【要注意!】犬に生姜を与えてもいい?生姜の効果や正しい与え方

2022/02/19

目次

犬に生姜を与えても大丈夫

生姜は日本では薬味としても重宝され、寒い時には体を温めてくれるので食生活によく取り入れられている食べ物です。

犬にも生姜は少量であれば与えて問題はないと言われています。

中毒になることもありません。

ネギ類は中毒を起こしますが、生姜はネギ類ではありませんので安心してください。

むしろ効果もいろいろとありますので、それらの成分のメリットや与え方、注意点をお伝えしていきます。

正しい知識を持って、犬の食事にも取り入れてみてください。

犬に生姜を与える時に得られる効果

生姜は体の血行を良くし、体を温める作用があることが知られています。

他にも殺菌作用や老廃物を体外に排出するのを助ける作用もありますが、それらは生姜の辛味成分が持つ効果です。

生姜に含まれる成分と与えた際に得られる効果について説明していきます。

ジンゲロール:抗菌作用

生姜の辛味成分の中で一番多く含まれているのがジンゲロールです。

血流の促進作用があり、免疫力の向上や、冷えの改善などの効果があると期待されています。

何よりも突出した特徴は、抗菌作用や吐き気を抑える作用でジンゲロールならではと言えるかもしれません。

強い抗菌作用は食中毒の予防にもなり、吐き気止めにもなるのはありがたい効能ですね。

犬の体調を管理し、長生きさせるためにもぜひ免疫力はアップさせたいので生姜は効果がありそうです。

ショウガオール:体を温める

ジンゲロールは乾燥や加熱によってショウガオールになります。

ショウガオールの特徴は、血行の促進によって体をぽかぽかに温めてくれることです。

同時に抗酸化作用もあります。

犬も体が冷えることは避けたいですし、特に老犬の場合は寒さの影響を受けやすくなります。

そんな時生姜を取り入れて、体を温め、血流を良くすると血液の状態もサラサラになるので冬場にはぜひ取り入れたい食材です。

抗酸化作用は老化防止・健康維持に役立ちます。

またショウガオールは皮膚トラブルの改善にも効果があるため、通年利用するサプリメントにも使われています

ジンゲロン:老廃物の排出

ジンゲロールが分解されて生まれるのがジンゲロンです。

発汗作用があり、滞留している水分や老廃物を排出してくれる作用があります。

犬は運動をして汗をかきますが、生姜による発汗作用で要らない物を体外へ出してくれます。

ジンゲロンには血行促進と体を温めてくれる効果もあり、これら3つの辛味成分が上手く作用しあって健康維持に役立つのが生姜です。

人間にも犬にもこれらの効果があるので与えるメリットは大きいと言えるでしょう。

犬に生姜を与える方法

犬に生姜を与えるメリットがわかったところで、次はどのように与えるのが良いのかということです。

与え方のおすすめを紹介しますが、初めて生姜を与える人はまず少量から始めて、1日に与えて良い量を守りましょう。

どんなに体に良い食べ物でも多すぎては逆効果になることもあるので、注意してください。

初めて生姜を与える際は少量から

犬に生姜を与える1日分の量は次のとおりです。

体重5kgでは小さじ1/4・体重10kgでは小さじ1/2・体重20kgでは小さじ3/4程度となります。

生姜を犬に初めて与える際は、いきなり目安量のしょうがを食べさせるのは避けて、少量から与えましょう。

また、生姜にアレルギーを持っている可能性があります。

お腹が弱い場合は少しの量でも刺激が強いこともあるので、食べさせた後は必ず体調を確認してから少しずつ増やしていきましょう。

絶対にすりおろす

次に与える方法ですが、絶対にそのまま与えることはやめてください。

そのままだとお腹を壊すので、犬に食べさせる直前にすりおろしてあげるのがベストです。

直前にすると香りが立ち、犬は嗅覚が優れているので生姜の香りで食欲をそそられるからです。

少量すりおろした生姜をいつものフードと混ぜたり、手作りご飯の人はお肉やお魚に乗せてあげるとよいでしょう。

刺し身に生姜が付いているのと同じで、生魚の生臭さを消してくれます。

皮をむかないで食べさせる

生姜をすりおろす際は、皮をむかなくても大丈夫です。

なぜなら、皮と身の間には栄養がたくさん含まれているためです。

すりおろす前に生姜をよく洗って、皮についている汚れは落としてあげてください。

生の生姜がそのまま与えるのが気になる人は、すりおろしたものにぬるま湯を加えてスープにするのがおすすめです。

香りが立ち、寒い時には少し暖かいスープをフードや手作りご飯にかけてあげると、体が温まり効果が抜群です。

犬に生姜を与える時の注意点

ほんの少量の生姜でも十分に効果が期待できますので、ぜひ食生活に取り入れてほしいものですが、与える際には注意点もあります。

皮付きをすりおろして使うということ以外にも、次の点に気をつけてくださいね。

注意点①:生姜焼きのタマネギに注意する

人間の夕食が生姜焼きなので、それを少し犬にもあげる…という人はおられるでしょうか?

生姜焼き自体あげることはあまりおすすめできませんが、もし食べさせたい場合はタマネギを取り除いてから与えましょう。

タマネギはネギ類なので毒性成分により中毒を起こします。

タマネギと一緒に炒めたお肉や生姜を食べることで、その毒性成分も体内に入ることがあるので、タマネギ入りの食べ物は避けましょう。

生姜焼きを作る際に少しだけすりおろした生姜を別にして犬のご飯にトッピングしてあげてください。

注意点②:乾燥させた粉末状の生姜か生の生姜を使う

どこのご家庭にもチューブ入りの生姜は冷蔵庫にあることが多いと思います。

生姜のチューブの生姜は非常に便利ですが、生姜のすり下ろし以外にも様々な添加物が含まれていることがほとんどなので、なるべく生や乾燥状の生姜を使いましょう。

人間の食べ物なので絶対に問題があるとは言えませんが、添加物が人間より小さな犬の体にどのような影響を与えるかははっきりわかりません。

もちろん、紅生姜やガリなどの加工品は絶対に与えないでください。

チューブ入りのものでなく生または、乾燥させた生姜を利用しましょう。

まとめ

生姜の3つの辛味成分が持つ効果について解説しました。

犬にとっても生姜は健康に役立つので、少量のすりおろしたものをいつものご飯にプラスしてみてはいかがですか?

血流を良くし、皮膚トラブルの改善、免疫力向上などさまざまな効果が期待できそうです。

人間の食事用に使う生の生姜を少し取り分けるだけでよいので、注意点をも持った上で与えてみましょう。

関連タグ

この記事を読んだ人におすすめの記事

「未分類」おすすめの記事