【レジピあり】猫にさつまいもはOK!与える効果と正しい与え方
2022/04/23
目次
猫にさつまいもはOK
猫は色々な物を食べることができ、人が食べる物も多く食べる習性があります。
しかし、食べてはいけない物もあるので、猫を飼っているのであれば把握しておくことが求められます。
人であれば問題なく食べることができるさつまいもですが、猫にも与えても問題ない食材です。
ただし、与える際の注意点や適した与え方を守らなければ体調を崩してしまう原因となってしまいます。
ここでは、猫にさつまいもを与える際のことについて紹介しているので参考にしてください。
猫にさつまいもを与える効果
猫にさつまいもを与えることでさまざまな効果を得ることができます。
そのため、さつまいもを与えることで猫の体調が改善されることも期待できます。
ただし、いくら猫に良い効果が期待できるからといって大量に与えてしまうことは逆効果になってしまうこともあるので注意が必要です。
次に、猫にさつまいもを与えた際に得られる効果を紹介していきます。
求めている効果があるのであれば適量のさつまいもをフードに混ぜたり、おやつ代わりに与えてみてはいかがでしょうか。
カリウム:不要な塩分を排出
さつまいもにはカリウムという栄養素が含まれています。
カリウムは摂取した量だけ塩分を排出させる効果があります。
排出方法は主に尿であり、利尿作用を高めることもできます。
人にも言えることですが、塩分を多く摂取してしまうとさまざまな病気になる危険性があり、猫にも同じことが言えます。
猫の場合は塩分を過剰摂取し続けてしまうと網膜剥離や心肥大、運動失調などの病気になる可能性が高まってしまいます。
命にも関わる病気でもあるため、塩分をとりすぎることは危険です。
その点、さつまいものカリウムは多く摂取しすぎた塩分を体外に排出することができるので、塩分の過剰摂取による高血圧を防ぐことができます。
しかし、カリウムの摂りすぎも違う病気の原因となるので注意が必要です。
ヤラピン&食物繊維:便秘解消効果がある
さつまいもにはヤラピンという成分と食物繊維が含まれている特徴があります。
食物繊維は便秘に良いとことを知っている人も多いのではないでしょうか。
そのため、猫にさつまいもを与えれば便秘解消の効果が期待できます。
食物繊維はわかってもヤラピンがどんな成分なのかわからない場合が多いと思いますが、さつまいもにしか含まれていない成分です。
ヤラピンには腸の働きを整える効果や緩下剤としての効果もあるため、さらに便秘解消の効果があります。
猫は自身の被毛を飲み込み定期的に吐き出したり、便として排出する習性がありますが、腸の活動が悪かったり、飲み込む被毛の量が多いと毛球症になるリスクがあります。
特に、換毛期や長毛種であれば毛球症になるリスクが高いです。
しかし、便秘解消の効果があるさつまいもを与えれば効率よく毛玉を排便と一緒に出すことができるので、毛球症予防の効果も期待できます。
ビタミン:免疫力向上や抗酸化作用など
さつまいもには豊富なビタミンが含まれています。
ビタミンには抗酸化作用が期待でき、細胞が酸化によって劣化してしまうことを防ぎます。
細胞へのダメージを抑えることで免疫力向上の効果や皮膚の状態を改善する効果なども期待できます。
そのほかにも腎臓病に対する進行を遅らせるという効果もあるため、腎臓病になっている猫に与えることで症状を抑えることができ、がん予防などの効果も同時に期待することが可能です。
さらにさつまいもは妊娠中の猫にとってもおすすめできる食材です。
妊娠することで血中濃度が低下しやすく、そのような状態が続いてしまうと母体と胎児に悪影響が出てしまいやすいです。
ビタミンEが不足してしまいがちな妊娠中の猫にさつまいもを与えれば母子ともにも健康を維持できるます。
猫にさつまいもを正しく与える方法
猫にさつまいもを与えるのであれば正しい方法で与えなければなりません。
そのため、猫にさつまいもを与えようと考えているのであれば把握しておくことをおすすめします。
正しい方法で与えることができていないと猫が体調を崩してしまう原因となってしまいます。
猫に与えるさつまいもは少量
猫にさつまいもを与えるのであれば少量だけにしましょう。
1日の目安はティースプーン一杯程度であり、かなり少ないです。
そのため、1日の目安であることを知らないと大概が多く与えてしまっている場合が多いです。
1日程度であれば規定量を超えても問題は起きにくいですが、毎日多くのさつまいもを与えることはやめましょう。
