猫の脱毛が心配!原因と対処法・部位から分かる病気の可能性などを解説
2020/12/30
目次
猫の脱毛が起きる原因
猫を飼っていると脱毛することに驚いた経験がある人も多いのではないでしょうか。
猫が脱毛することには原因があり、何かしらの変調が猫に起きている可能性が高いです。
ある程度の脱毛であれば問題ありませんが、普段よりも脱毛が多いと気付いたら注意しましょう。
次に猫が脱毛する原因をいくつか紹介するため、参考にしてくださいね。
アトピーやアレルギー
アトピーやアレルギー反応は猫にも起きうる症状であり、人と同じように痒みが生じます。
痒くなれば猫は爪で掻きむしったり、ひたすら舐めて痒みを引かそうとします。
しかし、その行動が脱毛をひどくしている可能性があります。
アトピーやアレルギーの場合は皮膚が赤くなっている場合が多く、必要以上に同じ場所を掻きむしったり、舐めまわすようであれば皮膚の色を確認するようにしましょう。
最近はアレルギーを起こしてしまう猫の個数が増えている傾向があります。
寄生虫
寄生虫に寄生されてしまうと激しい痒みの症状が現れるため、ひっかくようになり、脱毛してしまいます。
寄生虫にはダニやヒゼンダニが含まれており、個数が多くなればなるほど痒みも増します。
また、猫の体毛でさらに繁殖を繰り返すため、一度寄生虫に寄生されてしまうと自力で退治することが不可能に近いです。
そのため、寄生虫の影響が出てしまった場合は早めに病院で治療を受けることをおすすめします。
また、定期的に予防接種することで寄生虫に寄生されるリスクを大幅に削減することもできますよ。
グルーミングのしすぎ
グルーミングのしすぎでも脱毛してしまうことがあります。
グルーミングとは、毛づくろいのことであり、体毛を舐めることで汚れなどを落とす習慣のことです。
グルーミングはどの猫でも行う習慣がありますが、神経質な猫ほどグルーミングの回数が多くなりやすいです。
グルーミングしすぎる場所がハゲてしまうこともあり、病気ではないにも関わらず、体毛が抜けてしまいます。
性格が原因である場合もありますが、ストレスなども関係しているため、飼育する環境を変えることで改善することも期待できます。
感染症
感染症でも脱毛の原因になり、毛が抜け落ちてしまいます。
感染症の主な原因は糸状菌感染や細菌感染が関係している場合が多く、予防することもある程度可能ですが、発症してからの治療が一般的です。
早めに感染症に気づくことができれな脱毛する面積を抑えることができ、回復までの期間も短縮することができますよ。
感染症になってしまうと患部に痒みがでてしまい、掻きむしることで脱毛してしまいます。
多頭飼いしている場合は他の猫にも感染してしまう恐れがあるため注意しましょう。
ストレス
ストレスが原因でも脱毛してしまうこともあり、体の一部分をなめ続ける舐性皮膚炎になってしまいやすいです。
そのため、掻きむしる行動をするのではなく、一部分だけを舐めまわしている場合は注意しましょう。
グルーミングのし過ぎと混同してしまいやすい原因ですが、グルーミングの場合はさまざまな部分に脱毛の症状が現れますが、舐性皮膚炎の場合は特定の場所に脱毛の症状が現れやすいです。
ストレスが原因であるため、猫をよく観察してストレスを感じている原因を追究してあげるようにしましょう。
猫の脱毛の対処法
脱毛の症状を確認することができたらどのような対処方法を行わばよいのかわからない人も多いのではないでしょうか。
正しい対処方法を行うことができれば脱毛の症状を抑えることができ、完治させることも可能になります。
次に、猫に脱毛の症状が現れた際の対処方法を紹介します。
どのような行動を起こせばよいのか知りたい人は参考にしてください。
症状によっては病院へ
脱毛の症状によっては病院に行く必要があります。
主に感染症であったり、自力で回復することができない状況が当てはまり、脱毛部分をしきりに舐めまわし患部が赤くなったり、ブツブツが出ている場合は早期に病院で治療してもらうことをおすすめします。
