【初心者必見】愛猫が猛ダッシュ!?猫がトイレハイになる6つの原因ご紹介

2021/12/16

目次

トイレハイとは?

トイレハイという言葉を知っているでしょうか。

トイレハイとは、猫が排便をした後に急にテンションが高まってしまう行動であり、猫を飼っている人であれば思い当たる節があるの場合が多いです。

テンションが高まると急に走り出すなどの行動をするので初めてトイレハイに出くわすと驚いてしまうことも少なくありません。

しかし、病気ではないので問題視する必要性もありませんが、肛門にトラブルがある可能性もあるので一度確認してあげてみましょう。

猫がトイレハイになる6つの原因

猫が排便した後にトイレハイになることがよくあることですが、いまだにどのようなメカニズムでそのような行動をしているのかは判明していません

しかし、いくつかの仮説が立てられているので次に紹介します。

トイレハイの行動が謎すぎて気になるのであれば参考にしてください。

原因①:マーキング後の安心感で行う

猫は自分の存在をアピールするためにマーキングを行います。

マーキングは猫に限らず、さまざまな動物が行う行動です。

マーキングをする際には排便や排尿をする必要がありますが、最も無防備な状態でもあります。

そのため、マーキングをした後は無防備な状態が解除されているので安心感を得ることができ、そこからテンションが上がってしまうのではないかという仮説となっています。

しかし、さまざまな動物がマーキングをする中で猫だけがトイレハイになるのかは不明です。

原因②:自分の匂いを隠したい

トイレハイは野生時代の名残ではないかという考えもあります。

野生の時にはライバル猫の存在や違う動物にも警戒をしなければならず、排便をすることは自分の存在をアピールしてしまうので外敵から狙われてしまうリスクがあります。

そのため、野生の猫は自分の縄張りから離れた場所で排便する習慣があり、排便後は素早く自分の縄張りに戻る必要があるのでダッシュで行動していたと考えられています。

トイレハイになると走り出す行動と一致するのでトイレハイの行動の理由である可能性も高いです。

また、トイレハイの行動には単に走り回るだけではなく、トイレの砂を必要以上にまき散らすこともあります。

この行動も排泄物のにおいを隠して自分の存在を隠すためといわれています。

原因③:排便したことを飼い主に報告している

排便したことを飼い主に報告するためにトイレハイになっている可能性もあります。

排便したことを飼い主に知らせる理由はいくつか考えることができ、

一つはトイレの掃除を促している可能性無事に排泄することができたことの喜びを飼い主にも知らせたいという気持ちの二つと考えられています。

トイレが清潔にされていないと猫もうまく排泄することができない場合もあり、ストレスを感じてしまいます。

なので頻繁にトイレの砂を交換するようにしましょう。

トイレのしつけを教えたばかりであり、うまくトイレで排泄することができたのであればおやつを与えるなどしてほめてあげれば信頼性をより強く築くことができます。

原因④:トイレする前のトイレハイは抗議の意

トイレハイを起こす原因はトイレ関係で抗議の気持ちを示している可能性もあります。

猫はさまざまいる動物の中でも綺麗好きである生き物であり、テリトリーを重視している特徴もあります。

そのため、トイレの場所が変わると不満を感じてしまい、以前の場所に戻せという意味が込められている場合も考えられます。

また、綺麗好きでもあるのでいつまでも排便や排尿が残されていたり、猫砂やシートが古くなり、においがきついなどが原因でも抗議してくることもあります。

原因⑤:リラックスしたから

排便中は副交感神経が働きリラックスしています。

しかし、排便が終了すると交感神経が働き始めてテンションが高くなり、トイレハイの行動を行うと考えられています。

人にも同じことがいえ、排便中はリラックスをします

ちなみに交感神経が働いてハイテンションの時には排便する意欲が減少することも多く、気持ちが緩んだ瞬間に便意や尿意を感じてしまうことも交感神経と副交感神経が関係しています。

副交感神経と交感神経の機能は体の機能であるため、トイレハイになってしまうことも問題ないといえます。

原因⑥:トイレハイを起こす病気の可能性も

トイレハイの原因はさまざまですが、ほとんどがそのまま放置していても問題ありません

しかし、トイレハイになる原因に病気の可能性もあるのでこの場合は早急に病院に連れていく必要があります。

肛門が腫れていたり、排便時に痛がるようであれば病気の可能性が高く、放置してしまうと悪化するので早めに気づいてあげることが飼い主には求められます。

トイレハイの時に肛門の痛みから鳴き声をあげることもあり、見逃してしまうこともありますが、よく観察していればいつものトイレハイとは違うことがわかります。

トイレハイの時の行動は?