また、生のまま与えることは消化不良の原因となってしまい、下痢や嘔吐をしてしまう可能性が高まってしまいます。
なので、しっかり加熱して猫に与えるようにしましょう。
ちなみにさつまいもは干し芋や蒸かし芋などさまざまな食べ方がありますが、どの方法でも問題ありません。
ただし、猫は人とは違い甘みを感じにくいのであまり濃い味付けにしないようにしましょう。
加熱した後は冷ます
上記では加熱してさつまいもを与えることが必須であることを紹介しましたが、加熱したものをすぐに与えるのではなく、冷ましてから与えるようにしましょう。
人も加熱したさつまいもをすぐに食べようとすると火傷してしまいます。
猫も同じように熱いままでは火傷してしまう危険性があります。
猫は人よりも温度に敏感な動物であり、0.5 ℃変わるだけでも違いが感知することができます。
適した温度は小動物の体温と同じ35℃前後がおすすめです。
味付けはしない
上記でも一部紹介したようにさつまいもを与える際に濃い味付けはもちろんですが、味付け自体しないようにしましょう。
人の場合は味付けをすることでよりおいしく食べることができますが、猫の場合は虫歯や肥満の原因となってしまいやすいです。
そのため、猫にさつまいもを与えるのであればそのまま加熱して冷やしたもので問題ありません。
さつまいもはそのままでも充分甘さを感じることができます。
なので人が食べるようなさつまいもを使用した料理は与えないようにしましょう。
猫が喜ぶさつまいもを使用したおやつのレシピ
猫ちゃん用ごまさつまクッキーはさつまいもで作ったクッキーであり、ゴマで風味づけがされています。
材料はさつまいも70g・ベーキングパウダー小さじ半分・薄力粉30g・ゴマ5g・豆乳小さじ1杯です。
作り方は薄力粉とベーキングパウダーをふるいにかけて混ぜます。さつまいもはレンジで加熱してすり潰していきます。
さつまいもが冷えてしまうと固くなってしまうのでできるだけ熱いうちにつぶすようにしましょう。
豆乳を少し入れてつぶすことでつぶしやすくなります。
次に、ゴマをすり潰しベーキングパウダーと薄力粉を混ぜた中に入れ、すり潰したさつまいもの中に投入します。
粉っぽさがなくなるまで混ぜ、豆乳も少しずつ入れることがポイントです。
あとは出来上がった生地をラップに包み、綿棒で均一になるまで伸ばしていきましょう。
最後は型でくりぬいて180℃のオーブンで2分焼けば完成です。
猫にさつまいもを与える時の注意点は?
猫にさつまいもを与えても問題はありませんが、注意しなければならないポイントがいくつかあります。
そのため、知識なくさつまいもを与えることは危険なため、必ず注意点を把握してからさつまいもを猫に与えるようにしましょう。
さつまいもアレルギーに注意
人も食べ物に対してアレルギー反応を起こしますが、猫も同様に食べ物に対してアレルギー反応を起こしてしまう恐れがあります。
さつまいもアレルギーも存在しており、さつまいもを食べてしまうと痒みや咳などの症状があらわれてしまいます。
さつまいもアレルギーである危険性も把握して、初めてさつまいもを猫に与えるのであれば少量だけにしてしばらくは経過観察をするようにしましょう。
もしアレルギー反応が出てしまったらすぐに動物病院に連れて行くようにしましょう。
そのため、さつまいもアレルギーの有無を確認する際には動物病院が開いているかを確認することも大切です。
皮による消化不良に注意
さつまいもの皮は他の根菜と比べても皮が薄く食べやすかったり、栄養が豊富に含まれていることなどから皮がついたまま与えることも多いです。
しかし、皮は消化しにくい部分であるため、消化不良を起こしてしまう可能性があります。
そのため、普段から下痢をしてしまうような猫であればさつまいもを与えることを断念したり、皮を剥いた状態で与えるなどの一工夫を施すようにしましょう。
皮による消化不良は個体差があったり、その時の体調によって症状があらわれることもあります。
まとめ
猫にさつまいもを与えても問題はなく、さまざまな栄養を摂取することができます。
また、さまざまなアレンジレシピにさつまいもは使いやすいメリットもあるので、おやつ作りの幅を広げることもできます。
しかし、消化不良を起こしてしまうリスクがあったり、事前にアレルギーがないのかも確認しなければなりません。
そのほかにも生で与えないようにしたり、蒸かすしたのであれば冷やすなどの一工夫も必要となってきます。
猫にさつまいもを与えたいのであればさまざまなひと手間を加えることが大切です。
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