犬の体にイボができる原因は?
犬は皮膚にトラブルを抱えやすいもので、痒みや炎症を引き起こすと飼い主さんも病院へ行くでしょうが、イボであれば愛犬自身もそこまで気にしていないし放置してしまいがち。
そんなイボですが、皮膚トラブルの中で多い症状のようです。
そこで、今回はイボができる原因や、予防方法、イボかと思ったら腫瘍だったという事もありますので、イボについて詳しく解明していきたいと思います。
まずは、イボができる原因についてです。
イボの原因①ウイルス
ウイルス性のイボは良性のイボになり、皮膚のバリア機能が低下している時や擦り傷・切り傷を負ってしまった時・傷口からパピローマウイルスが入ってしまった事で、イボができる事があります。
また、このウイルスの場合は、接触などによって感染してしまう可能性もありますので、多頭飼いである場合は注意が必要です。
ただ、パピローマウイルスが原因になっているイボの場合は、数週間から数か月で自然に消えていく事も多いため、病院に連れて行っても経過観察となるケースが多いようです。
家庭ではイボの原因にもなるウイルスに対する抵抗力を高めるため、免疫力をサポートするのがおすすめでしょう。
イボの原因②加齢
健康的な犬であれば、皮膚の表面の細胞が一定周期を経て生まれ変わるのですが、年齢を重ねていく事で、次第にその細胞の入れ替わりの周期が滞ってしまい、サイクルが乱れてくる事で、徐々にできものやイボができやすくなってしまいます。
このように加齢でできてしまったイボは、基本的に健康に影響はないのですが、ハイシニアになった犬の場合は、抵抗力も落ちてきますので、腫瘍ができやすくなるなどの変化もあります。
年齢を重ねていくに連れて、飼い主さんが注意深く愛犬の体を観察していく事が大切です。
イボがうつる可能性は0じゃない
人間にもイボというものができますが、感染するものと感染しないものがあるように、犬にも同様で感染するものとしないものがあります。
先ほどご紹介しましたが、原因がウイルスによりイボであれば、接触などで感染してしまう事があり、犬のイボを触った手で他の部位をさわったり、他の犬を触ったりするとイボが増えたり、ウイルスの種類によっては人間にも感染するケースもあります。
イボは触り過ぎると、大きくなってしまう事もありますので、気になるかもしれませんが極力触らないようにし、出来ればどんなイボの種類なのかを把握するために、先生に診てもらう事をおすすめします。
イボの予防方法
イボが何故できてしまうのかはまだ詳しく解明されていませんが、イボができないようにするためには、常に愛犬の体や生活環境を清潔にしておく事です。
散歩の後には必ずブラッシングをして汚れをとり、月に1~2回は肌に優しいシャンプーで綺麗にしてあげましょう。
また、犬のイボは日光浴やビタミンEの摂取が効果的とも言われていますので、日頃の過ごし方が大切になるでしょう。
犬のイボは形状や色で種類が異なる?
犬のイボは単なるイボであればいいのですが、形状や色で種類が異なる事があります。
そうなると治療法なども変わってきますので、ここでは、犬のイボの種類をご紹介していきたいと思います。
自己判断をするのは難しいので、わからないようであれば先生に判断を仰ぎましょう。
カリフラワー状のイボ①皮脂腺過形成
皮脂腺腫瘍は犬のよく見られ、その中でも皮脂腺過形成と皮脂腺上皮腫が多くを占めます。
ほとんどが1㎝未満のイボやカリフラワー状になったもので、比較的高齢の犬に見られるでしょう。
皮脂腺過形成とは、成熟した皮脂腺が集まったもので、体のどこにでもできますが足や手・体幹・まぶたによく見られ、1つではなく複数個できる事もあります。
一方、皮脂腺上皮腫は主に頭部、特にまぶたにできやすいでしょう。
皮脂腺腫瘍ができやすい犬種は以下のような犬種となっています。
・ミニチュアシュナウザー
・ビーグル
・プードル
・コッカースパニエル
・シーズー
・ウエストハイランドホワイトテリア
・ダックスフンド
・シベリアンハスキー
カリフラワー状のイボ②乳頭腫
乳糖腫は小さな亀裂が集まっているようなカリフラワー状に増殖し、傷が付くなどして出血する事もあります。
若齢犬に発生するものは、ウイルスが関係しており、頭部・まぶた・足や手・口唇などによく見られ、犬同士で感染してしますのですが、数か月でなくなっていきます。
口腔の乳糖腫に関連するものは扁平上皮癌に進行する可能性があるとも言われています。
老齢犬に発生する乳糖腫ではウイルスの関与はなく、頭部・まぶた・足や手・生殖器などに多く見られます。
黒いイボは悪性腫瘍
イボのサイズに関わらず、黒や紫・赤黒いイボは悪性の可能性が高くなります。
触ると硬く、良性のイボと違い時間の経過とともに、徐々に大きくなる事がありますので、このようなイボが見られた場合は、早急に受診するようにして下さい。
悪性腫瘍の中で多いのが扁平上皮癌と悪性黒色腫になり、扁平上皮癌は、皮膚だけではなく口腔の粘膜や膀胱にも発生する腫瘍です。
リンパ節や肺に転移する事があります。
悪性黒色腫はメラノーマとも呼ばれる腫瘍で、高齢犬に多く発生する傾向があります。
進行が早いため、発見された時には他の部位や臓器に転移している可能性が高まります。
白やピンク色のイボは良性腫瘍
悪性腫瘍は黒や紫などが多いと先ほどご紹介しましたが、良性のイボの場合は白やピンク・肌色など比較的明るい色が多く、大きさも1㎝未満と小さめです。
病院に行った方がいいのかの判断ですが、良性腫瘍の場合は経過観察のみと言われるかと思いますが、ウイルスによっては感染するものもありますので、その判断を聞くためにも一度先生に診てもらった方がいいでしょう。
イボが気になって潰れてしまうとそこから細菌が感染し悪化してしまう事もありますので、良性であってもイボを触らないようにする工夫が必要になってくるでしょう。
患部に包帯を巻いてカバーしたり、舐めたり噛んだりしないようにエリザベスカラーをするのもいいかと思います。
犬のイボはどのように治療する?
では、出来てしまったイボはどのように治療すればいいのでしょうか?
良性のイボのほとんどは、治療はなしで経過観察が多いです。
ウイルス性のイボであっても、感染さえ気をつければ数か月ほどで自然に消滅する事が多いでしょう。
しかし、愛犬が気になってしまう場合、治療してあげたいと思いますよね。
そこで、ここではイボの治療法についてご紹介していきます。
イボ用の薬を使う
市販薬になるのですが、ヒルトンハーブ バイレックスクリームというスキンクリームがおすすめです。
イボだけでなくできものにも使用でき、楽天などで販売しています。
ハーブとホメオパシーの考えで作られており、ホメオパシーでイボや肉腫に使われるスーヤをカレンデュラ・ウィッチヘーゼルベースのクリームに配合。
1週間くらいの連続使用で効果が現れると口コミ評価が高いアイテムとなっています。
気になっている方は是非試してみて下さいね。
悪性腫瘍の治療方法
イボが次第に大きくなったり、色が黒っぽいなど悪性腫瘍の可能性が高い場合は、早めに切除した方が良いと言われています。
先ほどもご紹介したように、悪性腫瘍だった場合、良性に比べ、進行が早く気がついた時には手遅れという可能性もあるからです。
切除方法としては、取り残しがないよう根元から切除し、採取したイボは病理検査をしてイボの種類を判別します。
切除した結果、悪性腫瘍と判明した場合は、抗ガン剤治療や放射線治療が選択される事もあるでしょう。
まとめ
今回は犬のイボについてご紹介してきました。
飼い主さんにもわかる判断基準はやはり色になるでしょう。
イボを発見するためには、日々の愛犬の体観察が大切になってきますので、体にイボができていないか、もしできていれば色は何色かを把握し、病院に行くようにして下さい。
老健になってくると悪性腫瘍になりやすいので、老犬を飼っているご家庭は今日からでも体のチェックを始めてあげて下さいね。 犬はレタスを食べていい?
人間にとってレタスとは、栄養や歯ごたえがあり、何より野菜ですので、体に良いものという認識ですが、犬にレタスを与えてもいいのでしょうか?
野菜と言っても、犬にとって毒になってしまう野菜もありますし、人間には良いものでも犬にはダメなものってありますよね。
そこで、今回は犬とレタスの関係についてご紹介していきましょう。
【結論】レタスは食べても大丈夫!!
結論から言いますと、犬にレタスを与える事は全く問題ありません。
シャキシャキしていて、歯ごたえがありますのでレタスが好きな犬は意外と多いのではないでしょうか。
レタスは灰汁がありませんし、生で食べる事ができるレタスは飼い主さんにとってもすぐに用意できますので犬に与えやすい野菜と言えるでしょう。
また、レタスの葉の部分には栄養素も含まれていますし、95%が水分でできていますので、水分補給としても有能な食材と言えます。
しかし、いくら野菜だからと言ってもたべさせ過ぎには注意しましょう。
レタスの芯はダメ
レタスの芯は捨てるご家庭の方が多いかと思いますが、中には愛犬がレタス好きで芯の部分まで与えているご家庭もあるのではないでしょうか。
犬にレタスを与えるのは全く問題ないのですが、それは葉の部分のみで、芯の部分を与えるのはやめましょう。
理由としては、芯の部分は根の一部で、土から吸い上げた農薬が凝縮されやすい場所だからです。
加熱しても完全に農薬が除去される事がなく、生で与えるとなるとなおさら農薬の量が多くなっている状態ですので、犬にレタスを与える場合は、葉の部分のみにしましょう。
犬にレタスを与えるメリットとは?
