【猫発情期まとめ】発情期の期間は?もう悩まない対策方法を紹介!

2021/03/29

目次

猫の発情期とは?

他の生き物と同じように猫にも発情期があります。

一般的に猫の発情期は春と夏の季節に起きやすいですが、必ずしも冬に発情しないわけではありません。

厳密に説明すると猫は気温が上昇した時や日照時間が長ければ発情しやすいです。

気温が高く、日照時間が長いときに発情する理由は、温厚な季節の時に出産できるようにコントロールしていると考えられています。

室内飼いや都会の野良猫は照明などに12時間以上照らされることも珍しくなく、年中発情している場合も多いです。

猫の発情期の期間

上記で紹介したように猫にも発情期が存在していますが、子猫の時に発情するわけではありません。

人の場合は高齢になると発情しにくくなりますが、猫の場合は年齢に関係なく発情します。

次に、猫の発情期間を雄と雌に分けて紹介します。

性別が異なることで発情期が訪れる期間は異なるため、子猫を飼うのであれば発情期の期間について把握しておきましょう。

正常であればある程度体が成長すれば発情期を迎えますが、去勢や避妊手術をしていれば発情期が訪れません。

雌猫の発情期の期間

雌猫の発情期は生後6~12か月後に訪れることが一般的です。

しかし、被毛が長い品種や大型の猫は若干発情期が遅れやすい特徴があります。

雌の猫の発情期は3つのサイクルがあり、発情前期・発情期・発情休止期に分けられます。

発情前期は発情する前に見せるサインであり、発情期は雄を受け入れる準備ができた際に見せます。

交尾を行い排卵すれば発情休止期を迎えますが、たとえ交尾を行わなかったり、排卵しなくても1週間後には発情休止期になります。

3サイクルを年に3~4回繰り返します。

雄猫の場合は?

