猫が亡くなったらどうする?虹の橋とは?

2020/09/29

目次

猫が死んだらどうなる?本当に亡くなったか確認する

自宅で猫が亡くなった場合、猫が本当に息を引き取っているのかを飼い主さんが確認しなければなりません
その場合、どのように確認すればいいのか獣医師に聞いてみました。

1:呼吸が停止しているか
まずは、呼吸が停止しているのかを確認します。
確認方法としては、猫のお腹の動きなどを見て呼吸の有無を確認して下さい。

2:心拍・脈拍が停止しているか
2つ目は心拍や脈拍が停止しているか確認します。
確認方法は、猫の胸のあたりに手を置き鼓動の有無を確認してください。

3:対光反射が消失しているか
最期は、対光反射が消失しているかを確認します。
確認方法は、猫の目を開き光をあてて瞳の反応の有無を確認してください。

猫が死んだらどうなる?遺体の安置方法

猫の死亡が確認されたら、供養に備えて遺体を安置する準備をします。
遺体を安置するために、以下のものを用意しましょう。

・棺となるダンボール
・タオル・毛布など
・保冷剤・ドライアイス(あればで良い)
・ガーゼ

 

上記の物が用意できたら安置方法をご紹介していきます。

遺体を箱や棺に納める

まずは、用意したダンボールにタオルや毛布などを敷きます。

猫の死後硬直は死後30分~2時間ほどで始まりますので、それまでに猫の足を軽く畳んでゆっくり納めてあげて下さい。

その際、猫の大きさや体重で底が抜けてしまう可能性もありますので、ダンボールの強度確認はしっかりしておきましょう。

もし、死後硬直が始まって足が曲げられない場合は、無理に力を入れずそのまま納棺してあげてください。

低温状態で遺体を冷やす

次に、腐敗を防ぎ状態を保つために、猫の遺体の脇やお腹あたりに保冷剤をあてます

保冷剤がない時は、氷を入れた袋を代用しましょう。

そして、時間の経過とともに、体液が出てくる場合はありますので、棺の中にはしっかりタオルなどを敷いておき、必要に応じて目・耳・口・肛門などにガーゼをあてます

火葬や土葬するまでに時間が空いてしまう場合は、上記のようにできるだけ綺麗な状態で遺体を保管してあげるのがいいでしょう。

猫が死んだらどうなる?良き供養を

猫の遺体を無事安置することができれば、供養をしてあげます。
方法としては4つ

・行政に連絡し引き取りにきてもらう
・ペット霊園で供養してもらう
・移動ペット火葬業者に委託する
・自宅の庭に埋める

 

次項ではそれぞれのメリットデメリットを解説していきます。

行政に要請する

行政に要請する方法は一番安価ではあるものの、自治体によって扱い方が違い、「ゴミ」として焼却するところもあります。

行政に預けるから安心とは言いきれないので、行政に引き取ってもらう際はどのような方法で火葬してくれるのを確認しましょう。
行政に要請するメリットデメリットは以下の通りです。

★メリット

・引取り処分の場合は、2,000円~3,000円程度ととても安価

 

★デメリット

・行政によっては「供養」ではなく「ゴミ処理」の一環であるケースもある

 

大切な家族であるペットをゴミとして処理するのは悲しいですよね…
ですので、供養する方法としては最もオススメできません。

ペット霊園で供養

家族同然である猫を亡くし、ペットロスになる方は沢山います。

ペット霊園で火葬し、お骨を拾ってあげ、しっかり供養してあげることでペットロスを防ぐことに繋がるのです。

ペット霊園で供養するメリットとデメリットは以下の通りです。

★メリット

・猫だけではなく色んな動物を供養する場所なので、気持ちを切り替えるきっかけとなる
・ペット専用火葬炉を備えているので猫のお骨を綺麗に遺すことができる
・家族全員で納得行くまでお別れをした後に火葬をすることができる
・火葬後の猫のお骨は家族で骨上げをすることができる
・地域に根差して運営しているため、実際に現地でペット葬儀を行った人からの評判が入手しやすい

