猫は去勢後に性格が変わる?去勢後に気をつけたい事と変化すること

2022/01/21

目次

オス猫は去勢後に性格が変わる?

去勢手術をすることによって猫の性格が変わることはありません。

しかし、去勢をすることによって性ホルモンが分泌されなくなるので、スプレー行動や鳴くなどの性ホルモンの影響による行動は減ってきます。

また、攻撃的だった猫の行動が和らぐなどのケースもみられますが、去勢手術をすることによる変化には個体差があるので、必ず性格が変わるとは言えません。

中性的な性格になる

オス猫が去勢手術をすると、成長ホルモンが分泌されなくなります。

成長ホルモンには猫の性格を形成するのに強く影響するため、子猫の時の性格をそのまま引き継ぐ傾向が強くなるようです。

また、男性ホルモンの量が減少するので、中世的な性格に変わることが多く、オス特有の攻撃性が和らぐ傾向になるようです。

その他に発情をしないまま手術を行うと去勢後も発情をすることはありませんが、一度でも発情を経験したことのある猫はマーキングしたりすることもあります。

ですが回数は減るでしょう。

甘えん坊な性格になる

去勢手術を行うことで発情期に交尾ができないというストレスを感じなくてよくなるためストレスが減り、オス猫はのんびりゆったりと生活することができます。

そのためベッタリとくっついて甘えてくることも少なくありません。

また、早くに去勢をすると精神的に成熟することもなく、子猫のころの性格が残り甘えん坊になりやすいともいわれています。

オス猫の去勢後に気をつけたいこと 

オス猫が去勢手術をすることで身体に負担がかかり、術前・術後の体調変化には注意が必要です。

精神的な負担も多く、家に帰ったとたんに落ち着きのない行動をしたり、隅に隠れてしばらく出てこないこともあるでしょう。

身体の調子は少しずつ回復していきますので、そっとしておいてあげてください。

免疫力と抵抗力が一時的に低下する

去勢手術直後は抵抗力や免疫力が一時的に低下します。

抵抗力や免疫力が下がると、感染症のリスクが高まるので注意しましょう。

また、同居猫がいる場合は、少しの間隔離するなどの対策が必要となる場合があります。

ですが、隔離することでストレスになることもあります。

そのほか、術後2週間前後はシャンプーをすることは控え、手術を受けた猫が安心して過ごせるように配慮をしてあげましょう。

心身共にダメージを受けている

去勢手術は子孫を望まないことや病気を予防するためには大切なことですが、猫にとってはとても怖い体験をしたことになります。

そのため、去勢手術後の猫は心身ともにかなりのストレスを受けていることもあり、今までと違う行動をとることもあります。

特に、家に着いたとたんに部屋の隅に隠れようとすることも、そんな時は無理やり引きずりだしたりせずに、落ち着くまで見守ってあげましょう。

オス猫の去勢後に変化すること

オス猫に去勢手術をすることで攻撃性が緩和されたり、病気の予防ができたりとさまざまなメリットがあります。

でも逆にデメリットもあります。

どんなデメリットがあるのでしょうか?

ここでは具体的なデメリットを説明します。

肥満に陥りやすい

ホルモンバランスが変化することで、太りやすくなります。

食欲が増えるだけでなく、代謝も低下するので、同じ量のフードを食べるだけでも去勢後は太ります。

また、発情の時に比べても手術をする前より運動量が減ります。

とある調査では、去勢手術による肥満のリスクは2倍程度に上がると言われていますので、フードの与えすぎには気を付け、肥満にならないように注意しましょう。

繁殖が不可能になる

生殖器を取り除いてしまう手術なので、当たり前のことですが、繁殖をすることができません。

この子の子孫を育てたいと思うのなら、去勢手術をするのか、しないのか、手術をするのならいつするのか、よく考え、検討し、計画的に進めましょう。

発情しなくなる

去勢手術後のオス猫は発情をしなくなり、生殖に関するストレスの全てから解放されます。

また性的な欲求不満からくるストレスが消失し、発情期に起こるマーキングなどの問題行動も消失します。

ときに発情期を経験したあとに去勢手術を受けたオス猫が、手術後にも発情期と同様の行動を見せることがありますが、生殖機能は失われているので、手術前に比べて少なくなります。

まとめ

去勢手術にはメリットもデメリットもあります。

愛猫が全身麻酔で手術するのだから、かなりのリスクもあります。

飼い主にとって悩むところですが、家族のライフスタイルも見据えて、じっくり時間をかけて考えたいところですね。

この記事を読んだ人におすすめの記事

「猫の特集」おすすめの記事