
【猫に牛肉は大丈夫?】絶対ダメな食べさせ方と正しい食べさせ方
2020/12/31
目次
猫は牛肉を食べても大丈夫
猫に牛肉を与えるのは大丈夫なのか?という疑問を多く聞きます。
結論から言いますと猫に牛肉を与えるのは大丈夫です。
猫というのは元々狩猟をしていたハンターという本能を持っているので、牛肉を食べることに関しては全く問題ありません。
猫に与えるには鶏肉や豚肉の方がいいのではないの?と思いがちですが、鶏や豚は菌の数や種類も多く猫によっては体調が悪くなってしまう可能性もあり、あまりおすすめしませんが、牛肉の場合はそのようなことがほぼないので安心して与えることができると言えます。
しかし、キャットフードしか食べたことがない猫には、生ではなく加熱をしてから与えた方が良いと言われていますが、通常であれば生で問題なしです。
猫に与える牛肉の選び方
肉には国産と外国産があり、猫に食べさせるにはどちらがいいのか迷ってしまいますよね。
一般的に考えれば安全性は国産と思ってしまいがちですが、外国産であるアメリカンビーフの方が国産に比べ脂質が低く猫の体には良いとされています。
しかし、外国産の牛肉にはホルモン剤が使用されていることもあり、安全性不透明な部分がありますので、猫に与えるにはやはり国産が一番安全かもしれません。
さらに細かく選ぶとすると、生産地や生産者、牛の育て方まで分かっているような牛肉を選ぶと間違いないでしょう。
猫に牛肉を食べさせる時の絶対ダメな方法
猫に生の牛肉を与えるのは問題がないと先ほどご紹介しましたが、免疫力が落ちている猫には新鮮な牛肉であっても生ではなく加熱して与えましょう。
その他にも牛肉を与える際に絶対にダメの方法ありますので次項で詳しくご紹介していきます。
味付けはダメ
まず、味付けは絶対にやめてください。
これは猫だけではなく全ての動物に言えることですが、人間と同じように調味料を使っている物を与える過剰なエネルギー摂取で肥満になったり、病気になってしまう可能性があります。
猫に牛肉を与える際は加熱はしても味付けはしないように注意してくださいね。
あげすぎない
初めて猫に牛肉を与えた際に気に入ってしまい、ついつい沢山あげすぎてしまうことがありますが、味付けと同じようにあげすぎも絶対にやめましょう。
牛肉は栄養価が高く、食べ過ぎると高カロリーになってしまい、高血圧や動脈硬化のリスクが高まります。
そのような病気を発症しますと完治が難しく、猫にとって負担になってしまいますので、長生きしたいと思っているのであれば味付けは絶対にやめましょう。
中毒に注意
たまに、古くなっている牛肉を人間が食べられないからと言って、猫に与える方がいますが、猫も人間と同じように中毒を起こします。
古くなっていたり、腐っている牛肉はカビが繁殖している可能性がありますのでそれを猫に与えるのは危険です。
ですので、人間には食べられなくなった状態の肉は猫にも与えてはダメと覚えておきましょう。
体調が悪い時は与えない(生肉)
猫であっても風邪を引いたり、夏バテをして体調が思わしくないことがありますが、そんな時に生肉を食べさせるのはNG!
牛肉にはキャンピロバクタ―菌を保持しており、猫や犬にも存在している場合が多い常在菌なので体調が良い時は与えても問題ないです。
しかし、体調が悪く免疫力が下がっている時に生の牛肉を与えると、逆に体調が悪くなったり、中毒になったりしますのでそのような場合は、必ず加熱をして与えるようにしましょう。
猫に牛肉をあげる時の正しい与え方
猫に牛肉を与える際は、人間以上に与える量や与え方を慎重に考えなければいけません。
ここでは、猫に牛肉をあげる時の正しい与え方をご紹介していきます。
脂身は絶対取り除く
牛肉は意外にカロリーが高いので与える際は、必ず、脂身を取り除き赤み部分をあげるようにしましょう。
牛肉には国産と外国産ありますが、同じ牛肉だからといってカロリーが同じという訳ではなく、外国産の牛肉より国産の牛肉の方が約1.5倍カロリーが高くなっています。
なぜ国産の方がカロリーが高いのかという理由は日本人は霜降りの牛肉を好むため、脂身が多いからです。
赤みだけであっても、豚肉や鶏肉に比べればカロリーは高くなりますので、猫に牛肉を与える際はしっかり脂肪部分を取り除いてから赤み部分を少しあげるようにしましょう。
適量を守る
牛肉には脂溶性ビタミンと呼ばれているビタミンAが含まれており、猫にとって必要な栄養素であるのは間違いないのですが、過剰に摂取してしまうと体内から排出され蓄積されていきます。
そうすると「ビタミンA過剰摂取症」という病気になってしまう危険があり、体の痛みや変形といった症状が現れることがあります。
猫の体重にもよりますが、1日30g~60g程度が適量と言われており、メインで与えるのではなく副食程度にとどめておくようにしましょう。
一口サイズにカット
猫は牙があるためしっかり噛んで食べられるであろうと塊のまま牛肉を与える方がいますが、牛肉を与えることでアレルギーを発症することもあるので、あげる際は、1口サイズにカットし過剰に食べ過ぎないように工夫してください。
1口サイズに切ったとしても大量に与えすぎるのもダメなので、先ほどご紹介した適量を守って食べさせてあげるようにしましょう。
猫に生の牛肉をあげるメリット・デメリット
猫の体調が良い時は生のまま牛肉を与えても大丈夫なのですが、メリットとデメリットが存在します。
ここでは、そのメリットとデメリットについて詳しくご紹介していきましょう。
生の牛肉のメリット
まずは、メリットからですが、猫に生の牛肉を与えるメリットは2つあり
・必要な栄養素を摂取することができる
・消化しやすい
となっています。
生の牛肉にはアミノ酸・ビタミンA・酵素など猫にとって必要な栄養素が入っており、豊富に摂取することができます。
牛肉を加熱するとそれらの栄養素が損なわれてしまうので、生で食べることでより多くの栄養素が摂取できると言われています。
また、生肉は消化しやすいと言われており、生の牛肉を食べることで肉食動物である猫本来の力を取り戻すことがでくるので、体の不調から復活しやすいです。
しかし、何度も言いますが、体調不良で免疫力が低くなっている時は必ず加熱をして与えるようにしてくださいね。
生の牛肉のデメリット
一方の生の牛肉を与える際のデメリットは
・衛生面
・栄養バランスが崩れてしまう
などがあげられます。
牛肉の場合、生食可能で新鮮な牛肉は中々手に入れることができず、あったとしても高価になります。
そのため少し鮮度が落ちる加熱用の牛肉を生で与えてしまうと、細菌性の胃腸炎を起こす危険性あります。
また、生肉を主食とする場合や、生肉を使った手作り食を猫に与える場合は、猫が摂取する栄養バランスが崩れてしまう可能性があります。
理由としては、基本的に肉食動物は草食動物の肉だけではなく、内臓を食べることで草食動物が消化した栄養素も摂取しているからです。
そのため、スーパーで購入した赤みの牛肉を与えても、猫にとって必要な栄養素を全て補えるわけではありません。
まとめ
今回は、猫に牛肉を与える際の注意点や正しい与え方、メリット・デメリットなどをご紹介してきました。
猫に牛肉を与えるのは大丈夫だとわかりましたが、正しい与え方や適量を守らなければ、体調を崩してしまったり、病気を発症することがあります。
そのため、与える際には必要以上に注意を払いしっかり適量を守ってあげるようにしましょうね。
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