【これだけ読めば大丈夫】子猫のケージ飼いはいつまで?準備物や注意点について

2021/02/23

目次

子猫のケージ飼いはいつまで?

産まれたばかりの子猫はとても小さく兄妹猫と重なり合いながら寝る姿や、まだ目が見えないのに乳首をさぐりあてて母乳を吸う光景は一生懸命生きようとしている強さを感じます。

母猫も出産で疲れているのに子猫のそばを離れようとせず世話をする姿は、人間から見てもとても感動的です。

ずっと一緒に過ごす事ができればいいのですが、様々な事情で母猫や兄弟と離れて暮らさなくていけなくなってしまう場合があります。

子猫の大切な命を守るために、ケージ飼いの必要性を調べて見ました。

生後約3ヶ月まではケージが必要

子猫は生後2ヶ月になれば母猫から離しても大丈夫になりますが、まだまだ幼く元気に動き回る為安心できて安全に過ごせる居場所が必要になります。

ペットショップから子猫を迎える際は生後2ヶ月以降になりますので、危険から守ってくれる母猫がいない事もありケージは子猫にとって必須アイテムです。

飼い主が24時間見守ってあげる事は不可能で、成猫になるまでは好奇心旺盛で色んな物に興味を示しハラハラさせられてしまいます。

特に留守番をさせなくてはいけない場合は注意が必要になり、ケージに入れたあげれば安心して外出ができます。

3ヶ月頃までの子猫にはスペースが広くなく、1段〜2段タイプのケージならば落下事故防止になり不安をなくしてくれます。

ケージはいつまでもずっと使える

ケージは子猫を危険から守ってあげるために生後3ヶ月までは必要ですが、生後4か月以上になれば家や飼い主にも慣れて心配も少なくなります。

子猫の様子を観察しながら用途に合わせて使うようにすれば、おたがいが快適に過ごせるようになります。

愛猫がケージを嫌がらず安心して過ごしている様子なら、自由に行動ができるように扉を開けておくようにします。

成猫になってからも使いたい場合は、拡張できるタイプのケージを購入すれば買い替えの手間がかかりません。

子猫のケージ飼いする際の準備物

子猫をケージ飼いする場合は、ケージの中で安心して過ごせるように環境を整えてあげる必要があります。

準備をする物には排泄のためのトイレ、ゆっくり眠る事ができるベッド、毎日の食事に欠かせない水、餌用の食器などがあります。

飼い主にとって子猫と一緒に暮らす事への期待と、上手く育てられるか少々不安な気持ちもあると思います。

子猫も同じように新しい生活への不安を持っていますので、なるべく早く家とケージに慣れて安心できるように人気の商品と購入の際の注意点を紹介します。

トイレ

猫のトイレはトイレ本体と猫砂をセットにして使い、ノーマルタイプとシステムトイレやおまるなどの種類があります。

システムトイレは猫砂とボード状になったシートの2段式になっていますので、猫砂の汚れが少なく衛生面でも安心です。

スタンダードタイプのオープントイレなら水洗いができて手入れが簡単で、小さめタイプの猫トイレで深型タイプなら猫砂が散乱しにくく三角コーナートイレならケージの角にぴったり合わせる事ができます。

ベッド

猫は狭い場所を好む傾向があり、広すぎるベットではなく、子猫の体がすっぽり入るぐらいのサイズを選ぶようにします。

素材はフワフワとした柔らかいものが良く、毛が付きにくく洗濯機で洗えるものなら飼い主の手間を省いてくれます。

おすすめな商品には簡単にケージの中に取り付けられ、汚れが付きにくい生地でリバーシブルで使える「ハンモンタイプベッド」や、柔らかく柔軟性がある素材で手入れも簡単な「プラスチック製のスクエア型ベッド」があります。

水・餌皿

食器は飲み水用とフード用に2種類を用意してあげ、落ち着いて食事が楽しめるように安定感と重量感のあるものを選ぶようにします。

餌皿のサイズは猫の顔よりも大きいものが良く、平らでフチのものならばひっくり返す事がなくこぼさずに食べれます。

おすすめな食器には周囲をできるだけ汚さずに済むように開発された人気商品の「食べやすい陶器製のフードボール」や、十分な重さがあり滑り止めも付いている「ズレにくくひっ返りにくいフードボール」があります。

