにつながります。
皆さんもぜひ、意識をして幸せな猫との時間を過ごせるようにしましょう。
犬には癒し効果がある
仕事で疲れた時、落ち込んでいるとき、ペットと一緒にいると癒されますよね。
ペットには高い癒し効果があり、精神面や身体面のケアを行い病気の改善を目指すために、医療活動の一環としても取り入れられることもあります。
ペットと触れ合うことで自律神経が整い、他人とのかかわりが増えたりすることで、精神的なゆとりや充足感を得られるなど、様々な良い影響が期待できるでしょう。
なぜ癒し効果があるのかというと、犬は他の動物よりも忠誠心が強く、飼い主のことを心から信頼する生き物です。
犬を撫でたりすると、その優しいぬくもりが肌を通して伝わります。
犬の暖かさが伝わると、人間の脳内には幸せホルモンのオキシトシンが分泌され、愛情を感じて癒されます。
疲れている時こそ積極的に触れ合うことが大切かもしれませんね。
犬との暮らしで癒し効果が得られるメカニズム
ペットを飼っている人なら誰しも癒されたと感じたことがあるのではないでしょうか。
実際に、癒されたといってもどのような時に癒されて、どのような効果があるのかを考えたことは少ないのではないかと思います。
そこで、犬との暮らしで癒し効果が得られるメカニズムを紹介したいと思います。
ゆとりある生活を実現
犬がいる生活を送ると、世話や散歩などで朝から活動することが増え、運動量なども増加します。
中には犬に話しかけている方も多いのではないのでしょうか。
普段一人でいる時に言葉を発しない生活が犬がいることで会話の相手ができるため、身にためていたストレスが解消されることもあるかと思います。
運動をしない人も犬の散歩をすることで運動量が増加して健康的に過ごせるようになるかもしれません。
運動する機会が増える
犬を飼うことで必ず行うことの一つが散歩。
一人で散歩をしようとしてもついつい面倒になって、今日はいいやと思ったこともあるのではないでしょうか。
しかし犬があなたと散歩に行くのを楽しみにしていた場合、断れません。
雨が降っていても、暑くても犬は待ってくれません。
体調が悪い時にも行かなくてはいけないこともあるかもしれません。
毎日の散歩は、人間の運動量を増やして健康を増進してくれます。
小型犬なら近所を10分程度歩き回れば満足するでしょう。
しかし大型犬となると大きな公園や広場で走り回らせないといけません。
大変だと感じるかもしれませんが、運動不足を解消する為に犬を飼うという人もいるくらい犬との散歩は楽しいものです。
もしくは、おもちゃを買って一緒に遊ぶのもいいかもしれないですね。
楽しい家族時間が過ごせる
犬が家庭にいると、夫婦または家族間のコミュニケーションが活発となり、楽しい時間が過ごせます。
ペットを家庭に飼い始めてから、飼う前に比べてお子さんや夫婦で過ごす時間が増えたという方も多く、
より豊かで楽しい家族時間が過ごせるようになったと感じる方も多いようです。
また、お子さんと一緒に犬の散歩に行き、お子さんの運動量も増えますね。
さらに、インターネットでのコミュニケーションが発達した現代社会では、SNSを通じてペットの共通点を通して新たな人々と知り合うきっかけが増えることもあります。
犬はうつ病患者にも癒しを与える
実は犬との触れ合いは、うつ病患者が犬と触れ合うと、精神的なつらさが軽減され、大きな癒し効果を得られると言われています。
犬は飼い主さんに愛を注いでくるその為、安心感が生まれて、ストレスが発散されるのです。
相手の目線や自分がどう思われるかを考えなくてよいのは、うつ病の人にとってとても効果的だといわれています。
飼い主さんのことが大好きで、共に生活を過ごすことがうつ病患者の方にとってストレス軽減になり、癒されるんですね。
遊ぶだけではなく、一緒に寝たり、散歩をしたりと人間の生活を共に過ごせることが犬の強みでもあります。
そんな犬の存在は病気の人をも癒す効果があるといっても過言ではありません。
犬の癒しホルモンは子どもにも効果的
大型犬は子供が怖がってしまいことも多いかと思います。
しかし、犬はとても人懐っこい性格であるため、子どもに怯えたりすることが少なく、親の代わりとなって、子供の世話や相手をしてくれます。
犬は忠実である為、多少赤ちゃんに叩かれても平気な顔をします。時には親の代わりに躾けてもくれるので、慣れてくれば長々と子どもの相手をしてくれます。
愛されていると感じると、人間の心に癒しを与えてくれます。
犬を膝に乗せたり、犬の頭をなでたりするとそのぬくもりがと肌を通して伝わってきて、人間の脳の中にオキシトシンが分泌されます。
このオキシトシンは「幸せホルモン」や「愛情ホルモン」などと呼ばれていて疲れを軽減させたり、心を安定させる効果があるといわれています。
犬の動画を見るだけでも癒しが得られる
実は、犬に直接触れていなくても、動画を見るだけで幸せ・愛情ホルモンのオキシトシンが分泌されます。
動物たちと触れ合ったり見つめ合ったりすると、自分が受け入れられたような、肯定的な気持ちになります。
そうすると、自分で自分を認めてあげる「自己効力感」が高まったり、何かを達成したような気持ちになります。
人間は可愛いものを愛でると母性が働き、オキシトシンが分泌されます。
オキシトシンがバランス良く出ている時は、精神状態が安定します。
動物を撫でる時もですが、直接触れなくても「可愛い!癒される!」と思うことがありますよね。
その気持ちが人間の母性を刺激し、心の乱れを落ち着かせてくれ精神的に安定するのです。
まとめ
犬を飼うことで様々効果があることが分かりましたね。
時には癒し効果、時には運動量増加など、多くの健康的な効果があるため、犬が飼いたくなった方もいるのではないでしょうか。
犬の世話をしっかりとでき、犬が大好きな方が世の中に増えることを願っています。
犬の腸閉塞とは?
皆さん、腸閉塞(ちょうへいそく)とはご存じでしょうか。
腸閉塞とは、腸が完全にふさがれている状態、もしくは、腸の異物が深刻な通過障害を起こしている状態をいいます。
閉塞の状態によっては腸が破れてしまうことなどにより、命にかかわることもあります。
これらの異物は、基本的には消化できないものであり、胃は 通過できたものの異物の大きさが小腸より大きいと物理的に腸管を閉塞してしまいます。
腸管の中がふさがる「機械的閉塞」と、腸管が正常な動きをできなくなる「機能的閉塞(麻痺性腸重積)」があります。
これらは治療が必要ですが、とくに「機械的閉塞」は救急管理が必要になるケースが多いです。
犬の腸閉塞の原因
腸閉塞と聞いて、どのようなケースを思い浮かべますか?
