猫がえづいたり、嘔吐する6つの原因|対策方法や病気の可能性も解説

2020/12/30

目次

猫がえづく・嘔吐する原因

ネコがえづいているところを見たことはありますか?

えづいてそのまま嘔吐してしまうこともあるかもしれません。
そんな行動を飼い主さんが目にしてしまうと焦ってしまうでしょう。

しかし、えづく・嘔吐するということは何か原因があるのです

そこで、まずは猫がえすく・嘔吐する原因をご紹介します。
もし、目の前でそのようなことが見られた時の参考になさってくださいね。

有害生物に刺された

1つ目は、有害生物に刺されたことが原因の場合です。

有害生物と言えば、ハチやムカデ、毛虫、蛇など刺されると毒性がある生物のことで、これらの生物に刺されるとえづくことがあります。

胃の中に食べものが入っていれば嘔吐しますが、胃が空っぽの状態の時はえづくだけになるでしょう。

それとともに、よだれや呼吸困難・患部の腫れ・痒みなどが起こることもあります。

猫は基本的に自由なので、何処で何に刺されてくるかわかりませんので、注意しなければいけません。

上記のような症状が見られた場合は、早急に受診するようにしてください。

異物を飲んだ

2つ目は、異物を飲んだ場合です。

猫はよく口に物を入れるので、落ちている物や飼い主さんが触った物、くわえて遊んでいた物などを誤飲してえづいてしまうことがあります。

それと共に、食欲も無くなりぐったりしていたり、口をパクパクさせていたり、呼吸が苦しそうであれば気管に異物が詰まって呼吸困難に陥っている可能性が高いのですぐに病院へ連れていくようにしてください。

咽頭炎

3つ目は咽頭炎が原因の場合です。

咽頭炎は喉が腫れたり痛みが生じますので、人間でもえづきそうになってしまうことがありますよね。

猫も同じでえづきやすくなります。

それと共に、咳や食欲不振、呼吸が苦しくなる、鳴きにくそうにしている、よだれが出やすくなるなど様々な症状があります

症状を緩和させてあげないと辛いのでできるだけ早めに受診しましょう。

毛球症

4つ目は毛球症の場合です。

猫は自分で毛づくろいをよくしますが、その際に毛を飲み込んでしまいます。

通常であればその毛は便と一緒に排泄されたり、吐きだしたりしますが、うまく体内から出せずにいる場合は、その毛が毛玉となり体内で溜まってしまうことを毛球症と言います。

えづきやすくなると共に、食欲不振、便秘でお腹が張るなどの症状も見られるようになりますので、早めに受診をおすすめします。

ストレス

5つ目はストレスが原因の場合です。

猫は神経質な部分を持っており、様々な要因でストレスがたまり、えづくような行動をすることがあります。

それと共に、食欲不振、元気がない、痩せる、突然鳴きだす、隠れるなどの症状が見られることが多くなりますので、もしえづく原因がストレスで、そのストレスとなっている要因もわかっているようであれば今一度猫の環境を見直すようにしてあげてくださいね。

アレルギー

6つ目は、アレルギーが原因の場合です。

アレルギーは人間だけではなく猫でもあります。

アレルギーになる要因は様々ですが、アレルギーを持っている食べ物を食べてしまうとえづいたりすることがあります。

飼い主さんからすれば何がアレルギーの要因になっているのかわからないので、病院でアレルギー検査を受けて特定することをおすすめします。”

猫がえづく・嘔吐する場合の対策方法

猫がえづく、嘔吐する原因がわかったところで次に対策方法を知る必要があります。

そのまま放置していても問題ないこともありますが、中には早急に受診しなければいけないこともありますので、猫がえづいたり嘔吐していたりした場合、飼い主さんがいち早く気づいてあげないといけません。