レタスは愛犬にも手軽に与えられる食材ですが、栄養があまりないと思っている方がいるのではないでしょうか。
そんな事は全くなく、レタスには豊富な栄養素がしっかり含まれており、犬にとって害なないものばかりですので、安心して下さい。
そこで、ここでは犬にレタスを与えるメリットをご紹介していきましょう。
メリット①腸内環境が良くなる
レタスは食物繊維の豊富な野菜です。
食物繊維は、お腹の調子を整える効果のある栄養として知られていますよね。
レタスの整腸効果は、人間だけではなく犬にとっても役に立つもので、レタスで食物繊維を摂取する事によって、愛犬の便秘を解消する事ができるでしょう。
便秘の状態は、体の中に老廃物や毒素が溜まった状態なので、あまり長く続くと不健康です。
人間と同じように、犬にとっても便秘は辛いものですので、是非レタスなど食物繊維の豊富な食べ物を活用して、愛犬の便秘解消の手助けをしてあげて下さい。
メリット②骨の形成を促す
レタスには、ビタミンKが含まれており、カルシウムが骨に定着する際に必要なたんぱく質を活性化させるなど、骨の形成を促し、丈夫な骨づくりにも重要な役割を果たしています。
さらに、ビタミンKは血液を健康に保ってくれ、その効能から「止血ビタミン」とも言われています。
血液の凝固に関わるビタミンで、出血した時に血を止める重要な働きをしています。
一方で、血管内での血液の凝固を抑えて、血栓の予防にも有効です。
このように、血液の凝固を促したり、抑制したりする事で、血液の正常な状態を保っているのです。
メリット③酸化を防ぐ作用がある
レタスにはビタミンCとビタミンEが含まれており、それらのビタミンは強い抗酸化作用を持っているため、犬の老化防止や細胞・血管の強化にとても効果的です。
犬の体には、本来ビタミンを自分で合成して作り出す仕組みがあるため、実は食べ物で多くのビタミンを摂取する必要はないのですが、老犬やビタミン生成の機能が衰えた犬には、食べ物によってビタミンを補給するのはとても良い事です。
愛犬の体の状態に合わせて、うまくビタミンを補給してあげると良いでしょう。
なお、犬には過剰摂取してはいけない栄養素がありますが、ビタミンCとビタミンEについては多く摂取しても過剰症を引き起こす事はないので安心して下さいね。
犬にレタスを食べさせる時の注意点
愛犬にレタスを食べさせる時にはいくつかの注意点が必要です!
今から紹介する注意点を踏まえて愛犬にレタスを与えてみてください。
注意点①アレルギー
一般的にレタスはアレルギーになりにくい野菜と言われていますが、中にはレタスアレルギーを持っている子もいますので最初は少量を食べさせる事からスタートさせてみて下さい。
もし、レタスを食べて少し時間がたった後、以下の症状が出たようであればもしかしたらレタスアレルギーかもしれません。
・下痢
・嘔吐
・皮膚のかゆみ
・元気がない
・目の充血
もし、上記のような症状が現れたら一度先生に相談してみましょう。
食物アレルギーは摂取後すぐに症状が現れるず、一か月後に現れたという事もありますので、初めて食べさせる食べ物に関しては様子をしっかり見るようにしましょう。
注意点②味付けはしない
犬のレタスを与える時は、味付けをしないでそのままであげるようにして下さい。
ドレッシングやマヨネーズをつけて与えると、余分な油や塩分を摂取してしまう事になります。
折角、栄養があるレタスを食べているのに、味付けをしたばっかりに肥満になったり、腎臓病になったりしてしまっては本末転倒になってしまいますよね。
ですので、レタスを与える場合は、必ず生のままか、味付けをせず茹でて与えるかにしましょう。
注意点③大量に与えない
レタスには先ほどもご紹介しましたが、豊富な食物繊維と水分の他に、カリウムという成分も含まれているため、一度に大量のレタスを与えると下痢や頻尿などの原因となる可能性があります。
犬の大きさによって与える適正量は、異なりますが、中型犬・大型犬であればおやつとしてレタスの葉一枚を与えたり、小さく切ってドッグフードに混ぜる程度であれば問題ないでしょう。
小型犬であればレタスの葉4分の1程度を小さく切って与えてあげて下さいね。
まとめ
今回は、犬とレタスの関係性についてご紹介してきました。
人間にとっては栄養豊富な野菜でも、犬にとっては害になってしまう野菜がありますが、レタスについては人間と同様、犬にとっても有能な野菜である事がわかりました。
しかし、いくら栄養があるからと言って、大量に与えすぎたりしないようにしましょうね。 犬はイカを食べることができる?
食いしん坊のワンちゃんってすっごく可愛くて、食べたがったら「しょうがないなぁ~」とついつい何でもあげちゃいますよね。
でもその行動、とんでもなく危険ですよ。とくに、何も知らずにおつまみをあげてしまうお父さん!
おつまみに使われる食材は、ワンちゃんにとって毒になるものが多く、おつまみでメジャーなイカもその1つなんですよ。
【結論】生のイカは絶対ダメ
生のイカにはチアミナーゼという、ビタミンB1を分解する酵素が含まれています。
ビタミンB1が分解されて足りなくなると、まず食欲がなくなったり、唾液が多くなるという症状が出ます。
そしてひどくなると急に痙攣したり、めまい、手足になんらかの異常が起こります。
猫がイカを食べると腰を抜かすという話もありますし、人間もビタミンB1が不足すると、脚気(かっけ)という足がしびれたりむくんだりする症状が出ます。
イカを食べてしまっているワンちゃんは、これらの症状が出ていないか確認してみましょう。
理由①中毒症状を引き起こす
イカの内臓には、「アニサキス」という寄生虫が潜んでいる場合があります。
この寄生虫が体に入ると、激しい腹痛と嘔吐を引き起こします。これに加えて中毒症状も引き起こすので、ワンちゃんに苦しい思いをさせたくなかったら、生のイカを食べさせるのはやめましょう。
アニサキスはイカ以外にサバ、サケ、アジなどの魚にも潜んでいることがあります。
1年に数回ニュースで、サバの押し寿司を食べて救急搬送された人の話が出ますが、それもアニサキスの影響です。
人間でも我慢できない痛みだということは、覚えておいてくださいね。
理由②消化に悪いため
人間の食べるものはだいたいぺろっと食べてしまうワンちゃんたちですが、海産物を消化するのは苦手な内臓を持っています。
というのも犬の祖先であるオオカミたちは、森などの陸を中心に生活していて、動物の肉ばかり食べていたので魚などを食べる機会がほとんどありませんでした。
そのため消化不良を起こしやすく、少量を食べただけでも下痢や嘔吐をしてしまうこともあります。海産物をあげた次の日の糞の状態は、しっかり確認しておきましょう。
加熱したイカはOKでスルメはダメ?与え方の注意点
生のイカで危険だと紹介した「アニサキス」や、ビタミンB1を壊す「チアミナーゼ」の効果は、加熱することでほとんどなくなります。そのため加熱したイカはOKと言われています。
ですが、同じイカでもスルメはまた別の注意点があります。
それは「塩分が強すぎること」と「お腹の中で詰まってしまう可能性がある」ということです。
注意点①小さくカットする
焼いたイカをあげる際は、できるだけ短い時間で消化できるように、小さくカットしてあげましょう。
犬は噛み千切るための立派な犬歯はありますが、食べ物を細かくすりつぶすための歯がありません。
少量でも内臓にかかる負担はとんでもないので、ワンちゃんがそのまま飲み込んでも大丈夫なくらい、小さくした方が安全です。
みじん切りくらいの大きさがベストだと思います。また、食べさせている間・食べた後しばらくは、異変がないかしっかり様子を見てあげてくださいね。
注意点②与えすぎないこと
カロリーが低く、タンパク質や必須アミノ酸・ミネラルが豊富なイカですが、何事も与えすぎはいけません。
普段のご飯で十分なカロリーなのに、低カロリーだから大丈夫とイカをあげれば太ります。
それに栄養豊富だからとイカをあげている場合、イカと同じ栄養は他の食べ物からも摂ることができます。消化不良などのリスクを考えると、逆に栄養をムダにしているかもしれません。
焼いたイカをあげたいときは、1日の総摂取カロリー内に収まって、なおかつ消化不良にならないよう注意を払ってあげましょう。
犬がイカを食べた時の対処方法
生のイカの怖さや、焼いたイカやスルメでもあげかたを気をつけないと、ワンちゃんを苦しめてしまうとお話ししました。
ここまでしっかり読んでくれているあなたなら、自分からイカをあげることはないと思います。
ですが、家族の誰かがうっかりあげてしまった…なんてことになったら、どう対処すべきか。念のためにお話ししておきます。
対処方法①少しだけ様子を覗う
ワンちゃんがイカを食べてしまうシチュエーションとしては、ゴミ箱を漁って食べたか、家族の誰かがあげたときですよね。まずどのくらいの量を食べてしまったのか把握しましょう。
少量ならビタミンB1を壊す「チアミナーゼ」の影響はほとんどないと思います。
ワンちゃんがけろっとしている場合は、そのまま少し様子を見てください。
ご飯のときに食欲がなかったり、ふらふらしている、唾液が多いなと感じたら病院に連れていくことを検討しましょう。
対処方法②動物病院で診療
少量であっても心配なのは、寄生虫の「アニサキス」の影響です。人間でも救急搬送されるくらいの激しい腹痛と嘔吐を引き起こします。
家でできる対処はほとんどないので、嘔吐した時点ですぐ病院に連れて行きましょう。
大量に食べた場合、ビタミンB1を壊す「チアミナーゼ」の影響も心配です。痙攣やめまいを起こしている場合は重症なので、この場合もすぐに病院に連れて行きましょう。
子犬なら元気がないだけで変だと感じますが、成犬の場合じっとしているワンちゃんも多いと思います。
動物は痛みがあっても気づかせない生き物なので、飼い主さんがしっかり小さなサインを見つけてあげましょう。
まとめ
栄養豊富だからとおやつにあげてしまいがちなイカですが、少量でもワンちゃんにとっては毒です。
イカと同じく低カロリーで、栄養豊富な食材はたくさんあります。イカ以外のもので、ワンちゃんを気遣いましょう。
うっかり食べさせてしまった場合は、大事に至らないようにワンちゃんの小さなサインを見逃さないでくださいね。 スタッフォードシャーブルテリアとは?
