【要注意】猫との引越しでやるべきことや慣れるまでの過ごし方を紹介

2021/02/11

目次

猫との引っ越しで準備すること

猫は縄張り意識が強く、環境の変化を嫌い習性を持っているため、引っ越しは大きなストレスになってしまいます。

引っ越しだけではなく、部屋の模様替えや家具の新潮だけでも今まで築きあげてきた縄張りが崩れてしまうため、ストレスになってしまうのです。

そのストレスから体調を崩してしまう子もなかにはいますので、今回は、猫との引っ越しで準備することについてご紹介していきます。

引っ越し先の動物病院のチェック

もし、引っ越し先が遠方で今まで通っていた動物病院に通えなくなってしまった場合のために、事前に引っ越し先の動物病院をチェックしておいてください。

先ほどもご紹介しましたが、引っ越しのストレスによって体調を崩してしまった場合、すぐに連れていける動物病院がないと困ってしまいます。

自分で調べてもわからない場合は、かかりつけの先生に紹介してもらうのも良いかもしれませんね。

家具を処分しすぎない

引っ越しというと不要な物を一気に捨てられるチャンスでもありますが、猫がいる場合は、家具を処分しすぎないように注意しましょう。

人間にとってはチャンスであっても、猫にとっては自分のニオイがついた家具が一つもないとなると安心できるものがなくなってしまい不安になります。

もし、猫が気に入っている家具などがあるようであれば、それは捨てずに引っ越し先にも持って行ってあげるようにしてください。

キャリーバッグを準備する

猫を飼っている方であれば、持っている方が多いかと思いますが、キャリーバッグは作業中の猫の避難場所や引っ越しの移動用として重宝します。

また、狭い場所が好きな猫にとっては安心できますので、ストレス軽減にも役立ちます。

しかし、キャリーバッグに慣れていない猫の場合は、まずは慣れさせることから始めないといけませんので、引っ越しする前から慣れさせておくようにしてくださいね。

トイレ砂を確保する

一番大切なことがトイレ砂を確保することです。

猫は排泄をするとき、排泄物を砂に埋めて隠すという習性を持っており、その習性を活かして飼育環境を清潔に保つものですが、猫にとって自分のニオイがする不安解消のアイテムでもあります。

引っ越しで不安になっている子が多いので、少しでも安心してもらえるよう、使っていた砂を新居に持っていくことを忘れないようにしましょう。

猫との引っ越し当日にやるべきこと

引っ越しの当日はバタバタしてしまうことが予想されますので、猫にストレスをかけないように作業を進めてください。

ここでは、引っ越し当日にやるべきことを解説していきます。

猫を安心できる場所に隔離

作業中は、知らない人の出入りや大きな物の移動があり猫がストレスを強く感じやすい場面ですので、安心できる場所(浴室や空き部屋)に隔離しておくようにしましょう。

業者が間違えて隔離している部屋を開けてしまわないよう張り紙を貼っておくことをおすすめします。

また、浴室に隔離する場合は、浴室の水を抜き忘れないようにし、お気に入りのおもちゃやトイレなども一緒に入れてあげるようにしましょう。

引っ越し業者に猫の存在を伝える

引っ越し作業が始まる前に、作業員に猫がいることを必ず伝えておいてください。

見知らぬ人や大きな音がしてただでさえ落ち着かない環境なので、何かのタイミングで飛び出してしまい事故に合うということも少なくありません。

そうならないためにも必ず事前に知らせておきましょう。

ペットホテルで預かってもらう

日頃から預けているペットホテルがあるならば、作業中だけでも預かってもらうのもおすすめです。

しかし、引っ越し先で慣れていない場合は、やはり部屋や浴室に隔離が安心でしょう。

とにかく猫がストレスを強くならない環境を作ってあげることが大切になってきます。

猫を驚かせないように安全に移動する

引っ越し作業が終わったら、新居への出発が始まりますが、この際、車中に移動するまではキャリーバッグへ入れておき、布などを被せできるだけ暗くしてください。

猫は部屋の中もしっかり確認しているので、空っぽになった部屋を見ると不安に感じてしまいます。

このとき、キャリーバッグにはお気に入りのおもちゃやニオイがついた安心できるものを一緒に入れてあげましょう。

車中移動中も猫にとってはストレスを感じてしまうことがあるため、空気の入れ替えや水分補給を忘れないようにしてくださいね。

猫が引っ越し先に慣れるまでの過ごし方

引っ越し作業もストレスになりますが、新居に慣れるまでにもストレスがかかってくることがあります。

そこで、ここでは猫が引っ越し先に慣れるまでの過ごし方についてご紹介していきます。

できるだけ前と同じ環境を作ってあげる

一番ベストなのはできるだけ以前と同じ環境を作ってあげることです。

間取りが以前とは全く違うかと思いますので、全く一緒という訳にはいかないと思いますが、家具の配置を以前と一緒にするだけでも安心感は全然違いますので、十分に気をつかって家具の配置を決めるようにしてください。

隠れていても無理に出そうとしない

新居に慣れる期間は個体差がありますが、臆病な猫や高齢の猫は長ければ1か月以上ベッドやソファの下から出てこないことも。

さらに、結婚などで新しいパートナーと一緒に暮らす場合は、もっと時間がかかるかもしれません。

ですが、このとき無理やり出そうとしないでください。

少しでも早く慣れてもらうためには、スキンシップも大事なので、引っ越し後の2週間~3週間はできるだけ一緒にいる時間を作ってあげましょう。

なかには、ストレスで夜泣きや食欲不振、大声を出すなど問題行動を起こす子もいますので、そんな場合は、早めに受診するようにしてください。

自由に部屋を散策してもらう

新居の片づけが落ち着いたら慣れるまで自由に部屋を散策させてあげてください。

この際、順番に一部屋ずつ開放していくのがポイントで、押し入れやベッドの下には猫が隠れることができるダンボールなどを置いてあげると良いでしょう。

また、各部屋には自分のニオイがついたおもちゃなどを置き、自分のニオイを確かめられるようにしてあげてくださいね。

猫のペースに合わせて慣れさせる

もし引っ越し後1か月たっても隠れて出てこない場合でも焦りは禁物です。

時間がかかったとしても、暖かく見守ってあげていれば必ず自分から出てきますので、猫のペースに合わせて慣れさせるようにしましょう。

なかには前の家に戻ろうと家出をしてしまう子もいますので、常にどこにいるのかのチェックは忘れないようにしてくださいね。

まとめ

今回は、猫と引っ越しについてご紹介してきました。

猫は神経質でナイーブな性格をしているため、引っ越し作業や環境の変化などが大きなストレスになってしまいますので、引っ越しを考えている方はこの記事を参考に十分に配慮してあげましょう。

ストレスで体調不良などが出た場合は、できるだけ早めに受診するようにしてください。

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