【レジピあり】猫にささみはOK!ささみの良さと与える時の注意点も解説

2022/04/22

目次

猫にささみを与える良さや栄養効果

ささみは低カロリーで高タンパク質な食べ物として評価されていて、猫のおやつの中でも人気が高く、アレルギーの心配がない限り食べても安心です。

安価で購入でき手軽にあげれるのも魅力ですが、猫に与えた場合の栄養効果を調べて見ました。

脂質

脂質を多く摂ってしまうと肥満の元になってしまいますが、ダイエット中でも必要な栄養素で脂質が不足してしまうと皮膚のトラブルやストレスの原因にもなってしまいます。

ささみは他の肉類と比較をすると含まれている脂質が低く、ダイエットさせたい場合に適切でカロリーを抑えて栄養価の高い食事を与えたい時にもおすすめな食材です。

脂質は大切なエネルギー源だけではなく、ホルモンなどの構成や臓器の保護を行い皮下脂肪として体を寒冷から守る役割もあります。

タンパク質

タンパク質は三大栄養素で、臓器や筋肉、被毛や皮膚など体を作る要素として非常に大切なものになります。

肉食である猫の臓器の作りは、植物性タンパク質よりも動物性タンパク質の方が消化しやすくなっています。

猫が1日に必要とするタンパク質は体重1㎏に対して1〜5gで、犬に比べて必要摂取量が多くなります。

猫は毎日タンパク質を消費しますので、タンパク質不足にならないよう注意が必要です。

ビタミンB6

ビタミンB6は水溶性のビタミンの1つで、赤血球を作り出してくれます。

アミノ酸となるタンパク質を効率よく体に取り込むために欠かせなく、猫の生命維持や成長にも必要な栄養素です。

貧血予防効果や免疫機能を正常に保ち皮膚炎の予防効果があり、脂肪からエネルギーを生成する働きもあります。

不足してしまった場合には、皮膚炎や血液の異常を起こしてしまいます。

カリウム

細胞がきちんと機能するために必要なミネラルとして働き、心臓や腎臓のサポートをする役割をしています。

猫にとってカリウムは、摂取量が多すぎても少なすぎても体に悪影響を与えてしまいます。

高カリウム血症と低カリウム血症はどちらも発症に気づきにくく、四股のしびれや筋肉の低下、吐き気などがあり悪化しやすいのが特徴です。

ナイアシン(ビタミンB3)

ナイアシンは三大栄養素として知られるタンパク質・炭水化物・脂質を代謝する際に必要な栄養素です。

猫は体内で合成できる量が少なく、生成されるよりも早く次から次へと分解されてしまいます。

尿に溶けて体内から失われやすい為、毎日必要量を食物から摂取しなくてはいけなくなります。

皮膚を乾燥から守ってくれる働きがあり、不足してしまうと皮膚炎を起こしてしまいます。

カルシウム

カルシウムは骨の成長など体の発育に必要な栄養素で、不足したり多く摂ってしまうと尿路結石症や骨格異常になりやすくなります。

尿路結石症はカルシウムを多く摂ってしまった場合に、便として排出される「シエウ酸」がカルシウムと結合して体内に溜まり起ります。

発見が遅くなると命にかかわる場合もありますので、いつもよりもトイレに行く回数が増え尿の量が少なく臭いや鳴き声に異変を感じたら、早めに動物病院での診察を受けるようにします。

リン

リンはカルシウムと共に骨の成長に関わってくる大切な栄養素で、多く摂ってしまうと腎臓に負担がかかってしまうためカルシウムとバランスよく摂取する必要があります。

ささみはリンが多く含まれているため、腎不全になるリスクが高くなってしまいます。

腎臓の役割である血中の老廃物をろ過したり、体内に必要な水分を調節する機能を衰えさせ尿毒症や脱水症状を引き起こしてしまいます。

猫にささみを与える時の注意点

猫はタンパク質を主に摂取する肉食動物ですので、猫の食事にはタンパク質が必要になります。

ささみはタンパク質が豊富で消化が良く、他の栄養素も多く含まれています。

ささみを猫に与える際の注意点を調べて見ました。

与えすぎは太る&腎臓病の原因にもなる

栄養が豊富なささみは猫にとっても健康に良いはずですが、あげすぎてしまうと摂取カロリーを大幅に超えて太ってしまう場合があります。

ささみにはタンパク質とカリウムの次にリンが含まれている為、猫が喜ぶからと好物のささみを毎日与えてしまうと過剰摂取となり腎臓病の原因になってしまいます。

腎臓にダメージを与えてしまうと完治するまでに時間がかかり、与える食事にも注意が必要になります。

食べさせる際は加熱しよう

生のささみには細菌がいる可能性があり、スーパーで売られているささみは猫に生で食べさせられる鮮度ではありません。

感染症にかかる恐れがありますので、猫にささみを与える時は生ではなくきちんと加熱してから与えるようにします。

肉食動物の猫は生の方が好きなのではと思ってしまいますが、後で具合が悪くなる原因にもなってしまいますので茹でてからあげるようにすれば安心です。

塩分量を抑えるために味付けはしない

猫は元々体に塩分が溜まりやすい体質で皮膚に発汗作用の機能はなく、発汗できるのは足の裏など体の中でも狭い範囲のみになります。

人間のように発汗して塩分を体内から放出できない為、猫の体に塩分を蓄積させないように塩分量を控えた食事を与える必要があります。

食材によって加工する前から塩分が含まれているものがあり、塩などの味付けをしてしまうと塩分の摂取量が増え体の負担になってしまいます。

ささみを購入する際は味付けがなってないものを選ぶようにし、調理をする時にも味付けはしないようにします。

初めて食べさせる時は下痢などのアレルギー症状に注意する

猫のアレルギー症状で上位を占めているのはタンパク質です。

タンパク質を多く含んでいるささみを初めて与える時は、アレルギー症状を発症させないよう猫の様子を細かく観察するようにします。

アレルギーを発症すると食べたものを吐いたり、下痢をし皮膚や口元などに炎症が起きます。

ささみはアレルギー症状がなければドライフードよりもしっとりとした食感をしていますので、体調不良や食欲が落ちている時に与えるのに向いています。

猫が喜ぶささみを使用したおやつのレシピ

【レシピ名:愛猫用 しっとり柔らか鶏肉ささみ♡】

材料:鶏肉(ささみ・もも肉・むね肉など) 3~6本
    水 たくさん

作り方①:鍋の中にたっぷりの水と鶏肉を入れて中火にかけ、沸騰直前に弱火にします。

    ②:約15分茹でて中までしっかり火が通ったら出来上がり!

    ③:茹であがったらザルにあげて冷水で洗い、タッパーに割いて入れて保存します。

    ※冬場は3日以内、夏場は2日以内に使いきる様にします。

    ④:柔らかく茹でた人参、キャベツ、ごはんなどを猫ご飯に入れる場合は1割以下を目安にします。

    ⑤:夏バテで食欲がない時などは、猫缶に混ぜたり鶏肉のゆで汁を一緒に与えてるのもおすすめです。
   

まとめ

ささみは栄養が豊富で猫にも喜ばれる食材ですが、人間と同じように過剰に摂取をする事で体に害が及ぶ場合もあります。

猫が病気になってしまうと飼い主にとっては辛く、完治するまで気が休まらずかわいそうな愛猫の姿を見なくてはいけなくなってしまいます。

そうならない為にも生のままではなく加熱をして与え、いくら喜んでくれるからといっても摂取量を守ってあげる事が大切です。

手作りでできる【しっとり柔らか鶏肉ささみ】に挑戦してみるのもいいかもしれませんね!

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