スタッフォードシャーブルテリアは、「スタッフィー」という愛称で知られるイギリス原産のテリア犬種です。
ブルドッグと数種類のテリア等を交配し生み出され、闘犬や番犬として飼育されていました。
そんなスタッフォードシャーブルテリアは、どんな犬なのでしょうか。その特徴についてご紹介していきたいと思います。
スタッフォードシャーブルテリアの特徴
スタッフォードシャーブルテリアは、骨太で筋肉質の体つきをしており、全体的にがっしりとした印象です。
体高は36〜41cm、体重は11〜17kgほどの中型犬で、体高よりも体長が少し長いという点も特徴の1つです。
耳は半立ちで、脚はは太く長いです。尻尾は中くらいの長さで垂れておりとても愛らしいです。しかし、動作は俊敏で、とても軽快に歩きます。
性格は無邪気で陽気でとても人懐こいです。しかし、本来は闘犬だっため興奮しやすく攻撃的な一面があるので、しっかりとした訓練をした後でなければ飼育は難しいです。
運動量は多く、活発に走り回るのが大好きです。
ブルーやブラックなど毛色が多い
スタッフォードシャーブルテリアには、多数の毛色が存在します。
・レッド(茶褐色、または茶色の毛色の明るめの茶色)
・フォーン(淡い褐色。個体により色の濃淡に幅があります)
・ブラック(黒色)
・ブリンドル(黒褐色にそれより明るい褐色が混じった毛色で、黒と他色の混合)
・ブルー(青みがかった灰色)
・ブラック&タン(黒地に目の上や頬、足先、胸に黄褐色のマーキングがあります。)
・レバー(透明感のある赤い毛色)
・ホワイトレッド(明るい茶色)
などがあります。
(※ブラック&タンとレバーは犬種標準では認められていない毛色です。)
抜け毛が少ない
スタッフォードシャーブルテリアは、季節による換毛期がないシングルコートで、短毛なので抜け毛少ないです。
とはいえ、短い毛がからだにみっしりと生えていますので被毛のお手入れは必要です。しかし、抜け毛が少なくて短毛なので、週1〜2回程度のブラッシングで十分です。
毎日ケアする必要もありませんし、ブラシに毛が絡まることもないため、それほどお手入れに手間がかかることはないでしょう。
しかし、散歩や遊んだ後などからだが汚れてしまったときは、濡れタオルを使って汚れを拭き取ってあげましょう。しっかりブラッシングしてあげると、ツヤのある被毛が維持できます。
スタッフォードシャーブルテリアの性格
スタッフォードシャーブルテリアは、骨太で筋肉質の体つきをしており、全体的にがっしりしているのが特徴的な犬です。
本来、闘牛用として改良された犬種。ですので、見た目の特徴からは少し怖そうなイメージですが、実は、陽気で素直な性格なのです。
そんな見た目とギャップのあるスタッフォードシャーブルテリアの性格について細かくご紹介していきたいと思います。
陽気で優しい
ペットとして改良されたスタッフォードシャーブルテリアは、人懐っこい陽気で優しい性格をしています。ですので、良い関係を築くのにそれほど時間はかかりません。
また、とても愛情深く、飼い主に忠実ですので、一緒に暮らす飼い主や家族に対しては、献身的に行動します。ですので、スタッフォードシャーブルテリアとしっかり絆を築くことができましたら、飼育しやすい犬というよりも、大切な家族の一員としての関係を作ることができるでしょう。
また、賢い犬でもあるので、子どもとも仲良く付き合うことができます。それゆえ「ナニードッグ(子守犬)」という愛称で呼ばれることもあります。
時に攻撃的
スタッフォードシャーブルテリアは、本来は闘犬ですので、攻撃的な一面があります。
売られた喧嘩は買うという強気な性格ですので、いったん攻撃モードに入ってしまうと手が付けられなくなります。
普段は素直で優しい性格ではありますが、ストレスが溜まる環境下などで、本能的に攻撃的な性格が出てしまうことがあります。
しかし、攻撃的という言葉を言い換えれば、とても勇敢であるということ。
そのため、番犬としても活躍してくれるでしょう。とはいえ、攻撃的な一面が裏目にでることがないよう子犬のときから徹底的なしつけや訓練が必要な犬種であるということが言えます。
従順
スタッフォードシャーブルテリアは、もともと闘犬であったため、飼い主への従順さを持ち合わせた性格をしています。興奮するといった感情的になるような状況でも飼い主の指示に従う必要があったためです。
そして、素直で賢く、反抗することも少ないのでしつけがしやすい上に、飼い主と良い関係を築くことができる犬種になります。
とはいえ、闘犬の血を引いているため、環境や状況により攻撃的な性格が現れることもありますので、小さいうちから徹底的なしつけが必要になります。
スタッフォードシャーブルテリアの入手や販売
スタッフォードシャーブルテリアの外見的特徴や性格について知っていただき、家族として迎え入れたいと思われた方がいらっしゃるかと思います。
しかし、国内のペットショップではあまり見かけることのない犬種です。
一体、どのように入手ができるのか?入手できたとして購入価格はどのくらいになるのかご紹介していきたいと思います。
ブリーダーから子犬を購入
スタッフォードシャーブルテリアを家族に迎える場合、直接ブリーダーから購入しましょう。
そして、ただかわいい子犬を販売しているということだけで選ぶのではなく、遺伝性疾患に気をつけて繁殖しているブリーダーであるかどうか確かめてください。
値段が多少高いと感じたとしても、正しい繁殖で産まれてきた犬たちは病気になるリスクが低いです。そのため、病院にかかる医療費が少なくて済みますので結果的にはコストを抑えることになります。
どこで、どのように生まれてきたか調べないまま子犬を購入すると、やたら子犬を産ませる目的だけの非道徳的で、不健康な犬を作り出している子犬製造工場であったということにもなりかねません。
たとえ多少値段が高かったとしても、安心できるところから購入するようにしましょう。
平均的な値段
POINT
一般的に、
・子犬の価格は犬種スタンダードに近いかどうか
・血統
・顔
・毛色
・体の大きさ
・月齢
などの要因で変動します。
スタッフォードシャーブルテリアの場合、価格相場は少し高めです。高くて35万円、少し値下げしたとしても25万円くらいの値段になります。
スタッフォードシャーブルテリアは国内ではなかなか手に入れることが困難な犬種になるのでペットショップで見かけることはほとんどないでしょう。
購入となるとブリーダーからになりますが、ブリーダーの数もそれほど多くありません。
まとめ
スタッフォードシャーブルテリアの特徴や性格、入手方法などをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
もともとは闘犬として改良された犬種のため、攻撃的な一面を持ってはいますが、素直で陽気、そして優しい性格です。
子犬のうちにしっかり訓練やしつけをすれば、家族として迎え入れるには充分良い関係を築くことができるでしょう。
ただし、日本では簡単に入手できる犬種ではないため、購入はたやすくありません。
心身ともに健康なワンちゃんと出会えるよう購入先は慎重にリサーチをしてから購入するようにしてくださいね。 愛犬の夜泣きの8つの原因とは?
