愛犬の可愛らしい愛情表現10選!適切に理解するために

2020/08/30

目次

犬の愛情表現とは?

犬は人の心に寄り添ってくれる動物です。

私達が犬を大切に思っているのと同じくらい、犬も飼い主さんに対して多くの愛情表現を見せています。
言葉を話せない犬は様々な行動で飼い主さんへの愛情を表現します。

飼い主さんとの強い絆がある犬は、噛み付いたり恐怖心を与えるということはありません。
お腹を見せて飼い主に寄り添い、眠りについたりして愛情と信頼を示しています。
愛犬はどんな行動で愛情を伝えているのかを知ると、いつもの行動がもっと可愛らしく大切に思えるでしょう。

犬の愛情表現の伝え方を見ていきましょう。

犬の愛情表現の伝え方10選

犬との暮らしではさまざまな行動が見られ、その仕草はとても可愛らしいものですね。
普段よく見られる行動の中で、犬は飼い主に愛情を伝えているのです。それを10選、具体的に紹介します。

きっと「ああ、あれね。」と思い当たる行動だと思いますので、愛犬の愛情を再確認しながらお読みください。

犬の気持ちがわかったら、今まで以上に愛おしい存在になるでしょう。

仰向け状態でお腹を見せる

仰向け状態になってお腹を見せる行動は信頼とリラックスを表しています。

お腹は急所なので、それを見せることは飼い主さんへの絶大な信頼の証です。
気持ちが安定してリラックスできる場所でないと犬は仰向けにはなれません。
飼い主さんのそばだから安心していられるのです。

そのまま「ヘソ天」体勢で寝てしまう子もいます。

「かまってほしい!」とおねだりする時もお腹を見せることがあります。

それも犬が甘えている証拠なので、優しくお腹をなでてあげると喜びます。

尻尾をフリフリ

犬がしっぽを振るのはうれしい時と知られています。

家に帰ってきた時、しっぽを振りながら出迎えてくれると私達もとってもうれしいですよね。
そのように腰まで大きく左右に降っている姿は最大限に喜んでいる気持ちを表しています。

ただ、しっぽを振っていてもうれしい時だけとは限りません。

警戒していたり、不安を感じる時にもしっぽを振ります。
ネガティブに興奮している場合もあるので、飼い主以外の人や犬に対してのしっぽの振り方には気をつけてください。

笑顔を見せてくる

犬の笑顔とは、目を細めながら舌を出している表情のことです。

犬が飼い主さんに笑顔を見せる時は、飼い主さんと一緒にいられてうれしいという気持ちを表しています。
散歩の途中であなたを見上げて笑ったり、楽しく遊んでいる時に笑顔になったり、一緒にいる時間を愛犬は喜んで大切にしているのですね。

そんな時はきっと飼い主さんの方も自然と笑顔になっていると思います。

以心伝心。
愛情がお互いに伝わっている素敵な時間です。

飼い主の顔や口を舐める

特に子犬の時によく見られる行動として飼い主さんの顔や口元をなめてくることがありませんか?

犬が飼い主さんの口元をペロペロなめるのは、
子犬が甘える際に母犬の口元をペロペロなめる行為と同じです。

母犬の口元を舐めて、食べたものを吐き戻してもらおうとする本能が子犬にはあります。
子供が母に甘える行動で、顔をなめるのは相手への敬意とも言われています。
顔や口だけでなく手もペロペロしてくる場合がありますね。

またなでてくれたり、ご飯をくれる飼い主さんの手は、犬にとって愛情を感じる場所です。

お返しという気持ちで手をなめて愛情を伝えています。

飼い主や飼い主の物の隣で寝る

犬がスヤスヤ寝ている姿は本当に癒やされます。

熟睡できるということは安心できるからです。

そして飼い主さんの元や飼い主さんの物の隣で眠るのは、大好きな飼い主さんの匂いが感じられるためです。
犬は匂いに敏感なので、飼い主さんの匂いを感じることで安心するのでしょう。

一日を振り返ってみると犬はとても長い時間寝ています。
その眠っている時間ずっと飼い主さんの匂いで包まれていたいのです。

眠るという行動だけでも飼い主への深い愛情を伝えているなんて、可愛らしいですね。

飼い主の顔に鼻や頭をコツンとぶつける

ぼんやり考え事をしていたり、テレビを見ていたりする時に犬が鼻や頭をコツンと顔にぶつけてくることがありませんか?

