愛猫が回虫に感染してるかも?感染ルートや予防法を詳しく解説!

2020/06/11

目次

猫回虫とは?

猫回虫とは、猫が感染する病気であり、便などで感染が広がります。
猫以外にも回虫が体内に侵入してしまうこともあります。猫回虫に感染してしまうと腸などの体内で卵を産み付け、幼虫から成虫にまで成長してしまいます。
卵は非常に小さいため見ることはできませんが、成虫になってしまうと視認できる大きさになります。

猫を飼育するのであれば猫回虫についても詳しく把握しておくことをおすすめします。

猫回虫は猫が感染しやすい寄生虫

猫回虫は猫が感染しやすい寄生虫であり、特に外出する機会が多い猫が感染しやすくなっています。

POINT
猫回虫に感染してしまう原因はほかの猫や生き物の便に触れたり、便に含まれていう回虫を体内に取り入れてしまい、感染してしまいます。
そのため、室内だけではなく、自由に外に出歩くことができるように飼育しているのであれば猫回虫に感染してしまうリスクも高まってしまいます。

自由に外出させるとみていない間にどのような行動を行っているのか把握することもできないため、知らない間に感染してしまうことも多いです。

猫回虫の感染ルート

上記でも紹介したように猫回虫は猫回虫に感染している猫の便と触れることで感染してしまいますが、そのほかにも回虫に感染しているネズミなどを捕食することでも感染してしまいます。
ネズミなどのゲッ歯動物の体内に回虫がいる場合が多く、捕食することで回虫の幼虫までも体内に入れてしまいます。

胃で消化されると思われがちですが、腸の中で卵を産み付ける習性があるため、一度体内に入れてしまうと高い確率で感染してしまいます。

そのため、ネズミ対策として猫を飼育しているのであれば高い確率で感染してしまっている可能性があり、検査をすることをおすすめします。

猫回虫の症状


猫回虫は猫特有の感染病ですが、どのような症状が出るのか知らない人も多くいるのではないでしょうか。

次に、猫回虫に感染してしまうことで現れる症状について紹介します。
猫回虫の症状を把握しておくことで素早く猫回虫であることを疑うことができ、治療を早期に開始することができます。

猫回虫に感染するリスクのある飼育方法をしているのであれば把握しておくことをおすすめします。

子猫に多い嘔吐や下痢

猫回虫に感染してしまうと子猫に症状が現れることが多く、お腹が膨れてきたり、下痢や嘔吐を繰り返すようになります。
そのため、子猫が下痢や嘔吐を繰り返すのであれば猫回虫であることを疑いましょう。

回虫は腸で成長して同時に悪さもするため、栄養不足に陥ってしまいやすいです。
嘔吐や下痢を繰り返すことで本来吸収する栄養を体外に排出してしまっているため、栄養が不足して毛につやがなくなってしまうこともあります。

子猫が回虫の影響を受けやすい理由は抵抗力が成猫と違い弱く、回虫の攻撃で体調に変化が現れやすくなっているからです。

成猫は無症状の場合もあり

猫回虫は成猫であれば症状が現れないケースがあります。

特に、健康状態が良好であればたとえ猫回虫に感染しても症状がなく、普通に生活することができます。
症状が現れないため、猫回虫に感染していることに気づくまでに時間がかかってしまいます。

高齢や健康がすぐれていない成猫では重篤な症状に陥ってしまうこともありますが、ほとんどありません。
成猫は子猫と比べると抵抗力があるため、猫回虫に感染しても基本的に症状が現れません。

しかし、猫回虫に感染している成猫が子供を産むと子猫にも感染が移る可能性もあり、重篤な状況になることもあります。

猫回虫の治療方法と見つけ方


猫回虫に感染しても治療方法があるため、正しい方法で治療すれば完治することができます。

猫回虫の治療をするためには、猫回虫に感染しているかどうかを判断しなければなりません。
次に、猫回虫の治療方法や見つけ方について紹介します。

見つけるのが速かったり、治療が速いことで重篤な状態に陥ってしまうことを未然に防ぐことが可能になります。

駆虫薬を飲んで治療

猫回虫に感染してしまった場合は駆虫薬を飲むことで体内の回虫を殺すことができ、回虫によるさまざまな症状を改善することができます。
また、飲むタイプと背中に垂らすタイプの駆虫薬があるため、好みのよって選ぶようにしましょう。

駆虫薬のやり方が異なっても得られる効果に違いはありません。体内に死んだ回虫は便として排出されることが一般的であり、再び便に触れないようにすることも大切です。

便として排出されずに咳やくしゃみなど口から排出されることもあります。成虫に成長しきった場合では視認することができる大きさになっているため、薬の効きを確認することもできます。

便の検査を定期的に受ける

猫回虫は便から感染が拡大する寄生虫であるため、猫回虫に感染してしまっている猫の便には回虫や回虫の卵が一緒に含まれていることが多いです。

視認することは難しいため、便検査を獣医に確認してもらうことが一般的です。
便検査をして回虫がいないのであれば猫回虫に感染しているリスクが少ないですが、放し飼いをしている場合は今後感染することもあるため、定期的に便の検査をすることをおすすめします。

稀に口から回虫の成虫を吐き出すことで感染が分かることもあります。

猫回虫は人に感染する?


猫回虫は猫に感染する寄生虫ではありますが、人にも感染するリスクがあるのか気になる人も多くいるのではないでしょうか。
特に、猫を飼っている人であるほど猫回虫に自身が感染するのか気になりやすいです。次に、人が猫回虫に感染するのかを紹介します。

人に感染する可能性あり

回虫はさまざまな動物に感染する寄生虫であり、猫はもちろんですが、犬などにも感染します。
同じ動物でもある人にも感染するリスクがあり、猫と触れ合う機会が多いほど回虫に感染してしまっている可能性が高まります。

猫回虫に感染してしまっている猫とキスをしてしまうと人に感染してしまう可能性があるため、自身が飼っている猫が猫回虫かどうかを確認しておく必要があります。

ほかの人が飼っている猫や野良猫とは極力触れ合わないようにすることで人への感染を防ぐことができます。

人に感染した場合どうする?

猫回虫は猫の体内に成長する寄生虫であるため、本来の宿主ではない人に感染しても回虫が成長することはありません。
しかし、殻を作って数か月体内に生存してしまうため、その期間に体力が低下してしまうとアレルギー症状が出てしまうこともあります。

そのため、体力が低い子供や多くのアレルギーを持っている人であれば猫回虫に感染することでさまざまな症状が現れることもあります。

再び感染しない限りは一時的な症状で終わることが多く、重篤な状況までになることはほとんどありません。

まとめ


猫回虫とは、猫の体内で成長して卵を産む寄生虫です。

便を介してさまざまな猫に感染する寄生虫であるため、猫を飼育しているのであれば定期的に便検査を行うことをおすすめします。

一度感染してしまうと自力で治療することは困難なため、獣医から処方される駆虫薬を使用することをおすすめします。

猫回虫に感染しても症状が現れることはほとんどありませんが、感染を拡大させないためにも適した治療を行うようにしましょう。

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