犬が「クーン」や「クンクン」と鳴くのは?その意味と正しいしつけ方

2020/05/12

目次

犬が鳴くのは何かを伝えたいとき!

犬の鳴き声は様々ですが、それぞれにどんな意味があるのか、皆さんご存じでしょうか?

犬の気持ちを知るには、鳴き声を理解する事がとても重要です。

犬の鳴き声には「楽しみ・喜び・悲しみ・不安・警戒・威嚇・攻撃・驚き・興奮・恐怖・おねだり・甘え」といった意味があり、犬は鳴き声とボディランゲージで意思表示を行っています。

人間でいうと話をしているという感じですね。

という事は先ほどご紹介したように、犬が鳴くのは何かを私たちに訴えているという事になりますので、色んな鳴き声の種類から愛犬の心を読み取ってあげて下さい。

鳴き声だけでなく様子もしっかり観察してあげて!

犬は鳴くだけでなく、ボディランゲージとして尻尾というものがあります。

鳴くだけでなく、尻尾がどうなっているかでより愛犬の気持ちがわかるでしょう。

POINT
・しっぽを振らずに水平に突き出す
毛が逆立っていない状態で、尻尾を振らずに水平に突き出している時は、何かに注目しているサインです。その注目している物や音に集中している状態という事になります。
・尻尾を大きく振る
大きく尻尾を振っているのは相手への好意や穏やかな服従を示しています。尻尾だけではなく、腰を振って体を丸めるようにくねらせていたら、それは甘えの表現になります。また、尻尾を垂らした状態で左右に振っていれば、その環境に安心し、くつろいでリラックスしている状態と言えるでしょう。

・尻尾を脚の間に巻き込む
後ろ脚の間に巻き込まれるくらい尻尾を下げている時は、怯えています。さらに姿勢を低くして動かない時は、攻撃するか逃げるか迷っている状態だと考えられ、その際は背筋の毛が逆立つ事もあります。また、どこかに痛みを感じている事もありますので、小刻みに震えている様子が見られたら体調を観察してみましょう。

・尻尾を後ろ脚の近くまで下げる
体の高さは普通の状態で尻尾が下がっているのは、肉体的または精神的にストレスを感じている時です。体勢が低くなっている時は、周りの状況に対して強い緊張や不安を感じている時で、息遣いが荒くなったり、足の裏に汗をかいたりする事もあります。

「クーン」や「クンクン」と鳴くのは?

基本犬の鳴き方は「ワンワン」というのが一般的ですが、「クーン」や「クンクン」と鳴く事もあります。

クーンやクンクンという鳴き方には、甘え声の印象が強いのですが、トーンや大きさや長さによって意味が違ってきます。

POINT

・クンクン(連続)、トーンは高い、大きさや長さは短い→甘えや寂しさ
・クーン、トーンは高く弱弱しい、大きさや長さは短い→不安や恐怖
・クーン、トーンは高い、大きさや長さは長い→服従
・クーン(連続)、トーンは低い、大きさや長さは長い→要求や興奮

など、単純なクーンやクンクンでも全て意味が違うのがわかりますね。

飼い主さんがこの鳴き方をしっかり理解してあげる事で愛犬の気持ちをわかってあげられるようになるでしょう。

「クーン」と鳴くとき

愛犬が「クーン」と鳴いている時はどんな気持ちなのでしょう?

クーンと鳴いている時の愛犬の気持ちは一つではなく複数ありますので、ここでは鳴き方の意味を項目別にご紹介していきます。

細々と鳴くのは、不安を抱えている

細々と鳴くのは、苦手なものや初めてのものに対して不安を訴えている声です。

怯えたように尻尾を脚の間に巻き、耳を垂らして元気がない様子も見られるでしょう。

痛みを感じて「クーンクーン」と鳴く場合もあるため、犬に異変がないかを気を付けて見るようにしてあげて下さい。

鼻にかかるように鳴くのは服従している証拠

クーンと長めに鳴いて首を低く下げる、お腹を見せて寝転がる、こういったケースは自分より強い相手と対峙した時や、飼い主さんに怒られた際の服従心を表しています。

同時に怒られたという恐怖心も感じていると言えるでしょう。

飼い主さんに対しては服従心の表れとして問題ない行動ですが、散歩の際などに外でこの行動をした際は他の犬に対して服従心と共に恐怖を感じているという事なのでできるだけ近寄らないようにしてあげた方がいいかもしれません。

高い声のときは構って欲しい!遊んで欲しい!

クーンフンフンフンと言ったように、高い声から低い声になるのと同時に鼻を鳴らしている場合は、不満を抱えているのか、飼い主さんへ何かを要求しようとしています。

犬が遊び足らないのに途中で遊びを辞めた際などによく見られるでしょう。

また、ご飯や散歩へ行くのが待ちきれないなど、嬉しさのあまり同様の鳴き声を出す事もあります。

上下関係を築く上では、毎回犬の要求通りにしてしまうのは得策だとは言えませんので、このケースの場合は、一度落ち着かせてから要求を叶えてあげるようにして下さい。

そして、満たせない要求に関しては、飼い主の気まぐれで態度を変えてしまう事で犬も混乱して要求を強めるようになってしまうので、日頃から優柔不断にならないように注意して下さいね。