腸が閉塞されてしまう原因は多くあります。中でも特に多いケースとしては、異物誤飲です。
他にも重積(じゅうせき)、腫瘍(しゅよう)、嵌頓(かんとん)ヘルニアなど多くの原因で腸の流れが妨げられる、腸が詰まる状態になってしまいます。
詳しくみていきましょう。
原因①:重積
まず、腸重積です。
腸重積とは、腸の一部が隣接する腸の中に入り込んだ状態のことをいいます。
腸のどの部位でも起こり得ますが、回腸(小腸)から結腸(大腸)に移行する部分で重積することが最も多く、回腸よりも大きい結腸に回腸が入り込みます。
症状は、嘔吐、下痢、元気消失、食欲不振、腹痛などが見られます。
だんだんとぐったりとしていき、ショック状態となり最終的には亡くなってしまう場合もあります。
何回も吐き始めて、ごはんを全然食べない。
元気が無く動かない、お腹を丸めて痛そうにしている、などの症状が見られたときは、すぐに専門家に聞くようにしましょう。
原因②:異物
腸閉塞の原因として最も多い原因が、異物を飲み込んでしまうことです。
通常、食べ物以外を好んで食べようとしないですが、まれに異嗜といって、普段食べないものを好んで飲み込むことがあります。
異嗜ではなくても、革製品が好きな犬は多く、大きなものでなくても、梅干しの種などで腸閉塞が起こることもあります。
そのほかにも、おもちゃで遊んでいるうちに一部が取れて飲み込んでしまいそれを飲み込んでしまう場合もあります。
原因③:嵌頓(かんとん)ヘルニア
嵌頓(かんとん)ヘルニアとは、そ径ヘルニアなど、腹壁に出現した穴から腸が飛び出し、穴で腸が絞められ、血が巡らなくなってしまう嵌頓(かんとん)状態のことを指します。
また、そのような状態は腸間膜でも起こり、腸間膜の裂け目に腸が入り、絞められることで同様の状況になります。
この状態では腸が急速に壊死し、時間がたつとショック状態に陥ります。
原因④:腫瘍
腸にできた腫瘍が腸をふさぐことで腸閉塞になることもあります。
私たちにも聞きなじみがある腫瘍ですが、犬も同様に腫瘍が原因となって、腸閉塞になることがあります。
脂肪腫は、皮下組織に発生する脂肪組織の良性腫瘍です。
通常はやわらかいしこりとして発見されます。
背中や太ももなど、脂肪の多い場所にできることが多いようです。
他にも、悪性リンパ腫や肥満細胞腫など、悪性腫瘍は発見することが遅れてしまうと命にもかかわる危険な病気です。
犬の腸閉塞の症状
腸閉塞の症状としては、以下の症状があります。
・食欲不振
・嘔吐
・腹痛
・口臭がきつい
・排便がない
・便秘・下痢
・元気消失
・下腹部にガスが溜まっている
など
腸の閉塞の状態によって、症状は異なります。一般的に頻回の嘔吐や食欲不振、腹痛などを起こします。
腸閉塞により腸の血管の血液循環が阻害されている場合には重症となりやすく、激しい腹痛やショック状態に陥ることもあります。
完全な閉塞を起こしていたり、腸粘膜が損傷している場合、腸内細菌の毒素が体内に入り込みショック状態に陥ることもあります。
犬の腸閉塞の予防法
犬の腸閉塞は最悪の場合、大切な愛犬が死に至ってしまうとても危険な状態です。
そのためにも、腸閉塞にならないように予防をするのが最も効果的です。
これから紹介する予防法を参考にして、大切な愛犬との時間を奪われないようにしましょう。
クレート・サークルに入れる
まず紹介するのは、クレート・サークルに入れることです。
馴染みが無い方のために簡単に説明すると、サークルとは、柵で囲われたハウスのこと。
クレートとは、屋根もついた箱型のハウスのことです。
常に自由にさせてあげたいという理由でお部屋にハウスを設置していない方もいらっしゃるかと思います。
しかし、クレートやハウスは、愛犬にとって「自分だけの安心できる場所」です。
飼い主さんが見えなくなると、はしゃぎ、イタズラや誤飲をする犬が多いものです。
特に、飼い主さんの外出時や入浴時などは異物誤飲の発生率が高くなります。
飼い主さんの目が届かなくなる間は、愛犬をサークルやクレートに入れておくのも予防法のひとつになります。
危険物は箱や高所に置く
少し目を離した隙に愛犬が何かを口にしていることが有るという方も多いのではないでしょうか。
私物を壊されてしまうだけではなく、誤飲してしまうことがあります。
ソファなどの家具を噛む・壊す、床を掘ろうとする、ドアや壁を引っ掻くなど。とくに出かける直前に飼い主さんが触ったものへの破壊行動が多いとされています。
飼い主さんや来客者のバッグ、携帯電話などの充電器、観葉植物などの小型のもの、愛犬が飲み込むと危険なものは、愛犬の手や口が届かない高所に置くようにしましょう。
大型犬で、それらにアプローチできてしまうケースなどは、頑丈な箱や戸棚などの壊れにくいものにしまっておくのも良いでしょう。
一人遊びをさせない
どうしても時間が取れない、構ってあげられないという方も多いかと思います。
しかし、犬用のおもちゃであっても、誤飲をしてしまう恐れはあります。
そのため、飲み込める大きさのボール、噛み過ぎると壊れる知育玩具などは、飼い主の目の届く所で遊ばせる必要があります。
そうすることで、誤飲してしまうことを未然に防ぐことが出来ます。
目の届かない所でそういったことが起こらないように注意して、おもちゃや私物を置くようにしましょう。
フタ付きのゴミ箱を使う
また、おもちゃではなくても、ゴミを漁って異物を誤飲する犬は少なくありません。
二タがないごみ箱の場合、ゴミを漁りその中から小さなものを誤飲してしまうことがあります。
もし愛犬にゴミ漁りをする可能性があれば、愛犬が生活するスペースにはゴミ箱はフタ付きのものを設置するようにしましょう。
その行動をしつけるのも大切ですが、万が一ゴミ箱を漁ってもいいようにフタ付きのゴミ箱を設置しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これから犬を飼う方、また今すでに飼っている方にも気を付けることがあったのではないでしょうか。
愛犬の安全を守るためにも、ものを置く場所を注意したり、おもちゃを安全なものにするなど飼い主さんも十分に注意をしてあげることが愛犬の安心にもつながります。
猫パルボウイルス感染症とは?
