【猫に食べさせてはいけない食べ物】見落としがちな11個の野菜や魚を紹介
2020/01/09
目次
可愛いうちの子には美味しいものをあげたい!と思うのは飼い主心としては当たり前ですよね。
でもちょっと待ってください!
人間にとっては美味しいものでも、猫ちゃんたちには危険な食べ物ってたくさんあるんです。
今回は、大切な猫ちゃんを守るために、食べさせてはいけないものをまとめました。
猫を飼っているという方は必見です!
キャットフード以外は大丈夫?
初めて猫を飼う方であれば、まず気になるのは「キャットフード以外のものを食べさせても大丈夫?」ということですよね。
もちろん、細心の注意を払わなくていけませんが、多少はキャットフード以外の食べ物を与えても問題はありません。
一番怖いことは、「キャットフード以外のものを与えること」ではなく、「与えてはいけない食べ物を与えてしまうこと」です。
早速、猫に絶対与えてはいけない食べ物を見ていきましょう!
猫が食べてはいけないもの一覧表
危険度が高いもの | 玉ねぎ・ネギ・ニラ・らっきょう・ココア・ナス・チョコレート・コーヒー・紅茶・酒・貝・ぶどう・レーズン・アボカド・ナッツ類・くるみ・キシリトール・スパイス類・魚の骨 |
食べ過ぎると危険なもの | 青魚・鰹節・イクラ・にんにく・もやし・チーズ・練乳・さくらんぼ・キウイ・豆苗・きのこ類・さつまいも・こんにゃく・ソーセージ・ハム |
与え方に注意が必要なもの | ピーマン・トマト・ジャガイモ・ほうれん草・とうもろこし・アスパラガス・ミカン ・オレンジ・レモン・豚肉・鶏肉・レバー・卵・イカ・タコ・エビ・大豆 |
持病などによって危険となるもの | 牛乳・たけのこ・水菜・パイナップル・マンゴー・パパイヤ・バナナ・インゲン豆・ワカメ・海苔・しらす |
いかがでしょうか?
非常に多くの食べ物が、実は猫ちゃんにとっては危険であることが分かると思います。
ここからは、さらに詳しく猫が食べてはいけないものを解説していきます。
これらをしっかりと熟読して、猫ちゃんの食事には十分注意をはらってあげて下さいね。
猫が食べてはいけない【野菜や果物】
野菜や果物はヘルシーで体に良さそうと思いますよね。
でも種類によっては猫ちゃんにとって猛毒になり、時には命の危険に陥る可能性があります。
どんなものがあるのでしょうか?
ネギ類
ネギ類とは、具体的に
・ネギ
・玉ねぎ
・ニラ
・にんにく
などのことです。
食べてしまうと、血尿、元気がなくなる、嘔吐、心臓の鼓動が速くなる、ふらつく、黄疸、下痢、呼吸困難などの症状が現れます。
これらに含まれるアリルプロピルジフィストという成分が、溶血性貧血を引き起こす原因になり、同時に、血液を作っている骨髄の働きも悪くしてしまうためです。
ネギ類を与えてしまうと、最悪の場合、死に至ることもあります。
過熱しても毒性は無くならないので、絶対に与えないでください!
ぶどう(レーズン)
ぶどう(レーズン)もまた、危険な食べ物です。
ぶどうの身よりも皮に危険な成分が多く含まれていること、また、レーズンの方が成分が凝縮していてより危険であることをお覚えておきましょう。
巨峰の大きさ4~5粒ほどで腎障害を起こしてしまいます。
ぶどう(レーズン)のどの成分が中毒を起こすのか、まだはっきりとは分かっていません。
ですが、猫ちゃんが食べてしまった場合、2~3時間で腎障害を起こし、嘔吐、下痢などの症状を引き起こし、その後、3~5日ほどで腎不全を発症します。
過熱、加工してあっても絶対に食べさせないようにして下さい。
猫が食べてはいけない【魚】
猫ちゃんは魚が大好物と思いますよね?
でもそのイメージは日本だけのようです。
ひょっとしたら、日本は島国で漁業が盛んだったことが関係あるかもしれませんね。
そんな魚ですが、実は猫ちゃんが食べてはいけない種類の魚もあるんです。
生のイカやタコ、えび
これらには、ビタミンB1欠乏症となるチアミナーゼが含まれています。
ビタミンB1欠乏症なってしまうと、歩行障害、視覚障害、神経系の障害を発症します。
他にも、食欲不振、下痢、脚気、痙攣、疲労感などの症状も表れ、症状が悪化してしまうと、昏睡状態に陥り、最悪の場合死に至ります。
チアミナーゼは熱に弱いので、加熱処理をすれば危険度は低くなりますが、愛猫が大事に思うのであれば、出来るだけ食べさせない方が賢明でしょう。
また、タコやイカは弾力がかなりありますので、噛み切れずのどや消化器官に詰まらせてしまう
恐れもあります。
青魚
猫ちゃんが食べてはいけない魚はイカやタコだけではありません。
・アジ
・サバ
・イワシ
などの青魚も偏って食べると危険な食品です。
これらを大量に長期間食べ続けると、脂肪が黄色くなる「黄色脂肪症」(イエローファット)という
病気を引き起こします。
これは皮下脂肪や内臓脂肪に炎症が起こり、腹部や胸部にしこりができ、発熱や強い痛みをともないます。
時には痛みのために歩行困難に陥ることもあります。
食べてはいけないものの中で盲点になりがちですが、しっかり覚えておきましょうね!