「クンクン」と鳴くとき

時には「クンクン」と可愛らしく鳴く時もありますが、これにもきっちりとして意味があります。

人間の心によく響くクンクンと言った声について、どういった理由で鳴いているのかを探ってみましょう。

なお、クンクンと言った鳴き声の音だけで判断するのは難しいですので、その鳴き声と同時に取る行動についてもご紹介しますので、愛犬が鳴いている時にはその行動にも注目してみて下さい。

高い声のときは何かを要求しているとき

クンクンといった高い鳴き声を出す時に、初めに考えられるのは飼い主さんへの甘えや要求の気持ちで鳴いているというケースです。

クンクンといった鳴き声と同時に次のような行動が見られた場合、これは愛犬からの甘えや要求のサインだと判断できます。

POINT
・飼い主の目を見ている
・欲しい物をじっと見つめている
・飼い主だんの顔を舐めてくる
・おもちゃを飼い主さんの所へもってくる、押し付けてくる
・尻尾を振って鳴いている
・後ろ足で立ち上がっている
・飼い主さんを引っ掻いてくる
・飼い主さんへ体当たりをしてくる
・飼い主さんへ自分の鼻を押し付けてくる
クンクンと鳴きながら、犬に上記のような行動が見られたら、飼い主さんへの甘えや要求だと考えられます。

犬の体調不良の時や水がない時などの要求の場合でも、すぐに対応してあげてください。

一方、犬のおやつや遊びなどの要求の場合は、何でも聞いてしまうと、わがままな犬になってしまいますので、おやつも遊びも主導権は飼い主さんですので、飼い主さんのタイミングで行うようにして下さい。

しつこく鳴いて要求してくる場合は、時に無視も必要です。

聞き入れられる要求なのだとしても愛犬が鳴きやんだ後で対応するようにしましょう。

要求する犬の鳴き声については、わがままな犬になってしまわないよう「鳴いたら要求が通る」と学習させないようにして下さい。

悲しそうに鳴くのは何かに怯えているとき

愛犬が不安や恐怖を感じている時もクンクンといった鳴き声をあげます。

例えば大きな音や地震・孤独を感じた時などにクンクンと鳴く事があり、同時に次のような行動が見られる場合は、犬が不安や恐怖を感じていると考えられます。

POINT
・目をそらしている
・自分の鼻をなめている
・耳を伏せている
・口をギュッと閉じている
・飼い主に寄りかかっている
・背中の被毛が逆立っている
・尻尾が丸まって足の間に巻き込まれている
・尻尾の毛先が逆立っている
・体が震えている
・体がこわばっている
・前脚の片方を浮かせて座っている
・後ずさりしている
・安全な場所へ身を隠している
・脱走しようと暴走している

これらの行動とともにクンクン鳴いている場合は、不安や恐怖に怯えていることが考えられますので、無理にその状況を継続させないようにして、可能であれば覚えている物や音から引き離すようにしましょう。

もしくは少しずつ慣れさせるトレーニングをする事も大切です。

無理にやめさせず、正しいしつけを!

要求している時に鳴いたり、不安になっている時に鳴いたりする事がしょっちゅうであれば、飼い主さんもイライラするかもしれませんが、無理に辞めさせるのはなく、正しいしつけで鳴かないようにする事が最適です。

ここでは、何故無理に辞めさせてはいけないのか、しつこく要求してくる子にはどのように対処すればいいのかをご紹介していきます。

無理にやめさせるのはNG!

グッズや天罰方式、大声を出して委縮させるような方法で鳴く事をやめさせようとしても、鳴かないのはその時だけの可能性もあります。

まずは、犬の行動や性格、環境などに基づいた総合的な判断が必要になり、それらが複雑に関係している事があるため、簡単に解決するのは難しいかもしれませんが、誤った対処や対応をしてしまうと事でかえって悪化・深刻化してしまう前に、一人で解決しようとせず、迷ったらプロの獣医師やトレーナーに相談する事をおススメします。

今は自宅まで来てくれるトレーナーさんもいますので、普段の環境でどのように対処すればいいのかという事を的確にアドバイスしてくれるでしょう。

要求してくる子には耐える!

要求が多い子の場合、主な原因は飼い主さん側にあると考えられます。

クンクン可愛く鳴くのでどうしてもその要求に応じてしまう傾向があり、愛犬からすれば「このように鳴けば自分の思う通りに動いてくれる」と学習してしまいます。

ですので、要求鳴きの時は、知らん顔しながらひたすら無視、そして耐えるという事が第一条件です。

そうする事で、「いくら鳴いても動いてくれない」とわかり出すので、次第に要求鳴きが減ってくるでしょう。

先ほども書きましたが、主導権はあくまで飼い主さんです。

愛犬の思い通りに動くのではなく、飼い主さんが主導権をしっかり握り、遊んであげるタイミングも食事を与えるタイミングも飼い主さん都合で行うようにしなければいけません。

まとめ

今回は、犬の鳴き声についてご紹介してきました。

犬の鳴き声にはトーンや大きさ、長さによって意味が全く違ってくる事がわかりましたね。

犬は言葉を発する事ができないので、鳴き声で飼い主さんに何かを訴えているのでその鳴き声をしっかり聞き分け、理解をしてあげる事が大切になってきます。

要求してくる子にはひたすら耐える、しかし、不安や恐怖で鳴いている子には優しく接して落ち着かせてあげるなどし、犬の良き理解者になってあげて下さい。

そうする事で、より愛犬と飼い主さんの絆も深くなっていくでしょう。

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