猫パルボウイルス感染症とは「猫汎白血球減少症」や「猫ウイルス性腸炎」とも呼ばれる感染すると命にかかわる病気です。
パルボウイルスは糞便とともに体外に排出されても数カ月から数年ほど生存するウイルスであり、感染力もとても強いです。
このパルボウイルス感染症の感染リスクが最も高いのは生後2~6ヶ月前後の子猫なので、ペットショッなどでは大きな問題として捉えられています。
成猫の場合は、感染しても症状が軽度であるか、発症に至らない「不顕性感染」と呼ばれる状態となることがほとんどです。
猫パルボウイルス感染症の症状
それでは感染してしまった場合、どのような症状がでるのでしょうか。
初期は高熱を出して元気が消失し、食欲不振も現れます。その症状の後を追うように、下痢や嘔吐などの消化器症状が出現します。
急激に症状が悪化してしまうケースが多いです。
感染初期はわかりやすい症状は特に現れず、急激に悪化することも多いです。
活動性がなくなり、うずくまるようなかたちで動かなくなってしまいます。
さらに発熱がみられるようになり、40度前後の熱が出ます。
また、消化器の症状としては、嘔吐や下痢が見られることがあります。
消化器が浮腫を発生させることがあるので、腹痛や腹部が膨らんだりすることがあります。
これらにより体内の水分バランスが急激に乱れ、強い脱水症状を起こします。
悪化していくと血便も出るようになってしまいます。
また、このパルボウイルスに感染してしまうと、総白血球数が減ります。
分裂が盛んな部位である細胞は、ウイルス増殖に適した場所になってしまいます。
白血球の減少に伴って、猫のいわゆる猫カゼといった二次感染を誘発し、悪化することがあります。
猫パルボウイルス感染症の原因
猫パルボウイルス感染症は、その名の通り猫がパルボウイルスに感染すると発症します。
感染経路は、既にパルボウイルスに感染している猫と触れ合う、またはその感染した猫の排泄物を舐めたりすると感染が起こり、発症します。
感染個体から分泌される、糞便、尿や唾液などから感染してしまいます。
ケージ、フード、被毛などにいたるまでが感染経路となりうるため、適切な消毒薬を適切な方法で使用することにより、
感染拡大のリスクを減らすことが出来ますが、消毒だけで感染のリスクを排除することは非常に困難です。
さらにパルボウイルスは細胞分裂が盛んな部位を好み、ウイルスに感染した細胞は機能を失ってしまいます。
また、ウイルスの潜伏期間は数日から、1、2週間程度です。
猫パルボウイルス感染症の予防方法
パルボウイルスは、感染力も強く熱や乾燥にも比較的強いため、環境によっては爆発的に感染が広がる可能性もあります。
どこで感染するかわからない病気ですので、感染しないように自身の免疫力をしっかりつけておくことが非常に重要です。
感染を予防するためにはワクチン接種を継続してしっかり受けることが一番大切なことであり、愛猫を守る最も有効な手段です。
生まれてから生後1ヵ月くらいまで、子猫は母猫からの「移行抗体」で守られています。
成猫でも、パルボウイルスを撃退する抗体をワクチン接種で十分量体の中に作れる状態にしていないと、ウイルス感染を引き起こします。
また、多頭飼育の場合は、すべての猫にワクチン接種を行うことが効果的です。
猫パルボウイルスのワクチンは、どのような環境下で飼育されていても接種したほうが良い「コアワクチン」の1つです。
ワクチンの特徴としては、免疫獲得が早く、免疫保持期間も長いこと、抗体誘導力が強いことなどがあります。
また、子猫の場合、通常は出産後数日間の母乳中にはパルボウイルスに対する母親からの抗体が含まれているので、その抗体がある間は感染に対して抵抗力を持ちます。
しかし、その抗体が8~12週間ほどでなくなってくると、免疫力の低い子猫は特にウイルスに感染しやすい状態になります。
ただ、移行抗体の量が多い早い時期にワクチンを接種しても免疫が十分に作られないことがあります。
また、効果的なワクチン接種を行うための、適切な注射の間隔や回数(ワクチンプログラム)があります。
適切な予防を行うために、獣医師の指示に従いワクチンを接種しましょう。
嘔吐や下痢をしている野良猫などには近づかないようにすること、そして何より、きちんと予防接種をすることです。
猫パルボウイルス感染症は除菌すれば消える?
猫パルボウイルスは非常に安定したウイルスで、環境中で3年間は生存し、室温以下では1年以上感染性を保持、30℃以上の外気温でも、数ヶ月以上生存すると言われています。
また、一般的な消毒薬にも強い抵抗性を示し、グルタルアルデヒド系消毒薬、塩素系消毒薬が有効とされています。
感染した猫に接触した場合、石鹸で手を洗ったくらいではウイルスは消えませんので、注意が必要です。
猫パルボウイルスは、石鹸やアルコールでは死滅しません。
嘔吐物や下痢便が付着したものは、処分したほうが安全です。
床や壁などは、ご家庭にある塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)などでしっかり消毒してください。
使用場所にあわせて、10倍~50倍程度に希釈します。
希釈液につけておけないような物に対しては、塩素系漂白剤をスプレーにして、散布するのも良いでしょう。
猫パルボウイルス感染症の治療
猫パルボウイルスは、急激かつ重症化しやすい感染症のため、猫汎白血球減少症と診断された場合は、一般的に入院して点滴を行いながら集中的な治療を行います。
抗ウイルス剤はありませんので、下痢や嘔吐などに対する対症療法しか方法がありません。
また感染中は、白血球が減少してしまうので、輸血が必要なこともあります。
下痢や嘔吐がおさまったらその後は猫が持っている免疫力でウイルスが失活し、回復することもあります。
しかし、回復できずに数日で亡くなってしまうことも珍しくありません。
特に体力のない子猫は、致死率がとても高いです。
治療にあたっては、身体の状態の観察はもちろんのこと、白血球数を確認していくので、定期的に血液検査も行います。
金額としては、1週間ほど迅速かつ確実な治療を要しますので、入院を含めた治療費は1日1~数万円になることもあります。
食欲がなかったり水を飲んでもすぐ吐いてしまうような状態のときは入院して点滴管理をしながらお薬は注射で投与する必要があります。
また、低タンパク血症や低血糖状態の場合には点滴にブドウ糖やアミノ酸を加えるような末梢静脈栄養管理が必要になるケースがあります。
白血球減少を起こしている場合や、ひどい下痢による腸粘膜障害により体の免疫が落ちているよう場合では抗生剤も使用します。
パルボウイルスは猫から人間にうつる?
犬にもパルボウイルス感染症はありますが、ウイルスの型が違うので猫以外で感染することはありません。
しかし、人間が猫同士の感染を媒介してしまうことはあります。
例えば感染猫のいる場所を通った際に身に付けているものにウイルスが付着して別の場所にウイルスを運んでしまったり、感染猫に触った手で他の猫をなでて感染させてしまう、という可能性も十分にあります。
可能であれば、感染個体を別の部屋に隔離、使用するもの着用するものも隔離部屋専用のものを用意します。
感染個体に使用したタオルなどはすべて破棄し、再使用しないようにしましょう。
猫カフェへ行く時は注意
飼い主が猫カフェに行く場合、愛猫がパルボウイルスに対するワクチン(混合ワクチン)接種をしているかの確認が必要です。
接種してない場合、猫が感染してしまう可能性があるため、接種をしてあげましょう。
しかし、あくまでもワクチン接種は「予防」なので、極力不特定多数の猫がいる場所には行かない方がいいです。
また、このパルボウイルスは一般的な消毒薬にも強い抵抗力を示し、グルタルアルデヒド系消毒薬(ホルマリンなど)、塩素系消毒薬が有効でアルコールは無効とされていますので、十分に注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
猫のパルボウイルスは感染してしまったら、大切な愛猫との楽しい日々が過ごせなくなってしまう可能性があります。
まずは、その感染を避けるためにもワクチン接種を早めに行うことが大切です。
飼い主も十分に注意を払う必要があるため気を付けて、愛猫との時間を大切にしましょう。
猫の運動不足のサインとは?