トイレハイを実際に見ているのであればどのような行動をするのかも把握している場合も多いですが、猫を飼ったことがない人であればなかなかトイレハイの行動を想像することができません。

初めてトイレハイの行動を見たときに驚かないためにも、どのような行動をするのかを知ることも大切です。

ひたすら爪を研ぐ

トイレハイになると爪を研ぐ行動をすることがあります。

普段でも爪を手入れするために自発的に爪研ぎをすることがあり、猫の本能による行動でもあります。

そのため、猫を飼うのであれ爪を研ぐグッズを用意してあげることも必要です。

トイレハイの時の爪研ぎは、普段の爪研ぎとは異なりかなり激しいです。

飼い主も驚いてしまうほどの激しさであり、爪がはがれてしまうのではと心配してしまうほどです。

しかし、トイレハイで激しく爪を研ぐことは特別問題視する必要はありません。

ただし、爪研ぎのグッズを用意していないとさまざまな家具を傷つけてしまう可能性もあります。

ギャーと鳴き喚く

トイレハイになると鳴き喚くこともあります。

普通の鳴き声とは全く違い、ボリュームが大きく叫び声に近いです。

トイレハイが原因で鳴き喚いているのであれば問題なく、そのままにしていれば落ち着いてきます。

しかし、排便時に鳴き喚く原因はトイレハイだけではなく、病気の時にも同じように鳴き喚きます

そのため、排便時に鳴き喚いているのであれば安直にトイレハイが原因と決めつけるのではなく、一度肛門を確認してみたり、下痢をしていないかも確認するようにしましょう。

肛門の腫れや下痢の症状が出ているのであれば病気の可能性が高く、病院に連れて行くようにしましょう。

豪快にトイレの砂を散らす

猫のトイレには、専用の砂を敷いて匂い防止や掃除のしやすくなります。

普通に排便や排尿をしても猫砂をかいて排便などを隠そうとします。

この行動は猫の本能であり、外敵から自分のにおいを消して狙われなくするためです。

しかし、トイレハイの時には普段の砂かけよりも激しくまき散らしてしまうほどです。

そのため、トイレの形状にもよりますが、猫砂がトイレから出てしまうことも珍しくありません。

トイレハイが原因で豪快に砂を散らす場合は排便時だけであり、排尿時は普通に砂かけをする特徴があります。

部屋中を猛ダッシュ

トイレハイで最もみられる行動が部屋中を猛ダッシュすることです。

猫は子猫であれば遊びたい盛りでもあるため、部屋を走ることは珍しいことではありません。

しかし、猫の種類にもよりますが、大人になればおとなしくなる場合が多く、部屋の中を走ることもほとんどなくなります。

そのため、大人になってトイレハイになると珍しく走り回るので驚いてしまったり、なぜ興奮してしまっているのか謎に感じてしまうことも多いです。

場合によっては部屋を散らかしてしまうこともあるので飼い主を困らせてしまう行動でもあります。

トイレハイになるのはウンチの時だけ

上記でも紹介しましたが、トイレハイになるのは排便時だけであり、排尿する際にはトイレハイになることはなく、部屋中をダッシュしたり、鳴き喚くこともありません。

トイレハイのメカニズムがいまだに解明されていない原因でもあり、なぜ排便時だけテンションが上がってしまうのかは謎です。

もし、排尿時にもトイレハイになるのであればいくつかの仮説に絞り込むこともできますが、実際は排便時だけで猫に直接聞いてみないとわからないかもしれません。

まとめ

トイレハイになるとさまざまな異常な行動をしてしまいますが、肛門などの病気ではないのであれば本能でもあるので特に問題ではありません。

しかし、猫を初めて飼う人によっては異常すぎる行動でもあるので驚いたり、心配してしまうことも少なくありません。

トイレハイのことを理解して愛猫と過ごしましょう。

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