猫が家に帰ってこない5つの理由とは?探し方と今後の対策も

2022/04/26

目次

猫が家に帰ってこない5つの理由とは?

家の中で生活することを推奨される猫ですが、外と出入りが自由だったりドアを開けた隙を狙って飛び出してしまったりする場合があります。

家の中に不満がある場合はもちろんですが、快適で猫にとって暮らしやすい環境であっても、戻ってこない時の猫の気持ちについて考えてみました。

理由①:家にいることがストレス

変化を嫌う猫にとって、室内の模様替えや新しく家族になった後輩猫の存在など大きなストレスとなります。

面倒見の良い性格だと、他の猫や子猫のお世話を甲斐甲斐しくしてくれる猫もいますが、今まで自分だけだった空間に知らない猫が来るのですから大抵の場合は落ち着かなくなるでしょう。

また、近所で大きな工事による騒音が長期間続いている時なども、日頃聞き慣れない大きな音にストレスを感じているかもしれません。

その場から離れたい気持ちが強くなり、脱走の可能性も考えられる状態です。

理由②:帰り道が分からない

外に出てしまった猫は、野良猫の存在や興味を惹かれるものを追ってしまい帰り道がわからなくなることがあります。

男の子の場合、縄張りを侵されたと思われその地域に住む野良猫に追われて帰れなくなることも考えられます。

不可抗力ですが、暖かく暗い場所を求めて車の荷台に入り込み遠くの場所へ運ばれてしまった猫のニュースも度々あります。

理由③:発情期だから

去勢や避妊手術をしていない猫の場合、発情期を迎えることは避けられません。

基本的に、発情を迎えた女の子の鳴き声やフェロモンに反応して男の子が発情する仕組みとなっていますので、野良猫が発情した鳴き声を聞いたお家にいる男の子が、相手を探して家を出てしまう可能性が高いといえます。

猫の発情期は暖かい季節である春と秋の年2回ですが、夜間でも街灯やお店の明かりが眩しい環境の場合、年に3回以上発情する猫もいます。

理由④:外が魅力的に見えた

野良猫の生活をしていた経験がある猫や、好奇心旺盛な性格の場合に外の世界に興味を持ち家から出てしまうこともあります。

鳥の存在や他の猫の姿を見つけて、面白そうだと感じて外に行きたい気持ちになる心理は当然でしょう。

また、家の中に猫の本能を刺激するような上下運動が出来なかったり遊びが足りなかったりして、退屈を感じていることもありますので環境作りも大切となります。

理由⑤:事故に遭ってしまった

交通量の多い場所や人通りのある場所など、車による不慮の事故の他にも自転車との接触など交通事故に遭う危険性が高まります。

また、他の猫との喧嘩やイタズラによる負傷も考えられるでしょう。

怪我をした猫は、自力で動ける場合に物陰や目立たない場所でじっとしていることが多く、家に帰れない状態となります。

猫が帰ってこない時の探し方

家から出てしまった猫が帰って来ない時、飼い主様は気が気ではないはずです。

ですが、闇雲に探し回るよりも他の人の手を借りて効率的に探したほうが早いかもしれません。

ここでは、どのような方法があるかご紹介していきます。

インターネットで情報を集める

ネットは、迷子のペット情報や掲示板の他に専用サイトなど数多くの情報に繋がります。

ご自宅周辺で保護された猫の情報や目撃情報も確認できるので、不特定多数の猫好きの目を借りて情報収集してみましょう。

また、保健所に収容された場合に保護日や体の特徴の他にも写真付きで情報がアップされます。

一般の人も簡単に閲覧できるので、こちらもしっかりチェックしましょう。

捜索チラシを作成する

外の世界を知らない猫の場合、家の近くで動けなくなっていることがほとんどです。

いなくなってすぐであれば、猫の写真と特徴を記載したチラシを作って近所の方に周知してもらうのも効果的です。

住宅地であれば、庭の植え込みや物置の影などに隠れていることも多くあります。

また、コンビニやお店など多くの人が集まる場所にお願いして、店頭に貼らせてもらう人もいます。

内容やレイアウトに悩んでしまう場合は、捜索チラシの例文もインターネットで見つけることができますので利用してください。

ペット探偵に捜索を依頼する

迷子になったペットを専門で探してくれる業者も多数あります。

捜索日数や範囲・業者によって料金に差がありますが、夜間の捜索にも対応してくれる場合がありますので飼い主様が動けない時間帯の捜索を任せることも可能です。

どこのペット探偵に頼むか、しっかりと見極めることも大切になりますので、口コミや評判を確認して納得の上で依頼をしましょう。

保健所や警察などに連絡する

他に、保護されて保健所に収容されたり、警察に届けがある場合も考えられますので、最寄りの警察署や管轄の保健所へ必ず連絡をしてください。

特徴や居なくなったおおよその時間や日にちを詳しく連絡しておくことで、後日迷子猫の届けがあった場合に連絡をしてくれます。

猫が帰ってこない事態を防ぐ対策

注意していても、隙を狙って外に出てしまう可能性があります。

しかし、飼い主として脱走の危険を限りなくゼロに近づける対策を行うことが大切です。

猫の姿を捉えた写真を撮影しておく

普段、よく猫の姿を撮影する方は多いかもしれません。

捜索チラシを作成する時や、インターネットを活用する時など全身が写っている写真があると特徴がよく伝わります。

また、尻尾の長さや模様・後ろ姿などがよくわかる写真を複数枚撮っておくと安心です。

網戸やドアなどの鍵のかけ忘れに注意する

網戸のちょっとした隙間でも手を入れて開けてしまう猫も多く、「閉めているから大丈夫」とは言い切れません。

また、器用な猫ならドアノブに手を掛けて開けてしまう場合も考えられます。

戸建てのお家で一番多いのが、お風呂場の小窓の閉め忘れではないでしょうか。

換気のために開けていた窓から、出てしまうこともあります。

猫は思う以上に器用にどこからでも出入りしますので、万が一を考えて戸締りと鍵を掛けることを忘れないようにしたいですね。

マイクロチップや迷子札を着用させる

猫にはまだまだ普及されている状態ではありませんが、マイクロチップの装着や首輪の迷子札が帰宅率をアップします。

迷子札は飼い主様の連絡先を記載しておけば、保護した人が連絡をくれる可能性が高くなりますのでぜひ装着させましょう。

マイクロチップは、動物病院や専門の施設で読み取り器を使用して、飼い主様の情報を確認します。

何らかの原因で首輪が外れてしまった場合、収容されている施設で確認することが可能となります。

まとめ

大切にしている家族が行方不明になったり事故にあったりして辛い思いをさせないように、戸締りはもちろん過ごしやすい環境を整えてあげましょう。

また、もし家から出てしまった場合は多くの人の手を借りてマンパワーで行動することが早い発見に繋がります。

この機会に、もしものことを考えて環境の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

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