近年は猫を病気や他の猫とのトラブルから守るため、室内で飼う家庭も多くなっています。
しかし、猫は元々アクティブな生き物なので、室内で運動や遊びをしても運動不足になってしまう可能性が高いです。
そこで今回か猫が運動不足の際に出すサインについてご紹介していきましょう。
グルーミングが増えた
猫=グルーミングというイメージですが、常にグルーミングをしているという訳ではありません。
猫にとってグルーミングは安心したい時や、リラックスした状態の時に見られる行動で、適度であれば問題ないのですが、毛が抜けてしまうほど執拗に舐めたり、噛んだりする場合は運動不足のサインかもしれません。
エスカレートすると、体だけではなく手足やしっぽを噛み続けることもあるため、普段からよく様子を見ておきましょう。
肥満体型
テレビなどで肥満の猫が映し出されることがあり、一見可愛く見えますが、近年このような肥満体型の猫が増加しています。
今までより明らかにぽっちゃりしていたり、動くのが億劫そうな場合は、肥満度をチェックしてみましょう。
猫の肥満度をチェックするには、見た目と触った感覚で肥満度を評価するボディ・コンディション・スコアを使用します。
猫の背中や脇に触れた際、肋骨が分かりにくいとか触れないようであれば太り気味なので要注意です。
無気力感
人間も室内でまったりと過ごしていると何もしたくない無気力感に襲われますよね。
猫も同じで無気力になると、高いところに上ったり、ジャンプしたりといった行動が減少します。
虫や鳥、おもちゃなど、今まで関心があったものに興味を示さなくなることも。
また、肥満気味の猫は通常よりも動きにくく、疲れやすくなるため、激しい運動を避けようとする傾向があります。
これは単なる運動不足ではなく、心因性の体調不良である可能性もあるので、気になる場合は受診するようにしましょう。
突然走り回る
猫が突然走り回る行動を真空行動と言います。
真空行動とは、猫が急に家中を走り回ったり、何もないところに飛びついたりすることです。
この行動は、猫が溜まったエネルギーを発散したいと思っている時や、退屈な時に行うことが多い行動なので、ストレスが溜まっているサインと言えるでしょう。
いたずらが増えた
これは犬にも見られることなのですが、猫もストレスが溜まるといたずらが増えるようになります。
障子を破ったり、柱や家具で爪とぎをするのは猫の習性と思いがちなのですが、ストレスを感じている場合もあります。
多頭飼いの場合、他の猫にちょっかいを出して喧嘩をすることもありますが、そこで叱るとかえって問題行動を助長させてしまうので、愛猫のいたずらが増えたと感じたら、運動不足を疑ってみると良いでしょう。
猫の運動量の目安は?
猫が運動不足になるとさまざまな問題が起こることがわかりました。
猫の運動量の目安は1日10分~15分程度と言われています。
飼い主さんが猫が好きなおもちゃで遊びに誘って相手をしてあげると、運動ができかつストレスも解消できますし、飼い主さんとのコミュニケーションも取れるでしょう。
猫は短い距離をダッシュして遊ぶので、意外にすぐ息が上がります。
そのため、遊びに満足すると床に寝そべったりして自分から遊びをやめるので、それが遊び終了の合図となります。
猫の運動で必要なのは上下運動なので、猫を飼うことになったらキャットタワーなどを用意してあげるといいですね!
また、キャットタワーなど高い場所は猫にとって安心できる場所でもあります。
棚の高さを変えて階段のように組み合わせるなど、工夫して猫にとって安心できる場所を作ってあげましょう。
猫の運動不足解消方法は?
猫は1日12時間~16時間を寝て過ごすのですが、室内飼いで寝てばかりいると運動不足になってしまいます。
そうならないために、ここでは猫の運動不足解消方法についてご紹介します。
家具の配置を変えてみる
猫を飼うことになったらキャットタワーを飼ってあげるのが一番最適なのですが、室内にキャットタワーを置くスペースがない家庭もあるでしょう。
その場合、家具を工夫して猫が上下運動をするための素ケースを確保してあげてください。
例えば、階段になるに高さの違う棚を並べたり、猫がお気に入りの窓際付近に棚を並べたりするだけでも十分運動不足解消になります。
キャットタワーを設置する
キャットタワーは、完全室内飼いの猫と暮らすための必須アイテムとも言えます。
猫には上下運動が必要なので、なるべく高さ、広さのあるものを選んであげてください。
キャットタワーを設置するだけで、飼い主さんが一緒に遊んであげなくても一人で運動してくれるので、楽チンですよ!
ひとり遊びができるおもちゃを用意する
猫は気分屋なので、飼い主さんが遊んであげる時間がある時に限って無視して寝てしまったり、忙しい時に限って遊んで欲しいとアピールしてきます。
そのため、猫が遊びたいと思った時に、一人で遊べるおもちゃを用意してあげるといいでしょう。
例えば、電動のおもちゃや、レール式のおもちゃ、追いかけて遊べるボールなど一人遊びができるおもちゃが販売されているのでお気に入りのおもちゃを見つけてあげてくださいね!
遊び相手と出会わせる
多頭飼いの猫は、猫同士で遊んでくれるので比較的運動量が多いと言われています。
なので、多頭飼いをしようという考えをする方もいますが、遊び相手は絶対に猫同士でなければダメというわけではありません。
家族の中で猫が「この人は遊ぶ人」と認識すればその人に対して遊びモードを発揮させてきます。
このように人間が猫の兄弟代わりになることで、運動不足を予防することができますよね!
まっすぐに走れるスペースを作る
猫が遊ぶ際には、一直線にダッシュできるスペースを確保してあげましょう。
長さはそこまで長くなくても構いません。
廊下などを開放し、猫用レーザーポインターなどを使って遊んであげると、普段は見られないような素早い動きを見せてくれるかもしれませんよ。
まとめ
今回は猫の運動についてご紹介してきました。
猫はよく寝る生き物ですが、反面運動量が必要な生き物でもあります。
近年、室内飼いの猫が増え犬のように常に寝ている子も増えているようなのですが、
本来は一定の運動量が必要なので、飼い主さんがさまざまな工夫をして1日の目安時間だけでも運動できるようにしてあげましょう。
運動不足で肥満になる子も増えているようですが、肥満は体に悪影響を与えてしまうため、健康的に長生きしてもらうためには運動は必須ということですね!
猫が喜ぶ遊び方とは?
猫は気まぐれな動物ですが、一人遊びや飼い主さんと遊ぶのが大好き!
一生懸命遊ぶ姿を見ると思わず笑みがこぼれますよね!
猫の遊びと言ってもさまざまな遊び方が存在します。
ここでは、猫が喜ぶ遊び方についてご紹介していきたいと思います。
おもちゃ遊び
まずは、おもちゃを使った遊び方です。
猫のおもちゃにはさまざまな種類のものが販売されており、どれも猫の好奇心を掻き立てるものばかりです。
そこで特に猫が好きと言われているおもちゃについてご紹介していきます!
羽根つきのおもちゃ
猫は小鳥も獲物として捕らえるので、羽根にとても興味を持つ子もいます。
羽根がついた猫じゃらしで、飛び立つ小鳥のように上に持ち上げるように動かす遊び方で、猫の狩猟本能を刺激しちゃいましょう!
猫にジャンプをさせる遊び方は、着地するところに障害物を置いたり、布を滑るものを置いたりしないように気をつけてくださいね。
数回に一回は、羽根のおもちゃを捕まえさせてあげて、狩りの満足感や達成感を味わわせてあげましょう。
ねずみのおもちゃ
猫=ねずみというように、猫と言えばねずみを連想させる方が多いのではないでしょうか。
猫にとってねずみ型のおもちゃは、獲物を捕まえた、と感じられるために最適!
中でも釣りざおのついたタイプは、飼い主さんでも動きを制御できないこともあり、より猫の狩猟本能を掻き立てられるおもちゃです。
遊び方としては、クッションやキャットタワーなどの障害物を利用し、かくれんぼように遊ぶとより猫が捕まえようと夢中になるでしょう。
また、ねずみのおもちゃがカサカサ音がするものだと、より猫が追いかけるようになります。
ですが、小さ過ぎたり、すぐ取れてしまいそうなものは誤飲の原因になる可能性もあるため注意してあげてくださいね。
ボール
ボールと言えば犬の方が好きなのではないかと思い浮かべる方も多いかもしれませんが、猫もボールが大好きです。
ボールを転がして追いかけたり、咥えられるものだと捕まえて運んできたりといった遊び方ができます。
また、ボールのおもちゃは猫の一人遊びに最適!
