【歯磨きを嫌がる愛犬にはこれだ!】手順やコツや便利グッズを徹底解説

2020/11/30

目次

犬の歯磨きはなぜ必要?

犬の歯磨きがなぜ必要なのか知っていますか?
犬も人間と同様に歯磨きをしないと、歯石が溜まったり、口内で細菌が繁殖してしまいます。
そうなると、歯肉炎、やがては歯周病などへと…。
そういったことにならない為にも、ワンちゃんもしっかりとした歯磨きが必要となってくるのです。

犬が噛む!歯磨き中に噛まれる理由は?


「歯磨きをしないといけないのは分かってるんだけど…噛まれちゃう…」という飼い主さんも多いはず。
そう、犬はそんな簡単に歯磨きをさせてはくれないんです。
では、犬が歯磨きをさせてくれない理由は何にあるのでしょうか?

口内トラブル

犬が歯磨きをさせてくれない理由のひとつに「口内トラブル」が挙げられます。
例えば、歯磨きの頻度が少なかったりすると、すでに歯周病などになってしまっていることも…。
こういった時や、口の中を怪我している時には、患部を触られることを嫌がり、思わず飼い主さんの手を噛んでしまいます。

ストレス

また、犬にとって口の周りを触られることに強い抵抗があることも忘れてはいけません。
ワンちゃんにとって、口とは人間が思っている以上に触られたくない場所なのです。
そのため、口内に異物(歯ブラシなど)を入れられる歯磨きはストレスとなり、耐えきれずに噛んでしまうということがあります。”

犬が歯磨きを嫌がる!おすすめの手順は?


犬が歯磨きを嫌がる理由はお分かり頂けたでしょうか?
それでも、飼い主である以上、愛犬の歯磨きは避けては通れない道。
ここからは「でも、どうしたらいいの?」という飼い主さんのために、まずは歯磨きを始める手順を紹介します。

歯磨きの頻度

まず最初に、歯磨きがどうしてもできないという場合は、最初から毎日する必要はありません。
犬の歯垢は3~5日経つと歯石に変化します。
そのため、少なくとも3日に1度は歯磨きをする必要がありますが、最初はこれをクリアしていればオッケー程度に考えておきましょう。
最初から素直に歯磨きをさせてくれる犬は滅多におらず、繰り返し歯磨きをすることでワンちゃんも次第に慣れていき、おとなしく歯磨きをさせてくれるようになるのです。

最初は口の周辺から触る

では、ここからは実際の歯磨きまでの手順です。
歯磨きをしたくても、いきなりワンちゃんの顔を押さえて始めてはいけません。
当然、ワンちゃんもびっくりしてしまいます!

最初は顔や口の周辺から触り、ワンちゃんを慣れさせることが大切
慣れてきたなと感じたら、次は前歯、犬歯から奥歯というように徐々に触り、歯磨きではなく、「歯を触られること」をまず犬に慣れさせましょう。

ガーゼを使って犬の歯磨きをする

ワンちゃんが歯を触られることに慣れてきたら、次はガーゼを使いましょう。
ガーゼも順序通りの部位から触れ、今度は「歯をガーゼで擦ること」に慣れさせる必要があります。
これができないと、より異物感の強い歯ブラシを使っての歯磨きはできません。

歯ブラシを使って犬の歯磨きをする

ここからは、実際に歯ブラシに慣れさせていきます。
歯ブラシを使うときは、まず、歯ブラシの匂いを嗅がせたり、見せたりして、歯ブラシという存在を教えてあげましょう。

歯ブラシという存在に慣れてきたのであれば、その後は指やガーゼと同じ様に、前歯から少しずつ「歯ブラシで触られること」に慣れさせていきます。

これを繰り返していれば、次第にワンちゃんも歯磨きに抵抗をなくしていきます。

犬が歯磨きを嫌がる!できないを解決するコツは?


それでもまだ「歯磨きを嫌がる、させてくれない!」という場合もあるかと思います。
そんな飼い主さんに、ここからは、歯磨きを嫌がる犬に歯磨きをするコツを5つ紹介します!
「どうしても歯磨きができない」という飼い主さんは必読ですよ!

