栄養が豊富!犬に蕎麦を与えるメリットや与える時の3つの注意点とは?

2022/04/26

目次

犬に蕎麦は食べさせても大丈夫?

結論から言うと、犬に蕎麦を食べさせるのは大丈夫です。

実は、蕎麦には犬にも食べさせたくなるほどの多くの栄養素があり、食べさせるメリットがたくさんあるんです。

ですが、その一方で、与えるときには蕎麦アレルギーや食べさせ方などにいくつかの注意点があります。

詳しく見ていきましょう。

蕎麦の成分と栄養素

そもそも蕎麦には、どのような成分・栄養素があるのでしょうか?

ビタミンB1・ビタミンB2

蕎麦には、「ビタミンB1」と「ビタミンB2」が多く含まれています。

ビタミンB1には疲労回復の効果が、ビタミンB2には免疫力の向上、成長の促進、栄養・脂質の代謝をあげるなどの効果があります。

ルチン

蕎麦に含まれる栄養素でもっとも代表的なのが「ルチン」です。

ルチンは、ポリフェノールの一種であり、抗酸化や毛細血管を強くする効果があります。

食物繊維

蕎麦には「食物繊維」が含まれているのも特徴的です。

食物繊維には、腸の動きを活発にし便通を良くする働きなどがあります。

蕎麦を食べさせるメリット

蕎麦に含まれる成分・栄養素はたくさんあることはお分かり頂けたでしょうか?

これらの栄養素は犬にとって、とてもいい働きをしてくれます。

では、具体的には犬に蕎麦を食べさせるメリットには何があるのでしょうか?

まず最初に、蕎麦に含まれる「ルチン」には毛細血管を強くする働きがあるため、「動脈硬化や高血圧の予防」につながるとされています。

シニア犬などには特にメリットと言えるでしょう。

また、疲労回復の効果や栄養の代謝をあげる効果のあるビタミンB1・ビタミンB2は「健康維持」というメリットを、腸の動きを活発にしてくれる食物繊維には「便通をよくする」などのメリットを犬にもたらしてくれます。

蕎麦を食べさせる時の注意点

そんな蕎麦ですが、犬に食べさせるときには注意も必要です。

ここからは、実際にどのようなことに注意しながら犬に与えればよいのかを見ていきましょう。

①アレルギー

まず最初に、注意をしなければいけないのは「アレルギーの可能性」です。

人間でも、蕎麦アレルギーとはよく聞くことですよね。

犬は人間ほど多い割合で蕎麦アレルギーを持っているわけではないのですが、やはり一定数の蕎麦アレルギーの子もいます。

これは蕎麦という食材だけに限らず、全ての食材で同じです。

そのため、愛犬に初めて蕎麦を与えるときには十分注意して下さい。

蕎麦を初めて与えるという時には「極少量」「動物病院にすぐ行けるタイミングで」の2つを守り、万が一のときに備えておきましょう。

②与え方

次に、蕎麦の与え方にも注意が必要です。

蕎麦を犬に与えるときには、基本的に「茹でて」「冷まして」「細かく切って」の3つが基本となります。

人間同様に、蕎麦を茹でずに与えてしまうと下痢や嘔吐につながりますし、熱いまま与えてしまうと犬も口の中などを火傷してしまいます。

また、蕎麦はしっかりと細かく切って食べさせないと、喉につまらせてしまいます。

犬への蕎麦の与え方にはもうひとつ注意点があり、それが「味付けをしない」ことです。

例えば、そばつゆをつけて蕎麦を与えてしまうと、塩分が非常に強くなってしまい犬にとっては毒となってしまいます。

また、わさびやネギなどの薬味も犬にとっては非常に危険なもの。

こういったリスクを避けるためにも、犬に蕎麦を与えるときには味付けのしていない、茹でただけの蕎麦を与えるようにしましょう。

③適量

最後に紹介する注意点は「適量を与える」ということです。

蕎麦は食物繊維を多く含んでいるため、便通が良くなるというメリットを持つ一方で、食べすぎると下痢になってしまうというデメリットもあります。

また、蕎麦だけに限りませんが、犬は自身で食べる量を調整することが難しいので、大量に与えてしまうとそれを全て食べてしまい下痢や嘔吐などの体調不良を起こすことがあります。

蕎麦を犬に与えるときには、1日に食べても大丈夫な蕎麦の適量を守って食べさせるようにしましょう。

【犬の体重】→【与えてよい蕎麦の量】
4kg未満(超小型犬) → 10g〜15g程度
5kg(小型犬程度) → 20g〜25g程度
10kg(中型犬程度) → 30~35g程度
20kg~(大型犬程度) → 50g~程度

まとめ

この記事では、犬に蕎麦を与えても大丈夫か?について紹介しました。

犬に蕎麦を食べさせることで、「動脈硬化や高血圧の予防」「健康維持」などの多くのメリットがありますが、その一方でアレルギーや与え方に飼い主の注意が必要な食べ物でもあります。

愛犬に蕎麦を与えるときには、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね!

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