【分析して判明!】猫がおしりを嗅ぐのはなぜ?匂いを嗅いでるの?

2021/03/30

目次

猫がおしりの匂いを嗅ぐのはなぜ?

猫を飼いたくても飼えない人に癒しを与えてくれる猫カフェでは、数匹の猫がそれぞれのお気に入りのスペースで過ごしています。

そののどかな様子は和やかな気持ちにさせてくれ、嫌な事があった時でも心を落ち着かせてくれます。

猫同士にも相性がありいつも行動を一緒にしている場合や、単独で気ままに過ごしている猫もいます。

そんな光景のなかにお互いのおしりの匂いを嗅ぐ事がありますが、この行動にはどんな意味が隠されているのかを調べて見ました。

猫同士の序列を決めるため

猫同士にはどちらが上なのかを見決める為に、おしりの匂いを嗅ぐ事があります。

野良猫の場合は喧嘩になってしまう事もありますが、どちらかがおしりの匂いを嗅ぐ事でその場を離れ喧嘩にならない時もあります。

猫の喧嘩を実際に見た事がある人ならわかると思いますが、どちらも興奮しているせいか聞いた事のない鳴き声をあげ相手を必死で倒そうとします。

そんな無駄な争いを起こして怪我をしないためにも、おしりの臭いを嗅ぐ事は大切です。

相手の情報を得たい

初対面の場合には相手の情報を得る為に、相手のおしりの匂いを嗅ぐタイミングを覗います。

お互い知らない相手に警戒心があり、おしりの匂いを嗅がせない為に避けるような行動をします。

そのため猫同士がお互いの周りをぐるぐる歩き回りながら、おしりの匂いを嗅ごうとします。

人間から見たら「なぜおしりの匂いを嗅ぐ必要がある?」と不思議に思ってしまう光景ですが、猫にとっては相手から自分を守るための方法なのかもしれません。

挨拶とコミュニケーション

猫は信頼できる相手でなければおしりの匂いを嗅がせる事はなく、挨拶やコミュニケーションの一種とも言えます。

嫌がらずに自分のおしりの匂いを嗅がせるのは、その相手を強く信頼している証拠でもあります。

見知らぬ猫や悪い猫に対しては、自分が不利になってしまう為おしりの匂いを嗅がせる事はありません。

仲良く過ごしている猫同士でも、その日の気分などで怒ってしまう場合や猫パンチをする時もあります。

急に喧嘩がはじまる事もあり、つい笑ってしまいたくなる光景です。

性別や年齢が分かる

猫のおしりの臭腺から得られる情報はとても多く、体調や性別以外にも年齢まで推測ができ発情期に入っているかなどの判断も可能です。

いつも仲良く過ごしている猫同士でも、発情期の時には少々神経質になりおしりの匂いを嗅がれると怒ってしまう場合もあります。

性別の違いによって、おしりの匂いを嗅ぐ様子に違いがあるようにも感じられます。

猫がお互いにおしりの匂いを嗅ぐ行動は、人間が相手から様々な情報を得る為に質問をしている状況に似ています

住居が分かる

家猫の場合は顎の下や肛門の周辺にある臭腺の匂いを、家の数ヶ所にこすりつけて自分の場所をアピールしています。

自分の場所を他の猫にアピールする事で、安心して過ごせるようです。

相手のおしりの匂いを嗅ぐ事で、その猫がどこにテリトリーを持っていてどの辺に住んでいるのかが判別できます。

野良猫の場合は縄張りなどに自分の匂いを付けてマーキングしているので、相手のおしりの匂いを嗅ぐ事で縄張りや住んでいる場所がわかります。

匂いで体調が分かる

猫の臭腺から得られる情報の中には、体調に関するものも含まれています

人が相手の顔色や表情から体調が判断できるように、猫もおしりの匂いを嗅ぐ事で相手のコンディションが把握できます。

猫も様々な病気にかかる事があり日によって体調も異なりますので、相手のコンディションがわかれば楽しい時間を過ごす事ができます。