雄猫は雌猫と比べると性成熟が遅れる傾向があり、生後7~9か月ごろになると精子が作られ始めます

しかし、まだ精子が作られていない生後3か月ごろからマウンティングという雌猫に覆いかぶさり、腰を振る行動は行います。

雄猫は雌猫の匂いなどを感じて発情する傾向があり、周りに雌猫がいなかったり、触れ合う機会が少ないと発情しないケースもあります。

ちなみに雄猫は生涯繁殖欲が衰えない特徴があり、高齢になっても発情し、子孫を残そうと交尾を行います。

猫の発情期の対策方法

猫の発情期が訪れるとさまざまなことに対して配慮しなければならなくなります。

そのため、猫を飼い始めるのであれば発情期への対策方法を考えるようにしましょう。

猫は発情期になると特有の鳴き声を行うようになりますが、対策を行うことで鳴き声を軽減することも可能です。

次に、猫の発情期の対策方法について紹介します。

猫を飼い始めようと考えている人や毎回発情期で困惑している飼い主は参考にしてください。

発情期の対策方法はいくつもあるため、適した方法を行うようにしましょう。

鳴き声の対策

発情期で一番困ってしまうことは鳴き声ではないでしょうか。

猫は発情期になると特有の鳴き声を発するようになり、夜中にも鳴くこともあります。

鳴き声をやめさせる方法で手っ取り早いのが避妊や去勢手術を行うことです。

避妊や去勢手術を行うことで発情しなくなるため、発情期特有の鳴き声をやめさせることができます。

発情期の鳴き声は近隣の人にも迷惑をかけてしまうことも多く、鳴き声対策をすることは必須なことでもあります。

避妊去勢手術

発情期のあらゆる問題に対して対策できる方法が去勢や避妊手術を行うことです。

上記でも紹介したように去勢や避妊手術を行えば発情しにくくなるため、マウンティングや鳴き声をやめさせる効果が一度に得られます。

発情期の対策としても最も行われている方法であり、お金はかかりますが、効果は絶大です。

100%発情しなくなるわけではありませんが、発情期特有のストレスから解放してあげることもできます。

多くの飼い猫が暮らしている地域では去勢や避妊手術をすることが一部マナー化されている傾向もあります。

昼間に運動させる

発情期の鳴き声は昼間だけに限らず、夜中にも鳴くことがあります。

一晩中鳴かれることは飼い主にとっても迷惑であり、解決したい事柄でもあります。

発情期の夜泣きを予防したいのであれば昼間に運動させるようにしましょう。

犬のようにリードをつけて散歩をさせることは猫に対してしない場合が多いですが、昼間に運動をさせ、疲れさせることで夜になれば発情する前に寝かせることが期待できます。

室内飼いはどうしても運動不足になりやすいため、一緒に遊ぶなどして運動をさせましょう。

ご近所に知らせる

発情期特有の鳴き声は平常時の鳴き声とは異なり、人の赤ちゃんの泣き声に似ています。

そのため、場合によっては発情期の鳴き声は近隣住民が赤ちゃんの泣き声と勘違いして虐待を疑われることも少なからず起きます。

このようなトラブルを未然に防ぐために猫を飼っていることを住民の方に伝えるとともに、発情期になると鳴くことが多くなるお詫びも行うようにしましょう。

猫の発情期特有の鳴き声を知らなければ子供の泣き声と間違ってしまうことも少なくありません。

おしっこ対策

猫は発情期になるとおしっこをしやすくなる傾向があります。

そのため、トイレ以外の場所でおしっこをしてしまうこともあり、対策をしていないとあらゆる場所におしっこをかけられてしまいます。

おしっこを我慢させることはできないため、おしっこをしそうな場所にトイレを設置したり、防水シートを活用するようにしましょう。

基本的に一度した場所に再びおしっこをする傾向があります。

先回りして対策することで掃除を簡単に済ませることが可能になります。

他の猫と接触させない

雌猫・雄猫に関係なく異性の猫に対して発情してしまいやすくなるため、できるだけ他の猫と接触なさせないようにするだけでも発情する頻度を抑えることができます。

室内飼いの場合であれば他に猫と接する機会を制限しやすいですが、放し飼いをしている場合は不特定の猫と接触している可能性が高く、発情しやすいです。

また、雌猫の場合は知らない間に妊娠してしまうリスクがあります。

室内飼いは発情しにくくしやすいですが、ストレスもたまりやすく、いかに生活しやすい空間を提供できるかが重要になります。

甘やかしすぎない

雌猫は発情すると甘えてくるケースが多くなります。

飼い主にとって飼い猫が甘えてくることは嬉しく感じ、可愛さも感じることができます。

そのため、撫でてあげたり、より甘えかすようなことをしてしまいやすいです。

発情期でなければ甘やかすことは問題ありませんが、発情期の場合は撫でることがさらなる刺激を与えてしまい、興奮が強まってしまうこともあります。

発情期の影響で甘えてくる場合はあまり構いすぎないようにしましょう。

戸締まりを厳重にする

上記には室内飼いであれば他の猫と接する機会が少ないため、発情しにくく、安心できると紹介しましたが、必ずしも発情しなくなるわけではありません。

そのため、猫によっては室内飼いでも発情して他の猫を求める場合もあります。

普段おとなしくても発情すれば思わぬ行動をすることも珍しくなく、脱走して他の猫と接触することもあり、怪我をしてしまう場合や感染症になるリスクも出てきます。

室内飼いでも発情しているのであれば戸締りを厳重にして外に出さないようにしましょう。

まとめ

猫は他の動物と同じように発情期があり、雄猫と雌猫では発情する期間が異なります。

発情することは子孫を残すための生理的現象であるため、問題視する必要はありませんが、さまざまなリスクを伴います。

飼い猫の場合は発情期特有の鳴き声に悩まされやすく、感染症や怪我をするリスクも高まります。

そのため、発情期の注意点や対処方法を把握することをおすすめします。

最も多く取り入れられている対処方法は去勢や避妊手術であり、飼い猫の多くに施されている処置でもあります。

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