【要注意!】猫にちくわを食べさせても大丈夫?与える時の注意点もご紹介
2021/12/27
目次
ちくわは猫に食べさせても大丈夫?
ちくわは猫に食べさせても大丈夫かと気になる方も多いと思います。
この記事ではちくわを猫にあげても大丈夫かについてお話いたします。
そもそもちくわは主原料が魚です。
なので健康的な猫であれば基本的に与えられても問題はありません。
しかし、ちくわは人間の食用に製造していて、含まれる塩分量が猫用ではない可能性がございます。
販売品によっては猫にとって塩分が強すぎる物もあるそうです。
また猫は泌尿器系の病気(腎臓病や尿路結石)が多いため塩分の取りすぎは体に悪影響を与えます。
特に塩分濃度が高い食品(塩漬けた魚など)は嘔吐してしまいます。
【絶対に安全な食べ物】とは一概に決めることはできません。
猫の為にも最低限の知識は備える事も必要ですね。
ちくわを好んで食べる猫はいる?
【おさかなくわえた野良猫】という言葉があるように猫の餌と言えば魚のイメージガツオいですよね。
キャットフードの中でもヒラメや鯛などが代表的です。
その影響か魚肉加工品(ちくわ)を与える家庭も少なくないはずです。
ちくわは魚肉から製造される食べ物なので、好んで食べる猫も多いです。
どこの家庭でもちくわとかまぼこは冷蔵庫にあるおてごろ価格商品です。
だだしちくはなどの魚肉加工品を猫に日常的に与えるのはデメリットがあります。
なのにメリットはそこまでありません。
こちらでは猫にちくわの猫にとってのリスクなどをまとめます
ちくわを猫に与える時の注意点
猫はちくわを食べても大丈夫なのか心配になりますよね。
少量であれば猫がちくわを食べても平気なのか心配になる気持ちもわかります。
カニカマや魚肉ソーセージと同様ちくわも塩分が高く、アレルギー症状を起こすリスクもあります。
この記事では猫にちくわ与える注意点を紹介します。
注意点①:塩分の摂りすぎ
人間の場合、塩分過多は高血圧の原因にもなりやすいのでなるべく塩分を取りすぎないように気を付けている方もおおいと思います。
人間も塩分を摂りすぎると健康に害が出るように、猫も塩分を摂取しすぎると体に悪いです。
毎回あげたりと、おやつ化することは止めましょう。
ちくわに含まれる食塩分は1本あたり約0.7gとなっており、猫の品種や体格など個体差はありますが猫が1日に摂取しても良い適切な塩分量は約2〜3g程度となっています。
ちくわに加えて他のおやつや食べ物を与えてしまうと適切な塩分量を超えてしまう恐れがあり、猫の体に影響を与えてしまうので気をつけましょう。
適切な塩分量を超えてしまうと腎臓へと負担がかかります。
猫の死因としても腎不全は多く挙げられているので塩分の取り過ぎを気をつけるに越したことはありません。
注意点②:人間向けに含まれた成分
二つ目に注意すべきことはちくわには人間向けに含まれた成分が猫にとって害になる可能性があることです。
例えばあるちくわの中には「加工でん粉」、「調味料(アミノ酸等)」、「貝Ca」などの加工物が入っています。
ちくわのメーカーや商品によっては添加物や合成成分などが多く含まれているものがあり、猫の体に悪影響を及ぼす可能性があります。
もし猫にちくわをあげる際には無添加や保存料、殺菌料が入っていない無添加のちくわをあげるようにしましょう。
注意点③:アレルギー
3点目に注意すべきことはアレルギーです。
魚アレルギーを持つ猫にとって、ちくわは魚と同様食べてはいけません。
また、ちくわの商品によっては乳製品や卵など他のアレルギー成分が入っているものもあります。
猫にちくわを与える際は成分表を確認し、猫が持つアレルギー成分が入っていないものを選ぶようにしましょう。
猫が食物アレルギーを発症すると様々な症状があらわれます。
症状としては主に「下痢・軟便・血便」「嘔吐」「お腹の張り」「痒みを伴う発疹・かぶれ」「脱毛」「発熱」などが挙げられます。
ちくわを猫に与えすぎると出る悪影響
それでは、猫にちくわを与えすぎることでどのような悪影響が出てきてしますのでしょうか。
ここでは猫に出てくる悪影響についてご紹介したいと思います。
がん
まず一つ目に「がん」があげられます。
ちくわに含まれる添加物や保存料などにより免疫障害や発がん性、ホルモン異常や内臓異常などの病気を引き起こすリスクが増えます。
これはちくわに限ったことではないのですが、添加物を含む食べ物を長期的に摂っていると発がん性を持つようになるものもあります。
がんは猫の死因のトップであることが多く、添加物の食べ物で命を落とすことがないように注意したいものです。
慢性腎不全や尿石症
二つ目に「慢性腎不全や尿石症」があげられます。
猫は塩分を体外に出すことが苦手なので、人間の食べ物を食べさせ過ぎると、腎臓に負荷がかかり、膀胱にまで害が及びます。
腎臓がダメージを受けて十分に機能しなくなる状態を「腎不全」といい、これが長期間続くと慢性腎臓病(慢性腎不全)となります。
慢性腎不全は猫の死因ランキングで二番目に高い病気です。
また、尿石症とは腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結晶や結石ができる病気で、膀胱や尿道を傷つけたり、尿道に詰まったりします。
重度の尿路結石症(尿石症)を発症すると、結石が尿道に詰まる尿道閉塞や、排尿困難から腎機能の低下を引き起こし、尿毒症などを誘発する場合があるので大変危険な病気です。
一般的な尿石症の症状はトイレに行く回数が増える、トイレとまったく関係ない場所で排尿をするなどがあげられます。
慢性腎不全や尿石症は食事を含めた予防対策でコントロールすることができる病気なので飼い主は注意しましょう。
高血圧や肥満
最後に「高血圧や肥満」です。
塩分=悪い物とは一概に言えないのですが、大量に摂取することで、高血圧や肥満を引き起こすことが少なくありません。
高血圧により損傷を受ける組織として最も症状が出やすいのが眼です。
眼球内出血、網膜剥離、緑内障などが起こり失明する例もよくみられます。
他には腎臓、心臓、脳にも損傷を与えます。
高血圧になると肥満は様々な病気の原因になり、普段は症状が現れなくても、気づかないうちに健康に影響を与えている可能性があります。
糖尿病や骨格系疾患、心臓血管系疾患、がんなどのリスクを高めることになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は猫にちくわを食べさせても良いのか?というテーマで解説をしてきました。
猫にちくわを与えてしまうことで様々な病気を引き起こしたり、猫にとって悪影響を及ぼしてしまう可能性があるので与える際には細心の注意を払って与えるようにしましょう。
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