そこで、ここでは猫がえづいたり嘔吐した場合の対策方法をご紹介します。

ストレスを解消させる

猫が頻繁にえづくと飼い主さんは心配になり病院へ連れていくでしょう。

しかし、検査をしてもどこにも悪い部分はない場合は、ストレスが一番の原因になっている可能性が高いです。

そんな時は、ストレス解消をさせてあげることが大切で、まずは、どのようなことに対し猫がストレスを抱えているのか解明する必要があります。

例えば

・留守番させがちだった
・中々猫の相手をしてあげなかった

など。

それがストレスだとわかったのであれば、留守番させがちだった際は帰宅してから甘えさせてあげたり、一緒に遊んであげることでえづくことが少なくなることが多いです。

病院で診てもらう

頻繁にえづく、食欲不振、元気がなくぐったりしている場合は、病院での受診が必要です。

中には命に関わる症状もありますので、かかりつけの病院へ症状を伝えておき、すぐに受診するようにしてください。

完全室内飼いにする

猫がえづく原因が有害生物に刺されたということであれば、室外飼いではなく完全室内飼いに変えることが一番です。

猫は自由に外に出たい生き物なので、完全室内飼いにすることでストレスを抱えてしまうことがありますので、少しずつ慣らしていくのがおすすめです。

完全室内飼いにすることはえづくことを阻止するだけではなく、寄生虫に感染するリスクも軽減できます。

しかし、完全室内飼いにしたからといって、ダニやノミ予防の薬をしなくなるのは問題ですので、継続してくださいね。

部屋の環境を綺麗にする

えづく行為がわからずそれでもえづくことが継続している場合は、猫の居住スペースの温度や湿度を調節したり、空気清浄機を使用し、部屋の空気を綺麗にしたり、掃除をこまめにするなどできるだけ部屋の環境を綺麗にしてあげるこが推奨されています。

猫がえづく・嘔吐するのは病気のせい?

猫は基本的にえづいたり、嘔吐することが多いのですが、飼い主さんからすれば何か病気なのではないか?と心配になりますよね。

心配がないことがほとんどなのですが、中には病気が隠れていることも確かにあります。

そこで、ここでは猫がえづいたり、嘔吐する原因にどんな病気が考えられるのかをご紹介していきます。

肝臓や腎臓の病気か腫瘍

えづいたり嘔吐すると胃腸の病気を考えますが、それ以外に肝臓や腎臓の病気か腫瘍であることも考えられます。

腫瘍が胃腸を圧迫することで嘔吐する場合や、急性膵炎などは腹痛と激しい嘔吐が症状として見られることが多いため、目に見える症状としては分かりやすいと言えるでしょう。

しかし、腫瘍が胃腸を圧迫するということはある程度、進行している状態ですので、気がついた頃には手遅れということもあります。

慢性腎臓病の場合は、少しずる症状が現れ、高齢猫に多いので、病気ではなく加齢のせいと思い見過ごされやすいのが現状です。

このようにすぐには分かりにくい病気もありますので、定期的な健康診断が大切になってくるでしょう。

胃腸炎

嘔吐した際に、毛玉以外の嘔吐や食欲不振、下痢などの症状が見られる場合は、胃腸炎など何らかの消化器疾患が生じている可能性があります。

一番多い原因が食べ物で、自由に行動している時に傷んでいる缶詰を食べてしまったり、ゴミを漁って食べてしまったりすることで胃腸炎になってしまうのです。

他には、日頃から胃腸が弱い子などはエサが変わることで嘔吐や下痢がみられることもあるでしょう。

感染症による胃腸炎も多いので、いつもと様子が違う嘔吐が見られたら早めに受診することをおすすめします。

猫がえづくのは咳と似てるけど違う?

猫はほとんど咳をすることがないのですが、呼吸器官に異常があると防御反応として咳をしますので、体調が悪いサインです。

確かに猫の咳とえづく動作はよく似ているので、ただえづいているだけと思っていても実は咳をしていたということもあります。

もし、咳だった場合、何らかの病気であることも考えられるので、見分けがつかない場合は、受診し判断を仰いでもらうようにしましょう。

まとめ

今回は、猫がえづく・嘔吐する原因や対策をご紹介してきました。

ただ、えづいているだけ、たまたま嘔吐しただけと大したことと考えない飼い主さんも多いかと思いますが、実は重大な病気だったということも考えられます。

猫の様子がいつもと違うなと少しでも感じたら早めに受診するようにしてください。

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