犬の夜泣きは子犬や老犬に起こる事が多いのですが、成犬でも時にはあり、原因はさまざまです。
犬は言葉を話せない分、泣く(吠える)しかないので、飼い主さんがその原因や愛犬の気持ちをわかることが大切です。
そこで、まずは犬の夜泣きの8つ原因をご紹介していきます。あてはまるところを探し、対策も参考にしてください。
1、体調不良や病気
昼間は元気だったのに、原因もわからず夜泣きをする場合は、体調不良か病気を疑ってみましょう。
身体が痛い、苦しいという時は甘えて泣く時と様子が違います。
外的な痛みの場合は、その場所を触ると反応があるので身体をチェックし、どこが痛いのか探ってみて下さい。
触ってもわからない場合は、内臓など目に見えない所の痛みかもしれないので、夜泣きがおさまらない場合は、早めに病院へ連れて行き診察してもらいましょう。
2、不満を訴えている
犬は言葉が話せない生き物ですので、夜泣きと言う形で現れる事があります。
遊んで欲しい、お腹がすいた、トイレに行きたい、寒い、暑い、喉が渇いたなど原因は様々です。
特に日中一匹で留守番しており、飼い主さんが遅くまで帰宅しない場合は、それが原因の事もありますので、毎日少しの時間でもいいので構ってあげてみて下さい。
それでも収まらない場合は、とりあえず散歩に連れて行き、気分転換させてあげるとすんなり落ち着く事も多くあります。
とにかく、様々な考えられる原因と探るようにしましょう。
3、老犬
老犬になってくると夜泣きをするケースが多くありますが、原因としては老化による認知症によって体内時計が狂った結果、昼夜が逆転してしまうという事があるためです。
ぐるぐる同じところをまわったり、トイレの失敗を繰り返すような症状が見られるのであれば、認知症の可能性があるため、早めに病院で診察を受けましょう。
その他、老化による関節痛のせいで夜泣きをしている可能性もあります。
散歩に行くのを嫌がったり、足が震えていたりする場合は要注意です。
その場合も早めの受診をおすすめします。
4、発情期
成犬が夜泣きをする場合、メスもオスも発情期の可能性があります。
メス犬は発情期になるとホルモンのバランスが崩れ、イライラしたり陰部からの出血など普段と違う事が起こるため、犬も不安になり、さらに出血によってお腹の痛みも出てきますので、精神面でもバランスを崩してしまいます。
オス犬の場合は、メス犬が近くにいると、ソワソワし夜泣きをしたり遠吠えをする場合は多いようですが、メス犬もオス犬も去勢や避妊手術をすれば収まる傾向にあります。
去勢や避妊手術は難しい手術ではないですが、リスクもないとは言えませんので、手術を受ける際は病院の先生とよく相談した上で決めるようにしましょう。
5、番犬としての本能
犬は人間より聴覚や嗅覚が優れています。夜など静かな時に外で物音がした、誰かが帰ってきた場合に吠える事があります。
これは犬の本能というべきもので「誰か来たよ」と飼い主さんに伝えています。
しかし、夜だと飼い主さんも必死になってしまい「静かにして!」と大きな声で抑制したり必要以上にオーバーアクションを取りがちですが、そうすると犬も余計に興奮してしまうので、逆効果です。
6、ストレス
飼い主さんが日中家におらず一匹で留守番をしていると、運動不足で体力があり余っている事が原因で夜泣きをしてしまうケースがあります。
個体によって差はありますが、小型犬は毎日20分以上、大型犬は毎日30分以上の運動が必要です。
運動量がストレスが溜まっているようであれば、日中なるべく沢山遊ぶようにし、夜まで体力が残らないようにしてあげる必要があるでしょう。
忙しい飼い主さんであれば出来るだけ帰宅後散歩に連れて行ってあげるようにして下さい。
7、甘えたい
甘えたい時や何かを欲求した時に泣く場合もあり、この場合、飼い主さんがすぐそばへ行くと、犬が構って欲しい時にすぐに泣いて飼い主を呼ぶようになってしまうため、徹底的に無視するよう心掛けて下さい。
たまにでも構ってしまうと、しつけの意味がなくなってしまいますので、要求泣きの場合は必ず無視するようにし、犬が泣き止んだ時を狙って犬のそばに行くよういしましょう。
「泣いたから飼い主が来たわけではない」とわからせなければ、わがままな犬になってしまいます。
8、不安や恐怖
恐怖や不安を感じると夜泣きをする事もあります。
もともと母犬や姉妹犬などと一緒に過ごしていた場合、ぎゅうぎゅうに潰されながら寝ていた環境から急に一人で寝る静かな環境になると犬も不安になってしまいます。
他にも花火や雷など大きな音がしたりすると恐怖を感じます。
この時、気をつけて欲しいのは飼い主さんが同じように慌てないこと。
飼い主さんが慌ててしまうと、愛犬もさらに不安になってしまいますので、愛犬が不安や恐怖で泣いている場合は、落ち着いて優しく接するようにしましょう。
愛犬の夜泣きが治らない時の対策や注意点とは?
夜泣きの原因についてご紹介しましたが、実際、愛犬が夜泣きをしてしまった場合、飼い主さんは夜泣きの原因は何なのかをまず考えるようにして下さい。
意味がなく夜泣きをしているわけではないので、何か理由があって泣いているという事ですので、飼い主さんがいち早く気ついてあげる必要があります。
それを踏まえて上で、夜泣きが治らない時の対策や注意点をご紹介していきます。
ラジオや音楽を流してみる
夜全く無音な状態で静かすぎると、不安を感じて夜泣きをする場合がありますので、その際は、時計をタオルに包んで置くと、秒針が心音の役割を果たし、安心感を生むと言われています。
また、子犬の場合は、聞きなれない音に不安や恐怖を感じる場合がありますので、その場合は、ラジオや音楽など音量を小さくし、頭元においてあげましょう。
一定の音量で流れる音や声によって、不安や恐怖から気持ちをそらす効果が期待できると言われています。
一緒に眠てみる
安心させられる要因として「匂いと温度」があげられますので、一緒に寝れる環境にある場合は、一緒に寝てあげて下さい。
一緒に寝るのが難しい場合は、湯たんぽや飼い主さんのシャツなどを寝床に入れてあげると温度や匂いを感じる事ができますので、安心して寝てくれる可能性があります。
湯たんぽを入れる場合は、愛犬が火傷をしないように気をつけなければなりません。
今は、沢山の湯たんぽが販売されていますが、しっかり説明を読んで購入するようにして下さいね。
留守番の短縮をしてみる
飼い主さんが忙しく帰宅するのは夜などになると、その間は一匹で留守番している事になりますので、犬の年齢や性格に応じて留守番の時間を調整してあげるようにして下さい。
理想的な時間は4時間程度なのですが、仕事などの場合は難しいかと思いますので、日中は実家に預けたり、ペットシッターを利用したり工夫をするのがいいかもしれません。
そうすると段々夜泣きも改善されてくるでしょう。
獣医に相談してみる
工夫をしても夜泣きが治らない場合は、一度先生に相談してみるのもおすすめです。
もしかしたら飼い主さんが気づいていない病気の可能性やケガなどが判明するかもしれません。
そうでなければ心理的な問題が大きいかと思います。
最近は、犬の問題行動専門医という先生もいますので、専門知識を持った先生の診察を受けてみるのもいいかもしれませんね。
明かりを灯してみる
暗闇で怖い体験をした事があったり、怖がりな性格であれば部屋を暗くするだけで恐怖心が出て夜泣きをしてしまう事もあるようです。
真っ暗な状態にした場合に夜泣きをするようであれば、デスクライトやマメ球などを灯して真っ暗にしない空間を作ってあげるようにして下さい。
しつけで叱るのはNG!
夜泣きをしている時に絶対にしないで欲しいのが叱るという事です。
しつけと言って叱っている飼い主さんも少なくないですが、逆効果になってしまいます。
犬の夜泣きには原因があって何かを必死に訴えるための行動です。
何を伝えたいのか理解できないと飼い主さんはイライラしてしまいがちですが、そこで叱ってしまうと愛犬は泣く=怒られると思ってしまい、夜泣きの原因がわがままではなく病気であったとしても泣いてはいけないと思ってアピールできなくなってしまいます。
そうなってしまっては、病気の発見が遅れてしまい命の危険にさらされてしまう事になりますので、叱るのは絶対にやめましょう。
飼い主さんがイライラしていると愛犬もソワソワして不安定になってしまいます。
広い心を持って愛犬に接するようにしてあげて下さい。
犬の夜泣き対策グッズを紹介!
犬の夜泣きはすぐに治るわけではないので、飼い主さんは夜眠れなかったり、近所迷惑になっていないかなど気になってしまいますよね。
そこで、ここでは犬の夜泣き対策グッズをいくつかご紹介していきます。
防音マット
防音マットは、子供の足音やペットの足音なども防ぐ事ができる便利なアイテムで、床への制振や遮音などにも効果が期待できます。
設置の仕方は四角いマットを敷いていくだけなので簡単にでき、防音マットに防音カーペットを同時に使用するとさらに効果的でしょう。
防音マットはホームセンターなどで購入でき、値段の低価格なので手軽に利用する事ができます。
さらに、遮音以外にもフローリングで足を滑らせて関節を痛める事もなくなるのでおすすめです。
防音ケージカバー
防音ゲージカバーとは、ゲージの周りに防音カバーをつける事で、今まで使用していたゲージに防音カバーを付けるタイプとゲージと防音カバーが一体化しているタイプがあります。
防音カバーだけの方がお手軽なのですが、元々使用しているゲージサイズによっては使用できない事もありますので、サイズをはかってから購入するようにして下さい。
一体化しているものは便利なのですが、料金が高めですので、予算によって購入を決めるといいでしょう。
老化による夜泣きの場合は、昼夜問わず泣き続けます。
飼い主さんにも介護や不眠、近所からの苦情などで精神的に追い詰められてしまいますので、そうなる前に防音ゲージカバーなどを検討してもいいかもしれません。
防音カーテン
防音カーテンは、ホームセンターなどで購入でき、普通のカーテンより防音効果が期待できます。
選ぶ時はできるだけ質量のある重いカーテンにし、できるだけ壁とカーテンの隙間をあけないようにすると効果があがります。
3,000円~1万円程度のものまで厚さや効果により値段に差が出ますので、予算に応じて購入するようにするといいでしょう。
防音室並みの防音効果はないものの、使用しないよりははるかに音を遮る事ができますので、夜泣きで悩んでいる方は検討してみてもいいかもしれません。
防音壁
防音壁は、自分で設置する事ができ、石膏やグラスウール・ガラス繊維などでできています。
音を遮断し音が漏れるのを防いでくれるので愛犬の声を遮断する事ができます。
防音壁より効果は下がりますが、遮音シートを使用するのもいいでしょう。
壁にピンなどを使用し、簡単に取り付ける事ができます。
防音壁もオシャレな柄が入ったものなども販売していますので、楽しみながら設置する事ができるのではないでしょうか。
サイズや効果などにもよりますが、3,000円のものから2万円程度のものまであるようです。
まとめ
今回は犬の夜泣きについてご紹介してきました。
犬の夜泣きには原因が様々あるのですが、理由が泣くないているわけではないので、何故泣いているのかを飼い主さんが察知してあげるのが大切です。
そして、今回夜泣き対策やグッズなどご紹介していますので、夜泣きで悩んでいる飼い主さんは是非参考にしてみて下さい。
夜泣きをしたからと言って、決して怒らないよう、大らかな気持ちで接してあげるようにしましょう。 犬のトイレトレーニングの期間はいつまで?
