干支に猫が入っていないつ3つの説!猫が干支になっている国もある?
2022/02/08
目次
干支に猫が入っていない3つの説
干支といえば十二支です。干支には12種類の動物がいますが、なぜか猫は入っていません。
身近でペットとして人気もある猫が干支に入ってないのはなぜでしょうか?
猫が干支になれなかったいくつかの説をご紹介します。
説①:ネズミを食べてしまった
ただのネズミではなく、お釈迦様の命を受けて薬を取りに行ったネズミを食べてしまったため、干支になれなかった説があります。
この薬がなかったため、お釈迦様が命を落としたという話で、なぜか猫は悪者になっています。
説②:猫が認知されていなかった
十二支や干支が作成された頃、中国では猫がまだ広く認知されておらず、あまり飼われていませんでした。
つまり馴染み深くなかったのです。
しかし、猫が人間に飼われていたのは、約4000年前の古代エジプト時代と言われており、他にも約8000年前の古代キプロスが起源という説もあります。
猫は紀元前200年ごろに中東から中国にも広まっていき、5300年前には中国で家畜として飼われていた猫の骨が見つかっています。
その頃の猫が畑の作物を食べるネズミを食べていたことが分かっており、人の近くで暮らしていたことが考えられるのです。
このことから干支ができたころでも、猫は人々と関わりあっていた可能性があります。
説③:ネズミに騙された
こんなお話があります。
お釈迦様が「元旦の朝に私の元に一番早く来たものから順に、一年交代でその年の守り神にする」というおふれを出しました。
そこで猫はネズミに日にちを確認をしたら、ネズミは猫に1日遅れた日を教えました。
当日、牛はまだ夜が明けないうちに、足が遅いからとの理由で出発をしました。
それに気づいたネズミは牛の背中に乗って一緒にお釈迦様のところに向かいました。
牛が到着するよりも先にネズミは牛の背中から飛び降り、一番乗りとなりました。
その後、牛、虎、兎、竜、蛇、馬、羊、猿、鳥、犬、猪という順でお釈迦様のところに到着しました。
猫は次の日にお釈迦様のところに到着しましたが、時すでに遅しで、十二支には入れませんでした。
騙されたことを知った猫はネズミを追いかけたところから猫がネズミを追いかけるようになった理由だとも言われています。
猫が干支になっている国もある?
干支は古代中国が発祥と言われています。
アジアやロシア、東ヨーロッパなどにも伝わりました。
しかし、それらの国、全てに猫年がないわけでもないのです。
ここでは猫年がある海外の国々をご紹介します。
ベトナムには猫年がある
ベトナムでは日本の兎が猫になっています。なぜベトナムの十二支には猫がいるのでしょうか?
諸説ありますが、このような理由があるようです。
・ベトナムでは兎よりも猫のほうが身近な動物だから
・兎を表す「卯」の読み方がベトナム語の猫を表す言葉に近いから
という理由で兎ではなく、猫年になったのでは?と言われています。
また猫は農作物を食い荒らすネズミを退治してくれる動物であり、猫年生まれの人は思慮深く平和主義、損得勘定が得意、社交的、周囲の環境に適応できるといった占いもあります。
ベトナムは猫年以外にも日本と違う干支がある
日本では「牛」となっていますが、ベトナムでは「水牛」になっています。
日本では農作業や食料の運搬には欠かせない動物ですが、ベトナムでは牛よりも身近な存在である「水牛」となりました。
また「羊」はベトナムには元々いないので、馴染みがある「ヤギ」になりました。
「猪」は「豚」になっていますが、日本では「豚」が馴染みないので、「猪」に置き換えたようです。
もともとは「豚」で、日本以外の干支のある国は全て「豚」となっています。
ベトナム以外で猫年がある国は?
ベトナム以外で「卯(ウサギ年)」が猫年になっている国・地域としてはタイやベラルーシ、チベットなどがあてはまります。
理由は卯の鳴き声「Mao」が猫の鳴き声「Meo」に似ていることと、兎よりも猫が身近な動物であるからです。
また、ブルガリアでは「寅(虎年)」が猫年として扱われます。
なぜ虎ではなく猫なのかという理由はわかっていません。
同じネコ科の豹年がある?
ブルガリアとは異なり、モンゴルやトルコでは虎年は猫年ではなく、豹年に変わります。
モンゴルの山間部には「ユキヒョウ」という白い豹が生息する地域があることも関係しているのでしょう。
まとめ
猫が好きな人にとって、干支に猫が選ばれなかったのは、悲しいと思うかもしれません。
しかし、干支について調べていくとチベット、タイ、ベトナム、ベラルーシではうさぎではなく猫が仲間入りしていたり、中国では馴染みがなかったりと、歴史や文化の違いを発見することができました。
皆さんも干支のお話を家族で話してみてはいかがですか?
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