スタッフォードシャーブルテリアとはどんな犬?性格や特徴を解説!

2020/06/12

目次

スタッフォードシャーブルテリアとは?


スタッフォードシャーブルテリアは、「スタッフィー」という愛称で知られるイギリス原産のテリア犬種です。

ブルドッグと数種類のテリア等を交配し生み出され、闘犬や番犬として飼育されていました。

そんなスタッフォードシャーブルテリアは、どんな犬なのでしょうか。その特徴についてご紹介していきたいと思います。

スタッフォードシャーブルテリアの特徴

スタッフォードシャーブルテリアは、骨太で筋肉質の体つきをしており、全体的にがっしりとした印象です。

体高は36〜41cm、体重は11〜17kgほどの中型犬で、体高よりも体長が少し長いという点も特徴の1つです。

耳は半立ちで、脚はは太く長いです。尻尾は中くらいの長さで垂れておりとても愛らしいです。しかし、動作は俊敏で、とても軽快に歩きます。

性格は無邪気で陽気でとても人懐こいです。しかし、本来は闘犬だっため興奮しやすく攻撃的な一面があるので、しっかりとした訓練をした後でなければ飼育は難しいです。

運動量は多く、活発に走り回るのが大好きです。

ブルーやブラックなど毛色が多い

スタッフォードシャーブルテリアには、多数の毛色が存在します。

・レッド(茶褐色、または茶色の毛色の明るめの茶色)
・フォーン(淡い褐色。個体により色の濃淡に幅があります)
・ブラック(黒色)
・ブリンドル(黒褐色にそれより明るい褐色が混じった毛色で、黒と他色の混合)
・ブルー(青みがかった灰色)
・ブラック&タン(黒地に目の上や頬、足先、胸に黄褐色のマーキングがあります。)
・レバー(透明感のある赤い毛色)
・ホワイトレッド(明るい茶色)

などがあります。
(※ブラック&タンとレバーは犬種標準では認められていない毛色です。)

抜け毛が少ない

スタッフォードシャーブルテリアは、季節による換毛期がないシングルコートで、短毛なので抜け毛少ないです。

とはいえ、短い毛がからだにみっしりと生えていますので被毛のお手入れは必要です。しかし、抜け毛が少なくて短毛なので、週1〜2回程度のブラッシングで十分です。

毎日ケアする必要もありませんし、ブラシに毛が絡まることもないため、それほどお手入れに手間がかかることはないでしょう。

しかし、散歩や遊んだ後などからだが汚れてしまったときは、濡れタオルを使って汚れを拭き取ってあげましょう。しっかりブラッシングしてあげると、ツヤのある被毛が維持できます。

スタッフォードシャーブルテリアの性格

スタッフォードシャーブルテリアは、骨太で筋肉質の体つきをしており、全体的にがっしりしているのが特徴的な犬です。

本来、闘牛用として改良された犬種。ですので、見た目の特徴からは少し怖そうなイメージですが、実は、陽気で素直な性格なのです。

そんな見た目とギャップのあるスタッフォードシャーブルテリアの性格について細かくご紹介していきたいと思います。

陽気で優しい

ペットとして改良されたスタッフォードシャーブルテリアは、人懐っこい陽気で優しい性格をしています。ですので、良い関係を築くのにそれほど時間はかかりません。

また、とても愛情深く、飼い主に忠実ですので、一緒に暮らす飼い主や家族に対しては、献身的に行動します。ですので、スタッフォードシャーブルテリアとしっかり絆を築くことができましたら、飼育しやすい犬というよりも、大切な家族の一員としての関係を作ることができるでしょう。

また、賢い犬でもあるので、子どもとも仲良く付き合うことができます。それゆえ「ナニードッグ(子守犬)」という愛称で呼ばれることもあります。

時に攻撃的

スタッフォードシャーブルテリアは、本来は闘犬ですので、攻撃的な一面があります。

売られた喧嘩は買うという強気な性格ですので、いったん攻撃モードに入ってしまうと手が付けられなくなります。

普段は素直で優しい性格ではありますが、ストレスが溜まる環境下などで、本能的に攻撃的な性格が出てしまうことがあります。

しかし、攻撃的という言葉を言い換えれば、とても勇敢であるということ。

そのため、番犬としても活躍してくれるでしょう。とはいえ、攻撃的な一面が裏目にでることがないよう子犬のときから徹底的なしつけや訓練が必要な犬種であるということが言えます。

従順

スタッフォードシャーブルテリアは、もともと闘犬であったため、飼い主への従順さを持ち合わせた性格をしています。興奮するといった感情的になるような状況でも飼い主の指示に従う必要があったためです。

そして、素直で賢く、反抗することも少ないのでしつけがしやすい上に、飼い主と良い関係を築くことができる犬種になります。

とはいえ、闘犬の血を引いているため、環境や状況により攻撃的な性格が現れることもありますので、小さいうちから徹底的なしつけが必要になります。

スタッフォードシャーブルテリアの入手や販売

スタッフォードシャーブルテリアの外見的特徴や性格について知っていただき、家族として迎え入れたいと思われた方がいらっしゃるかと思います。

しかし、国内のペットショップではあまり見かけることのない犬種です。

一体、どのように入手ができるのか?入手できたとして購入価格はどのくらいになるのかご紹介していきたいと思います。

ブリーダーから子犬を購入

スタッフォードシャーブルテリアを家族に迎える場合、直接ブリーダーから購入しましょう。

そして、ただかわいい子犬を販売しているということだけで選ぶのではなく、遺伝性疾患に気をつけて繁殖しているブリーダーであるかどうか確かめてください。

値段が多少高いと感じたとしても、正しい繁殖で産まれてきた犬たちは病気になるリスクが低いです。そのため、病院にかかる医療費が少なくて済みますので結果的にはコストを抑えることになります。

どこで、どのように生まれてきたか調べないまま子犬を購入すると、やたら子犬を産ませる目的だけの非道徳的で、不健康な犬を作り出している子犬製造工場であったということにもなりかねません。

たとえ多少値段が高かったとしても、安心できるところから購入するようにしましょう。

平均的な値段

POINT

一般的に、

・子犬の価格は犬種スタンダードに近いかどうか
・血統
・顔
・毛色
・体の大きさ
・月齢

などの要因で変動します。

スタッフォードシャーブルテリアの場合、価格相場は少し高めです。高くて35万円、少し値下げしたとしても25万円くらいの値段になります。

スタッフォードシャーブルテリアは国内ではなかなか手に入れることが困難な犬種になるのでペットショップで見かけることはほとんどないでしょう。

購入となるとブリーダーからになりますが、ブリーダーの数もそれほど多くありません。

まとめ

スタッフォードシャーブルテリアの特徴や性格、入手方法などをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

もともとは闘犬として改良された犬種のため、攻撃的な一面を持ってはいますが、素直で陽気、そして優しい性格です。

子犬のうちにしっかり訓練やしつけをすれば、家族として迎え入れるには充分良い関係を築くことができるでしょう。

ただし、日本では簡単に入手できる犬種ではないため、購入はたやすくありません。

心身ともに健康なワンちゃんと出会えるよう購入先は慎重にリサーチをしてから購入するようにしてくださいね。

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