飼い主さんのところにおもちゃを持ってくるようになるのはちょっとした訓練が必要になりますが、そうなれば飼い主さんも楽に遊んであげられますよね!
最近では、猫以外に犬も一緒に飼っている家庭も多いかと思いますので、猫と犬がボールで一緒に遊んでくれるようになるかもしれません!
紙袋
猫は紙袋の中に入って遊ぶのも大好きです。
カサカサと音がして、隠れて獲物を捕らえるという本能も刺激されるでしょう。
猫じゃらしを併用して、紙袋の中からおもちゃを捕まえさせたり、紙袋の中におもちゃを入れたりといった遊び方もできます。
また、紙袋を使ってかくれんぼ遊びもできますよ!
レーザーポインター
レーザーポインターにとても興味を示す子もいるでしょう。
素早く動かすことができるため、猫も瞬発力を駆使して追いかけようとします。
しかし、注意点としては目に当てないように気をつけなければいけないので、懐中電灯タイプのおもちゃの方が安全だと言えます。
また、レーザーポインターでの遊び方だと、捕まえるという感覚を味わえないため、猫が満足できず逆にストレスがたまってしまう可能性も。
適度に他のおもちゃと組み合わせたりしながら、猫が満足できるよう工夫してあげましょう。
鬼ごっこ
人間の子供が大好きな鬼ごっこも、子猫の頃から一緒にしてあげると、獲物を追いかけるという行為を遊びの中で覚えると言われています。
猫が前足でちょっかいをかけてきて、すぐに走り去るようであれば、鬼ごっこに誘ってるサインと言えるでしょう。
猫を追いかけて、ちょっとタッチしたら、今度は飼い主さんが逃げるそぶりをすると猫の方から追いかけてくるようになります。
なお、あまり大きな音を立てて追いかけると驚いてしまうので、バタバタしないように気をつけてあげてくださいね。
かくれんぼ
猫は本能的に隠れて獲物を持ち、近づいてきたところで素早く飛び出して捕まえます。
猫同士でも、物陰に隠れていて突然飛び出して驚かしたり、見つけにくるまでじっと隠れて待っていたりといった遊び方をします。
飼い主さんには顔やお尻が見えているのに隠れてような気になっている子もいるのでその姿がかわいくてたまりません!
猫が隠れていたら、探すふりをしてあげると、猫は喜んで隠れ続けたり、通り過ぎた背後から飛びついてきたりします。
このように、人間の子供と同じようなことをしてあげると猫も喜ぶことがわかっています。
人形遊び
猫と遊ぶ時、飼い主さんはついつい自分の手をおもちゃにしてしまいますが、そうすると手に対して噛み癖がついてしまうためおすすめしません。
そこで、利用してほしいのが人形です。
猫と同じか少し小さいくらいの柔らかいぬいぐるみで相手をするという遊び方がおすすめ!
猫は獲物に噛みついて、後ろ足で蹴るという動作をします。
子供同士の遊びでもこのキック行為がよく見られるでしょう。
だるまさんが転んだ
飼い主さんが物陰に隠れておいて、猫が見えるように顔を出した後、またすぐに隠れます。
飼い主さんが隠れている間に、猫は忍び足で近づいてきますが、また顔をパッと出すと、なぜか猫が立ち止まります。
多くの猫が、いったん飼い主さんが隠れるとその間に動いて、顔を出した時に止まるという行動をするのですが、これがだるまさんが転んだのようにかわいい!
そのかわいい姿を何度も見たくて飼い主さんもついつい何度もやってしまいますよね!
猫と遊ぶ時の注意点やコツ
最近は交通事故や他の猫とのトラブルを避けるため、猫を室内で飼う方は増えています。
ですが、そうなると注意しなければいけないのはストレスや運動不足ですよね。
そこで、室内で猫を飼う場合は、飼い主さんが遊んであげることが大切です。
しかし、猫と室内で遊ぶにしても注意点やコツがあるので、ここではそのことについて詳しくご紹介します。
遊ぶタイミングは飼い主が決める
まずは、遊ぶタイミングは猫が決めるのではなく飼い主さんが決めるようにしてください。
飼い主さんに泣いて遊びを催促してくる子もいますが、催促に応じてしまうと泣いたら遊んでくれると思い込んでしまい、飼い主さんが自分の要求に応えてくれるまで泣き続けてしまいます。
そうならないように、遊び時間は開始・終了とともに飼い主さんがコントロールするようにしましょう。
ヒモなどの誤飲に要注意
猫はヒモやリボンで遊ぶのが大好きなので、目の前でひらひらさせたりヒモの先におもちゃを付けて引っ張ったりすれば、夢中で遊んでくれるでしょう。
ですが、遊びの最中に猫がヒモを飲み込んでしまう可能性があるので注意しなければいけません。
ヒモを飲み込んでしまうと腸の中でひっかかりやすく、開腹手術するしか方法がありません。
そのため、遊んだ後は、必ず猫の届かない場所に収納し、猫が勝手に遊べないようにしましょう。
また、ヒモやリボンを留守番中のおもちゃとして使うことも避け、遊ぶ際は、飼い主さんが目の届く範囲で行うようにしてください。
食前に遊ぶ
空腹時のほうが、猫本来の狩猟本能が強まっているので、よりアクティブに遊ぶことができるでしょう。
逆に避けたいのは食後の直後です。
食事をした後に、動きすぎたり興奮すると胃の中のものを戻してしまう危険性があるので注意してくださいね。
おもちゃはいくつかの種類を用意する
猫は気まぐれな性格であり、飽きっぽい生き物でもあります。
そのため、おもちゃも1種類だとすぐに飽きてしまうので、常に数種類は用意して飽きさせないようにしてあげてください。
一度飽きてしまっても時間をおいて再び与えると、喜んで遊ぶ場合もあります。
また、猫が好きなマタタビの成分が添加されているおもちゃや、フードやおやつを中に入れて少しずつ食べられるような工夫がしてあるおもちゃなどは、飽きずに長く遊んでくれる可能性があるので、留守中に最適でしょう。
安全確保は必須
住み慣れた室内で遊ぶのは安全だと思っている方も多いと思いますが、猫と遊ぶ際は十分な安全確保が必要です。
特に家具の配置には要注意。
猫が遊びの途中にぶつかってケガをする可能性があるので、可能であれば遊びの時間には家具を移動させるのがベター。
ある程度広い空間を確保してあげることが大切です。
特に角があるような家具は危険なので、あらかじめ移動させるか、他の部屋で遊ぶなどの工夫が必要でしょう。
また、走り回っている時に勢い余って曲がり切れないケースもあるので、急な方向転換が必要な遊びは避けてください。
床が滑りやすい場合などは、マットを敷くなどの工夫も必須です。
まとめ
今回は、猫の遊び方や注意点、コツについてご紹介してきました。
猫は人間の子供と同じような遊びが大好きです。
それに身軽なので、遊ぶ際はとてもアクティブに走り回ることもあります。
さまざまなおもちゃを駆使して遊んであげることは猫にとって嬉しいことなのですが、ケガ防止などのためにも今回ご紹介した注意点やコツを参考にしてみてくださいね!
