グレインフリーとは?ペットに良い理由やグルテンフリーの違いも
2022/01/18
目次
グレインフリーとは?
グレインフリーという言葉を聞いたことはないでしょうか。
最近ペットフードなどに記載されている言葉ですが、どのようなペットフードであるか理解できていない人も多いです。
グレインとは穀物のことであり、小麦や米のことを示しています。
そのため、グレインフリーとは穀物が一切含まれていないことです。
ちなみに似たような言葉にグルテンフリーというものもありますが、グルテンとはタンパク質のことを示しているので、主に麦のことを示しています。
グルテンフリーは麦のタンパク質がなく、グレインフリーは穀物自体が含まれていないことになります。
グレインフリーがペットに良い理由とは?
グレインフリーのペットフードが最近販売され始めている理由はペットに良いことがあるからです。
次に、グレインフリーがなぜペットに良いのかを詳しく紹介していきます。
飼っているペットにあっているのであればフレインフリーのペットフードに変えてみてはいかがでしょうか。
動物性たんぱく質が摂れる
グレインフリーであれば動物性たんぱく質を多く摂取することができます。
グレインが含まれているフードでは最も多く含まれている材料が穀物になっており、悪い言い方をしてしまうとグレインである穀物でカサ増しされ、肉類があまり含まれていません。
もともと野生の犬は肉食であるため、穀物中心のグレインフードは好ましいとは言い切れません。
その点グレインフリーであればカサ増しの穀物は含まれていないので、必然的に肉類の割合が高くなり、動物性たんぱく質が多く取れます。
犬にとって消化しやすい
犬にとってグレインフリーのフードは消化しやすいので、胃や腸に負担をかけることがありません。
人と犬では体の構造が違い、穀物を消化するために必要な酵素でもあるアミラーゼを少ししか分泌することができません。
一見犬は雑食性と思われ、実際に肉も野菜も食べることができます。
しかし、犬の先祖は肉食の狼であるため、雑食ではありますが、限りなく肉食に近いと言えます。
また、穀物をすり潰すような歯がなく、消化しやすいようにして飲み込むことができないことも消化しにくい原因となっています。
グレインフリーのデメリットとは?
グレインフリーにはメリットとなる部分もありますが、デメリットになってしまう部分もあります。
そのため、メリットだけを重視してグレインフリーのフードを与えてしまうとデメリット部分か重なってしまい、犬に悪影響を与えてしまうことも考えられます。
次に、グレインフリーのデメリットを紹介するので上記で紹介したメリットと同じように理解しておきましょう。
肥満になりやすい
グレインフリーで摂取できる動物性たんぱく質は筋肉をつける役割があるため、必要なたんぱく質ではありますが、植物性のたんぱく質と比べても高タンパクであるため、摂取しすぎると肥満の原因となってしまいます。
肥満はさまざまな病気の原因となってしまうので、避けるべき状態です。
特に、運動量の少ない高齢の犬にグレインフリーを与え続けてしまうと高い確率で肥満体質になってしまいます。
そのため、やんちゃで活発に活動する犬ではないのであれば、毎食グレインフリーを与えることはおすすめできません。
高価なフードが多い
グレインフリーは販売価格が高い場合が多いです。
グレインが含まれている一般的なフードの場合は原料価格が非常に安い大豆やトウモロコシのカスや小麦でカサ増しされているので、低価格での販売が可能となっています。
しかし、グレインフリーでは当然カサ増しで使用していた小麦などが使用することができないため、結果的に高額になってしまいます。
愛犬は家族同然ではありますが、販売価格が高いことは購入時にネックになってしまうことも少なくありません。
グレインフリーとグルテンフリーの違いとは?
上記でも一部紹介しましたが、グレインフリーとグルテンフリーという似た言葉があります。
言葉は似ていますが、示していることは全く違いので、把握しておきましょう。
グレインフリーは穀物全般が含まれていない物を示しているのに対して、グルテンフリーはライ麦や小麦、大麦など麦類が含まれていないことを示しています。
グルテンフリーの場合は麦類にアレルギーがある犬におすすめです。
そのため、グルテンフリーには麦類の穀物は含まれていませんが、麦以外の穀物は含まれています。
まとめ
グレインフリーは良い面もありますが、当然悪い面もあるため、購入するのであれば慎重に選ぶようにしましょう。
栄養バランスを考えるとグレインフリーばかり与えるのではなく、グレインが含まれているフードを与えることもおすすめです。
食事は健康を維持するために必要不可欠なことであり、愛犬の状態を確認してフードを選びをしましょう。
この記事を読んだ人におすすめの記事
-
愛犬の可愛い名前って?犬種、仕草、服や首輪の可愛さランキング...
犬が可愛いのはなぜ?科学的に証明! 犬が好きという人はみんな「可愛い!」と口々に言います。 特に子犬の可愛さはハンパなく...
かわいい
犬
知って得する
-
【徹底解説!】補助犬とは?介助犬・聴導犬・補助犬の違いを解説
補助犬の種類と違い:盲導犬 体に不自由がある方が、安全に安心して毎日の生活を送るお手伝いをする補助犬として盲導犬の存在は...
エンタメ
犬
知って得する
-
犬にじゃがいもを与えても大丈夫?与える時の注意点や皮や芽の危...
犬にじゃがいもを与えても大丈夫! 犬にじゃがいもを与えてもよいのか気になっている人もいるのではないでしょうか。 結論から...
エンタメ
犬
知って得する
-
【徹底調査!】猫と人間の歴史とは?猫の起源や人が飼い始めた理...
猫の歴史:猫の起源を辿る 猫は約9500年前から人間のパートナーとして、扱われていたと考えられています。 砂漠地帯に生息...
エンタメ
猫
知って得する
-
セラピードッグとは?仕事内容やセラピー犬として活躍する方法
セラピードッグとは? セラピードッグとは、人への忠誠心と深い愛情で高齢者を始め、障害を持つ方や病気の治療を必要とする患者...
エンタメ
犬
知って得する
-
【犬種別に解説】成犬は○歳から!成犬になったら変わることとは...
成犬は何歳から?犬種のサイズ別に紹介 犬の成長は人よりも早く、まだまだ子犬と思っていたら年齢的には成犬になっていたことに...
エンタメ
犬
知って得する
飼い主さんの悩み
「エンタメ」おすすめの記事
「エンタメ」新着記事
-
猫にも安全な観葉植物とは?置く時の注意点とおすすめの観葉植物
猫飼いが観葉植物を置く時の注意点 猫を飼っている部屋に観葉植物はありますか? 肉食動物の猫ですが、植物で遊んでいてうっか...
エンタメ
猫
知って得する
-
葉・ひげ・缶詰は?猫にとうもろこしを与える時の注意点
猫に与えてはいけないとうもろこしの部分や商品 猫にとうもろこしを与えても問題はありません。 特に中毒性がある野菜ではない...
エンタメ
猫
知って得する
-
【レジピあり】猫にさつまいもはOK!与える効果と正しい与え方
猫にさつまいもはOK 猫は色々な物を食べることができ、人が食べる物も多く食べる習性があります。 しかし、食べてはいけない...
エンタメ
猫
知って得する
-
ノルウェージャンフォレストキャットの魅力とは?
ノルウェージャンフォレストキャットとはどんな猫? ノルウェージャンフォレストキャットは、ノルウェーを中心とした北ヨーロッ...
エンタメ
猫
知って得する