猫の知覚過敏症候群とは?原因や症状・予防法などを解説

2022/01/27

目次

猫の知覚過敏症候群とは?

猫の知覚過敏症候群はヒトの知覚過敏とは全く違う症状が現れます。

ヒトの知覚過敏は主に口周りに現れる症状ですが、猫の知覚過敏症候群はさまざまな部分に痛みや違和感を感じてしまう病気です。

・突然異常な発作や痙攣を起こす
・急に走り回る
・急に飛び上がる
・背中に違和感があるような行動をする
・叫び鳴く

などの行動が見られ、飼い主からすると不安でしかありませんよね。

それらの行動を起こすことは知覚過敏症候群である可能性が高いため、診断してもらうことをおすすめします。

猫の知覚過敏症候群の原因


猫の知覚過敏症候群はどのようなことが原因で発症するのかを把握しておきましょう。

原因を把握しておくことで症状を抑えることができたり、予防する効果も得ることができます。

次に、猫の知覚過敏症候群の原因について紹介します。

ストレスのせいで原因不明?

知覚過敏症候群の原因はストレスである可能性が高く、常にイライラしてしまっていることが関係していると考えられています。

しかし、ストレスが溜まっている猫を検査することは暴れたりすることもあり、なかなかうまく検査ができないケースが多いです。

そのため、知覚過敏症候群の原因を突き止めることができないことも多く、原因不明になってしまうことも少なくありません。

ただし、ストレスはさまざまな病気を誘発してしまう原因にもなるため、ストレスを解消させてあげるだけでも知覚過敏症候群の症状を和らげることが期待できます。

猫のストレス要因

ストレスが原因で知覚過敏症候群になってしまうこともあり、できるだけストレスを与えないようにすることが大切です。

そのためにはどのようなことで猫はストレスを感じてしまうのかを理解しなくてはなりません。

猫の種類によっては、心因性のストレスで知覚過敏症候群になってしまうリスクが高いという研究結果も上がっているため、飼っている猫の品種が知覚過敏症候群になりやすいのかを把握することも大切です。

基本的に短時間でも猫と触れ合う時間を作ったり、猫が嫌がるようなことをしなければ猫もストレスを感じにくくなります。

猫の知覚過敏症候群の症状


猫の知覚過敏症候群ではさまざまな症状が現れ、知覚過敏症候群であることを知る判断材料にすることもできます。

症状の中には

・急に走り出したり、ジャンプを連続で行ったり、頻繁に鳴く
・しっぽや体の一部が痙攣を起こしてしまう

など飼い主を困惑させるような症状が多いです。

猫と長年生活していれば違和感に感じることもできるため、異変に気付き次第病院で診察するようにしましょう。

また、ストレスが溜まっているため、急に攻撃的になる場合もあるため注意が必要です。

猫の知覚過敏症候群の治療


猫の知覚過敏症候群はさまざまな原因から発症する病気ですが、正しい治療方法を行うことで完治させることができます。

知覚過敏症候群は猫にとって不安定な状態であるため、早期に治療を開始することが求められます

次に、猫の知覚過敏症候群で行われる治療方法について紹介します。

どのような治療で完治させることができるのかを知りたい人は参考にしましょう。

薬物療法

薬物療法では抗うつ剤や抗不安定在を投与されることが一般的であり、分離不安定症に使われる薬です。

それらの薬を投与されることでイライラを抑えることができ、知覚過敏症候群の症状でもある攻撃的な行動を抑える働きがあります。

また、ストレスが原因ともいわれるため、ストレスを感じにくくすることで根本的原因を改善することができ、薬物療法で知覚過敏症候群を完治させることもできます。

猫にも副作用がないため、飼い主も安心して治療を受けさせることができるのではないでしょうか。

環境改善・行動療法

環境改善や行動療法では猫がストレスを感じている原因を解明し、改善することで知覚過敏症候群を完治させる方法です。

猫に何かしらの治療を受けさせるのではなく、飼い主側がさまざまな行動を起こし、症状の緩和や完治を行う治療方法になっています。

環境改善するためにはどのような生活を猫が送っているのかを知る必要があるため、家の間取りや食事内容、コミュニケーション時間などを細かく医師に伝える必要があります。

その後医師がストレスの原因とも思われる事柄を見つけだし、飼い主が改善する流れになります

まとめ


猫の知覚過敏症候群は、ストレスが原因に発症する病気であるため、症状が現れているのであれば何かしらの原因でストレスを感じていることになります。

そのため、飼い主はストレスの原因を見つけだし、改善することが求められます。

命に関わる病気ではありませんが、猫が常にストレスを感じてしまっている可能性が高いため、早期に治療を開始し、知覚過敏症候群から解放させてあげましょう。

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