ハッカ油で犬用防虫スプレーを作ろう!注意点や市販のスプレーもご紹介

2021/12/16

目次

ハッカ油とは?

虫除けスプレーとしてよく使われているハッカ油を知っていますか?

ハッカは漢字だと「薄荷」と書き、ハーブの種類であるミントのことです。

ハッカを乾燥させた後に抽出される油をハッカ油と言い、強い爽やかな香りが特徴的です。

ハッカ油はその香りで虫除け効果があり、犬にとっても虫除け対策として使われることが多いです。

虫除け以外のどんな効果があるのか、また使用時の注意点などについてもまとめてみました。

更に虫除けスプレーの作り方や市販のおすすめスプレーについても紹介しています。

ハッカ油が犬に与える良い効果

ハッカ油は天然の植物由来のものなので犬にとって安全性が高いものです。

ハッカ入りの飴などをなめた時に感じるスーッとする感覚やレモン系の香りが気持ちをリフレッシュしてくれます。

犬に与える効果としては次の3つの効果があります。

効果①:消臭効果

ハッカ油で作ったスプレーを家庭の臭いが気になる場所に吹きかけると、ミントの爽やかな香りが漂います。

優れた消臭効果が発揮されるのでおすすめです。

生活の場である台所や靴箱などにも効果的ですが、犬のトイレ付近やクッション・カーペットなど犬の匂いが気になるところに使ってみてください。

ゲージなど洗濯できない場所にもスプレーすると犬独特の匂いが消えていきます。

来客時に気を使う犬の匂いを消すことができます。

効果②:殺菌効果

ハッカの葉に含まれているメントールという成分には抗菌性があり、天然の防腐剤としてタンスなどに入れて用いられています。

またハッカ油はカビ予防もしてくれます

梅雨の時期、カビが発生しやすいところや犬と過ごす場所にハッカ油のスプレーをシュッとかけておくとカビが増えるのを防いでくれます。

手洗いすることが難しい場所やすぐに洗えない時にもハッカ油のスプレーで殺菌できるのは安心ですね。

人にも犬にも使える点もおすすめです。

効果③:防虫効果

3つ目が飼い主には特に関心が高い防虫効果です。

犬の防虫対策としてダニ、蚊、ノミ以外にも、ハエやムカデ、ゴキブリにも防虫効果があります。

ダニなどの虫除けにはかなり気を使っている飼い主が多いことでしょう。

お散歩やアウトドアへのお出かけはもちろん、室内でもダニは発生しており、1年を通じて虫除けの必要性を感じている人もいると思います。

屋内のダニに対しては100%の殺ダニ効果があり、植物につくハダニに対しても高い効果が実証されています。

市販のスプレーにもハッカ油は利用されているので、その効果は高いです。

ハッカ油を使った犬用防虫スプレーの作り方

様々な効果が期待できるハッカ油を使った犬用防虫スプレーは手軽に作ることができます

あまり費用もかからず簡単にできるので、ぜひ試してみてください。

次に材料と作り方を説明していきましょう。

ハッカ油防虫スプレーに必要な材料

犬用防虫スプレーに必要な材料は

・ハッカ油
・無水エタノール
・精製水
・スプレーボトル 

の4つです。

材料はドラッグストアやネットで手に入るものです。

無水エタノールとは水が入っておらず、エタノールが99,5%以上のものです。

精製水は水道水から不純物を取り除いたもののことです。

スプレーボトルは100均でも売っていますが、材質を確認してください。

ポリスチレン製の容器はハッカ油の成分が溶かしてしまいますので使えません。

ポリプロピレン(PP)・ポリエチレン(PE)・ガラス製の容器なら大丈夫です。

ハッカ油防虫スプレーの作り方

❶ 無水エタノール10mlを容器に入れる。
❷ ハッカ油を10~20滴たらしていれ、よく混ぜる。
❸ さらに精製水90mlを入れて全部をよく混ぜる。

基本的に3つの材料がしっかりと混ざればOKです。

ただハッカ油を精製水と混ぜるには無水エタノールが必要なので、順番を間違えないようにするのがポイントです。

スプレー容器はポリスチレン以外のものであれば問題ないですが、遮光性のものでがあると太陽光の影響を受けにくく、外に持ち歩く際に便利です。

効果も長持ちしやすいでしょう。

量が多すぎる時には適宜減らして作ってください。

ハッカ油防虫スプレーを実際に使う方法

ハッカ油のスプレーができたら、使用する前にはもう一度よく振ってからスプレーしてください

安全性が高いものですが、犬の顔周りにかけるときは、目や鼻などを避けて使うようにしましょう。

人間が利用するときも手の平にスプレーしてから塗るなどしてください。

犬の匂いが気になる場所やおもちゃの消臭などに使う場合は思い切ってスプレーして大丈夫です。