長時間はしない

最初にコツと合わせて注意点を紹介します。

それは「長時間歯磨きをしないこと」です。

特に最初の方はワンちゃんも歯磨きを良いものとは思っていません。
そんな中、無理矢理長時間の歯磨きをすると、ワンちゃんの歯磨き嫌いはますますひどくなってしまいます。
そうなると、2回目、3回目はなおのこと難しいです…。

まずは、歯磨きは嫌なものではないということをワンちゃんに教えること。
これがワンちゃんの歯磨きを成功させる最初のコツとなります。

練習は早い時期に

これはワンちゃんを飼いだして間もない飼い主さんへ、将来気持ちよく歯磨きをするためのコツです。
犬は1歳以上になると、歯磨きに慣れさせることが困難になります。

そのため、ワンちゃんを家に迎えたばかりだという場合は、根気よく、子犬の内から歯磨きの練習をすることが大切になってきます。

2人がかりで犬の歯を磨く

次のコツは「無理して1人で歯磨きをしない」ということです。
無理に1人で行おうとすれば、意図せず犬を傷つけたりしてしまうことも考えられます。
そうなれば、「歯磨き=嫌なこと」と記憶してしまい、今後も歯磨きをすることは難しくなります。
1人で出来ないときは、2人がかりで歯磨きを行うのも手です。
そうすることで、ワンちゃんに「気持ちよい歯磨き」をすることができるかもしれません。

ご褒美と歯磨きをセットにする

次のコツは「ご褒美を与える」ということ。
歯磨きを何度やっても成功しない時には、ワンちゃんに「歯磨きを頑張ったご褒美」を与えてあげましょう!
ご褒美におやつなどを与えることで「歯磨きをする=良いことがある」と記憶させれば、おとなしく歯磨きをさせてくれる可能性がアップします。

どうしても嫌がる場合は動物病院へ

最後に紹介するのは、「一度病院に行ってみる」です。
強く歯磨きを拒む場合、既に何かしらの病気が進行していることも考えられます。
何をしてもダメだという時には、ワンちゃんを病院に連れて行き、一度診てもらうというのも飼い主としての役目となります。

犬が歯磨きを嫌がる時の便利グッズ

ここからは、ワンちゃんの歯磨きを簡単にできる「犬用歯磨きグッズ」を紹介します。
「歯磨きが苦手だな〜」と感じている飼い主さんは、是非一度使ってみて下さいね!

歯磨きガム


歯磨きアイテムの中で最もメジャーなのが、犬用歯磨きガムです。
これは、ワンちゃんがおやつと思って、ガムを食べているだけで、歯磨きができる優れもの。
飼い主さんにとって、時間も労力もかからないが嬉しいポイントです。

ワンちゃんに歯磨きガムを与えるときは、犬の口幅より、少しだけ長めの物を選んで、噛ませてあげて下さい。

スポンジブラシ

次に紹介するのは「スポンジブラシ」
固い歯ブラシよりも柔らかいスポンジブラシを好むワンちゃんも多くいます。
歯ブラシになると急に嫌がる!というような子にはぜひ一度試してみて下さいね!

また、歯磨きの練習でガーゼの段階で嫌がるという場合にも、スポンジブラシを用いた歯磨き練習は効果的です。

歯磨き可能な犬のおもちゃ


また、犬用おもちゃの中にも、歯のケアをすることができるものがあります。
歯磨きの頻度やレベルに心配があるという飼い主さんは、歯磨きガム同様に、こういった歯のケアをできるおもちゃを持つのもおすすめ。
ワンちゃんの噛む力や体格、犬種などに合わせて、おもちゃを選んであげて下さいね!

まとめ

この記事では、愛犬が歯磨きを嫌がる理由や対処法、歯磨きの仕方などを解説しました。
ワンちゃんの歯磨きは大変ですが、絶対にしないといけないことでもあります。
ぜひ、この記事も参考にしながら、可愛い愛犬の歯磨きをしてあげて下さいね!

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