猫が狭い場所が好きな7つの理由とは?注意点やおすすめの遊び方も

2022/04/07

目次

猫が狭いところが好きな7つの理由

猫が押し入れや段ボール、ドア隙間などの狭いところに入っているのを見たことある人は多いのではないでしょうか。

驚くほど小さい隙間にも入ってしまい、時には入れないのに入ろうとしている行動が可愛らしいですね。

狭いところになぜ猫は入りたがるのでしょうか。

理由①:狩りをする

猫は小動物などの狩りを行う動物で、待ち伏せをして獲物を捕まえます。

その際に狙っている動物に気が付かれないように岩場などの狭くて暗い場所で体力を温存するように身を潜め、獲物がきたら一気に飛びかかるというものです。

獲物を捕らえるとその場所に運んで食べていました。

また、猫が獲物にする小動物は、穴やくぼみなど狭いところにいることがあります。

獲物がいるかもしれないと、自然と興味を持つのです。

理由②:敵から身を守る

周りを囲まれているような狭い場所だと、敵襲に遭うことを防いでくれます。

また、獲物を奪われないための安全スペースとも考えられています。

猫が狭い場所で敵に襲われないようにするために、入り口にお尻を向けないようにしています。

臨機応変に対応できるように、外に顔を向けた状態でいます。

狭い場所に身をかがめ、外に顔を向けて、敵が来ないかを観察しながら、いつでも逃げられる態勢をとります。

自然界で生き残っていくためには、このような行動が必要であったのではないかと考えられています。

理由③:獲物を食べる

猫が捕獲に成功した後、その場で食べることはせず獲物を他の動物に横取りされないように、狭い場所へ移動して食べます。

また、その際に食べきれなかった獲物を狭い場所に隠すこともあります。

周りに敵がいる場所だと安心して食事ができないため、その名残で猫は狭い隙間などの安心できる場所に入っていると考えられています。

その様な獲物を安心して食べるという野生時代の名残があるようです。

理由④:体力の回復や安心感を得る

獲物を食べるため、自身を守るためなど、狭い場所は猫にとって安心する場所なのです。

猫は体を密着することがでい、周りを囲まれているような場所に安心感を得ます。

安心できる狭い場所で身を休め、体力を温存したり、回復をしたりします。

また、猫は自分専用のスペースを持つことでリラックスができます。

安心できない場所だと、常に敵がいるかもしれないと猫がストレスを抱えてしまいます。

猫がストレスを感じた時に入れるようなスペースを用意してあげるとストレス解消になるでしょう。

理由⑤:寒さや暑さから体を守る

人間が暑い時に日陰を好んだり、寒いときは暖かい場所を好むように猫も同じように体温調節を行います。

猫は寒いと感じた時は、狭い場所に入ることで、体温が奪われにくくなります。

猫は寒さが特に苦手なため、そのような狭い場所に入ることが多いです。

一方、暑い時は、陰になる岩場など、狭い場所に隠れます。

その様に狭いところに入ることで体温調節を行い安心ができます。

理由⑥:好奇心を満たす

猫は警戒心が強いですが、元々好奇心旺盛な生き物です。

入れるのか入れないのかといった微妙なサイズ感の入り口を発見すると、試さずにはいられません。

成猫になると落ち着くのは、過去にケガをしたなどの経験から学び、その場所が居心地が良いか悪いかを知るためです。

人間も好奇心が旺盛な時はできるかどうかも分からず挑戦したりしますが、猫にも同様のことがあるようです。

理由⑦:1人になりたい

猫は1人になる時間を大切にしています。

狭い場所に入ることで、猫のストレスは軽減されます。

つまり、猫は狭い場所にいると精神的に癒されるのです。

また、猫が病気になった時には、狭いところでじっとしていることがあります。

狭いところにいて安心していられることでストレスも緩和され、病気も良くなるわけです。

そのため猫が一人になれる空間をつくってあげることがとても大切です。

