【完全保存版】猫の柄・模様はどんな種類がある?特徴や性格も紹介!

2021/03/31

目次

猫の柄・模様の種類や特徴:縞模様(タビー)

猫の柄や模様にはそれぞれ特徴があり、縞模様が一般的な模様であり、よく見かける模様でもあります。

野良猫など雑種の猫は縞模様になりやすく、単色になることは珍しいです。

次に、縞模様にはどのような種類があるのかを詳しく紹介していきます。

同じ模様でもカラーが異なることで印象も大きく変わります。

また、模様によって猫の性格にも影響が現れているとも考えられており、猫を飼う際に一つの判断材料にすることも可能で知っておいて損をすることはありません。

サバトラ(シルバータビー)

サバトラとは、明るい灰色を基調として黒色の模様が入っている特徴があります。

模様の名称にサバが含まれているとおり、魚のサバの模様と似ているため、サバトラと名付けられています。

サバトラの性格は2種類に分けることができ、警戒心が強い場合と慎重な性格の両極端な性格です。

そのため、サバトラ模様の猫と触れ合う際にどちらの性格なのかを見極める必要があります。

模様とカラーから可愛らしさをよりも凛々しさが感じられる模様でもあります。

茶トラ(レッドタビー)

茶トラは薄いオレンジ色を基調に赤褐色の縞模様が入っている特徴があります。

模様とカラーの効果も相まって可愛らしさが感じられる模様でもあり、子猫であればさらに可愛さが倍増します。

性格は甘えん坊である場合が多い一面もありますが、デリケートな性格でもあり、初めて触れ合う際には慎重に接するようにしましょう。

また、食欲旺盛な一面もあり、肥満体質になりやすいことが特徴的で、適度に運動をさせたり、与えるフードの量には気を付ける必要もあります。

キジトラ(ブラウンタビー)

キジトラは茶色を基調として黒の模様が入っている特徴があります。

猫の原型になったとも言われている模様であり、最も個体数が多い特徴もあり、猫と言ったらキジトラ模様を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

警戒心が強い性格ではありますが、一度懐けば甘えてくることもあります。

しかし、基本的に自由を愛する傾向があり、長時間抱っこされて動きを制限されるとストレスを感じてしまいます。

また、室内飼いも束縛してしまうため、できるだけ放し飼いをすることをおすすめします。

猫の柄・模様の種類や特徴:単色(ソリッド)

単色とは、一つの色しか現れない柄であり、カラーの違いがないため、模様も現れません。

シンプルな柄でもあるため、場合によっては高級感が漂う猫のイメージが持たれやすいです。

そのため、野良猫で単色の猫は珍しい傾向があります。

次に、単色の特徴やどのようなカラーが存在するのかを紹介します。

単色の猫について知りたい人やカラーのバリエーションを知りたい人は参考にしてください。

猫には模様があることが一般的であり、単色のカラーについて知らない人も多いのではないでしょうか。

グレー

グレーは雑種の場合もありますが、コラットやシャルトリュー、ロシアンブルーなど純血種にも現れるカラーです。

そのため、品がある猫のイメージが持たれやすく、海外の雰囲気を漂っている特徴もあります。

種類によって性格は異なりますが、基本的に落ち着いた性格の場合が多い傾向があります。

また、神経質な一面もあるため、懐くまでに時間がかかってしまったり、特定の人にしか懐かないことが特徴的です。

灰色の毛をもつ猫のことをブルーキャットと呼びます。

黒(ブラック)

黒猫と聞くとよくないイメージを持たれやすいですが、実際は全く真逆の性格をしています。

全身が黒いとクールなイメージも持たれやすいですが、甘えん坊であったり、人懐っこい性格の場合が多く、飼いやすいメリットがあります。

また、頭が賢い特徴もあり、猫は躾がしにくいですが、黒猫の場合は躾がしやすいです。

穏やかで甘えん坊であり、飼い主以外にも懐きやすいです。

懐きやすい理由は警戒心が低いからであり、黒色は自然界で見つかりにくいことが警戒心を弱めている理由と考えられています。

白(ホワイト)