短頭種の特徴
短頭種がいることを知っているでしょうか。
犬はさまざまな種類に分けることができ、サイズの違いの小型や大型、被毛の長さも違う短毛種や長毛種などが有名ですが、短頭種と中頭種、長頭種もあります。
ここでは短頭種について詳しく紹介するので参考にしてください。
短い鼻と狭い口腔の面積
短頭種の特徴は鼻が短く口の中の面積が狭いことです。
鼻が短いことでつぶれたような顔になっていることも多く、ブサ可愛いと感じることも多いです。
一見口の中が狭くても問題ないように思えますが、犬は体温を呼吸で調整する特性があり、口が小さければ熱を気化することが十分にできません。
そのため、体温が上昇したり、気温が高くても体温を呼吸で下げることができず、熱中症になりやすい犬種とも言えます。
そのため、短頭種の犬を飼うのであれば徹底した熱中症対策を行う必要があります。
短頭種と違う種類の犬を飼っている場合に同じような散歩を行ってしまうと短頭種の犬だけが熱中症になることも珍しくありません。
夏に散歩するのであれば日陰を極力歩くようにしたり、気温が低い朝方や夕方に散歩することもおすすめです。
熱中症になってしまうとよだれの量が多くなったり、ふらつくなどの症状があらわれるのでよく注意して犬の体調を確認するようにしましょう。
そのほかにも短頭種は期間内腔が狭くなってしまうことが多く、普段から呼吸がしにくそうな症状があらわれるので、一度病院で診察してもらうことをおすすめします。
短頭種は他の犬種では起きにくい症状があらわれやすいので、飼うのであれば飼い主も短頭種についてよく知っておくことが求められます。
皮膚のシワの間に汚れがたまる
短頭種は顔の至る所にシワができている場合が多く、ブサ可愛いと感じられる理由でもあります。
シワは目の周りや口の周りなどにできている場合が多く、短頭種の特徴でもあります。
しかし、シワは顔を動かすたびにこすれてしまったり、汚れが溜まりやすいというデメリットがあります。
こすれや汚れの蓄積により皮膚疾患になることもあるので、頻繁に皮膚のケアを行うことが大切です。
定期的にお風呂に入れてあげることはもちろんですが、柔らかい布地を濡らしてシワの奥まで拭いてあげるようにしましょう。
目がクリクリとしている
短頭種は目がクリクリしている特徴があり、飛び出ています。
見た目は可愛らしいですが、目にとってはあまり好ましい状況ではありません。
常に飛び出ていることと鼻よりも前に出ていることで目の怪我や病気になりやすいです。
特に、喧嘩をした際には目を直接傷つけられることもあるので、気性が荒い犬と飼う時にはケージなどで分けて飼うことも考えましょう。
子犬の時には互いにじゃれ合うことも多いですが、一方の犬が危害を加えるつもりがなくても怪我をすることもあり、常に目を光らせて様子を見るようにしましょう。
歯並びが良くない子が多い
短頭種は歯並びが悪い場合が多いです。
人で歯並びが悪いと見栄えが悪く思われることが多いですが、犬の場合は歯並びが悪くても見栄えが悪いとあまり感じません。
しかし、さまざまなデメリットがあることがあります。歯並びが悪いと嚙み合わせがうまくいかなかったり、歯垢が溜まりやすいです。
そのため、子犬のころから歯磨きをする習慣をつけておきましょう。
短頭種は鼻が短いため、上顎の骨が下顎の骨よりも小さいことが歯並びが悪くなってしまう原因です。
短頭種がなりやすい病気
短頭種はさまざまな病気になりやすい特徴があります。
なりやすい病気を事前に知っておけば防ぐことや早期発見にもつながります。
次に、短頭種がかかりやすい病気を紹介します。
病気の種類によっては命にかかわってくる場合もあるので、飼い主は知っておくようにしましょう。
気管虚脱
気管虚脱は短頭種だけではなく、小型犬にもみられる病気です。
遺伝性の病気であり、厄介な病気でもあるので早期発見・早期治療が求められます。
気管虚脱とは、気管の一部がくっついている病気であり、最悪呼吸ができなくなってしまう危険性が高い病気です。
気管虚脱になってしまうと乾いた咳を頻繁にするようになる特徴はありますが、違う原因でも咳をするので、咳を頻繁にしているからといって気管虚脱ではない可能性もあります。
気管虚脱はレントゲン検査をすればわかる場合が多いです。
治療方法は気管支拡張剤が使用されることもありますが、手術することもあります。
鼻腔狭窄
短頭種は鼻が短くぺちゃんこなので構造的に鼻の穴が狭くなっていることが多いです。
鼻の穴が狭くなっていることを医学的に鼻腔狭窄と呼びます。
鼻の穴が小さいことはそれだけ鼻から吸い込む酸素の量が少なくなってしまうので、鼻呼吸だけでは十分に酸素を取り込むことができず、口で呼吸するようになります。
以前までは短頭種に麻酔をすると亡くなる可能性が高いと言われていました。
その理由は麻酔をかけているときは鼻で呼吸することはできますが、麻酔から覚めた時に鼻で呼吸することができず、呼吸困難になるケースもあります。
しかし、現在では鼻にチューブを入れることが多いので、安心して麻酔をかけることが可能になっています。
短頭種の代表的な犬種
短頭種と言われてもどのような犬種がいるのかピンとこない人も多いのではないでしょうか。
次に、代表的な短頭種の犬種をいくつか紹介します。
そのため、短頭種に興味がある人や短頭種の犬を飼おうと検討している人は参考にしてください。
実は短頭種の人気犬種
短頭種の犬種は珍しいと思う人もいますが、意外な犬も短頭種に分類されることがあります。
チワワやマルチーズ、ポメラニアンは実は短頭種に分類されています。
チワワは小型犬のブームを起こした犬種でもあり、目が大きくて可愛らしいことが特徴的です。
マルチーズは世界最古の愛玩犬として有名であり、最も歴史のある短頭種でもあります。
ポメラニアンは活発で元気な性格の場合が多いので、飼いやすい特徴があります。
鼻ペチャが可愛い犬種
短頭種の特徴の一つでもある鼻ペチャの犬種はフレンチブルドックやパグ、ボストンテリア、シーズー、ペキニーズなどが人気です。
なかでもフレンチブルドックの知名度と人気が高く、鼻ペチャの犬種で思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
パグは顔がしわくちゃでブサ可愛い犬種です。
ボストンテリアは犬種の名前通り、アメリカのボストン原産の犬種となっています。
シーズーはラサ・アプソとペキニーズを交配させて誕生した犬種で、ペキニーズは昔から宮廷で可愛がられていた経歴があります。
長い歴史を持つ短頭種
犬にはさまざまな犬種がおり、なかには長い歴史を持つ犬種もいます。
昔から愛玩犬として飼われていた経歴がありますが、数が少なくどの犬種も希少犬となっている場合がほとんどです。
歴史が長い短頭種はチベタスパニアルや狆、ブリュッセルグリフォンなどが有名です。チベタンスパニアルは分けられている短頭種の基礎犬として有名です。
狆は日本原産の古代犬であり、徳川綱吉の愛犬としても有名です。
ブリュッセルグリフォンは害獣駆除に優れた能力を有している犬種ですが、ベルギー王妃の愛犬としても有名となっています。
小型犬以外の短頭種
短頭種と言えば小型犬を想像する人も多いと思いますが、実は中型犬や大型犬の短頭種も存在しています。
ブルドックやチャウチャウ、ボクサーなどが小型犬以外の短頭種として有名です。
ブルドックはフレンチブルドックを大きくしたような犬種であり、鼻ペチャ犬の基礎となっている犬種です。
また、牛と闘うために作られた犬種でもあります。
チャウチャウの特徴は何といっても青い舌を持っていることです。
誰もが気になる舌が青いことは現在でも判明していません。
ボクサーは狩りをすることに優れている犬種であり、ブルドックなどの先祖に当たると考えられています。
まとめ
短頭種は鼻が短く、ブサ可愛い表情である場合が多く、現在でも人気のある犬種と言えます。
見た目に特徴がありますが、ブサ可愛い顔のせいで他の犬種ではあまり見られない症状が出ることもあるので、
飼うのであれば飼い主も短頭種に対する知識を身に付けておくようにしましょう。
猫が大好き「けりぐるみ」とは?