猫用の籠やキャットタワーなど専用のスペースを一つは用意してあげましょう。

猫が狭いところに入る際の注意点

上記で説明した通り、猫はとても狭いところを好みます。

飼い主さんなら何度も猫が狭いところに入っている姿を見たことが有るのではないでしょうか。

狭いところに入る頻度が多いため注意が必要なことがいくつかあります。

体調不良の場合がある

狭い場所が好きな猫ですが、狭い場所にいるからリラックスしているんだな、安心しているんだなと思ってはいけない場合があります。

もしも、猫がずっと狭い場所に入っていて、いつものように呼んでも出てこない、様子がおかしいという時は、体調不良の可能性があります。

その様な場合は、いち早く猫がケガをしていないかや触ると痛がるところがないかチェックをし、病院へつれて行きましょう。

窒息や閉じ込めに注意する

窒息や閉じ込めは命に関わるため、とても注意をしなければならないことです。

猫が知らない間に、タンスやクローゼットに猫が入ってしまった、閉じ込めてしまったということもあるので、注意が必要です。

また、ビニール袋などは窒息や誤飲の可能性があるので気を付けなければなりません。

防止策としては、猫が届きそうなところ見えそうなところに窒息の原因になるようなものは置かないことに限ります。

前述した通り、猫は好奇心旺盛な生き物なので、未然に防ぐことが大切です。

狭い場所から無理に出さない

猫が狭い場所に入っている時は、安心したいと考えているのかもしれません。

つまり、何かストレスや不安を感じている場合があるのです。

そこで大切になるのは、猫の不安やストレスの原因を取り除いたり、猫専用となる場所を作成し、安心できる環境を作ることです。

心身的なストレスは病気の原因になることがあるため、猫の気持ちを汲み取ってあげましょう。

猫が狭いところで遊ぶおすすめの方法

狭いところが好きな猫にとってその場で遊べることはとても大切です。

安心できる場所で遊ぶことで心身的なストレスがさらに緩和されるでしょう。

いくつか猫が大好きな狭いところで遊べる方法をご紹介します。

狩猟本能を用いた遊び

狩猟本能を満たすために、獲物に見立てたじゃらしおもちゃを、段ボールの外にちらつかせれば、おもちゃを追う遊びができます。

作成方法としては、段ボール箱に穴を開けるだけです。

その段ボールの中に猫を入れさせ、外に猫じゃらしおもちゃを置いておくだけで完成です。

穴の開いたところから手を伸ばして、獲物を捕ろうとするでしょう。

好奇心をくすぐる遊び

次に紹介するのは、好奇心をくすぐる遊びです。

その作成方法は、小さめの段ボール箱を筒状に連結させます。

好奇心が旺盛な猫は、狭い筒状の中に入って遊ぶことがあります。

置いておくだけで出入りしますが、もしも興味を示さない場合は、筒の外でねこじゃらしおもちゃなどをちらつかせることで、興味をしめすことがあるでしょう。

ビニール袋を使った遊び

最後に紹介するのは、ビニール袋を使った遊びです。

ほとんどの猫は、「ガサガサ」「カシャカシャ」といった音を好む傾向あります。

狹い場所が好きという習性と合わせると、ビニール袋を置くだけで遊びがスタートします。

ただし、ビニール袋にくるまってしまい、窒息にならない様に注意が必要です。

そのため、こちらの遊びは飼い主さんがいる時に行うようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

猫は基本的に好奇心が旺盛なため、狭いところが好きということはわかっていただけたでしょうか。

猫専用のスペースを用意すること、窒息などの危険性があるものは猫の手が届かないところに置いておくことが大切です。

専用スペースを用意し、少しでも愛猫が居心地のいい環境を作り、大切な愛猫と多くの時間を過ごしたいですね。

もしも遊び方が分からないという方がいらっしゃたら、こちらで紹介した遊びを試してみてはいかがでしょうか。

この記事を読んだ人におすすめの記事