白猫は一見おとなしいイメージが持たれやすく、攻撃的でもないと考える場合が多いです。

甘えん坊な場合が多いですが、同時に独占欲も強い傾向があり、他の猫に対して強く当たる場合も少なくありません。

そのため、見た目とは裏腹に情熱的な一面もあります。

白色は自然界では発見されやすく、目立ちやすいため、自然と警戒心が強くなっています。

また、白色は汚れが目立ちやすい色であり、頻繁にブラッシングをしたり、タオルなどで汚れを落としてあげるようにしましょう。

猫の柄・模様の種類や特徴:二色・三色模様(バイカラー・キャリコ)

二色や三色模様のことをバイカラーやキャリコと呼ぶ場合があります。

名称にあるように、二つのカラーであったり、三つのカラーが模様に入っている猫のことを示しています。

一見上記で紹介した縞模様と混同してしまいやすいですが、バイカラーやキャルコは縞模様ではなく、ランダムでカラーが体の部分ごとで異なる特徴があります。

そのため、色が現れている部分によってはハートの模様になっていたり、眉毛があるような顔になることもあり、可愛さが倍増します。

三毛(キャリコ)

三毛は一般的に珍しい模様であり、三毛猫という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

三毛は白を基調として茶色と黒色が入っている模様のことを示しています。

遺伝的に雄の個体が少なく、雄の三毛猫は非常に珍しい個体です。

運動神経が高く、賢い一面がありますが、マイペースな部分もあります。

また、気分屋な性格でもあり、猫らしい性格です。

ツンツンするときもあればデレデレ甘えてくることもあり、ツンデレ傾向が強いです。

白黒・黒白(ホワイト&ブラック/ブラック&ホワイト)

白黒・黒白は名称通り黒色と白色になっている模様のことです。

一見どちらの呼び方でも問題ないと考えてしまいがちですが、厳密に説明すること分けることができます。

それぞれ広い面積を示しているカラーが先に呼ばれるようになっており、体の大半が白色が占めているのであれば白黒であり、逆に黒色の面積が多いのであれば黒白となります。

白黒と黒白では性格にも違いが現れると考えられており、白黒は攻撃的な一面があり、黒白はおとなしい性格の場合が多いです。

キジ白(ブラウンタビー&ホワイト)

キジ白は上記でも紹介したキジトラと似た模様であり、キジ白という模様の種類があることを知らなければ判断できない場合が多いです。

キジ白の特徴はキジトラの模様であり、顔の下や足先、お腹が白くなっていればキジ白模様となります。

模様がキジトラと似ていることもあり、性格もキジトラと似ており、警戒心が強いです。

しかし、一度懐けば甘えてくるようにもなります。

また、束縛されることが苦手であり、走り回れる環境で飼うことをおすすめします。

茶白(レッドタビー&ホワイト)

茶白は茶トラ模様を基調にしてお腹や手足顔の一部分が白色であれば茶トラではなく、茶白模様になります。

茶トラ模様似ていることもあり、性格も茶トラ寄りになっています。

甘えんぼでありながら活発な性格であるため、さまざまな方法で遊んであげるようにしましょう。

また、猫には珍しく、他の猫とも仲良しになりやすい特徴もあり、喧嘩をしにくいです。

そのため、多頭飼いにする際におすすめの模様であり、喧嘩が少なく、多頭飼いしやすいです

サビ(トーティシェル)

サビは茶色・黒色・赤色がまだらに入っている模様であり、三毛と似たような柄でもあります。

そのため、三毛と同じように雄の割合が圧倒的に少なく、雌の個体が多くなっています。

別名ベッコウ猫とも呼ばれています。

三毛と同じ特徴を持っている猫ではありますが、三毛とは異なり、協調性があり、甘えん坊な一面もあるため、飼いやすいメリットがあります。

そのため、初めて猫を飼う際におすすめの模様です。

体が丈夫な特徴もあり、長生きする傾向もあります。

サバ白(シルバータビー&ホワイト)