昔は犬は外で飼うものというイメージでしたが、ここ数年で室内でも飼いやすい犬種やペットOKの賃貸が増えて、一気に室内飼いのイメージが定着しましたね。
そこで問題になるのが、トイレを覚えさせること。
小さいうちに覚えさせなきゃいけないとは聞きますが、いったいその「小さいうち」はいくつまでなんでしょうか?
そのような疑問をこの記事では紹介していきますので、見ていきましょう。
教える期間の理想は1歳まで
答えは「1歳まで」です。犬は1歳で大人になると言われていて、その間にそれぞれ性格や習慣が作られます。
ご飯がほしいとき、散歩に行きたいときに吠えて要求するワンちゃんが多いですが、そういうワンちゃんはちょっとわがままな傾向がありますよね。
大人になるまでにしつけがあまりできないと、我慢することが苦手になってしまうし、飼い主にお願いすればしてもらえるという習慣が出来上がってしまいます。そんな性格でもかわいいですけど、できればおりこうなワンちゃんがいいですよね。
そのためには、覚えてほしいしつけに優先順位をつけて,しっかりトレーニングしましょう。
厳しくしすぎてワンちゃんに嫌われたらいけないので、しっかり褒めることも忘れずに!
覚えるまでは常に愛犬をチェック!!
覚えてほしいしつけの中でも、とくに優先順位の高いトイレトレーニング。
覚えてもらえないとお家が汚れて掃除が大変だし、車での移動、ドッグカフェなどの施設の利用も難しいですよね。
そうはいっても、なかなか覚えてもらえないのもトイレトレーニングなんですよね。
そのため飼い主さんは、ワンちゃんをお迎えした日からトイレトレーニングを開始しましょう。
ワンちゃんはそもそもトイレが何かわからないので、お家に慣れてもらう間にトイレも認識してもらえるようにするのが良いです。
トイレとは何かをワンちゃんが理解できるまでは、しっかりワンちゃんの行動をチェックして、トイレをしたそうにしたらトイレの場所に連れて行くなどしてあげましょう。
犬のトイレトレーニングは成犬でも可能?
「うちの犬はもう1歳過ぎてるから、一生トイレを覚えないのかしら」と不安になった方もいるかもしれませんが、安心してください。
飼い主さんの努力が必要ですが、絶対に覚えられないということはありません。
今はいろいろなしつけグッズや方法があります。これから紹介する方法の中で、ワンちゃんと飼い主さんに合うものを選んで挑戦しましょう。
忍耐強く待てばトイレトレーニングは可能!!
まず飼い主さんがしなければいけない努力ですが、忍耐強く何度も何度もしつけをしましょう。
大人になったワンちゃんは性格や習慣が出来上がってしまっているので、子犬の頃にしつけをするよりも大変です。
長く付き合っている分、ワンちゃんの性格を理解していると思うので、その子に合った方法でしつけをしましょう。
まずはワンちゃんが不信感をもたないように、トイレの場所や指示の方法は決めておく必要があります。
家族全員が違う指示をしてしまうと、ワンちゃんが混乱してしまうので、同じ指示で忍耐強くトレーニングすることが重要です。
スプレーを使ってトレーニング?
トイレトレーニングを頑張る飼い主さんに使ってほしいお助けグッズがあります。それはトイレトレーニング用のしつけスプレーです!
このスプレーは、マーキング禁止タイプとトイレ誘導タイプの2種類があり、ワンちゃんの性格に合わせて選ぶことができます。
マーキング禁止タイプはワンちゃんが嫌がる臭い成分配合で、スプレーしたところでトイレをしないようになります。
その反対にトイレをしてほしい場所にスプレーするのが、トイレ誘導タイプのスプレーです。
ワンちゃんがトイレをしたくなる、アンモニアや草花の香りが配合されています。
部屋中でトイレをされているならマーキング禁止タイプ、トイレトレーニングを始めたいならトイレ誘導タイプがおすすめです。
犬のトイレトレーニングをプロに頼もう!
自分でしつけをする自信がない、全然覚えてくれないという悩みもあると思います。
そんなときはプロに頼ってみませんか?
たしかにお金はかかってしまいますが、最近はしつけをしてくれるところも増えて、値段もみなさんが想像するより安くなっていますよ。
プロのお泊りトレーニング
ホテルに泊まって、昼も夜もプロがつきっきりでトレーニングしてくれます。
1日を通してワンちゃんの行動を観察できるので、性格に合わせたトレーニングで、短期間で結果が出ると評判です。
トイレのトレーニングだけじゃなく、いろいろなしつけを行ってくれます。
気軽に悩みを相談できますし、飼い主さんが気になる行動を重点的にしつけすることできます。以下は一部のトレーニングですが、気になる方は検討してみてはいかがですか?
POINT
・人や物を噛まないトレーニング
・ケージに入る、ケージでリラックスして待つトレーニング
・名前を呼ぶと来るトレーニング
・楽しく散歩をするトレーニング(飼い主を引っ張らない、人や物に吠えないなど)
プロの出張トレーニング
飼い主さんの事情やワンちゃんの性格上、どうしてもお家でしつけをしてもらいたいという方もいると思います。
そういう方は、プロがお家まで来てくれる出張トレーニングはいかがですか?
お泊りトレーニングよりも時間は限られますが、同じようなトレーニングが可能ですし、外ではやらないけど家だとやってしまうという行動もしつけできます。
なにより環境が変わらないので、やり方を教わればプロと同じしつけをすることができます。
扱うのに力が必要な大型犬や、多頭飼いのワンちゃんたちでもしつけをしてくれるところがあるので、まずは気軽に相談してみるのをおすすめします!
まとめ
ワンちゃんのトイレトレーニングは、大人になる1歳までが理想ですが、1歳を過ぎても飼い主さんの努力があればしつけ可能です。
トイレトレーニング用のスプレーを使ったり、プロにトレーニングをお願いするなどの方法もあります。
飼い主さんとワンちゃんに無理のないトレーニング方法を見つけて、より良い関係を築けるトレーニングにしましょう!
猫回虫とは?