一緒に生活をしている猫同士ならば具合が悪い時の配慮ができ、怒らせることなくゆっくり休ませてあげられます。

肛門の周辺に臭腺があるため

猫の肛門の周りにある臭腺は、顎の下にある臭腺よりも強い匂いを出しています。

そのためおしりの匂いを嗅いで、相手の詳しい情報を得ようとしています。

相手を良く知り上手く対処できるようになれば、自分を守れるようになり安心して暮らしていけます。

人からすれば排出をする場所だけに匂いを嗅ぐ行動は「臭くないのかな?」と不思議に思ってしまいますが、猫にとっては情報を得る為の大切な手段のようです。

猫がおしり以外の匂いを嗅ぐ場合は?

猫同士でおしりを嗅ぐ行動はよく見かけますが、飼い主の指先や口の匂いを嗅ぐ事もあります。

飼い主にとってその行動は、信頼関係ができてきているようでうれしく感じられます。

おしりの匂いだけではなく、猫同士で鼻と鼻をくっつけて匂いを嗅いでいる様子を見かける事もあります。

そんな行動にはどんな理由が隠されているのかを調べて見ました。

指先を嗅ぐ

猫には尖っている物に鼻を近づける習性があり、飼い主などの指先に鼻を近づけて「くんくん」と匂いを嗅ぐ事があります。

この行動は信頼をして挨拶をしている証拠で、飼い主にとってもなついてくれている事が実感できます。

日々の生活の中で猫がしてくれる仕草にはとても癒され、心に余裕ができ疲れを忘れさせてくれます。

人の指先や鼻は猫からすれば、挨拶のポイントなのかもしれません。

顔を近づける「挨拶」

猫同士に見られる挨拶にはおしりを嗅ぐだけではなく、おたがいに鼻をくっつける事も挨拶になります。

猫が顔を近づけながらくんくんしている時は、「こんにちは」と相手に挨拶をしています。

その光景を見ていると言葉は話せなくても、猫なりにコミュニケーションを計りながら生活している事が実感させられます。

飼い主に猫が顔や体をスリスリする行動は、自分の物というマーキングを付けていて親愛の証でもあります。

口を嗅ぐとご飯の情報が分かる

食後の飼い主の口を猫がくんくんと嗅いでくる時には「おいしそうな匂い!」「どんなものを食べたのかな?」と言う気持ちで、ご飯の情報を得ようとしています。

きちんと食事をして満足している状態でも、自分好みの匂いがしてくると興味津々になり落ち着きがなくなる事があります。

キャットフードを与えている家庭がほとんどだとは思いますが、猫も時には飼い主と同じものを食べてみたいのかもしれません。

猫のおしりの匂いを嗅ぐと怒る?

猫は人の約20倍の優れた嗅覚を持っているため、飼い主から他の猫の匂いやいつもと違う匂いがすると自分の縄張りに不安を感じ威嚇をする事があります。

猫にとっては飼い主も縄張りのひとつで、自分の匂いを付ける事で安心したい気持ちがあります。

外出などから帰った際に愛猫が匂いを嗅いで怒るよう時には、ストレスや不安を感じていますのでできるだけ違う匂いを付けないようする事も大切です。

まとめ

猫同士でおしりを嗅ぐ行動には相手の詳しい情報を得る目的があり、鼻をくっつけている時はお互いに「こんにちは」と挨拶をしています。

人間にとってコミュニケーションが大切な様に、猫にとっても相手を知る事は生きていく為の大切な手段のひとつです。

猫がおしりの匂いを嗅ぎ合う行動には少々違和感がありますが、人間が会話をしてる状態だと思えば納得がいくようにも思えます。

おしりの以外の匂いを嗅ぐ理由には飼い主への愛情を表している事もあり、愛猫との仲がより一層深まっていければいいですね!

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