愛猫の爪を切るタイミングは?!切らない危険性や切る頻度を解説!

2020/05/30

目次

猫の爪は伸ばしっぱなしは危ない!


犬の散歩は日常的に行っているかと思いますが、猫の場合は散歩という習慣はないですよね。
犬のように外で一緒に歩きながら散歩をさせていると、地面で擦れますので爪は適度な長さに保たれますが、猫の場合は100%飼い主さんが爪のケアをしてあげる必要があります。
そこで、今回は猫の爪は何故伸ばしっぱなしだと危ないのかをまずご紹介してきましょう。

猫は爪を伸ばすとどうなる?

猫の爪を伸ばしたままにしておくと、家具を傷つけるだけではなく、猫自身にもさまざまなトラブルが発生してしまいます。
よくあるケースをご紹介しておきましょう。

・巻き爪になり肉球に食い込んでしまう
・爪が折れたり、割れたりする
・爪に何か引っかかってけがをする
・骨格が変形してしまう

などのリスクが伴ってきます。
今は、爪とぎ用のアイテムなども販売しており、それらのアイテムを活用するのもいいのですが、高齢になってくると爪とぎの頻度も少なくなってきますので、伸びすぎないようにしっかり飼い主さんがケアをしてあげるようにして下さい。

猫の伸びた爪に引っかかれると感染症に?

また、爪が伸びてしまうと飼い主さんにも「猫ひっかき病」や「パスツレラ症」にかかってしまうリスクも出てきてしまいます。

猫ひっかき症もパスツレラ症も感染症ですが、猫ひっかき病は、猫にひっかかれたところから菌が侵入し、赤く腫れあがってしまうもので、ひどい場合は、発熱や倦怠感・関節痛・吐き気などの原因になります。
パスツレラ症は犬や猫が日常に保菌している事が多く、引っ掻かかれて感染した部位の熱や腫れ、あるいは化膿などの変化が見られます。

また肺炎や気管支炎といった呼吸器系に関わる疾患を引き起こす事もあり、また髄膜炎を発症する事もあります。

そして、鼻や喉の違和感をはじめ、持病の重症化に繋がるケースもあり場合によっては死に至ってしまう事もある怖い病気です。

猫の爪の構造を知ろう


猫の場合は、飼い主さんが100%爪のケアをしてあげないといけませんので、まずは猫の爪の構造を知っておく事が大切です。

爪の根本にあるピンク色の部分には、血管と神経が通っており、誤って切ってしまうと痛みと共に出血も伴ってしまいますので注意が必要です。
定期的なケアが必要な理由は長期間爪を伸ばしたままにしておくと、血管と神経も一緒に伸びてくる事になり、短くするためには血管と神経も一緒に切ってしまわないといけなくなってしまうためです。

そうなると猫に対しとても苦痛を強いる事になってしまい可哀想ですよね。

自分で切るのが難しいと感じる場合は、動物病院やサロンでも切ってくれますのでお願いしましょう。

猫の爪切りの頻度やタイミングは?

猫の爪切りの頻度は1か月に1度切るようにすれば十分でしょう。
爪切りを嫌がる猫は結構多いのですが、そのような場合は、一度に全ての爪を切ってしまうのではなく、日にちをあけて少しずつ切っていくようにして下さい。

爪切りのタイミングは、猫が食事や水飲み・熟睡など何かをしている前後は避けるようにしなければ、猫自身がその行動と爪切りを結びつけてしまいますのでその行動をしなくなってしまう可能性が出てきます。
良いタイミングと言えば、猫が部屋の中をウロウロしていたりぼーっと何かを見つめている時に、何気なしに自然に抱き上げて手早く行うのが理想的です。

ここでも、注意してもらいたいのが爪切りを察知し逃げ出そうとしている猫を無理やり抱っこして強制的に行うのはやめましょう。
自分でできない場合は、先ほどもご紹介しましたが、動物病院やサロンで行ってもらうようにして下さいね。

猫の爪切り手順は?動画も紹介!


猫の爪切りはハードルが高いイメージですが、次にご紹介する4つのステップを踏めばスムーズに爪切りを行う事ができるでしょう。

1:体全体をバスタオルで包む
爪を切る時は。愛猫を後ろから抱っこし、爪切りを持つ手と反対の手で愛猫の手を持ちます。
体全体をバスタオルでくるむと、落ち着いてくれるので大人しくなる場合もあります。

2:肉球を押す
指で肉球を押して、爪を出します。
そうすると爪がよく見えて切りやすくなるでしょう。

3:血管と神経から2ミリを意識する
先ほどもご紹介しましたが、爪の根本のピンク色の部分には血管と神経が通っており、切ると痛みや出血を伴く事になってしまいますので、ピンクの部分から1~2ミリほど残して切るように意識しましょう。

4:しっかり褒める
爪が綺麗に切り終わったら、沢山褒めてあげて下さい。
褒めてもらえると愛猫も嬉しいので、次から爪切りがやりやすくなるかもしれません。

爪切り手順の動画も上げておきますので、是非ご覧になって下さいね。

猫の爪切りグッズ紹介


では、最後に愛猫の爪を切る際に便利なグッズをご紹介したいと思います。
今は様々な爪切りグッズを販売していますので、その中でも人気があるものを2つピックアップしていきますね。

グッズ①

最初は、デルビコのギロチンタイプ爪切りです。
ハサミタイプでは愛猫がすごく嫌がる
毎回トリミングに行くのが面倒
家で簡単に爪のケアをしたい
という方におすすめです。
ギロチンタイプは振動が少なく、深爪しにくいタイプになっていますので、サロンや病院でもギロチンタイプを使用している所が多いです。

あまり大きなものだと女性の場合は、握りいかと思いますがこの爪切りは女性でも握りやすいハンドル設計になっています。
初めての方がいきなり爪切りをするのはコツをつかめていないので、難しいかと思います。

まずは竹串などを使って練習してから実践するようにして下さい。
値段は798円で超リーズナブルなので購入しやすいのではないでしょうか。

商品のURLを上げておきますね。
https://item.rakuten.co.jp/kom-kom/r1409191500a/

グッズ②

2つ目は、電動の爪切りです。

低騒音・低振動で怖がりな猫にも使用できるでしょう。

ハサミで爪切りをしていると、とっさに動いた際にケガをさせてしまったりする事が多いのですが、電動であればケガをする事がないので安全に爪切りができます。
この電動爪切りは3種類のやすりサイズが選べますので、体の大きさによって調整はできますし、スピード調整も2段階式になっており、爪の太さなどでスピードを変更する事ができます。

値段は2,180円とリーズナブルになっており、簡単に爪切りができる事から人気のアイテムとして急上昇です。

この商品のURLは以下になります。
https://item.rakuten.co.jp/difang/difang-03/?iasid=07rpp_10095___ek-k9y382qq-2n-92672317-5e0e-4a46-ac6b-0a8cb8da34ce

まとめ


今回は猫の爪切りについてご紹介してきました。

猫は犬と違って動きが素早く、爪切りを察知するとすごく抵抗する子もいます。
そうなってしまった際に、爪を伸ばし過ぎていると愛猫もそうですが、飼い主さんもケガをしてしまう可能性がありますので、小さい頃から爪切りに慣らしておくの事が一番大切でしょう。

しかし、何回行っても慣れない子もいますので、そうなった場合は、スムーズの爪切りが行える手順を参考に頑張ってみて下さいね。

それでもダメな場合は、面倒かもしれませんが病院やサロンで切ってもらうようにしましょう。

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