猫回虫とは、猫が感染する病気であり、便などで感染が広がります。
猫以外にも回虫が体内に侵入してしまうこともあります。猫回虫に感染してしまうと腸などの体内で卵を産み付け、幼虫から成虫にまで成長してしまいます。
卵は非常に小さいため見ることはできませんが、成虫になってしまうと視認できる大きさになります。
猫を飼育するのであれば猫回虫についても詳しく把握しておくことをおすすめします。
猫回虫は猫が感染しやすい寄生虫
猫回虫は猫が感染しやすい寄生虫であり、特に外出する機会が多い猫が感染しやすくなっています。
POINT
猫回虫に感染してしまう原因はほかの猫や生き物の便に触れたり、便に含まれていう回虫を体内に取り入れてしまい、感染してしまいます。
そのため、室内だけではなく、自由に外に出歩くことができるように飼育しているのであれば猫回虫に感染してしまうリスクも高まってしまいます。
自由に外出させるとみていない間にどのような行動を行っているのか把握することもできないため、知らない間に感染してしまうことも多いです。
猫回虫の感染ルート
上記でも紹介したように猫回虫は猫回虫に感染している猫の便と触れることで感染してしまいますが、そのほかにも回虫に感染しているネズミなどを捕食することでも感染してしまいます。
ネズミなどのゲッ歯動物の体内に回虫がいる場合が多く、捕食することで回虫の幼虫までも体内に入れてしまいます。
胃で消化されると思われがちですが、腸の中で卵を産み付ける習性があるため、一度体内に入れてしまうと高い確率で感染してしまいます。
そのため、ネズミ対策として猫を飼育しているのであれば高い確率で感染してしまっている可能性があり、検査をすることをおすすめします。
猫回虫の症状
猫回虫は猫特有の感染病ですが、どのような症状が出るのか知らない人も多くいるのではないでしょうか。
次に、猫回虫に感染してしまうことで現れる症状について紹介します。
猫回虫の症状を把握しておくことで素早く猫回虫であることを疑うことができ、治療を早期に開始することができます。
猫回虫に感染するリスクのある飼育方法をしているのであれば把握しておくことをおすすめします。
子猫に多い嘔吐や下痢
猫回虫に感染してしまうと子猫に症状が現れることが多く、お腹が膨れてきたり、下痢や嘔吐を繰り返すようになります。
そのため、子猫が下痢や嘔吐を繰り返すのであれば猫回虫であることを疑いましょう。
回虫は腸で成長して同時に悪さもするため、栄養不足に陥ってしまいやすいです。
嘔吐や下痢を繰り返すことで本来吸収する栄養を体外に排出してしまっているため、栄養が不足して毛につやがなくなってしまうこともあります。
子猫が回虫の影響を受けやすい理由は抵抗力が成猫と違い弱く、回虫の攻撃で体調に変化が現れやすくなっているからです。
成猫は無症状の場合もあり
猫回虫は成猫であれば症状が現れないケースがあります。
特に、健康状態が良好であればたとえ猫回虫に感染しても症状がなく、普通に生活することができます。
症状が現れないため、猫回虫に感染していることに気づくまでに時間がかかってしまいます。
高齢や健康がすぐれていない成猫では重篤な症状に陥ってしまうこともありますが、ほとんどありません。
成猫は子猫と比べると抵抗力があるため、猫回虫に感染しても基本的に症状が現れません。
しかし、猫回虫に感染している成猫が子供を産むと子猫にも感染が移る可能性もあり、重篤な状況になることもあります。
猫回虫の治療方法と見つけ方
猫回虫に感染しても治療方法があるため、正しい方法で治療すれば完治することができます。
猫回虫の治療をするためには、猫回虫に感染しているかどうかを判断しなければなりません。
次に、猫回虫の治療方法や見つけ方について紹介します。
見つけるのが速かったり、治療が速いことで重篤な状態に陥ってしまうことを未然に防ぐことが可能になります。
駆虫薬を飲んで治療
猫回虫に感染してしまった場合は駆虫薬を飲むことで体内の回虫を殺すことができ、回虫によるさまざまな症状を改善することができます。
また、飲むタイプと背中に垂らすタイプの駆虫薬があるため、好みのよって選ぶようにしましょう。
駆虫薬のやり方が異なっても得られる効果に違いはありません。体内に死んだ回虫は便として排出されることが一般的であり、再び便に触れないようにすることも大切です。
便として排出されずに咳やくしゃみなど口から排出されることもあります。成虫に成長しきった場合では視認することができる大きさになっているため、薬の効きを確認することもできます。
便の検査を定期的に受ける
猫回虫は便から感染が拡大する寄生虫であるため、猫回虫に感染してしまっている猫の便には回虫や回虫の卵が一緒に含まれていることが多いです。
視認することは難しいため、便検査を獣医に確認してもらうことが一般的です。
便検査をして回虫がいないのであれば猫回虫に感染しているリスクが少ないですが、放し飼いをしている場合は今後感染することもあるため、定期的に便の検査をすることをおすすめします。
稀に口から回虫の成虫を吐き出すことで感染が分かることもあります。
猫回虫は人に感染する?
猫回虫は猫に感染する寄生虫ではありますが、人にも感染するリスクがあるのか気になる人も多くいるのではないでしょうか。
特に、猫を飼っている人であるほど猫回虫に自身が感染するのか気になりやすいです。次に、人が猫回虫に感染するのかを紹介します。
人に感染する可能性あり
回虫はさまざまな動物に感染する寄生虫であり、猫はもちろんですが、犬などにも感染します。
同じ動物でもある人にも感染するリスクがあり、猫と触れ合う機会が多いほど回虫に感染してしまっている可能性が高まります。
猫回虫に感染してしまっている猫とキスをしてしまうと人に感染してしまう可能性があるため、自身が飼っている猫が猫回虫かどうかを確認しておく必要があります。
ほかの人が飼っている猫や野良猫とは極力触れ合わないようにすることで人への感染を防ぐことができます。
人に感染した場合どうする?
猫回虫は猫の体内に成長する寄生虫であるため、本来の宿主ではない人に感染しても回虫が成長することはありません。
しかし、殻を作って数か月体内に生存してしまうため、その期間に体力が低下してしまうとアレルギー症状が出てしまうこともあります。
そのため、体力が低い子供や多くのアレルギーを持っている人であれば猫回虫に感染することでさまざまな症状が現れることもあります。
再び感染しない限りは一時的な症状で終わることが多く、重篤な状況までになることはほとんどありません。
まとめ
猫回虫とは、猫の体内で成長して卵を産む寄生虫です。
便を介してさまざまな猫に感染する寄生虫であるため、猫を飼育しているのであれば定期的に便検査を行うことをおすすめします。
一度感染してしまうと自力で治療することは困難なため、獣医から処方される駆虫薬を使用することをおすすめします。
猫回虫に感染しても症状が現れることはほとんどありませんが、感染を拡大させないためにも適した治療を行うようにしましょう。
猫の歯石の原因は?
猫は虫歯にならないと言われるため、口腔内の病気は無関係だと勘違いしている飼い主も多くいるようです。
しかしそんなことはありません。
ペットとして飼われている猫は、歯石が原因となり大きな病気を引き起こしてしまうことがあります。
歯石とは歯垢と呼ぶ口の中の細菌の塊が数日で石灰化したもので、歯の表面につき黄色や茶色になったもの。猫の歯についた歯垢は歯石に変わるのが早くかなり面倒なことに加え、歯石には歯垢が付着しやすく悪循環を繰り返すのです。
歯石の原因となるのは、毎日与えているキャットフードの食べかすが主にあげられています。野生のネコ科の動物ならば肉食のため、捕らえた獲物の肉を引きちぎり食べます。
この食べ方だと歯の表面を汚すこともなく、食べかすも付着しません。
ペットとして飼われている猫は、ウェットフードやおやつなどの軟らかいものを与えられ口の中には食べかすが残り、その結果が歯垢から歯石になってしまうのです。
予防のためにも普段から飼い猫の歯ミガキも習慣づけておくと良いですね。
猫が歯石が原因で発症する病気
猫の歯は乳歯なら26本、永久歯は全部生え揃うと30本あります。
人間でも健康で長生きするためには、自分の歯をどれだけ維持できるかにかかっていると言っても過言ではありませんよね。
猫も同じで、やはり歯は大切です。猫の歯についた歯石をほっておくと、これが原因となり歯肉炎や歯周病を引きおこすことにつながってしまいます。
歯肉炎
歯肉炎は歯周病の初期段階ともいえる病気で、歯についた歯垢の細菌が炎症を起こした状態です。
歯茎が赤く腫れるなどの症状が見られ、病巣となるのが歯肉までのため歯肉炎と呼びます。
歯と歯の間の境目にある溝(歯周ポケット)に歯垢(プラーク)がたまらないように、猫の歯のケアも早いうちから行ってあげると予防できます。
どうも様子がおかしいとなってから歯ミガキを始めようとしても、猫はきっと警戒して受け入れてはくれないでしょう。
なるべく子猫のうちに特に生後4~6ヵ月頃までには歯ミガキをする習慣づけをしておくことをオススメします。
歯周病
歯肉炎が進行すると歯やそのまわりにある靭帯、さらには骨までに炎症を起こすようになります。
これこそ歯周病で、歯を失う一番の原因になっているのです。
歯周病になると、その原因となる箘や毒素が歯茎の毛細血管から血管内に入り込み、身体中の臓器をめぐり始め蝕んでいきます。
口腔内は歯周病により歯のぐらつきや歯の抜け落ち、口臭もひどくなり、食事ができないほどにまで悪化してしまうのです。
また腎臓病の原因にもなるのが歯周病。猫の寿命を縮めてしまうどころか、最悪の場合は死を招くことにもなるため注意しなければなりません。
歯肉炎、歯周病共に予防するには、やはり猫の歯をケアしてあげることが一番です。
歯についた食べかすなどは、慣れるまではやわらかい綿棒でとってあげたり、慣れてきたら歯みがきシート、歯ブラシへと移行するのも1つの方法です。
また歯みがきガムや、歯のケアをするオモチャなどを与えてみるのも良い方法かと思われます。
猫のしぐさで病気を疑う
歯肉炎や歯周病の怖さはお分かりいただけたと思いますが、どのような症状があれば病気ではと疑えばよいのかご説明します。
POINT
①口臭はありませんか?
②歯茎が腫れていたり、赤くなっていませんか?
③口の周りはヨダレで汚れたり、最近ヨダレが多いと感じませんか?
④歯がぐらついていたり、長く見えたりしていませんか?
⑤口から出血していませんか?
1つでも当てはまるのなら、病気を疑ってみるのがよいでしょう。
一度、動物病院で診察してみることをオススメします。
虫歯ならその歯が一本ダメになってしまいますが、歯周病は一本だけではすみません。
歯と歯を支える土台までもがダメになり、次第に体全体にまで悪影響が広がってしまうのです。
手遅れにならないように、ちょっとしたしぐさや症状は見逃さないように気を付けてください。
猫の歯石除去は動物病院へ!費用はいくら?