 

★デメリット

・費用が他の供養法に比べ高くなる

 

しっかり供養してあげることで飼い主の心の整理がつきやすくなるでしょう。

移動ペット火葬業者に委託

今は、車両に火葬炉を積んだ移動式のペット火葬業者が存在します。
移動ペット火葬業者に委託した際のメリットとデメリットは以下の通りです。

★メリット

・自宅まで迎えにきてくれる
・個別に猫を火葬してくれるのでお骨は返してくれる

 

★デメリット

・移動ペット火葬紹介サービスの斡旋により移動ペット火葬業者が来てくれる仕組みになっているので、自宅に来るまでどんな業者が来てくれるのかわからない。
・法的な規制がないに等しいので、ごく一部悪質な業者が入ってしまうこともある。

 

悪質な業者に引っかからないためには事前調査が必要かもしれませんね。

自宅の庭に埋める

広い庭がある家庭などでは、自宅に猫の遺体を埋める場合もあるでしょう。
自宅の庭に埋めるメリット・デメリットは以下の通りです。

★メリット

・費用がかからない
・いつでも猫に会うことができる
・すぐに埋葬することができる

 

★デメリット

・埋葬した猫の遺体が骨化するには時間がかかることもある
・野生動物に掘り起こされることもある
・将来、猫の遺体を埋葬した自宅から引っ越しする可能性も

 

上記にも書きましたが、猫の遺体は骨化するまでに時間がかかったり、野生動物に掘り起こされる可能性がありますので、自宅の庭であっても、思わぬ近隣トラブルが起きてしまうかもしれません。

そうならないためにも、できるだけ自宅の庭に猫の遺体を埋めることは避けた方が良いでしょう。

猫が死んだらどうなる?虹の橋とは?

猫は死んだらどこにいくのでしょうか?

短い生涯でも家族同然に過ごしてきた猫を思い出すと泣きそうな気持ちになります。

しかし、ずっと猫を思い泣いたり悲しんだりするのは亡くなった猫によくないと言われています。
なぜでしょう?

そこでここでは猫が死んだ後にどうなると言われているのか不思議な伝承「虹の橋」と共にご紹介していきます。

虹の橋とは?

猫だけではなく全てのペット達は亡くなると「虹の橋」という天国に渡る橋のたもとに行くと言われています。

虹の橋では、お腹がすくこともなく、重い病気もケガも全てが無くなり、毎日楽しく遊びながら暮らし、大好きな飼い主さんが来る「いつの日か」を待っているのです。

虹の橋の近くなのに楽しめない猫

多くの猫は毎日遊びながら楽しんで暮らしているのですが、中には楽しめない猫も存在するようです。

そこは「雨降り地区」と呼ばれる場所。
雨が降り続き、とても遊ぶ気になれない猫やペット達がいます。

なぜ、雨降り地区に行ってしまうことになったのでしょうか?

実は、雨降り地区から出られない猫やペット達というのは、毎日悲しんで泣いている飼い主さんを持つ子達

大好きだった飼い主さんが亡くなった猫やペットを思い泣いていると、猫やペット達も悲しい気持ちになってしまい、雨降り地区から出て遊ぶ気持ちになれないのだそうです。

悲しみを乗り越えるまでに時間がかかってしまうでしょうが、猫やペット達に笑顔を見せてあげてください。

そうすることで、雨降り地区から出て他の仲間と楽しく過ごすことができますよ!

まとめ

今回は、猫が死んだ時の埋葬方法や猫が死んだらどうなるのかをご紹介してきました。

猫は亡くなると虹の橋の向かうのだということがわかりましたね!

しかし、飼い主さんがいつまでも悲しんでいると雨降り地区から出ることができません。

綺麗に埋葬し、供養をしてあげて、前向きに進むようにしましょう!

そうすることで、亡くなった猫は虹の橋で遊びながらあなたを待っていてくれます。

そして、いつかまた一緒に幸せに過ごせるのではないでしょうか。

この記事を読んだ人におすすめの記事

「猫の特集」おすすめの記事