感動実話!猫への愛・猫からの愛エピソード
2020/06/30
目次
猫の感動実話!子猫と猫アレルギーの女性のお話
もし、あなたが重度の猫アレルギーだったら、街をさまよっている子猫を救うために飼おうという気持ちになれるでしょうか?
深夜に飼い犬の散歩中に路上をさまよっている子猫を見つけた女性。
かわいそうとはいえ、重度の猫アレルギーを持っていたら飼おうと思うどころか近づくことさえ憚られるでしょう。
しかし、女性は見過ごすことができませんでした。
自分が犠牲になってまでも子猫を救おうとした心温まるお話です。
子猫と出会った猫アレルギーの女性
今から7ヶ月ほど前のことでした。
その女性が深夜に犬の散歩をしていたところ、一匹の小さな子猫を見かけました。
その子猫は、キョロキョロと周りを見回して怖がっている様子でした。
どうやら、母猫と離れ離れになってしまい、路上をさまよっていたようでした。
実は、女性は重度の猫アレルギーを患っていました。
しかし、その子猫の可愛そうな様子は黙って見過ごすことができませんでした。
そこで、アレルギーという自分へのリスクを承知の上で、子猫を抱きかかえ、女性は自宅へ連れて帰ることにしました。
ルーと名付けられた子猫
その後、女性はその子猫をルーと名付けました。
早速、家にあった食べ物や水を与えてしばらく様子を見ることにしました。
しかし、ルーは、食べ物を見ても全く反応せず、その場でうずくまったまま動こうとはしませんでした。
その様子におかしいと感じた女性は、地元の動物病院へルーを受診させました。
診察の結果、栄養失調によって口に腫瘍ができているということが判明しました。
ルーは腫瘍による痛みで、物を食べることはおろか水を飲むことさえできなかったようでした。
無事に回復したルー
今の状態では、ルーは自分で餌を食べられないと知った女性は、動物病院から帰宅後、試しに哺乳瓶を使ってミルクを与えてみました。
すると、これまで全く食べられなかったのが嘘のようにミルクをごくごくと飲み始めました。
そして、これをきっかけにその後は毎日ミルクをたくさん飲めるようになりました。
そして少しずつ元気を取り戻し、1週間後は自分の足で立って歩けるようまでに回復しました。
どうやらルーは、体は小さくてもとてもたくましい精神を持っていたようでした。
現在のルーは?
その後、順調に回復していったルーは、7ヶ月経った現在では見違えるほど元気で立派に成長していきました。
今では、もう出会った頃の面影は微塵も感じられません。
女性は、現在も重度の猫アレルギーの疾患を抱えており、呼吸器が手放せない生活を送っています。
しかし、それでもルーを手放すという気持ちはなく、これからも共に生活をしていくつもりです。
なぜなら、ルーは彼女にとってとっても大切な家族の一員であり、ずっと愛し続けていくことに決めたからです。
猫の感動実話!認知症の犬を介護する猫のお話
人間と同様に高齢化に伴い、ペットも認知症を患うことが増えてきています。
大切な家族の一員であるペットの介護は、飼い主にとって大きな問題となっています。
大切な愛犬が認知症になってしまったらどう向き合えばよいのか・・。
できればずっと健康で元気に一緒に過ごすことができればいいのですが、ペットも高齢になれば体も衰えてきます。
今回のお話は、認知症になってしまった老犬を、人間ではなく、猫が介護をするという驚くべき実話についてご紹介します。
家族の愛は、種族を超えて支え合うことができるのですね。
野良猫と野良犬だった両者
広島県のとあるご家庭で同居している犬と猫。
犬の名前はしのちゃん。
17歳のメスです。
猫は6歳のオスで「くう君」という名前です。
実はかつて、しのちゃんは野良犬で、くう君は野良猫で、毎日のエサに有り付くのに必死な生活をそれぞれに送っていました。
しかしそんなある日、しのちゃんとくう君は6年前、偶然にも飼い主さんに拾われ、運命の出会いを果たします。
そして一緒に生活をすることになったことがきっかけでした。
6歳の猫が17歳の犬を介護
偶然出会いから一緒に生活をすることになったしのちゃんとくう君。
犬と猫という全く異なる種族であるのにも関わらず、とても仲良しでした。
そんな仲良く楽しく毎日を過ごしていたところに、2年前、悲劇に襲われました。
それは、しのちゃんが認知症を発症したのです。
しのちゃんは、物忘れどころか、歩くことさえ難しくなってしまい、倒れこむことも。
しのちゃんは、今までの生活が困難になってしまいました。
そんなしのちゃんの様子を見て、くう君は動き出します。
倒れそうになるしのちゃんを自分の背中で支えたり、具合が悪そうにしていると、「にゃ〜にゃ〜」と飼い主さんに知らせます。
また、夜はしのちゃんを抱きかかえるように一緒に眠ってあげるなど、くう君は四六時中しのちゃんの介護を続け、献身的に支えています。
猫の感動実話!6歳の保護猫のお話
猫を飼おうと考えたとき、生後数ヶ月の子猫と、6歳くらいの猫のどちらを選びますか?
