【初心者必見】犬のお手の教え方とポイント!お手を覚えない原因とは
2022/01/14
目次
犬のお手の教え方とポイント
犬は利口な動物であり、しつけをすればさまざまなことを覚えてくれます。
さまざまあるしつけの中でも基本のしつけでもあるのがお手です。
しつけを覚えるスピードは個体によって変わりますが、教え方によっても差が出てしまいます。
次に、お手の教え方のポイントを紹介するので参考にしてください。
ステップ①:犬が自ら前足を上げるようにする
犬にお手を教える際に無理やり犬の前足をつかんで持ち上げることをしていないでしょうか。
この方法は無理やりしているのであっていくらやり続けても犬が自発的に行動していないので、ほとんど効果はありません。
まずはお手をする際にお座りを覚えさせるようにしましょう。
おすわりができて初めてお手の練習をすることができます。
お座りをさせた後に前足を少し触ることで犬は前足を動かしたり、上にあげます。
上にあげた際にすかさず手を下に置き、お手の形を完成させましょう。
この際に誉め言葉を伝えると同時に頭を撫でて褒めてあげましょう。
一見簡単で本当に効果があるのか疑心暗鬼になってしまいやすいですが、最初はこれだけで問題ありません。
あくまでも犬には前足を上げれば褒めてくれるという認識を覚えさせることが目的です。
ここで多くの時間をかけてしまうこともありますが、焦りは禁物であり、飼い主が焦ってしまうと微妙な雰囲気を犬も感じ取ってしまい、ストレスに感じたり、恐怖感を受け付けてしまう原因にもなります。
愛犬とコミュニケーションが取れていないとお手を覚えさせることもほぼ不可能であるため、よく散歩に連れて行ったり、遊んであげて信頼関係を築くことも大切です。
ステップ②:「お手」という言葉を教える
ステップ1を難なくこなせることができれば、お手という言葉を教えるようにしましょう。
と言ってもお手という意味までを覚えさせることは必要なく、あくまでもお手と言われたら前足を上に持ち上げる必要があることを覚えてもらいましょう。
やり方はいたって簡単であり、ステップ1で前足を上にあげる際にお手というようにしましょう。
最初は出遅れ感がありますが、次第に前足を触らなくてもお手だけの言葉で前足を上げてくれるようになります。
この際に発言するお手の言葉はできるだけ発音やボリュームは一定にしてあげれば同じ言葉であることを犬が認識しやすくなります。
ステップ1同様にうまくお手ができるようになれば誉め言葉やおやつなどでご褒美を上げるようにしましょう。
ステップ③:前足を手に乗せる練習
ステップ1や2では犬が自発的に前足を上げるだけであり、自らの意思で飼い主の掌に前足を下すことはしていません。
そのため、最後のステップでもある前足を掌に載せる練習をする必要があります。
やり方はステップ1でやっていることと同じように前足を上げた際に手を素早く前足の下に入れるだけです。
そのあとに飼い主自身から掌を近づけて前足を触れ合うようにしたり、犬が前足を自分から降ろしてきた際に褒めてあげましょう。
ステップ1や2だけでは前足を上にあげれば褒美がもらえると覚えているため、掌に前足を置くことで褒められることをもう一度確認させるようにしましょう。
お手は犬自ら前足を上げ、降ろす必要があるので飼い主自身から掌を近づけて触れさせた場合は褒めたり、褒美を上げないようにしましょう。
この際に誉めてしまうと前足を下す必要がないと間違って覚えてしまうリスクがあります。
どうしても犬自ら前足をおろしてくれないのであれば、犬がつかれるまで待って疲れから降ろしてきたときに褒めてあげることも一つの方法かもしれません。
ステップ④:犬の前足を優しく握る
ステップ3でお手は完成しているように見えますが、できるのであればお手をしている際に愛犬の前足を軽く握るようにしましょう。
前足を握られることは犬にとって不快な感触であるため、嫌がられる可能性もあります。
しかし、前足を握られることは良いことだと想像させることができれば、今後のしつけでも役に立ちます。
前足の握り方は力を入れずに握ることが大切であり、上下に振ることもしないようにしましょう。
あくまでも軽く握る程度で問題ありません。
しかし、前足を握られることに不快感を感じてしまう犬もいるので、握っている際には反対の手でおやつをあげたり、褒めることを忘れないようにしましょう。
また、いつまでも握り続けていることもあまりよくありません。
おやつを食べている際に握るのをやめることがポイントです。
いつまでも握っていると握られている不快感を感じたまま終わってしまうので、おやつを食べている幸せ感を感じたままお手を終わらせ、良いイメージをつけるようにしましょう。
握られても不快感を感じないようになればお手を完全マスターしているといっても過言ではなく、次にしつけを教えることができたり、ブラッシングする際に暴れてしまうこともなくなります。
犬がお手を覚えない原因とは?
