
愛犬が前足を舐めるのはコレが理由だった?5つの原因と対策を解説
2020/04/04
目次
愛犬が足を舐めるのは何かのサイン?
犬と暮らしていると、前足をペロペロと舐める姿を目にすることがありますよね。
愛犬が足を舐め続けていたら、何かのサインと考え注意深く観察することをおすすめします。
犬は言葉で伝えることができない代わりに、行動をサインとして自分のことを表現しています。
愛犬が何かを訴えているんだと思うと、すぐにでも理解して原因を取り除いてあげたいですね。
今回は、愛犬が前足を舐めて悩んでいる飼い主さんに向けて、5つの原因と対策をご紹介します。
愛犬が足を舐める理由
愛犬が足を舐めることはいくつかの原因があります。
愛犬が足を舐める原因を知ることで、取るべき対策が分かり愛犬にとって過ごしやすい環境を作ることができます。
愛犬が前足を舐める5つの原因を以下でご紹介していきます。
①気持ちを落ち着かせる
さみしがり屋な犬は、飼い主さんが出かけたり姿が見えなかったりすると不安を抱きます。
不安を感じた時に自分の足を舐めて気持ちを落ち着かせる犬もいるようです。
例えば、人間でも寒いときに身体をさすったり手をすりあったりすることがありますよね。
それと同じで、犬も気になることがあったり不安を感じた時に足を舐めて気持ちを落ち着かせるようです。
②ストレスを抱えている
運動不足や飼い主さんがかまってくれない状態が続くと、犬もストレスを感じてしまいます。
病気や怪我も見当たらないのにずっと足を舐め続けている時は、ストレスの可能性も疑ってください。
同じ箇所を舐め続けるという行為は良いものではありません。
癖になって舐め続けている可能性もあるため、早急にストレスの元を解消してあげましょう。
③痛みを抱えている
散歩中に怪我をしたり、足をぶつけたり、爪が割れたりなど痛みを抱えているときにも足を舐めることがあります。
愛犬が舐めている箇所を観察し、異常がみられたときには動物病院を受診しましよう。
④アレルギーや皮膚炎
皮膚が炎症を起こして荒れていたり、アレルギーによって痒みが生じていたりする時にその箇所を舐め続けることがあります。
ダニやノミが付いている場合も、患部を気にし続ける行動がみられます。
愛犬が舐めている箇所に発赤や湿疹、肌荒れがないか確認し、異常があれば動物病院に連れていきましょう。
⑤病気の可能性
骨折や捻挫、打撲など、骨や関節に異常がある場合に犬は患部を気にして舐めることがあります。
違和感を感じた場所を舐めるというのは犬によくみられる行動です。
関節系の病気やヘルニアになりやすい犬種もいるため、歩行に異常がみられないか、触ったときに過度な反応をしないか確認しましょう。
愛犬の足舐めを防ぐ方法とは?
皮膚の荒れや病気など、原因がわかっている場合は動物病院を受診し治療を受けましょう。
エリザベスカラーを使用することで治りを早め、愛犬が前足を舐めるのを防ぐことができます。
原因がはっきりとしない場合は、家でできることを行い愛犬を落ち着かせ、舐める行為をやめさせましょう。根気強く継続することが大切です。
①ストレスを解消させる
飼い主が大好きな犬は、飼い主から離れた時に分離不安を感じることがあります。
分離不安を改善するには、毅然とした態度でしつけを行う必要があります。飼い主にリーダーシップを感じ、犬に自立心が芽生えることで改善に向かいます。
しつけが難しいと感じる場合は動物病院やペットスクールに相談をしましょう。
音や明かりなど環境によるものは、愛犬がストレスを感じる要因を取り除きます。
愛犬の行動を抑制するのではなく、こちらがストレスの要因を解消することが大切です。
例えば、掃除機の音を怖いと感じるなら愛犬を音に慣れさせるのではなく、音が小さめの掃除機にしたり掃除シートを使うようにするなどです。
無理に抑制してしまうとさらにストレスを感じることもあるからです。
②靴や靴下を履かせる
靴下をはかせて物理的に舐めるのを防ぐことができます。
原因がわかって対処をしていても、舐める行動がすぐになくなるわけではありません。
お散歩で足が荒れやすかったり、夏場のアスファルトや冬場の雪道で炎症を起こしてしまったりする場合は、犬用の靴を履かせてみましょう。
犬用の靴はペットショップやネットショッピングで販売されています。
購入するときには足幅と長さを正確に測り、ぴったりのサイズを選ぶのをおすすめします。
③肉球クリームや包帯を使う
靴下を履かせてもすぐに脱いでしまったり、肌荒れがひどい状態のときは包帯を使うこともできます。
包帯なんて毛にからまって可哀そう!と感じる方もいますよね。
保護用包帯という装着するタイプのものが販売されていて、プロテクターの役割を果たし舐める行為を防いでくれます。
普段のケアに役立つのは肉球クリームです。肉球を保湿し、乾燥から守ってくれます。
動物病院から軟膏やクリームを処方されたときにはそちらを優先し、病院に相談しながら使用しましょう。
このような時に靴下を履かせることが有効です。
最後に
犬は人間を違い言葉で異常を伝えることができません。
そのため飼い主である私たちが愛犬を普段からよく観察し、ささいなことに気付くことが大切です。
前足を舐める行為はストレスや肌荒れ、病気など様々なものが関連し、すぐにやめさせることが難しい場合が多いです。
悪化する前に要因を取り除き、愛犬が安心して生活できるようにしましょう。
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