犬に大豆を与えてもいい?大豆の栄養素や与える時の注意点

2022/02/19

目次

犬に大豆を与えてもOK

犬に大豆を与えても大丈夫なのか気になる人もいるのではないでしょうか。

大豆にはさまざまな栄養価があるため、人が食べる際にも注目を浴びている食材であるため、犬にも与えたいと考えてしまうことも多いです。

大豆には特別に犬に対して有害な成分は含まれていないため、与えても問題ありません。

さまざまな調理方法をすることでフードに混ぜるだけではなく、犬用のご飯として手作りする際にも使用できます

大豆は犬にとって害はありませんが、なかには人が普通に食べることができる食材でも有害になってしまうこともあるので一度確認することをおすすめします。

犬が大豆から摂取できる栄養素

犬が大豆を食べることでさまざまな栄養素を摂取することができます。

そのため、大豆を与えようと考えているのであれば同時にどのような栄養素が豊富に含まれており、どのような効果が期待できるのかも理解しておきましょう。

次に、大豆に含まれている栄養素を紹介します。

カルシウム

カルシウムと聞くと牛乳を思い浮かべる人も多いと思いますが、大豆にもカルシウムが含まれています。

カルシウムは骨や歯を形成するために必要な栄養素であり、成長期にしっかり摂取することで頑丈な骨格を作ることができ、歯の強度も高くなります。

カルシウムは牛乳でも摂取することはできますが、犬に牛乳を与えてしまうと消化不良を起こしてしまうリスクがあるので、大豆以外からカルシウムを摂取させたいのであれば牛乳ではなく、豆乳がおすすめです。

カリウム

大豆にはカリウムも含まれており、カリウムは筋肉や心臓の働きに大きく関係しています。

そのほかにも神経伝達機能もカリウムが関係しており、大切な栄養素の一つでもあります。

カリウムが不足してしまうと筋力が低下してしまったり、倦怠感が感じられるようになります。

そのほかにも心臓の他にも腎臓の働きを低下させてしまうなどさまざまな弊害が起きてしまいます。

倦怠感が症状に出るため、様子見をしっかりしていれば愛犬の異変に築くことができ、カリウム不足を疑うこともできます。

植物性タンパク質

大豆に含まれている植物性たんぱく質は体を作る重要な役割があるため、欠かすことができない栄養素でもあります。

体力維持の効果も得ることができるため、健康的に成長するためには植物性たんぱく質を与えるようにしましょう。

植物性たんぱく質はさまざまな野菜から摂取することができますが、大豆は多く含まれていることもあり、効率よく植物性たんぱく質を摂取することが可能になります。

ちなみに動物性たんぱく質にも体を作る効果があり、筋肉を効率よく強化することが期待できますが、摂取しすぎは肥満の原因となります。

犬に大豆を与える時の注意点

犬に大豆を与えることは問題ありませんが、与える際には注意しなければならないポイントもいくつかあります。

そのため、犬に大豆を与えようと考えているのであれば注意点を把握しておきましょう。

注意点を知らずに与えてしまうと体調不良を起こしてしまう可能性が高まります。

生の大豆は与えない

冒頭では大豆には犬にとって毒となる成分は含まれていないと紹介しましたが、あくまでも加熱した大豆のことであり、生の大豆にはトリプシン・インヒビターという非常に毒性の高い成分が含まれています。

そのため、犬に大豆を与えるのであれば生の状態で与えないようにしましょう。

膵臓ではトリプシンという成分が分泌され、タンパク質を分解しますが、トリプシン・インヒビターはトリプシンの働きを抑制してしまうので消化不良を起こしてしまい、下痢などの症状があらわれてしまいます。