お手を覚えるスピードに個体差はありますが、飼い主の教え方に問題がある可能性もあります。
教え方が間違っているのであれば正しい教え方にするだけでお手を覚えてくれる可能性も高まります。
次に、犬がお手を覚えない原因を紹介するので、当てはまることがあるのであれば改善しましょう。
コマンド(指示)が不統一だから
犬への支持が不統一であれば中々覚えてくれない場合が多いです。
指示が不統一であることは犬にとっても戸惑う原因であるため、何かをしなければいけないことを感じ取っていてもうまく伝わっていない可能性があります。
お手の場合は、言葉で指示するようになりますが、お手という言葉で指示をしたのであれば最後までお手という言葉で教えるようにしましょう。
覚えが悪いため、ハンドなど違う言葉で指示してしまうとこんがらがってしまいます。
反抗期を迎えたから
人に反抗期があるように、犬にも反抗期があります。
犬の場合は生後半年~1年頃が反抗期を迎える目安となっています。
反抗期では言うことを聞いてくれないことがほとんどであるため、反抗期の時にお手などのしつけを教えることはあまり効率的とは言えません。
しつけは幼いころから覚えさせるほうが素直に覚えてくれる可能性はありますが、反抗期を迎えてしまっているのであれば反抗期が収まるまで待つようにしましょう。
どうしても早く教えたいのであれば焦らずにしつけをさせることが大切です。
足を触られたくないから
上記でも紹介したように犬の中には足に触れられることを嫌がる犬は意外と多いです。
お手を教える際には足に触る必要があるので、飼い主は知らない間に嫌がることを犬にしてしまっていることもあります。
嫌がることでも次第に慣れてくることもあるので、焦らずに時間をかけて足に触れることに慣れさせるようにしましょう。
子犬のころから足に触れることをしていれば嫌がられる可能性も低いので、子犬のころからお手を教えたり、足に触れるようにしましょう。
犬のお手でよくある質問
犬の定番のしつけでもあるお手ですが、初めてお手を教える際や犬を初めて飼い始めたのであればさまざまなことが気になってしまいがちです。
近くに犬を飼っている人や知り合いに犬を飼っている人がいれば聞くことができますが、いないのであれば疑問を解決することもできません。
ここでは、お手に関する質問をいくつか紹介するので、参考にしてください。
犬にお手を教えるのはいつからがベスト?
まず最初に疑問になりやすいのがいつお手を教えることがベストかです。
教えるタイミングが基本的にはいつからでもよいですが、子犬のころからしつけを教えることで覚えやすく、犬との信頼関係も築けやすいメリットがあります。
しかし、子犬の時には生活に必要なマナーや健康をチェックする方法など子犬または飼い主にも覚えておかなければならないことが多いので、まずはそれらのことができるようになってからお手のしつけをスタートさせましょう。
お手を嫌がる場合はどうすれば良い?
上記でも紹介したように足に触れられることを嫌がる場合が多く、お手を教える際にも嫌がります。
足に触れられることに嫌がられる原因は不快感を感じているか触られていることに慣れていないかのどちらかである可能性が高いです。
触られることに慣れていないのであれば足に触れる回数を増やしていき、慣れさせるようにしましょう。
不快感を感じていることが原因であれば足に触れている間におやつなどを与えて、足に触れられることは不快なことではないことを覚えさせるようにしましょう。
まとめ
犬にお手を覚えさせることは他のしつけと違って簡単ではありますが、教えることに慣れていないと時間がかかってしまうことも多いです。
しかし、教えることに焦ってしまうことは逆効果であるため、焦らずに教えることが何よりも大切です。
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