これらは飼い主さんへの信頼が厚いことを表しています。

「ねえねえ、かまって。」というおねだりの意味もあるのですが、やはり飼い主さんに対してだからこその愛情表現。

犬はいつも飼い主さんに遊んでほしいという願いがあるのです。

ちょっと控えめなおねだりとも言われています。
それを知るとすぐに応じてしまいそうですね。

前足を乗せてくる

飼い主さんに前足を乗せてくる行動、
これはかまってほしい、遊んでほしい時のサインです。

私の犬は「もっとなででほしい。」とリクエストする時にも前足を乗せます。
これは子犬が母犬にお乳をおねだりする際の行動でもあります。
つまり飼い主さんに甘えているんです。

度が過ぎるのは困りますが、しばらく一緒に遊んだ後で満足している姿を見ると、そのリクエストに応じてあげたくなります。
頭や鼻をぶつけたり、顔などをなめたりするのと同じでスキンシップで愛情を伝えているのです。

自分のお気に入りのおもちゃを持ってきてくれる

犬は遊んでほしい時に飼い主さんにお気に入りのおもちゃを持ってきます。
心を許した飼い主さんと大切なおもちゃを共有したいという気持ちです。

犬にとって一緒に遊ぶ時間は幸せです。

また落ち込んでいたり、気持ちがふさいでいたりすると、犬がおもちゃを咥えて渡してくれるということもあります。
悲しそうな飼い主さんを見て、慰めようとしてお気に入りのおもちゃを差し出しているのでしょう。

人の気持ちを敏感に察することができるのです。

擦り寄ってくる

いろいろなおねだりの行動がありましたが、飼い主さんに擦り寄って、体をくっつけてくる行動も甘えている気持ちからです。
悲しい時や少し不安な時なども飼い主さんにピタッとくっついていると安心するのでしょう。

スリスリしてくるのは「大好き」と言っているのと同じなのです。

そして、反対に飼い主さんが元気がない時にも寄り添ってくれます。
人の心に敏感な犬だからこそ取れる行動です。

温かい体のぬくもりはお互いを癒やしてくれるものです。

じっと見つめてくる

人間の場合も母親と赤ちゃんは見つめ合って微笑み合うことがあります。
言葉がなくても通じ合うのです。
犬も飼い主さんをじっと見つめてくることがあります。

これは「アイコンタクト」と言って、とても大切な愛情表現の行動です。

ほとんどの動物は目を合わせることを嫌がるのに対して、
犬はアイコンタクトを取って人間とコミュニケーションできます。
そして飼い主と犬は見つめ合うことで、
愛情ホルモンのオキシトシンがお互いに高まっていると言われています。

犬がじっと見つめていることに気づいたら、
名前を呼んだり優しくさわってあげたりしましょう

犬の愛情表現!噛むのはダメ

犬の愛情表現を10個見てきましたが、子犬の時の甘噛みはどうなのでしょうか?
甘噛みは子犬の時には確かに愛情表現の一つですが、
可愛いからと放っておくことは危険です。

なぜなら甘噛みをきちんと治さないでいると、
本気噛みに発展してしまうからです。

本気で噛むことは愛情ではありません。
人を噛んではいけないと必ず教えることが犬への愛情です。

甘噛みしてしまう理由

甘噛みは犬にとっては口を使ったコミュニケーションの一つです。

飼い主さんに甘えてじゃれついたり、リラックスしている時、暇な時に甘噛みしてきます。

ちょうど歯が生え変わるタイミングでもあり、かゆみや違和感を感じている時にも甘噛みします。
何でも噛んで学んでいく子犬の時期にはある程度必要なことです。

子犬が母犬や兄弟犬とじゃれあって甘噛みをすることでその痛さを知り、
自分で力加減を学んでいくのが一番良い成長です。

甘噛みは治すべき癖

子犬の甘噛みを可愛いからと放っておくと、だんだんエスカレートして自分の要求を通すために本気で噛むようになってきます。
本気で噛むと流血して大きな怪我につながります。

成長する上で、人間を噛むということは絶対にしていけないことだと教えることが大切です。

甘噛みを成犬の噛み癖に変化させてはいけません。
きちんとしつけをして甘噛みを治すことが愛情であり、犬のためになります。

手に歯が当たった時にはすぐにダメと伝えて無視することを繰り返すと、
子犬は噛んだらかまってくれないと理解します。

まとめ

犬への大きな愛情でいつも大切に接している飼い主さんたちですが、
犬からも多くの愛情が表現されていることがわかりました。

言葉は話せないけれど、いつも行動やしぐさで愛情や信頼、甘えなどの感情を伝えてくれているのですね。

そんな行動の裏の感情を理解して、ますます犬と心を通わせ、楽しい時間を過ごしていきましょう。

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