猫に人間用のこたつは危険?注意点と猫用こたつの厳選おすすめをご紹介

2021/12/13

目次

猫が人間用のこたつを使うのは危険?

人用のこたつに猫が入って暖をとることは珍しいことではなく、猫を飼っており、こたつがあるのであれば日常的な風景です。

冬になれば猫も寒さを感じるので飼い主もあまり注意しないことも多いですが、実は人用のこたつに猫が入ることは危険です

人用のこたつは弱い設定でも35~40度であり、強い設定では60度を超えることもあります。

そのため、長時間猫がこたつに入っていると熱中症になったり、脱水症状になってしまうこともあります。

最悪こたつの中で亡くなっている事例もあるので、長時間こたつの中にいるようであればこたつの電源を切るなどして対策をしましょう。

贅沢と感じてしまう場合もありますが、猫の命を守るためにもペット用のこたつを購入することも検討してみてはいかがでしょうか。

猫がこたつに入る際の注意点

猫は人用のこたつに長時間入ると多くの危険が潜んでいます。

危険であることを認識していないと体調を崩してしまうだけではなく、死んでしまうことも考えられます。

次に、猫がこたつに入る場合の潜んでいる危険性をいくつかご紹介するため、自宅にこたつがある人は参考にしてください。

注意点①:コードの悪戯

こたつには電気コードがついており、コンセントに接続されていますが、コードで遊んでしまう猫もいます

じゃれ合う程度であれば問題ありませんが、噛んでしまうことも多く、コードが切れてしまうことも多いです。

電源が切れている場合やコンセントから抜いている状態であればコードが切れるだけで済みますが、電源が入っている状態で噛んでしまうと火傷してしまったり、最悪感電死してしまうこともあります。

こたつ内のコードは飼い主の死角にもなるので、コードを噛んでいることに気付くのが遅れがちです。

最近ではコードを守るためのカバーも販売されているので活用しましょう

注意点②:脱水症状や熱中症

猫は汗が出る汗腺が少ない特徴があり、人のようにうまく体温調整ができません

なので長時間暑い空間にいると体温が急上昇してしまい、熱中症や脱水症状になってしまいます

こたつの中は高温になっている場合が多く、密封されていることもあり、真夏と同じ環境となります。

しかし、猫は温かさを求めてこたつに入り、寝てしまうこともあるので猫自身も暑いことに気づくことができず、そのまま体調を崩してしまいます。

ペット用のこたつであればそこまで高温にならないので比較的脱水症状や熱中症になることがありません。

注意点③:乾燥肌

猫は乾燥しやすい動物であり、長時間こたつの中にいると乾燥肌になってしまいます

こたつを使用する時期は冬であり、ほかの季節と比べても乾燥しているだけではなく、こたつの中はより乾燥している環境となってしまいます。

なのでこたつの中にいると乾燥肌になってしまい、痒がるような仕草をしたり、フケが多くなることもありません。

室内に加湿器を設置することもおすすめですが、こたつの中まで加湿することはできないので、猫がこたつに入ると電源を切る方法が乾燥肌になってしまうリスクを回避できる最善の対策です。

注意点④:火傷

こたつを高温設定にしていると火傷してしまう可能性があります

上記でも紹介したように人用のこたつでは60度近くなることもあり、加熱部分になるとさらに高温になっています。

そのため、加熱部分に触れてしまうと火傷をしてしまう恐れがあります。

また、直接加熱部分に触れなくても低温火傷をしてしまうこともあるので注意しましょう。

猫は全身をこたつの中に入れていることもあり、こたつの中で寝ている間に低温火傷してしまっていることも少なくありません。

注意点⑤:酸欠状態

こたつは布団で温かい空気を外に出ないようになっているので、温かさを継続して感じることができますが、酸素が循環しない環境でもあります。

そのため、猫がこたつの中に入ると酸欠状態に陥るリスクがあります。

起きている時であれば酸素が少なくなれば苦しくなるので自発的に出てきますが、熟睡している場合では酸素が少なくなって酸欠状態になっても起きないため、飼い主が発見することに遅れてしまうと命の危険にもなります。

猫用こたつのおすすめ3選

人用のこたつは猫にとっては危険が多く潜んでいるので、猫用のこたつを購入することをおすすめします

次に、猫用のおすすめのこたつを3つ紹介します。

猫用のこたつを購入したい人や人用のこたつに入る習慣がついてしまい、心配に感じてしまう人は参考にしてください。

マルカン / あったかこたつ猫用


人用のこたつに似ているデザインに仕上がっている特徴があります。

しかし、人用とは異なり、高温にならない設定になっているので安心して猫に暖をとってもらうことができます。

また、省エネ設計になっていることも飼い主におすすめできるポイントです。

布団の部分にはワイヤーが内蔵されていることで入りやすいようにアーチを作ることができます。

電気コードは金属のチューブでカバーされているため、コードを噛んでも問題ありません。

ドギーマン / 遠赤外線 ペット夢のこたつ


コードが頑丈に作られているため、断線してしまったり、猫が感電してしまうリスクがなく安心です。

中間に電源スイッチが採用されている特徴もあります。

さまざまなサイズ別で販売され、Lサイズであれば大型の猫でも快適に出入りすることができます。

布団はキルティング生地が採用されていることで中の綿が偏ってしまうことがありません。

こたつの中は明るくないので、こたつの中に猫が入っても目に悪影響を与えません。

こたつの光は目にはあまりよくないと言われており、最悪失明する可能性もあります。

ペットパラダイス / 【犬・猫 用】 こたつハウス 梅 麻の葉 (40cm)


遠赤外線などで温める暖房機能はありませんが、保温性には優れています。

そのために設置しておくだけでも猫が自発的に中に入ります。

なかに湯たんぽなどを入れてあげればより快適な空間になります。

また、電気コードを通すことができる穴があけられているので、電気カーペットなどを下に敷くことも可能です。

こたつの上には可愛らしい湯呑とみかんが取り付けられており、好きな場所に変えることも可能です。

暖房機能がないため、短時間に温かくすることは難しいですが、こたつに入ることで生じてしまうさまざまな危険はありません。

なので安全性を最優先したい場合におすすめです。

まとめ

猫は寒いことは苦手なので、こたつの中が温かいことを知れば自発的に入ってしまいます。

寒さをしのぐためであるため、追い出すことはかわいそうですが、危険があることも確かです。

猫用のこたつを購入したり、人用のこたつに入るのであれば頻繁に様子を見たり、電源を切るなどの工夫をしましょう。

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