もしも猫の歯に歯石があれば、病院へ行き処置してください。
歯石は病院で専門の器具「スーケーラー」で削り落としてもらうしか方法がありません。「こんなの大丈夫」と軽い気持ちでそのままにしておくと、後から大変な後悔をすることになるかもしれませんよ。
それでなくてもペットを病院へ連れて行くと、結構な費用がかかりますよね。
そこに処置や、手術などが加わると高額な費用となってしまいます。
ケースごとに例をあげてみると、このようになります。
POINT
・処置はなく診察や検査などー約14,000円
・歯石除去と抜歯ー約45,000円
・手術ー約40,000円
・抜歯、歯槽膿漏などの重症化処置ー約100,000円
いかがですか?驚くほどの費用です。
猫にも辛い思いをさせる結果となる前に、少しでも早く治療してあげるようにしないといけませんね。
猫の歯石除去は麻酔なしは危険!
猫の歯石をとってもらう際には、麻酔をする病院と麻酔無しでと言われる病院があります。
できれば麻酔は避けたいと考えている方もいらっしゃるでしょうが、歯石をとる処置には麻酔をしたほうが安全です。
その理由は、病院へ行くだけでもストレスを感じ怖くて怯えている猫が大半だから! そんな心境なのに突然口の中をいじられ痛い思いをさせられると、猫はきっと暴れてどうにか逃げようとする事でしょう。
歯石をとるには先の尖った器具を使います。
動けば口の中を怪我することも考えられます。
歯周病のケアは歯周ポケット部分をさわるため、かなりの痛みもあることでしょう。
もしバイ菌や歯石が器官に入ってしまったら、肺炎を引き起こしてしまうかもしれません。
麻酔をして眠っている間に怖い思いも痛い思いも済ませてあげたほうが、猫も飼い主も安心なのではないでしょうか。
まとめ
猫にとって歯石は大病を引き起こす原因となるものです。
まずは歯石ができないように、日頃から猫の歯をケアしてあげるのは大切なことです。
歯に食べかすが残っていないか、歯茎に腫れはないか、歯の状態や口の周りなども日常からよく観察してあげるようにしなければなりません。
歯石は歯肉炎や歯周病を引き起こし、猫の健康を害するものです。
まずは適切な処置をしてくれる病院へ連れて行き、猫の健康管理を行っていきましょう。
猫トイレの砂のおすすめタイプ
猫を飼っている家庭では、トイレ砂が飼育の必需品です。
猫砂は日常的に使うものですので、お気に入りのものを見つけましょう。
消臭効果があるものや、パインウッドなど多くの種類があります。
まずは、猫トイレの砂のおすすめタイプを紹介します!何を重視して猫砂を購入するか考えてみましょう。
後処理が簡単なタイプ
まず一つ目に、後処理が簡単な固まる固まるタイプの猫砂がおすすめです。
水分を吸って砂同士がひと固まりにまとまります。
固まるタイプの猫砂は、片づけやすいだけではありません。
排泄後にバラバラになってしまうと、トイレの中にいつまでも残ってしまいます。菌の繁殖を防いでくれるという点でも、固まるタイプの猫砂は衛生面でおすすめです。
また、固まるタイプと記載されているのに固まらない!といった経験はありませんか?
固まる猫砂は瞬時に固まるわけではありません。
固まるまでは排泄してから少し時間がかかりますので、パッケージの使用方法を確認しましょう。
価格が安いタイプ
人間の使うトイレットペーパーと同じで、猫砂は毎日使う消耗品です。
機能や質を見極めて、コスパの良いものを選びましょう。
何日に一回購入すれば足りるのか、1ヶ月でいくら必要なのか、など毎月ペットに使えるお金を管理しておくと安心ですね。
猫砂の機能やメーカー、商品の口コミなども参考になります。
猫砂はペットショップだけではなく、薬局やスーパーにも売っています。特売日やポイントをうまく利用して、お気に入りの猫砂を購入しましょう。
高い消臭力を持つタイプ
室内飼いしている猫は基本的には綺麗好きです。
排泄後に念入りに毛づくろいをしていませんか?自分のおしっこやうんちの臭いが残っていないか一生懸命チェックしていますよね。
トイレ砂においても、消臭力が高いものを好む子も多いです。
猫のおしっこの臭いの元は、腎臓から分泌されるタンパク質「コーキシン」です。
猫のためにも人間のためにも、消臭力が高い猫砂がおすすめです。
猫の排泄物の臭いが部屋中に充満することがないように、こまめな掃除も心がけましょう。
デオトイレがおすすめ?
デオトイレとは、シートと砂を使う猫トイレです。消臭力が高く、白いトイレシートを使えばおしっこの状態で健康観察が可能です。
また、シートは裏面が防水になっているものがほとんどですので、手を汚さずに処理ができます。
シートの引き出し部分は前後入れ替えて使用可能なものであれば大判のシートを無駄なく使用することができます。
砂は付属のスコップなどで汚れた部分をすくって捨てましょう。
足元におしっこの水分が残りにくく清潔が保てるのが特徴です。
猫の身体の大きさにあったサイズのトイレが必要ですが、デオトイレであれば分解して洗える点もおすすめポイントです!
猫砂はトイレに流せる?
店に並んでいる猫砂を見ていると、「トイレに流せる」ものが増えています。
どのような猫砂がトイレに流せるのか、また、流せないのかを解説します。
水分を吸った猫砂は週に2回の燃えるゴミで出すとしても、だいぶ重くなり、かさも増してきます。
ここからは、人間用のトイレに流せるトイレ砂の特徴を紹介します。
紙製はトイレに流せる
紙製のトイレ砂は人間用のトイレに流せるものが多いです。
紙製のものは吸収力が高く、おしっこが猫の足の裏に付着することを防ぎます。
部屋の中に汚れた猫砂を放置する時間が減るので、ワンルームで猫を飼っている人や臭いが気になる人にもおすすめです。
紙製は軽量ですので、持ち運びやすく、独り暮らしの女性の飼い主にも人気です。
紙製でも流せない場合もある
紙製のトイレ砂であっても、トイレに流す際は注意点がパッケージに記載されています。
固まるタイプの猫砂は水分を固めるための物質が、素材や原料になっています。
これは、おしっこだけではなくトイレの水にも反応します。粘土のように固まって、一度に大量に流すと大きな塊となってトイレの排水口や排水管の中で詰まります。
もし万が一トイレが詰まってしまったら、ラバーカップで対処するか業者に問い合わせて処置してもらいましょう。
猫トイレの砂の交換頻度
猫のトイレを洗う頻度や、砂を全取り換えするタイミングについて疑問に思ってる方はいませんか?
普段の掃除でトイレの排泄物はその都度取り除いていると思います。
綺麗にしているつもりでも、取りきれなかった猫砂や、トイレのフチ、壁面などの汚れで不衛生になりがちです。
ここからは猫トイレの猫砂を全部取り換えるタイミングと丸洗いのやり方を解説します。
最低でも月に一度は交換
猫砂の取り扱い会社(ライオン商事株式会社)や獣医師が提唱する交換頻度は「最低でも月に一度」です。
おしっこやうんちが目につけば取り除くことはできますが、取り切れずに細かくなったものが底面に溜まっていきます。
取り除けずにトイレに残った汚れた猫砂は雑菌が繁殖しやすくなります。
最低でも月に一度はトイレ砂を全て破棄しましょう。そして、トイレは水洗いし、天日干しすることで殺菌効果が期待できます。
毎日使うものだからこそ、手入れをおろそかにせず清潔に保つようにしましょう。
猫トイレの砂交換で健康状態を判別できる
猫のストレスや病気などは、おしっこの変化でも気づくことができます。
例えば、固まる猫砂であればおしっこの回数を把握でき、塊の大きさでおしっこの量を把握することができます。
デオトイレであれば、トイレシートに落ちたおしっこの色の観察が可能です。
毎日猫砂のおしっこやうんちの様子を簡単にメモに残しておくと、診察の際に役に立つこともあります。
病院に連れていく際に持参するよう言われることもありますので、獣医師の指示に従いましょう。
まとめ
猫のトイレの砂は毎日使うものだからこそ、飼い主にとっても猫にとってもお気に入りのものを見つけたいですね。
トイレ砂のタイプや、機能別にみる猫用トイレを是非探してみてください。
家の近くの店にいつでも購入できる物や、価格も選ぶポイントになります。
自分の家の飼育環境に合った猫砂とトイレを探してみましょう。
犬の肉球の役割とは?
犬の肉球をじっくり見た事がありますか?
