柴犬の圧倒的な海外人気がある理由とは?人気の秘訣や動画も紹介!
2020/08/17
目次
柴犬の海外人気がすごい理由
今、世界中で人気となっている柴犬。
今や「shibainu」という英語表記は、SNSなどでもすっかり浸透し、海外での可愛らしい柴犬の姿が沢山シェアされています。
海外の芸能人やスポーツ選手もテレビを見ていると柴犬を飼っている方が多いようですね。
しかし、なぜ柴犬がここまで世界中で人気になったのでしょうか?
そこで、今回は柴犬が海外で人気になった理由を詳しく解説していきたいと思います。
日本文化を感じさせる
日本犬と言えば?の問いにまず出てくるのが柴犬ではないでしょうか。
それくらい柴犬は日本を代表する犬種となっています。
柴犬は、約20年~30年前から、世界各国で日本文化の認知度が高まり、その理由の一つとして、注目を集めたのが最初にご紹介した日本を代表する日本犬だからという事があります。
柴犬を含む日本犬は、国の天然記念物に指定されている犬種で、この事も日本文化の一つとして認知された理由かもしれませんね。
柴犬は日本犬の中でも最も人気が高く頭数も多い犬種ですので、日本文化を感じさせる代表格として広まっていったのでしょう。
距離感がちょうど良い
洋犬はハグや甘えたりする事を好みますが、柴犬は必要以上にまとわりつかないあっさりした性格で、家族が構わないで欲しいと思う時には、距離を保ち見守ってくれています。
パートナーとして長い間付き合っていくには、最適な性格と言えるのではないでしょうか。
人との距離が近いラブラドールレトリバーのような犬種と暮らした人が、次に飼う犬種はパーソナルスペースが広い犬種が良いと柴犬を希望するケースもあるくらい、柴犬は人間の気持ちを汲み取ってくれるという点が人気の一つとなっているようです。
しかし、甘える事も大好きなので、簡単に言えば、ツンデレなのかもしれませんね。
飼いやすい犬種
柴犬は、日本人と1万年ほど歴史を歩んだ事が影響しているのか、日本人の性格と良く似ています。
礼儀正しく節度をわきまえた性格は、共に暮らしていく上で苦にならないのでしょう。
家族の事をよく観察しているので、その場の状況を察して振る舞う事もできます。
頑固な面も持っているのですが、一度主人だと認めた相手には忠実で守ろうとする勇敢さも持ち合わせており、しつけをしっかりすれば最高のパートナーとなる犬種です。
そんな性格や賢さから飼いやすい犬種と思われており、また、その忠実さと勇敢さから家族を守る犬として人気が高い理由となっています。
オオカミとほぼ同じの原始的姿
柴犬や秋田犬などをはじめとする日本犬は、一部の洋犬と違い比較的野性的な姿をしています。
人間のために作られた姿ではなく、自然と進化してきた姿として見られているので、海外では人気があると考えられています。
シベリアンハスキーやアラスカンマラミュートほどオオカミに近くはありませんが、日本犬の中では最もオオカミに近い犬種と言われており、他の愛玩犬に比べて野性味はある事から、海外の人にはそのバランスがとれた野性的な外見が新鮮に見られているようです。
知性のあるまなざし
柴犬の黒い瞳は、驚くほど知性にあふれ、表情も豊かです。
また、顔に表情が出やすく、嬉しい、悲しい、不快など喜怒哀楽もわかりやすくなっています。
猟犬としても歴史から、ふとした時には獲物を見つめるような鋭さもあったりと、目が大きいわけではないのですが、まなざしに強い力を持っています。
様々な表情を見せてくれるところが愛らしいという愛好家が沢山おり、目が特段大きい訳ではないのですが、その目から何を考えているかわかるので知性があると多くの方は言っているようです。
嫌な臭いがない
柴犬は綺麗好きなため、自分の住処となる場所では排泄をほとんどしませんし、汚い物を一切好みません。
これは、野生時代の影響によるもので、自らの住処を外的に悟られないようにするため、自分を守る習性の一つと言われています。
そのため、汚れがつきにくく、体臭が少ないので清潔感にあふれているのが人気の理由の一つとなっているのでしょう。
かつては室外犬として飼われている事が多かったのですが、現在は日本でも海外でも室内で飼うスタイルが増えています。
シンプルが一番
現在の愛玩犬は見た目が大事という事で作為的に作られている事も多いですが、柴犬はその姿や形に余計なものがないという事も大きな魅力です。
全てをそぎ落としてたどりついた究極の美と言えるでしょう。
初めて柴犬を見た海外の方は「こんなビューティフルな犬は見た事がない」と感嘆したとも言われています。
柴犬の研ぎ澄まされた美しさは世界共通となっているようです。
最終的には「シンプルイズベスト!」というところに行きつくという事になるのでしょう。
毛色の美しさ
良く見る柴犬は赤毛が多いかと思いますが、他にも黒毛・胡麻毛という毛色があり、実は白毛も少数ですが存在しています。
いずれの色も暑苦しい原色のような色ではなく、毛の1本1本に濃淡があり、ぼかし絵や墨絵のような深みのある毛色を生み出しているのも魅力の一つです。
