【完全保存版】犬にアルコールは危険?その理由や注意点、消毒について

2021/02/24

目次

犬にアルコールが危険な理由と注意点

犬にアルコールを与えることは命の危険につながる行為です。
絶対にしてはいけません。

ここでは犬にアルコールが危険な理由や致死量などを詳しく説明します。

ただ、見ていない間にアルコールを口にしてしまったということもあります。
その場合に起こるエタノール中毒についてもこの記事で詳しく紹介しますので万が一のことを考えて知識を持っておきましょう。

また雑菌などが心配な飼い主さんのために、犬が安心して使える消毒グッズも合わせて紹介します。

アルコールの致死量について

犬がアルコールで死に至る量はどれくらいかと言うと、驚くほど少量なのです。

犬のアルコール致死量は、大体1kgあたり、5.6mlと定義されています。
大さじスプーン1杯が15mlであるため、体重がおよそ5kgのトイプードルやチワワなど、小型犬はたった一口舐めてしまうと、体調が悪化する可能性があります。

もちろんアルコール度数によっても違いは出てきますが、度数が軽いお酒なら大丈夫ということではありません。
時々酔った勢いでふざけて「少しだけ舐める程度なら大丈夫。」と思う人がいますが、大変危険な行為です。

たとえ、死に至らなくともひどい中毒症状が出てかわいそうな目に合うのは犬ですので絶対にやめましょう。

アルコールの匂いに敏感

お酒を舐めさせたりしなくても、飼い主がお酒を飲んでいる時には気をつけるべき行動があります。
それは抱っこをすることです。

なぜかと言うと犬は嗅覚がとても優れているので、アルコールが放つ刺激臭に敏感です。

飼い主がお酒を大量に飲んだ時に抱っこすると、アルコールの匂いに気がつき、犬にとってストレスになるのです。
アルコールの匂いが嫌で逃げているのに無理やり抱っこしたり、寝ている犬を起こして顔を近づけたりすることも慎んでください。

アルコール分解酵素がない

では、なぜ犬はアルコールを摂取すると危険なのでしょうか。
それは犬はアルコールを分解できる酵素を持っていないからです。

そのため、一度アルコールを摂取すると、体内に長時間残り続け悪影響を与えてしまいます。
アルコールの匂いが嫌で顔を背けたりすることは、自分の体を守るために取っている行動なのです。

人間もアルコール分解酵素が少ない人がいます。
その人はとてもお酒に弱く、少し飲んだだけでも気分が悪くなったり、急性の中毒では亡くなる人もいますよね。

犬も同じ、いやそれ以上だと理解しておきましょう。

犬も安心して消毒できるグッズ

コロナの影響もあって今は消毒除菌を徹底する世の中になりました
犬や猫はすぐ何でも舐めたり、自分の足や体もよく舐めているので、とても心配な飼い主さんがいることでしょう。

でも消毒グッズはアルコールが含まれているので、それだと犬の健康に良くないですね。
そこで犬も安心して消毒できるグッズのご紹介です。

『PRECAUTION MIST』は、ノンアルコールタイプの消毒スプレーで、安心して犬の体を消毒することができます。
持ち運びに適したコンパクトサイズで、散歩や出かける際も使うことが可能です。

砂糖や塩と同じ安全性なので赤ちゃんやペットにも使え、アルコールで手荒れしている人にも向いています。
ぜひチェックしてみてくださいね。

アルコールが原因「エタノール中毒」とは?

アルコールを摂取したことが原因で起こるエタノール中毒を起こす犬が実際にいます。

エタノールとはエチルアルコールともいい、アルコール飲料をはじめ、抗菌用の消毒剤、マウスウォッシュ、香水や化粧品などに幅広く使われています。

犬がエタノール中毒を起こす原因は主にアルコール飲料ですが、それ以外にもパンなどの発酵した焼いていない生地を食べたりして起こす例があります。

エタノール中毒の症状や対処法を知って、いざという時に対応できるように準備しておきましょう。

エタノール中毒の原因や症状

エタノール中毒の原因として一番多いのはアルコール飲料です。
人間が与えなくても倒れた缶ビールなどを舐めてしまったりする場合があります。

また加熱していない発酵したパン生地はアルコールを発生しているので、それを食べて中毒になることもあります。
腐ったりんごなども要注意です。

アルコールの誤飲などによって引き起こされるエタノール中毒の症状としては、食欲不振や元気がない、ぐったりしている、呼吸の減少などが挙げられます。

最初は症状がなくても、時間が経ってから状態が悪化する可能性もあります。

エタノール中毒の対処法

もしアルコールなどを誤飲してしまったら、またその可能性が疑われる場合はすぐに動物病院で診てもらいましょう。

アルコールを吐かせようと無理をしたり、自己判断で行うのは危険です。
飲んだものや量がわかるならきちんと獣医に伝えて処置をしてもらいましょう。

エタノール中毒の治療としては、血液透析や輸液療法などがあります。
または、エタノール中毒によって意識障害が生じた時に、覚醒させる目的でヨヒンビンという薬が使用されることもあります。

まとめ

アルコールが与える影響やエタノール中毒について説明してきましたが、本当に恐ろしいものだとご理解いただけたと思います。

言葉を話さない犬にとって、飼い主が用意する環境は健康面でとても重要です。

絶対にアルコールを飲ませないように、また誤飲することのないように注意しましょう。

お酒以外でもアルコールを発生する場面や使っているものがあるのでそれらの扱いにも気をつけておきましょう。

ほんの少しの量でも致死量に達するため、もし誤飲した場合はすぐに病院へ急いでください。

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