猫がぶどうは危険!食べた、舐めた時の対処法と他のNG果物も解説!

2020/12/30

目次

猫がぶどうを食べると危険!食べてはいけない原因は?

果物として人気のあるぶどう。

食べる手が止まらなくなりますが、猫にぶどうをあげるのは大丈夫でしょうか?

実は、ぶどうは猫にとって危険な果物です。

猫がぶどうを食べると中毒症状を引き起こし、さまざまな異変につながるので絶対にやめましょう。

ここではどんな症状が出るのか、その対処法も合わせて説明していきます。

ぶどう中毒を引き起こす

ぶどうの成分として何が中毒を起こすのかはまだわかっていませんが、皮は果肉よりも重い症状の原因になると言われています。

猫がぶどうを食べると、2~5時間以内に嘔吐や下痢、腹痛などの様々な中毒症状に襲われます。

他にも元気がなくぐったりしていたり、食欲がなくなる、うずくまって反応しないなど、いつもと違うと感じたら、すぐに病院で診察を受けましょう。

ぶどうは猫にとって必要な食物ではなく、かえって重い中毒症状で苦しませてしまうので食べさせないことが大切です。

急性腎不全になる恐れがある

ぶどうを食べると急性腎不全になる可能性があります。

ぶどうを食べたあと、尿が排出されなくなり、急性腎不全で死に至るという事例が報告されています。

急性腎不全は腎臓の動きが急に低下する病気で、猫は腎不全にかかりやすく、死因ランキング2位に位置する怖い病気です。

もともと猫は尿を濃く少なくする習性があり、年齢が上がるとともに腎臓への負担が大きくなります。

その点からもぶどうによって急性腎不全になる恐れがあることを理解しておきましょう。

中毒症状が起きる量はどのくらい?

ではどのくらいのぶどうの量を食べれば中毒症状が起きるのでしょうか。

一般的には体重1kgに対して10~32gのぶどうの量と言われています。

ただ猫の個体差もあって、それより多くても大丈夫な子もいれば、少なくても症状が出やすい子もいます。

ぶどうの量だけが問題ではなく、その時の健康状態も関係するものなので、たとえ少量でも食べさせることは危険です。

猫がぶどうを食べた・舐めた時の対処法や注意点

ぶどうが猫にとって危険なものであることはわかってもらえたと思いますが、飼い主さんがあげなくてもうっかり置いておいたぶどうを猫が食べてしまうということがあるかもしれません。

ぶどうを食べてしまったかもしれないと不安になった場合、どのような対処法がベストなのかを解説していきましょう。

動物病院で診てもらうのがベスト

一番ベストな対処方法は動物病院へ行くことです。

もし猫がぶどうを食べてしまったら、すぐに獣医さんに見てもらいましょう。

その場合、いつ頃、何をどれくらい食べたのかを伝えることが大切です。

1時間以内であれば成分が身体に吸収されていないことが多いですが、猫によって現れる症状も違うので吐かせたり、点滴など獣医さんが適切に処置をしてくれると思います。

何事も早めに対応することが一番大切なので、時間外であっても動物病院へ急いでください。

無理矢理吐かせるのはダメ

ぶどうの他にも猫が誤飲すると良くないものがあり、それらを吐き出させる方法がネットで見つかります。

しかし、そのような方法で無理やり吐かせることはおすすめできません

なぜかというと吐かせようと口内に指を入れると、猫の気管支が傷ついてしまったり、驚いた猫が指を噛んで怪我をしてしまう可能性があるからです。

食塩水を飲ませるという方法も体調不良につながる恐れがあるので、自己判断で無理やり吐かせることは避けましょう

自己判断で放置しない

先程ぶどうの致死量を説明しましたが、そこまでの量ではないから大丈夫だろうと放置してしまうことも危険です。

はっきりとした致死量はわかっていませんし、少量でも中毒を起こす猫もいます。

自己判断で様子を見ているうちに、どんどん症状が悪くなってしまう場合もあります。

すぐに処置をすれば軽い症状ですんだのに、時間が経つことで手遅れにならないように気づいた際にはすぐに病院へ連れていきましょう。

猫に与えないで!ぶどう以外のNG果物は?

生のぶどうでなければ、干しぶどうなどは食べても良いのでしょうか?

実はそうとは限りません。

生でなくてもパンやクッキーなど加工品にも含まれるぶどうは危険です。

食生活を管理できるのは飼い主さんだけなので、NGの果物についてしっかりと知識を持っておきましょう。

巨峰やマスカット

巨峰やマスカットもぶどうの種類の一つです。

これらも食べさせると危険が伴います。

飼い主さんが食べているのを見ていると猫も食べてみたくなったり、床に落としてしまったものを興味本位で猫が口にしないように気を配りましょう。

またお腹が空いた猫がキッチンでぶどうを見つけてしまうことがないように、果物などを入れておく場所も注意しておくことが大切です。

ぶどうジュースやレーズンなどの加工品もダメ

生のぶどうではなくてもぶどうが入っている食物は多いです。

干しぶどうやレーズン、ぶどうジュースなどぶどうを使った加工品も成分として同じなので与えないようにしてください。

パンやお菓子に入っていたぶどうを猫が食べてしまい、急性腎不全になるというケースもあります。

特に干しぶどうは含まれる加工品を食べてしまうことが多いので十分に気をつけましょう。

まとめ

猫にとって、ぶどうは生であれ加工品であれ、健康を損なう危険なものです。

特に腎臓を悪くすることが多い猫にとって、死因になることも考えられるので絶対にぶどうを与えることはやめましょう。

家族みんなで知識を共有して、うっかり食べてしまうことのないように猫の体を守ってあげてくださいね。

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