犬の寿命は平均どれくらい?ギネス記録や長生きする特徴など
2022/01/22
目次
犬の寿命を大きさ・犬種別に紹介
犬は10歳がひとつの節目と言われますが、シニア犬を飼っている方に聞くと、13歳も節目だと話す方が多くいます。
それまで元気に過ごしてきていたのに、10歳や13歳を迎えた頃から病気が増えたり体調を崩しやすくなったりするようですね。
獣医学の進歩により犬の寿命は延びて来ていますが、現在の平均寿命は何年ほどになるのでしょうか。
人間の4~7倍の早さで年を重ねる犬達の平均寿命を、体の大きさごとにご紹介します。
中・大型犬の平均寿命
中・大型犬の平均寿命は、12~14歳ほどになります。
柴犬(豆柴を除く)、甲斐犬、コーギー、ゴールデンレトリバー、秋田犬、ダルメシアンなどの犬種が中・大型犬になります。
ただし、最近では18歳まで生きた柴犬の話なども聞くようになったので、平均寿命は変化してきているようです。
大型犬よりも中型犬の方が長生きの傾向があります。
小型犬の平均寿命
小型犬の平均寿命は13~15歳ほどになります。
トイプードル、マルチーズ、ミニチュアダックスフンド、シーズーなどの犬種が小型犬になります。
豆柴は正式に犬種として認可されていないため柴犬と同じ中型犬に分類されますが、大きさや平均寿命は小型犬とほぼ同じです。
小型犬はほとんどが室内飼育であり、生涯整った環境の中で過ごすことができることもあって、長生きする子が多いようです。
超小型犬の平均寿命
超小型犬の平均寿命は14~16歳ほどになります。
チワワ、ティーカッププードル、ポメラニアンなどの体重3kg前後の犬種です。
細くて小さくてとても弱そうな印象の超小型犬ですが、中・大型犬よりも長生きする子が多いと言われています。
体が小さくて長時間散歩をしなくても十分運動できることや、何かあっても抱き上げられることから、高齢者や子供のいる家庭で飼われることも多く、ひとりで留守番をするなどのストレスが少ないことも長寿の理由かもしれませんね。
犬の寿命がギネス認定!最高は何歳?
平均寿命は20歳に満たない犬ですが、世界にはギネス記録を持つ超長寿の犬が存在します。
どんな犬種でどのように生活をしていた犬なのでしょうか。
その犬の暮らした環境から、長寿の秘訣を探ってみましょう。
ギネス認定!最高長寿犬
オーストラリアで暮らしていたオーストラリアンキャトルドッグのブルーイーは、29歳5ヶ月も生き抜いた、歴代で最高長寿の記録保持犬と言われています。
1939年まで生きたブルーイーの記録は、2020年現在もまだ破られていません。
でも実は、オーストラリアンキャトルドッグが30年生きたという例もあります。同じオーストラリア育ちのマギーです。
誕生を証明する記録がなかったためギネス認定には至りませんでしたが、ブルーイーもマギーも同じ犬種で牧畜犬として働いていました。
オーストラリアンキャトルドッグは15~22kgほどになる中型犬です。
ギネス認定の長寿犬は、長生きすると言われる小型犬ではなかったようですね。
元気の秘訣は仕事?
記録が古いためブルーイーの生涯は謎に包まれている部分が多くありますが、毎日牧畜犬として活発に動き回って働いていました。
オーストラリアンキャトルドッグは不思議な能力を持っていると言われています。
吠えたり噛んだりすることなく、羊を誘導する力があるのです。
持って生まれた「羊を扱う」という能力を存分に活かした生活を送ることが、ブルーイーの健康の秘訣であり、生き甲斐だったのかもしれませんね。
犬も人間も、何かの使命を持ち役になっている実感を持つことが、長く張りのある生き方につながるのかもしれません。
犬の寿命は人間の寿命だと何歳?
犬は7歳くらいから老化の兆しが見え始め、ライフステージも成犬から「シニア」と呼ばれる時期に入ります。
もし犬が20歳を超えた場合、人間の年齢に換算すると96歳!
人間だとしてもかなりのご長寿さんだと言えます。
ちなみに犬全体の平均寿命を12~16歳ほどだとすると、人間では64歳~80歳になります。日本人の平均寿命は、男性81歳、女性が87歳なので、犬の方が少し平均寿命は短いようです。
でも犬の平均寿命は少しずつ延びています。いつかは人間に追いつく日もくるかもしれませんね。
まとめ
治せる病気が増えてきたことで全体の平均寿命が延びてきているものの、ギネス記録にあるブルーイーのように驚異的な長生きをする犬には、その心の在り方にも理由があるように思います。
そのように考えると、犬が生きるということは時間の長さよりもいかに毎日を楽しくイキイキと過ごせるかということの方が大切なのかもしれません。
そして、その延長線上に「長寿」というおまけがついてきたら、本当に幸せですね。
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