子猫のケージ飼いの注意点

生後2ヶ月未満の子猫はケージの中で過ごさせた方が飼い主にとっても安心ですが、それ以降になると動きも活発になっていきます。

ケージの中の生活に慣れて穏やかに過ごしている様子なら安心ですが、激しく動き回り中々鳴きやまないような状態が続く場合は心配になってしまいます。

ストレスを感じている様子が見られた時の対処法や、ケージの外に出して自由に遊ばせてあげる場合の注意点などを調べて見ました。

ケージは長時間入る前提で選ぶ

ケージは子猫がストレスを感じないようにある程度の広さと高さのあるものを選び、最初から長い時間中に入れず様子を見ながら徐々にケージ慣れさせてあげるようにします。

エアコンの風や直射日光に当たらない場所に置いてあげると、過ごしやすく熱中症などの心配がなくなります。

3段全てに扉があるケージなら上下運動ができるため運動不足にならず、全てに扉が付いているので猫の出し入れが簡単です。

キャスターが付いていますのので、掃除の際や来客などで移動させたい時にとても便利です。

毎日ケージから出す

猫は暑いのも寒いのも苦手で、家の中で快適に過ごせる場所を見つけ体温調節をしています。

ケージの中では自由に室内を動き回る事ができず、飼い主も温度に合わせてケージを移動するのは大変です。

ケージの中に入れておけば危険はありませんが、運動不足になってしまうとストレスを感じてしまう事があります。

ストレスは病気につながる場合もありますので、忙しい時でも毎日数十分程度ケージから出してあげるだけで病気を防ぐ効果があります。

無理矢理閉じ込めない

飼い主が一生懸命考えて準備をしたケージでも、子猫にとってはまだリラックスできる場所になっていない場合があります。

無理矢理閉じ込めてしまうと逆効果になってしまい、ケージに入るのを嫌がり逃げ出すようになってしまいます。

中々慣れてくれないと少々心が折れてしまいますが、子猫が自分から自然とケージに入ってくれるまで待つ事も必要です。

ケージの中で安心して過ごしている姿が見られるようになれば、待ったかいがあり癒しも与えてくれます。

子猫がかわいそう?ケージ飼いのメリット・デメリット

現在では室内で猫を飼う場合ケージ飼いが当たり前のようになっていて、様々な工夫がされたケージが販売されています。

考え方の違いで狭い空間に閉じ込められ自由に動く事ができない猫が可愛そう見えてしまう人もいますが、猫によってはリラックスのできる唯一の場所になっていてケージの中でくつろぐ姿は見ていて癒されます。

子猫にとってケージ飼いをする場合には、どんなメリットとデメリットがあるのかを調べて見ました。

ケージ飼いのメリット

飼い主にとって愛猫に留守番をさせなくてはいけない時が一番心配で不安ですが、ケージ飼いに慣れていれば外出や旅行の際におとなしく安心して待っていられる場所になります。

家に置いておくのが心配な時にはペットホテルを利用する場合もありますが、ケージになれていれば場所が変わってもパニックにならずに済みます。

病気で動物病院に入院する際にも、他の動物がいても恐怖感をもたずにゆっくり過ごす事ができます

災害時の際の避難をスムーズに行う事ができ、避難場所でも安心して過ごす事ができます。

高層階に住んでいる場合には窓やベランダからの落下防止を防いでくれ、室内での危険な場所や猫が食べてはいけない物を口にする心配がなくなります。

ケージ飼いのデメリット

ケージ内にいるのが嫌な子猫の場合は、自由に動き回る事ができずストレスを感じて暴れてしまう事があります。

好奇心が旺盛な子猫程ケージ内で過ごすのには、物足りなさを感じてしまうようです。

ケージが狭いと余計にストレスを感じてしまいますので、上下運動のできる程度の高さのあるケージを選んであげるようにします。

エアコンのある部屋ならば夏場も涼しい場所で過ごす事ができますが、外出の際などは少々心配があり注意が必要です。

一カ所を舐め続けたり尻尾を追いかける行動や、ずっと鳴き続けるような場合はケージの中でリラックスできていない事もありますので様子を見て対処してあげるようにします。

まとめ

猫は成後6ヶ月程で成猫になりますが、生後3ヶ月までの子猫は好奇心が旺盛で飼い主が注意をしていても予期せぬ事が起ってしまいます。

子猫のうちは何をしても可愛らしく怒るのも忘れて甘やかしてしまいがちですが、きちんとしつけをしないと成猫になってからでは直せなくなってしまいます。

ケージ飼いにはメリットとデメリットがありどちらが良いとは言い切れませんが、飼い主の生活スタイルや愛猫の性格の合わせて決めおたがいが快適に過ごせればいいですね!

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