国内外を問わず一番オーソドックスな赤毛が最も人気が高く、約8割を占めています。
ブラックタンを好む方は、黒毛や希少価値が高い胡麻色を好む方もいるでしょう。
忠犬といえば柴犬
柴犬は古く昔かた人間と一緒に生活をしてきたため、家族を大切に守り、外敵とも戦う頼もしさを備えています。
まさに忠犬の中の忠犬と言える犬種で、その代名詞として有名になったのが日本映画の「ハチ公物語」を思い浮かべるでしょう。
2009年にはアメリカで公開された「HACHI 約束の犬」が海外で柴犬が多くの方に知られるきっかけになり、人気になった理由とも言われています。
健気でなんとも言えない愛らしいその姿が海外の人たちの印象に残り、海外にも柴犬の魅力が広まって言ったのではないでしょうか。
運動能力が高い
柴犬は猟犬としての能力も高く、運動能力はとても良い犬種です。
海外でも猟犬として活躍している犬が多いですが、柴犬の魅力としては獲物を探す・追跡する・回収するといった行動をバランス良くとる事が出来る点となっています。
実際の猟では、複数の犬が先ほどご紹介した行動を役割分担をしながら行っているのですが、柴犬の場合は、一匹で行える事もあるので、狩猟のおともとして連れて行くには最も最適で最高のパートナーと言えるでしょう。
柴犬の海外人気の裏で起こる悲劇
柴犬が海外で大変人気があり、可愛がられ幸せに暮らしている姿を見ていると嬉しくなりますよね。
しかし、その裏で柴犬に起こる悲劇もあります。
それは、捨てられた姿や、悲しい思いをする柴犬が数多くいるという現実です。
そこで、ここでは、実際に海外で柴犬に起こっている悲しい悲劇をご紹介しましょう。
捨てられる柴犬
日本で柴犬と言えば中型犬に分類される犬種なのですが、海外ではゴールデンレトリバーやピットブルのような大型犬を飼う方が多くいるため、柴犬を小型犬と思っているようです。
そのため、柴犬は小さくて可愛い犬というイメージが定着してしまい、トイプードルやチワワなど運動があまり必要ない小型犬と同じ感覚で柴犬を迎え入れてしまう家族が多くなってしまった結果、「小型犬なのにこんなに大きくなってしまい、イメージと違う」という身勝手な理由で捨てられてしまう柴犬が大変多いです。
ネットなどでリサーチすればわかる事なのですが、それをしないためにこのような悲しい現実が起こっているのが実情なのです。
柴犬を保護するレスキュー団体
あまりにも柴犬を捨てる方が多くなってしまっているため、設立されたのが柴犬を助ける団体「Shiba Resucue of New Jersey」(シバ・レスキュー・オブ・ニュージャージー)です。
アメリカ東部にあり小さな州であるニュージャージー州は裕福な州で、沢山の人達が愛犬と一緒に暮らしています。
日本でも同様なのですが、裕福な家庭は手に入るのが難しい海外の犬種を好みがちですよね。
それは海外でも同じで裕福だからこそ海外では手に入りにくい日本犬の柴犬を飼いたいと思っている方が多く結果、イメージと違い捨ててしまうという方が増えてしまったようです。
柴犬が大好きな柴犬のオーナーさんたちが集まって作られたレスキュー団体で、捨てられる柴犬を見て何かできないかと思い、15年前に立ち上げられたようです。
柴犬の海外人気は動画でも分かる!
海外で人気の柴犬は動画にも沢山取り上げられています。
その様子がYoutubeなどで投稿されていますので、今回はその中でも特に柴犬が海外で人気なんだなとわかる動画を2つご紹介しましょう。
もはや有名人?嬉しそうなおじさんと柴犬
見ているこちらも声を出して笑ってしまいそうになる動画でしたね。
この動画を見ていると柴犬が飼い主のおじさんに最大の愛情を持っているというのがわかります。
ベタベタしない柴犬はここまでべったり甘えているという事はおじさんも愛犬をそれだけ可愛がっているといる証拠でしょう。
あまりも嬉しさにおたけびを上げてしまうほど飼い主さんが大好きな事がわかるほのぼのした動画でしたね。
外国の少女が柴犬と遊ぶ動画
少女と柴犬が本当の兄妹のように遊んでいる姿を見て思わずほっこりしてしまいました。
柴犬は知的な犬種ですので、人間の気持ちをよく理解してくれます。
時には兄(姉)のように、時には弟(妹)のように少女を見守りながら毎日を過ごしているのでしょう。
こんな柴犬が家庭にいれば毎日が楽しく過ごせそうですね。
まとめ
今回は海外でも人気がある柴犬についてご紹介してきました。
海外で人気がある理由を見れば日本人であれば普通の事なのでしょうが、海外の人にとってはそれだけ特別な感覚で柴犬を見ているのだなという事がわかりましたね。
これだけ人気があるのですから、まさか捨てられている柴犬が多くいるなんて思ってもみない現実がとても悲しく感じます。
海外の方が投稿してくれた動画もご紹介していますので、これを見て柴犬とはこんな犬なんだという事をわかってもらい、少しでも捨てられる数が少なくなる事を祈るばかりです。
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