けりぐるみとは見た目は猫の手の形や魚の形、猫型などさまざまなデザインの可愛いものがりますが、基本的に細長い形をしています。
中身はぬいぐるみと同じで、ふわふわした物やシャカシャカした素材、キャットニップやまたたびの香り付きの綿など、
けりぐるみによって違うので愛猫が好きそうな素材のものを選んであげるといいでしょう。
今回はけりぐるみを使うことによってどんな効果があるのかをご紹介します。
運動不足に効果的なぬいぐるみ
長毛種やデブ猫ちゃんはあまり活発ではないので運動不足になりどうしても肥満気味になってしまう子が多いです。
そんな子にも最適なけりぐるみ。
与えると勝手に遊んでくれ、かつ運動不足解消!
ぜひ試してみてくださいね!
けりぐるみはストレス発散の効果がある
猫がけりけりして来る理由には「遊んで欲しい」という理由が多いとのこと。
多頭飼いであれば猫同士で遊んでくれるのですが、一匹で飼っている場合はどうしても遊んで欲しいと寄ってきます。
しかし、飼い主が忙しいとなかなか遊んであげられませんよね。
そんな時にもけりぐるみが効果的です!
猫はたちまち夢中になり、ストレス発散になりますよ。
猫のけりぐるみの選び方
最初にご紹介しましたが、けりぐるみにはたくさんの種類があります。
愛猫に合ったものを選んであげて欲しいのですが、選び方がわかりませんよね。
そんな方に、けりぐるみの選び方についてご紹介します。
部品と材質をチェックして選ぶ
けりぐるみは蹴って遊ぶだけではなく、噛むことも多いおもちゃです。
誤飲を防ぐため、破れやすい生地でできていないか、取れやすく細かい部品がついていないかと必ずチェックしましょう。
また、またたび入りのものは特に夢中になる可能性が高いので、耐久性をしっかり確認することが重要です。
猫の体格に適したものを選ぶ
一般的にけりぐるみの大きさは、大きくても40㎝未満で、それ以外でも20㎝~30センチ程度です。
子猫と成猫では体格が異なりますし、猫の種類によってもシンガプーラのように小さめの猫からメイクイーンのような大きめの猫までさまざま。
けりぐるみは見た目の可愛さで選ぶのではなく、愛猫がつかみやすい大きさ・形状かどうかという部分をしっかり確認して購入してください。
猫のけりぐるみのおすすめ10選
けりぐるみにはさまざまな種類や大きさがあることがわかりましたが、どんなけりぐるみが販売されているのか気になりますよね!
ここでは、おすすめのけりぐるみを厳選して10選ご紹介します。
Mersuii 動く魚おもちゃ
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タッチセンサー内臓で猫がタッチすると魚のおもちゃが自動的にパタパタと動き出します。
付属のUSBケーブルが付いているので、電池の取り替えもなく簡単に充電ができ便利です。
ジッパーを開けると充電器が取り出せるので、おもちゃを水洗いすることができます。
猫の食いつきが悪ければ、ジッパーを開けて自動でキャットニップを追加することも可能。
また、耐久性のあるTC布で作られているので、破れて誤飲してしまう心配も少なく、安心して遊ばせることができます。
猫の友社 猫用ぬいぐるみ 2個セット
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リアルなパンのプリントがおしゃれなけりぐるみで、クロワッサン型とフランスパン型の2個セット。
どんなインテリアにも合うデザインで、飼い猫用もプレゼントにもおすすめですね!
また、写真映えするので猫が遊んでいるとこを写真や画像に残すのもいいのではないでしょうか。
蹴って遊ぶにはちょうど良いサイズ感で、けりぐるみの中には少量のまたたびが入っています。
今までおもちゃに興味を持たなかった猫にも試して見る価値はあるのではないでしょうか。
ペティオ (Petio) らくらくデンタルトイ サメ
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歯の汚れが絡まりやすいメッシュ仕様のけりぐるみで、毎日遊びながら歯も綺麗にできるので、歯磨きが苦手な猫にもおすすめ!
またたびやシャカシャカフィルムが入っているので、猫の興味を引くことができるのではないでしょうか。
サメの他にもインコやマウスと3種類の可愛いキャラクターデザインが揃っているので、猫の好みの色や形で選ぶことができます。
普段気に入っているおもちゃと似たデザインを選ぶと気に入ってくれる可能性があがるのでおすすめです。
Amakunft 猫用ぬいぐるみ 魚
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リアルなさんまのようなプリントのけりぐるみです。
中にはキャットニップとまたたびが入っているので、猫の興味を引くこと間違いなしです。
中に入っている綿は柔らかくフワフワで、けりぐるみだけではなく猫用の抱き枕としても使うことができます。
また、洗濯ネットに入れて丸洗いができるので、猫のよだれで汚れてしまってもすぐに洗うことができます。
清潔に使い続けることができるので安心して猫に遊ばせることができますね!
pidan イルカけりぐるみ
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グリーン・ピンク・ブルー・ホワイトの4種のカラーバリエーションがあり、愛猫の好みの色を選ぶことができます。
緩やかにカーブしたイルカの形は、蹴ったり抱き着いて寝るのにぴったり。
キャットニップ(西洋のまたたび)が入っているため、猫を活発にさせ、ストレス解消の効果に期待できます。
pidan 猫おもちゃ
リンク
個性的なキャラクターデザインが目を惹くけりぐるみです。
手触りの良いポリエステル生地を使用しており、なめらかな感触で触り心地抜群です。
さらに、中にはキャットニップが入っているので、猫に幸福感を与えたり、ストレスを緩和させる効果が期待できます。
また、手洗いすることが可能で、定期的にクリーニングをすることで、清潔さを保つことができます。
ペティオ (Petio) 猫用おもちゃ チンアナゴ
リンク
シャカシャカフィルムとまたたび入りのけりぐるみです。
40㎝ほどの細長い形状をしているため、猫が蹴りやすい造りになっています。
音がするおもちゃが好きな猫には、特に興味を持ってもらいやすいでしょう。
また、値段が安いため初めてけりぐるみを購入する方におすすめの商品です。
Mersuii 猫おもちゃちゃ 4点セット
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サケやサンマなどリアルな魚型のけりぐるみ4点セットです。
中にはまたたびが入っており、ジッパーで開けられるようになっているので、またたびやキャットニップの香りが薄くなれば、自分で追加することもできます。
丈夫なTC布で作られているので、破れにくく、爪磨きとして使うことができます。
中の綿を取り出すと、水洗い可能なので、清潔に使い続けることができて安心です。
ペティオ (Petio) けりぐるみ エビ
リンク
エビのデザインが可愛いけりぐるみで、ペンギンのデザインもあります。
猫キック専用のけりぐるみで、細長く蹴りやすい形状になっており、エビの手がついているので、
より前足で掴みやすく、猫がエビとハグをしているように見えて可愛いです。
中にはまたたびも入っているので、猫のストレス解消にも効果的!
