【完全版】猫にきゅうりは大丈夫?食べる際の注意点や食べ方を解説

2021/02/24

目次

猫にきゅうりをあげても大丈夫

ご飯中、飼い猫にじっと見られていると「これちょっとあげちゃおうかな…」なんて思っちゃいますよね。

お肉やお魚ならともかく、野菜は消化の面で心配になり、あげたことがないという人も多いかもしれません。

とくに「きゅうりは犬猫問わずあげちゃダメ」なんてことも言われたりしますが、人間同様、猫にきゅうりをあげてOKです!

猫の好物の魚や肉などと比べると味や匂い薄いため、自らきゅうりをねだる猫はあまりいませんが、次おねだりされたらあげても大丈夫ですよ。

猫がきゅうりを食べる際の注意点や食べ方

「猫がきゅうりを食べるのは大丈夫!」と言いつつ、4つだけ気をつけてほしいことがあります。

「きゅうりならなんでも大丈夫なんだって~」とおねだりされるままあげず、このあと紹介する4つの注意点を守って飼い猫にあげてくださいね。

また、きゅうりは絶対毎日食べさせないといけないものでもありません。

ヘルシーで水分が摂れるからと言って、無理やり食べさせないでくださいね。

猫が食べたそうにしているときだけで十分です。

味つきのきゅうりは食べさせない

きゅうりの漬物や、ドレッシングのかかったきゅうりは与えてはいけません。

もし猫に、調味料で人間好みに味つけしたきゅうりを食べさた場合、たくさんの塩分やカロリーを摂取させてしまうことになります。

猫は泌尿器系の病気になりやすい特徴があり、たくさんの塩分を摂っても水を飲んでくれるとは限らないので、病気になるリスクもぐーんと上がります。

もちろん太ってしまったり、味つけの濃いご飯しか食べなくなるということもあります。

食べさせるときは、味つけしていないきゅうりだけにしましょうね。

腎臓が弱い猫には食べさせない

腎臓が弱い猫には、きゅうりに含まれるカリウムが大きな負担になります。

健康な猫にとってカリウムは害のある成分ではありませんが、腎臓の機能が低下した猫がカリウムを過剰摂取すると、腎臓内でカリウムの排出が追い付かず、結果として猫の体に大きな負担をかけることになります。

腎臓に負担をかけ続けると、食欲不振・嘔吐・脱水などの症状が現れ、最終的に命を落としてしまうことになります。

猫の命を守るため、腎臓が弱い猫にはきゅうりを与えないようにしましょう。

皮をむいてあげる

猫にきゅうりをあげるときは、皮をむいてからあげましょう。

きゅうりの皮には、雑菌が付着している可能性が少なくありません。

他の野菜と比較して、表面がゴツゴツとして硬いため、雑菌がどんどん溜まり、猫の体にも悪影響が及ぶこともあります。

それから、皮は消化しやすいとは言えないため、皮をむいてさらにスライスしてあげるのが一番良い食べ方です。

私の猫は薄く切った食べ物が嫌いなので、きゅうりの皮をむいてサイコロ状に切ってあげています。

冷たいきゅうりはNG

猫に冷たいきゅうりは与えてはいけません。

みなさん野菜を買ってきたらすぐに冷蔵庫に入れていると思います。

ですが、きゅうりは含んでいる水分量が多く、冷蔵庫に入れるとすぐに冷えてしまいます。

夏野菜でもあるので、体温を下げる効果もあり、寒がりな性質の猫の体を冷やしてしまいます。

健康を害してしまう可能性もありますので、猫にあげる前に室温でしばらく置いておいたり、少しだけ湯煎して温めてからあげるようにしてください。

猫がきゅうりを食べるメリット

ここまでは猫にきゅうりをあげる際の注意点をお話ししました。

毎日絶対に食べさせなくてはいけない食べ物ではないし、猫の健康状態によっては与えてはいけないきゅうりを食べるメリットはあるのでしょうか?

猫に与えるにはそれなりに手間のかかるきゅうりを食べさせるメリットはあります!

それも、あることにお困りの飼い主さんであれば、猫が欲しがっていたら毎回あげたくなるようなメリットなんです!

低カロリーで太りにくい

1つ目のメリットは、低カロリーでたくさん与えても太りにくいことです。

猫の好物である肉や魚に比べて、圧倒的に低カロリーです。

とくに、きゅうりは野菜の中でもかなりカロリーが低い部類に入ります。

そのため、肥満で悩んでいる猫のおやつとして最適な野菜なんです。

私の飼い猫で1匹だけきゅうりが好きな猫がいて、その子が太ってしまったときはおやつをチュールからきゅうりに変えてダイエットさせたこともあります(笑)

水分補給ができる

2つ目のメリットは水分補給ができることです。

きゅうりは水分をたくさん含む野菜です。

そのため、水分補給をしてくれない・忘れがちな猫でも、おやつとして食べさせてあげるだけで水分補給をすることができます。

ただ、体を冷やしてしまう食べ物のため、きゅうりを食べると水をいつも以上に水を飲まなくなってしまうことがあります。

そのため、きゅうりをあげるときは温めてから与えるか、飲み水をぬるま湯にしておくといいと思います。

猫にきゅうり以外の野菜は大丈夫?

「きゅうりが食べても大丈夫なら他の野菜でも大丈夫でしょ!」と思われた方もいるかもしれませんが、猫が食べていい野菜・食べてはいけない野菜はしっかりあります。

野菜はビタミンやミネラルが豊富だし、水分補給が出来て太りにくい食べ物なんだからたくさん食べさせたいですよね。

でも、その豊富なミネラルで猫の体に害を与えてしまうものがあるんです。

食べていい野菜・食べてはいけない野菜は何が違うのでしょうか?

食べても良い野菜

きゅうり以外の野菜で食べても良いものはこちらになります。

食べてもいい野菜:レタス、キャベツ、かぼちゃ、トマト、ほうれん草、とうもろこし、大根、ブロッコリー、白菜、小松菜、水菜など

大体の葉物野菜は与えても大丈夫と思ってくださればよいと思います。

人間が食べるときにゆでたりスライスするものは、猫に与えるときも同じようにしてくださいね。

それから猫がたくさん食べたがるのは珍しいですが、適量を超えない範囲で与えるようにしましょう。

食べてはいけない野菜

猫が食べていけない野菜はこちらになります。

食べてはいけない野菜:タマネギ・ネギ・ニラなどのネギ類全般、アボカド、アスパラガスなど

とくにネギ類全般は、少量でも吐き気などの中毒症状を引き起こします。

ハンバーグに入ったみじん切りのタマネギや、肉野菜炒めのネギやニラのエキスだけでも注意が必要です。

生であげることは絶対にせず、それらが含まれる食べ物は絶対に猫にあげないようにしてください。

まとめ

1.猫にきゅうりを与えるときは、冷たくなくて皮をむいた味つけしていないものを
2.腎臓が弱い猫には体の負担が大きいので与えない
3.きゅうりは低カロリーで太りにくく、水分補給をできるというメリットもあり
4.猫が食べても良い野菜・食べてはいけない野菜をしっかり把握しよう

きゅうりは、腎臓が弱い猫以外には安全でヘルシーな食材です。

水分補給もできることから、なかなか水を飲まない猫へ与えることをおすすめするくらいの野菜です。

おねだりされたときは、注意点をしっかり守って与えてあげてください!

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