【犬種別に解説】成犬は○歳から!成犬になったら変わることとは?
2021/12/23
目次
成犬は何歳から?犬種のサイズ別に紹介
犬の成長は人よりも早く、まだまだ子犬と思っていたら年齢的には成犬になっていたことに驚く飼い主様もいらっしゃるでしょう。
大きく分けると子犬(パピー)期・成犬期・シニア期と3つに分類される犬のライフステージは、それぞれ犬種によっても分けられる年齢が変わってきます。
正しく理解すると愛犬の成長に必要な栄養や運動にも対応できますので、しっかり把握しておきましょう。
超小型犬は生後10ヶ月頃
超小型犬と呼ばれる犬種は、トイプードルやパピヨンにポメラニアンといった人気犬種が該当します。
成犬時の体重は約4kg以下といわれており、10ヶ月前後で成犬期を迎えます。
一般的に8才前後にはシニア期に入りますが、犬種の中でも寿命が長い傾向がありその分認知症やその他病気にも罹りやすくなるので栄養や運動を適切に管理してあげてください。
また、常に飼い主様と一緒に過ごすことが多いのでお年寄りにも飼いやすい反面、食欲のムラやちょっとワガママに育ちやすいので最低限のしつけは体が小さくても必要です。
小型犬は生後10ヶ月頃
成犬時の体重が10kg以下の犬種は小型犬になります。
主な犬種として柴犬やバグにシーズーなどが挙げられます。
小型犬も10ヶ月前後で成犬期を迎え、それからは急激に成長することはまずありません。
小型犬の1才は、人に置き換えると17才くらいと考えられますので好奇心や運動にフードまでバランスよく色々な経験をさせて適切な栄養を摂れるようにしてあげましょう。
先に挙げたパグやシーズーはは、それぞれ短頭種や目が大きいなど特徴を持っていますので犬種にあったケアを行ってください。
中型犬は生後12ヶ月頃
11kg以上25kg以下は中型犬の範囲となります。
かなり体が大きい犬種ばかりとなり小型犬と比べて成犬期も遅く、12ヶ月前後から成犬期を迎えます。
中型犬としてコッカースパニエルやウィペットにシェットランドシープドッグなどが挙げられます。
甲斐犬や紀州犬といった日本犬もこの部類に入ります。
体力があり体も大きいので怪我やトラブルに発展しないように飼い主様との信頼関係を結び、指示に従えるようしつけましょう。
ストレスが溜まると家庭内で問題行動を起こすことも考えられます。
ドッグランや体を動かせる遊びを多く取り入れて年齢に合った運動を心掛けましょう。
大型犬は生後1年半頃
大型犬に当てはまる体重は成犬時に26kg以上となります。
生まれて約1年半から2年で成犬期に入りその頃は人に例えると16才くらいになります。
他の犬と比べて体が大きくなるまでに時間が掛かりますので、成犬期は遅くなりそれ以後は大きな成長は認められません。
健康な体を造って維持するために、パピー期の間は成長を支える栄養たっぷりなフードを適切に与えましょう。
この時期に満足な栄養が摂取できないと健康面や精神的にも問題が起きてしまいます。
超大型犬は生後18~24ヶ月頃
成犬時の体重が45kg以上は超大型犬となります。
成長段階が2回に分けられ急激な成長期と緩やかな成長期を経て、約1年半から2年で成犬期へと移行します。
生まれた時は数百グラムの小さい体を大きくするために、骨や関節の成長に大切なフードにはこだわりましょう。
また、寒い地域が原産の犬種も多く日本の蒸し暑い季節は特に注意しましょう。
人の仕事を手伝っていた歴史をふまえて、毎日の生活にも仕事的な役割を持たせてあげるとイキイキとしてくれるはずです。
超大型犬として馴染み深い犬種は、ゴールデンレトリーバーやシベリアンハスキーにドーベルマンなどがいます。
成犬になったら変わることとは?
成犬になると、今まで心配が多かった犬の体に大きさ以外にも変化が現れていきます。
どこに連れていくのも楽しい時期となり、多くの経験をさせることで飼い主様とより強い関係を築くことができます。
体力・免疫力が向上する
弱々しかった小さい体に免疫力や筋肉が蓄えられて、体つきがしっかりとしていきます。
病気になりにくく、パピー期には命取りにもなりかねない感染症などの病気に罹っても治りやすくなります。
なので成犬期には、無理のない範囲で本能を満たす遊びや運動を多く取り入れてより社会性を身に付けていきましょう。
学習は、パピー期だけではありません。
犬はいくつになっても学習し、経験したことを覚えて成長していきます。
フードが成犬用に変わる
パピー期は、体を作ることを一番にフードの成分も考えられています。
成犬期を迎えたのにいつまでもパピー用のフードを与えていると、高いカロリーによって太りやすくなり肥満になる恐れがあります。
ですが、いきなり成犬用を与えると嘔吐や下痢などをおこすこともあります。
パピー用フードに少しずつ成犬用フードを混ぜながら、時間を掛けて切り替えていきましょう。
乳歯から永久歯になる
犬も人と同じく乳歯が生え、永久歯に生え変わります。
生後4ヶ月から5ヶ月頃には永久歯に生え変わりはじめて小型犬が成犬期に入る頃にはすべての永久歯が揃います。
食べ物の影響や歯石などで黄ばみや汚れといった歯石が付き、シニア期に入ると歯を失う犬もいます。
また、犬の虫歯はとても珍しく、虫歯になる犬はほとんどいません。
ですが歯磨きや犬用の歯磨きガムなどでケアをしないと、歯に付いた汚れが食べ物と一緒に飲み込まれて、体に影響を与えることもあります。
成犬になってからだと口に異物を入れることに激しく抵抗する場合もありますので、パピー期から慣らしていきましょう。
まとめ
犬は人より早いスピードで成長しシニアを迎えます。
一日一日を全力で精一杯の笑顔で成長する愛犬に、時間の許す限り寄り添って楽しく生活していけるように心掛けましょう。
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