猫に関わることができる仕事とは?専門職から未経験でも始められる職業まで

2022/01/12

目次

猫と関われる仕事は?専門知識が必要な職業

猫に関わる仕事をしたいと思った時に、専門知識の有無や資格の必要性を一番に考えるのではないでしょうか?

ペットに関わる仕事は増えていて、自分がしたいものや合ったものの仕事に就くための情報を集めて見ました。

キャットトリマー

猫専門のトリミング屋さんをキャットトリマーと呼び、仕事内容は人間の美容師とあまり変わりがないようです。

ブラッシングやシャンプーを行い、しっかり乾かしてから毛をカットし綺麗な状態にします。

国家資格はありませんが、民間資格のJKCの公認トリマー1級、2級が必要で専門知識を学ぶには最適な職業です。

資格を取得する場合はトリマー育成の為の専門学校や、通信講座で学ぶ方法があります。

ブリーダー

猫のブリーダーであれば猫の繁殖を専門にしており、交配~出産まで全てのサポートを行います。

繁殖して生まれた健康な猫を市場に送り出す仕事で、深い知識と経験が必要になります。

産まれた子猫の世話や産後の母猫の健康管理と維持、仕事内容は多岐にわたります。

必要な資格は動物取扱業の届出と、民間資格のJCSA認定ドックブリーダー、ペット繁殖指導員、動物看護師、愛玩動物飼養管理士になります。

ペットに関する知識や技術が学べる専門学校で、資格を取得する事ができます。

ペットセラピスト(猫のストレスケア)

ペットセラピストはペットのストレスを軽減させる専門家のことを指し、ケアを行う事で問題行動を予防する大きな目的があります。

資格がなくても猫のストレスをケアしてあげる事ができますが、資格を取得していれば飼い主からの信頼を得るメリットがあります。

猫専門のペットセラピストになりたい場合は、キャットケアスペシャリストやキャットフレンドリーパーソン検定といった資格を取得する人が多いようです。

キャットシッター

キャットシッターはペットシッターとも言い、お留守番する猫が快適な環境で過ごせるよう大切に丁寧にお世話をする仕事です。

環境の変化が苦手な猫にとって、暮らし慣れた大好きな家での留守番が一番ストレスを感じずに過ごせる方法です。

必要資格は動物取扱業登録申請と、民間資格の認定ペットシッターになります。

資格を取得する場合はペットシッタースクールや、キャットシッター養成講座の受講する方法があります。

動物プロダクション

動物プロダクションには芸能事務所のように、ただ可愛いだけではなく撮影現場できちんと演技ができる動物タレントが多数所属しています。

所属猫の出演作品をより良いものにする為にはしっかりとした調教と演技指導が必要になり、猫が最高のパフォーマンスを発揮できるようにサポートをする仕事です。

必要資格には動物取扱業登録申請があり、資格を取得するには専門学校で動物についての知識を学びます。

動物愛護保護施設(報酬ありのスタッフ)

飼い主がいない動物を保護する仕事で、正しい動物の飼育方法などの啓発活動も行います。

保護した子が病気になっている場合も多く、回復するまで面倒を見てあげ新しい飼い主を探す活動もあります。

施設の運営資金は寄付によってまかなわれている事が多く、募金活動の仕事も重要です。

動物の福祉を向上させていく仕事の為、日々の動物の観察も必要になります。

必要資格には動物取扱責任者と、動物取扱業登録申請があります。

資格を取得する場合は、専門学校で動物についての知識を学びます。

愛玩動物飼養管理士

愛玩動物飼養管理士は動物の愛護活動や正しい飼育の方法を普及啓発を行う為に、十分な知識を得ているスペシャリストの資格です。

公益社団法人日本愛玩動物協会が主催する認定を行う資格で、独学での取得も可能です。

取得する為には教本での勉強後、講習会への出席、課題を提出する事で受験の資格が得られます。

学習を通じてペットに関する知識が身に付けられ、動物関係の仕事に就職する際にも有利です。

猫と関われる仕事は?未経験でもOKな職業

猫に関しての専門的な知識や資格がないと働けない事もありますが、ある程度の知識とやる気があれば大丈夫なものもあるようです。

学ぶチャンスや余裕のない人の為に、未経験でもOKな職業をいくつか紹介します。

ペットショップ店員

猫や他の動物関係の仕事が未経験の場合でも、ペットショップ店員として働くという方法があります。

ペットショップでは、飼育されているペットの世話が主な仕事になります。

最近ではペットホテル、ペットサロンが併設されているペットショップも増えていて、それらの受付などの仕事もあります。

ペットショップの店員になる為には、アルバイトとして就職し正社員を目指すのが一般的です。

多くのペットショップでは猫以外の動物も飼育している為、猫以外の担当になる場合もあります。

動物病院スタッフ(事務・受付など)

