ペットにいい水は?水道水・水素水・硬水・軟水など◯◯水を徹底分析!

2021/01/22

目次

ペットには水道水がおすすめ

愛犬に与える水って何が一番いいのかなと悩んだことはありませんか?

普通の水道水でいいのか、それともミネラルウォーターなどを与えたほうがベストなのか。

その疑問に今回はしっかり答えます!

まずは毎日水道水をあげていることは何も問題ありません。

むしろペットには水道水がおすすめです。

水道水以外には、犬が飲む場合注意する必要がある水もあります。

水道水との違いや問題点など説明しますのでぜひ参考にしてください。

毎日のお水は水道水がベスト

犬に限らず動物にとって、飲み水は大変重要で絶対に欠かすことのできないものです。

飲みたい時に新鮮な水を飲めるようにいつも用意しておくことは飼い主の義務ですね。

日常的に与える水として、蛇口をひねれば出てくる水道水は取り替えることも簡単でおすすめです。

日本の水道水は軟水なので、犬と相性がよく、衛生管理も厳しくされているので安心して飲ませることができます。

毎日水道水を与えることがベストです。

水道水のカルキとは?

水道水にはカルキが含まれていることを気にしている人がいるかも知れません。

でも実のところカルキとは、水道水に含まれるトリハロメタンや塩素のことで、細菌を消毒する機能を持っています

水道水を飲んでも大丈夫なのは、このカルキのおかげなのです。

だからカルキ自体が悪いのではなく、多分カルキの匂いが気になることはあるでしょう。

その時は一度沸騰させてから冷ました水をあげると匂いがなくなるので試してみてください。

でも犬が嫌がらず水道水を飲むときは沸騰させなくても大丈夫です。

ペットに与えていい水

ほとんどの家庭では水道水を飲ませているところが多いと思います。

ではそれ以外の水は犬にとってどうなのでしょう

やはり犬に与えて良い水と注意が必要な水があります。

水道水以外に犬に与えても問題のない水としては、普段の私達の生活で飲み水として利用している井戸水や軟水です。

次にそれらの水について詳しく説明していきましょう。

井戸水

井戸水を日常生活でも利用している人がいると思います。

飲用水として使用されている井戸水は、犬に飲ませても問題ありません。

特定の地域では尿結石の原因となる成分を含んでいるようですが、井戸水だけで尿結石になることはほとんどありません

ですから井戸水は犬に安心して飲ませてあげることができる水です。

軟水・超軟水

軟水・硬水という区別がありますが、軟水とはカルシウムとマグネシウムの含有量が1Lあたり120mg未満の水のことです。

さらにもっと含有量が少ない水は超軟水と言います。

カルシウムとマグネシウムは尿結石の原因となることがあるので、それらのミネラルが少ない軟水や超軟水は水道水と同様に犬に適している飲み水と言えるでしょう。

ウォーターサーバーなどを置いて普段からそのミネラルウォーターを利用している人は、一度水の種類をよく確認してから犬に与えてください。

ペットに与えていい?要注意な水

次に、犬の与える場合注意が必要な水について説明していきます。

やはりすべての水が犬に適しているわけではなく、人間にとっては効果がある水でも犬には適していないことがあります。

川やプールなどでの水遊びの場合でも大量に飲んでしまうことは危険です。

健康を損なう場合もあるため、毎日飲み水として与えるものは十分に注意をしてください。

硬水・超硬水

水に含まれるミネラルが多いものが硬水・超硬水です。

ほとんどの場合は犬に飲ませても大丈夫ですが、ごくまれに硬度が高すぎる商品があります。

その場合、尿石症を患っている犬にとっては健康上良くありません

毎日の飲み水としては絶対にやめておきましょう。

硬水を飲むメリットはあまり考えられないので、特別に犬に与えなくても大丈夫です。

家の硬水に含まれているミネラルの量を確認して、尿石症の犬や病気でない犬の場合もできれば軟水に切り替えることをおすすめします。

水素水

水素水は人間にとって活性酸素を減らすことで、アレルギーの予防などの効果があると言われています。

ただその効果を否定する医師もいるようです。

水素水を犬に与えることで、これと言った害は報告されていません。

また、健康面でも犬にとって本当に良い効果があるのかという結果も明らかではありません

かなり高価な商品でもあるので、水素水を日常的に犬に飲ませることは控えたほうが無難だと思われます。

温泉水

温泉水を飲料用として少しだけ飲ませることは何も問題ありません。

でも温泉水にはミネラルなどが多いこともあるため、毎日の飲み水としてはあまり向いていないようです。

むしろ寒い冬の時期や体が冷えやすい老犬の場合、温泉に浸かることで血行が良くなり関節炎が楽になったり、リラックスできるという効果が言われています。

犬用の温泉施設もあるようです。

飲むよりも温泉浴としての利用をおすすめします。

その場合も犬の体調には注意をしてあげてください。

人間用の経口補水液

人間用の経口補水液は夏の脱水時にはありがたいものです。

犬も夏には脱水になりやすいからということで、緊急時に薄めて飲ませるのは大丈夫ですが普段遣いの飲み水としては避けましょう。

人間用ですので、塩分濃度が高く設定されています。

犬は汗をかかないため、それほど塩分を補給する必要がありません。

日常的に飲ませていると必要以上に塩分を摂ることになり、腎臓や心臓を悪くする可能性があります。

もし飲ませる場合も犬用を選んで量を守ってください。

まとめ

犬にとって普段飲む水は水道水がベストです。

日本の水道水は品質も安全なので問題ありません。

特別に用意することはなく、安心して常に新鮮な水が飲める環境を作ってあげてください。

ただし食欲不振や下痢等の病気の場合、犬用の経口補水液が有効になることもあります

その時は動物病院で相談して適切に判断してください。

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