印象としてはやらわかくてプニプニしているイメージですが、役割について深く考えた事はない方の方が多いかもしれません。
しかし、実は犬の肉球というのは犬にとってとても大事な役割を果たしているのです。
そこで、今回は犬の肉球について詳しく解明していきましょう。
役割①体温の調節
犬の体には人間と違って汗腺がありません。
唯一汗腺があるとしたら鼻の頭と肉球の2つと言われています。
人間は、汗腺から汗をかく事によって、汗を蒸発させながら気化熱で身体にこもった熱を外へと排出しますが、犬は主にパンティングと言って口から舌を出しハアハアと息をする事で熱を外へと排出させています。
パンティングでも追い付かないくらい暑い場所では、肉球の裏にある汗腺から汗を出します。
また、肉球が乾燥してひび割れないようにするためにも汗をかいて調節します。
その他緊張した時にも肉球から汗が出ますので、動物病院に慣れていない子は、診察代に上がると肉球の汗の形がくっきりと浮かび上がる事もあるんですよ。
役割②衝撃を和らげる
肉球の中でも、爪が生えている4つの指球と真ん中に大きく1つある掌球は、衝撃吸収を行ってくれます。
犬が跳ねたり跳んだりすると、足の関節や骨などに衝撃が走りやすく負担が大きくなってしまいがちですが、肉球があるおかげで衝撃が緩衝材となっていることから随分和らぎます。
人間でも裸足でジャンプしたり走ったりするよりも、靴を履いてジャンプしたり走ったりする方が、体に負担がかからない事を想像するとイメージがわきやすいのではないでしょうか。
このように犬にとって肉球は人間でいう靴の役割をしてくれているのです。
役割③地面の状態を知る
肉球の役割に中で、最も重要なのが地面センサーの役割です。
肉球には、沢山の神経や血管が分布されており、人の指先と同様・触覚・圧覚・温度感覚・痛覚を感じ取る事ができます。
犬は肉球を通して地面の状態を感知しており、もし肉球を失ってしまったら歩けなくなるでしょう。
しかし、肉球は角質層が分厚くなっていますので、熱や冷たさが伝わりにくいとも言われています。
そのため、真夏のアスファルトや真冬の雪の上などでも平気で元気に歩いている子ばかりですが、本人は気がついていない可能性があり、気がついたら火傷や凍傷を起こしているという危険性もありますので、飼い主さんがしっかり様子を見てあげるようにして下さい。
今は、犬用の靴なども販売していますので、特に暑い日や寒い日などには履かせてあげるのもいいかもしれませんね。
犬の肉球の色で健康状態を判別
犬にとって肉球はなくてはならない存在だという事を先ほどの項目でご紹介しましたが、ここでは肉球の色に注目してみます。
犬を飼っているご家庭はご存じの方も多いかと思いますが、犬は足や手を触られる事に抵抗を示す子が多く、中々足の裏を見せてくれません。
ですので、肉球の色がどうなっているのかをマジマジと見る機会は少ないでしょう。
POINT
犬の健康状態は見た目や普段の状態、オシッコの色な臭いで判別できると言われていますが、実は肉球の色でも判別ができると言われています。
そこで、ここでは肉球の色についてご紹介していきます。
肉球の色が黒い
子犬の頃の肉球は鮮やかなピンク色だったのに、成犬になるにつれて肉球が黒くなってしまったという事はありませんか?
というのも、成犬に連れて色が黒になるのは正常な事で病気ではないのです。
犬の肉球は足を守るクッションの役割をしており、何度も散歩に行っておうちでも元気に走り回る事で皮膚が鍛えられて色素沈着をしていく事によって黒くなっていくと言われています。
触ってもらえるとわかるように、黒くなった肉球は硬いですよね?
これも人間の足と同じで鍛えられた結果、角質となって硬くなっていくのです。
ですので、黒く変色したからと言ってこれは病気ではなく普通の事なので心配しないで下さいね。
肉球の色が赤い
愛犬の様子を毎日観察していると、よく舐めていませんか?
元々犬は肉球を舐める生き物で、主な理由は
・グルーミング
・ストレス発散
・退屈しのぎ
・体温が高い時
と言われています。
しかし、度が過ぎて舐めすぎてしまうと肉球は赤くなってしまいます。
これは舐めすぎによる炎症で、指間炎が考えられます。
指間炎は舐めすぎて起きてしまう病気で、アレルギーやダニなどが原因でない場合は、指間炎の可能性があります。
かゆみや痛みが発生するためそれらを取り除こうとしてどんどん舐める事で悪化してしまいますし、他の皮膚病の可能性もありますので、肉球を舐めすぎて赤くなってしまっている場合は悪化する前に診察を受けるようにしましょう。
肉球の色がピンク
成犬になると、肉球が黒くなる犬がほとんどですが、子犬の間は、肉球がピンクの子がほとんどです。
これは肉球の色素の問題で、病気ではありません。
子犬でも元々肉球が黒い子もいますし、ピンクの子もいますし、個体によって様々です。
肉球の色がピンクというのは正常な色ですので、心配するような事はありませんので安心して下さいね。
犬の肉球の腫瘍について
犬の肉球に白いイボのようなものができた事はありませんか?
それはいくつかの可能性があり、腫瘍だったり、イボだったり、外部寄生虫であったりと原因は様々です。
もし腫瘍であった場合は、人間と同様、良性腫瘍と悪性腫瘍に分けられます。
良性腫瘍の場合は、白いイボのような感じのできものですが、悪性腫瘍の場合は、だいたいが黒いイボのようなものです。
飼い主さんでも色の判断ができますが、詳しい判断は難しいですので、肉球にこれらの異常が見られた場合は、病院での診察をおすすめします。
良性腫瘍
肉球の腫瘍が良性の場合は、サイズ1㎝未満で白や黄色など人間のニキビに近い明るい色合いである事がほとんどです。
腫瘍自体も柔らかい感触のものが多く、大きさもそこまで大きくなる事は少ないでしょう。
自然治癒する事はほとんどですので、経過観察をする事が多いのですが、何かの拍子で潰れてしまったり、引っ掻いてしまった時には、傷口から菌が入り出血や化膿などが起きたり、新たな腫瘍ができる原因にもなってしまいますので、その場合は病院で適切な治療をして下さい。
また、腫瘍が潰れず歩く際に邪魔になってしまう場合はあれば、手術で取り除く事も可能です。
良性腫瘍であっても、潰れてしまった後が大変な事になりかねませんので、愛犬の様子をよく見てあげる事を心掛けましょう。
悪性腫瘍
悪性腫瘍と良性腫瘍の違いは、
・色が赤黒い
・サイズが良性のものより大きい
・大きくなる時間が早い
という点です。
硬さもゴリゴリとして非常に硬いもので、色は一見ほくろのような感じに見えます。
既に転移してしまっている場合は、肉球だけではなく他の部位にも同じような腫瘍が発生してくる事から進行するスピードが非常に速いのが特徴です。
放置しておくと臓器などに転移し、激しい痛みや呼吸困難、生活活動に支障が出てきてしまい、命の危険さえ出てきてしまいます。
早期発見が非常に大切になってくるので、少しでも色がおかしいイボのような物を見つけた場合は、すぐに病院で診察を受けるようにして下さい。
犬が肉球(足先)を噛む理由
愛犬にふと目を向けると、肉球を必死に噛んでいるという場面に出くわす事があります。
飼い主さんからすれば「痛いのかな?」「痒いのかな?」と思う程度でそこまで深く考える事はないですよね。
犬が肉球を噛む理由は先ほどご紹介したような理由ももちろんあるのですが、心理的な事も関係しているのです。
そこで、ここでは犬が肉球を噛む理由を解明していきましょう。
リラックスする為
犬はその部位に違和感を持った時に舐めたり、噛んだりします。
例えば、人間が足をぶつけた時に、ぶつけた部位を手でさする事がありますが、その行為を犬に当てはめると舐めるや噛むになるわけです。
ただ、飼い主の気を引かせたい時や手持ち無沙汰な時、気持ちを落ち着かせたい時などリラックスするために足を舐めたり噛んだりする子も多いですので、一概に舐める・噛む=病気・怪我に繋がるわけではありません。
ただし、舐めたり噛んだりするという事は口内の細菌や唾液が付着するという事ですので、そこから皮膚炎に繋がってしまう可能性が出てきます。
できれば、舐めたり噛んだりした後は拭き取ってあげるなど清潔に保つ習慣をつけるのが良いかもしれませんね。
それと毎日の歯磨きはしっかりしましょう。
痛い為
愛犬がしきりに肉球を噛んだり舐めたりしている時は、もしかしたら痛みからくるものかもしれません。
どこかにぶつけたり、爪が剥がれたり、とげがささっていたり、骨折などの外傷、関節の炎症や腫瘍などの疾患によって痛みが伴っている可能性もあります。
しきりに鳴いたりぐったりしていればわかりやすいのですが、そのような様子が見られるしきりに肉球を噛んだり舐めたりしている事が続いているようであれば、どうなっているのか飼い主さんがチェックし、異常があればすぐに病院へ連れていくようにしましょう。
アレルギーや皮膚炎の為
犬が肉球を噛んだり舐めたりする場合は、アレルギーや皮膚炎で痒みがある事も考えられます。
痒みが続くのでしきりに舐めたり噛んだりするのですが、今度は唾液で皮膚が汚れ、炎症がさらに悪化する恐れもありますので、アレルギーも持っていたり皮膚炎が悪化している状態が見られる場合は、すぐに病院で診察を受け、治療を開始するようにしましょう。
だいたいが服薬で良くなりますが、アレルギーや皮膚炎に一度なってしまうと繰り返す事が多いので、日頃から様子を観察しておく事が大切となってきます。
まとめ
今回は、犬の肉球についてご紹介してきました。
犬の肉球には沢山の役割・健康状態の把握などができるようになっています。
そして、靴の役割を果たしているのですから、ケガもしやすい部位になっていますので、散歩から帰宅した場合や愛犬がしきりに噛んだり舐めたりする場合は足裏を見てみましょう。
舐めたり噛んだりする事は心理的な事にも繋がってきますので、一概に異常だと考えるのは難しいのですが、愛犬が肉球を舐めたり噛んだりするのは飼い主さんへのSOSの可能性が高い事がありますので、日頃からしっかり様子をみてあげて下さいね。