猫は寒がり?寒がっている時に見せる行動や正しい寒さ対策とは!
2022/01/12
目次
猫は寒がり?
猫の祖先は暖かい場所に住んでいた事もあり、暖かい場所を好む猫が多いようです。
あくまで猫種や個体差がありますが、一般的にヒマラヤンやペルシャなどの長毛種は寒さに強いです。
マンチカンやアメリカン・ショートヘアなどの短毛種は寒さに弱い為、室内で飼っていても温度管理に注意が必要です。
人間から見たら毛に覆われていて暖かそうに見えますが、猫は意外に寒がりで寒い場所に行った後は暖かい所を好むようです。
猫が寒がっている時に見せる行動
猫は人間のように話す事ができず、寒がっているのに飼い主が気づけない事もあり可愛そうな思いをさせてしまいます。
そうならないよう猫が快適に過ごせるように、寒い時に見せる行動を調べて見ました。
暖かい所に移動
猫は家で過ごす事が多く、家の中の暖気の集まりやすい場所や日の当たる場所を飼い主よりも良く知っているようです。
寒さを感じた時は暖かい所はどこなのか探り、そこへ移動して気持ち良さそうに過ごします。
日にあたって日向ぼっこをしている様子は、とても可愛らしく癒されます。
寒い日は猫が移動する様子を見ながら追いかけると、暖かい場所を教えてくれます。
体を縮めるように丸める
猫は寒さを感じると体を小さくして丸める生き物で、体をコンパクトにすることで熱が逃げるのを最小限に抑えています。
丸くなる姿がアンモナイトに似ている事から、アンモニャイトと呼ばれる事もあり寒さを感じているサインのひとつです。
猫が眠っている姿を眺めていると、人間のように体勢を変える様子は何とも言えない可愛らしさがあります。
暖かさを感じて眠っている時の姿は穏やかで、とても気持ち良さそうに見えます。
布団の中に潜る
猫は寒さを感じると、布団や毛布などが暖かい事を知っていて潜って体を暖めようとします。
布団や毛布に潜ってしまうと気づかない事もあり、間違って踏んでしまわないよう注意が必要です。
いつもいる場所に見当たらない時は、布団や毛布に潜って気持ち良さそうに過ごしている事もあります。
特に自分の匂いや飼い主の匂いがする布団や毛布は、安心して眠る事ができる様です。
毛が逆立っている
猫が威嚇している時に毛が逆立つのを見る事が多いと思いますが、寒さを感じても毛を逆立てます。
寒さを感じた時は怒っているのではなく、逆立った毛と毛の間に空気を入れて体から熱が逃げないようにしています。
空気の層を纏う事ができて、体から熱が逃げない仕組みになっています。
猫にも野生の血が流れていて、産まれた時から自分を守れるように備わっているのかもしれません。
水を飲まなくなる
猫は寒さを感じると、水をあまり摂取しなくなります。
水を飲むことで体が冷えるため、水を飲むのを毛嫌いするようになります。
水分不足は病気を引き起こす恐れがあり、体の不調にもつながってしまいます。
寒い冬でも水分補給がしっかりできるように、過ごしやすい室温にする事が大切です。
水を嫌がるような時は、ぬるま湯にしてあげるのもひとつの方法です。
飼い主に寄り添う
猫は寒くなると飼い主の膝の上に乗ってくつろいだり、一緒の布団で眠る行動が多く見られるようになります。
猫は気ままな一面もあり、ずっと一緒に布団で寝ていたのに急に来なくなってしまう事もあります。
飼い主にとっては寂しく感じてしまう事もありますが、猫に気を使わずに眠ると体が楽な場合もあります。
多頭飼育をしている場合は猫同士で仲良く寄り添って眠る様子が見られ、その光景には何となく癒されます。
寒い冬はおたがいに温め合う事で、信頼関係も深まるかもしれませんね!
猫の正しい寒さ対策
猫が過ごしやすい室温は18〜26度程度で、その日の気温や体調に合わせて設定をしてあげる必要があります。
人間が使用している冷暖房のエアコンやこたつ、湯たんぽなどを、猫の寒さ対策にどのように用いれば安全なのかを調べて見ました。
窓や床から離れたところに寝床を作る
猫が寒がっている場合は、寝床などのお気に入りのスペースを寒さから守るために、床や窓など冷気のある場所から離してあげるようにします。
お気に入りの場所ではなく嫌がるような場合は、自分の匂いの付いた毛布など安心できるものを敷いてあげるとストレスやイライラはなくなるようです。
猫にはお気に入りの場所が幾つかありますので、穏やかに過ごせるような場所を探して寒さから守ってあげたいものですね。
冷暖房のエアコンで適温を維持する
日が落ちて気温がグッと下がった頃に温度を20度前後になるようにタイマーセットをしてあげれば、暑くなり過ぎる心配もなく寒さ対策ができます。
エアコンは安全性が高く適温を維持する事ができますが、エアコンのリモコンに猫が触れてしまわないよう離れた場所へ置くようにします。
猫がリモコンをいたずらしたり、コード類をかじらないよう注意する事も大切です。
ブラッシングを行う
毛が抜ける時期にブラッシングを頻繁に行いますが、寒い季節は猫の血行を良くするためにこまめなブラッシングをしてあげるようにします。
乾燥によってブラッシング中に毛が舞ってしまったり、静電気が起きてしまうとブラッシングを嫌がってしまう猫もいます。
静電気が起らないようにブラッシングスプレーを使うのも効果的で、部屋の湿度調節も忘れずに行うようにします。
こたつを用意する
猫からするとこたつ布団は重く、こたつの中から出たくても出られなくなってしまう心配があります。
猫をこたつに入れる際はあらかじめ猫の抜け道を作ってあげ、温度を低めに設定するなどして危険性を少しでも無くすようにします。
猫用こたつならヒーターが直接体に当たらないよう配慮されていますので、人間のこたつよりも安心して使えます。
好奇心旺盛な猫はコードをかじってしまう心配がありますが、かじっても感電しないように工夫がされていて安全です。
湯たんぽを使用する
湯たんぽは電気を使用する暖房器具と異なり、飼い主さんが見守れない時でも活用しやすく安心です。
低温やけどをしないよう注意が必要ですが、やや熱いと感じた時はバスタオルなどでくるんであげるようにします。
湯たんぽは色々なデザインや種類が豊富ですので、選ぶ楽しみもあり愛猫が気に入ってくれるものもきっとあるはずです。
猫が寒い冬を湯たんぽでぬくぬく過ごす様子は、飼い主にとっても癒されるかもしれませんね。
ペット用のヒーターを使う
ペットヒーターには猫が丸まりながら眠っても体が収まるようなまん丸型や、可愛いねこ鍋型なども販売されていて選ぶ楽しみもあります。
ペット用であればコードを噛んでしまった時の感電の心配や、温度などの操作ができないよう工夫や対策がされています。
人間用のヒーターでは低温やけどなどの心配がありますが、留守番などが多い場合でも安心して使えます。
ケガややけどの心配がいらない、猫専用の暖房器具の購入を考えてみるのもいいかもしれませんね!
まとめ
日本には四季があってそれぞれの季節に風情や魅力がありますが、寒い冬を乗り切るために様々な工夫をしています。
寒さに弱く冬が苦手な猫にとっても寒さ対策は重要で、安全で安心して使える暖房器具が必要になります。
愛猫が病気やケガをしないように見守りながら、お互いが快適に冬を過ごせればいいですね!
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