節分用の煎り大豆に注意する

節分用の豆は大豆であり、煎り大豆です。

煎り大豆は熱を加えていますが、水などでふやかしていないため、非常に硬いです。

硬くても犬の歯やあごの力があれば食べることができますが、消化が悪く、消化不良を起こしてしまうリスクが高いです。

大量に与えてしまうと食道に詰まってしまう可能性もあり、腸閉塞になってしまいます。

また、犬は元々肉食であるため、穀物などをすり潰す歯がないため、口に入れた大豆を細かくすることができず、そのまま飲み込んでしまうことも消化不良を起こしやすい原因です。

消化不良に注意する

上記でも紹介したように大豆は消化が悪いので、煎り大豆や原型がある大豆を与えてしまうと消化不調を起こす可能性があります。

排便した際に大豆がそのまま排出されてしまったり、吐き出すこともあります。

そのため、犬に大豆を与えるのであれば茹でるなどして柔らかくすることはもちろんですが、ペースト状にして与えることも大切です。

大豆を少量与えることは問題ない場合が多いですが、大量に与えるとそれだけ体調不良になるリスクが高まってしまいます。

大豆アレルギーに注意する

犬も人と同じようにアレルギーを持っている可能性があり、大豆アレルギーであればアレルギー反応を起こしてしまうため、与えないようにしましょう。

そのため、初めて大豆を与える場合は少量だけ試しに与えるようにしましょう。

万が一かゆみや下痢や嘔吐してしまうとアレルギー反応を起こしている可能性があるため、大豆は今後与えないようにしましょう。

大豆アレルギーがあるにも関わらず、大豆を与えてしまうと最悪命にかかわってくることも考えられます。

犬に大豆を与える方法

犬に大豆を与えるのであれば適切な方法で与えるようにしましょう。

犬に大豆を与えても問題ありませんが、与え方を間違ってしまうとさまざまな悪影響が出てしまうこともあります。

次に、犬に大豆を与える方法を紹介するので参考にしてください。

大豆の加工品を与える

基本的に動物に人用に作られた加工品を与えることはおすすめできない場合が多いですが、大豆の場合はそのまま与えるよりも加工品のほうがおすすめできます。

大豆の加工品には豆乳やきなこ、納豆、豆腐などが当てはまります。

大豆の加工品はすべて原型をとどめていないので、消化しやすいメリットがあります。

ただし、豆乳は添加物がない物を選び、きなこは砂糖が入っていない物を選びましょう。

豆乳であれば飲み物として与えることができ、きなこはフードなどに混ぜる与え方がおすすめです。

茹でたり砕いたりして与える

上記でも紹介したように大豆を与えるのであれば原型をとどめていないようにしてから与えるようにしましょう。

そのままでは喉に詰まらせるリスクが高く、消化も悪いです。

大豆を茹でないのであれば叩いて細かく砕きましょう。

加熱するのであれば茹でて柔らかくなったものをつぶしてペースト状にすることをおすすめします。

消化が悪い大豆でも一工夫加えるだけで食べる際のリスクを軽減することができ、しっかり大豆の栄養を摂取することも可能になります。

過熱して与える

生の大豆はトリプシン・インヒビターという成分があり、体調不良を起こしてしまう有毒な成分です。

しかし、この成分は加熱すると消滅する特徴があるため、生の大豆ではなく、加熱することを忘れないようにしましょう。

人の場合は生の大豆を食べても悪影響がありませんが、犬と人では体のつくりが違うため、人にとって無害でも犬にとっては有害になってしまうこともあることを理解しておきましょう。

ちなみに煎り大豆にしなくても茹でることでも熱を加えることができるため、トリプシンインヒビターは消滅しています。

まとめ

犬に大豆を与えることは問題なく、大豆に含まれているさまざまな栄養素のおかげで健康維持をすることができたり、健康に成長することも期待できます。

ただし、生の大豆や原型をとどめている大豆では犬に悪影響が出てしまうこともあるなど注意点も多くあります。

そのため、初めて大豆を犬に与える際は与え方や与える量に気をつけましょう。

豆腐や豆乳などの加工品であれば飼い主の手間も省けるため、おすすめです。

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