
猫にバナナは与えて大丈夫?バナナの効果や与える時の注意点
2022/04/18
目次
猫にバナナは与えて大丈夫
バナナはビタミンCやカリウム、食物繊維を豊富に含んでおり、猫が食べても安心な果物です。
バナナは糖分が多いので、食べ過ぎると肥満の原因になりますが、消化・吸収が早くエネルギー源になります。
猫は甘みを感じないので、それほど好きではないかもしれませんが、飼い主さんと一緒に少し味わうのは楽しみになるかもしれません。
こちらの記事ではバナナを食べたときの効果や食べるときの注意点・食べさせ方などを紹介します。
猫がバナナを食べると得られる効果
バナナは素早くエネルギーとなり、疲労回復効果もあるのでアスリートも進んで食べている果物です。
ビタミン・ミネラル・食物繊維など栄養も豊富です。
人間にとって大変効果的なバナナですが、実は猫にとってもいろいろな効果が期待できます。
詳しく解説しますので、ぜひお読みください。
便通が改善される
水分量がとても多く、食物繊維が豊富に含まれているバナナは、腸内環境を改善してくれる働きをしてくれます。
便秘気味の猫にとって、良い効果を与えてくれることが期待できます。
しかし、猫は食物繊維を消化することは苦手なので、適量を守って与えてください。
たくさん与えても効果が上がるわけではありません。
小さくカットし、すりつぶしたものをおやつとして与えると良いでしょう。
その後の便の状態をチェックすることも忘れないでください。
エネルギー補給に最適
バナナはブドウ糖やショ糖など糖質を多く含んでいます。
そのため甘みがありますが、1本で約86kcalというカロリーなのでダイエットをしているときにも問題はありません。
ダイエット中の人間も猫も一緒に食べることができます。
自然な甘味で、エネルギーへ変わるスピードも早いため、妊娠中の母猫や食欲不振の猫などには良いかもしれません。
また意外と水分が多いので、水をあまり飲まない猫には水分補給の役割もしてくれます。
利尿作用が得られる
カリウムが豊富に含まれていることもあり、特定の新陳代謝や体液の流れに役立ちます。
カリウムが持つ利尿作用は水をあまり飲まない猫にとっては、とても嬉しい栄養素です。
水分不足になることで腎臓疾患につながることが多いので、水分を食べ物から取ることは体内吸収率も良く効果的です。
ただし、この場合も適量を守ることが必要で、過剰になると高カリウム血症になる恐れが出てきますので要注意です。
被毛の活性化ができる
バナナはビタミン類を多く含んでいます。
水溶性ビタミンのビタミンB群の一種として分類されるナイアシンには、被毛を美しくする働きがあります。
猫の毛並みが悪いのは栄養不足のことが多く、健康状態が被毛に現れると言われています。
水溶性のビタミンは体内で作られず、蓄積もされないため、できるだけ毎日摂取したい栄養素です。
バナナを少し与えることで、毛並みにも効果が現れるようです。
猫にバナナを与える時の注意点
バナナは栄養価が高く、どこでも手に入りやすい果物です。
猫にとっても良い効果が期待できますが、食べすぎはよくありません。
ダイエット中でも食べられますが、あまり多すぎると肥満や病気の原因になります。
その他、アレルギーなど与える際の注意点について解説します。
アレルギーの有無
猫の中にはバナナのアレルギーを持っている子もいるため、最初は少しずつ食べさせることを意識して与えてみましょう。
下痢や嘔吐、皮膚のかゆみ、目が充血する、元気がないなどの症状が出た場合は、食べさせるのを止めて獣医の診察を受けましょう。
猫の食物アレルギーは生後半年が目安で発症すると言われていますが、個体差もあり一概には言えません。
アレルギーが原因で皮膚炎を起こすと痛々しく、苦しんでしまいます。
バナナに限らず初めて食べるものは慎重に扱い、様子をよく観察してあげてください。
過剰摂取は腎臓病や肥満の原因に
バナナのカロリーはそれほど高くなく、ダイエットにも適している食べ物ですが、猫の体はとても小さいので、与える量はほんの少量にすることが大切です。
与え過ぎると、リンや糖分の過剰摂取になり、ストルバイト結石や肥満、腎臓病になる可能性が高くなります。
バナナに多く含まれるカリウムは大量に摂取すると高カリウム血症となることもあり、危険な病気です。
高齢や病気で薬を飲んでいる猫も健康状態を悪化させないために、食べないほうが良いでしょう。
バナナが嫌いな子にはあげない
初めてバナナを食べる際、バナナ自体を受けつけないこともあり得ます。
人間同様に食べ物の好みがあり、先天的な要因や環境などで変わってきます。
バナナに関心がない子もいますので、そのような場合は無理矢理食べさせることは止めましょう。
猫にとって必要な栄養はキャットフードに含まれています。
フードだけでも問題はありませんので、バナナはおやつ程度に考え、決して無理しないようにしてください。
猫にバナナを与える方法
次に猫にバナナを安全に与える方法を紹介します。
簡単なことですが、食べさせ方を知っておくだけで違いがあります。
うっかり良くない方法で与えてしまうことのないようにしましょう。
常温で与える
猫には熱い食べ物も冷たい食べ物も身体によくありません。
冷蔵庫で冷やしたバナナは人間には美味しいのですが、猫にあげる時には常温においたものを与えましょう。
冷たいものは消化器官に刺激が強すぎるので、消化不良を起こしてしまいます。
1cmくらいに切ったものを少し潰してペースト状にすると食べやすいでしょう。
アレルギーとの違いがわかりにくかったり、下痢で辛くなったりしますので、冷やしたバナナを与えないようにしてください。
皮をむいて与える
人間もバナナの皮を剥いて食べるので、まさか皮のまま猫に与える人はいないでしょう。
ただ、剥いた皮を置いたままにして、うっかり誤飲することはあるかもしれません。
皮はとても固く、猫が食べると胃腸に詰まってしまい、手術が必要な場合があります。
また保存のために農薬や殺虫剤につけることがあり、皮にはそのような成分がついています。
必ず皮を剥き、さらに皮の管理も徹底してください。
まとめ
猫にバナナを与えても問題はなく、良い効果も期待できることがわかりました。
注意点や食べさせる方法を守って、安全に与えてあげてください。
飼い主さんが食べるバナナを少し潰して猫用のミルクと混ぜたりすると喜んでくれるでしょう。
栄養に偏りが出たり、身体に負担がかかる与え方は良くありませんので、おやつ程度と考えて栄養バランスを崩さないように注意してください。
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