保存料などが一切含まれていないので、冷蔵庫保管をして1週間程度で使い切るようにしましょう。

ハッカ油防虫スプレーを犬に使う際の注意点

ハッカ油は昔から使われてきたもので、効能がいろいろとあります。

犬にとっても高い効果が期待できますが、使用する際の注意点がいくつかあります

それを守らないと返って健康を損ねる場合もあるので、くれぐれも安全に使うようにしてください。

子犬や妊娠中の犬には使わない

ハッカ油の匂いを嗅いでみると爽やかですがしっかりとした匂いがあります。

子犬や妊娠中、病気の犬は匂いや刺激に対して敏感になっていることがあり、ちょっとした匂いでも大きなストレスとなります。

犬は人間の何十倍も嗅覚に優れているので、ほんの少しの匂いでも感じることができます

それによるストレスはとても大きく、体に良くないことに繋がるのでできるだけ使用しないでください。

きちんと希釈を行う

ハッカ油は濃度がとても高い液体で、人間も原液は有害です。

犬に対して原液そのままで使ってはいけません。

犬がいる場所、犬に対して使う時はしっかりと水で希釈してから使ってください。

ハッカ油の量が1%程度になるまで薄めることが大切です。

濃い濃度の方が効果が高いのでは?と考える人がいますが、ハッカ油はそうではありません。

良かれと思ってしたことが愛犬にとって危険なものになりますので必ず守ってください。

原液やスプレーの管理を徹底する

ハッカ油の原液は危険です。

犬がハッカ油の原液を舐めるのは、毒を摂取していることと同じです。

最悪の場合は死に至るので、よく注意しましょう。

匂いに惹かれてつい舐めてしまうこともありますので、管理を徹底することは大変重要です。

犬だけではなく、小さなお子さんがうっかり口にすることのないように簡単に手が届かない場所を工夫してしまっておきましょう。

アレルギー反応に注意する

飼い犬がハッカアレルギーだった場合、体調を崩したり、顔が腫れたりする他、皮膚に炎症まで生じてしまいます。

アレルギー反応は程度の軽いものから重いものまで様々ですし、どの程度の濃度でアレルギー反応が起こるかも犬によって異なります。

中毒症状で下痢や嘔吐となる場合もありますので、最初にハッカ油スプレーを使う時にはいきなりたくさん使わないで、少しずつ様子を見て使ってあげてください。

もしアレルギー反応が出た場合は、すぐに使用をやめて病院で診察を受けましょう。

ハッカ油犬用防虫スプレーの市販製品

手軽に作れるハッカ油の防虫スプレーを紹介しましたが、市販でも同様の製品が売られています。

すぐにでも手に入れてみたい人はそれらを利用してみるのもいいですね。

次に数点紹介します。

天然ハッカ油スプレー詰め替えセット(20mlスプレー+詰め替え20ml)

20mlスプレー&20ml詰め替えのおすすめセットです。

飲み物や食品、マスクにも安心して使えます。

ペパーミント商会のハッカ油は添加物製造業の許可がある食品添加物です。

爽やかなミントの香りとひんやりした感じが人気で、毎日バッグに入れてマスクの除菌用や手の消毒代わりに使っている人も多いです。

スプレータイプを一度利用してみて、使い心地を確かめるのに良いですね。

クマのマークが可愛いです。

天然和種ハッカ油100% 200ml+12mlスプレー1本セット

ハッカ油12mlスプレーが1本ついたお得な商品です。

こちらも安心の食品添加物ですので子供や犬にも優しい商品です。

アウトドア・キャンプ・ハイキング・釣りの防虫にも使えます。

携帯に便利なスプレー小瓶が付いているので、すぐに使え、小分けするのに便利なスポイトも付いています。

薬局等で売っているものより香り方が少しソフトで使いやすいという口コミがあります。

エアコンのフィルターにスプレーしてリラックスして安眠効果を得るという使い方もできます。

ガレージゼロ ハッカ油 100ml GZAK21

安全性の高い化粧品グレードで衣服やテント、蚊帳に使うハッカ油です。

部屋の消臭や芳香にも使用でき、ハッカ特有のすっきり爽やかな香りが楽しめます。

コスパの良い商品が欲しい人におすすめ

大容量なので直射日光を避けて涼しいところに保管してください。

こちらは希釈する必要がありますので、防虫スプレーを作ってみた人が2回目以降に利用される方が良いでしょう。

まとめ

天然由来のハッカ油は防虫・消臭効果が高く、犬用の虫除けスプレーとして安全で最適です。

簡単にスプレーが手作りできるのも便利ですし、家のあちらこちらで消臭や殺菌に利用できる点も嬉しいポイントです。

使用する際には注意点を守って、体に害のないように気をつけてください。

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