動物病院には獣医や看護師だけではなく、事務や受付などを行うスタッフも必要となります。

入院中の猫のケアや、電話や来院される飼い主からの質問に対する応対をします。

病気についての質問であれば、獣医師に的確に伝え診察の介助を行います。

他にはカルテの管理、会計処理、ダイレクトメールの管理、書類作成、薬の在庫管理、来院予約管理などがあります。

動物病院での勤務となり、専門学校や大学を出ていれば仕事ができます。

猫カフェ店員

猫カフェでは経験や資格が問われる事がなく、猫に関わる仕事をしたい方に最適です。

仕事内容も比較的複雑ではなく、初心者にとっても挑戦しやすく注目度が高く人気があります。

その為働きたい人も多く、競争率は高くなってしまいます。

猫カフェの場合は猫だけを飼っていますので、猫が好きな方や中々飼えない人にとってもやりがいのある仕事です。

ペット用品メーカー

動物に関わる仕事に就きたい場合は、ペット用品メーカーに就職する方法もあります。

ペット用品メーカーは新卒を多く採用しますので、ペット関係の仕事が未経験で資格が無くても就職が可能です。

ペット用品には様々なジャンルがあり、幅広くペットに関わる事ができる魅力があります。

一般採用となる為、就職活動を通じて内定を得る事が条件となります。

ペットホテル従業員

ペットホテルは飼い主が家を留守にする時、ペットを預ける場所のことです。

ペットの世話は経験が豊富で資格のあるスタッフが行いますので、ペット関係の仕事が未経験でも掃除や受付などをする従業員として入社することができます。

ペットホテルは猫専門の施設も多く学歴や資格などが問われませんので、どうしても猫に関わる仕事をしたい方におすすめです。

猫と関わる仕事にあると便利な資格

自分の望む仕事に就きたいと思っても、学歴や資格がないせいで諦めなくてはいけない場合があります。

悔しい思いをしなですむように、猫に関わる仕事をする時に便利な資格をいくつか紹介します。”

資格①:キャットケアスペシャリスト

日本ペット技能検定協会から認定されている資格で、猫の飼育管理や猫学、動物看護学、ペット社会学、動物介護学などを学ぶ事ができます。

キャットケアスペシャリストを持つ事で、猫に関する知識が得られ顧客に対する信頼度も高くなります。

この資格を取得するには各会社で実施している資格講座を履修し、試験に合格しなくてはなりません。

時間がかかってしまいますが、取得しておけば損はないと思います。

資格②:キャットシッター

キャットシッターのスペシャリストを目指すための資格で、日本ペット技能検定協会で取得する事ができます。

ヒューマンアカデミーの「キャットスペシャリスト」ならキャットシッターの資格も同時に取得が可能です。

猫と関わる仕事をする場合に持っていると役立ちます。

お客様次第の仕事ですので収入などは安定しませんが、副業をはじめたいと考えている方におすすめです。

資格③:動物看護師資格

動物看護師になりたい場合や、猫と関わる様々な仕事をする上でも役に立つ資格です。

取得する為には大学、短大、専門学校で所定の動物看護学を学ぶ必要があります。

動物看護師は現在統一化する為に、動物看護認定統一試験を実施しています。

動物看護師は獣医師をサポートする役目としても重要で、きちんとした知識があればこそ的確にできる仕事です。

まとめ

猫に関わる仕事には様々な種類があり、学歴や資格がなくても問われないものと駄目なものがあります。

時間や学ぶ余裕がない人は未経験でも大丈夫な所からはじめ、自分に向いているかどうかを試してみるのもいいかもしれません。

猫はとても可愛らしく癒されますが、生き物のですので甘い考えでは務まらない場合もあります。

資格を取得する事で自分にとっての自信にもなり、猫に寄り添った仕事ができるのではないでしょうか?

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