生後数ヶ月しか経っていない猫は、とても小さく愛らしいでしょう。
まだ幼いので飼い主さん好みに染まってくれる可能性が高いですから育て甲斐があるでしょう。
それに対してある程度年数が経っている猫は、完全な大人です。
もちろん猫特有の愛らしさはありますが、自己は確立しているため大人になってから出会った場合はあまり甘えてくるということがないかもしれません。
見た目の可愛らしさや懐いてくれるかどうかを考えるとやはり大人の猫より子猫を選ぶ人の方が多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、子猫ではなく6歳の猫を引き取ったあるカップルのお話です。
どうして大人の猫を選んだのか気になりますね。
家族になった6歳の猫
猫を飼おうと決めたあるカップルがいました。
彼らは、ペットショップで購入するのではなく、一匹でも苦しんでいる猫を救うことができればと、保護された捨て猫から選びたいと考えていました。
そこで何度も保健所へ足を運びました。
そのカップルは何度も何度も保健所へ通い、彼らが心から可愛がってあげられる猫を探しました。
そのとき、彼らは一匹の猫に目が止まりました。
一度、家に帰って頭を冷やしてもその猫のことが気になって仕方がありません。
その猫は、高齢というだけでなく、健康面にも問題を抱えていました。
しかし、そのカップルは飼いたいという気持ちが変わることはなく、引き取ることに決めました。
そしてその猫に「リオ」と名付け可愛がりました。
リオ君にメロメロなカップル
リオ君に一目惚れで引き取ることを決めた二人でしたが、実は、リオ君に出会う前は別の猫を引き取ろうと考えていたのでした。
リオ君は、残念ながら、保健所の中で一番高齢で、疲れた様子でした。
保護猫を見に来ていた人たちはリオ君に目を向けることはありませんでした。
リオ君は決してみんなに注目されるような猫ではなく、むしろ飼うという選択肢から外れてしまうような猫でした。
そんなリオ君でしたが、保健所へ訪れる度にリオ君の可愛さが増してくるようになりました。
問題があっても手放さない
リオ君には健康面において問題がありました。
それは「歯」の感染症です。
治すためには病院での手術が必要です。
このカップルは、その手術のために貯金をしており、リオ君が1日でも元気になるよう願っているのです。
リオ君の健康上の問題を知った周りの人たちは「保健所に返した方がいいのじゃないか」と心配をしていましたが、二人はそんな外部の声も気にせずリオ君を大切に育て続けています。
「猫を引き取るなら、引き取り手が少なくなる高齢な猫を選びたい」と二人は言います。
そんな二人から、一匹でも大切な命を守りたいという気持ちが伝わってきますね。
二人は「リオ君以上に可愛いと思える猫はいない」と言います。
この心優しい二人とならリオ君は幸せに暮らしていけるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?猫アレルギーであるにもかかわらず迷い猫を家族に迎え入れた女性や認知症になってしまった家族の犬を介護する猫、一匹でも捨てられた猫を救いたいと引き取り手の少ない条件の猫を選ぶカップルのお話など、人間や動物といった種族を超えての純粋な愛を実感できるお話でした。
忙しくて毎日が殺伐としている私たち現代人にとって、少し考えさせられるエピソードだったかと思います。
この記事を読んだ後は、身近にいらっしゃる家族や友人、ペットなどに優しく接することができそうですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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