丈夫なコットンを使用しているので、激しく遊んでも破れにくいのも嬉しいポイントですね!
値段も安いので自宅の猫用としても、プレゼントとしてもピッタリ!
Kingsie 猫おもちゃ 5個セット
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縦の長さが10㎝と小さめのサイズなので、子猫のような身体の小さな猫におすすめ!
成猫なら蹴り飛ばして遊ぶこともできるので、運動不足の解消にも期待できます。
猫用のおもちゃ頻繁に使って、すぐダメになってしまうことも多いので、5個セットはとても嬉しいですね!
5色のけりぐるみが入っているので、愛猫の好みの色を探すこともできます。
また、素材には無害な素材を使っているので、安心して遊ばせることができます。
まとめ
今回は、猫が大好きなけりぐるみについてご紹介しました。
けりぐるみと言ってもさまざまな大きさや素材があることがわかりましたね!
おすすめのけりぐるみもご紹介していますので、ぜひ参考にして頂き、愛猫に合ったものを選んであげてください!
犬の鼠径ヘルニアとは?
鼠径ヘルニアという病気をご存知でしょうか。
ヘルニアには症状別に数種類に分けられており、鼠径ヘルニアは、よく犬にみられる病気として知られています。
犬のお腹の定位置にあるはずの膀胱や腸管といった臓器や脂肪が、後ろ足の付け根辺りの鼠径部に飛び出てきます。
飛び出てくることによって鼠径部は異常な膨らみが認められ、見た目で「おかしい」ことが判断できるでしょう。
飛び出ている内容物が脂肪のみのときは経過観察で様子を見ることもありますが、
膀胱や腸管が飛び出ていると排尿障害や他の様々な機能障害を起こし危険ですので外科手術による治療が推奨されています。
犬の鼠径ヘルニアの症状
臓器や脂肪が飛び出ている隙間が小さい場合、膨らみの他に目立った症状はありません。
隙間が大きくなると、腸管の場合は下痢や嘔吐・便秘・元気がなくなったり食欲低下などの腸閉塞の症状が現れます。
まれに腸管が飛び出ている出口付近で締め付けられ、熱をもったりヘルニア部分が赤くなってしまったりして痛がることもあります。
妊娠している犬や子宮蓄膿症と診断されている犬の子宮が飛び出る場合もあるでしょう。
犬の鼠径ヘルニアの原因
鼠径ヘルニアが先天性の場合の原因は、現在の獣医学ではハッキリとしたことはわかっていません。
ですが遺伝が大きく関係しているものと考えられています。
後天性の原因として、交通事故や怪我など腹部に強い力が加わると発症の危険度が増えるでしょう。
吠えグセがある犬や出産に排便など継続してお腹に強い力が加わると悪化することもあります。
他にも生まれつき鼠径部分に何らかの異常が認められていると、将来的に鼠径ヘルニアを発症する可能性が高まります。
犬の鼠径ヘルニアの予防策
では、愛犬が鼠径ヘルニアにならないために予防として何か対策はあるのでしょうか。
どんなことに気をつければ良いのかを詳しくご説明していきます。
犬に触れる健康チェックの習慣を作る
鼠径ヘルニアは予防することが難しく、日頃の様子や体の変化をよく観察することが大切となります。
特に後ろ足の付け根部分をよく触って膨らみや痛みを感じていないか観察しましょう。
日頃からスキンシップを兼ねて、体のチェックを習慣化しておくと愛犬の負担になりません。
また、あらゆる病気の早期発見と早期治療に繋がります。
もし疑わしい膨らみを感じた場合は、すぐに掛かりつけの動物病院で診察と検査を受けましょう。
定期的に健康診断を行う
愛犬の体をしっかりチェックしていたつもりでも、飛び出ている部分が小さいと「骨かな」と見過ごすことも多いかもしれません。
また、愛犬が横になってリラックスした状態の場合は膨らみがわかりにくいことも考えられます。
飼い主様が定期的にチェックを行いながら、動物病院での健康診断も欠かさず受けましょう。
犬の年齢によって検査項目は変わりますが、年に一度は必ず全身の検査を受けることをおすすめします。
犬の鼠径ヘルニアの手術の費用は?
飛び出ている部分が小さいときは経過観察となる場合が多いのですが、膨らみが大きく腸閉塞などを起こしていると命に関わりますので外科手術を行います。
鼠径ヘルニアの手術費用は、地域や病院によって差がありますが平均して約3万5千円から10万円程度となっています。
内訳として、入院費・採血やレントゲンなどの術前検査・外科手術費用の3つとなります。
状態によって入院日数や必要な検査は変わってくるので費用もそれに伴い前後するでしょう。
高額となりますので、ペット保険が使えるかどうか飼い主様としても気になるところですが、ほとんどのペット保険は先天異常で保険を使うことはできません。
鼠径ヘルニアも先天性の場合の治療は適用外となります。
後天的の発症については保険適用される場合もありますので、ご加入のペット保険会社に確認しましょう。
犬の鼠径ヘルニアの治療方法と手術
命の危険がある重度の鼠径ヘルニアの治療として、飛び出した脂肪や臓器を元に戻すために全身麻酔による外科手術が必要となります。
入院日数は平均4日から一週間程度になりますが完治が見込める病気でもありますので、獣医師からよく説明をしてもらい愛犬の様子や状態を把握し最善の方法を選択しましょう。
年齢に関係なく発症する病気でもあり、パピー期で発症した場合は経過観察の過程で成長と共に治癒する場合もあります。
ですが、自己判断せずに獣医師の診察を必ず受けてください。
犬の鼠径ヘルニアになりやすい犬種
どの犬種でも鼠径ヘルニアになる可能性はもちろんありますが、なかでも罹りやすい犬種がいます。
この病気は先天的な場合が多く遺伝が関係しているのではと推測されています。
●チワワ
●ミニチュアダックスフンド
●ポメラニアン
●ウエストハイランドホワイトテリア
●ミニチュアピンシャー
小型犬が罹りやすい犬種として挙げられます。
生まれつき鼠径部に異常が出やすいなど様々な見解がありますが、詳しくは解明されていません。
ですが、小型犬はもちろん大きさ問わずに飼い主様が「発症するかもしれない」と意識を持ち、毎日の体調チェックを欠かさずに行って万が一発症しても重症化させないようにことが大切です。
まとめ
犬の鼠径ヘルニアは、様子見の初期段階で発見できれば愛犬に苦しい思いをさせることなく根治が望める病気ということがわかりました。
小型犬には被毛が長い犬種が多く、鼠径部まで触って異常がないかチェックするのは面倒と思うかもしれません。
ですが、自分で何もできない愛犬の病気を見つけ治療してあげられるのは側にいる飼い主様だけです。
健康で元気に生活できるように、定期的な健康診断とセットで管理してあげましょう。