猫が食べてはいけない【その他】
他にも猫ちゃんたちの周りには食べ物で溢れています。
では、私たち人間用に加工されたものや、ドックフードなどは与えても大丈夫なのでしょうか?
ピーナッツなどのナッツ類
ナッツ類とは、
・ピーナッツ
・マカダミアナッツ
・クルミ
・アーモンド
などがあります。
これらを食べてしまうと、肥満の原因になったり、尿路結石の原因になる可能性があります。
また、よく噛まないうちに飲んでしまって窒息するおそれもあります。
基本的にナッツ類は猫ちゃんにとっては「食べる必要のない」ものなので、積極的に与えることはしないほうがいいでしょう。
ドックフード
キャットフードとドッグフード、見た目はそんなに違いを感じませんが、含まれている栄養素は全く違います。
キャットフードはタンパク質が中心に含まれており、ドッグフードには炭水化物が多めです。
猫ちゃんは炭水化物をうまく吸収できないので、ドッグフードを与え続けているとすぐに肥満になってしまいます。
また、猫ちゃんには「タウリン」という栄養素が必要なのですが、ドッグフードにはこの「タウリン」が含まれていません。
タウリンが不足すると失明や、心筋症といった病気を引き起こす恐れがあります。
ドッグフードを少量なら与えても問題ないと言われていますが、猫ちゃんには猫ちゃんの体に合ったキャットフードをあげるようにして下さい。
生卵や生肉・骨
生肉・生卵を与えるときにも、寄生虫や細菌に気を付けなくてはいけません。
生の鶏肉にはサルモネラ菌や大腸菌、豚肉にはトキソプラズマという原虫が潜んでいることがあります。
これらで感染症を起こしてしまうと下痢や嘔吐、発熱を起こしてしまいます。
生で与えてもメリットは全くないので、基本は加熱して与えるようにしましょう。
また、骨も猫ちゃんにとっては危険です。
魚の骨は細くて刺さりやすく、鶏の骨は砕けてとがった部分がのどや内臓を傷つける恐れがあるためです。
チョコやカフェイン
・チョコレート
・チョコレート風味の食べ物(パン、ケーキ、クッキー、飴)
・ココア
・コーヒー
・紅茶
などがこれに挙げられます。
チョコレートに含まれるカカオ成分「テオブロミン」は中毒を引き起こし、万が一食べてしまった場合には、約4時間後に下痢、嘔吐、ふらつき、動悸、息切れなどが出てきます。
個体差はあるのですが、だいたい50gの板チョコ一枚ぐらいを食べてしまうと中毒となってしまうようです。
カフェインを摂取してしまった際にも同じような症状が見られます。
もしも猫ちゃんが食べてしまったら、すぐに病院に連れて行ってあげましょう。
レバー
レバーは、食べ過ぎると「ビタミンA過剰症」となってしまいます。
猫ちゃんがビタミンAを多量に摂取すると、嘔吐、下痢、ひどい場合は骨の変形により歩行困難になったりする可能性があります。
与える場合は、少量を一週間に一回程度にしてください。
また、レバーには寄生虫や細菌などが潜んでいる可能性がとても高いので、必ず加熱処理をするのもお忘れなく!
アルコール
アルコールも猫ちゃんが絶対食べてしまってはいけないものの一つです。
猫ちゃんはアルコールを分解することができ図、摂取してしまうと、嘔吐、下痢、意識障害、心肺停止など重篤な症状を引き起こします。
命が助かっても内臓にダメージが残ってしまうこともあります。
体重3Kgの猫ちゃんなら、大さじ1程度の量でもかなり有害な量です。
間違って口に入れてしまわないように細心の注意を払いましょう!
キシリトール入りのガムやタブレット
ガムなどに含まれるキシリトールは血糖値を下げる作用があるため、小さな体の猫ちゃんは低血糖を起こして、最悪の場合死に至ります。
他にも、虚脱、痙攣などの症状も見られます。
ガムなどキシリトール濃度が高いものの場合、2Kgぐらいの猫ちゃんなら、一粒でも危険な量になります。
こちらも、間違って口に入れてしまわないように細心の注意を払いましょう!
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