また、痒みが原因であれば掻きむしる行動もとるため、ひっかき傷ができてしまっている場合もあります。
患部が炎症している場合はさらなる病気を誘発してしまうリスクも高まってしまいます。
様子を見る
脱毛を確認することができたら、すぐに病院に連れて行くのではなく、様子を見ることも大切です。
体のどの部分に脱毛の症状が現れているのかや患部に発赤やひっかき傷ができていないかも確認しましょう。
脱毛患部を確認することでどのような原因で脱毛しているのかを知ることができ、上記で紹介した原因に当てはめることができます。
脱毛の原因を知ることで正しい対処方法を決める判断材料になるため、様子を見ることは大切です。
患部が赤くなっていたり、痒みの症状が現れていないようであればしばらく様子を見るようにしましょう。
猫の脱毛部位から分かる病気の可能性
上記でも紹介したように脱毛の原因の中に病気である可能性があります。
病気であれば早期に治療を開始する必要があり、治療が遅れれば脱毛の範囲も広がってしまいます。
次に、脱毛部分でわかる病気について紹介します。
脱毛している部分を見るだけでも病気であるか違う原因が関係しているかを知ることができ、正しい対処方法を行うことも可能になります。
目の上の脱毛・はげ
猫の目の上に脱毛の症状やハゲがある場合は角膜炎や結膜炎などの目の病気を患っている可能性があります。
目の病気を放置してしまうと視力が低下してしまったり、最悪失明してしまう可能性も出てきます。
そのため、目の上部分だけに脱毛の症状が現れているのであれば目の病気を疑うようにしましょう。
初心者が眼球を見ただけでは目の病気になっているのかの判断をすることは難しいため、動物病院で調べてもらい治療してもらいましょう。
お腹の脱毛・はげ
お腹に脱毛やハゲがあるのであれば痒みが原因である可能性があります。
痒みはさまざまなことが要因で発症する症状であり、ストレスやアレルギーが関係している場合があり、時にはカビや菌が影響している場合もあります。
ストレスやカビの影響を受けてしまうと皮膚炎になってしまい、痒みが出てきます。
痒みがあれば、爪でひっかくようになったり必要以上に舐めることで脱毛の症状を誘発してしまいます。
原因を特定し、改善することで症状を抑えることができます。
耳の後ろの脱毛・はげ
耳の後ろや顔の周りに脱毛やハゲの症状が出ている場合は猫カビに感染している可能性があります。
猫カビとは、皮膚糸状菌症のことであり、感染症に分類されています。
そのほかにもアレルギーやダニなどが原因でも耳の後ろや顔周辺に痒みが現れ、脱毛の症状が出てしまいやすいです。
顔の周辺の毛が抜けてしまうと愛くるしさも半減してしまうため、早めに治療を開始することをおすすめします。
どの原因でも、医師の治療が必要となり、自力で回復すること困難です。
猫の脱毛の予防方法
猫の脱毛の予防方法を行うことで脱毛してしまうことを未然に防ぐことができ、綺麗な毛並みを維持することができます。
脱毛してしまう原因に病気が関係している場合もありますが、ストレスが大きく関係している場合が多いです。
そのため、ストレスが溜まらないような環境で飼育することを考え、リラックスできる空間を用意してあげましょう。
また、日々のブラッシングを行うことで脱毛の兆候を見逃すことを防ぎ、早期に対処することが可能になります。
まとめ
猫が脱毛してしまう原因はいくつかあり、原因を改善することができれば脱毛を抑えることもできます。
しかし、病気が原因であれば早期に治療を開始することをおすすめします。
脱毛が激しくなると猫がストレスを感じやすくなったり、皮膚の病気になりやすくなるため、脱毛を早期に発見するようにしましょう。
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