サバ白は灰色を基調として黒の模様があり、お腹や手足が白い模様のことです。

性格はサバトラと似ており人懐っこくおっとりしている場合が多いです。

しかし、白色の部分が広ければ広いほどプライドが高くなり、賢くなる傾向もあります。

そのため、場合によっては飼いにくくなる場合もあり、初めて猫を飼うのであれば白色は少ない模様を選ぶようにしましょう。

カラーと模様も相まって落ち着いたイメージが持たれやすい模様でもあります。

猫の柄・模様の種類や特徴:その他

猫の柄は上記で紹介したもの以外にも特殊な模様も存在しています。

珍しい柄も多く、純血種などで現れやすくなっています。

次に、上記で紹介した以外の種類の模様について紹介します。

一般的な猫の模様以外に知りたい場合は参考にしてください。

見方によっては可愛らしく見える場合もありますが、どこか間抜けなイメージを持たれてしまうことも少なくありません。

飼い猫が上記で紹介した模様に当てはまらない場合は参考にしてみてはいかがでしょうか。

靴下

靴下とは名称にあるように手足が白くなっている模様であり、いかにも靴下を履いているように見えます。

靴下の色は白色が最も多く、黒猫や茶トラ・キジトラ模様に現れやすい特徴があります。

靴下模様による性格の影響はありませんが、元になっている模様の性格が強く影響されると考えられています。

国によっては幸福の象徴と考えられる場合もあれば不幸の象徴として見られてしまうこともあります。

ちなみに日本国内では靴下模様にそのような概念はありません。

ハチワレ

ハチワレは額のカラーは2色に分けられている模様であり、八の字のように色が分けられていることからハチワレと呼ばれています。

一般的に黒白のハチワレが多いですが、最近では他の色のハチワレも存在してます。

性格はカラーによって違い、最も多い黒白のハチワレは生命力が高いと言われてます。

そのため、長生きしやすく、体調を崩しにくいメリットもあります。

初心者に飼いやすい体質であり、猫の飼育に慣れていなくても体調を崩しにくいです。

ポインテッド

ポインテッドは白を基調にして耳や手足の先端、しっぽの先などだけに色がついている模様のことです。

ポインテッド模様の有名な猫はシャム猫です。

以前まではシャム猫特有の模様でしたが、さまざまな種類の猫と交配したことで他の猫に対してもポインテッドの模様になることもあります。

基本的にマイペースであり、おとなしい性格の場合が多くなっていますが、シャム猫の性格は活発的であり、運動神経にも優れています。

もとになっている猫種によって性格も大きく影響されます。

猫の柄・模様と性格は関係ある?

猫の柄や模様によって性格に影響があるのか気になる人もいるのではないでしょうか。

上記ではそれぞれの模様の説明とともに性格の特徴も紹介してあるように、少なからず模様によって性格もある程度決まってきます。

しかし、必ずしも模様の特徴にあるような性格になるわけではなく、目安程度と考えておくことが無難です。

猫の柄や模様は元々はキジトラしか存在しておらず、そのほかの模様は後天的に表れた柄と言えます。

キジトラのように元々あった模様のことを野性的と呼び、人の手が加えられてできた模様のことをペット的とも呼ばれています。

後天性の模様の場合は狩猟本能が薄くなっている場合が多く、性格にも影響されていると考えられています。

そのため、人為的に違う種類を掛け合わせて生まれた猫の場合はそれぞれ元となった種類の性格が掛け合わされているため、新しい性格の猫が誕生しています。

猫の柄・模様は複雑な遺伝子と歴史から生まれた

猫の柄や模様は複雑な遺伝子と歴史から生まれたと考えられています。

白猫の中にも縞模様の遺伝子が隠れている場合が多く、目で確認することはできません。

しかし、子供が生まれると隠れた縞模様の遺伝子が現れることもあり、そこから縞模様の遺伝子が濃くなることで今度は縞模様の子猫が生まれる傾向が強くなります。

また、人が猫を飼うようになったこともさまざまな模様や色の猫が増えた理由と考えられています。

自然の中で生活するためにはいかに外敵に発見されないかが重要になり、その際に色は重要な要素となります。

当初の猫は保護色が一般的でしたが、人は飼うようになってからは外敵への警戒心が薄まることで保護色以外の色も徐々に増えていき、現在のようにさまざまなカラーの猫が誕生しています。

まとめ

猫にはさまざまな柄や模様が存在しています。

柄や模様によって名称が異なり、性格にも影響があると言われています。

現在では単色や縞模様など当たり前のように存在していますが、元々はキジトラ模様だけでありり、遺伝や長い年月をかけて変化した部分が大きいです。

猫を飼う際に模様は可愛さの要素としてみるだけの場合が多いですが、模様や柄は性格にも影響されることもあるため、模様の名前と現れやすい性格の特徴も把握しておくことおすすめします。

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